安倍政権「女性活躍社会」のカンチガイ度 ちづこのブログNo.81
(12月15日 ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network)
「女性活躍社会」に女性の反応は冷ややか
政府の「女性活躍社会」に対する女性の側の反応は、冷ややかなものである。ジャーナリストの白河桃子は
「専業主婦の再活に、「女性活躍推進」って役に立つの?」(YOMIURI ONLINE2014年10月07日)
でこう指摘する。「女性活躍」と言ったって、「『正社員の女性が出世するとかしないとかということでしょう。
非正規のわたしは関係ないよね』と思っている人が多いと思う」
ところで「指導的地位に就く」可能性のある女性総合職はどうか。現在総合職採用者のうちの女性比率はほぼ2割。
これらの女性たちが将来の女性管理職候補者となるはずだが、採用2割では「202030」にはとうてい及ばない。
それだけでなく出産離職率が思いのほか高い。中野円佳著『「育休世代」のディレンマ』(光文社新書、2014年)は、
やりがい志向の「男なみ就職」をしたネオリベ世代の優等生ほど、出産で「女ゆえの離職」をする傾向があるという
アイロニーを描き出す。
他方、育休制度や時短勤務など福利厚生の手厚い大企業で、勤続10年で出産期を迎えた女性社員たちは、
育休復帰後、「マミートラック(母親労働者向けの二流のキャリアコース)」へはまっていく。
ダブルインカムが不可欠になった彼女たちは勤続年数が長くなる傾向があるが、だからといって管理職に
なりたいわけではない。企業によっては、残業のない「マミートラック」部門は、すでにオーバーフロー気味で、
これ以上吸収の余地がないという。そうなればこれからの女性総合職採用にも及び腰になるだろう。
女子学生の大学進学率の高まりや彼女たちのパフォーマンスレベルの高さを見ていると、企業の採用者の
女性比率が横ばいのまま上昇しないのは、隠れた採用「女子枠」があるからではないか、と疑いを払拭しきれない
が、それを肯定する人事担当者もいる。安倍政権の「女性活躍」政策は、女女格差を拡大させるだろう。
「202030」は達成しきれなくとも、おそらく女性人口の1割くらいは、高いパフォーマンスレベルを示してくれる
女性たちがいることだろう。仕事も家庭もこなすスーパーウーマンである。自分自身の健康と能力に恵まれ、
夫の理解や祖母力にも恵まれ、子どもが病弱でもなく障害もなく、「男なみ」競争に勝ち抜いてきた女性たちである。
女性学はこういう女性たちのことを「女王蜂」と呼んできた。だが、こういう例外的な女性たちは、
他の女性のロールモデルにはならない。安倍政権がもてはやす「女性活躍社会」のロールモデルたちが、
こういう女性たちだとしたら、その彼女たちが言いそうなことが今から予想できる…
「わたしにできたことが、どうしてあなたにできないの?」
ネオリベ政権の決定的なあやまち
ネオリベ政権の「女性活躍」には、決定的なあやまちがある。それは、現行の働き方を変えないまま、
女性にも競争に参入せよ、そして勝ちぬけ、と命じることだ。
「機会均等」とは、競争参加の別名である。この競争のルールは、(一部の例外的な女性を除いて)
女性にとって構造的に不利にできているので、敗者になる可能性が高い。そして女性が「敗者」になったら
なったで、「それ見たことか」と言われる運命にある。それなら「女性活躍社会」を本気でつくるためには、
働き方のルールを変えるほかない。処方箋はできている。以下の3点セットである。
⑴労働時間の短縮 ⑵年功序列制の廃止 ⑶同一労働同一賃金の確立 (後略)


ニッポンが変わる、女が変えるニッポンが変わる、女が変える
(2013/10/09)
上野 千鶴子

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男女の年収比較


上野さんは安倍さんを痛烈に批判していますが、女性が活躍しにくい社会はつくったのは
安倍さんではありませんし、女性の活躍を推進する政策自体は間違っていません。
わたしには、日本のフェミニストがもう少しマシだったなら、
日本の社会はもう少しマトモになっていた
ように思います。
フェミニストの多くが左翼的なイデオロギーを持っているし(少なくともそのように思われている)、
反日的な活動を行うヤカラもいることが大きなマイナスイメージを生み出しています。
特に、天皇制に関する意見、従軍慰安婦に関する意見、主婦は悪であるといった女性を攻撃する発言は
やめるべきです。そうしなければ、女性のなかにさえフェミニズムに対する嫌悪感を生んでしまいます。
男性のなかにも、今の企業のありかたには問題が多く変革が必要だと考えている人は多いと思います。
しかし、「従軍慰安婦問題における日本政府の姿勢に抗議する」と言われると、
この人は何を目的に、女性問題に取り組んでいるのだろうと思ってしまいます。
女性の労働問題は、多様性を受け入れることができないという日本社会の問題点を浮き彫りにしており、
フェミニストは、本来、ダイバーシティ推進者であるはずです。ですから、自分が本当のフェミニストだと
思っているは、多様な価値観を否定するような押しつけがましい意見を言うべきではありません。

と言いながら、上野さんの意見には基本的には賛成です。
安倍さんの政策には、既存の枠組みを壊して新しい社会を築こうとする発想がありません。
家庭での介護を重視し、出生率を上げようとし、そのうえ、女性に、男性社会である企業で男性に
勝ち抜けといっているわけですから、これは無理です。そのような観点から考えても、
労働時間の短縮、年功序列制の廃止、同一労働同一賃金の確立は確かに重要です。
日本の企業は、どれだけ生産性の高い仕事をしたかではなく、どれだけ会社(部署)に滅私奉公したかで
評価されるので、「全然仕事をしていないけどずっと職場にいるおじさん」が高給をもらうという
不合理なことが依然残っているのです。
ただ、これは企業の体質の問題であり、政策で変えることは容易ではありません。労働時間を短縮させる
ならば、解雇の条件を緩和してくれと経営者は言うでしょうし、年功序列制の廃止を従業員が望むとは
思えませんし、同一労働同一賃金を法律で決めても形だけのものになるでしょう。
(年功序列制を完全に維持できている企業は既に多くないと思います)
ラインでみなが同じ部品をつくっているのなら厳格な適用が可能かもしれませんが、現在の仕事の多くは、
労働が同一であるかどうか判断できないものがほとんどです。労働が同一でないので賃金も同一でないと
言われると、それに反論するのはなかなか難しいでしょう。
また、現実に、女性が活躍する社会がきたとしても、女女格差の拡大は避けられないものと思われます。
なぜなら、これから重要になるのは、男性もうらやむような
「新しい働きかた」をする女性だからです。

時間と場所が自由でかつ生産性の高い仕事ができる女性が女性労働者の多数になるということはない
と思います。これからの女性には是非、大きな付加価値を生む仕事をしてほしいのです。そのためには、
誰でもできる仕事ではダメであるに決まっています。時流にのった高度な専門性が必要になります。
男性がいつまでも「質より量」の仕事をしているのを嘲笑うような女性が増えれば、社会がよい方向に向かう
ような気がします。そのような女性を育成する仕組みづくりこそ、国が本腰を入れて取り組むべきでしょう。
しかし、これは、単に予算があればできるというものではなく、多くの知恵が求められます。

女性問題ではなく、日本の成長戦略の点から考えても、日本をよい方向に持っていけるかどうかは、
女性の活躍次第のように感じられます。
専門家が高度な仕事をする社会を生み出すことが、日本の成長のカギになります。
ダラダラ仕事をする「おじさん」が威張っている社会では、お先真っ暗でしょう。


時間と場所にとらわれない新しい働き方 (一般書)時間と場所にとらわれない新しい働き方 (一般書)
(2014/04/30)
ランサーズ株式会社

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フリーランスにはなりたいけれど、不安や疑問が沸いている方もいるのではないでしょうか。
そこで、私たちランサーズは、仕事面だけを切り取るのではなく、生活そのものを可視化する本を
作りたいと思いました。メディアに取り上げられているような著名なフリーランスはもちろん、
自分のライフスタイルに合った仕事をしているフリーランスの方は世の中にたくさんいます。
彼らの「生き方」にフォーカスすることで現在フリーランスとして活躍している方はもちろん、
フリーランスを知らなかった方にも働き方の選択肢の一つとして感じていただきたいと思っています。
そしてこの本を通して、「時間と場所にとらわれない新しい働き方」のムーブメントを作りたいのです。
(まえがきより)


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2014_12_30


「日本は英語化している」は本当か?――日本人の1割も英語を必要としていない
寺沢拓敬 / 言語社会学 (8月21日 SYNODOS -シノドス-)
「ニーズの低さ」を黙殺する現代 
現代に目を戻してみよう。たしかに、戦後初期に比べれば、現代の英語使用ニーズは飛躍的に上昇した。
しかしながら、それはあくまで、戦後初期と比べればの話である。これまで見てきたように、
現代においても、英語を日常的に使用している人の割合はごくわずかであり、潜在的なニーズを持った人
(たとえば、限定的ながら過去1年間に英語を使ったと答えた人)を含めても、過半数にすらはるかに
及ばない。このように、英語使用をめぐる社会状況は、戦後初期と現代のあいだに、根本的な差はない。
しかしながら、認識レベルでは正反対である。なぜなら、前述したとおり、近年の文科省は「国家総動員」
的な英語使用観に偏っているからである。英語使用のニーズの上昇はせいぜい数%から1割程度で
あるにもかかわらず、「社会全体で見れば英語使用のニーズはまだ限定的である」という現実を、
まるで忘却してしまったかのような認識の大転換である。
対比的に述べるならば、「低い必要性を真剣に受けとめていた戦後」と、「多少増えたとはいえ、
依然必要性が低いにもかかわらず、そうした社会状況を『黙殺』しつつある現代」と整理できるだろう。
もちろん、今後ますます英語教育が重要になっていくのは間違いない。
学校英語教育やビジネスの英語化も、いままで以上に発展が求められるだろう。しかしながら、
現代の英語使用ニーズの低さは、無視してもよいほどには「改善」していないこともまた事実である。
「みんなに英語が必要」などという空想的な社会像をいたずらに描くのではなく、日本社会の実態を
きちんと見据えて、地に足の着いた教育政策・英語教育論・経営戦略を練っていかなければならない。
そのヒントのためにも、たとえば政策立案者や教育研究者、経営者は、社会統計と歴史をきちんと直視
しなければならない。

英会話不要論 (文春新書)英会話不要論 (文春新書)
(2014/10/20)
行方 昭夫

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内容紹介
日本人は英語は読めても話せない。それは日本の英語教育に問題があるのではないか――長年
指摘されてきたこの問題を解決すべく、文部科学省は2011年以降、小学校5年から英語を必須科目とし、
さらに20年までに、小学校3年から英語教育を導入する方針を打ち出した。そんな風潮に対し、
英語教育の第一人者が本書で、「英語が話せなくて何が悪い」と異議を唱える。
「帰国子女は英語がペラペラでうらやましいか?」「小学校で英語を教えるとどうなるか」
「『読み書きはできるけど話せない聞けない』は本当か?」「センター試験にリスニングが導入された
成果は?」などをテーマに、日本人が長く馴染んできた文法・読解中心の英語教育が、いかに外国語の
習得に効果的であったかを具体的に指摘していく。
内容(「BOOK」データベースより)
「『読み書き』はできるが話せない」から脱却すべく、英語文法の授業が消え、小学校5、6年に
必修化された英語授業を、3年生に引き下げる動きもある。こうした文科省の方針がいかに逆効果で
あるかを、英語教育の第一人者が具体的な事例をもとに指摘する。

英語使用率

なぜ日本人は英語がうまくならないか?
簡単なことです。必要ないからです。英語がしゃべれなくて困ったことがありますか?
確かに、英語を聞く能力がもう少しあったらなと思ったことがある人は多いでしょうが、
では、英語ができなくてそれほど困っているかといえば、そうでもないでしょう。個人的には、
英語が全く分からなくても、NFLを見るのに支障はありません(いよいよプレイオフです!)。
使わないのですから、英語がうまくなるはずがないわけです(うまくなろうとも思っていない)。
「背後からの不正なブロック」がIllegal Block from the Backであろうと
Illegal Block in the Back(←こちらが正しい)であろうとどうでもいいことです。
「そんなことではダメだ。グローバル社会で生きていくためには、英語力をつけて海外に積極的に
でていかなければならない」という意見に反対するつもりはありませんが、海外に行くつもりのない
(行ったこともない)人間に、英語を勉強しろといってもそりゃ無理ってものでしょう。
「日本が最高だから」というつもりもありません。日本しか知らないのですから、最高も最低もない
のです。アメリカ人だって、海外に行ったことのある人はきっと半数以下でしょう。
アメリカ人が海外に行く必要がないのと同じように、多くの日本人にとっては海外に行く必要が
ないのです。外需依存度の高い韓国のような国では状況が異なります。
もし、国民の多くが英語をしゃべれるようになると国際競争力がつくというのなら、
インドやフィリピンといった英語の話せる人が多い国は先進国になっているはずです。
TOEFLスコアで比較すると、北朝鮮のほうが上だそうですから、
日本より北朝鮮のほうが国際交流の進んだ国ということでしょうか?
わたしが主張したいのは、すべての国民が英語(特に英会話)をそれほど
熱心に勉強する必要はないということす。(引用文の主張とほぼ同意見です)
文科省がするべきことは、学生全体の英会話力を上げようとする政策ではなく、
英語の好きな人がもっと勉強できるようにサポートする制度を拡充させることです。
国語や算数は皆が学ばなければならない基礎科目ですが、それ以外は、学生の自由に任せたほうが
いいと思います。自分が学びたいと思うことを勉強できる環境が大切です。
体制翼賛会的に、英語ができる国民をつくる必要はありません。また、英語は単なるツールであること
を忘れてはいけません。英語がしゃべれるだけでは、大きな付加価値を生み出すことはないでしょう。
語学力を活かして何がしたいのか?そちらのほうが重要だと思います。英語がしゃべることができれば
どうにかなるだろうくらいの気持ちでしたら、どうにもならない可能性もあります。
英語を勉強するより、その戦略性の低さをどうにかするほうが先決ではないでしょうか?
当たって砕けろという言葉がありますが、この言葉が有効なのは、人まねでないことに限られます。
猫も杓子も英語を勉強しているのですから、英語がしゃべれるだけではあまり意味がないでしょう。
小さい子供をお持ちのお父さん、お母さん・・・
子供を英会話教室に通わせる余裕があるのでしたら、絵本を読んできかせてあげてください。
子供に必要なのは、知識ではなく知的好奇心を持たせることではないでしょうか?
「なぜ」ではじまる疑問を持たない人は、
小さい子供の頃に親が何を勉強させても、結局は無駄になってしまうでしょう。

海外には興味なしですが、宇宙には興味がある人って結構いるのではないでしょうか?
前記事の続きで、色のあるグルーオンは、クォークの色を変える能力を持っています。
陰陽論と易から検討しますと、色のあるグルーオンは2つが対となって発生し、左右に分かれて
別の(反)クォークと衝突するものと思われます。下の図には、中間子を想定して、
クォークと反クォークがグルーオンにより色を変える様子を示しました。同時発生したグルーオンの
一方がクォークに、もう一方が反クォークに衝突して消滅するためには、クォークと反クォークは
異なる色を持っている必要があります。というより、クォークと反クォークが同じ色を持っている
としても、グルーオンとの衝突で別の色になってしまいます。例えば、緑色の反ダウンクォークと
アップクォークがあるとします。反ダウンクォークとグルーオン⑥(グルーオンの数字は
前述のものと同じ)が衝突すると同時に、アップクォークとグルーオン⑧が衝突します。
緑色の反ダウンクォークとグルーオン⑥が重なり合って、反ダウンクォークは青色になります。
一方、緑色のアップクォークとグルーオン⑧は重ね合わせることができないので、
アップクォークは緑色のままです。その結果、反ダウンクォークとアップクォークは違う色になります。
結局のところ、色のあるグルーオン2つが対となって発生し、左右に分かれて別の(反)クォークと
衝突するメカニズムですと、反ダウンクォークとアップクォークは必ず別の色になるということです。
では、陽子や中性子ではどうなのか・・・いつか・・・

グルーオン図6


2014_12_28


年収90万円ダウンで、マイホームを手放した40代サラリーマンの事情 (12月22日 Yahoo!ニュース)
「景気回復、この道しかない」――。解散総選挙で安倍自民党が掲げた景気浮揚策は日本に「格差」という
負の側面をもたらしている。実際に、「不測の事態」が少しでも起これば、貧困の波に飲み込まれる者が後を
絶たないのだ。ここでは、平均的な年収があるにもかかわらずローン破たんに陥ったケースを紹介しよう。
◆年収90万円ダウンが住宅ローン返済の負担に。マイホームを処分!
●岡野行雄さん(仮名・45歳)電子部品メーカー 年収510万円
[家計簿]家賃5万円 水道光熱費1.5万円 通信費1.5万円 食費4.5万円 養育費20万円  雑費4.5万円
マイホーム購入の際、多くの人が利用する住宅ローン。だが、払いきれずにローン破綻してしまう40代が
急増している。「もし手放すのがあと1年遅かったら、ローン破綻で家は競売にかけられていたと思います」
そう振り返る岡野行雄さん(仮名)は、’99年に4300万円のマンションを都内に購入。そのときに組んだのが
35年3000万円の住宅ローンだった。
「私の収入なら十分払える金額でした。でも、’07年のリーマン・ショックで状況が一変。当時600万円だった
年収がたった2年で510万円まで下がったんです。月給はほとんど減らなかったため、月々の住宅ローン
7万2000円を払うことは可能でしたが、夏冬のボーナスは60万→15万円となり、ボーナス時の支払い
20万円が苦しく、不足分を貯金から回さなければならなくなりました」 しかも、
岡野さんには2人の子供がいる。長男を私立小学校に通わせていたため、貯金はリーマン・ショック直後の
ピーク時でも300万円程度。90万円の年収ダウン分を補填するにはあまりに少なく、’12年に貯金は底尽きた。
「マイホームに執着するあまり、希望的観測を込めて『そのうち元の収入に戻るはず』と思うようにしていました。
また、友人や同僚を招いてホームパーティもよく開いていて、周囲から『住宅ローンが払えずに家を処分した』
と見られたくなかった。でも、結果的にそのチンケなプライドのせいでマイホームを手放すことになって
しまいましたけどね」2500万円で家が売れたことで住宅ローンを完済。さらに500万円が手元に残り、
長男を私立中学に進学させることができたが、都内から埼玉県某所にある家賃5万円の賃貸マンションに
引っ越すハメに。通勤時間はそれまでの30分から80分になってしまった。
「満員電車に長時間揺られるのが嫌で都内に家を買ったんですけどね。この一件以来、みんな憐れむように
私に接してくるし、詳しい事情を知らない子供は『前の家のほうがよかった』と文句ばかり言ってくる。
私だってこんな家には住みたくないのに……」 ローンを終えても、地獄の日々に終わりは見えない。
12/22発売の週刊SPA!に掲載されている10ページの大特集『世代別[貧困と格差]ルポ』では、上記の
ような「リアル貧困物語」を世代別に取り上げ、貧困の元凶も世代別に徹底検証。明日は我が身なこの貧困と
格差問題を多角的に分析し、貧困の波に飲み込まれない処世術にも言及している。誰にでも等しく押し寄せる
貧困の波を読めれば、この格差社会も必ず乗りこなせるのだ! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

世界「比較貧困学」入門 (PHP新書)世界「比較貧困学」入門 (PHP新書)
(2014/04/16)
石井 光太

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内容(「BOOK」データベースより)
世界の最底辺を取材してきた著者は、途上国の貧困を「絶対貧困」、先進国の貧困を「相対貧困」と定義し、
住居、労働、結婚、食事といった生活の隅々で両者の実態を比較する。日本全体で約2000万人、
6人に1人が相対貧困であるという事実。世界とくらべて、日本の貧困にはどのような特徴があるのか。
スラムに住む子どもたちが笑顔で生き、かたや充実した社会保障に守られながら希望をもてない人たち
がいる。豊かさの真実を知るための必読書。

低所得者支援


25日の債券市場で長期金利(新発10年物国債利回り)が0.301%まで低下し、過去最低の利回りを
約1年8ヶ月ぶりに更新しました。既にかなり低くなっている住宅ローンの変動金利がどの程度低下する
のか分かりませんが、当面、金利上昇の可能性は低いといえる状態になっています。
記事3-9で住宅ローンの怖さについて触れましたが、もう少し詳しく考えてみます。
借金をすれば、返せなくなるというリスクを背負います。そのとき重要になるのが、返済期間です。
無理のない範囲でできるだけ早く返済しようとしたとして、10年で完済できる計画を立てられるケースと、
30年たたないと完済できないケースでは、リスクが全く異なります。10年でしたら、まあその期間くらい
ならどうにかなるだろうと考える気持ちも理解できますが、30年となると、その間に、金利が急上昇する
可能性もありますし、年収が激減する可能性もあるでしょう。次に考えるべきなのは、自分の実力です。
自分の勤めている会社が倒産した時、年収600万の人が、再就職してどのくらいの年収を
とれるでしょうか?もし、再就職して年収が増える見込みがあるなら、かなりの実力です。
しかし、現実にはそのような人は非常に少ないものと思われます。絶対倒産しない会社なんてありません。
学校の先生や公務員だから安心ということはありません。夕張市のように、地方自治体は破綻する可能性
が常にあります。国の場合は、ギリシャと同じようになるとすると、多くの官公庁職員が解雇されることに
なるでしょう。10年ですと、国が破綻する可能性はほとんどないと思います。しかし、
30年ならば、何が起こっても不思議ではありません。
次に、借金が返せなくなったとき、自宅がいくらで売れるかです。上の引用に示した例では、都内の
マンションなのでそれなりの価格がつくでしょう。これが、田舎の一戸建てになると事情は全く異なります。
田舎では、一戸建てより土地だけのほうが高値で売れることもあります。
売れ残りの中古の一戸建てがたくさんある現状で、果たして売れるのかという不安もあります。
しかし、これは今のような景気が続くという条件です。急激に景気が悪化して、倒産が相次ぐ状態に
なれば、都内のマンションでも二束三文になってしまうかもしれません。
奥さんの収入も重要です。いざとなったとき、奥さんの収入で住宅ローンが返せるならば、
大きなリスクヘッジになります。ただし、そのような状況で、夫がどのような立場に追いやられるかを
考えなければなりません。きっと、「針のむしろ」でしょう!
あと重要なのが、親の資産です。いざというとき、親にどうにかしてもらえるかどうかは、リスクヘッジ
としてはとても重要です。日ごろから良好な関係を保っているかということも大切ですが、
自分に資産がなければ、親もどうすることもできないでしょう。
さらに言わせてもらいますと、家は老朽化していきます。一戸建てなら、10年も経てば修繕費が
かかりますし、マンションなら建て替えのときがいつか来ます。

これからは淘汰の時代。会社も労働者も淘汰されます。
そして、貧困層になったとき、国は助けてくれません。大変失礼な言いかたで申し訳ないのですが、
借金する人って、よほど楽観的な人なのか、よほど自分に自信があるのか、
それとも、よほど日本の置かれた状況を知らない人なんだろうなと思ってしまいます。
借金というものは、その資金で借金以上の利益が生めるときに利用するものではないでしょうか?
金融機関にいたことがある人間として言わせてもらうと、金が返せないって、かなり不幸です。
親のしたことが自分にもできると思ったら大間違いです。

またまた、ここで全く話題を変えまして、「電磁気力」と「強い力」の違いを陰陽論で考えてみます。
強い力は、クォークを結びつけて陽子や中性子などつくり、またそれらから原子核をつくる力です。
強い力を媒介する粒子はグルーオンであるとされています。
電磁気力の場合を考えてみますと、電荷は、陰陽のペア(「火」と「水」)にとり囲まれています。
この陰陽は、電荷に近いほど大きく、遠ざかるほど小さいものになっていきます。
正電荷と負電荷がある場合、2つの電荷が近いと、2つの電荷間にある大きな陰陽ペアが消滅
しようとするため、大きな引力が働きます。陰陽ペアが消滅するというのは、2つの電荷間の
空間が消滅し、距離が縮まることを意味しており、その場合、引力が働きます。
2つの電荷が遠いと、2つの電荷間にある小さな陰陽ペアが消滅しようとし、引力は小さくなります。
同じ電荷同士がある場合、陰陽ペアが生まれようとするため、空間が膨張するような力が働きます。
つまり、誰でもご存知のように、電磁気力には引力も斥力もあるのです。
一方、強い力は、クォーク(反クォーク)がグルーオンと反応し、グルーオンを消滅させることで、
クォーク間にあるグルーオン場を小さくしようとする力として働きます。
グルーオン場は、色の違うクォーク(反クォーク)間で生まれます。このグルーオン場では
グルーオンが次々と発生しますので、この場は、グルーオン生成場といってもよいでしょう。
2つのクォークが近いと、クォーク間にあるグルーオン生成場は小さくなっているので、
グルーオンの生まれる量が少なくなります。このため、引力があまり働きません。
一方、2つのクォークが遠いと、クォーク間にあるグルーオン生成場が大きくなるため、
多くのグルーオンが発生し、2つのクォーク間に並びます。
クォークは、次々とグルーオンを消滅させ続けることになりますので、
グルーオン生成場を縮めようとする力、つまりは、大きな引力を生み出します。
この引力は電磁気力より大きな力であり、2つのクォークは一定の距離以上は離れることができません。
結果としてみると、電磁気力は遠くなると力が弱まり、強い力は遠くなると力が強まります。
強い力が働くには、2つのクォーク(反クォーク)が別の色を持っている必要がありますが、
その理由につきましては、次回にて・・・


電磁気力と強い力



2014_12_26


Vol.890 OPECの減産見送りとシェール・オイルを巡る今後
(12月1日 日興アセットマネジメント > 日興AMファンドアカデミー > 楽読 )
中東などの主要な産油国12ヵ国が加盟するOPEC(石油輸出国機構)は11月27日の総会で、
原油の生産目標を現行の日量3,000万バレルに据え置くことを決定しました。
実際の生産量は既に同目標を上回っているものの、生産枠厳守の方針すら示されないなど、
OPECが減産を見送ったことから原油相場は下げ足を速め、先物価格(1バレル当たり)は28日に
北海ブレントで70米ドル台、WTIで66米ドル台となりました。
新興国や欧州などでの需要減の一方で、主に米国でのシェール・オイルの生産増加に伴なう
供給増もあり、世界的に原油価格が低迷していることから、多くの産油国が財政的に厳しい状況に
置かれているとみられています。それにもかかわらず、今回、OPECが減産を見送った背景には、
例え減産をして、目先、原油価格を回復させても、それに伴なって米国のシェール・オイルなど、非OPEC
の原油生産の増加が続けばシェアを奪われることになり、結局、原油収入が減るとの危機感があります。
つまり、今回の決定は、将来の販売量やシェアの確保に向け、目先の価格下落には目をつぶり、
競合するシェール・オイルなどの生産増加を抑えることを狙ったものとみられています。
このため、原油価格が今後、50米ドル程度に低下するとの見方もあります。ただし、
原油価格のそうした厳しい低下にある程度耐えられるのは、外貨準備が潤沢なサウジアラビアなど、
一部の産油国に限られるとみられ、どこかの時点で減産に向けた動きが強まる可能性も考えられます。
また、原油の価格低下には需要拡大を促す面もあることを考え合せると、価格が長く低位にとどまる
可能性は高くないとみられます。なお、シェール・オイルについては、油井によって生産コストにかなり
ばらつきがあるほか、これまでに投じた資金の回収が重視されることなどから、原油価格が一段と
低下する場合でも、設備投資や生産ペースが抑えられることはあっても、増産という方向性の修正に
まで至るかは定かでありません。一方、一部で2年前の半分以下に時間短縮となった事例もあるように、
掘削などの効率化や、生産コスト削減に向けた努力に拍車がかかったり、M&A(合併・買収)が加速
するなどして、体力強化が進むことも考えられます。

原油価格の推移

シェール革命 繁栄する企業、消える産業シェール革命 繁栄する企業、消える産業
(2014/01/10)
財部 誠一

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内容紹介 シェール革命は世界の勢力地図を大きく塗り替えることになる。
これまで21世紀は「新興国の世紀」という認識が常識だったが、最近では「米国の世紀」という見方
が支配的になりつつある。世界のマネー、人、モノが再び米国に集まってくるという、
誰も想像できなかった時代の幕開けとなる。その最大の理由が米国で進行しているシェール革命だ。
地下2000~3000メートルにあるシェール層に膨大な天然ガスと原油が眠っており、その採掘が拡大し、
今や米国はエネルギー産出国として生まれ変わりつつある。
2020年には米国の原油産出量はサウジアラビアを凌ぐだろうと言われているのだ。
当然、天然ガスなど米国はカタールなどから大量に輸入する予定だったのが、それを中止した。
もはや、エネルギーの輸入国ではなくなったのである。中東に頼っていた石油や天然ガスは
自国で賄えるという状況に変化したのである。しかも、価格が安い。日本に輸入される天然ガスの
価格は100万BTUで18ドル程度。それに対して米国は4ドルにすぎないのだ。だから、
それを原料としている化学メーカーは米国に生産基地を相次いで建設に取り掛かっている。大型の
エチレンセンターが2015年ごろから相次いで稼働する予定だ。日本の化学メーカーも日本での生産を
停止して、米国に進出する事案が増加している。つまり、日本での化学産業は空洞化する危険性がある。
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アメリカで起きたエネルギー革命は、当初(今でも?)、シェールガス革命と言われました。
このガスというのはメタンガスのことで、シェール層という岩石のなかから取り出すこと以外は、
これまでの天然ガスと同じです。ただ、硬い岩盤のなかから取り出す分、コストが余計にかかります。
今までも存在することは分かっていたのですが、コストが合わなかったのです。
ところが、水平掘削、水圧破砕などの技術進歩により、採掘コストを大幅に削減することに成功し、
2006年頃から、アメリカではシェールガスの生産量が増加してきました。しかし、
これにより天然ガスの国内価格が低下したため、採算割れするところも出てくるようになりました。
そこで、最近は、シェール層にあるオイル(石油)を取り出すことのほうが盛んになってきました。
実は、シェールガス・シェールオイルは在来型天然ガス、在来型石油とは異なり、世界各国に
膨大な資源量が眠っているのです(残念ながら、日本にはほとんどない)。
採掘における環境問題も無視できないのですが、価格さえあえば、掘るところはいくらでもあります。
シェールガス・シェールオイルの埋蔵量は、二酸化炭素の排出量が増加することを意味しています。
地球温暖化の問題において「不都合な真実」です。
よく考えてみてください!地球が生まれたとき、大気はほとんど二酸化炭素だったのです。
現在、増加したといっても、大気中の二酸化炭素の濃度は400ppm(0.04%)なのです。
炭素はどこにいったかということです。地上のバイオマス量では全く足りません。
点在していれば採掘しにくいという問題はありますが、その気になればまだまだ見つかるでしょう。
コストが合わないと分かっているので、深い地中や海底などを探さないだけです。
二酸化炭素を消費したのは、植物です。恐るべき植物パワーです。エネルギー源は日光です。
ほとんどの植物にとって、今の二酸化炭素濃度は薄すぎるのです。

今回、減産を見送ったサウジアラビアは、中東のライバルであるイランの勢力拡大を抑え、またイランが
支援するシリアのアサド政権を背後から支援しているロシアをも同時に叩くという戦略をとっています。
この背景には、アメリカが、イラン、シリア、イスラム国に対して、断固とした態度をとらないことへの
不満のあらわれがあるとは言えないでしょうか?
報道では、アメリカのプレゼンスの低下という言い方をしていますが、中東から石油が来なくなっても
困らなくなったアメリカが、どうして中東でのプレゼンスを保つ必要があるでしょうか?
アメリカ国民は、そもそも建国以来、海外のことに関わりたがらない気持ちを持っているのです。もし、
日本が真珠湾を奇襲しなければ、アメリカ政府は、開戦への賛同を国民から得られなかったでしょう。
自国を防衛できる軍事力を持ち、国民が消費する以上の農産物とエネルギーを生産する(可能な)
アメリカと、そのすべてを持っていない日本では、天と地ほどの差があります。
サウジアラビアは、アメリカに手を引かれると困るのです。石油価格が低ければ、アメリカは、
コストのかかるシェールオイルより、中東の石油を買うでしょう。中東の石油に依存していれば、
アメリカが中東から完全撤退することはないと、サウジアラビアは考えているのかもしれません。
日本も事情は同じです。日本を自衛隊だけで守ろうと思ったら、いくらお金がかかるか分かりません。
「自分たちはやられない」という気持ちを持っていると、あっという間に陥落してしまいます。
第二次世界大戦前、チャーチルから指摘を受けたにもかかわらず、フランスはドイツを刺激するのを
恐れて、軍事力を増強しませんでした。当時、フランスは、
「まさかドイツ軍が攻めてくることはない」と思っていたのです。
今日、中国が攻めてくれば、戦わなければならないのですよ!
日本に米軍の基地がある現状において、日本への宣戦布告はアメリカとの戦争を意味しますから、
中国が日本に攻めてくることは現実的ではないと考えるのは、まともな考えかただと思います。
つまり、米軍がいる限り、日本の平和は保たれるということです。
別に、現政権を支援しようとしているのではありません。普通に考えればそうだと言っているのです。
平和を望んでいるからこそ、そのように言っているのです。
日本から米軍がいなくなれば、中国政府は、軍の暴走を抑えることができなくなるでしょう。
中国政府が平和を望んでいるとしてもです。

さて、前記事で、グルーオンのカラーの話をしましたが、仮想的なカラーのことより、
本質的な問題である、グルーオンがもたらす「強い力」についての説明を避けることができません。
何事においても、本質的な問題を無視してはいけません。
しかし、これがなかなか厄介でありまして、下の図では、パイ中間子(Π+)を想定して、
グルーオンがクォークの色を変える様子を示しました。⑥と⑧の表記は、前記事と同じです。
パイ中間子(Π+)は、アップクォークと反ダウンクォークからなるハドロンです。
下の図では、クォークとグルーオンが衝突して、色の異なるクォークができる様子を示しています。
図に示した2つの反応では、2つのクォークを一団と見なせば、トータルの色は変化せず、
2つのグルーオンはなくなります。前記事を見てもらうと分かりますが、この2つのグルーオンは、
同時に(グルーオン⑤と⑦から)生成したものです。(続く)


グルーオン図5



2014_12_24


ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案
◇「人生、仕事のためじゃない」…使い捨ての懸念も (9月24日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
慶応大特任助教、若新雄純(わかしんゆうじゅん)さんが提案する「ゆるい就職」が話題だ。
若者に「週休4日で15万円」の仕事を紹介する人材派遣サービスという。若者の正社員志向や安定志向
が高まっていると言われる今、「ゆるい就職」が若者を引きつけるのはなぜなのか。【小国綾子】
「今どき、若い世代が正社員で働くのって『負け』だと思うんです」。正社員で長時間労働に苦しむシステム
エンジニアの男性(23)が発言すると、会場に集まった約60人の若者から賛意のどよめきが起こった。
次々に発言が出る。「週休2日じゃ自分の好きなことなど何もできない。それで退職しました」
「残業続きで生きるために働くのか、働くために生きるのか分からない」「会社説明会に行っても
金もうけ以外に働く目標が見えない。意味があるのか」「起業をしたい。週5日、会社に合わせて
働く気はない」。そのたび若者たちは深くうなずく。
これ、「ゆるい就職」に関心を持つ若者たちが18日、東京都内で「週4日の休みをどう使うか」などを
話し合ったワークショップの一場面だ。「ゆるい就職」は人材紹介会社「ビースタイル」(本社・
東京都新宿区)の事業。週休4日、つまり週3日働いて月収15万円の仕事を紹介するという。
派遣など非正規雇用。15万円は額面。手取りでは12万〜13万円か。週3日勤務は社会保険の適用外だ。
企画した若新さんは「週5日勤務を『人生すべてを仕事に支配される働き方』『仕事のために人生が
あるわけじゃない』と感じる若者が増えています。大多数は違和感を抑え、安定にしがみつくが、
そこから一歩を踏み出そうとする若者がここに集まった」と説明する。
「ゆるい就職」のうたい文句は「週5日勤務の『あたりまえ』がバカらしい」。ウェブサイトには
「正規雇用など安定した就職を希望している方は間違っても応募しないでください」の注意書きも。
それでも9月上旬の説明会には、定員の4倍、360人が応募した。
(中略)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部長の宮原淳二さんは
「主婦や高齢者、セカンドキャリアを考え始める55歳くらいの人にはこの選択肢は面白い」と評価しつつ
「新卒などこれからキャリアを積む20代には、雑多な仕事をこなし実力をつける『雑巾掛け』が重要だ。
それをはしょると30、40代の仕事に響く。また『週休4日』の仕事は転職時の職歴として評価されない
可能性が高い。『週休4日』を短絡的に捉えず、自身のキャリアを見据えた選択が必要だろう」と助言する。
ビースタイルの「ゆるい就職」プロジェクトリーダー、宇佐美啓さん(30)は「若者全員にこの働き方を
押しつけるわけではない。選択肢を増やしたいだけ。安定を得る代わり単身赴任も長時間労働も受け入れ、
家族を養うのが当然だった50、60代男性と今の若者とは見える光景が違う。ワーク・ライフ・バランスを
大事にし、仕事以外にも充実感を得たいのが僕ら、そしてより若い世代」と説明する。

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)
(2009/05)
駒崎 弘樹

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内容紹介 残業・休日出勤して、人生を会社に捧げる時代は過ぎ去った。長時間働いても、生産性が
高くなければ意味がない。誰よりも「働きマン」だった著者がどのように変わったか、そして仕事と共に
家庭や社会にも貢献する新しいタイプの日本人像を示す。衰えゆく日本を変えるには、何よりも私たち
の「働き方」を変えることが、最も早道だ。なぜか? その答えは本書の中にある。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
記事28-5には「ポストモダン革命は既に始まっている 時代の潮目が変わった!」を紹介していますが、
これからどんな社会が待っているかなんて誰にも分かりません。20年後、今では予想もつかない社会
になっているかもしれませんし、20年経っても、日本社会に大きな変化は起きていないかもしれません。
しかし、どちらにしても既存の国内産業の多くは衰退の一途をたどっているでしょう。
IT化がさらに進んでいくことは避けらないので、サービス業においてもさらなる効率化が進むでしょう。
今日来た人でもできるようなシステムの普及が進んで、多くの仕事がスキルを必要としなくなるのです。
一方で、具体的な職業名は挙げませんが、ストレスの溜まる対人関係を扱う仕事の比重が高まります。
どちらの仕事も、苦労に見合うような収入を期待できないものがほとんどです。
大企業に入れば・・・、仕事に直結する資格をとれば・・・と誰でも考えることですが、これが疑問なのです。
これからも日本では、「寄らば大樹」と思われた大木が倒壊する姿を何度も見ることになるでしょう。
産業構造は相場のように短いスパンで変化するものではありませんが、投資などに全く興味のない人が
株の話をしはじめる時期は、もう株をはじめるのには不適切な時期になったということであり、
「大衆は常に間違っている」といえるのです。つまり、「みんなと同じ」ではダメなのです。
ちなみに、易では時代の変化を読むことが重要です。今までと同じように社会が変化するのであれば、
陰陽の原理原則など知る必要はなく、両親や学校の先生が言うことをよく聞いておけばいいのです。
これからの時代、大局観と時を待つ忍耐力が必要です。

グルーオン図3

大局観を磨くためには全体を理解することが必要です。常識の枠外を把握することが大切なのです。
前記事の続きで、陰陽論的グルーオンが「色」を持つには、上の図にあるルール5が必要です。
上下の陰陽バランスが同じ2つのグルーオンは、衝突時に、上下を入れ替えるのです。
元の2つのグルーオンにおいて、上下の陰陽バランスが同じならば、新しくできるグルーオンにおいても
上下の陰陽バランスが同じになるので、前記事のルール2(トータルの電荷は0)は守られます。
上下を入れ替えたグルーオン(②、④、⑥、⑧)は、上下が重なりあっても消滅しない形になっており、
元のグルーオンより安定であると考えられます。
この新しくできたグルーオンは、「色」を持ちます。
グルーオンの表記法として、「地」の向かいにあるほうを先に書くことにします。
例えば、グルーオン①では、「地」の向かいにあるのは、上が「風」で下が「木」ですから、
「風水-木火」となります。ルール4にあるように、「木火-風水」と書いても同じ意味になります。
これでグルーオンは8種類だと言いたかったのですが、色のあるグルーオンは4種類しかありません。
3色のクォークのうちの1つが別の2つの色のクォークになるのには、6通りのパターンがありますから、
色のあるグルーオンがあと2種類足りないのです。

実は、「卦」のなかにできるグルーオンには、前記事のもの以外に2つのパターンがあります。
それが、下の図に示したEとFなのですが、Eでできたグルーオンの上下を入れ替えるとFになりますので、
どちらからも同じグルーオン「火水-水火」(⑨)になります。このグルーオンは無色です。
パターンE、Fでは、グルーオンの上下層の陰陽はどちらも0になります。グルーオンの位置は、地より天
に近いことから、天の力(陽)が下にある2つの爻に及ぶと考えて、どちらの爻も陽とすることにします。
そうすると、外(上)卦は「乾(ケン)」になります。「乾(ケン)」は「天」を意味します。
天の力により「天」が生まれたのです。(六十四)卦としては、「天水訟(てんすいしょ う)」です。
これは争いごとが多いことを意味しています。「木」と「風」が消えて、「陰」と「陽」が衝突するのです。
グルーオン「火水-水火」は、その他のグルーオンとは陰陽バランスが異なり、上下層のどちらも
電荷が0であるのが特徴で、他のグルーオンとは、ルール5のような上下の入れ替えができません。
ところが、グルーオン「火水-水火」同士は、上下層を反転させた状態で衝突することが可能なのです。
これにより、グルーオン「火水-火水」(⑩)と「水火-水火」(⑪)が生まれます。
この2つのグルーオンは色を持っており、これでクォークの色を変える6つのグルーオンがそろいました。
ただ、色の表記のしかたが、通常の量子色力学とは異なっていますので、それは次の記事にて・・・

グルーオン図4


2014_12_22


STAP、夢のまま終幕 理研「一つもできなかった」(12月19日 朝日新聞デジタル)
「科学の常識を覆した」と称賛された成果が淡く夢と消えた。理化学研究所は19日開いた記者会見で、
STAP細胞は確認できなかったと結論づけた。4月に「STAP細胞はあります」と涙ながらに訴えた
小保方晴子氏は、理研を去ることが明らかになった。
「まず、最初に結論を申し上げさせて頂きます。STAP現象は再現することができませんでした。
来年3月までの予定だったが、検証実験を終了することとしました」
冒頭、実験総括責任者の相沢慎一特任顧問が実験の打ち切りを告げ、会見は始まった。
東京都内の会場には約200人の報道陣が詰めかけ、用意した席はほぼ満席状態だった。
相沢氏は小保方氏が7月から始めた検証実験について、スライド画像で説明。小保方氏は論文にある
手法で、STAP細胞のような細胞を作製。別のマウスの受精卵に1615個の細胞の塊を移植し、
細胞が混ざり合った「キメラマウス」が出来るかを、別の研究者が確認した。
キメラマウスができれば、STAP細胞が存在する有力な証拠となる。だが、相沢氏は
「キメラは作ることができなかった」と説明した。次いで、独自に検証実験を進めてきた丹羽仁史チーム
リーダーが説明。同様にキメラマウスができるかを確認したが、
「244個の細胞塊を入れても、一つもできなかった」と話した。相沢特任顧問は「これ以上の検討は、
検証実験の範疇(はんちゅう)を超えるものと考える」と話し、検証実験を終了することにしたと説明した。
2時間以上にわたる会見を終え、退席しかけた相沢氏は立ち止まり「モニター監視や、立ち会いを置いた
小保方さんの検証実験は、科学のやり方でない。そういう実験をしてしまったことに、
検証実験の責任者としておわび申し上げるとともに、深く責任を感じている」と謝罪した。

嘘と絶望の生命科学 (文春新書 986)嘘と絶望の生命科学 (文春新書 986)
(2014/07/18)
榎木 英介

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内容紹介
小保方さんなんてかわいいほうですよ」 世紀の大発見のはずが一転、論文不正やねつ造の報道に
とってかわられ、世間を驚かせたSTAP細胞をめぐる騒動。しかし、バイオの研究者たちの実感はというと、
「もっと真っ黒な人たちがいる」というものだった。 iPS細胞の発見にはじまり、再生医療や難病の治療、
食糧危機や絶滅した生物の復活まで様々な応用可能性が期待され、成長産業の柱として多くの予算を
投入されるバイオ。しかし、生命現象の未知の可能性と崇高な目的が謳われるその裏で、バイオ研究を
取り巻く環境は過酷さを増している。若手研究者たちの奴隷のような労働実態、未熟で自己流の研究者
が多数生み出される大学院の実態、絶対の存在である大学教授、続発する研究不正……。
STAP細胞騒動の背景には何があったのか。一連の騒動によってあぶりだされた知られざるバイオ研究
の虚構の実態を、かつて生命研究の一端に身を置いた科学ジャーナリスト賞受賞の病理医が、あらゆる
角度から徹底検証。バイオの未来を取り戻すための提言を多数盛り込んだ決定版の1冊です。

グルーオン図1

小保方さんに問題があったことは言うまでもないことですが、小保方さんだけがやっていることとも
思えません。「バイオって、これまで騒がれてきた割には、産業への波及効果ないなぁ」と感じて
おられるかたも多いのではないでしょうか?
これだけバイオの研究が盛んなのに、これだけ成人病の治療薬や予防薬が渇望されているのに、
バイオの研究が結実して魅力的な新薬が生まれたという話はあまり聞きません。
全然、実状を知らないのでなんとも言えないのですが、
バイオ研究として何をすべきかを研究する必要があるのではないでしょうか?
どの研究でもそうなのかもしれませんが、研究者をサポートする人材を育てることが大切です。
人身御供(ひとみごくう)的手法はやめるべきです。

ちなみに、本記事は、小保方さんの研究とは異なり、科学ではありませんので・・・あしからず・・・
物語と思ってもらって結構です。ただ、フィクションだからデタラメでよいというものでもありません。
なぜなら、自分で勝手にルールを決めたとしても、ルールを決めるとそれに従う必要がでてくるからです。
易や陰陽五行論が宇宙生成の真実を語っているとしても、昔の宇宙創世記にグルーオンは登場しません。
神が定めた天地創造のルールを探りつつ、陰陽論的グルーオンが何種類あるのか検討してみます。
まず、ルール1、2、3、4をつくってみました(上の図)。
グルーオンは、「地」の向かいと隣に何があるかで決まります。「地」の右隣りと左隣りは、
ひっくり返せば同じ図形になるので、「空」(何もない部分)を上に書くか、下に書くかは表記上の問題です。
一方、「地」の向かいと隣は、入れ替えることができません。
次に、グルーオンは二層構造になっていて、一方の層では、陰か陽になっていることが多いのですが、
トータルの陰陽バランスは0です。そうしないと、電荷が0でなくなってしまいます。
また、上層の「地」と下層の「地」は上下に並んでいます。「空」も同様です。
つまり、上層と下層は常に同じ方向にしか回転できないのです。スピンが0にはならないことになります。
最後に、グルーオンの上層と下層は、入れ替えることができるものとします。
「卦」のなかでは上下の違いがあるのですが、グルーオンとして取り出すと、
上から見ることと下から見ることを判別することはできません。
これで、もう一度、「卦」のなかにできるグルーオンのパターンを探ってみました(下の図)。
グルーオンのところで何が抜けるかによって、その爻の陰陽が変化します。
パターンBとDでは、A・Cとは陰陽が逆転して、外(上)卦は、「巽(そん)」になります。
「巽(そん)」は「風」を意味します。(六十四)卦としては、「風水渙(ふうすいかん)」です。

さて、このグルーオンを記事36-1でしたように、クォークの色を変換させてみよう
とすると、4つのグルーオン全部、クォークの色を変換させることができません。
つまり、これでは、グルーオンに色荷がないことになってしまうのです。
全部のグルーオンが無職ではまずいでしょ。
無職ではなく、無色でした!いや、白色というべきなのかもしれません。
これはいけません。現実と合わないということは、まだルールがあるということです・・・(続く)


グルーオン図2


2014_12_20


古代史の神話 日中韓・三国神話 > 天地開闢神話
「三五暦記」
天地は鶏子(卵殻の中身)のように渾沌としていた、そのなかで盤古は誕生した。一万八千年を経て、
天地が開けると、陽(あきら)かで清らかな部分は天となり、暗く濁れた部分は地となり、
盤古はその中間に在って、一日に九回変化した。天では神、地では聖となる。
天は日に一丈高くなり、地は日に一丈厚くなり、盤古は日に一丈背が伸びた。
このようにして一万八千年を経て、天は限りなく高く、地は限りなく深くなり、盤古は伸長を極めた。
後に及んで三皇が出る。一にして数え始め、三にして立ち、五にして成り、七にして盛んとなり、
九にして場所が定まる。それ故に、天と地は九万里(4万5千km)離れた。
「述異記」 
(九万里離れた)天と地を盤古は支え続け、再び過去の渾沌(天地未分化の状態)に戻らないようにした。
盤古が天地を開いて後、天と地の間に彼一人しかいなかった。天地は彼の情緒に応じて変化した。
盤古が歓喜すれば万里に雲なく、怒りを発すれば天は薄暗くなり、泣けば天から雨が降り、
地上で河川、湖沼、海洋となり、嘆けば大地は暴風が巻き起こり、目をまばたけば天空に雷光が現れ、
鼾をかけば空中に雷鳴が轟いた。
「道教神話」 
天地陰陽の気を受けて生まれた盤古真人は、自ら元始天王と称して、混沌のなかに浮遊していた。
やがて天地が分かれ、地の岩から水が流れ出た。原虫が発生し、やがて龍が生まれた。
その後、流水のなかから人間の姿をした太元玉女が生まれた。彼女は太元聖母と名乗り、
元始天王と気を通じて天皇を生んだ。次には扶桑大帝と東王公、さらに西王母を生んだ。
そして、天皇は地皇を生み、地皇は人皇を生んだ。(骨子のみ掲載)

神話と地球物理学神話と地球物理学
(2012/09/12)
寺田 寅彦

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ビッグバンと光の海
<出典>宇宙航空研究開発機構 JAXA 宇宙情報センター > ビッグバン


世界の神話はどの地域のものも似ていると言われますが、創世の物語にも共通点があります。
神話には大洪水がつきものですが、これは旧文明の崩壊と現文明のはじまりを示すものです。
記事32-6と32-7では、天地創造について触れましたが、宇宙のはじまりを示す記述には、
創造主が原初の混沌から世界を創り出したり、海や湖など水に関するものから万物が生まれたり、
龍(蛇)や巨人が登場したります。中国神話に登場する「盤古」(ばんこ)は宇宙開闢の創世神です。
記事20-4には、ヒンドゥー教における天地創造神話にでてくる「乳海攪拌」について書きましたが、
乳海を攪拌するのですから、「海」が登場します。このように、宇宙創世物語には共通点があります。
なかでも定番が天地開闢なのですが、現代宇宙論からすれば、昔の人は宇宙のことを何も知らなかったから、
身近な「天と地」から宇宙がはじまったぐらいの理解しか出来なかったと見なされていることでしょう。
易では、「天地間に陰陽を配置し、その生成作用により万物が生じた」としているのですが、
易に詳しい人でも、これが現実の宇宙創世と関連していると思っている人は少ないのではないでしょうか?

陰陽論的宇宙は空間が分割されることによりはじまり、陰陽が分離して四象が生まれます。
四象は「天の四象」と「地の四象」に分かれます(これが天地開闢です)。これで八卦の状態になります。
「天の四象」が光子であり、「地の四象」が空間の枠を構成している格子にあたります。
ここまでは前記事までのお話です。宇宙生成において、一体、いつ頃の話をしているのだと思われる
かもしれませんが、空間分割はインフレーション、陰陽の生まれた状態がビッグバンといった感じです。
上の図には「光の海」があり、その次に「原子核の結合」の場面が描かれていますが、
「光の海」は素粒子のスタートで、「原子核の結合」はゴールのようなものですから、その間が重要です。
「天の四象」は光の海であり、ここから様々な素粒子が生まれたはずです。
易では、八卦の後にくるのは八卦を上下に並べる卦(六十四卦)です。卦は、上から「天・人・地」と
並んでいますので、「天の四象」を一番上に、「地の四象」を一番下において、卦をつくってみます。
「天の四象」が陽で「地の四象」が陰なので、これを電極とする電池をイメージしてみます。
地から天に向けて「四象」が舞い上がっていくように、新しいものが創造されるものと考えます。
このエネルギーの上昇が「龍」と言われるものです。
陰からは陽が生まれ、陽からは陰が生まれるので、陰陽の配置は下の図のようになります。
この配置における内卦(下卦)は「坎(かん)」であり、自然物としては「水」に相当します。
また、外卦(上卦)は「離」であり、自然物としては「火」に相当します。全体(卦)としては、
六十四卦の最後の卦である「未済(びせい)」です。この卦には、物事が未完成であるという意味が
ありますが、宇宙論でいえば、未完成というより物事が「はじまったばかり」という意味合いになります。
上の引用文では、道教神話の「やがて天地が分かれ、地の岩から水が流れ出た。原虫が発生し、
やがて龍が生まれた。」が最もイメージに近いといえるでしょう。
不思議の国の「みなみ」に登場する寺社には、「水」と「龍」が頻繁にでてきます。
特に、三井寺や泉涌寺は、泉が湧いて龍が祀られているので、天地創造のイメージそのものです。

四象「火・地・木(風)・水」のなかで、「木」と「風」が陰陽の変化をつける役割を果たします。
一方、「地」のほうは、この段階では「金」と「土」に分離していない状態であると考えられます。
四象のなかにある「火」と「水」は、場所を反転させながら、「地」から「天」に上昇していきます。
ここで、「水」は重たく、「火」は軽いと考えてください。
つまり、火になるところで「四象の分解」がはじまり、四爻では、陰である「水」を失います。
続く五爻では、陰になりますので、陽である「火」を失います。
そして、上爻にある光子につながります。
(爻の順序は下から上であり、一番下の爻から「初・二・三・四・五・上」と名付けられている)
この四爻と五爻はセットになって、ひとつの粒子として振る舞うようになります。
記事35-8の図に書かれているように、これがグルーオンです。
天地からは、まずグルーオンが生まれたのです。
では、二爻と三爻のセットはどうなったのでしょう?多分、重なり合って消滅してしまったのでしょうねぇ。


グルーオン図0

2014_12_18


訳者解題 政治理論における方法とアプローチの多様性 (松元雅和 島根大学専任講師)
~政治理論入門――方法とアプローチ デイヴィッド レオポルド、マーク スティアーズ 編著~
(前略)要約すると、本書が対象とする「政治理論」とは、何らかの政治的事柄に対して何らかの価値
判断を下すため、一貫性や整合性、規則性をもった知見を得ようとする体系的思考のことである。
さて、この目標を達するために、政治理論家にはどのような道具立てが手元にあるだろうか。
概念分析か、経験的証拠か、弁証法的思惟か、古典的テクストか、あるいはアーカイヴ資料か……
以降の各章では、政治理論分野の第一線にいる研究者が、自らその手の内を明かしてくれている。
引き続いては、本書の構成に従い、読解に際して有用と思われる情報も織り交ぜながら、
それらの概要を紹介していきたい。
第1章 分析的政治哲学(ダニエル・マクダーモット)
本章を通底するもっとも基本的な主張とは、政治哲学が科学(science)に類似した取り組みであると
いう点である(第1節)。どちらも、比較的確信のもてる複数の事柄から出発して、一貫性や整合性の
観点からそれらの規則性(パターン)を浮かび上がらせることで、比較的確信のもてない事柄に対して
答えを出そうとする。科学が物理的世界(=「である」の世界)を対象とするのに対して、政治哲学は
道徳的世界(=「べき」の世界)を対象としている(第2節)。物理的事実を対象とする科学理論が検証
(テスト)に付されるのと同様、道徳的事実を対象とする政治理論も検証に付されうる(第3節)。
確かに、検証によって道徳的論争に決着がつかないことは多いが、それは科学的論争も同様である
(第4節)。それゆえ、科学理論によって確かめられる(科学的)真理と、政治理論によって確かめられる
(道徳的)真理は、前者の方が確実性は高いものの、それも結局は程度問題であるといえる(第5節)。
科学理論の役割が真理の発見にある一方、政治理論の役割は合意の形成にあると考えられるかも
しれないが、著者はそれに反対する。科学者と同様、政治哲学者の役割はあくまでも真理の探求にある。
それゆえ「政治哲学を、政治的アリーナで展開されている闘争を単に洗練させ、その延長線にあるもの
として捉えるべきではない」(34頁)(第6節)。

政治理論入門―方法とアプローチ政治理論入門―方法とアプローチ
(2011/07)
デイヴィッド レオポルド、マーク スティアーズ 他

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投票率 NHK NEWS WEB


衆議院選挙は自公の圧勝で終わりましたが、投票率の低さは、アベノミクスが信任されていないことの証
のようにも感じられます。アベノミクスをやめてほしいという意見はかなり多いように思いますが、
アベノミクス以外に何があるのかと考えると、「他にないな」ということになるのではないでしょうか?
アベノミクスの最大の特徴は後戻りができないことにあり、
アベノミクスの失敗のあとにくるであろう政治的、経済的混乱が今から心配になってきます。
現状では、日銀が国債を大量購入する限り、金利の急上昇は起こらないと考えられますが、
いつ、円の信認が失われるかは誰にも分かりません。
気をつけるべきことは「陽極まりて陰」に転ずることです。
これから徐々に円安になっていくとは限りません(そうならない可能性のほうが高い)。
例えば、来年は100円まで円高が進み、再来年は何かのきっかけで止まらない円安局面に襲われる
という可能もあるのです。この急激なレートの変動が、国内産業を疲弊させてしまうのです。
このように、陰陽論においては、全体的な均衡が重要であり、陰陽のバランスが大切です。
短期間の陰または陽だけの動きに囚われると本質を見失うことになります。

こういうときこそ、どろどろした世界から少し距離を置いていて、イデオロギーを超えて大局的観点から
意見をしてくれる「賢者」がいてくれたらなぁと思いますが、いまいち頼りになる人がいません。
賢者といっても、何か特殊な能力を持っている人という意味ではなく、単なる合意形成に留まらない
「こうあるべき」論をしっかり主張してくれる人です。
自由、平等、公正、効用、徳など政治として欠くことのできない価値のバランスに配慮しながら、
国の政策の妥当性や正当性を示してほしいのです。アプローチも検証も、とても難しいでしょうが・・・

自然科学はいくら発展しても「である」の世界しか扱いません。
原子爆弾を使えば、多くの命を奪うことができることは計算で証明できるでしょうが、
自然科学は原子爆弾を悪とは言いません。
自然科学には、善悪はないのです。それに比べて、社会科学には、「べき」論があります。
社会科学も、自然科学の影響を受けて、「である」論が多いことは残念なことです。
「べき」論と「である」論は陰と陽であり、どちらも必要で、対立しつつも相互依存しているのですが、
現代は「である」の世界の解明に偏りすぎているように思います。「である」の世界にこだわりすぎる
ことが、逆に、合理性を欠いた思想への傾倒を人々(特に若者)に促すのです。
自然科学にはできない科学を発達させることは、今後、非常に重要になってくるように思います。

易では、宇宙の流れに合わせることは「善」であり、宇宙の流れに反することは「悪」です。
人間の振る舞いを宇宙の精神に合致させるべきだと主張しているのです。
「である」の世界観としては、易の宇宙生成論は欠陥があるように思われるかもしれませんが、
「べき」論のアプローチ法としては重要です。宇宙と人生は密接に結びついているのです。
空間分割が終わった宇宙は、「易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。
八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず」に基づいた変化を起こします。
四象まではこれまでの説明と同じなのですが、八卦のところは様々な解釈ができるような気がします。
しかし、「五行思想」からみると、木・火・土・金・水の五つの元素は、天地間に循環流行して万物を
生じるものであるとされていますから、五つの元素が生まれる場である「天と地」が宇宙に創られて
いなければなりません。その場が、八卦ではないでしょうか?
「天」が動であり「地」は静とされますが、万物の生成には、「天」の能動的な動きだけでなく、
「地」の受動的な働きも必要なのです。物理的なイメージで捉えると、
八卦を構成する2つの「四象」のうち、「天で示された四象」が「光子」であり、
「地で示された四象」が「空間を構成する格子」であると考えられます。どちらも「こうし」です。
これが宇宙の嚆矢(こうし、物事のはじまり)です。
「天地開闢」の物語はここからはじまります。


陰陽分極宇宙


2014_12_16


中村修二氏が語る、青色LED開発前に学んだ2つの重要なこと(10月8日 日経テクロジーonline)
営業活動で顧客の意見に耳を傾け、クレーム処理まで対応した10年
(前略)私が着手した時には、既に多くの大手メーカーが青色LEDの開発を精力的に進めていた。
後発で遅れを取り戻すために私が選んだのは、大手が採用していない材料を使うという戦略だった。
当時、大本命と目されていた材料はセレン化亜鉛である。それを避け、一部の大学などしか手掛けて
いなかった窒化ガリウムを選んだ。セレン化亜鉛の方が成功率は高いだろうし、多くの論文があるので
追随も楽。それは分かっていた。けれど、それをやってもしょせんは大手の後追いである。
もし開発に成功しても、ビジネスでまた負ける。
技術開発は、計算通りにはいかないから面白い。むしろ、ギャンブル的な要素が強いのだ。
ギャンブルは、大負けすることもあるが、大もうけすることもある。研究開発も似たようなものだと痛感
している。誰も手掛けていない開発テーマを選ぶことは、ハイリスクではあるが、ハイリターンなのである。
ほかの研究者と同じことをやっていては、大損しない代わりに、大当たりもしない。
(中略)結局、自分を信じて、自分の考えに従って研究や開発、仕事に取り組むべきということだろう。
そうすれば、おのずとオリジナルの開発テーマを選ぶことになる。青色LEDの研究を始めるに当たっては、
意図的に論文や特許をあまり読まないようにした。それによって、独創的なアイデアが生まれ、
多くの特許を出願できた。それまでは、全く逆で多くの論文や特許を読んだ。
すると、無意識のうちにどうしてもそれをまねしてしまう。人のまねでは、オリジナルな研究はできない。
自分だけのオリジナルが、研究開発では最も重要な財産なのだ。
ただ、優れた技術はそのまま売れる製品には直結しない。製品とは顧客が必要とするものだからだ。
優れた技術とは、単に技術あるいはサイエンスを追求しているだけである。それでは売れない。
私もそうだったように、研究者はどうしても理論に走りたがる傾向がある。しかし、企業は理論では
メシが食えない。技術、あるいは製品を売り上げ、利益を上げることが最も大事なのだ。

ノーベル賞
<出典>毎日新聞のニュース・情報サイト:ノーベル賞授賞式を終え、物理学賞のメダルを手に記念
写真に納まる(左から)赤崎勇・名城大終身教授、天野浩・名古屋大教授、中村修二・米カリフォルニア大
サンタバーバラ校教授=スウェーデン・ストックホルムで2014年12月10日午後5時51分(代表撮影)

中村修二の反骨教育論: 21世紀を生き抜く子に育てる (小学館新書)中村修二の反骨教育論: 21世紀を生き抜く子に育てる (小学館新書)
(2014/12/01)
中村 修二

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日本では、成功した人が現れると、必ずと言っていいほど、「あの人が成功したのは他人より努力
したからだ。」という意見が出ます。勿論、普通の人より努力していることは間違いないでしょう。
苦労なくして成功した人などいません。問題は、同じような成功を目指したライバルより努力して
いたか、いや、ライバルより努力したことが成功の原因になったかということです。
そのように考えると、やはり、「運がよかった」という要素も無視できません。
「運も実力のうち」ですから、ギャンブル的に技術開発に成功したとしても、成功した人の偉業が
減じられるものではありません。個人の場合、「当たるも八卦当たらぬも八卦」は仕方がないような
感じもしますが、組織としては、運に頼ってばかりもいられません。
個人のひらめきや天才的能力に依存しなくても運営を可能にするのが組織の役割であるとはいうものの、
中村氏のような異才を排除するのが日本企業のシステムになっているのは残念なことです。

では、なぜ日本がこれまでうまくいっていたかというと、それはある面、運がよかったからです。
しかし、これから起こるであろう日本の困難は、運任せで解決できるようには思えません。
最大の問題点は、トップの能力不足です。
とにかく、日本ではトップが責任をとりません。何かが起こると、トップは責任のがれに終始します。
スティーブ・ジョブズがいかに技術に精通していたかを考えると、日本の経営者がどこまで技術を
理解しているのかは甚だ疑問です。どの技術やサービスが重要であるかを見極めることが大切であり、
それが分からないようでは経営者失格です。
日本のエレクトロニクス企業ではなく、アメリカ企業であるクアルコムが、スマートフォンの核心的技術
であるデジタル通信、MPU(マイクロプロセッサ)を制しているのです。皆が横並びで無用な競争に
明け暮れ、キーテクノロジーはアメリカ任せでは、グローバル競争に勝てるはずがありません。
まあ、経営者の問題はその企業のなかのことですから、その企業にいない人間には関係ないと
いえばそれまでですが、国の問題は国民としてほっておくわけにはいきません。
それにしても、どうして、日本には優秀なリーダーが現れないのでしょうか?
現リーダーが替わるともっと悪くなりそうだという日本の現状が、絶望感をさらに深めます。
個人としては、そのなかでうまく振る舞う必要があります。
今までは「いかに組織に従順であるか」ということが大切でしたが、これからは、「国や組織の動きを
未来にわたって察知して、臨機応変に振る舞う」ことが必要になるのではないでしょうか?

スケールアップしまして宇宙の話をしますと、宇宙の場合、リーダーの資質には問題がありません。
宇宙について、人間が理解できても理解できなくても、完璧な状態で存在しています。
個人が組織とどのようにかかわっていけばよいかが難しい問題になっている現在は、
易経に見習って、宇宙の精神を学ぶべきときなのかもしれません。
ここで、ひとつ重要なことがあります。それは、「何が現実か」を判断することは難しいということです。
空間全体の大きさが変わらなくても、空間がどんどん分割されていくことはわたしたちにとっては、
宇宙が膨張しているのと同じことになります。
自らを取り巻く環境を客観的にみるのは難しいのです。


空間分割宇宙


2014_12_14


易の思想  ~易経(上) 高田真治・後藤基巳訳~
生成と発展 (2)繋辞伝を中心として観たもの
(前略)天地が相交わって万物生成の作用をなすについては繋辞下伝に「天地絪縕(いんうん)して、万物
化醇(かじゅん)す」とあり、天地陰陽の二気が相絪縕交密して万物の発生醇化することをいっている。
かくして天地陰陽の気が相交わって万物を生成することを指して、一陰一陽の道というのである。
その作用の至妙にして測るべからざるものを指して、繋辞上伝には、「陰陽測られざる、これを神と謂う」
というのである。また同じく繋辞上伝には、「形而上なるものこれを道と謂い、形而下なるもの之を器と謂う」
とあって、形器に現れるものと、形器に現れないものすなわち無形なるものに分かっているが、
陰陽を二気として考えれば、形器に現れるものすなわち有形なもののように考えられるが、現象としての陰陽
ではなくて、現象を起すところの原動力たる陰陽として考える時は、それは単なる科学的分析が行ない得る
物質ではなくて、剛的なものと柔的なものとの抽象的形而上的なものとして考えられなければならない。
要するにこのような陰陽二気の妙用が、万物の生成と発展との根原となり、その作用と応用とが、
宇宙と人生との各般にわたって説明されているのが、易の思想である。
宇宙と人生 (2)性命、道徳、窮理、知命、神明、占巫
宇宙精神を体して自彊不息の努力と修養を勉めることが、易の思想における道徳に対する理想である。
繋辞上伝には「一陰一陽これを道と謂う。これを継ぐものは善なり、これを成すものは性なり」といっている。
陰陽の変化循環が無窮の作用をして宇宙の生成と発展と調和と統整とを為しているのであるが、
この宇宙精神に合するものが、すなわち善であるのである。
道徳的にあるいは仁となし義となし礼となし智となすものは、決して人間の約束に依って仮りに
制約されたものではなくて、実に善なるものは、宇宙精神に合体するものでなければならないのである。
仁者はこれを見てこれを仁といい、知者はこれを見てこれを知というが、これは生成と発展の宇宙精神を
道徳的に活用した場合の呼称である。継ぐとは子が父の志を継ぎ父の業を承けるというようなものであって、
人間が人間の親であるところの宇宙の精神を継承することをいうのである。
しかして人間には先天的にこのように宇宙の精神を認識し、これを継承して道徳的修養をして、さらに
これを事業に施す能力がその本性の中に具在しているのである。(記事35-3で本の紹介をしています)

易―中国古典選〈10〉 (朝日選書)易―中国古典選〈10〉 (朝日選書)
(1997/02)
本田 済

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陰陽論が難しくなる原因のひとつに、形而上的なものであるために、陰陽そのものが計測不能である
という点があります。形而上とは、感覚や経験を超えた真に実在する世界であり、
現象を起こすところの原動力が存在する世界です。
真に実在する世界という言いかたですと、精密な計測機器があれば測定できそうな感じがするので、
この世界を「イデアの世界」と呼ぶことにします。
この「イデアの世界」は架空の世界ではなく、実体を持っています。
その実体を説明するのに分かりやすい例が、「重力」です。
易の基本に「天と地」がありますが、その間で起こる出来事は「重力」の影響を受けます。
わたしたちが地球の地面に立っていられるのは、重力のおかげなのです。

下の図では、重力がどのようなものなのかを示しています。イデア空間において、
エネルギーの大きな空間は大きな体積を持っています(図は誇張して書かれています)。
真空の空間もエネルギーは0ではないので、一定の体積を持っています。
繰り返しますが、これはイデア空間のことですから、直接、測定することはできませんし、
わたしたちがイデア空間を感じることもありません。
イデア空間は体積が一定であり、大きくなったり小さくなったりはしません。
高エネルギー空間が存在すると、他の空間は無理やり押しのけられた状態になります。
この状態は不自然な状態であり、元の(均等に空間が区切られた)状態に戻ろうとします。
高エネルギー空間に近い場所では、元の位置と現在の位置が大きく異なっています。
高エネルギー空間により無理やり押しのけられた場所にいるとき、
元いた場所に戻ろうとする力が重力です。
わたしたちがイデア空間を感じことはありませんので、図で示す「元の状態」が現実の世界です。
しかし、イデア空間によって発生した原因は、現実の「力」になります。
「イデアの世界」自体は直接、体験ができない世界なのに、「力」はわたしたちの現実になるのです。

太陽は大きな質量を持っていますので、高エネルギー空間を形成しています。
実際に、太陽の周囲では光が曲げられるので、イデアの世界を観測することができます。
しかし、普通に考えれば、質量の大きなもののそばでは光が曲がるという事実があるに過ぎません。
光が曲がるのではなく空間が歪んでいるのだという説明は、相対性理論があるからできることで、
測定結果だけから導き出せるものではないのです。
同じように、イデアの世界を理解するためには、感覚的なことや経験的なことだけでは無理です。
イデアの世界とわたしたちの人生を結びつけるためには、
易を理解する必要がありそうです。


重力のしくみ


2014_12_12


四つの原理 (源泉 知を創造するリーダーシップ ジョセフ・ジャウォースキー)
[1] 宇宙にはひらかれた、出現する性質がある。
一連のシンプルな構成要素が、新しい性質を持った新しい統一体として、自己組織化という、より高い
レベルで突然ふたたび現れることがある。そうした出現する性質について原因も理由も見つけることは
できないが、何度も経験するうちに、宇宙が無限の可能性を提供してくれることがわかるようになる。
[2] 宇宙は、分割されていない全体性の世界である。
物質世界も意識も両方ともが、分割されていない同じ全体の部分なのだ。

存在の全体 ―一つの物であれ、考えであれ、出来事であれ― は、空間と時間それぞれの断片の中に
包まれている。そのため、宇宙にあるあらゆるものは、人間の意思やあり方を含め、ほかのあらゆるもの
に影響を及ぼす。なぜなら、あらゆるものは同じ完全なる全体の部分だからである。
[3] 宇宙には、無限の可能性を持つ創造的な源泉(ソース)がある。
この源泉と結びつくと、新たな現実 ―発見、創造、再生、変革― が出現する。私たちと源泉は、
宇宙が徐々に明らかになる中でパートナーになるのである。
[4] 自己実現と愛(すなわち宇宙で最も強力なエネルギー)への規律ある道を歩む
という選択をすることによって、人間は源泉の無限の可能性を引き出せるようになる。

その道では、数千年にわたって育まれてきた、いにしえの考えや、瞑想の実践や、豊かな自然の営み
に直接触れることから、さまざまな教えを受けることになる。


源泉――知を創造するリーダーシップ源泉――知を創造するリーダーシップ
(2013/02/22)
ジョセフ ジャウォースキー、Joseph Jaworski 他

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記事4-7に紹介しています「出現する未来」とこの「源泉」のどちらもU理論を扱っていますが、
「源泉」のほうがU理論を深く理解しようとしており、内容も奥深いものになっていて難解です。
難解な理由のひとつが、「源泉(ソース)」は定義できないものだとしていることです。
つまり、上の引用の[3]について言うと、 「宇宙には、無限の可能性を持つ創造的な?がある。」
と言っているに等しく、そこから新たな現実が出現するというのです。
「源泉(ソース)」が確認できないものである以上、「はいそうですね」とは言えません。
かと言って、ないことも確認できないわけですから、「それは存在しない」とも言えません。
このような話をするといかがわしい宗教のような気がしてきますが、そうではないのです。

この本にはボームの考えかたがよく登場しますが、ボームの専門である量子力学は不思議な世界です。
サイコロの目のうち1~6がでる確率はそれぞれ1/6ですが、サイコロを1回だけ振れば、どれか
ひとつの目しかでません。サイコロの場合はサイコロという物があるので何も不思議がないのですが、
素粒子の世界ではサイコロは実在せず、サイコロの目の出る可能性が確率的に存在しているのです。
確認するには人間が測定しなければなりませんが、測定すればサイコロの目はひとつしかでません。
後のサイコロの目がでる確率はどうなってしまったのでしょう。
人間が観測を行った瞬間に確率の世界が消え、サイコロの目がひとつになってしまうのでしょうか?
ということは、人間が、確率の世界を確定の世界に変換しているということになります。
それとも、他の目がでる世界も実は存在するのですが、観測した瞬間に、特定のサイコロの目がでた
世界しか認識できなくなるのでしょうか?つまり、人間の意識というものは世界のすべて状態を
認識しているわけではなく、ひとつの世界だけを認識しているのでしょうか。
確率がなくなる瞬間とはどんな状態なのでしょうか?
どちらにしても、宇宙で現実に起こっている現象は現象そのものとして完全に人間によって観測すること
ができるものではなく、人間の意識とその現象との相互作用でしかないと考えるしかありません。
人間の意識が現象の一部分しか把握していないと
すれば、定義不能な「全体」があるはずです。

「源泉(ソース)」をこのようなものと考えれば、単なる妄想とは思えません。

さて、陰陽論において、動かない「四象」である真空と止まらない「四象」である光の関係を考えると、
測定結果が全体をとらえていない様子がよく理解できます。
その原因となるのが、すべてのものが存在している空間を「真空」とするわたしたちの認識です。
これを、色即是空と言います。
仏教語では、「色」はこの世のすべての事物や現象。「空」は固定的な実体がなく空無であること。
陰陽論では、すべてのものが重なり合うと0になります。何かが欠けていれば0にはなりません。
何かがあるから電磁波は伝わるわけで、空間がなければ光は進むことができません。
真空には、ヒッグス場に対応する、「火・水」の反転する場所がありますが、この場所で、
光は四象の「火・水」を反転させることができるため、ヒッグス場の影響を受けません。
つまり、質量は0であり、エネルギーは「木(風)・地」の、つまり電磁波によるものがすべてです。

止まらない「四象」である光が進んでいる様子は、わたしたちにはどのように観測されるでしょうか?
光は真空の「火・水」を打ち消すように進んでいきますので、光の「火・水」の部分は「空」になります。
つまり、光が真空中を進んでいるとき、光には粒子性はなく、単なる電磁波であるようにしか
観測されないのです。ところが、光が何かにぶつかると、突如、粒子性が発揮されます。
真空を去った瞬間、「空」として何も観測されない部分は、「火・水」になるからです。
これを、空即是色と言います。

ちなみに般若心経の続きは、「受想行識亦復如」です。
物事を思ったり、感慨を受けたり、何かを意図したり、認識したりすることも
実体のないもの=空なのです。
観測結果が当てにならないのも当然のことなのかもしれません。


光の二重性


2014_12_10


自らの死体を見た者に祝福あれ (OSHO TAO 永遠の大河 3)
(前略)あなたは生と直面するために何度も何度もそれ(答え)を準備する
ところが、くり返し、くり返し それは失敗に終わってしまう
そのわけは どんな既製品の答えも役になど立たないからだ
生は一貫していない 生というのはまったく頼りにならないのだ
(中略)けっして既製品の答えを持って生の中へはいってゆかないこと
さもなければ あなたは絶対の生に出会えないだろう
あなたは用意をし、準備をととのえるために時間を無駄にし
これから今度は生を取り逃がした後になってまた時間を無駄にする
(中略) あなたは何かを用意し 実際には何か別のことをやり
おまけに、自分としては何かほかにやりようがあったと後悔する
そうやって時間が無駄になってしまう そしてその間にも生はそこを流れていく
それなのにあなたはガラクタを集めてばかりいるのだ
(中略)だから目的地(ゴール)のことなど気にしなくていい
最初の一歩は、同時に最後の一歩なのだ 始まりが終わりなのだ
この瞬間がすべてなのだ 千里の旅も一歩から始まる
目的地(ゴール)のことは心配しなくていい ただ、最初の一歩を踏み出すことを楽しみ
その中に歓喜しなさい そうすれば 二歩目は一歩目から自然にでてくるだろう
そして、三歩目がその後に続く あなたがそれに心配する必要はない
明日は明日にまかせるがいい 明日のことを思うなかれ
楽しみなさい! この一歩はビューティフルだ
そうやって手段そのものが目的と化すほどにそれを楽しむがいい
このことが理解されねばならない
さもなければ あなたはいつも取り逃がしてばかりいるだろう
というのも、あなたは旅に疲れ果て
きっと目的地(ゴール)のことを夢に見るだろうから―
しかし、どうして くたびれた旅がよろこびに満ちた目的地(ゴール)につながるだろう?
(本の紹介は記事28-3に記載)

成功したければ目標は立てるな―「世界一の教え」富と強運をつかむ36のセオリー成功したければ目標は立てるな―「世界一の教え」富と強運をつかむ36のセオリー
(2009/06)
後藤 勇人

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成功したければ、自分を変えるな! ―すべてが自然にうまくいくディクシャの秘法成功したければ、自分を変えるな! ―すべてが自然にうまくいくディクシャの秘法
(2010/06/15)
寺田 和子

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自己啓発本を読む人はノウハウを求めたがるものです。人生を変えたい、変えるための何かが
ほしいと思った場合、ついついすぐ効果のある応急処置的な方法を探したい誘惑にかられます。
そして自己啓発本によくあるのが、目標を立てて、それを実現するために努力するということです。
しかし、oshoの本を読んでできることといえば、「答えを用意しておかない」ことぐらいです。
毎日が楽しいと思っている人は、自己啓発本など読みません。
今がダメなら、バラ色の未来を思い描かざるを得ないわけですが、
oshoは「今を楽しみなさい」と言っているわけですから、スタートがゴールになっているのです。
また、自己啓発本には、読むことでやる気のでるようなことが書かれていますが、
oshoの本をいくら読んでもやる気はでません。「自己を高める」ことを目指す本の多くには、
「身につけた知識を行動に移さなければ、人生に変化は何ら起きない、さあ行動だ。」
と書かれていますが、oshoが主張しているのは「無為」ですから、
できることといえば、無駄な行動を起こさないようにすることぐらいでしょうか?
「人生を変えたい!どうすればいいですか?」と聞かれれば、
oshoは「では、変えなさい」と、一言だけ答えるような気がします。
「それをやりたいのです。」 「ではしなさい。」
「それをやりたくないのです。」 「ではやめなさい。」
「人生を無駄にしたくないのです。」 「ではそうしなさい。」

わたしたちにとって最大の問題は、
人生を無駄にしているという実感が持てないこと。
なぜなら、周囲にも同じような人ばかりだから。
ある人は、自分が気づけないものは存在しないものとして無視してしまいます。
そうすれば気づける可能性は非常に小さくなってしまいます。
また、ある人は、自分が気づけないものを存在するものとして信じてしまいます。
信じてしまうと、それがあるのは当然とみなすようになってしまいますので、
知らないものに気づくというチャンスを捨てているということになります。
神様は、人間に神への信仰を要求してはいません。
神様を信じていても、幸せになれるとは限らないでしょう。しかし、
神様に気づいている人は今を楽しめるでしょう。

人生に定められた道があれば、何かに「気づく」必要はなくなってしまいます。
人生に定められた道がないことは、「神の恩恵」なのかもしれません。
今、自分が一歩も前進できていないことを憂う必要はありません。
はじめの一歩は最後の一歩になるのですから・・・

竹林


2014_12_08


土水火風空(クウ)、五大(六大)要素ほのめき.net /日高見 弾のホームページ > 土水火風空)
五つの諸力と、五大(六大)要素
映画「フィフス・エレメント」でも取り上げられた、第五要素とは一体何であるのだろうか。
第五要素、それは空(クウ)の諸力であり、無源にもつながっていき、自己の魂(ミタマ)に対応している。
古代より人類は、表現世界を構成する根源的なものが何であるのか、様々に探究し、考察してきました。
特に神的な哲学の領域、宗教、神秘主義といった領域で。
古代インド哲学の五大、六大。地(土)水火風空(クウ)の五大と、六大の識。
古代ギリシャ哲学では、地(土)水火風の四大と第五番目の要素として「ト・アペイロン
(無限定なるもの、無限なるもの)」を捉えていました。古代中国の陰陽説と、五行説の木火土金水。
こちらも本来はインドやギリシャの五大と対応させることが出来たと思われます。
古代メソポタミア、中近東の文明でも五大に相当する哲学があったはずです。古代バビロニアで
代表される占星術には、土水火風の四大に十二星座を四分類する考え方が知られています。
こうしてざっと見てくると、人類の古代文明の地には、共通して五大や六大(あるいは四大)
といった形で、表現世界を構成する根源的な何ものかを探究していたし、その考え方が進化した
現代人の世界にも引き継がれていて、五大や六大の本当の意味とは何であるのか、
明らかにされるのが待たれていたように思います。佐田靖治氏が、神界コースで宇宙浄化宇宙変革
の仕組みを押し進めていった結果、この五大、六大とは何であったのかが明らかになっていきました。
大宇宙に対して、人体を小宇宙と見る考え方は古代からあるわけですが、この宇宙には
表現世界を構成する諸力(しょりょく)という、一種のエネルギーが存在しています。
大きく二十五種あると言われる諸力ですが、細分化するともっと膨大に別れるともされています。
その代表的な諸力が、土水火風空(クウ)の五種の諸力です。
そして、人体を構成し、宇宙を構成する基本的な要素としての五大要素、六大要素でもあります。
五大要素というのは、ミタマ(魂)要素、意識要素、体(たい)要素、エネルギー要素、素材要素の
五大です。これに第六要素(六大要素)として生殖器要素を別立てにする考え方がありますが、
この説明はなかなか大変になりますので、ここでは省略しますけれども。
そしてこの五大要素と五つの諸力は、それぞれ対応しています。
 空(クウ)の諸力 = ミタマ(魂)要素、風の諸力 = 意識要素
 火の諸力 = 体(たい)要素、水の諸力 = エネルギー要素、土の諸力 = 素材要素
(中略) 表現世界の構成を、五大(六大)要素で考えるか、そこから第五要素の空(クウ)が
欠落した四大で考えるかでは、大変大きな違いがあって、そこには宇宙創造段階での
不具合の問題があり、簡単に説明することが出来ません。
ですが、五大要素(第五要素)である空(クウ)を欠落させてしまうのは、宇宙レベルでミタマ要素
が食い潰され、ミタマ要素に対応する二つの神界が潰されていたことと関係があって、
ただ単なる人間界での思想哲学の不備とだけ言うわけにはいきませんが。
(中略)第五要素(五大要素)とは、空(クウ)の諸力であり、ミタマ要素であること。人生道、
求道でミタマ(魂)を磨いていくことが、神界コースの人生道、求道の基本であること、
そこから新たな人間の可能性が開かれていくことを考えてみると。
五大要素(六大要素)と五つの諸力の問題は、百人いれば百通りの解き方が出来るし、
さまざまな取り組み方が出来る問題であり、課題なのであろうと思われます。

空海は,すごい 超訳 弘法大師のことば空海は,すごい 超訳 弘法大師のことば
(2014/02/13)
苫米地 英人

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日本では、空海が「六大」すなわち「地大」「水大」「火大」「風大」「空大」「識大」という、
六つの根源的なものが宇宙の万物を構成しており、仏も人間も本質的な違いはないと説いたことで
知られています。しかしこれは、「六大」の考えを仏の世界に広めたことが新しいことだったわけで、
「六大」という考えかたそのものは、古代インドに既にあったのです。
「六大」、「五大」、「四大」という考えかたは世界各地にあるので、どれも似ているように思えますが、
古代インド、古代ギリシャで言われている「地水火風空」の五大と
古代中国の陰陽五行論で言われている「火水木金土」は根本的に異なります。
陰陽五行論では、「四象」のひとつである「地」が「金」と「土」に分離していることを示していて、
5つの要素の関係は並列の関係にあります。一方、「地水火風空」の「空」は全く違います。
「空」は、「地水火風」をすべて含んでいて、かつさらにそれらより大きな概念なのです。
一言でいうと、「空」は空間を構成する真空のことです。真空は何もないところと思われてきましたが、
何もないというより、すべてがあるから0になっている「場」と考えたほうがよいように思います。

これまでこのブログでは、「四象」を「火地木水」と呼んできましたが、陰になったときは「風」であり、
陽になったときは「木」になる部分は、電場として+-が変換している状態では、「(±)木」と呼ぶことも
「(±)風」と呼ぶことも可能であり、上の引用にある「地水火風空」は、「空」+「陰陽論でいう四象」
を表現していると考えられます。ここでは、「土」は「地」と同じ意味に用いられているようです。
この考えをもとにすると、記事35-7で示している、外宮にあるとした「火土風水」も、
単に「四象」の状態を意味しているのかもしれません。

実は、「空」も実体は「四象」と同じです。
電磁波として光速で移動する「四象」が光であり、止まっている「四象」が空間を構成しています。
空間を構成している「四象」は周期(波が1回振動するのに要する時間)が無限大だと思われます。
v = λ/Tですので、波の速度は0ということになります。つまり、この「四象」は移動しません。
それ自身が移動している「四象」(光子)も、単に、隣に波を伝えているだけという見方もできます。
では、空間を構成している「四象」は、どのように配置されているのでしょうか?
動的な場(風-地)は集まりたがる性質を持っているので、「四象」は、風の破片同士、地の破片同士で
並び合う配置になります。これには1つのパターンしかないので、空間における「風-地」の模様は1つに
決定されます。一方、静的な場(火-水)は、火(+)同士、水(-)同士が反発し合うので、
火と水が交互に並ぶ配置になるのです。そうすると、図で示したように、2つのパターンが現れます。
2つのパターンといっても反転させれば同じなのですが・・・
個別の「四象」(粒子)は回転できるが、
空間を構成する「四象」は回転できない。

2つのパターンが交互に現れるのが、最も効率的でない(ポテンシャルエネルギーが高い=不安定)
ので、どちらかのパターンだけにするのが最も安定なのです。しかし、そのとき、対称性は失われます。
宇宙のはじめはエネルギー状態が高いので、パターンは固定されていなかったでしょうが、
宇宙が冷えてくるとは1つのパターンが主流になる(どちらかのパターンが主流になっているのですが、
区別する名前をつけるのが難しい)のですが、完全にワンパターンにはなりません。
どちらかのパターンのみになろうとするものの、どちらも同じ確率で発生するものであるため、
中途半端な状態になってしまいます。それが今の宇宙の真空状態です。パチンコ玉を左右対称に
なるように打ったとしても、ひとつのパチンコ玉にとっては、右にいくか左にいくかのどちらかです。
宇宙がたくさんあれば、さまざまな斑模様の真空ができているでしょう(確認することができない)。
宇宙は冷える過程にあるので、物質が冷えるときの例のほうが適切かもしれません。
ポリマーが冷えて溶融状態から結晶状態に変わるときも、冷える速度が大きいと、分子鎖が
最適な配列をする時間的余裕がありません。そうなると、秩序のない状態(非晶)が多く現れます。

宇宙の冷却過程において、真空に斑模様ができることによってヒッグス場が生まれました。
その斑模様の程度は、エネルギーを与えて場から粒子を取り出すと、質量130GeV程度の
ヒッグス粒子であったということです(一般的な説明では、ヒッグス場が原点で0ではない
位置エネルギーを持っているので、非対称なエネルギー最低状態に落ちたということだけです)。
ヒッグス粒子は陽子の約130倍という質量の大きな粒子であり、検出には大きなエネルギーが必要
なので、大きな施設がいるのです。
真空は0だと言いましたが、結局のところ、真空は完全には0になっていません。
わたしたちの宇宙の冷える速度はかなり速いものであったと言えるのかもしれません。


土水火風空


2014_12_06


中谷彰宏の名言 (地球の名言 > 中谷彰宏の名言第1~7集)
・完成したものは滅びるのみです。完成の途上にあって完成を目指すものは、永遠に滅びないのです
・面白いから一生懸命やるのではない。一生懸命やるから、面白いのだ。
・アメリカの刑務所に行くと、前科何犯という人が将来の夢を語る。
 私たちは夢から降りるのが早すぎるんじゃないか。
・25メートル泳げるようになれば、何キロでも泳げるようになります。
・海では溺れるよりも、体温が下がることで死んでいく。絶望が体温を奪い、希望が体温を上げる。
・人生の長さは寿命で決まるのではありません。何年死ななかったかではなく、
 何年好きなことをして生きたかなのです。いくら長く生きても、好きなこともしないで、
 ガマンして生きたら、生きたことにならないのです。
・あの人だからできたんだと言った時点で、「失敗者協会」に自ら入会している。
・器用な人は発明家にはなれません。そんな便利なものをわざわざ発明しなくても、
 生活に困らないからです。頭が悪くて内向的で不器用な人が、世の中を進化させるのです。
・人生もデートも、自分の力で口説いてはいけません。相手の力で口説くのです。
・「コースをはずれたら地獄だよ」と学校で教わった。本当は、コースの中が地獄なのに。
・どっちが勝つかわからない。ただし、見物客が勝つことだけはない。
・上司に理解されるようになったら、あなたが時代遅れになった証拠。
・すべてのことを合理的に、計算でピッタリ合うようにやっていたら、その人はそこで止まってしまうんです。

人生は成功するようにできている (PHP文庫)人生は成功するようにできている (PHP文庫)
(1999/04)
中谷 彰宏

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ヒッグス粒子の場
ILCの物理 > 質量の起源は?(ヒッグスの海)


陰陽論で言えば、中谷氏の発想は「太陽」、すべてポジティブです。
確かに、「人生は成功するようにできている」と思うほうが、「人生は成功するようにできていない」と
思うより成功確率は高くなるような感じもしますが、中谷氏の本を読んで本当に成功した人がどれくらい
いるのでしょうか?本を読んだときだけ気分を高揚させてもあまり意味はありません。
それどころか、無理に自己暗示をかけて「人生は成功するようにできている」と思い込んでいると、
現実の厳しさを痛感させられる事態が起きて、「陽転じて太陰となる」ような気がして心配です。
そのように考えると、あまり気分を高揚させることなく、「当たるも八卦当たらぬも八卦」
くらいの気軽な心構えで、何かにチャレンジしていたほうがいいように思います。とは言うものの、
中谷氏の言葉には、「いいこと言うなぁ」と感心させられるものがたくさんあります。
本記事で紹介している本には、「自分が閉じ込められている牢獄の格子は実は、がら空きだ」
という言葉がありますが、これに付け加えるならば、
「その牢獄は実は、自分がつくりだしたものだった。」
自分で牢獄をつくりだし、その牢獄を他人や社会のせいにし続けている人は、
どんな時代でもどんな社会でも同じことをし続けるでしょう。
自分が閉じ込められている牢獄をつくりだしているのが自分であることに気づくまでは・・・
そのことに気づくと、簡単に牢獄から脱出できるのかもしれません。

さてさて、クォークがハドロン(例えば、陽子や中性子)内に閉じ込められている理由として、
クォーク間に「強い力」が働いていて、その力はグルーオンを交換することで生じるとされています。
この強い力には、重力や電磁気力にはない特徴があります。
重力や電磁気力の到達距離が無限大なのに対して、強い力の到達距離は10-15mしかないのです。
強い力なのに!弱い力も到達距離は短いのですが、弱い力を媒介するウィークボソンの質量が
非常に大きいことがその理由とされています。しかし、強い力を伝えるグルーオンの質量は0です。
ならば、同じく質量0の(電磁気力を媒介する)光子と同じように、力の到達距離は無限大になっても
いいのではないでしょうか?また、強い力には、電磁気力のような斥力はないのでしょうか?
重力と電磁気力の強さは物質間の距離の2乗に反比例しますが、強い力は距離が離れる程その力は
強くなるのです。このため、ハドロン内のクォークは離れることが出来ないのだそうです。
本当に「強い力」は実在しているのでしょうか?
陰陽論からすれば、力には電磁気力しかないように思えます。(弱い力は電磁気力の仲間)
もうひとつあるとするならば、何かがそこを専有すると、他のものを侵入させない力です。
わたしたちが壁や塀をすり抜けたりできないのと同じです。
ハドロン内ではクォーク同士が引き合っているのではなく、クォークが外に出ることができないような
環境があるだけなのではないでしょうか?その環境はグルーオンでできているのですが、
そのグルーオンにその環境をつくらせているのはクォーク自身なのです。
複数のクォークが自分たちの周囲に自分たちがいるのに適した環境をつくりだしてしまったために、
ヒッグスの海にでることができなくなったと考えればいいのではないでしょうか。
イメージでいうならば、海のなかに存在する気泡を構成する窒素や酸素の分子といった感じです。

ただ、ヒッグスの海が現実の海と違うのは、現実の海では速度を持つと抵抗を受けるのに対し、
ヒッグスの海では、質量を持っていても速度を変えなければ抵抗を受けないことです。
ただし、抵抗を受けないためには等速でも曲がってはいけません。
(続く)

ハドロン内部


2014_12_04


はしがき ~量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」 岸根卓郎著~
(前略) このようにして量子論は、私たちに、「<人間の心>こそが<宇宙を創造>するから、
<人間の心>なくしては<宇宙の姿>(宇宙の存在)も<宇宙の声>(宇宙の真理)も解明しえない」
ことを「科学的」に立証した。そればかりか、量子論はまた、「宇宙も人間と同様に<心>を持っていて、
<この世のあらゆる事象>は、そのような<宇宙の心>と<人間の心>の<調和>(相互作用)に
よって成り立っている」ことをも「科学的」に立証した(コペンハーゲン解釈)。
しかも、そのことを傍証しているのが、驚くべきことに、2000年も前の「東洋の神秘思想」にいう、
「天人合一の思想」(宇宙の心と人間の心は一体である)であり、同じく「西洋の理論思想」
(ライプニッツによる)にいう、「大宇宙と小宇宙の自動調和」(大宇宙の神の心と小宇宙の人間の心は
自動的に調和している)であるといえよう。さらに、「量子論」は、「<宇宙は心>を持っていて、
<人間の心>を読み取って、その<願いを実現>してくれる(叶えてくれる)」ことをも科学的に立証した
(コペンハーゲン解釈)。それこそが「量子論」を象徴する、もう一つの有名な比喩の、「祈りは願いを
実現する」である。加えて重要なことは、「量子論」は、「<見えない心の世界のあの世>は存在し、
しかもその<見えない心の世界のあの世>と<見える物の世界のこの世>はつながっていて、
しかも<相補関係>にある」ことをも「科学的」に立証した。いいかえれば、「量子論」は、
「<見えない心の世界のあの世>と<見える物の世界のこの世>はつながっていて、
<物心一元論の世界である>」ことをも「科学的」に立証した(ベルの定理とアスペの実験)。
以上を総じて、本書で究明すべき「究極の課題」は、「第一に、人間にとって、もっとも知りたいが
もっともわからないため、これまで<物心二元論>の観点から、<科学研究の対象外>として
無視されてきた<心の世界のあの世の解明>と、第二に、同じ理由で、これまでは
<科学研究の対象外>として無視されてきた、心の世界のあの世と物の世界のこの世の相補性の
解明>について、それぞれ<量子論の見地から科学>しなければならない」ということである。

量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」量子論から解き明かす「心の世界」と「あの世」
(2014/02/13)
岸根 卓郎

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スピンの回転

クォークのカラー

上の引用について意見を言わせていただくなら、「心」という概念はそれこそ宇宙より大きく、
人によって様々な解釈が可能なため、「心」という言葉を使うと理解が難しくなるように思います。
oshoの言葉はこれまでも引用してきましたし、また引用しようかと思っているのですが、
oshoは、「マインドを捨ててハートを開きなさい」といった趣旨の主張をしています。
「マインドは考えることで、ハートは感じることだ」というような単純なものではありません。
感じかたには思考が強く影響していますし、考えかたにはその人の感性が大きく影響している
からです。「心」は複雑すぎるのです。ハドロンのように(また強引なフリでした)!

話を前々回のグルーオンに戻します。その前に、電子について考えてみますと、記事33-6に
書いていますが、電子は「地風水」の3つの破片からできていますので配置の問題は生じません。
「水」の右に「風」があろうと「地」があろうと、ひっくり返せば同じになります。
しかし、「地」についてはトランスかシスかで区別されることになります(同じく記事33-6)が、
実は、「地風水」(電子)が一回転すると、
「地」のシス・トランスは反転するのです。

ですので、一回転しただけでは「地」が反転してしまうため、二回転しないと元に戻りません。
このように「地」の特性が難解であるため、グルーオンも難解になります。
光子の「地」は磁場を意味していますので、「地」は磁気に関する何かであると思われます。

また、グルーオンを考えるうえで避けて通れないのが、「色」の問題です。
記事33-5に、「火地風水には3つのタイプがある」として、「色」の問題について話しましたが、
クォークは4つの破片でできていますので、位置関係で3つの区別可能な配置が存在します。
グルーオンとの関係を考えると、「地」(アップクォークでは「金」)の向かいに何があるかで
区別するのがよいのではないかと考え、色分けをしてみました。
ダウンクォークで説明しますと、「地」の向かいに「水」があるときを「青」とします。
このとき「火」と「風」の位置は問題にはなりません。ひっくり返せばいいのです。
「地」のシス・トランスは区別することができますが、電子と同様、一回転させると反転します。
「地」の向かいに「火」があるときを「赤」、「地」の向かいに「風」があるときを「緑」とします。
アップクォークでも同様であり、例えば、「金」の向かいに「木」があるときが「緑」です。

さてここで、前々記事に登場させたグルーオンとクォークを反応させてみます。
下に示した図に表記されているグルーオンの場合ですと、ダウンクォークの場合は上から、
アップクォークの場合は下から接近してきた場合に、色の変化が起こります。
ここに登場するグルーオンの名前ですが、下の図の左側にあるグルーオンを例にとると、
このグルーオンを「木火+水風」と名付けることにします。「地」の向かいにあるほうの
名前を先に出すように決めておきます。つまり、「木火」では、「地」の向かいに「木」があり、
「火木」では、「地」の向かいに「火」があるという意味です。
上部で「木」と「火」を選ぶと、下部では、それと対消滅できる「風」と「水」が選択されます。
下部も「地」の向かいにあるほうの名前を先に出すように決めておきますと、
上部が「木火」の場合、「木火+水風」か「木火+風水」になります。
よって、下の図の左側のグルーオンは「木火+水風」になります。
上部と下部は反転させても同じですので、「水風+木火」でもいいのですが、
「木」があれば「木」のほうを先に呼ぶことにします。
前々記事の下の図の一番左のグルーオンは「木火+風水」ですが、この場合、
クォークと反応させてもクォークの色は変わらないので、本記事では省略します。

本記事の下に示した図のうち、一番左にある反応を考えてみます。
ダウンクォーク(緑)の「地」とグルーオンの「地」が重なり合うと同時に、ダウンクォークの
「風」と「水」がそれぞれ、グルーオン上部の「木」と「火」と衝突して消滅します。残ったダウン
クォークの「火」がグルーオン下部の「水」と「風」と結合し、再びダウンクォークが生成します。
この結果、「木火+水風」グルーオンは消滅し、
緑のダウンクォークは青になります。

アップクォークの場合は、「木火+水風」グルーオンの場合ですと、下部から、
アップクォーク(赤)の「金」がグルーオン下部の「地」と重なり合うことで、緑色になります。

これだけですと、グルーオンは消滅してばかりのような感じがしますが、グルーオンは
グルーオン自身の「地」の変換が関係する(磁場による?)グルーオン場を形成しており、
このグルーオン場の安定のために、グルーオンは次々と自然発生します。
ですので、クォークは次から次へとグルーオンと反応し続け、色を変え続けるのです。
これだけでは、まだまだ説明が足りないようですが、今日のところはこのへんで。
クォークとグルーオンの関係は、人間の心なみに複雑なようです。


色の変換

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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
を結ぶライン上に、
沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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