訳者解題 政治理論における方法とアプローチの多様性 (松元雅和 島根大学専任講師)
~政治理論入門――方法とアプローチ デイヴィッド レオポルド、マーク スティアーズ 編著~
(前略)要約すると、本書が対象とする「政治理論」とは、何らかの政治的事柄に対して何らかの価値
判断を下すため、一貫性や整合性、規則性をもった知見を得ようとする体系的思考のことである。
さて、この目標を達するために、政治理論家にはどのような道具立てが手元にあるだろうか。
概念分析か、経験的証拠か、弁証法的思惟か、古典的テクストか、あるいはアーカイヴ資料か……
以降の各章では、政治理論分野の第一線にいる研究者が、自らその手の内を明かしてくれている。
引き続いては、本書の構成に従い、読解に際して有用と思われる情報も織り交ぜながら、
それらの概要を紹介していきたい。
第1章 分析的政治哲学(ダニエル・マクダーモット)
本章を通底するもっとも基本的な主張とは、政治哲学が科学(science)に類似した取り組みであると
いう点である(第1節)。どちらも、比較的確信のもてる複数の事柄から出発して、一貫性や整合性の
観点からそれらの規則性(パターン)を浮かび上がらせることで、比較的確信のもてない事柄に対して
答えを出そうとする。科学が物理的世界(=「である」の世界)を対象とするのに対して、政治哲学は
道徳的世界(=「べき」の世界)を対象としている(第2節)。物理的事実を対象とする科学理論が検証
(テスト)に付されるのと同様、道徳的事実を対象とする政治理論も検証に付されうる(第3節)。
確かに、検証によって道徳的論争に決着がつかないことは多いが、それは科学的論争も同様である
(第4節)。それゆえ、科学理論によって確かめられる(科学的)真理と、政治理論によって確かめられる
(道徳的)真理は、前者の方が確実性は高いものの、それも結局は程度問題であるといえる(第5節)。
科学理論の役割が真理の発見にある一方、政治理論の役割は合意の形成にあると考えられるかも
しれないが、著者はそれに反対する。科学者と同様、政治哲学者の役割はあくまでも真理の探求にある。
それゆえ「政治哲学を、政治的アリーナで展開されている闘争を単に洗練させ、その延長線にあるもの
として捉えるべきではない」(34頁)(第6節)。

政治理論入門―方法とアプローチ政治理論入門―方法とアプローチ
(2011/07)
デイヴィッド レオポルド、マーク スティアーズ 他

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投票率 NHK NEWS WEB


衆議院選挙は自公の圧勝で終わりましたが、投票率の低さは、アベノミクスが信任されていないことの証
のようにも感じられます。アベノミクスをやめてほしいという意見はかなり多いように思いますが、
アベノミクス以外に何があるのかと考えると、「他にないな」ということになるのではないでしょうか?
アベノミクスの最大の特徴は後戻りができないことにあり、
アベノミクスの失敗のあとにくるであろう政治的、経済的混乱が今から心配になってきます。
現状では、日銀が国債を大量購入する限り、金利の急上昇は起こらないと考えられますが、
いつ、円の信認が失われるかは誰にも分かりません。
気をつけるべきことは「陽極まりて陰」に転ずることです。
これから徐々に円安になっていくとは限りません(そうならない可能性のほうが高い)。
例えば、来年は100円まで円高が進み、再来年は何かのきっかけで止まらない円安局面に襲われる
という可能もあるのです。この急激なレートの変動が、国内産業を疲弊させてしまうのです。
このように、陰陽論においては、全体的な均衡が重要であり、陰陽のバランスが大切です。
短期間の陰または陽だけの動きに囚われると本質を見失うことになります。

こういうときこそ、どろどろした世界から少し距離を置いていて、イデオロギーを超えて大局的観点から
意見をしてくれる「賢者」がいてくれたらなぁと思いますが、いまいち頼りになる人がいません。
賢者といっても、何か特殊な能力を持っている人という意味ではなく、単なる合意形成に留まらない
「こうあるべき」論をしっかり主張してくれる人です。
自由、平等、公正、効用、徳など政治として欠くことのできない価値のバランスに配慮しながら、
国の政策の妥当性や正当性を示してほしいのです。アプローチも検証も、とても難しいでしょうが・・・

自然科学はいくら発展しても「である」の世界しか扱いません。
原子爆弾を使えば、多くの命を奪うことができることは計算で証明できるでしょうが、
自然科学は原子爆弾を悪とは言いません。
自然科学には、善悪はないのです。それに比べて、社会科学には、「べき」論があります。
社会科学も、自然科学の影響を受けて、「である」論が多いことは残念なことです。
「べき」論と「である」論は陰と陽であり、どちらも必要で、対立しつつも相互依存しているのですが、
現代は「である」の世界の解明に偏りすぎているように思います。「である」の世界にこだわりすぎる
ことが、逆に、合理性を欠いた思想への傾倒を人々(特に若者)に促すのです。
自然科学にはできない科学を発達させることは、今後、非常に重要になってくるように思います。

易では、宇宙の流れに合わせることは「善」であり、宇宙の流れに反することは「悪」です。
人間の振る舞いを宇宙の精神に合致させるべきだと主張しているのです。
「である」の世界観としては、易の宇宙生成論は欠陥があるように思われるかもしれませんが、
「べき」論のアプローチ法としては重要です。宇宙と人生は密接に結びついているのです。
空間分割が終わった宇宙は、「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。
八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず」に基づいた変化を起こします。
四象まではこれまでの説明と同じなのですが、八卦のところは様々な解釈ができるような気がします。
しかし、「五行思想」からみると、木・火・土・金・水の五つの元素は、天地間に循環流行して万物を
生じるものであるとされていますから、五つの元素が生まれる場である「天と地」が宇宙に創られて
いなければなりません。その場が、八卦ではないでしょうか?
「天」が動であり「地」は静とされますが、万物の生成には、「天」の能動的な動きだけでなく、
「地」の受動的な働きも必要なのです。物理的なイメージで捉えると、
八卦を構成する2つの「四象」のうち、「天で示された四象」が「光子」であり、
「地で示された四象」が「空間を構成する格子」であると考えられます。どちらも「こうし」です。
これが宇宙の嚆矢(こうし、物事のはじまり)です。
「天地開闢」の物語はここからはじまります。


陰陽分極宇宙


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬・神津島ライン上に、
宗像三女神の長女、田心姫が
祀られている沖ノ島があるの。

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舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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