外宮の謎 外宮の創建 ~伊勢神宮の謎 稲田智宏著~
伊勢神宮を参拝するときは、まずはじめに外宮を詣で、次に内宮を詣でるしきたりになっている。
神宮といえば天照大神とその大神が祀られる内宮ばかりを意識し、外宮に参らない人も多いようだが、
わずか五キロほどしか離れてなくバスも巡回しているので、なるべく古来の考えに則して外宮内宮の順
でお参りしてもらいたいものだ。そして参拝すると、どうしてもひとつの疑問が湧いてくる。
なぜ内宮と外宮という大規模なふたつのお宮があって、そのふたつを神宮として崇めているのか。
内宮が尊ばれているのはわかる。皇室の祖先神で最高至貴の神とされる天照大神を、
三種の神器の八咫鏡を御神体として古くから祀っているからだ。
では外宮はどのような神がどのような由来で祀られているのだろう。
真偽はともかく、内宮の創建は『日本書記』に垂仁天皇の時代のことと伝えられる。
『古事記』にも、創建については記述はないとはいえ、倭姫命をはじめとする斎宮が奉仕していた
ことは語られている。ところが外宮に関しては、記紀に明確な記述はない。(中略)
ただ、豊受大神を伊勢に祀る理由は語られているとはいえ、ほとんど何も語っていないに等しい。
二柱の相殿神が内宮鎮座の当初から祀られていたのかどうかは不明としても、食事の神を
呼び寄せる理由としてはなんとも不可解で、まあ神がそのように要求したのならそうなのだろうと
理解するしかない。(中略)そして前の託宣に続き、天照大神は次のようにも託宣している。
「祭祀を行うときは、豊受神宮を先にして、その後で私の宮に仕えなさい」。
つまり神宮における祭は内宮よりも外宮を先に行うように、と天照大神が指示したということで、
現在でも恒例の祭祀は外宮が先に行われている。これを外宮先祭といい、
外宮から先に参拝するというしきたりもこのことに由来しており、また外宮が地元の神ゆえに
外来の内宮に先んじて祭祀がなされるのだとも指摘されている。(中略)
内宮と外宮はその名称ばかりでなく、対義的に造形されているところもあって、内宮の参道は
左回りで外宮は右回りに進む。正殿の屋根の両端に交差して突き出ている千木は、
内宮ではその先端が水平に切られ(内削ぎ)、外宮では垂直に切られている(外削ぎ)。
また内宮では扉は内開きで、外宮では外開きとなっている。
さらに内宮の参道は右側を歩いて外宮では左側を歩く決まりだが、これは内宮では五十鈴川の
御手洗場が右側に位置していることにもよっている。

伊勢神宮の謎伊勢神宮の謎
(2013/06/25)
稲田 智宏

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伊勢神宮に参拝したことのある人のなかでも、内宮にしか行ったことがない人が結構多いのでは
ないかと思われますが、本来は、外宮に参ってから、内宮に行くのが正しい参拝法のようです。
バスツアーなどで直接、内宮に行かれる場合は外宮に立ち寄るのは簡単ではありませんが、
電車の場合、伊勢市駅(JRと近鉄共用)で降りれば、歩いて外宮に行くことができます。
外宮参拝後、外宮を出たところにある停留所からバスに乗れば、内宮に行くことができます。
伊勢神宮が不思議なのは、内宮と外宮をあわせてひとつの神社としているところです。
内宮と外宮は5キロ離れていますので、同じ神社という感じはしません。
本宮と奥宮ということでしたら理解もできますが、それでしたら外宮のほうが本宮になり、
内宮・外宮ともに同じ神様を祀るべきでしょう。外宮が単なる食事の神様ということなら、
外宮を内宮の別宮にすればいいようにも思うのですが、そうでもないようです。

内宮、外宮と言うのはなぜなのでしょうか?ここでは外宮について、陰陽五行的に考えてみます。
伊勢市駅から歩きますと表参道のほうを通って正宮に行くことになりますが、外宮の別宮である
月夜見宮のほうから歩きますと、北御門口側にある火除橋を通り、忌火屋殿の前を通って、
正宮へ向かいます。「忌火(いみび)」とは、「清浄な火」ということで、御火鑽具(みひきりぐ)を用いて
清浄な火をきり出し、この火を使ってお供えものを調理します。その横に正宮があって、
豊受大神が食事の世話をする神であり、食事の支度には火が欠かせないことから、
正宮(北側)は「火」と考えるべきでしょう。外宮の境内にある別宮は、多賀宮、風宮、土宮です。
そのなかで、多賀宮は第一の別宮であり、豊受大神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。
荒御魂とは、神様の荒々しい面を示しており、天災や病疫など神の祟りとして恐れられるような意味合い
を持っています。ただ、新しい事象や物体を生み出すエネルギーを内包している魂ともされます。
一方、その逆が和御魂(にぎみたま)であり、恵みをもたらしてくれたり、人々を助けてくれたりという、
神のご加護的な側面を意味しています。多賀宮が豊受大神の荒御魂なのですから、
正宮は豊受大神の和御魂を祀っているということでしょう。ですから、正宮と多賀宮は陰陽の関係
にあると考えれば、正宮の「火」に対して、多賀宮は「水」ということになります。
多賀宮は外宮の神社のなかで最も南側にありますが、南側には下御井神社もあります。
下御井神社は上御井神社に何かがあったときに水を汲んで正宮にお供えする神社です。
この点から考えても、下御井神社も含めて、多賀宮のある南側は「水」を意味していると考えられます。
荒御魂が「水」に属していることは、日本にとって宿命的なことなのかもしれません。
津波、洪水(による土石流)など水の力は、人間の力を越えています。実際のところ、
日本では「火」(噴火)も恐怖であり、「地」(地震)も、「風」(突風)も恐怖なのですが・・・
東側にあるのが、風宮です。祭神は風をつかさどる神である、級長津彦命、級長戸辺命です。
農業に関係の深い、風と雨の順調を祈る宮です。つまり、東側は、「風」です。
風宮の向かい、つまり西側にあるのが土宮であることから、西側は「土」ということになります。
この他、外宮には四至神(みやのめぐりのかみ)という神様がいて(内宮にもいます)、外宮の四隅、
東西南北を守っているとされています。四至神は宮廻り神で外宮の神域の周囲を守る神なのですが、
本来の意味は誰にも分からなくなっているものと思われます。
どうして、東西南北を守る必要があるのでしょうか?これは、陰陽五行的には重要な意味があり、
「四象」の形状を創りだしている神様なのではないでしょうか?
ですから、四至神はパワースポットなんかではありません
(逆に、さらに煽っている感じもしないでもありませんが・・・)。

さて、この結果、どうなるかと言いますと、外宮が意味しているものは、
下の図(右)に示したような四象(五行)の配置になります。
これは「火土風水」(-4)であり、記事34-2にある「火金木水」(+4)で示される
アップクォークの反粒子になっていますので、反アップクォークです。
つまり、外宮には反アップクォークが隠されています。
なぜ、外宮のなかに反アップクォークが創りだされているのか?
対生成で、世のなかにアップクォークを供給しているとでも言いたいのでしょうか?
なんだか、より謎が深まったような感じがしてきました。そんなちょっと考えたくらいで、
伊勢神宮の秘密が解き明かされるなんてことはありません(言い訳)。


外宮の秘密
  ↑(イラストマップの一部)
<図の出典> 伊勢神宮 > 神宮の歩き方 > 豊受大神宮(外宮)イラストマップ


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Author:舞尾 空
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・年齢:47歳
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