神世七代神世七代 “神世七代”. ウィキペディア日本語版.
2014-02-05. (参照 2014-02-27).
神世七代(かみのよななよ)とは、日本神話で、天地開闢のとき
生成した七代の神の総称。またはその時代をいう。
神代七代とも書き、天神七代ともいう。
初めは、抽象的だった神々が、次第に男女に別れ、
異性を感じるようになり、最終的には愛を見つけ出し
夫婦となる過程をもって、男女の体や性が整っていくことを
表す部分だと言われている。
『古事記』
『古事記』では、別天津神の次に現れた十二柱七代の神を
神世七代としている。最初の二代は一柱で一代、
その後は二柱で一代と数えて七代とする。
なお、島根県安来市(旧出雲国)にある十神山はイザナギ、
イザナミの両神を除く十神が祀られていたとする話がある。(中略)
『日本書紀』
『日本書紀』の本書では、天地開闢の最初に現れた
以下の十一柱七代の神を神世七代としている。(以下略)



日本神話では、神世七代といって、天地開闢のときに生まれた七代の神様がいます。
イザナギ、イザナミは、神世七代のうち、最後の代(七代目)の神様です。
AKBの「神7」は7人ですが、神世七代は7柱(神様は「柱」と数える)ではありません。
初代は1柱ですが、ある代から2柱(男女のペア)になります。
7代をあわせると、『古事記』では12柱、『日本書紀』(本書)では11柱です。
1柱の違いがどこにあるかというと、三代目が、『古事記』では2柱なのに対し
(上の図のとおり)、『日本書紀』では1柱だからです。
下の図に示すように、陰陽論における八卦においては、12の状態に分割されます
(八卦は8分割ですが、記事20-1のように、状態としては12あります)。
これは、『古事記』の12柱に一致しています。しかし、八卦が8つの側面であるのに対し、
神世七代は側面が7つであるということを意味していて、数が合いません。

そこで、『日本書紀』(本書)の11柱をもとにした考えかたをとってみます。
下の図で示したように、2つの状態の間に矢印を書き込んでみます。
この矢印は、基準点からの変化量と考えることにします(基準点を表太陽に置くことにします)。
すると、太陽(表)から残りの11の状態へ、それぞれ矢印を描くことができます。
このようにすれば、11本のうち、いずれかの矢印を辿ってすべての状態へ行くことができます。
このうち3本の矢印は、1つの側面で1つの状態しか持っていない側面へ向かう矢印です。
これは、神世七代のうち、1柱単独である一、二、三代目を意味していると考えられます。
そして、残りの8本の矢印は、1つの側面で2つの状態を持つ側面(このような側面は4つある)
へ向かう矢印です。『日本書紀』では11柱なので、これで、7代11柱が完成するのです!
実は、11柱=11本の矢印=11次元です。
これは、超弦理論が予想している次元数(M理論)に一致しています!
7代のほうは、現在、「曜日」や「音階」に活かされています。


神7と11次元


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2014_02_28


国産み国産み “国産み”. ウィキペディア日本語版.
2013-10-13. (参照 2014-02-23).
あらすじ 古事記
伊邪那岐・伊邪那美は天浮橋(あめのうきはし)に立ち、
天沼矛で渾沌とした大地をかき混ぜる。このとき、
矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)
となった。二神は淤能碁呂島に降り、結婚する。
(中略)こうして、二神は性交する。しかし、女性である
伊邪那美の方から男性の伊邪那岐を誘ったために、
ちゃんとした子供が生まれなかった。
このため、二神は、最初に産まれた子供である水蛭子(ひるこ)
を葦舟に乗せて流してしまった。次にアハシマが産まれた。
水蛭子とアハシマは、伊邪那岐・伊邪那美の子供の内に
数えない。二神は別天津神のもとに赴き、なぜちゃんとした
子供が生まれないのかを聞いた。すると、占いによって、
女から誘うのがよくなかったとされた。
そのため、二神は淤能碁呂島に戻り、今度は男性の
伊邪那岐から誘って再び性交する。
ここからこの二神は、大八島を構成する島々を生み出していった。


ちなみに、古事記における大八島とは、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、
本州のことです。言うまでもないことですが、対馬は古来、日本だったのです。
話が脱線してしまいますが・・・
日本、中国、ロシアという三つの強国に囲まれているうえに、民族は二分されている弱小国
の国民にとって、歴史を正視することが容易ではないことを、理解してあげましょう。
対外的には、日本の元首は天皇です。考えてもみてください。
元首であった人(そもそも今の日本では元首であったという状態がないのですが)が、次々と
牢屋に入る(現役で暗殺された人を除きます)国のことを。
「歴史の重み」がまったくもって異なります。

それはさておき、大前提として、神話において時系列に誤りがないとすることにします。
時間のなかった宇宙のはじまりまで遡って考えようというのに、時系列を重視するというのは
おかしな話なのかもしれませんが、時間がなくても因果関係は存在し、
それを時系列のつながりとして考えなければ、普通の人間の頭では考察になりません。
古事記では、「国産み」のあと、「神産み」があるのですが、
この「国産み」を言葉どおり、日本の国土をつくったと考えるとその後の展開が
おかしくなるように思います。「神産み」の最後に、天照大御神が登場します。
少なくともこの章は、占星術的宇宙観の話であり(間違っても、宇宙物理学ではありません)、
天照大御神が太陽、月読神が月を意味するというところに到達する必要があります
(信仰の対象として考えているわけではないので、宗教の話でもありません)。
天照大御神が物質としての太陽を意味しているわけではないとしても、
その前に日本があってもらっては、さすがに説明に困ります。「国産み」、「神産み」を行った
イザナギ(伊邪那岐)、イザナミ(伊邪那美)は何を意味しているのか?
さらには、水蛭子とアハシマが何を意味しているのか?
それを知るには、さらに時系列を遡る必要がありそうです(続く)。


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竹田 恒泰

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2014_02_26


ソーマ紀行 乳海攪拌図より ジル・パースの乳海攪拌図
インドラの苦情を受けて、ヴィシュヌは宇宙秩序を維持する計画を立てた。
それは悪魔たちの協力を得て、宇宙の対立し合う二つの螺旋運動を互いに拮抗させることだった。
かくして悪魔と神々の群れが互いに宇宙の蛇セッシャを引っぱりあう。
一方セッシャは宇宙基軸であるマンダラ山を取り巻いているので、両者の引張り合いは
中心の柱を回転させ、乳海をかきまぜ、不老不死のアムリタを作り出す。
ジル・パース著、高橋厳訳『螺旋の神秘』(平凡社)より

乳海攪拌

宇宙の温度は、約3度。「結構、あたたかいなあ」と思われたかたもおられるでしょうが、
残念ながら絶対温度です。3K(ケルビン)、つまり-270℃です。
宇宙はどこでもほぼ3度で、均一な温度分布になっています。
ビッグバンが起きたとき不均一だと、その後も宇宙にむらができてしまいます。
インフレーション理論によれば、初期宇宙が一瞬のうちに急膨張を起こし、温度が均一とみなせる
領域が膨張したため、温度がほとんど均一な大きな宇宙に成長したと説明しています。
「無」が急膨張して、次の瞬間に膨張が急減速し、空間が加熱されたということになります。

しかし、神話では、宇宙の温度を均一にする方法が異なります!日本の神話では、
「神々が生まれた後、イザナギとイザナミは天国の橋に立ち、槍で原始の海を混ぜた。
槍を持ち上げたら、海に落ちた雫は地になり、オノコロ島ができた。」ということになります。
ヒンドゥー教における天地創造神話でも、海をかき混ぜるのです。
かき混ぜるのは、宇宙の温度を均一にするためではないでしょうか?
どうも、宇宙が不均一だと不都合が生じるようです(ごく僅かな揺らぎは必要)。
はじめは、出来の悪い宇宙をいくつもつくったのかもしれません(→次の記事につながります)。

ここにも蛇がでてくるのですが、前記事と同じことを考えると、蛇は宇宙の外にいる存在です。
そして、かき混ぜているのが、日本の神話と同じく海であることに注目すべきでしょう。
この海は、宇宙が出来る前からある海なのです。
この海のなかに、わたしたちの宇宙があると考えるのが最も妥当でしょう。
宇宙の温度を一定にする方法は簡単です。宇宙をこの海のなかに漬けておけばいいのです。
これなら、ビッグバンで温度にむらがあっても問題ありません。
高温で温度が不均一な球を水槽に入れて冷やすようなものです。
時間がたてば、球の温度むらはなくなり、どこも水温と同じになります。
いくら、この球が膨張しても、温度がさらに下がることを心配をする必要はありません。
また、膨張により、密度もほとんど低下しません。ほぼ、海の密度と同じになります。
そんなこと神話の世界だけで、物理的にありえないと思われるかもしれません。
確かに、三次元の空間ならば、どこと熱交換しているのかということになるでしょう。
高次元空間を想定する必要があります!


温度一定宇宙


2014_02_23


ウロボロス “ウロボロス”. ウィキペディア日本語版.2013-11-29. (参照 2014-02-21).
歴史 ウロボロスのイメージは、アステカ、古代中国、ネイティブ・アメリカンなどの文化にも
見受けられる。中国では、新石器時代の北方紅山(ホンシャン)文明(紀元前4700年 -
紀元前2900年)の遺構から、青色蛇紋石で作られた「猪竜(ズーロン)」または
「玉猪竜(ユーズーロン)」と呼ばれる人工遺物が発掘されている。
これは、ブタのような頭とヘビの胴体を持ち、みずからの尾をくわえた姿をしている。
今日見られるウロボロスの起源となる、みずからの尾をくわえたヘビ(または竜)の図の原形は、
紀元前1600年頃の古代エジプト文明にまでさかのぼる。エジプト神話で、太陽神ラー(レー)の
夜の航海を守護する神、メヘンがこれに当たり、ラーの航海を妨害するアペプからラーを守るため、
ウロボロスの様にラーを取り囲んでいる。これがフェニキアを経て古代ギリシアに伝わり、
                             哲学者らによって「ウロボロス」の名を与えられた。
ウロボロス

インフレーションの話はおいておきまして、宇宙の全体の話をします。
物理学の進歩により、宇宙のはじまりの様子がだんだん分かってきましたが、限界もあります。
仮説が正しいことを証明するためには、観測結果が仮説と一致している必要があります。
逆に言えば、観測結果の得られないものは、確認のしようがありません。
例えば、100億光年離れている銀河を確認したとすれば、その銀河は100億年前くらいには
存在していたのしょうが、現在どうなっているかは全くわかりません。
太陽系ができて46億年、ビッグバンから現在まで約138億年ですから、100億年前というのは
宇宙のはじまりの時期に近いわけで、今の様子は、当時とは全く異なっているかもしれないのです。

ウロボロスで宇宙を考えると、今の「宇宙のはじまり論」とは少し違うものになります。
宇宙は無からはじまったのではなく、前の宇宙のなかから生まれたのです。
宇宙は無限に拡大を続けます。しかも、これからもさらに、永遠に加速します。
なぜなら、宇宙の中心ではこれまでの時空の抵抗(揺らぎ?)が大きいため、
膨張の邪魔をしているのに対し、周辺にいけばいくほど、膨張するのに抵抗がないからです。
そう、宇宙には中心があるのです
(一般的には、宇宙はどこも同質で中心は無いと考えられています)。
わたしたちは宇宙の中心から遠ざかっています。
わたしたちの宇宙の外には、前のビッグバンの宇宙があって、その宇宙もエネルギーを
持っているので、膨張すれば、その分だけ空間が持つエネルギーは増加していきます。

空間が膨張することについては、ある程度想像することはできます。
しかし、時間が膨張することはなかなか理解できません。そもそも、時間の端と言われても・・・
図で示したウロボロス宇宙は、時空の外で起こっていることですので、
時間経過を示したものではありません。時空がたくさんあるというのも理解しにくいことですが、
時空の外を想像することは、もっと難しいように思います。困ったときの答えは・・・
時空の外には、蛇がいる!

ウロボロス宇宙

2014_02_22


映画『ピラミッド 5000年の嘘』 調べるほどに増幅する疑惑、隠されたピラミッドの真実
高さ146m、底辺230m(一辺)、建設期間20年、古代最大の建造物ギザの大ピラミッド。だが
この建造物に関する学説は、実は何一つ証明されておらず、仮説がそのまま常識となっている。
さらに建設に関する新説は数多くの技師、技術者が主張しているにも関わらず、
検証されたことがない。あなたは知っていましたか?ピラミッドの「無理」と「疑問」。

実は8面体だった。(最新技術でも難しい天文学的な演出)
年に2回、春分と秋分の時のみ、真東から昇る太陽がピラミッドの角度に達するわずかな時間、
ギザの大ピラミッドが4面体(四角錐)ではなく、8面体ということが目視できる。
この”数秒間の演出”は地理学・天文学的視点からも、緻密な計算の上、設計されており、
これは現在のテクノロジーでさえ難しい技術である。
ピラミッド

ギザのピラミッドは8面体なのかもしれませんが、上の写真のピラミッドを見ていただければ
お分かりのとおり、日が完全に当たっている面及び日が完全に当たっていない面が二面に分割
できることは確認できません。普通に、一面にしか見えせん。二面であることを確認できるのは、
日が横から当たっている面(2つの面)だけです(写真では片面しか確認できませんが)。
ピラミッドが8面体を意味しているのならば、完全な8面体にすればよかったわけであり、
このような微妙な形にしたのは、4面で6つの状態を表現するためであったと考えられるのです。
上の写真はうまく撮影されていて、二面に分割された部分の左側が少し暗く、右側が少し明るく
なっており、これは、それぞれ、少陰と少陽を示しているものと思われます。
わたしたちは占星術というと、西洋占星術をイメージしますが、その起源はバビロニアかエジプトで
はじまったもの。ピラミッド建造当時、エジプトでは、かなり精密な占星術があったのでしょう。

一方、世界四大文明の一つ、中国ではどうでしょうか。
6つの状態は六爻占術(ろっこうせんじゅつ)として、現在に伝えられています。
六爻占術では、6つの状態を単に、上爻、五爻、四爻、三爻、二爻、初爻と表記していますが、
このうち、上爻、四爻、二爻は陰、五爻、三爻、初爻は陽であるとされます。
どれがどれに当たるかは不明ですが、、「太陽、太陰、少陰、少陽、右陰、右陽」を意味してします。
予想は、上爻=太陰、五爻=少陽、四爻=右陰、三爻=右陽、二爻=少陰、初爻=太陽です。
ということで、「太陽、太陰、少陰、少陽、右陰、右陽」は、四象とは言わず、
六爻(ろっこう)と呼ぶことにします。漢字が難しくて分かりにくいですが・・・

さて、日本。巷には、六星占術なるものが・・・
六星占術には(+)と(-)があって、これを表、裏と考えると、全く同じ分割になるのですが・・・

ところで、
古代の人はどうやってこれを知ったのでしょう?
ピラミッドの謎に加えて・・もらえないでしょうね。(次は、インフレーションです)


ピラミッド六面体

2014_02_19


宇宙はどのように生まれたのか? 自然科学研究機構 国立天文台
宇宙に誕生に迫る
宇宙の始まりについて、ある説では、宇宙は「無」から生まれたとしています。
「無」とは、物質も空間も、時間さえもない状態。しかしそこでは、ごく小さな宇宙が生まれては
消えており、そのひとつが何らかの原因で消えずに成長したのが、私たちの宇宙だというのです。
また生まれたての宇宙では、時間や空間 の次元の数も、いまとは違っていた可能性があります。
ある説によれば、宇宙は最初は11次元で、やがて余分な次元が小さくなり、空間の3次元と時間の
1次元だけが残ったのだといいます。宇宙の始まりは、まだ多くの謎につつまれています。
それを解き明かしていくのは、いまこれを読んでいるあなたかもしれません。

宇宙のはじまり1

「占星術的世界観」として、「宇宙のはじまり」を考えたいと思います
(きっと、星占いをしている人が、宇宙のはじまりを考えることはあまりないとは思いますが・・・)。
陰陽論に従い(とは言っても、記事9-2のように正方形の太極を想定して)、
まずは、太極が陰と陽に二分割されます(両儀)。
これにより、陰と陽の間で移動できる自由度が生まれ、次元が生まれます(1次元)。
陰陽論では、両儀はさらに分割して四象(太陽、太陰、少陽、少陰)になり、
四象はさらに分割して八卦(8分割)となり、今日の万物になったとされています。
しかし、この説明だけでは、八卦からどうして宇宙ができたのかが分かりません。そこで、・・・
4分割されたとき、陰陽の混在した2つの面を、縦縞と横縞のストライプと考えます。
すると、ストライプは、陰と陽が反転することができるので、2つの状態をとることができます。
このとき、縦縞と横縞のストライプでは、状況が異なります。
縦縞面では、周辺から中心へ向かう方向に見たとき、「右が陰で左が陽」であろうと、
「右が陽で左が陰」であろうと、陰と陽の面積は変わりません(2分割だと考えやすい)。
しかし、横縞面では、周辺から中心へ向かう方向に見たとき、「上が陰で下が陽」と、
「上が陽で下が陰」では、陰と陽の面積が変化します。
下の図(④の図形)では、横縞ストライプ(±横)が「上が陽で下が陰」になっていますが、
分割面の数が偶数ならば、「上が陽で下が陰」のとき、陰のほうが面積が大きくなります。
つまり、全体として、やや陰になります。逆に、「上が陰で下が陽」では、やや陽になります。
四象では、「ゆらぎ」が生まれます。
ということで、陰陽論を書き換えて、四象では6つの状態をとることができるものとします。
これを、太陽、太陰、少陰、少陽、右陰、右陽と呼ぶことにしましょう。
右陰、右陽は縦縞ストライプの2状態を、少陰、少陽は、横縞ストライプの2状態を意味します。
少陰はやや陰になった状態、少陽はやや陽になった状態を意味します。
このとき、1つの状態から別の5状態へ移行することができるので、次元は5になりました。
これが陰陽五行説のはじまりです!
話が長いので、この先は次の記事にてお伝えしたいと思います。

ちなみに、この陰陽論は、「無のゆらぎ」の部分を説明しているのであって、
まだ、インフレーションもビッグバンも起こっていません。
ただし、ビッグバン前といえるかどうかは、分かりません。なにせ、
時間がまだできていませんからねぇ。


11次元宇宙

2014_02_17


自信過剰 わかったつもり ~ファスト&スロー(上) ダニエル・カーネマン~
私たちは自分の周りのさまざまな出来事を解明しようと絶えず試みており、そこから必然的に
講釈の誤りが生まれる。私たちが納得できる説明やストーリーは、とにかく単純である。
抽象的でなく具体的である。偶然よりも才能や愚かさや意志で説明したがる。
そして起こらなかった無数の事象よりも、たまたま起きた衝撃的な事象に注意を向ける。
最近起きた目立つ出来事は、因果関係をでっちあげる後講釈の題材になりやすい。

あなたはどうしても、手持ちの限られた情報を過大評価し、ほかに知っておくべきことはないと
考えてしまう。そして手元の情報だけで考えうる最善のストーリーを組み立て、
それが心地よい筋書きであれば、すっかり信じ込む。
逆説的に聞こえるが、知っていることが少なく、パズルにはめ込むピースが少ないときほど、
つじつまの合ったストーリーをこしらえやすい。世界は必ず筋道が通っているという心楽しい信念
は、磐石の土台に支えられている。その土台とは、自分の無知を棚に上げることにかけて
私たちはほとんど無知の能力を備えている、という事実である。

人間の脳の一般的な限界として、過去における自分の理解の状態や過去に持っていた自分の意見
を正確に再構築できないことが挙げられる。新たな世界観をたとえ部分的にせよ採用したとたん、
その直前まで自分がどう考えていたのか、もはやほとんど思い出せなくなってしまうのである。

後知恵バイアスは、意志決定者の評価に致命的な影響を与える。評価をする側は、
決定にいたるまでのプロセスが適切だったかどうかではなく、結果がよかったか悪かったかで
決定の質を判断することになるからだ。(中略) このような「結果バイアス(outcome bias)」が
入り込むと、意思決定を適切に評価すること、すなわち決定を下した時点でそれは妥当だった
のか、という視点から評価することはほとんど不可能になってしまう。
-----------
意思決定論の決定版。今回は、ここまでが引用になってしまいました。
それほど、この本は秀逸なのです。
きっと、これまで紹介した本のなかで、一番いい本なのではないでしょうか?
著者はダニエル・カーネマン。心理学者なのですが、2002年にはノーベル経済学賞を受賞。
前の記事では、論理について批判的に書きましたが、
論理的なものには、この本のように素晴らしいのものもあるのです。
「結果バイアス」にだまされないようにしましょう。
「振り込め詐欺」は騙されてたことにいつかは気づくものですが、
「結果バイアス」で歪められた話は、騙されていることに気づきにくいものです。
一応、断っておきますが、わたしの書いているものは、「結果バイアス」など無関係です。
なぜなら、そもそも物語ですから。今後とも、フィクションとしてお楽しみください。


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2014_02_15


火星(マルス) 多様性の強要 ~内なる惑星 トマス・ムーア~
フィチーノが火星に論証するという役割を与えていることについて述べておこう。
水星が定義し、土星が分析し、火星が分類すると彼は言う。私の知るところ、彼はこれ以上
説明を加えていない。しかし、火星的なスピリットに関する一般的な文脈から言えば、
火星の役割は論理性にあると解釈することができるだろう。
(中略) 統合や全体性といったセンチメンタルな理想に対して、マルスは激しいリアリズムで
対抗し、魂に輝ける多くの中心が存在することを認めさせようとする。そもそも、
惑星自体が多様であり、調和させられてしまうことに抵抗する魂の様々な側面を反映している。
そこから考えると、マルスのシャドウ的な性質と有毒なスピリットの強制力は、
魂の根本的な複数性を肯定しようとしているように思われる。

『内なる惑星』はトマス・ムーアが、十五世紀にいたフィチーノという人の著作を研究対象にして
書いた本です。マルスはローマ神話における戦いの神。
陰陽論によれば、もとは一つであったものが陰陽に分割されることで、宇宙がはじまったのです。
陰と陽ははじめは一体化していましたが、やがて分離し、対立を生むことになります。
無が分離して、陰と陽が生まれ、融合しては無に還ることを繰り返すのが空間というものです。
これは、現代の真空の概念とも一致しています。
受精卵も、分割を繰り返すことにより、多細胞生物になることができるのです。
わたしたちが何かを論理的に解き明かそうとすれば、物事を細かく分けて、
分割された一つ一つについて、詳細に検討することになります。しかし、論理性は、特性上、
分割できても、統合することはできません。
なぜなら、分割されたものを足し合わせても、ひとつの統一体の性質を示さないからです。
魂は、本質的に統合されたものなので、論理をもって解明することはできません。
魂はすべてを占有する存在なのです。ですので、心の奥の、その奥に魂の世界が広がって
いるともいえますが、心のなかに魂があると考えると、占星術を理解するのが難しくなります。
わたしたちが魂(=ホロスコープ)のなかにいる。
そのように考えて、惑星の動きを見たほうがいいように思います。
火星の影響を受けすぎると、「喜び」が分からなくなります。
考えることが「喜び」になることはありますが、「喜び」が何であるかを考えることはできません。
「喜び」は魂の全体の動きですから・・・


内なる惑星―ルネサンスの心理占星学内なる惑星―ルネサンスの心理占星学
(2001/12)
トマス ムーア

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2014_02_13


内なるパートナー ~占星学 リズ・グリーン~
伝統的なホロスコープの相性判定法(シナストリー)については数多くの書物が著されてきた。
それらは特定の星の組合せについて一般的理解を深めるためには大いに役立ってきたと
思われる。しかし、いかなる判定法をもってしても、人間関係をつくるべきか否か、
人間関係が存続するか否かを判断することはできないということを忘れてはならない。
この点に関しては強調してもし過ぎることはないくらいだ。
しかし、これについての安易な推測からはかり知れない被害が生み出されてきた。
(中略)人間関係の運命は星とともにあるのではない。個人とともにあるのだ。

金星と火星が、男女の関係を示唆するものであることは確かでしょうが、
二人のホロスコープから、男女の仲が永続的なものであるかを判断することはできません。
「占いで気になるのはやっぱり恋愛」という気持ちも分からないではないのですが、
この点に関して、星占いが役に立つようには思えません。きっと、どんな占いでも無理でしょう。
実証研究をして、何らかの相関関係が見つかったという占いの結果があるでしょうか。
とはいうものの、星占いで何も言えないということでもありません。
金星、地球、火星は、兄弟の惑星といってもいいでしょう。
であるからこそ、一つの惑星だけ大きく違うことがその惑星の特徴になるのです。
記事19-5に書いたように、火星の自転周期は1.03日で、地球とほぼ一致しています。
それに比べて金星上では、約117日で太陽が元に位置に戻ってきます(自転周期とは異なる)。
金星では時間がゆっくり流れており、時間の経過による変化に抵抗する力を象徴しています。
恋愛でいうならば、金星は愛を永続させる力として働きます。
一方、火星では、時間が地球と同じように経過していきます。
時間については金星が特殊なのですが、金星と地球には類似点も多くあります。
金星と地球は大きさが近似しているのに対し、火星は金星、地球よりかなり小さな星です。
つまり、火星は重力が小さいのです。このため、大気を保持しておくことができません。
これを恋愛で考えるならば、相手を自分のもとに留まらせておく力に欠けるのです。
火星には生命に適した水環境が存在したと推測されていますが、現在は荒涼した大地です。
火星は愛を一時的なものにする力として働きます。
金星は女性、火星は男性を意味するといわれますが、
男性のほうが浮気性であることも、火星の特徴と一致しています。


火星地面

2014_02_11


西洋占星術 “西洋占星術”. ウィキペディア日本語版. 2014-01-16.(参照 2014-02-09).
歴史 ルネサンス ルネサンス期の占星術にとって特に重要だったのは、コペルニクスの
『天球の回転について』(1543年)である。これによって、プトレマイオス的な地球中心説とともに、
伝統的な占星術における太陽や月を含む「惑星」概念が否定された。同時に、宇宙が地球を
中心とする狭い同心円でなく、大きな広がりを持っていたことが認識され、そのように離れた星々
が、どれほどの影響を行使しうるのかという問題も発生した。17世紀に入ると、
天文学者でもあったヨハネス・ケプラーが、この問題に取り組んだ。(中略)
ケプラー以前のアスペクトは、第1にサインとサインの関係であったが、
ケプラーは星と星の間の角度として再定義し、この新たなアスペクト概念は
                多くの占星術師に受け入れられ、現代に到っている。
古代チャート ケプラーがヴァレンシュタインのために作成したホロスコープ。
                当時のホロスコープはまだ正方形であった。


ルネサンス期に、宇宙が正方形であるとは思っていなかったでしょうから、
当時、ホロスコープを正方形で作ったのには、何か意図があったのではないでしょうか?
ホロスコープを正方形にすることにより、アスペクトの意味が理解できるように思います。
星が同じ位置にあるコンジャンクションは、チャートのなかで最重要なアスペクトで、お互いに
惑星の影響を強め合うといわれていますが、ホロスコープ上には陰陽が形成されません。
2つの星が90度の角度をなすスクエアでは、ホロスコープは4分割されます。
陰と陽が接しており、「困難」を意味しています。しかし、その陰と陽の対立は全面的なもの
ではなく、ホロスコープの半分は陰陽が混在した状態になり、陰陽の対立が緩和されます。
このことから、わたしたちが乗り越えることのできる困難を意味しているものと思われます。
それから派生して、困難を克服すること、そのための努力という意味合いもあります。
陰陽分割の様子は、記事9-2の「宇宙のはじまり」と似ています(陰陽の配置は異なります)。
2つの星が120度の角度をなすトラインは、一般的に、円滑や順調を意味します。
トラインでは、ホロスコープは3分割されますが、正方形では完全な分割ができません。
円を描くように、陰、陽、陰陽混在が無限に分割されていきます。
陰陽がスムースに混和される様子を示しており、理想的な角度であるといえるでしょう。
2つの星が180度の角度をなすオポジションでは、ホロスコープは2分割されます。
陰と陽が二つに分かれて対峙し、柔和な雰囲気がありません。
わたしたちが乗り越えることの困難な、「深刻な対立」を意味しています。
克服すべき困難と回避すべき困難。
この2つの困難を混同することで、多くの悲劇が生まれてきたのです。

アスペクトの意味


2014_02_10


(特別編)山中伸弥京大教授 糖尿病治療へつながる立体膵島(すいとう)細胞作製、
年内にも大きな成果期待 
(2月6日 msn)
理化学研究所の笹井芳樹先生が、目や脳下垂体で細胞が立体構造を作ることの
再現に成功されています。
サイラでも川口義弥教授が、糖尿病治療のためにインスリンを出す膵島細胞を(研究している)。
これさえできれば、一気に臨床研究にもっていける。
(膵臓(すいぞう)の再生医療研究の)ほとんどは二次元バージョン。
川口先生は腸管と膵臓を立体で造っており、おのずとその中に膵島細胞ができる。

STAP細胞については別の記事で書きましたが、細胞の立体的構造を作ることには
まだ成功していないと思っていました。
実際は研究がかなり進んでいるようです。思ったより実用化は近いのかもしれません。
ただし問題は、作製にどのくらいの時間がかかるのかということ。3Dプリンターのように、
フィルム状のものを積層できる技術があれば、素早く作製できるのかもしれません???

(話を占いに戻します。) 占いでも、時間はとても重要です。
太陽から火星までの自転、公転周期はそれぞれ以下のようになります(およその値)。
太陽:約1ヶ月、-(公転なし) 月:27.32日、公転周期は自転周期と同じ。
水星:58.6日、88日、金星:243日(ただし逆行)、225日 火星:1.03日、687日。
地球から見れば、太陽は地球の公転周期である1年で回っているように見えます。
それより太陽の自転周期は短いので、わたしたちにとって、太陽自身の回転は確認できます。
つまり、わたしたちは、太陽のすべての面を見ることができるのです(目視できませんが)。
一方、月は地球の周りを回っており、自転周期と公転周期が同じであるということは、
月は、わたしたちに一方の面しか見せていないということです。
このことが、わたしたちが持つ顕在意識と潜在意識という二つの側面を表現しています。
太陽と月は対として考えることが可能で、ペアとしての意味合いを持っています。
太陽と月は、顕在意識と潜在意識の象徴です。
太陽と月というペアと対比されるのが、金星と火星というペアです。
このペアは、地球のお隣に存在する二つの星(内惑星と外惑星)です。
火星が地球とほぼ同じ周期で自転している一方、金星自身はゆっくりと逆回転しています。
火星を動かす原動力が「自分の力」であるのに対し、
金星を動かす原動力が「周囲環境の力」であるといえるのです。「周囲環境の力」に
影響される場合、その環境が、よい環境なのか悪い環境なのかが重要です。
金星の場合、太陽のエネルギーと一体化しており、吉星と言われています。
金星の幸運は、自分の力で勝ちとるようなものではなく、恩恵を享受するという意味です。


太陽通過金星 金星の太陽面通過
NASA | SDO's Ultra-high Definition View of 2012 Venus Transit

2014_02_08


心理占星術―深層の意味を求めて ~ユングと占星術 マギー・ハイド~
ホロスコープ術と元型的占星術の象徴群が、ゆるやかに互換可能であったとしても―
それでさえも、無条件に受け入れてはならないが―元型と象徴の間には大きな違いが残っている。
ユングにとっては、ここに述べたような象徴群はその本質的な意味である「母親元型」から
出て来たもので、そこに還元することができる。
しかし、それに対して、占星家にとってこの象徴群が現れる核は、ただ「月」なのである。

「元型」とは何かと思われる人もいるかもしれません。
「元型」とは何であると説明したいのですが、「元型そのもの」は意識できず、何だとは
言い難いので、自分で検索して調べて、自分なりの「元型」のイメージを創ってください。
占いに詳しいかたは、月に女性的なイメージを持つと思いますが、
月に男性的なイメージを持ってはいけないという根拠があるわけでもありません。
月の特徴は、月の動きと明確な満ち欠けにあります。
記事17-6に書きましたが、太陽とオポジション(真反対の位置)になったときが満月です。
月がチャートを一周する(地球を1周りする)のに約27日しか、かかりません。
月は、他の星に比べて、とても早く動きます。
月は、他の星を次々と抜き去っていきます。ですから、すべての星との関係として、
コンジャンクションであれ、オポジションであれ、毎月起こっていることなのです。
ですから、月が意味することは、日常生活に関することが中心です。
わたしたちの毎日の生活に欠かせないことといえば、「人付き合い」です。
もう一つ、月にとって重要なことは、太陽との位置関係です。
月の満ち欠けを見れば、太陽との位置関係がすぐにわかります。
月にとって、太陽との位置関係が非常に重要であることを意味しています。
太陽と月が対であることは、見た目の大きさからもわかります。
太陽と月は大きさがほぼ同じで、他の星と比べると圧倒的な大きさです。
わたしたちにとって、太陽と月が大きな存在であることは明らかです。
また、月にとって一番重要な星が、太陽であることも明らかです。しかし、
太陽と月には大きな違いあります。太陽は自ら輝き、月は太陽の光を反射しています。
太陽に能動的なイメージがあり、月に受動的なイメージがあるのは当然のことです。
そして、太陽は、月に比べればゆっくりと動き、一年で一回りします。
太陽は、一年周期で変化する物事に関係していることがわかります。
太陽と外惑星との関係として、コンジャンクションであれ、オポジションであれ、
基本的に、毎年一回起こっていることなのです。ですので、日々の動きとしての
ホロスコープ上において、太陽が木星とコンジャンクションするとか、
太陽が牡羊座にあるといったことは、特に注目すべきことでもありません。
しかし、バースチャート上での太陽の位置は重要な意味があります。
バースチャート上での太陽がどの星座に位置しているかが、「あなたの星座」になります。
占いでも、太陽は最も大切な星なのです。


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2014_02_07


万能細胞分化で体内時計 阪大、再生医療に活用も (2010年1月26日 47NEWS)
体のリズムを約24時間周期で刻む体内時計が、胚性幹細胞(ES細胞)や新型万能細胞
(iPS細胞)からさまざまな組織に分化する過程で形成されることを、大阪大の
八木田和弘准教授らがマウス実験で突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に25日発表した。
ES、iPS細胞では体内時計は発生していなかった。(中略)
ES細胞では振動がなかったが、培養して分化させると約2週間で約24時間周期の振動が現れた。
体内時計ができた細胞からiPS細胞をつくると再び振動が消え、
そこから分化させた細胞ではまた周期的な振動が始まった。 【共同通信】

体内時計と細胞の分化には密接な関連があるようですが、STAP細胞でも、
ES、iPS細胞同様、体内時計がない状態なのでしょうか?
もしそうならば、どうして体内時計は壊れてしまったのでしょうか?
分化すると細胞が体内時計を持つ機構とはどのようなものなのでしょうか?
ガン細胞では体内時計のリズムが失われ、コントロール不能な増殖をしていると考えられるだけに、
ガン治療に関する研究への応用も期待されるところです。

さて、このような専門的な話は専門家にお任せするとして、占いの話に戻ります。
占いに使うホロスコープは何を示しているのか?簡単そうで、意外と答えるのが難しいのです。
占いに使うのですから、占うための天体の配置図であることは間違いありません。
では、(特に、生まれたときの)天体の配置図がなぜ占いに使えるのでしょうか?
これに対する直接の回答ではありませんが、わたしの考えは、
ホロスコープは体内時計であるということです。
突然ですがここで問題です。地球が1回転するのにかかる時間は何時間でしょう?
「そんなの小学生でも知ってますよ。24時間です。」などと答えてはいけません。
地球の自転周期は、約23時間56分4秒です。
24時間ならば、何日たっても、同じ時間には同じ星座が同じ位置に見えるでしょう。
一方、地球が太陽の周りを公転しているために(図で見ればよくわかりますが)、
わたしたちから見て、太陽が一回転するには24時間かかります。
つまり、太陽より星座は、4分間(約1度)先に(西へ)進みます。
ホロスコープ上で、星座も太陽も、時間や分の単位でぐるぐる回すことは、
占いにとってあまり意味のないことなので、星座を固定させて考えると、
星座より進むのが遅い太陽は、東に向かって進むように見えます。
惑星も基本的には、東に向かって進む(順行)ように見えますが、地球が
内惑星に追い抜かれたり、外惑星を追い抜いたりすると西方向に動く(逆行)ように見えます。
惑星は複雑な動きをする(惑う)星なのです。昔の天体観測者は、不思議に思ったでしょう。
月は惑うことなく、東に向かってのみ進みます。(つづく)


ホロスコープ時計

2014_02_05


なぜSTAP細胞は驚くべき発見なのか――STAP細胞が映し出すもの
八代嘉美 / 幹細胞生物学
 (1月30日 SYNODOS)
STAP細胞はこれまで多能性を持つ細胞の代表例として知られていたiPS細胞やES細胞と違い、
胎盤は羊膜にも変化しうることが示されている。iPS細胞やES細胞は、基本的には体をつくる
どんな細胞にでもなれるが、胎児を包む羊膜や、母胎とのジョイントシステムである胎盤には
変化できないがゆえに「全能」ではなく「多能」と呼ばれてきたのである。
ただし、STAP細胞自体は、「幹細胞」という存在とは少し異なった存在である。
幹細胞とは、前述の「いろんな細胞を作り出せる能力」(分化能)だけでなく、
「自分と同じ能力を持った細胞を作り出す能力」(自己複製能)を持たなければならない。
iPS細胞もES細胞もこうした条件を満たしているが、STAP細胞は試験管の中では、
細胞分裂をして増殖することがほとんど起きない。
しかし、ACTHというホルモンを培養液に加えてやると、STAP細胞は増殖を開始し、
自己複製ができることが示されたほか、面白いことに、この細胞では胎盤などの細胞を
作り出す能力が失われることも示されている。これとは対照的に、
STAP細胞の状態でFgf4というタンパク質を培地に加えると、ACTHの場合とは逆で
体の細胞を造る能力が失われ、胎盤や羊膜にしか変化できなくなったのである。

まず言えることは、iPS細胞と同様、教科書を書き換える発見であるということです。
ジャガイモを栽培するためには、種芋を植えます。幼稚園児でも知っています。
しかし、そのようなことは動物では起こらないと言われてきました。しかし、今回、
動物細胞もちょっとした刺激で、多能性が回復できることが分かったのです。
カエルの足を(ある特殊な条件下で)育てたら、オタマジャクシになった。
そんなことはあり得ないという常識は、あやしくなってきました。
STAP細胞も、iPS細胞同様、体細胞の人工的初期化といえますが、
「酸性の液体に浸す」というのは、自然界でもありうる刺激です。
また、上の記事のように、STAP細胞はiPS細胞と同じ能力を持つわけではないようです。
細胞が持っている能力は謎だらけです。
受精卵は、全ての種類の細胞に分化する能力(分化全能性)を持っていますが、
さらに、その分化した細胞は組織を形成する能力を持っています。
iPS細胞の場合、特定の細胞、例えば、肝細胞に分化させることはできるのでしょうが、
肝臓ができましたという話は聞いたことがありません。
再生医療を実現するには、まだまだ研究が必要です。細胞に特定の刺激を与えると、
組織を形成する能力も回復するという可能性はないのでしょうか?
わたしたちが望むのは、何にでもなれる細胞
ではなく、特定の臓器になれる細胞です。

肝臓は肝細胞だけでできているわけではありません。
当然、血管細胞が必要ですし、立体的構造を支える細胞だって必要でしょう。
さらに、それらの細胞が接着し、適切な位置に配置されていなければなりません。
細胞が持つ自律的組織化能力とは一体どのようなものなのでしょうか?
わたしたちが現実に、これらの技術の恩恵にあずかるためには、
特定の臓器(のもとになる細胞群)を素早く、しかも簡単に作製する必要があります。


(次の記事は、占いの話に戻ります)

STAP細胞
(時時刻刻)万能細胞、新時代 STAP細胞、液に浸して25分で誕生
1月30日 朝日新聞デジタル

2014_02_01


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

あなたがたは苦痛になると
物理時間より体験時間が長くなる。
これは錯覚ではなくて、本当に
体験時間が長くなっているんです。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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