成功のヒントが見つかる土星占い! あなたに与えられた試練とは? 
土星の役割とは (2013年6月2日 ハピズム)
占星術において土星は人生を成功へと導いてくれる「マスター(師)」として位置づけられています。
試練を与えることで相手を成長させる、スターウォーズにおけるヨーダのような存在と考えると
わかりやすいでしょう。土星の試練を上手に受け止めることができれば、あなたはフォース(力)
を手に入れ、人生の成功者になることができますが、かわしたり避けたりするとダークサイドに
落ちることになるのです。つまり、自分の土星星座から乗り越えるべき試練を知ることは、
幸せに生きるための近道でもあるということなのです。

土星が牡羊座……あなたの「積極性」に試練を与える
土星が牡牛座……あなたの「金銭面」に試練を与える
土星が双子座……あなたの「コミュニケーション能力」に試練を与える
土星が蟹座……あなたの「共感力」に試練を与える
土星が獅子座……あなたの「個性」に試練を与える
土星が乙女座……あなたの「正義感」に試練を与える
土星が天秤座……あなたの「対人関係」に試練を与える
土星が蠍座……あなたの「性的な事柄」に試練を与える
土星が射手座……あなたの「理想」に試練を与える
土星が山羊座……あなたの「義務意識」に試練を与える
土星が水瓶座……あなたの「反抗心」に試練を与える
土星が魚座……あなたの「精神性」に試練を与える

土星: 第六惑星写真集土星: 第六惑星写真集
(2014/09/15)
岡本典明

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バースチャートにおいて土星がどの星座にあるかを調べれば、土星星座を確かめることが
できますが、自分の土星星座についてそれほど意識する必要はないと思います。それよりも、
自分の心のどのような側面に「試練」があるのかを、自分で考えたほうがよいでしょう。
土星は自分の弱点を突いてきますので、自分の欠点を客観的に見ながら過去を振り返って
みれば、自分にとって、土星の試練がどのようなものであるかが見えてくるでしょう。
ただし、土星的自己分析は、楽しくないと思います。
受け止めたくないと思うようなことこそが、土星的試練になるのですから。
必ず心の痛みを伴います。心の痛みを伴わないのでしたら、何から逃げているはずです。

さて、少し話が変わりまして、「陰陽論と占星術を結びつける」ことを検討してみることにします。
ほとんどのネタは、ちょっと調べれば、誰かが自分の言いたいことを代弁してくれています。
完全なオリジナリティーは必要なく、誰かの主張に自分の意見に付け加えばいいのです。
しかし、「陰陽論と占星術の融合」は、誰かが主張していることでもないので、
参考にできる内容が見当たらず、自分で考えなければなりません。これは土星的試練でしょうか?
記事として書こうと思っても、全くアイデアが浮かばないことも多く、
「陰陽論」は本当に宇宙の成り立ちを示しているのか、疑ってしまうこともしばしばです。

まず原点に戻って考えると、記事9-2に書いていますように、陰陽を円ではなく
正方形で表すことで天地万物の生成を示そうとしたのです。その次の記事(9-3)では、
世界が12に分割される根拠を、1→2→4→6→12という発想で検討したのですが、
どうもこれでは次の展開がうまくいきません。
物事が正しい、間違っている以前の問題として、次々と話を先へ展開していけるかどうかは
とても重要なことです。多分、STAP細胞は、このまま終わるでしょう。
なぜなら、虚偽だからです。虚偽でストーリーを作り続けるには、かなりの能力が必要です。
もう一度、陰陽論のスタートを考え直しみると、4×4のメッシュを切った正方形で
はじめたほうがいいという結論になりました。
可能な限りシンプルにしたほうがよいということです。
これで、陰陽(両儀)から二分割して、四象をつくりだします。
一般的には、四象の4つの側面は「太陰」「太陽」「少陰」「少陽」と言われますが、
「少陰」と「少陽」の一方を縦に陰陽分割し、他方を横に陰陽分割することで、「少陰」と「少陽」は
別の状態を示すことになります(分割はメッシュまたはその対角線でしか行えないことを前提とする)。
位置を定めておかないと分かりにくいので、「太陰」は必ず図の下に置くことにする(さらにここでは
「太陽」を上に置く)と、「少陰」と「少陽」は、「陰陽縦切り」と「陰陽横切り」という
二つの状態になります(どちらが「縦切り」で、どちらが「横切り」であるのかはここでは考えない)。
「陰陽横切り」では、下が陰である状態と、下が陽である状態の2つがとりえます。
そこで、これらをそれぞれ、「下陰」「下陽」と呼ぶことします。
「横切り」の場合、「下陰」であれ「下陽」であれ、どちらも陰陽のバランスは崩れません。
ところが、「陰陽縦切り」の場合、左右のどちらに陰、陽を置くかで陰と陽の量が変化します。
最小の正方形を1単位としますと、一方が「2+」、他方が「2-」になります。
つまり、「縦切り」では、陰陽のバランスが崩れるのです。
「2-」になったものを「多陰」、「2+」になったものを「多陽」と呼ぶことにします。
しかし、元は陰と陽のバランスは「0」ですから、トータルで考えれば「0」であるはずです。
ですから、世界全体で見れば「多陰」と「多陽」のバランスはとれており、
この2つを分離して考えず、混在した状態を「木」と呼ぶことにします
(分離して考える場合は、一方が「木」、他方が「風」となる)。
一方、「下陰」「下陽」はどちらかに偏っていてもいいので、この2つを「土」、「金」とします
(今のところ、「下陰」と「下陽」のどちらが「土」で、どちらが「金」かは考えない)。
そして、「太陰」を「水」、「太陽」を「火」と考えれば「五行」の完成です。一般的に五行では、
「相生」という関係があって、例えば、「木生火」は木が燃えて火を生むという意味です。
「木」→「火」→「土」→「金」→「水」→「木」→・・・という循環があります。
つまり、状態は固定されているのではなく、常に変化しているわけです。
下の図で、それを示しています。これを右回りと呼ぶか、左回りと呼ぶかは、
どちらの面から見るかによって変わります(下の図では、一般的な五行図を表にしています)。
どちらを右回り、左回りと呼ぶにしても、2つの回転があることは確かです。


陰陽論と四象五行


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2014_09_29


アフォーダンス理論とは (2012年2月 10+1 web site > 第7回:アフォーダンス理論の
応用可能性) ギブソンが提唱するアフォーダンス理論のユニークな点は、
「環境」自体に動物の行為をうながすさまざまな「情報」が存在するという図式にある。
動物はその「情報」をもとに行動し、環境に内在する「情報」もまた動物の行動により変化する。
ギブソンは、そのような環境と動物の相互作用をアフォーダンスと呼んだ。
いまわれわれの目の前に、腰の高さあたりに固い水平面があるとすればそれは「座る」ことが
できる物体に見え、またはそれが柔らかな肌理に覆われているとすれば「横たわる」ことが
できる物体に見える。このような関係性は、プロダクトデザインに広く応用されている。
生態学的視覚論において「環境」とは、複数の「面(サーフェス)」の集合としてとらえられる。
面(サーフェス)で構成された「環境」は、太陽や照明の光、または事物に反射した光によって
包まれており、ギブソンはそれを「包囲光」と呼んだ。包囲光は場所や時間によってあらゆる
配列(パターン)を持ち、動物はその配列の一つひとつを刺激として受信している。
ギブソンによると、動物がある特定の「面(サーフェス)」を知覚するとき、動物はあらゆる包囲光
の配列のなかからある「面を特定する構造化された刺激の不変項」を抽出しているという。
言い換えると、その「面」にはそれに固有の包囲光=不変項が存在するということだ。
つまり情報である。動物の知覚とは、環境に満たされたあらゆる包囲光のなかから特定の
「不変項=情報」を抽出する行為のことである。ギブソンが「構造化」という言葉で表現したように、
これは構造主義的なアプローチに通じる。ギブソンの理論のひとつの結論は、誰もが共有可能な
知覚情報が、環境のなかに潜在的に組み込まれているということである。

アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))
(1994/05/23)
佐々木 正人

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アフォーダンスの世界
<絵の出典>壁紙宇宙館ブログ館 > ★土星海洋衛星における海水浴★

あらかじめ定められた運命があるのか?
これはとても難しい問題です。これまで、いろいろな人がいろいろなことを言ってきましたし、
これからも様々な主張がでてくると思います。しかし、意見はあくまでも意見です。
結論を言ってしまいますと、「わからない」のです。もし、
科学がこの問題にはっきりした答えを出すことができるのならば、哲学や占星術は必要なくなるでしょう。
星占いは運命決定論といったイメージがありますが、決してそうではありません。
占星術を説明するのに都合のよい概念と思われるのが、ギブソンが提唱したアフォーダンス理論です。
ギブソンは、環境自体に動物の行為を誘発する様々な「情報」が存在していて、動物はその「情報」を
もとに行動し、環境に内在する「情報」もまた動物の行動により変化する、と主張しました。
占星術で、「定められた運命」といえる部分は、内在された情報を持つ環境のことであり、
人がどのような環境にさらされるのかは、誕生時に定められている部分があります。
上の引用文のように、アフォーダンスという言葉は、デザインの領域において使われることが
多いので、環境のなかでも特に視覚的なものにフォーカスすることが主流なのですが、
環境に内在する「情報」には、視覚情報以外にも様々なものが含まれています。
アフォーダンス理論のポイントは、環境に内在する「情報」をわたしたちは変えることができる
ということなのですが、情報と情報が内在している環境の特性によって、状況の「変えにくさ」は
全く異なります。努力することなく状況を変化させたり、その環境から容易に逃れることができるもの
もあれば、その環境と向き合わないことが、ほぼ不可能といえるものもあります。そのなかで、
人生の試練となる環境設定を行うのが、「土星」です。
では、具体的に、わたしたちを苦しめる環境設定とはどのようなものでしょうか?
ここでは対人関係に絞ってみましょう。対人関係が大きな試練となることは誰にでも容易に想像が
つくからです。「土星」が設定している舞台は、容易に逃れられないように準備されているのです。
最も分かりやすい例は両親との人間関係です。
例えば、親から虐待を受けるというのは、土星的試練の典型的事例なのです。
対人関係に最も影響を与える星は「月」であり、記事15-9「月星座の特徴」が参考になります。
土星は、どの月星座に関しても試練を用意しています(これは土星のひとつの側面に過ぎません)。

もうひとつ、占星術とアフォーダンス理論の関係で重要なことがあります。
情報を内在した環境は、わたしたちがある行動をとりたくなるように促しているだけで、
環境が行動を決定しているわけではありません。
土星の場合、環境が誘導している行為について、その行為自体が不快なものか、
その行為をする(しない)ことによって起きる出来事が不快なものであることが多いのです。
十分な忍耐力を持って事に臨めば、土星の試練を克服することは可能です。
ただし多くの場合、解決策が将来にわたって全く見通せない状態であり、
短期間で問題を解決することができません。やはり、これは試練なのです。

牡羊座:自分の意思を冷静に相手に伝えることが、困難である対人関係
牡牛座:自尊心を傷つけられても寛容であることが、困難である対人関係
双子座:日常のコミュニケーションを大切にすることが、困難である対人関係
蟹 座:家族な大切な人への気遣いを忘れてしまいそうな対人関係。
獅子座:創造力を活かして人づきあいを円滑にすることが、困難である対人関係。
乙女座:無責任な行動で人間関係を壊してしまいそうな対人関係。
天秤座:互いに助けあうことでパートナーと健全な関係を保つことが、困難である対人関係。
蠍 座:他人と深くかかわりあうことで新境地を開くことが、困難である対人関係。
射手座:他人と理想を共有しお互いを高めあうことが、困難である対人関係。
山羊座:社会に奉仕することで安らぎを得ることが、困難である対人関係。
水瓶座:高い理想を持つ集団に貢献することで自分を高めることが、困難である対人関係。
魚 座:集団的無意識と交流することで魂の自由を得ることが、困難である対人関係。

他人から見れば重大なことに思えないようなことでも、当事者の悩みは深刻なことが
多いのです。環境だけでなく、気質にも運命論的なものがあることに配慮する必要があります。
ざっくり言えば、占星術は、「自分のせいにしなくていいよ」と言っているのです。
土星の試練は「対人関係」だけでもなく、「月」との関係がすべてでもありません。
「月」との関係も「月星座」だけではなく、「土星」と「月」の別の問題もあります・・・

解縛: しんどい親から自由になる解縛: しんどい親から自由になる
(2014/02/18)
小島 慶子

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2014_09_27


美女と野獣 ~占星学 リズ・グリーン~
誕生ホロスコープの土星の位置は、人がその中でなぜか発育を妨げられ、あるいは発達を
止められてきた生き方、彼が無力、神経過敏あるいはぎこちなく感じるだろう部分、そしてその反動
として、過剰に強くあろうとしたり、かたくなな顔を見せようとする面のすべてを示している。
チャート上のどの点も、一義的に理解され得ることはないし、土星もその例外ではない。
しかし、我々はまたパーソナリティの無意志の面は、我々に属するけれども我々が表現できない、
あるいはあえて表現しないそれらの性質によって、構築されていることを覚えておかなければならない。
したがって、土星のある位置から、シャドウがそれ自身を表現する領域を、推測するのがもっとも手近
だろう。それはある人がおそらくは他人に対してもっとも防御的かつ批判的になるところ、また
その人自身の劣等性の無意識の態度ゆえにもっとも環境の敵意と対立を引き付けやすいところである。
                             (本の紹介は、記事16-5に記載)
シャドウ:個人において生きてこなかったもうひとつの側面であり、意識にとって許容できない心の暗い側面。

タイタンの湖




NASA Confirms Liquid Lake On Saturn Moon
This artist concept shows a mirror-smooth lake
on the surface of the smoggy moon Titan.
Image credit: NASA/JPL/Space Science Institute

他人のことを言う資格は全くないのですが、仕事であれ、勉強であれ、
モチベーションが上がらないで困っている人は多くいると思います。
その理由といえば、ばかなことを言う上司やつまらない授業をする先生の言動です。
その他にも様々な理由があると思いますが、「やる気をなくす」という決断を自分が下した
とは思わないでしょう。でも、本当は、自分で決定しているのです。とは言ってみたものの、
わたし自身には、やはり、他人のせいであるように感じられることが多いのですが・・・
自分の心の問題なのに、他人に責任があるように
感じさせる力、それが土星パワーです。

特に、他人に比べて弱い部分で、そのように感じることが多いのです。
わたしたちは、無意識的に、自分の欠点を自分から隠すのです。
他人に対して怒りを感じるとき、多くの場合、自分の心の傷が隠されています。
他人に対して嫉妬を感じるとき、心の貪欲さが隠されています。
他人に対して優越感や劣等感を持つこと自体、心の未熟さの表れです。
他人に悪い感情を抱いて得することがあるでしょうか?何もありません。
体内に毒をつくりだして、自分の体調を悪くしてしまい、事態はさらに悪化します。
自分以外の誰かや世のなかの環境のせいで、自分はこんなに不遇なんだ。
現実に周囲の人がもう少し良い人だったらなあと思う気持ちもよく分かります。
しかし、他人を批判して、自分に都合のよい方向に他人の気持ちを変えることはほぼ不可能です。
事態がもっと悪化することのほうが多いでしょう。自分が変わることが大切です。
自分の心に起きることは、すべて「自分に原因がある」と考える(自己否定をするという意味ではなく、
責任を持つという意味)ことができれば、土星の重力から逃れたといってもいいでしょう。
ただ、「自分に原因ある」と考える必要があるのは、自分の心に起きることに限定されます。
他人も同様に、他人の心に起きることはその人自身の問題ですから、責任を感じる必要はありません。
さらに、土星は単に、そのような心理的作用をしているだけではありません。
土星はわたしたちを試す場を創るのです。
土星の設定した試練を乗り越えたとき、全く新しい世界を知ることになるのでしょう。
とは言え、人間、なかなか成長できるものではありません。
わたしの提案としては、他人に憎しみを持ったときは、
他人ではなく、その環境を設定した土星を恨みましょう。
「土星め、また試練を与えやがって」といった感じで。
他人に罵声を浴びせたくなったら、土星に文句を言ってやりましょう。
本当の土星を探すのは大変なので、頭のなかに土星を思い浮かべればいいのです。
わたしたちが頭のなかで思い浮かべやすいように、土星には輪があるのです?????

土星の克服には、アドラーの言葉が良いようです。
・人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ
・苦しみから抜け出す方法はたった1つ。他の人を喜ばせることだ。
 「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい。


アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
(2014/02/28)
小倉 広

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2014_09_25


外惑星たち ~占星学 リズ・グリーン~
土星は境界の偉大なる支配者、幻想を司る者であり、ルシファーの役を演じながら、
我々の経験する個人的世界は現実の限界であり、それを突き抜けていくことは良くても愚かしく、
悪くすると気狂い沙汰だと我々に囁く。しばしば我々はその囁きを信じ、
自分たちが、”客観的現実”ものと同一視して、それが全く主観的で、
単に生について自分勝手な解釈を作り上げているということがわからないでいるのだ。
そして、ゲーテが指摘したことだが、隠れた神の片腕であるルシファーのように、
土星は我々がますますその解釈を同一視するようにしむける。
そして、結局、完全に自分自身を孤立させてしまうため、地獄、まさに生命の最も深い流れから
引き離された地獄に落ちることになるのだ。 (本の紹介は、記事16-5に記載)

ルシファー:堕天使の長であるサタンの別名

カッシーニからの土星
Astronomy Picture of the Day Saturn from Above
Image Credit & License: NASA/JPL/SSI; Composition: Gordan Ugarkovic

占星術において、それぞれの惑星が何を意味するのかを決定する最も重要な要因は
太陽系における位置関係です。
その位置関係によって、惑星は3つに分類することができます。3つのうちの中心にある
太陽、月、水星、金星、火星は、わたしたちの日常生活に関係する力を示しています。
太陽がなければ生きていけないことは疑いの余地がありませんが、占星術的にも、
太陽がなければ、わたしたちは日々の生活をおくることができません。
占星術において太陽と月は対照的な存在ですが、実際の太陽系で見れば、
月は地球の衛星に過ぎませんので、太陽系における存在意義は大きくありません。
これは、月が、個人的で他人には見えにくいものを表していることを意味します。
そのなかで最も大きなものが、感情です。誰かが、心が張り裂けそうなくらい悲しみに
打ちひしがれているとしても、その人の感情を他人は直接、体験として知ることはできません。
また、日常生活において、体調のいい日があればそうでない日もあるし、同じことがあっても、
感情的になることもあれば、ならないこともあります。
このような短期間での肉体的、心理的起伏は、月の満ち欠けのようです。
水星と金星は、地球からみればいつも太陽の近くにありますし、実際の太陽系においても、
太陽の近くに存在しています。このことから、占星術において、この2つの惑星は、
太陽エネルギーを太陽とは別の形で伝える存在であるといえるのです。
火星は、人類が現在行けそうな唯一の(本来の意味での)惑星であり、最も日常的存在です。
その人にとって最も日常であること、つまり、学校、仕事、家庭などにおける出来事と
深く結びついているのが火星です。火星は、継続的で、現実的な側面を多く持っています。
火星より遠くにある2つの星、木星と土星は、日常から遠く離れた存在です。
しかし、この2つの星の大きさが示すように、人に与える影響力はとても大きなものがあります。
簡単に言ってしまうと、木星は、わたしたちをよい形で非日常性に引き込む力であり、
土星はその正反対です。このため、西洋占星術では、土星は凶星とされてきたのです。
わたしたちを日常生活から引き離す強い力とは一体、どのようなものでしょう。例えば・・・
戦争、災害、事故、貧困、病気、怪我、失業、離婚
など、他にもいろいろあります。これをいいことだと思う人はいないでしょう。
これらに本人の行いが全く影響していないとは言いませんが、多くのケースにおいて、
天から降ってくるような災難に感じられます。ざっくり言ってしまうなら、
土星は運の悪い出来事に関与しているのです。
ですから、占星術において土星の位置はとても重要になるのです。
しかも、土星は動きが遅い!月の一時的感情とは異なり、長期間にわたって続きます。
土星が関係することは、永遠に抜け出せないように思える、まさに「人生の試練」なのです。
そして、内面的にはさらに深い意味をもっています・・・


惑星の概略

<絵の出典> 天球図でさぐる地球と天体の動き > 太陽系図鑑

2014_09_23


『機動戦士ガンダム』 ギレン・ザビのガルマ追悼演説 TV版
我々は一人の英雄を失った。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
地球連邦に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。にも関わらず今日まで
戦い抜いてこられたのは何故か!諸君!我がジオンの戦争目的が正しいからだ!
一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して50余年、
宇宙に住む我々が自由を要求して、何度連邦に踏みにじられたかを思い起こすがいい。
ジオン公国の掲げる、人類一人一人の自由のための戦いを、神が見捨てる訳は無い。
私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ、何故だ!
戦いはやや落着いた。諸君らはこの戦争を対岸の火と見過ごしているのではないのか?
しかし、それは重大な過ちである。地球連邦は聖なる唯一の地球を汚して生き残ろうとしている。
我々はその愚かしさを地球連邦のエリート共に教えねばならんのだ。
ガルマは、諸君らの甘い考えを目覚めさせるために、死んだ!戦いはこれからである。
我々の軍備はますます復興しつつある。地球連邦軍とてこのままではあるまい。
諸君の父も兄も、連邦の無思慮な抵抗の前に死んでいったのだ。
この悲しみも怒りも忘れてはならない!それをガルマは死を以って我々に示してくれたのだ!
我々は今、この怒りを結集し、連邦軍に叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。
この勝利こそ、戦死者全てへの最大の慰めとなる。
国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!ジオンは諸君等の力を欲しているのだ。
ジーク・ジオン!!
 
ギレンとプーチン
(左)燻生の巣窟 > 宇宙世紀ガンダムシリーズ 48作品 > U.C.0079~0080(一年戦争)
(右) GIGAZINE > 世界中を駆け巡った世紀の一瞬を捉えた報道写真集「Pictures Of The Year 2012」

【社説】プーチン大統領の狙いはNATO解体、NATOは全力で対抗を
(9月4日 THE WALL STREET JOURNAL.)
読者のみなさんが大げさだと思わないように例を挙げると、1日付のイタリア紙レパブリカは、
ロシアのプーチン大統領が欧州委員会のバローゾ委員長に、
「もしも私が望めば、2週間でキエフ(ウクライナの首都)を手に入れられる」と伝えたと報じた。
ロシアはこの発言を否定しなかった(が、情報の漏洩を非難した)。
プーチン大統領は黒海のオデッサ同様、ウクライナ東部のハルキウ、ルハーンシク、ドネツクの
都市名を具体的に挙げたうえで、「新ロシア」構想を公言している。
こうした発言は虚勢かもしれないが、クリミアの編入はわずか数カ月前には考えられないことだった。
先月のロシアによるウクライナ東部への侵攻もそうだ。何かを「考えられないこと」で片づけることの
問題は、その状態を維持するために必要な思考を鈍らせてしまいがちだというところにある。
欧州の人々は前世紀の世界大戦についても、それが勃発するまでは「考えられない」ことだと思っていた。
戦争は、それを阻止しようとする意志がないことを侵攻者が見抜いた場合に起こる。
ロシアが2008年にグルジアに侵攻した際、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は
「次は、ロシア黒海艦隊の撤退を求めているウクライナかもしれない」と警告した(2008年8月12日)。
WSJはまた、「(NATO)は武力で応じる必要がある」とも指摘した。
しかし、NATOはそうしなかった。そして、これが現在の状況だ。

クリミア戦争 「“クリミア戦争”. ウィキペディア日本語版. 2014-09-11.(参照 2014-09-20.)」
クリミア戦争は、1853年から1856年の間、クリミア半島などを舞台として行われた戦争である。
フランス、オスマン帝国およびイギリスを中心とした同盟軍及びサルデーニャとロシアが戦い、
その戦闘地域はドナウ川周辺、クリミア半島、さらにはカムチャツカ半島にまで及んだ、
近代史上稀にみる大規模な戦争であった。日本では汎スラヴ主義を掲げるロシアの
イデオロギーや南下政策がもたらした対立の一環であるとの見方が定着している。
この戦争により後進性が露呈したロシアでは抜本的な内政改革を余儀なくされ、
外交で手腕を発揮できなかったオーストリアも急速に国際的地位を失う一方、国を挙げて
イタリア統一戦争への下地を整えたサルデーニャや、戦中に工業化を推進させたプロイセンが
ヨーロッパ社会に影響力を持つようになった。
また北欧の政治にも影響を与え、英仏艦隊によるバルト海侵攻に至った。この戦争によって
イギリスとフランスの国際的な発言力が強まりその影響は中国や日本にまで波及した。

NATO加盟国
<地図の出典> ウィキペディア『北大西洋条約機構』

戦争は、それを阻止しようとする意志がないことを
侵攻者が見抜いた場合に起こる。

これはなかなかの名言です。歴史はこれを繰り返しています。
ロシアがクリミアを占領したことで、ポーランドには緊張が走っていますが、ロシア軍が
ポーランドに侵攻すれば、ロシアとしても、NATOとの全面戦争を覚悟しなければなりません。
そもそも、その前にウクライナを占領しなければなりません。
それに比べて、バルト三国をとってもNATOは手を出せないと、ロシアは考えているでしょう。
バルト三国は、ロシア軍が侵攻してくれば勝ち目はなく、NATOに救ってもらう以外にはないのです。

さて、ロシアはウクライナに侵攻するでしょうか?プーチンがどう判断するかがすべてですが、
ウクライナ東部はそれほど戦力を使わなくても、占領可能でしょう。
NATOは、ロシア軍がウクライナ東部に侵攻することは想定しているようですが、
そのままキエフを攻めるとは思っていないでしょう。キエフがロシア軍から攻撃されて
ウクライナ軍から軍事支援を求められた場合、NATOは難しい判断を迫られます。
しかし、ヨーロッパのNATO地上軍が、ウクライナに入ってロシア軍と戦うことができるでしょうか?
どこの国もお金がありません。軍事費がかかるとなれば、どこの国民も自国軍の派遣に反対するでしょう。
唯一経済的に豊かなのはドイツですが、ドイツ軍に頼るとなれば、別の問題が起きてしまいそうです。
ヨーロッパのNATO地上軍は動けない。ここまではプーチンも想定していると思います。
問題はやはり、アメリカ軍の動きです。これは、プーチンも読み切れないでしょう。
アメリカはシェールガスがでるので、天然ガス価格が上昇しても全く困りません。
いや、それどころか、ヨーロッパにLNGを輸出して大きな利益を上げる可能性もあります。
食糧を輸出し、軍事製品を輸出し、そのうえ、エネルギーを輸出して儲けるとなれば、
アメリカは盤石です。ウクライナが泥沼化しても、アメリカに危険が及ぶことはありません。
ここで最も重要なのは、アメリカ世論です。
ヨーロッパが混乱に陥ったとき、アメリカ国民は参戦することに反対し続けるだろうかということです。
歴史が繰り返されるとするならば、第一次世界大戦のように、
最終的には、アメリカが大規模介入することになるのではないでしょうか?

アメリカ軍が攻撃するとすれば、黒海からの上陸作戦です。
ルーマニアからはNATO地上軍がウクライナに入り、ロシア軍をオデッサから追い出します。
これぞ本物の「オデッサ作戦」です。
(ガンダムにおけるオデッサ作戦では、地球連邦軍が勝利し、ジオン軍の敗北は決定的となった)
ロシアの黒海艦隊はクリミアのセバストポリにあり、ロシアはここを失うわけにはいきません。
クリミアで、NATO軍とロシア軍は本格的な戦争になるでしょう。
これが、「第二次クリミア戦争」です。
かつてクリミアでは、イギリス・フランス・トルコ連合軍とロシア軍の激しい戦争が行われました。
最後に、ロシア軍がセバストポリから撤退して、クリミア戦争が終わります。
第二次クリミア戦争でも激しい戦闘になるでしょうが、総合的国力が違います。
クリミアがNATO軍に陥落してしまえば、ロシアはウクライナから全面撤退するでしょう。
NATO軍もロシア領内には攻め込まず、ロシアに替わってアメリカ軍がクリミアに駐留し、
戦争が終結します。そうなれば、
今は国民から支持されているプーチンも、国民から激しい非難を受けることになるでしょう。

プーチン大統領も様々なシナリオを描いているでしょうが、
経済制裁を逃れるために、ウクライナから手をひくこともできないでしょう。
このまま、ロシアとヨーロッパは、お互いの経済を痛め続けるのでしょうか?
ヨーロッパ諸国にとっては、軍事はアメリカ、経済はドイツに依存せざるを得ない
状況が強まっています。これが新たな火種を生むことになるかもしれません。


機動戦士ガンダム THE ORIGIN(4) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN(4) (角川コミックス・エース)
(2014/09/26)
安彦 良和

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN(5) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN(5) (角川コミックス・エース)
(2014/09/26)
安彦 良和

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2014_09_21


イタリアの若者が、低収入なのに豊かな「ある理由」
(奥山清行著 『100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか』)
日本には古い寺院や遺跡はたくさんあるが、何百年も前の個人宅というのは非常に少ない。
対してヨーロッパには古い家がいくらでもある。イタリア人の若者が低収入のわりに豊かな
生活をしているのは、親の家を継承するので住宅ローンが不要だからだ。
世代ごとに大借金をして家を建てている日本人は、彼らから見れば異常である。100年持つ家を
建てて、子と孫をローンから解放してやろうと考える日本の親はなぜ出てこないのか。
(本の紹介は、記事29-6に記載)
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書籍「里山資本主義」に感じる不安・不満・不信 1 木質バイオマス編
(6月9日 ナチュロジー ハウスビルダーネットワーク > コラム)
木質バイオマスに関して、筆者が問題視するのは、主にその大型発電所に関する事項である。
元来、木質バイオマスは熱利用が王道であり、効率の悪い発電のみの為に貴重な資源を
燃やす事に疑問を感じているが、今回は、それ以外の問題点を述べる。
一般的な大型発電所では、年間10万㎥以上のチップ用原木丸太が必要になる。この発電所が
既設及び計画段階を入れれば全国に80件弱に上るらしい。それに構想段階のものを加えれば、
100件に近づくとの事である(2013年7月22日:日刊木材新聞)。これらが稼働すれば、概ね年間
1000万㎥以上の木材が必要となると思われる。これは、表層的には新規需要の開拓とも言える。
しかしながら、ここで考えるべきは、現在のこの国の林業施業能力(伐採・搬出作業の木材供給能力)
である。先日、林野庁が公開した25年度森林・林業白書によれば、24年度の国産材供給全体量は
1,969万㎥であった。これが25年度では製材・合板・チップ用材だけで約1,965万㎥となり、
前年(24年度)から6.4%増えたとの事である(2014年6月2日:日刊木材新聞)。
僅か6%程度の国産材需要拡大が、市場から丸太を無くし、供給不足から高騰を招いたのである。
主な理由は、人手不足等により施業が追いつかなかった事である。この状況で需要が50%も拡大
する発電用チップへの供給は、果たして可能なのだろうか?(中略)
第一章で岡山県の国内最大の集成材メーカーを製材所として、その企業内バイオマス発電を
紹介している。その第一章の関連するサブタイトルを以下に抽出する。
•21世紀のエネルギー革命は山里から始まる
•石油に変わる燃料がある
•エネルギーを外から買うとグローバル化の影響は免れない
•1960年代まで、エネルギーはみんな山から来ていた
•山を中心に再びお金が回り、雇用と所得がうまれた
どのタイトルも、筆者から見て、とても魅力的である。どれも筆者の志向と一致する。
しかし、書かれている内容には前項で述べた問題点のかけらも無い。読者に、里山資本の
ポテンシャルを無限のものと捉える誤解は生まれないか? 本来、その自然循環に沿って初めて
成立する「里山資本主義」と思うが・・・。その、自然循環を保持し促進することが肝心且つ難易度
が高いのだが、自然(里山)からの収奪のみで考察する「将来バラ色」には注意が必要と思う。
ここから、この本の最大の疑問点をのべる。ここで紹介されている企業は、国内有数の桧の産地
にありながら、生産する製材品(集成材)の殆どが外材を原材料としている。
その企業姿勢を問題視するのではないが、上記タイトルとの齟齬は否めない。
また、企業内バイオマス発電への取組に関しても、企業経営手腕としては高く評価出来るものの
「里山資本主義」で紹介する事例ではない筈だ。マネー資本主義の合理性を求めた結果である。
遠くヨーロッパから化石燃料を燃やして運んで来た木材から発生した残材を燃料とする発電であり、
また、それらを原材料とした木質ペレット製造である。
これらの取組の何処に「エネルギー革命は山里から」「脱グローバル化の影響」
「山を中心に再びお金が回り…」が当てはまるのか?

バイオマスエネルギー利用
「木質バイオマスエネルギー利用の現状と課題」 (2013年10月 富士通総研 研究レポート)

本記事は「31-5 里山資本主義というユートピア」の続編です。
上記の引用文(下)に代表されますように、里山資本主義に対する批判が
現場の人や現場の事情に詳しい人から発せられていることに注目しなければなりません。
里山資本主義という実現不可能な幻想を中山間地域にばらまかれて
非常に困惑しているのは、林業の現場で努力されているかたではないでしょうか。
過去を懐かしむことは楽しいことで、写真を見て思い出に浸ったり、昔の映画を見て楽しんだり
することは誰にもあることだと思います。森林は、日本人の心の拠り所ともいえる存在です。
個人的な現実逃避として、過去に逃げ込むことだって悪いことではありません。
しかし、過去は過去だからいいのであり、現実の社会になったらとんでもないことになります。
しかも、個人の楽しみではなく、社会のあり方として、懐かしい社会を現実の世界に置き換えて
“現実逃避”するようなことがあってはなりません。
自民党のキャッチフレーズである「日本を、取り戻す」という発想は、危険だと思います。
どの時代に戻ろうとしているのか知りませんが、日本は元に日本に戻ることはできません。
元に戻そうとして事態がより悪化することはよくあることです。

里山資本主義に登場してくる中国地方ではヒノキが多く植林されていますが、ヒノキは
60年以上の長い年月をかけなければ、構造材として利用できるような材木にはなりません。
他種の樹木に比べて成長が遅い分、比重が重く中身が詰まった強固な木に成長するため、
他種の樹木より高級な材木とされてきたのです。そして、心材と呼ばれる褐色になっている
木の中心部分には、木材腐朽菌の繁殖を抑制する成分が含まれているため、
他の木材と比べて腐りにくく、国内の歴史的な建造物に多く用いられてきました。
木材は一般的に、A材、B材、C材にランク付けされていて、A材は角材がとれる
まっすぐな木材、B材はA材には劣りますが合板や集成材などに利用できる木材、
そしてC材は角材や合板に適さない細い木や曲がった木です。
林業事業者のかたは、高い価格で売れるA材をつくろうと思って努力されているわけです。
B材もそれなりの価格がつきますが、A材が高く売れるような環境整備が最も重要であり、
C材は搬出や輸送に手間がかかるばかりで、たいした利益にはなりません。
しかし現状は厳しいものがあります。引用文にあるように、B材でさえ、地元の集成材メーカー
が購入してくれないのです(企業に責任があるといっているわけではありません)。
木材は単なる有機物ではありません。紙用のチップの場合は、多少なりとも木材の特性が
活かされていますが、燃料はただ燃やすだけです。燃料用途が建築材料の付加価値に及ばない
のは当然ですが、工業用原料、飼料、肥料にも及ばない最も付加価値のない用途が燃料です。

それでも、地元での熱利用ならある程度の効率性はありますが、発電になると、バイオマスの
必要量も莫大になりますし、エネルギー変換効率もとても低く、熱での利用がなければ、
上記の図のように、膨大なエネルギーロスが発生します。
環境先進国のドイツではバイオマスは熱利用が主であり、発電する場合でも、
熱利用したうえでの発電なので、小規模なものが多いのです。
さらに日本では急峻な山が多いので、大規模発電用木材を集めきれません。
このように無駄だらけなバイオマス発電なのに、どうして日本で間伐材を用いたバイオマス
発電が多く計画されているかといえば、再生可能エネルギー固定価格買取制度で高い買取価格
が設定されているからです。その負担金は、わたしたちの電気料金に付加されているのです。
太陽光発電や風力発電とは異なり、バイオマス発電は規模が大きくなればなるほど
搬出や輸送コストが余計にかかるため、電気利用者に負担をかけ続けることになります。
期間を限っての負担であれば、森を守るために国民も理解を示すでしょうが、これで「優雅な
里山暮らし」をしている人が現れることになれば、「いい加減にしろ」ということになるでしょう。
さら、2011年、総務省は2008年度までの6年間に国が実施した214のバイオマス関連の
事業について、地球温暖化防止など期待される効果が出ている事業を「皆無」と判定しています。
民間シンクタンクの評価ではなく、総務省が判定しているのです。つまり、
国が「バイオマスニッポン6.5兆円効果ゼロ」
と評価しているのです。いや、評価に値しないとしているのです。電気料金だけでなく、国民は
効果のない補助金の支出という形でも負担されられているのです(他にも、補助制度があります)。

林業の創生(再生ではない)には、
里山視点ではなく、顧客視点が必要です。

なぜ、お金持ちは、総ヒノキ造りの家を建ててくれないのでしょうか?
その理由として、いい家を建てると異常に高い固定資産税が課せられること、
相続税が高いことなどがあります。さらに、住宅の流通の問題があります。
日本には中古住宅市場がないので、子孫が住む場所を変えるために家を売ろうと思うと、
どんなにいい家でも価値が二束三文になってしまいます。
日本では、リフォームして、購入価格より高い価格で中古住宅を販売するという話を
聞いたことがありません。よくあるのが、家を壊して、更地にして売ったという話です。
これでは、誰もいい家を建てようとは思いません。いい家でなければ、外材で十分です。
国も何もしていないわけではなく、長期優良住宅普及促進法が平成21年6月に施行された
のですが、高耐久性木造住宅について、もっと思い切った施策が望まれます。
優良住宅の認定に、国産材のみを使うことといった条件はつけられないでしょうから、
国産材を使わざるを得なくなるような「適切な」条件を考える必要があります。

木造優良住宅優遇制度
<写真の出典> 天竜・無垢の木・ひのきの家 普及促進協議会
2014_09_19


「CSRとCSVに関する原則」
(4月14日 ニッセイ基礎研究所 > レポート > 研究員の眼)
CSVは競争戦略論の第一人者である米国ハーバード大学のポーター教授が、
CSRに取って代わるべきものとして2011年に提唱した概念で、経済価値と社会価値を同時に
実現するものである。これは企業の競争力強化と社会的課題の解決を同時に実現させようと
するビジネス戦略を意味し、具体的には社会的課題の解決に資する製品・サービスあるいは
事業を開発することである。
それでは、なぜポーター教授はCSRに異議を唱えたのであろうか。フィランソロピーなどの
慈善的な社会貢献活動では、大きな価値創造や社会変革を起こすことはできないと主張し、
「CSRからCSVへの脱却」を訴えたのである。ただ、既にお気づきのことと思うが、ポーター
教授の言うCSRとは米国流フィランソロピーのことである。
しかし、日本では「CSRからCSVへ」というかけ声のもと、それが文字どおりに受け取られて、
「CSRはもう古い。これからはCSVだ」という声も聞かれる。「本来のCSR」が根付く前に、
ビジネス上の競争戦略であるCSVだけが浸透していくことに対する懸念がある。
発起人の問題意識はここにある。CSV自体というよりも、むしろ日本でのCSVの受け取り方を
憂慮する有志が集まり、2013年夏から議論を積み重ねてきた。その成果として、
ISO26000(CSRの国際規格)や国連「ビジネスと人権に関する指導原理」を踏まえて、
一定の基準としてまとめたものが『CSRとCSVに関する原則』である。
1. CSR は企業のあらゆる事業活動において不可欠です。
2. CSV はCSR の代替とはなりません。
3. CSV はCSR を前提として進められるべきです。
4. CSV が創り出そうとする「社会的価値」の検証と評価が必要です。
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CSRの呪縛から脱却し、「社会と共有できる価値」の創出を
マイケル・ポーター米ハーバード大学教授が提示する新たな枠組み

(2011年5月19日 日経ビジネスONLINE)
―― 最近、CSRはやめて、CSVをすべきと主張されているそうですが、その真意は。
ポーター CSRからCSVへの移行という考え方の転換について初めて書いたのは、この論文です。
(この論文とは、ハーバードビジネスレビュー誌2006年12月号の『Strategy and Society』。
邦訳版『競争優位のCSR戦略』は、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー誌の2008年1月号に掲載)
その中で、寄付やフィランソロピー(社会貢献)を通して自社のイメージを向上させるという従来の
CSR活動は、事業との相関関係がほとんどなく、正しいアプローチではないと指摘しました。
実際、従来のCSR活動は必ずしも効果的なものだと言えなかった。社会に大きな影響を及ぼすには
至らなかったからです。それも無理はありません。企業は、自社のイメージ向上だけに関心があり、
社会にインパクトを与えて実際に社会を変えようとは真剣に考えていなかったのですから。(中略)
変化を生み出すことができるのは、企業が事業活動に密接した社会問題の解決に取り組む時だと
私は信じています。なぜなら、社会と共有できる価値を創造するのに必要なスキルや技術、
人脈は企業の事業活動の中に蓄積されているからです。(中略)
ある社会問題に対してできることがお金を出すことだけである場合は、恐らくその問題に関与すべき
ではありません。企業に求められるのは、スキルや人脈、専門知識などを提供することだからです。
企業が肯定的に評価される要因は、提供したお金の額ではなく、達成した成果なのです。(中略)
従来のCSR活動から、社会と共有できる価値の創出を追求する段階に日本企業が進めば、
さらに強い競争力を手にできると信じています。

CSRとCSV

ハーバード大学とはいえ、一教授の提案がそれほど社会に影響があるのかと思われるかもしれませんが、
マイケルポーターの影響は絶大です。国が地方に配る補助金には、「産業クラスター形成・・・」
というのがありますが、この「産業クラスター」という言葉は、ポーターが提示した概念です。
しかし、皮肉にも、ポーターが競争力の源泉とした「産業クラスター」は、
ポーターがこの概念を提示して以降、日本では衰退の一途をたどりました。
この名のもとに、どれだけの無駄な補助金が支出されてきたのでしょうか。もううんざりです。
「○○クラスター」と聞いただけで、また失敗するなと思ってしまいます。
地方創生で、また「産業クラスター」無駄遣いでしょう。
いつまで、日本版シリコンバレーを目指すのでしょうか。
日本の地方にある産業集積地域では、新陳代謝が圧倒的に不足しています。
日本で最も新陳代謝があるのは、東京とその周辺です。
東京とその周辺でイノベーションを起こすことに集中するべきです。
(TAMAクラスターは、日本の産業クラスター政策において、唯一?の成功事例です)
もっと東京でイノベーションを起こし、地方に波及させることを考えるべきです。

さて、最近になってマイケルポーターが言い出した「CSRからCSV」は、
日本の企業にもかなり影響を与えていると思われます。
CSRは「企業の社会的責任」の略称であり、社会に対する利益還元の意味合いを持っていて、
企業としてはイメージアップの一環なので、本業と無関係な社会貢献でも問題ありません。
しかし、CSVは、業務をとおしての社会貢献ですし、それにより企業の競争力を強めようとする
ものですから、行う内容はかなり限定されます。
上の引用文にありますように、「CSRはもう古い。これからはCSVだ」ということになれば、多くの企業が、
これまで行ってきたCSRを見直して、「本業に関係のない寄付などのCSRは、無意味だからやめた」
ということになり、寄付が集まらなくて困ってしまうNGOなどが現れるのではないでしょうか?
企業のかたには、ぜひ、「CSRはもう古い。これからはCSVだ」と考えず、「CSRも、CSVも」と
いう方針で進めていただきたいところです。

しかし、下の引用文のポーターの主張を読むと、なかなかいいことを言っているなと思います。
これまでのCSRは、はやり「おまけ」であり、これで社会を変革しようと考える企業などいません。
費用をかけすぎれば、株主から、さらには従業員から批判されるでしょう。
顧客だって、そんなことができるのなら、商品の販売価格をもっと下げてくれということになります。
しかし、本業で社会貢献しながら利益を得られるようになれば、どんどん事業を拡大できます。
他社も、マネをしない理由がありませんから、社会貢献がさらに進みます。

顧客と社会のニーズを同時に満たしながら、利益を得ていくことは容易なことではありません。
しかし、この手法は社会問題を解決する最も良い手段です。(さすが、ポーター教授なのです)
このままですと、わたしの占うところでは(←本記事を真面目なことに利用されるかたは
ここをカットしてください)、資本主義は重大に危機に晒されるでしょう。
イスラム国を「悪」と考えるのではなく、
資本主義への最終警告だと考えるべきです。


実は、CSV事業では、政府の役割がとても重要になります。なぜなら、企業の個別的努力
だけでは、実行が難しいと思われるからです。政府が、CSVの場づくりに協力すべきです。
こういうところにお金を使ってほしいのです。安倍さん!石破さん!小渕さん!
でも、お金だけではダメです。知恵が必要です。
CSV事業における社会貢献には、地域への貢献も含まれます。
伊藤園の茶産地育成事業など、もっと評価されていいと思います。
(わたしはいつもサントリーのウーロン茶を飲んでおり、伊藤園とは何の関係もありません)
これぞ地方創生です!ただし・・・
絵に描いた餅で終わらない綿密なビジネスプランが必要になります。
お金を浪費するだけなら、これまでの「産業クラスター政策」と同じになるでしょう。

共通価値の創造

2014_09_17


時論 ~バブル、インフレ、「日本病」への懸念とその対処
(三井住友信託銀行 調査月報 2014年9月号)
わが国の長期金利(10 年国債利回り)は、ついに一時0.5%を下回る水準にまで低下した。
一方、消費者物価上昇率は、生鮮食品や消費税率引き上げ分を除いたコア部分で見ると、
為替円安の物価押し上げ効果の一巡もあって、プラス幅はやや縮小気味ではあるが
1%台前半を維持している。(中略)
今後についても、労働力や資材の需給逼迫とインフレ期待の高まりを映じて、
「2 年で2%」という日銀の物価上昇目標には届かなくとも、比較的底堅く推移すると見られる。
かくして、景気や物価との関係で見て、長期金利の異常な低さは一層際立ってきており、
その持続性への疑問が高まりつつある。
第一は、バブル懸念である。景気実態から離れた低い長期金利や金融緩和の長期化は
バブル発生の定番である。バブルはいずれは崩壊し、その際には巨額の財政支出が
求められるため、日本の財政ひいては日本国債に対する信認が一気に失墜する懸念がある。
第二は、インフレ懸念である。「物価上昇2%」目標は来春までは無理としても、潜在成長率の
低下によって需給ギャップがすでにゼロ近辺であることを考えると、2~3 年後にはクリアする
可能性が高まってきた。その際、景気や物価に適切なブレーキがかけられないと、
インフレ率が2%を超えて加速し、長期金利の上昇圧力は急速に高まる恐れがある。
第三は、スタグフレーション的な「日本病」に陥る懸念である。潜在成長率が上向かず、
供給制約に起因した緩やかながらも悪いインフレが常態化する一方、税・社会保障負担は増加し
続け、国民の生活水準がジワジワ低下する状況である。今でもやや過大と思えるアベノミクス
第三の矢、さらには日本経済そのものや財政の再建可能性に対する期待が剥落しかねない。
日本企業の収益性は国際的に見て低い。つまり、海外の企業に比べて相対的に儲かっていない。
なぜか。1つの理由は、企業としての差異化が十分できていないからである。
自社でもできると考えて、似たようなことを始めてしまい、なかなか手を引かない。

株価とROE
<左>マイナビニュース 日興アセットマネジメント~ROEの改善を通じて上昇が期待される日本株式~
<右>三井住友アセットマネジメント~日米欧の主要企業の財務指標の比較~企業の資本政策に注目

株式投資をしていると誰でも注目するのが、自己資本利益率(ROE)です。
株価とROEはやはり関連があって、上場企業のROEの回復が株価上昇の背景にあり、
現在の株価が高すぎるということはないと思います。
しかし、ここからさらに株価が上がるかというと、さまざまな疑問があります。
今回のROEの上昇は、アベノミクスにより、家計から企業にお金を流したことによる効果ですが、
この程度のROEの改善では、ファンダメンタルズとして、これ以上の株価上昇は見込めません。
国内の消費が落ち込んでいることを考えれば、これ以上のROEの改善も見込めないでしょう。
上昇したとはいえ、ROEの水準はアメリカに比べて各段に低いですから、
ここで再び低下するとなると、外国人投資家はアベノミクスに失望するでしょう。
また、アメリカの金融緩和縮小の影響も気になるところです。
市場関係者は、緩和縮小のペースが非常にゆっくりであることから、問題視していませんが、
ちょっと金融緩和を縮小した結果、アメリカの景気がすごく悪くなったとしたらどうでしょう。
実は、アメリカの景気回復は本物ではなかったということになります。
さらに中国経済のバブルが崩壊すれば、日本経済への影響も大きなものがあります。
そのとき、日本企業にはどの程度、耐える力があるのでしょうか?
ROEは投資家から見た収益性で、「当期利益/自己資本」で示されますが、
これを3つの財務指標に分解すると以下のようになります。
ROE=(売上高利益率×総資産回転率×財務レバレッジ)×100
日本企業の問題点は、売上高利益率の低さにあります(売れるけど儲からない)。
リーマンショク後、日本企業の売上高利益率はマイナスになってしまいました。
日本の株価が乱高下するのは外国人投資家のせいだと言う人がいますが、
それより、想定外の出来事があれば赤字に転落する日本企業の脆弱性のほうが問題です。

では、これから日本の株は下がりそうだから、空売りすればいいのでしょうか?
それがそうでもありません。なぜなら、バブルになるかもしれないからです。
安倍さんは、株価が下がれば政権が持たないと考えているのではないでしょうか?
株価がちょっと下がって、空売りの比率が
上がったときが最も危険です。

その状態で、政策的に株価を上げるとどうなるでしょう。
踏みあげられたときの恐怖は、保有している株が下がったときとは比較になりません。
買戻しによる株価上昇で、将来必ず下がると思っている人も買い戻さざるを得なくなります。
踏み上げ相場はとてもおいしい相場なので、買いが買いを呼びます。
ファンダメンタルズなど関係ありません。あっという間にバブリます。
理論的に、損失が無限大である「売り」の特性を忘れてはいけません。
やはり、空売りは株価の下落で得られる利益を狙うものではなく、
所有株式の株価下落による損失をヘッジするための「つなぎ」として利用すべきです。

どノーマルな考えですが、株で儲けるためには、
信用取引をしないで現物で株を「買う」べきであり、
含み益銘柄の利益を増やし続ける忍耐力と判断力、
含み損銘柄を素早く損切る勇気
が必要なのでしょうね。

バブル後、ある日を境に、株価はどこまでも下がり続けます。
記事24-3に書きましたが、太陽が水素を使い切ったとき、
そのままゆっくり小さくなって白色矮星になるわけではありません。
そのまえに、赤色巨星という非常に大きな星になります。
そこで燃え尽き、惑星状星雲となり、中心に小さな白色矮星が残ります。
散りゆく姿には、何事にも共通した独特の美しさがあります。

ちなみに必ずバブルになると言っているわけではありません。
あるときストーンといって、政策的に打つ手はなく、そのままという可能性もあります。
中間配当が最高の3.1兆円ということで、これを続けられるなら問題はないのですが、
「国民→上場企業→株主」というお金の流しかたに、持続可能性があるでしょうか?

惑星状星雲
OCNブリエ × JAXA サイエンススペシャル 宇宙への招待状 » 宇宙に近づく写真集
<解説>太陽ほどの恒星は、超新星爆発は起こさずに星の表面からガスを放出し、
神秘的な光を発していくようになります。このような状態を惑星状星雲と呼びます。
ふたご座にあるエスキモー星雲は、防寒具のフードを被ったエスキモーのように
見えることからこの名前がついています。


2014_09_15


年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学(安田洋祐氏による解説)
<浮かぶ都市>の高卒者は、<沈む都市>の大卒者より給料が高い――。
気鋭の経済学者が実証した、「ものづくり」大国にとっての不都合な真実!
「いい仕事」はどこにあるのか? なぜ「いい仕事」は特定のエリアに集中するのか?
アメリカでは、シアトル、オースティンといった都市で労働人口増加、投資増加、
雇用増加の好循環が生まれている一方、かつて製造業で隆盛を極めたデトロイトなどの
都市は過去20年以上にわたり人口流出、失業率の上昇に悩まされている。
両者の格差はそのまま平均賃金格差に反映されており、
成長する都市の高卒者の給料は衰退する都市の大卒者の給料よりも高い。
沈む都市周辺にいる限り、スキルアップの努力は大部分が無駄になる。
なぜ特定のエリアに雇用が集中して平均賃金が上がるのか。
本書ではこれを「イノベーション産業の乗数効果」で説明している。
イノベーション系の仕事1件に対し、地元のサービス業の雇用が5件増えるというのだ。
この乗数効果は製造業の2倍。ゆえに富める都市はさらに富み、沈める都市はどんどん沈む。
日本人の働き方、ものづくり重視の産業政策、雇用政策にも一石を投じるであろう一冊。
■イノベーション産業は製造業の3倍のサービス業の雇用を生む
■ご近所さんの教育レベルがあなたの給料を決める
■本当に優秀な人材はそこそこ優秀な人材の100倍優れている
■<沈む都市>は死亡率・離婚率ともに<浮かぶ都市>より高い
「驚くべきことに、ハイテク産業と製造業では、地域の雇用に与える影響が三倍以上も違うのだ。
他にも、アウトソーシングは従来型の製造業のほとんどで雇用を消失させる一方、
イノベーション産業では逆に雇用を生み出す場合が多いことも明らかにされる。
これらの意外な事実は、我々が抱きがちな「イノベーション産業は雇用を生み出せない」
という先入観をガラっと変えるものと言えるだろう」

年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
(2014/04/23)
エンリコ モレッティ

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イノベーションには3つのパターンがあると思います。
ひとつは、天才によるものです。しかし、天才はそれほど存在するものでもありませんし、
天才の出現をじっと待っているわけにもいきません。
それと対照的なのが計画されたイノベーションで、これは、従来技術の延長線上にある
インクリメンタル(漸進的)イノベーションに限られます。漸進的でもイノベーションであり、
軽視すべきではないのですが、人々の生活を変えるようなイノベーションは計画のしようがありません。
残ったイノベーションのパターンが、セレンディピティによるイノベーションです。
セレンディピティは「偶然のひらめき」とも理解されますが、正確に言えば、何かの意図をもって行動
しているときに、意図したものとは別の価値あるものを見つける能力を指しています。
ですので、セレンディピティは単なる「偶然」とはいえませんが、計画することは不可能です。
そこで重要になるのが、「多様性」です。
下の図(左)において、縦軸は「イノベーション(特許)に金銭的な価値があったかどうか」を表し、
横軸は「参加メンバーの多様性」を表しています。
多様性とは専門領域の違いのことで、メンバー間の多様性が低ければ平凡な結果となります。
平均だけを見ると、多様性がないほうがいいと言えますが、イノベーションは確実に起こるものではなく、
確率は低くてもイノベーションを起こすことが大切ですから、分野の多様性がセレンディピティによる
イノベーションの源泉になっているといえるでしょう。

そこで、イノベーションが起こる場所はどこかという観点から、都会と田舎を比較してみると、
田舎は決定的に「多様性」が足りません。
地方では多様性がないため、何か新しいことを生み出そうとして同業者が集まります。
同業者の交流ほど、イノベーションを生まないものはありません。
具体的業界名を挙げるのはやめておきますが、これはわたしの実感です。
多くの場合、同業者の集会?を行うのは、どうにもならない斜陽産業の企業群です。

国の考える「産業集積活性化」や「産業クラスター」では、イノベーションは起きません。
有効でないことに気づいたからなのか知りませんが、最近は「地域エコシステム」
という言葉を用いるようになってきました。エコシステムとは生態系のことですから、
多様性の重要性を意識しているようにも思われますが、具体的政策があるのでしょうか?
きっと名前を変えただけで、今までと同じように補助金を配るのでしょう。
異業種交流を促進することはひとつの手法なのですが、この場合でも、多様性が足りません。
特に、田舎では、ビジネスとビジネスをつなげることをビジネスにしている人が少ないのです。
そもそも、はじめに書きましたように、イノベーションにはセレンディピティが重要ですので、
霞が関にいる頭のよいお役人が、鉛筆をねぶって成果が生まれるようなものではありません。

地域それぞれの特徴を活かして・・・という言葉をよく聞きますが、これも無理です。
地域内に多様性がないのに、どうしたら、それぞれの地域がユニークになるでしょうか?
現実は、どこかで何かが成功したら、全地方が右にならえです。ですから、
全国のご当地キャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ」が開催できるようになるのです。
「知」を生み出すのは、「東京」の仕事です。
その後のことは、その後に考えるしかありません。

イノベーションのパターン
 <左図の出典>
 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
 『異なる知性とのコラボレーションと
           デザイン思考について』


2014_09_13


「里山資本主義」では持続可能な社会を作れない (8月8日 WEDGE Infinity)
オーストリアと日本の最大の違いは、エネルギー消費量だ。日本とオーストリアのエネルギー
供給量とその内訳を表に示した。(表は省略)オーストリアの消費量は日本の7%。
そのうち、バイオマスの比率は20%。条件に恵まれているオーストリアでもこの程度だ。
「21世紀先進国はオーストリア、ユーロ危機と無縁だった国の秘密」と『里山資本主義』が
持ちあげるオーストリアの林業の付加価値額は11億7000万ユーロ、オーストリアのGDP、
3107億ユーロに占める比率は0.4%、雇用者数は、林業で7300名、関連産業で14900名だ。
オーストリアの雇用者数373万の1%にも満たない。木質バイオマスで地域の産業を活性化し、
雇用を作り出すというのは夢物語に近い。(中略)
日本で需要が落ち込みデフレになったのは、多くの働く人が一人当たり付加価値額の
相対的に高い製造業から、相対的に付加価値額が低い医療・福祉の分野に移動したからだ。
要は平均給与の減少に輪をかけて、給与の高い人が減り、給与の低い人が増えたので消費
も不振になった。図-1は日本の産業別労働人口の変化を、図‐2は業種別の給与を示している。
(図1は省略)製造業、建設業から医療・福祉に約300万人の移動があるが、この300万人の人達
の給与は大きく下落している。消費も落ち込むわけだ。デフレの正体は産業構造の変化に伴う、
付加価値額、即ちGDPの減少、給与の減少、消費の落ち込みだ。(中略)
経済活動には、環境問題、雇用、競争、様々な問題が伴う。その問題にすべての先進国は
真正面から取り組んでいる。日本だけ、競争は嫌だから里山で生きますと言えば、多くの国民は
不幸になるだろう。我々が将来世代を考え持続可能な社会を作り上げるためには、多くの課題に
取り組み解決する必要があることをよく自覚すべきだ。理想、目標を掲げることは必要かもしれない。
しかし、本当に安心な社会を作ることから逃げることはできない。
業種別平均給与

日本では、どうやって国民が高付加価値な仕事をしていくかが大きな課題になるのですが、
エネルギーの生産は、生産物のなかで最も付加価値の低い産業に該当します。
農作物なら付加価値を高める努力が可能ですが、エネルギーにおいては、生産量を増やしてコストを
下げるしかありませんので、日本で最も適していない産業です。
ただ原子力だけはこれに該当しませんので、魔の力に頼ろうという気持ちになってしまうわけです。
はっきり言って、里山で生きていけるのは、多くても日本人の1%もいかないでしょう。
バイオマスは太陽光とは違い、無限の資源ではないことも、注意しなければならない点です。
バイオマスで自給自足を行うためには、バイオマスの消費量が森林の成長速度を超えないように
しなければいけません。そうでないと、日本の山がはげ山になってしまいます。
バイオマスで持続可能な社会を目指すのであれば、江戸時代のように人口を3000万人くらいにして、
一人当たりのエネルギー消費量も江戸時代並にしなければなりません。
多くの文明が、森林を失うことで滅んでいったのです。

バイオマスというとどうも響きがいいようで、バイオマスの研究は今でも盛んに行われていますが、
多くの研究において、根本的に方向性が間違っているように思います。
間伐材を燃やして発電することは悪いことではありませんが、特に付加価値を生むものではありません。
小規模なバイオマス発電では発電効率が悪くなるし、規模を大きくしようすれば、遠隔地や採集困難な
場所から間伐材を集めて来なければなりません。バイオマス発電をするのに、遠いところから、軽油を
使ってトラックで木材を運んできて、何の意味があるのでしょうか?せめて、鉄道にするべきです。
また、バイオマス発電所ではなく、石炭火力発電所での混焼で十分だと思われます。どちらにしても、
燃料としてのバイオマスは、地方創生とは無関係です。

他にもおかしな試みがたくさんあります。その典型的な例が、木質バイオマスのエタノール化です。
アメリカのように、トウモロコシからなら、エタノール生産はそれほど困難ではありませんが、
一般に、バイオマスをエタノールにするのは容易ではありません。コストをかけていいのは、
付加価値のある商品をつくりだす場合に限られます。バイオマス由来の高いエタノールを買ってくれる人
はいないのですから、補助金を出し続けないと価格が合いません。ですから、
サトウキビの殻のように発酵が容易なものに限るべきであり、リグニンのある木質系はコストが合いません。
稲わらのようなソフトバイオマスについては、木質バイオマスのように絶対無理ではなく、
毎年多量に生産されるものであるだけに、研究する価値はあるでしょう(例えば、 『稲わらを
材料にした高効率バイオエタノール製造技術の開発』 5月30日 大成建設)。このように、
非作物系バイオエタノールの可能性については否定はしませんが、木質は無理です。

期待できるとすれば、付加価値のある素材関連ということになり、その代表はセルロースナノファイバー
でしょうか。不織布やシートでの利用は、ある程度実用化が可能なように思われます。
問題は樹脂への複合化技術です。セルロース繊維の表面にある水酸基を何かで修飾してしまえば、
樹脂への分散は可能になるでしょうが、それでは、変性に多くのコストがかかりますし、水素結合で
結びつくことにより高強度が得られるセルロースナノファイバーの特性を弱めることになります。
表面修飾を行わず、水に分散した状態のセルロースナノファイバーを、樹脂に均一に分散させて
強度を発現させることができれば、イノベーションになるかもしれません。
しかし、現在のところ、水素結合のコントロールには成功しておらず、実用化できるかは不明です。
このようにセルロース産業については成功の可能性がありますが、原料はパルプですので、
製紙業の延長として位置づけるべきであり、里山とは何の関係もありません。
セルロースナノファイバーが、CFRP(炭素繊維強化プラスチック )にも負けない新素材になり、
この分野で、日本の企業が競争力優位を持つ可能性もないわけではありませんが、
日本の林業を活性化させることはあり得ません。

「グローバル経済からの解放」を目指すことも、「マネー資本主義」を変えていかなければならない
ことも賛成です。しかし、いくら里山が素晴らしくても、これは資本主義にはのりません。
都会暮らしの人にとっては、郷愁のようなものから共感するところがあるのかもしれませんが、
田舎暮らしの人間から見れば、里山資本主義はナンセンスです。
マクロ経済としては、東京一極集中による付加価値の高い産業の創出こそが日本の生きる道
であり、それを否定すれば、都会も田舎も共倒れになってしまいます。残念ながら。
都会暮らしの皆さま。日本のことを思うのでしたら、
高い給料をとって、いいものを買ってください。


里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
(2013/07/10)
藻谷 浩介、NHK広島取材班 他

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2014_09_11


世界で勝負するには何が必要か? (8月2日 BLOGOS:Ayako Mie)
私の経歴を知る人は、私をグローバル人材の一例だという。確かに、私は高校時代をロサンゼルス
で過ごし、日本の大学を卒業後、民放で働いていた時にはワシントンDCに派遣された。
UC Berkeleyのジャーナリズム大学院卒業後は、ワシントンポストやジャパンタイムズなど日米の
新聞社で記者として働いている。だが、私の経験や能力は私が憧れるグローバルではない。
米国で生活し、米国企業で働く事は可能だろうが、米国のジャーナリズム業界で、
ネイティブスピーカーを相手に「彼らの土俵」で勝ち続ける事は非常に難しいからだ。
日本人には英語コンプレックスがあり、高い英語能力=優秀と勘違いする節さえある。
だが、それは全くの間違いだ。要は中身なのだ。
私の職業で言えば、確かに英語を母国語とする外国人をうならせる英文を書く能力は
必須条件だ。しかしもっと重要なのは、いかに日本のシステムを理解し、それを外国人のために
噛み砕いて表現する知識と技術だ。英語がネイティブ級の帰国子女やインターナショナルスクール
出身というだけでは、できる芸当ではない。
建設的議論をする技術や、自らの社会文化的背景を反映したアイデンティティ、さらに他者に
負けない確固たる知識と技術を持つ事がグローバル能力のはずなのだが、日本のグローバル議論は
いつまでたっても、英語力の向上に終始する。語学力という点でしかこの問題を捉えられていない事こそ、
日本がいつまでたっても「日本版グローバル化」の域から抜け出す事ができない大きな理由だろう。

グローバリズムと英語教育 (8月3日 BLOGOS:内田樹)
知的イノベーションというのは、こう言ってよければ、そこにあるものをそれまでと違う文脈に
置き直して、それまで誰も気づかなかった相に照明を当てることである。
だが、そのような自由が許されるのは母語運用領域においてだけなのである。
知的イノベーションは母語によってしか担われない。成長したのちに学んだ英語によっては
「すでに英語話者が知っている概念」を表現することはできるが、「まだ英語話者が知らない概念」
を語ることはできない。語ってもいいが、誰も理解してくれない。母語ならそれができる。
母語話者の誰もがそれまで知らなかった概念や思念や感覚であっても、母語なら口にした瞬間に
「それ、わかる」と目を輝かせる人が出てくる。記号が湧出してくる「土壌」を母語話者たちは
共有しているからである。その非分節的な「土壌」から生起するものは潜在的には母語話者全員
に共有されている。だから、「わかる」。それがイノベーションを励起するのである。

絵文字  conquer:席巻する


このブログのなかでは、日本人は英語を勉強しなくていいと主張してきたわけですが、
グローバル社会で活躍していこうという人には、英語は勿論、必要です。
また、そのような人材を育成していくことは必要ですし、国としても支援していくべきでしょう。
しかし、主体性より協調性を重視する社会に慣れている日本人にとって、何でもできる自由は
あるけれど、結果を曖昧なままにすることは許されず、個人として成果をしっかり出して
いかなければならない世界に飛びこんで成功できる人がどれだけいるでしょうか?
自由はある面、冷酷なのです。
欧米人は、何人であれ、偉業を成し遂げた人へ惜しみない賞賛を送りますので、
世界で活躍する日本人がクローズアップされると、わたしたちも誇りに思うのですが、
その裏で、日の目を見ない多くの人がいることも事実です。日本の場合、組織のなかに埋没
していれば「そこそこやっていける」ので、組織のなかで生きていこうとするのが普通です。
組織に従事している人間にとっては、「そこにいること」が仕事の一部になります。
なかにはそれがすべてという人もいますが、そういう人が一定割合いるのが日本の組織です。
記事30-9のように、アリやハチの7割はボーッとしており、約1割は一生働かないとのことですが、
日本の組織にも似た傾向があります。いくらなんでも、従業員の1割が全然働かないなんてことは
ないでしょうが、「働かないやつ」は一定割合いるものなのです。
効率性ばかり優先すると組織が長く存続できない、というのも不思議な感じがしますが、組織には
「働かないやつ」も必要だということを知っておくことは、精神衛生上、良いことかもしれません。
つまり、日本においては、実質的な成果を上げることより、組織の論理に従うことが大切であり、
これまでそれなりにうまく機能してきたのです。
しかし、「寄らば大樹の陰」的発想も限界にきています。
なぜなら、組織変革ができないからです。今までどおりではいけない事態になると、日本の組織は
うまく機能しなくなります。簡単にいえば、みんなで一生懸命、間違った方向に進み続けるのです。
たとえそれが、死の行進であるとしても・・・撤退ができないのです。
テレビはもうダメだから、これ以上、設備投資しないでくれと現場が進言したとしても?
多様性からイノベーションを生み出すことが求められる時代になっても、画一性が重視されます。
日本の組織では、今でも、上層部の指示に従わずに行動して成功したとしても処罰されますので、
ダメだと分かっていても、トップの命令に従って失敗したほうがいいのです。

経営層ではない組織人であれば、やはり組織に従うしかなく、組織に反抗するようなことは
できないので、組織の変革をしようなどと思わないほうが得策だと思います。
はじめから、面従腹背でいればいいのです。
そのうえで、これからの日本においては、「個人の主体性」が求められると思います。
そのツールとして、日本語は重要です。日本国籍を持っている人が日本人なのではなく、
日本に住んでいる人が日本人なのでもなく、日本語を母国語とする人が日本人なのです。
協調性ばかりでもないが、主体性ばかりでもない。感情論だけでもなく、理論的なだけでもない。
すべてに手を抜くわけではないが、すべてを忠実に行うわけでもない。
物事に白黒をつけない日本語の曖昧さをイノベーションに変えて、
日本人の新しい生きかたを見つける必要があるでしょう。日本の組織が硬直的であるのに対して、
日本人は本来、創造的な民族なのです。

これからの時代は、欧米的な発想に慣れておくことも必要だと思います。
すべてが日本人に適用できるものでもありませんが、ベストセラーになっている
スティーブン・コヴィー著『7つの習慣』は教科書的存在といえるでしょう。


7つの習慣-成功には原則があった!7つの習慣-成功には原則があった!
(1996/12)
スティーブン・R. コヴィー

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2014_09_09


「ハローキティは猫じゃない」に騒然 (8月29日 CNN.co.jp)
香港(CNN) 「ハローキティは猫じゃない」。米紙ロサンゼルス・タイムズの27日の記事で
そんな事実が明らかになり、世界中のファンが騒然となった。
注目の記事は全米日系人博物館で9月から始まるキティの展覧会を紹介する内容。
キティ現象に詳しいハワイ大学の人類学者クリスティン・ヤノ氏が同紙の取材に
「展覧会の説明についてサンリオから1点だけ訂正された」と明かし、次のように語った。
「ハローキティは猫ではない。漫画のキャラクターで、小さな女の子で、友達だけれど、
猫ではない。4本足で歩く姿が描かれたことはない。2本足で歩いたり座ったりする。
ペットの猫を飼っているけれど、名前は『チャーミーキティ』という」
キティが猫だと信じてきたファンの間に広がった衝撃は大きかった。米ロックバンド、リンキン・パーク
のマイク・シノダは「冥王星が惑星じゃないというニュースより悪い」とツイッターにつぶやいた。(中略)
ちなみに英語版の公式サイトによれば、ハローキティは「明るく楽しい女の子。ロンドンでママとパパ
と双子の妹ミミィと暮らしている」。つまり、キティはイギリス人らしい。

キティは女の子

サンリオの社長が、「キティちゃんは猫じゃない」と言っているのですから、
キティちゃんは猫ではなかったのです!
ですから、キティちゃんがしゃべっても、問題ないわけです。
アメリカ人のうち、何割の人が、世界地図の上で日本の位置を知っている
のか知りませんが、キティちゃんのほうが、認知度高そうです。
今や、世界で一番名の知れた日本人なのかもしれません。
いや、日本人ではないようです。
日本人は、キティちゃんが何であってもあまり気にしないと思いますが、
欧米人は、「それが何者か」ということに、こだわるみたいです。
「くまモン」が、男女年代問わず、幅広い人気を得ているのに対して、
キティちゃんは、女性、特に、小さな女の子に好かれる存在です。
小さな女の子のお友達でいいじゃないですか!

キティちゃんは、猫であれ人であれ、基本的には、キャラクターなの
ですから、人や動物とは別次元の存在です。
わたしたちとは住んでいる世界が違います!だから、何にでもなれます。
キティちゃんは、キティちゃんなのでした。





2014_09_07


(池上彰の新聞ななめ読み)慰安婦報道検証 訂正、遅きに失したのでは
(9月4日 朝日新聞デジタル)
今回の検証特集では、他紙の報道についても触れ、吉田氏の証言は他紙も報じた、
挺身隊と慰安婦の混同は他紙もしていたと書いています。問題は朝日の報道の過ちです。
他社を引き合いに出すのは潔くありません。
今回の検証は、自社の報道の過ちを認め、読者に報告しているのに、謝罪の言葉がありません。
せっかく勇気を奮って訂正したのでしょうに、お詫(わ)びがなければ、試みは台無しです。
朝日の記事が間違っていたからといって、「慰安婦」と呼ばれた女性たちがいたことは事実です。
これを今後も報道することは大事なことです。でも、新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。
過ちは潔く認め、謝罪する。これは国と国との関係であっても、新聞記者のモラルとしても、
同じことではないでしょうか。
■池上さんと読者の皆様へ
今回のコラムは当初、朝日新聞社として掲載を見合わせましたが、その後の社内での検討や
池上さんとのやり取りの結果、掲載することが適切だと判断しました。
池上さんや読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします。
■池上さんのコメント
私はいま、「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」という言葉を思い出しています。
今回の掲載見合わせについて、朝日新聞が判断の誤りを認め、改めて掲載したいとの
申し入れを受けました。過ちを認め、謝罪する。このコラムで私が主張したことを、
今回に関しては朝日新聞が実行されたと考え、掲載を認めることにしました。
戦前の日本領





北方領土問題-やさしい北方領土のはなし
北方領土って知っていますか?


左の地図は、日本が戦争に負ける前に
作られた中学生用の教科書地図。
朝鮮半島、台湾、千島、樺太、南洋群島
は日本の領土だった。
(昭和13年発行 帝国書院 
 中学校社会科地図帳
 改定 新選詳図 帝国の部)


新聞記者は、事実の前で謙虚になるべきです。
池上さん、さすがです。今回の事件は、朝日新聞という大きな組織に個人が立ち向かって、
勝利を収めるという快挙となりました。ただ、池上さんだから「正しいことを正しい」と言い通せた
わけで、普通のジャーナリストなら、「次なら仕事なくなるよ」と脅されて、泣く泣く記事の内容を
書き換えていたでしょう(そもそも、朝日新聞に朝日新聞の批判記事は書かないでしょう)。

わたしは、朝日新聞と戦前の軍部は、よく似ているのではないかと思います。
戦前に「軍国主義反対」といえば特高警察に逮捕されたのですから、国民には言論の
自由がなかったわけです。「言論の自由」はとても大切な権利なのです。
一方、民間企業である朝日新聞が、自社に都合の悪い内容を掲載しないというのは
自由だという主張もあります。朝日新聞に限らず、組織は都合の悪い情報や人間を
排除しようとするものです。しかし、大手マスコミは単なる民間企業といえるでしょうか。
マスコミは第三(四?)の権力を有していて、誤報により国民を自殺に、企業を倒産に
追い込むことも可能ですから、大きな社会的責任があります。
「言論の自由」の大切さを訴え続けている報道機関が、自社に都合の悪い言論
(しかも、どう考えても正論)を抹殺しようとしたわけですから、報道機関として大きな批判
にさらされることは間違いないでしょう。戦前の軍部が行った「言論の自由」の封鎖と同じ
ではないですが、根底に流れる思想は同じようなものです。

また、軍部がしたこととして、「事実を歪めた」という問題があります。
特に戦時中、日本軍は負け続けていたのに、それを報じませんでした。
朝日新聞も、自分の主張を通すために事実を歪めたのです。意図的な虚偽ではなかったので
しょうが、自分に都合の良い主張を行うために事実でない証拠をでっち上げたことになります。
ですので、今回の従軍慰安婦強制労働に関する虚偽報道は、単なるミスとはいえません。
朝日新聞の意図は、反政府運動の一環だったのかもしれませんが、結果としてしたことは、
国民の「事実を知る権利」の侵害です。

まだまだ、朝日新聞と戦前の軍部には類似点があります。それは、トップの責任が曖昧で、
自分がトップにいる間に何も起こらなければ責任をとらなくていいので、問題が先送りされて
いくことです。今回の検証で「虚偽」と判断した人物の証言を掲載してから32年も経っています。
読売新聞ならこうはならないでしょう。
問題を先送りして事態をさらに悪化させて、最終的に困るのはナベツネですから。
無責任体質の組織では、トップが「わたしのせいじゃない」と言います(ある面、正しいのですが)。
日本の軍部も、自ら、責任をとったわけではありません。
当然、当時の政治家や官僚の責任も、あわせて考えなけばいけませんが、
朝日新聞を含む当時の新聞社の責任も、追求されるべきです。

敗戦国の責任者として、生きて敢然とその身を戦勝国の最高司令長官
の前にさらしたのは、昭和天皇ただ一人だったのである。

新井 浩作品集 誰が開戦の責任者か ~

日本の組織では内部からの組織変革は不可能です。
新陳代謝のない組織では、組織を従来どおりに維持しようとする人が昇進するようになっていて、
保守的なマネジメントが行われます。
組織が民主的な仕組みで運営されているほど、組織内部に排他的傾向を持ちます。
例えば、朝日新聞では、記者は社の方針に反する記事を書くことができません。
朝日新聞は、「反政府」の方針を明確にしていますから、
朝日新聞の記者は政権を擁護するような記事を書くことはできないのです。
事実を歪めてもいいから、反政府運動をしろということではないのでしょうが・・・

朝日新聞社旗と旭日旗
タディの国旗の世界 朝日新聞の社旗と旭日旗


2014_09_05


40歳未満の非正規社員57%が「自活できない」 9割が年収「300万円未満」 (9月1日 msn)
正規雇用で働いた経験がない40歳未満の非正規社員の57・1%が低収入のため自活できず、
生活費の大半を同居家族らに頼っていることが、求人広告会社アイデムのアンケートで31日、分かった。
調査は2月にインターネット上で実施し、1527人が回答。
23~39歳の働く未婚男女に「生活費」を主に誰が出しているかを聞いたところ、
「家族など自分以外の人が大部分、または全部を出している」と答えた割合は、最初の就職から
現在まで正社員の人が29・3%だったのに、正社員経験のない非正規社員では57・1%に上った。
また、非正規社員の90・9%は平成25年の年収が「300万円未満」だったと回答。
59・9%が「将来的には正規雇用で働きたい」と答えた。

7月給与、17年半ぶり上昇率 実質は増税でマイナス (9月2日 朝日新聞デジタル)
厚生労働省が2日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報)で、労働者1人(パートを含む)が
受けとった現金給与総額は前年同月より2・6%多い平均36万9846円だった。
大企業を中心に夏のボーナスが増え、1997年1月以来、17年半ぶりの上昇率だった。
現金給与総額は、基本給や残業代、ボーナスなどの合計。増加は5カ月連続だ。
ボーナスなど特別に支払われた給与が前年同月より7・1%増え、平均10万7517円だった。
基本給も春闘で賃上げの動きが広がったことで、1年前より0・7%増。2カ月連続で前年を上回った。
ただ、物価上昇分を除く実質賃金指数は前年同月より1・4%減と13カ月連続でマイナスだった。
消費増税後にモノやサービスの値段が上がったためだ。4~6月の指数が前年比3%台の減少
だったのに比べると、減少幅は縮まった。これはボーナスによる一時的な影響が強く、
賃金上昇が物価上昇に追いついていない状況は続いている。

現金給与総額

失われた20年といいますが、就職してから、景気がよくて給料が上がるということを
知らない人間にとっては、バブルの頃がどんな時代だったのか理解できません。
しかし、もっと若い年代に比べれば「まだまし」であり、雇用環境が改善されてきたとはいえ、
長く非正規社員を続けてきた人にとって、未来は明るいものではないでしょう。でも、
もっと若い人はもっと悲惨になる可能性があります。
なぜなら、親も貧乏であり、家族に頼ることさえできなくなるからです。
アベノミクスは、「円安・株高・アメリカ経済」に支えられているといってもよいでしょう。
大企業はかなり好調であり、中小企業でも増益になっている業界もあります。
また、株式などの金融資産を多く持っているかたは、かなり儲けているでしょう。
東京を中心とした都市圏では、アベノミクスの恩恵を受けている人も多いのではないでしょうか。
一方、地方では、生活が苦しくなっている人のほうが多いのではないかと思います。
消費税、電気代、灯油代、ガソリン代など、出費を増加させることばかりです。
寒冷地では、燃料代が都市圏の家庭より多くかかりますし、
田舎暮らしでは車が必要ですし、田舎になればなるほど走行距離も長くなります。
アメリカの人が、アメリカ以外の国のことにあまり興味がないように、
東京にずっと住んでいる人は、田舎のことにあまり興味がないかもしれませんが、
田舎暮らしでは、節約しようと思って車を手放したくても、車がないと生活ができないのです。
生活が苦しくなれば、支出を減らすようになりますから、
生活に苦しい人が多い地域では、消費も伸びませんし、雇用も生まれません。
よい就職先を求めて、ビジネスチャンスを求めて、東京に人が集まるのは当然です。
安倍さんも、それではまずいと思ったのか、単なる選挙対策か、
公共事業をもっとするための言い訳なのか知りませんが、「地方創生」などと言っています。
実は、竹下さんがしたように、「ばらまく」ことが最良の策なのかも知れません。残念ながら、
何をしようと、地方を創生する妙策はないのです。
これは安倍さんが悪いのではなく、どんなに優秀な人が政治をしても同じです。
そもそも論として、「官がやってできること」を超えています。

アベノミクスでわたしが最も気にしているのは、
アベノミクスのプラスである「円安・株高・好調なアメリカ経済」は(好調なアメリカ経済は
アベノミクスの成果ではありませんが)、元の状態に戻るときがいつか来るのに対し、
アベノミクスのマイナスである「国民の各種負担増、実質賃金低下」は、
一方向に進んで止まらないのではないかということです。

占星術にも似たところがあります。例えば、太陽は1年たつと元の位置に戻ります(循環する)が、
冥王星は一方向に進むだけ(循環しない)です。勿論、冥王星も元の位置には戻りますが、
248年後に戻ってきても、わたしたちの一生には関係ありません。
すべてが循環していても、わたしたちにとっては循環しないものもあるのです。

下の図では、不可逆の象徴として「冥王星」を、可逆の象徴として「木星」を挙げてみました。
木星は「幸運の星」ということになっていますが、永遠の幸運を保障するものではありません。
ホロスコープ上には、「アセンダント」「ディセンダント」「南中」「北中」という4つの重要な通過点が
ありますが、2013年7月頃に、木星が「北中」を通過したあと、大きな不幸が起こらなかったことは
ラッキーでした。前回は2001年7月頃に、木星が「北中」を通過したのですが、2ヶ月後の9月には、
アメリカ同時多発テロ事件が起きました。その前は、1989年8月頃ですが、
このときはバブルの絶頂でした。次の年から、バブル崩壊がはじまります。
「北中」以外でも、災難が起こっています。「北中」の前にある「占星点」は、「アセンダント」
なのですが、木星が「アセンダント」を通過したのが、2011年1月。
その2ヶ月後の3月に何が起きたか、改めて言及する必要もないでしょう。
当面はいけそうな感じのアベノミクスですが、「元の位置に戻る」ときがいつか来るでしょう。


アベノミクスのゆくえ


2014_09_03


働かないアリは長生き 琉大・辻教授ら研究チーム発見 (2013年9月18日 琉球新報)
琉球大学農学部の辻和希(本名・辻瑞樹)教授と日本学術振興会の土畑重人特別研究員の
研究チームはこのほど、働きアリよりも、働きアリの労働にただ乗りする、働かないアリの生存率の方
が高いことを突き止めた。個々が社会の目標より自分の目標を優先してしまうことで社会をつくること
ができなくなるという、人間社会でもみられる「公共財ジレンマ」の実例を、人間と微生物以外で
初めて発見した。研究成果は「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」(オンライン版)に掲載される。
辻教授は「この研究成果は人間がなぜ助け合うのかを理解するのにも役立つ」と強調した。
「公共財ジレンマ」とは、協力して社会をつくれば最終的な利益が大きいにもかかわらず、
他者よりも大きな利益を得るために、他者の働きにただ乗りするという事態が起こり、
社会をつくることができないことを指す。
研究チームがアミメアリを使い実験したところ、労働せずに産卵ばかり行うアリが交じっている
ことを発見し、それらは働きアリとは遺伝的に異なる系統に属することを確認した。
働かないアリは、働きアリによる助け合いの利益にただ乗りしている。
研究によると、働きアリは働かないアリの分まで巣の外に出て労働するため「過労死」し、
生存率が下がる。働かないアリは働きアリよりも多く子どもを産むが、その子どもは親と
同様に働かない。だが、働かないアリのみの社会では、子孫を残すことはできないという。
自由競争の下では相手からの助けにただ乗りし利益を得た方が得であるにもかかわらず、
助け合いの社会が発生することについて辻教授は、自然科学と社会科学の両分野で重要な
テーマと指摘。「アリ社会において助け合いがなぜ生じるかを理解することが、
ヒト社会の助け合いをより深く理解することにつながる」と研究の意義を強調した。

“無為”によってすべてが為される (OSHO TAO 永遠の大河 3)
道(TAO)を学ぶ者は  日に日に失っていくことを目ざす
生全体も非功利的なものだ それには何の目的もない
それはどこに向かっているのでもない それはただただここにあるだけだ
どこへ向かっているわけでもない それに到達すべき目標はない
何の目的地もないのだ それはひとつの宇宙的な遊びだ
ヒンドゥー教徒たちがリーラ(leela)と呼ぶもの ひとつの戯れ――
子供たちは前途に何の目標もなく遊んでいる 遊ぶことそれ自体が目標なのだ
彼らはそれを楽しんでいる その中に歓喜している
幸せなら それで終わりなのだ(中略)
私が言っているのは あなたがしない人になるという意味にほかならない
ものごとが起こり始める
あなたがするんじゃない ただ起こるのだ
そのやり手、操縦者はいなくなる(中略)
あなたはすべてがひとりでに進んでいることに気づく
<全体>が働いている 部分が働く必要はない
部分は参加すればいいだけだ
部分はトラブルや衝突を起こさないようにすればいいだけだ
<全体>に味方すればいいだけなのだ

タオ
<出典> flickriver

Oshoの言っていることは強烈です。一言で言ってしまえば、
「あなたが余計なことをしなければ、あなたに起きることは完璧なものになるだろう」ということです。
『TAO 永遠の大河』については、記事28-3で紹介しています。
無茶苦茶なことを言っているようですが、意外と合理的なのです。記事27-5のコンストラクタル法則
に従えば、わたしたちにできることは宇宙の流れの邪魔をしないことしかないといえるでしょう。
そして、その結果得られる最終的な宇宙は、単に熱的に死んだ宇宙なのです。
「何のために?」と質問しても意味はありません。そうなのだからそうなのです。

世のなかには、意欲的でない人(陰)と意欲的な人(陽)がいます。
「自分から進んで何かをする」ことは悪いことではないと思いますし、
そのような人は、人から何を言われても気にせず積極的に行動するでしょう。
問題は、「自分から進んで何かをする」気が起きない人です。
そのような人は、悩むものです。特に、若いときは。
わたしの体験から言わせていただくと・・・無理に何かをしないほうがいいと思います。
無理な積極性は自滅を招きます。最低限のことだけしていればいいのです。
「やる気のなさ」は神様からの贈り物です。
そう信じていればいいのです。多くの場合、ホロスコープ上にもそれが表れています。
ただし、「やる気のない」人は他人と戦ってはいけません。なぜなら、勝てないからです。
何事にも積極的に取り組める人と戦っても勝てるはずがありません。
自分は社会の役に立っていないなんて思う必要は全くありません。
社会の人が何を言おうと、気にする必要はありません。言わせておけばいいのです。
人間に限らず、アリでもハチでも、本気になっているのは全体の2割です。
一部の人しか真剣に働かないのは自然の摂理です。

間違っても、「自己啓発」の本に書かれた言葉に騙されてはいけません。
多くの「自己啓発」の本は、何事にも意欲的に取り組める人によって書かれたものです。
意欲的な人と意欲的でない人は、隣にいても同じ世界に住んでいません。
逆に、頑張り屋さんはoshoの本など読まないほうがいいでしょう(実際、読まないでしょうが)。
ただ、若いうちは意欲的だったけど、ある程度の年齢で「燃え尽きる」人もいます。
この場合、周りの人に迷惑をかけることもあるので、本人も苦しむことになるかもしれません。
その点、ずっと「やる気がない」人は心配いりません。はじめから、期待されていませんから。
周囲の人から過大に期待されないように仕向けておくことは、意外に重要です。

ではなぜ神様は、一部の人しか働かないように社会を構築したのでしょうか?
それは、社会の激変に対して迅速に対応するためです。
社会が大きく変化したとき、真剣に働くメンツが変わります。
どんな知識や技術、経験を持っていても、今までと全く違う社会になったとき、
人は無意識的無能(わかっていないことをわかっていない)に陥ります。
これまでの社会で成功をもたらした知的習慣が人々の無意識に深く刻み込まれていて、
全く新しい世界では、そのことが失敗につながるのです。
一方、新しい社会になると、それまで社会で役に立っていなかった人間が持っている
潜在能力が突然、開花します。砂漠に雨が降った時のように・・・
ほとんど雨の降らない土地は死んでいるわけではありません。
雨が降ると一斉に草が生え、花をつけるのです。種はチャンスをじっと待っているのです。
産業化社会は既に綻びが見えはじめています。
ポスト産業化社会がどんな社会になるのか、予想できませんし想像もつきませんが、
新しい時代には、今まで必要とされていなかった能力が求められることになります。
やる気の起きない人は、今の時代に、自分の活躍する場がないだけなのです。
意欲のない人は素晴らしい「種」を目指しましょう。
今の環境で無理に発芽してはいけません。発芽すれば、枯れてしまう可能性があります。

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)
(2010/12/31)
長谷川 英祐

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女王バチのために黙々と働く働きバチや、列を成して大きな荷物を運ぶアリたちに
共感を覚えた経験は誰にもあるはず。しかし実際に観察すると、アリもハチもその
7割はボーッとしており、約1割は一生働かないことがわかってきた。
また、働かないアリがいるからこそ、組織が存続していけるというのである!
これらを「発見」した著者による本書は、アリやハチなどの集団社会の研究から
動物行動学と進化生物学の最新知見を紹介。人間が思わず身につまされてしまう
エピソードを中心に、楽しみながら最新生物学がわかる科学読み物である。
生命の不思議に感動すると共に、読後には社会・会社・家族などへの考え方が
少しだけ変わる、ラクになる。



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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

不思議の国では、
時間は動かないんです。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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