太陽の170億倍もの質量を持つ超巨大ブラックホール、予想外の場所で見つかる (4月7日 ギズモード・ジャパン)
シミュレーション巨大ブラックホール太陽の170億倍もの質量の超巨大ブラックホール
が発見されましたが、その大きさのみならず
発見された場所も注目されています。
これほどの規模のブラックホールは珍しく、
これまでに見つかった最も大きいブラック
ホールの質量は太陽の210億倍になります。
通常、これほどの大きさのブラックホールは
巨大な銀河団の中心に見つかるもの。しかし
今回のブラックホールは、近くに20個ほどの
銀河しかない侘しい楕円星雲で見つかった
とのこと。このような場所での発見は珍しく、カリフォルニア大学バークレー校のChung-Pei Ma氏によれば、トウモロコシ畑
のなかに高層ビルが1つだけぽつんとあるようなものなんだとか。 この超巨大ブラックホールの大きさや形成について
研究者たちは、元々は2個のブラックホールだったが、大昔に2つの銀河が衝突したことで徐々に合体したのではないかと
いう考えを示しています。NASAが詳しく解説していますよ。

「ひとみ」エンジンが異常噴射か 復旧は極めて困難 (4月8日 NHK NEWS WEB)
ひとみ復旧困難先月下旬から通信が途絶えている日本の天体観測衛星
「ひとみ」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、
これまでの分析の結果、最初に小型のエンジンが異常な
噴射を起こして姿勢が乱れ、太陽光発電ができなくなった
ことが原因ではないかとする新たな見方を示しました。
現状では、衛星の復旧は極めて困難な状況だとしています。
ブラックホールなど宇宙の謎に迫ろうと、ことし2月に
打ち上げられた日本の天体観測衛星「ひとみ」は、地球の
上空575キロ付近を回る軌道に投入され、来月からの
本格観測に向けて点検が進められていましたが、
先月26日に通信が途絶えたまま9日で2週間になります。こうしたなかJAXAは、新たにハワイにある「すばる望遠鏡」
と長野県木曽町にある東京大学木曽観測所などで、それぞれ「ひとみ」を撮影した結果を明らかにしました。
このうち「すばる望遠鏡」の画像は、本来なら全長が14メートルある「ひとみ」とみられる物体がぼんやりと映し出され、
明るく光る部分が短い時間に次々に変わっていく様子がうかがえます。また、東京大学木曽観測所の望遠鏡で撮影した
動画には、「ひとみ」が明るく光ったり、暗くなったりしながら、画面を横切る様子が映っています。
JAXAは、こうした画像などを分析した結果として、「ひとみ」は少なくとも4つの物体に分かれ、最も大きな物体は、
およそ5.2秒周期という非常に速い速度で回転しているとみられることを明らかにしました。そのうえで、今回、
通信が途絶えたのは、最初に小型のエンジンが異常な噴射を起こして姿勢が乱れ、太陽電池パネルが太陽の方向を
向かなくなった結果、太陽光発電ができなくなったことが原因ではないかとする新たな見方を示しました。
JAXAでは、さらに詳しく原因の究明を進めるとともに、復旧の可能性を探っていますが「衛星の回転が遅くならない
かぎり通信を行うことは難しく、衛星の復旧は極めて困難な状況になっている」としています。

ブラックホールといえば、太陽より大きな星が寿命を迎えたときに超新星爆発を起こし、
その結果としてできるものと言われています。そのようなブラックホールが銀河の中心に
集って、合体して1つの巨大ブラックホールへと成長するのだとしたら、巨大ブラック
ホールは大きな銀河系の中心にしかないはずです。巨大ブラックホールには、通常の
ブラックホールとは違う生成機構があるのではないでしょうか?X線天文衛星「ひとみ」
は、まさにこのようなことを解明するために、ブラックホールなどの高エネルギー天体を
観測対象としていました(既に過去形)。しかも今回の出来事は、単にブラックホールの
解明ができなくなったというだけではありません。地球周回軌道上で太陽電池パネルを
開くことが容易でないということになると、宇宙太陽光発電計画にも暗雲が立ち込める
ことになるでしょう。日本の考えることって、いつも技術的には高いものを目指している
のですが、費用もバカ高なのです。「技術の成功=事業としての成功」という方針が
国家プロジェクトの基本でしょう。ところが日本の場合、技術開発には成功した。
万歳!でも社会の役には立たなかった・・・といったものが多すぎます。
「最高の科学技術と素人でも分かる幼稚な事業計画・・・」どうにかならぬか!!!
「技術で勝ってビジネスで負ける」のは、シャープだけで十分です。
日本がやるべきプロジェクト=イーロン・マスク率いる SpaceX のロケット技術です。
4月8日、SpaceXは、世界ではじめて、ロケット1段目の機体を洋上無人船へ着陸
させることに成功しました。 宇宙開発の最大の問題点はコストがかかりすぎることです。
高機能化・高性能化とは異なり、コストを下げる技術は絶対に社会の役に立ちます。
もう一度、日本は「テクノロジーの原点」を見つめ直すべきです。


ロケット洋上着陸成功

予算2.5兆円で採算がとれない!?「宇宙太陽光発電」のムダ (2014年2月18日 日刊SPA!)
増税につぐ増税で、厳しさを増す一般庶民の経済状態。ところが、「それとは別腹」とばかりに、税金をもとに1兆円を超える
巨大プロジェクトが行われている。その中でもスケールの大きさと採算性の疑問度が問題になっているのが宇宙太陽光発電
(SSPS)という計画。地球から3万6000km。宇宙の静止軌道上に2.5km四方もの巨大な太陽光発電衛星を設置し、
マイクロ波やレーザー光に変換して地上の受電設備にエネルギーを送るシステムだ。一施設で原発一基並み(100万kW)
の発電ができるという。その予算は2兆~2.5兆円ともいわれている。宇宙航空研究開発機構が研究を進めているが、同機構の
HPで、SSPS研究計画担当者はこう語る。「天候や季節、昼夜に左右されないので、効率よく太陽エネルギーを集めること
ができます。太陽光は枯渇することがなく、宇宙空間では二酸化炭素を出しません」
さらに、マイクロ波は地球が雨や雲で覆われていても、減衰することなく地上に到達する。SSPSの発電効率は「地上の3倍
以上」と言われていて、この事業を管轄する経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課宇宙産業室によれば、想定事業費
は「原発と同程度の発電を目指すのなら(開発費用は)2兆円は必要」とのことだ。
現時点では、マイクロ波をいかに遠くに正確に飛ばすかなどの基礎的な伝送研究を重ねているところだが、積極的に研究を
重ねているのは日本だけだという。機構は’30年代の実現を目指している。
ところが、この壮大な事業に、専門家の間では疑問の声が挙がっている。米国物理学会プラズマ物理部会長を務め、
日本学士院賞も受賞した長谷川晃大阪大学教授も、この事業に大きく反対している。(中略)
「経産省の設計では、地上での受信電力は1平方メートルあたり100Wです。ところが、地上での太陽光の電力は1平方
メートルあたりその10倍の1kW。わざわざ電力密度を10分の1にして送る。それに、火力発電所や原発の建設費は3000億円
前後ですね。宇宙太陽光発電はその7倍もかかります。だったら洋上や砂漠のほうが、コストからいえば安くなります」
2/18発売の週刊SPA!「1兆円超ムダ事業ワースト3」では、この宇宙太陽光発電のさらなる問題点を指摘、また総予算
2.7兆円とも言われるスーパー堤防や総予算6兆円ともいわれる圏央道、また無関係な事業に流用される復興予算など
「兆超え」のムダ事業にメスを入れている。 





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2016_04_11


重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語 (2月12日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
100年におよぶ壮大な探し物に、ついに決着がついた。科学者たちはレーザーと鏡を使って、時空のさざ波「重力波」を
直接観測することに成功した。 この重力波は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くよう
に回転して衝突したときに発生した。ブラックホールの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質量を持っていた。
重力波は池に生じたさざ波のように宇宙を広がり、2015年9月14日、地球上に設置された4組の鏡の距離に、ごくわずか
だが測定可能な変化を引き起こした。4組の鏡のうち2組は米国ルイジアナ州、もう2組はワシントン州に設置されている。
ブラックホールどうしが合体する直前には、宇宙の全銀河のすべての星々が放出するエネルギーの総和の50倍も大きな
エネルギーが放出された。 2016年2月11日、今回の発見に関する記者会見で、カリフォルニア工科大学のデビッド・
ライツィー氏は「宇宙が初めて重力波という言葉で私たちに語りかけてきたのです」と言った。LIGO(レーザー干渉計
重力波天文台)という施設で観測を行っていた科学者たちは、2つのブラックホールが死んで合体するときに聞こえると
予想されていた特徴的な「さえずり音」を聞いた。 ルイジアナ州立大学のガブリエラ・ゴンザレス氏は、「私たちは重力波
の音を聞き、宇宙の音を聞くのです。宇宙は目で見るだけでなく、耳で聞くものになったのです」と説明する。
重力波のエネルギー
今回検出された重力波を生み出した2つのブラックホールにおいて、合体時に発生した
重力波により太陽3個分の質量が失われたそうです。とてつもないエネルギーです!!!
太陽はエネルギーを出すことで、どのくらいの質量を失うのでしょうか?
簡単にするために、陽子4個でヘリウムができるとして計算してみます。
陽子の質量は1.672621898×10−27kgなので、アボガドロ数をかけると、
1.00727646702587g(つまり、1molの陽子は約1g)。
ちなみに中性子1molは陽子よりわずかに重く、1.00866491556208g。
陽子4molが4.029106gであるの対し、ヘリウム(He)1molは4.002603gなので、
失われた質量は0.026503g。仮に、太陽のすべての陽子(水素)がヘリウムになった
としても、太陽の質量の約0.66%が失われて、エネルギーに変換されるに過ぎません。
しかも、100億年かけてエネルギーを放出し続けてですよ。
太陽3個分の質量を失うというのが、いかに膨大であるかが分かります。
では、原子力発電所の場合はどうでしょうか?
燃料に含まれるウラン235(235U)1molが、セシウム(137Cs)とルビジウム(95Rb)
に分裂した場合を考えてみます(実際はすべてがそうなるわけではない)。
陽子と中性子の合計は、分裂前、ウランは中性子1個を取り込むので、235+1=236個。
セシウムとルビジウムに分裂後、中性子が4個放出されますので、137+95+4=236個。
当然ながら、陽子と中性子の合計は一致しています。
235Uの質量 235.044に中性子1個(mol)を足すと、236.053。一方、137Cs 136.907、
95Rb 94.929ですから、中性子4個(mol)を足した合計の質量は235.871。
確かに0.182g(0.000182kg)の質量が失われています。これを、アインシュタインの
最も有名な式であるE=mc2に入れてみますと、E=1.63×1013J。

ウランの核分裂これはTNT火薬約4千トンに相当します。
やはり核は莫大なエネルギーを生みます。
きちんと制御することができれば、
小国でも侮れない破壊力が手に入ります。
狂気の独裁者にこの凶器を持たせないように、
世界が協調しなければなりません。さて、
重力波の観測により、ダークマターなど、暗くて見えないが質量を持つ存在を調べる
ことができるようになるのでしょうか?日本のKAGRAにも頑張ってほしいものです。


LIGO-Virgoの重力波発見に関するKAGRAグループからのコメント (2月12日)
我々KAGRAグループは、LIGO-Virgoが重力波信号を発見したことを心より祝福します。これは重力波および一般相対性
理論の研究者が待ち望んでいた歴史的快挙です。現在我々が建設中のKAGRAを含む第二世代の重力波望遠鏡
(レーザー干渉計)によって、重力波そのものや、ブラックホールや中性子星という高密度星の研究が可能であることが
実証されたという意味で、このニュースは本当にエキサイティングです。
我々は今後も引き続きKAGRAの建設を進めて完成させ、高い感度を実現して重力波国際観測ネットワークに一刻も早く
参加し、重力波天文学という新たな学問分野に貢献していくつもりです。KAGRAは地下に設置されて低温ミラーを装着
しているため100Hz 以下の帯域で感度が高く、その周波数帯にある重力波源の探査に適していますが、そこはまさに
今回LIGOで観測されたブラックホール連星の合体イベントがたくさんあると予想されているところです。
まず、KAGRAはそこを目指していきます。
もちろん、宇宙にはブラックホール連星合体の他にも、重力波を観測手段として研究すべき天体現象がたくさんあります。
例えば、KAGRAでは、連星中性子星合体によるブラックホールの誕生を検出したいと考えています。それは、他の重力
波望遠鏡やマルチメッセンジャー天文学のパートナーと連携して継続時間の短いガンマ線バースト源の謎を解明する
ことにつながると考えています。ご期待ください。                   梶田隆章 KAGRA計画代表

見えない宇宙



恒星や惑星は宇宙を形成する物質のほんの一部だ。
研究者たちは、ダークエネルギーやダークマター
などの物質を探して、
宇宙の闇に迫ろうとしている。


宇宙論の研究者は、目に見える恒星や銀河は観測可能な宇宙の5%を占めるにすぎないと考えている。残りの95%のうち、
27%はダークマターで、68%はダークエネルギーだ。どちらも正体は謎である。ダークマターは光り輝く銀河を形作る力を
生み、「宇宙の大規模構造」を決める役割を果たしていると考えられているが、実体はわかっていない。ダークエネルギー
は宇宙の膨張速度を加速させている何ものかを呼び表すために造られた言葉だが、「宇宙の大きなスケールで働く未知
のものを、単にそう名づけただけ」ともいわれる。
ダークマターがなければ銀河も誕生しなかった?
ダークマターは宇宙にあまねく存在しているのではないかと最初に考えたのは、1930年代のスイスの天文学者、フリッツ・
ツビッキーだった。彼は米国カリフォルニア州のウィルソン山天文台で、地球から3億2100万光年離れた、かみのけ座
銀河団に属する銀河が、銀河団の中心を周回する速度を計測した。銀河団には恒星や惑星など、目に見える物質で
できたさまざまな天体が含まれる。ツビッキーの計算では、そうした目に見える物質の質量をすべて合わせても、
銀河団が存続するには足りないという。つまり、もしも目に見える物質の分の質量しか存在しないとしたら、それぞれの
銀河はとうの昔に宇宙空間に飛び去っているはずだった。ところが、かみのけ座銀河団は何十億年も生き延びている。
その意味するところは明らかだった。
「宇宙には目に見える物質よりもずっと高い密度でダークマターが存在する」とツビッキーは推測した。その後の研究で、
宇宙の初期にダークマターの重力によって太古の始原物質が寄せ集められなければ、銀河が形成されることすらなかった
ことが示された。ダークマターを、「単に見逃しやすい通常の物質」だと考えるわけにはいかない。それでは質量が
足りないのだ。ブラックホールや矮星、ガス雲、浮遊惑星など、確かに宇宙には通常の物質でできた暗い天体が無数に
存在する。しかし、いかなるシナリオをもってしても、それらを合計した質量が、目に見える物質の5倍にまで達する
ことはない。科学者たちは、ダークマターはもっと異質な物質に違いないと考えている。




2016_02_15


朝日の護憲論 あまりの倒錯に驚く (2月9日 BLOGOS ブロゴス)
(前略) 『朝日新聞』は、自衛隊は違憲であるという憲法学者の見解を紹介しながら、、自衛隊の存在を否定したり、
吉田茂の憲法解釈の変更を批判したりするのではなく、安倍内閣の批判へと進む。
「多数の憲法学者と国民の反対を押し切り、集団的自衛権は行使できないとの歴代内閣の憲法解釈を、閣議決定だけで変えてしまったのは安倍内閣である。
自衛隊の存在と学者の見解とのへだたりを問題にするのであれば、安保法制を撤回するのが筋ではないか。「立憲主義の空洞化」を批判するなら、まずは
我が身を省みるべきだろう。」

社説のタイトルが「首相の改憲論 あまりの倒錯に驚く」とあるが、私はむしろ逆に「朝日の護憲論 あまりの倒錯に驚く」
とした方が相応しいと思う。何故なら、「自衛隊の存在と学者の見解のへだたり」が生じたのは遠い過去の出来事だ。
これは吉田茂の解釈変更に端を発する「見解のへだたり」だろう。この根本の部分に目を向ける必要があるのではないか、
というのが安倍総理、そして稲田政調会長の議論の要点だ。それに対して、『朝日新聞』は、そうした「見解のへだたり」
を無視した上で、集団的自衛権の行使容認のみを「違憲だ!」と騒ごうとしているのだ。本を正さずして末に走る議論と
言ってよい。「自衛隊すら「違憲」とみなされるのは、おかしいのではないか?」と多くの国民が思うだろうが、現実に
『朝日新聞』のアンケートでは、憲法学者の63%が「憲法違反」「憲法違反の可能性がある」と答えているのだ。
『朝日新聞』は旗幟鮮明にすべきではないか?「我々は多数の憲法学者の見解を受け入れ、自衛隊を「憲法違反」
「憲法違反の可能性がある」と考えている」と表明するのか、それとも、「多数の憲法学者が自衛隊を「憲法違反」
「憲法違反の可能性がある」というが、それは極端な見解であるから、いくら大多数の憲法学者がそのような極端な
憲法解釈をしても、そうした極論には与しないで自衛隊は合憲と認める」とするのか。
一体どちらなのか?
朝日新聞の自衛隊に関する憲法解釈が「倒錯」しているのは、自衛隊の存在に関しては、多くの憲法学者の主張を無視して、
「違憲である!」と表明しないのに、集団的自衛権の行使容認に関してのみ、自衛隊違憲説を奉じる多くの憲法学者の主張
を鵜呑みにして「違憲である!」と騒ぎ立てるからだ。「自衛隊を違憲である」という人が「集団的自衛権の行使は違憲である」
というのは、一貫していてよい。現実離れした主張ではあるが、「倒錯」してはいない。
だが、「政府の勝手な憲法解釈の変更を許すな!」「立憲主義を守り抜け!」と騒ぎ立てる人々が、吉田茂の解釈の変更に
よって作られ、多くの憲法学者が「違憲だ!」と主張している自衛隊の存在に関しては、否定せず、そして積極的に肯定も
せず、口をつぐんでいるのは、まことにご都合主義的で、倒錯した「護憲論」と言わざるを得ない。

今だに立憲主義という意味が分かりません。憲法を素直に読めば、自衛隊を持っては
いけないということになるのではないでしょうか?よって、「日本は軍隊を持てない→
しかし、これでは日本国民の生命と財産を守ることができない→アメリカに守ってもらう」
これでいいんですよね、立憲主義者の皆さん!
立憲主義者が筋道を立てて説明すればするほど、「違う!」と思ってしまいます。


「腑に落ちない」──正論に感じる違和感の正体 (2015年12月7日 小さな組織の未来学 - 日経BPネット)
現実は論理から、はみ出している
今一度、論理的とはどういうことかを考える必要がありそうです。論理は「AはBである」といったように、常に一本の道筋と
して表されます。そこに揺らぎのなさを私たちは見出すのです。しかし見落としてはならないことがあります。それは物事
が線的に語られるとしたら、特定の条件があるからだということです。つまり、いい悪いは抜きにして、論理は限られた範囲
の中だけを見ているからこそ成り立つのです。たとえばカフェでコーヒーを飲んでいたとして、そのことを人に言うなら
「カフェでコーヒーを飲んだ」と単線的に説明するでしょう。でも、本当にそこで起きていたことすべてを記述しようとしたら、
一生かかってもできません。エアコンの風がどのように揺らいだか。コーヒーを飲んだときの体温や血の流れの変化、隣の
人の声が空気をいかに振動させたか。同時に膨大な出来事が生じています。複雑で起伏に富んでいるはずの現象を削除
してしまうから、「カフェでコーヒーを飲んだ」という単線に約(つづ)めることができるわけです。
「腑に落ちない」時に排除されている現実は何か
現実は決して単線化できない多元的な立体で構成されています。論理に整合性があるとき、私たちはそこに美しさを感じ
ます。それは嘘ではありません。と同時に知っておくべきは、折り合いのつかない現象を排除しているからスッキリした
整合性が成り立つのだということです。そのスッキリさ加減に私たちの体は「違和感」を覚えます。感覚は立体的です。
「いろんなものを感じ続ける」というふうに、絶えず移ろう状態を立体的に把握できます。
「腑に落ちる」とは単線の論理で表せない立体的な納得、得心を意味しています。私たちは「これは〜である」という
言い切りの断片を集めても現実を語ることにはならないと、頭ではない感覚でわかっているのです。「腑に落ちない感じ」
がしたとき、どういった限られた条件や前提でものを見ているのだろうかと、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

現実から乖離した専門家の訳の分からん説明は信用できません。
その点、物理学というのはいいですね。現実の生活とはあまり関係ありませんが・・・
物理学者は専門以外のことなど発言しません。物理が専門でないわたしの説明では
今イチだと思いますが、どこぞの憲法学者のようなイデオロギーバイアスはかけて
いません。おかしなところがあったら、単なる勉強不足ですのでご容赦ください。
記事54-9で、重力波がいつに生まれるかといえば、質量四重極モーメントが
変動したときだと書きましたが、質量四重極モーメントの変動とはなんぞやら。
観測者と巨星の重心との距離が一定ならば、どんなに質量が大きい巨星が回転して
も、観測者の受ける重力は変化しない。常に、重心に質量があると考えればよい。
ところが連星の場合、観測者と連星の重心との距離が一定でも、連星が回転すると、
観測者の受ける重力は変化する。つまり、連星の場合、常に重心に質量がある
として、重力の計算をすることができない。これが質量四重極モーメントの変動。

重力波とは極端な例として、
d=R/2とすると、
連星と観測者が直線上にあるとき、
F=40GM/9R2
一方、連星の重心と観測者を
結ぶ線が連星と直交するとき、
F≒2GM/R2
つまり、両者は一致しない。


<出典>
重力波天文学-21世紀の天文学-
http://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/
openworks/Niigata_viewgraph.pdf



2016_02_13


慰安婦問題、こう着も=世論の後押し乏しく (12月15日 時事ドットコム)
いわゆる従軍慰安婦問題などを議論する日韓局長級協議は継続となり、韓国側が当初、期待していた年内の
決着は困難になった。双方の立場の開きが大きい上、歩み寄りに向けた両国世論の後押しにも乏しいことが
進展を難しくしている。両国首脳間で加速化を確認した協議だが、こう着状態に陥る可能性もある。
15日の協議は予定された約3時間で終了。韓国外務省の李相徳東北アジア局長は記者団に、次回会合について
「今年中は難しい」と述べ、あっさり白旗を揚げた。日本政府関係者は「平行線だった」と語った。
政府は韓国側に、在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去を求めている。だが、像の撤去については、
外務省にすら「韓国の国民感情が許さないだろう」(幹部)との見方が根強い。
政府は、1965年の日韓請求権協定による「完全かつ最終的な解決」に基づき、問題を将来的に蒸し返さない
確約も要求しているものの、朴政権が将来の政権まで縛ることには懐疑的だ。
一方、韓国側は被害者支援団体に法的責任の明確化を求める声があることを踏まえ、「被害者が納得できる解決」
を要求している。日本政府内では、元慰安婦らへの人道支援を拡充する案が取り沙汰されているが、
「日本の世論が『解決しろ』との声になっていない」(政府関係者)という環境下では、安倍政権も容易には踏み
込めない。日本側としては、17日に予定される、朴槿恵大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴された
産経新聞前ソウル支局長への判決も見極めたい考えだ。仮に有罪となれば、慰安婦問題解決の機運がそがれる
のは必至。ある外務省幹部は「この問題は無理して決着する必要はない」と述べ、解決を急がない姿勢を示した。

 交渉するときには、「お互いに相手の話をよく聞くべきだ」
 と言われますが、北朝鮮と韓国の話は聞くに耐えません。
 なぜなら、事実を曲げているからです。もし、わたしたちが
 カルト教団の信者と話合いをするとすれば、まずすべきことは
 「お互いを分かり合う」ことではなく、「マインドコントロール
 を解いてあげる」ことであり、今の日本ができることは、 
 「20万人の少女が日本軍によって無理やり拉致された」
 というマインドコントロールから韓国国民が解放されるよう、
        粘り強く、何度も話し合うことしかないでしょう。


慰安婦本起訴、識者が抗議声明=社会的広がりに限界-韓国 (12月2日 時事ドットコム)
旧日本軍の従軍慰安婦問題を扱った著書「帝国の慰安婦-植民地支配と記憶の闘争」で、朴裕河・世宗大教授が
名誉毀損(きそん)罪で在宅起訴されたことについて、韓国の有識者から批判する声明が2日、相次いだ。ただ、
こうした意見は、社会全体にはあまり広がっていない。コラムニストの金圭恒氏や小説家の蒋正一氏ら190人は2日、
朴教授の起訴に対し、「研究や発言の自由が制限される」と反対する声明を発表。記者会見した金氏は「立場の
違いを超え、司法判断の対象になってはならないという点で考えが一致した」と説明した。
本の内容に批判的な学者らも2日、声明を出し、「研究者の著作に対し、法廷で刑事責任を問い断罪するのは適切で
ない。学問的な議論を通じて解決するべきだ」と強調。本の内容を支持する学者に公開討論を呼び掛けた。
ただ、韓国社会で起訴を批判する声は少数だ。朴教授は本で、慰安婦が「日本軍兵士と同志的関係にあった」と
記した。だが、韓国では「幼い少女が日本軍によって無理やり拉致されたという固定的な考え」(蒋氏)が一般的だ。
朴教授も2日の会見で「過去20年、政府、民間を問わず、全国民が同じ認識を持つようになった」と語った。
在宅起訴に踏み切った検察の判断には、2月にソウル東部地裁が民事訴訟で本の34カ所を削除するよう命じる
決定を下したことに加え、こうした社会の認識が反映されたとみられる。

BBC世界27ヶ国好感度調査ただ、一部の嫌韓論者がいうほどには、
韓国は世界で嫌われているというわけでも
なさそうです(好かれてもいない)。
何事にも、程度というものがあります。
言論に対する過度な規制にならないよう、
規制範囲を厳格に限定して、日本も
ヘイトスピーチ規制をするべきでしょう。
ただし、某元社民党党首などに、
売国的発言を言わせないようにして
おかないといけません。
あなたが「是」というと、即「否」という
国民が多くいることを知っておいてほしい!
「売国的発言をする一部の左翼は、実は右翼なのではないか」と思ってしまいます。
ビンラディンはブッシュ大統領の敵だったのか?味方だったのか?
見た目と真実は真逆(まぎゃく)なのかもしれないと、疑うことも必要です。


似て非なる地球と金星、生い立ちから違っていた可能性 (2013年6月5日 アストロアーツ AstroArts)
(前略)地球や金星のような岩石惑星が生まれたてのころは、どろどろに溶けたマグマの海(マグマ・オーシャン)が
じょじょに冷えて固まっていくのが主要な形成過程であると考えられている。固まるまでの時間は質量で決まり、
質量が同程度である地球と金星もその初期は似たような形成過程をたどってきたと思われてきた。
だがその場合、金星の水は海が蒸発して失われたことになり、天体内部に水が残っていない、また水素より
重い元素である酸素が大気中に残っていないという現状との不一致があった。
東京大学大学院理学系研究科の研究グループは、惑星の冷却過程のみならず大気量の変化なども総合して
考慮した初期惑星の進化モデルを構築した。
その結果、惑星のサイズや組成が同じでも中心星からのある距離を境に、冷却固化にかかる時間を左右する
要素が切り替わり、結果として固化までの時間と残る水分量に大きく違いが生まれることがわかった。
中心星から遠い方(タイプ1)では数百万年以内にマグマが固化し、残った水で海ができる。
中心星から近い方(タイプ2)では固化に長い時間を要し、その間にほとんどの水を失う。
太陽系ではこの境界は0.6~0.8au(天文単位)の距離にあり、1auの地球はタイプ1にあたる。0.72auの金星は
境界上なのでどちらのタイプか簡単には決められないが、タイプ2の特徴とよく一致し、従来の矛盾も解消される。
この研究から、同じ「岩石型惑星」としてひとくくりにされてきた金星と地球が、初期の段階から違った道を歩んで
きた別タイプの惑星である可能性が示された。惑星の生い立ちに関する新たなパターンが見出されたことになる。

金星ってどんな星金星では、地表が固まる前に
大量の水が失われたのでしょう。
地球と金星は同じ道を辿ったことは
一度もなく、運命の全く異なる星です。
初期条件のちょっとした違いが、
その後を決定づけてしまうことは、
宇宙だけでなく、国家の歴史でも
よくあることなのではないでしょうか?
日本民族と朝鮮民族は見た目は似て
います。なのに、どこでどうなったから
こうなったのか知りませんが、
1948年に建国した国(しかも、民族分断中)と、古すぎていつが建国なのか
(紀元前?3?5世紀?)よく分からない国では、歴史の重みが全く異なります。


※別の記事より転載
あかつき新画像雲の高低差とらえた新画像公開
(12月18日 産経ニュース)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、
探査機「あかつき」が金星を回る軌道上から
11日に撮影した金星の画像を公開した。
表面を覆う分厚い雲の高低差がかすかな
しま模様として捉えられている。
JAXAは7日の軌道投入直後に撮影した
金星の画像3枚を公開しているが、正しい軌道を
周回していることが9日に確認された後で撮影した
ものは初めて。大気の主成分である二酸化炭素
(CO2)の観測に適したカメラを使った。
(後略)




探査機「あかつき」が異なる波長を捉える複数のカメラで7日に撮影した金星の画像。右下は11日の最新の画像。
それぞれ別の色にカラー化してある(JAXA提供)





2015_12_17


【GPファイナル】羽生が驚異の世界新330点超えでV! 浅田は最下位 (12月13日 東スポweb)
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日(日本時間13日)、スペイン・バルセロナで行われ、
羽生結弦(21=ANA)が自身が持つ世界記録をまたも更新する合計330・43点をマークし、男子初の3連覇
を達成した。10日(同11日)のショートプログラム(SP)で世界最高得点となる110・95点を記録した羽生が、
フリーでも躍動した。3度の4回転を含む全てのジャンプをほぼ完璧に決めて、219・48点をマーク。
合計得点は史上初の300点超えとなった11月のNHK杯での322・40点を上回る、驚異的なスコアとなった。
2位は292・95点のハビエル・フェルナンデス(24=スペイン)、初出場の宇野昌磨(17=中京大中京)が
276・79点で3位と大健闘した。
女子はエフゲニア・メドベージェワ(16=ロシア)が222・54点で初優勝し、2位には208・85点の宮原知子
(17=関大高)が入った。SP3位から逆転優勝を狙った浅田真央(25=中京大)は冒頭のトリプルアクセル
(3回転半ジャンプ)でミスが出るなど、合計194・32点とふるわず、最下位の6位に沈んだ。

ノーベル賞受賞の大村智さんが帰国会見 (12月13日 NHK NewsWeb)
ことしのノーベル医学・生理学賞を受賞した北里大学特別栄誉教授の大村智さんが、13日午後帰国して
記者会見し、「若い人が、のびのびと研究できるような環境作りをしていきたい」と今後の抱負を述べました。
ことしのノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智さんは、スウェーデンのストックホルムで1週間余りに
わたり、授賞式や晩さん会などの公式行事をこなし、13日午後、帰国しました。羽田空港で記者会見に
臨んだ大村さんは「出かける前は、大変な旅になると思っていたが、現地では楽しめる気持ちになり、
いい旅だった」とほっとした様子を見せていました。また、現地での思い出を尋ねられると、
「記念講演のあと、選考委員やノーベル財団の理事から、『あなたの個性が非常に表れていてよかった』
とほめられたことがうれしかった。スウェーデン王室主催の晩さん会では、王女がエスコートしてくれて
驚きましたし、料理もおいしくいただきました」と話していました。そして、「しばらく休みたいと思います。
そうするとよい考えも浮かんできます」と話したうえで、今後について、「できるだけ人材育成をしたい。
若い人が、のびのびと研究できるような環境作りをしていきたい」と抱負を語っていました。

羽生と大村さん

羽生の演技は素晴らしすぎて言葉がありません。フリーの前半で、4回転サルコー
→4回転トゥループ→トリプルフリップと飛んでいますが、さらなるチャレンジ
として、4回転サルコー→4回転トゥループ→4回転フリップ、なんてのは
どうでしょうか?期待しすぎてごめんさない。宮原、宇野も、ジャンプと表現力、
ともに素晴らしいパフォーマンスでした。真央ちゃんは、ルッツにこだわらずに、
トリプルアクセルとトリプルフリップに集中したほうがいいようにも思いますが、
そんなのでは完璧主義の真央ちゃんは満足しないでしょうね。


認知症高齢者は2012年の時点で全国に約462万人いると推計されており、
約10年で1.5倍に増える見通しです。ぜひ、アルツハイマー治療薬を開発して
もらいたいところですが、そのためには根本的に新薬開発のやり方を変える
必要があるのではないでしょうか?動物はアルツハイマーにならないでしょうから、
動物実験に頼らない新薬の検索方法の開発が急務です。大村さんのような
「人の役に立ちたい」という強い意思を持った研究者のかた、ぜひ、大村さんに
負けないチャレンジャー精神で、人類の未来を切り開いてください!


金星探査でも、ぜひチャレンジャー精神を発揮してもらいたいところです。
金星は火星より近いだけでなく、重力が地球に近いので、
移住するなら月や火星より、金星でしょう。ただし、上空に限られます。
もし、現代よりも遥かに進んでいた文明が過去にあったとするならば、
金星の上空に人類が移住していた可能性は結構あると思います。
ただし、灼熱地獄に落ちる危険性と常に隣り合わせだったでしょうが・・・


NASAは火星より金星に注目しているらしい (2014年12月24日 FUTURUS フトゥールス)
金星移住計画1
大気の状況が地球に近いということから、探査や移住計画などで話題になりやすいのが火星だが、実は地球
からの距離で考えれば金星の方が遙かに近い。地球と他の惑星間の距離は軌道が楕円で有るため幅がある
が、地球から火星までの最小距離は約7,800万km。一方地球から金星までの最小距離は約4,200万kmとかなり
近付くのだ。そこでNASAでは、金星に人類を送り込むユニークで壮大な計画が始めようとしている。
地球に近いのは火星よりも金星だ
「水金地火木…」と太陽系の惑星の順番を暗記したことがあるかもしれない。そう、金星は火星と同じく地球の
お隣さんで、地球よりも太陽側を回っている。金星は地球型惑星と分類されており、岩石や金属で惑星が構成されて
いる。また、惑星のサイズも火星が平均半径約3,390kmであるのに対し、金星は約6,051kmと、これもまた地球の
約6,371kmに非常に近い。しかし大気圧や気温、大気の組成などについては大きく異なっているため、そのままでは
とても人類は入り込めない。まず金星では温室効果によって地表の温度が500℃以上に上昇する灼熱地獄だ。
また、大気圧も平均90気圧と地球の90倍も高いため、瞬時で我々は潰れてしまう。実際、1972年に当時のソ連から
金星に送り込まれた「ベネラ8号」という探査機は、金星に着陸してから50分で破壊された。つまり、金星は
地球に最も近い惑星で、大きさも組成構成も地球に似てはいるが、地表の環境は灼熱・高圧地獄なのだ。
しかし上空に注目すると、ずいぶんと環境が変わってくる。気温も高度50km程で75℃にまで下がるのだ。
しかも太陽光は地球の約1.4倍降り注ぐにもかかわらず、放射線量はカナダ国内の平均値に近いという。これは
金星の大気圏に分厚いオゾン層があるためだ。そこでNASAの研究者らは、この豊富な太陽光をエネルギーとして
取り込める太陽電池を装備した巨大なヘリウム飛行船を、金星の上空に浮かべて有人探査を行おうと考えている。
それが「HAVOC(High Altitude Venus Operational Concept)」と呼ばれるコンセプトだ。
それだけではない。将来的には、そのヘリウム飛行船を合体させたような空中ステーションを建設し、人類を移住
させようというのだ。
人類は火星よりも先に金星に到達できるか
この壮大でユニークなミッションについて、NASAは現実的なものとして考えているようだ。
というのも、前述した通り、金星は火星よりも遙かに地球に近いため、例えば火星であれば650~900日の期間が
必要なミッションでも、金星であれば440日間で完了できると想定しているためだ。
もしかすると、人類は火星の地表よりも先に、金星の上空にたどり着けるかもしれない。

NASA Langley researchers want to get a better idea about conditions on our nearest planetary
neighbor, Venus, so they have come up with HAVOC or a High Altitude Venus Operational Concept
– a lighter-than-air rocket ship that would help send two astronauts on a 30-day mission
to explore the planet’s atmosphere. Exploration of Venus is a challenge not only because its smog
-like sulfuric acid-laced atmosphere, but also its extremely hot surface temperature and extremely
high air pressure on the surface. *画像出典:A way to explore Venus | YouTube (NASA)金星移住計画2

get an idea about (of):~がどんなものか分かる
come up with :考えつく、持ち出す、示す、提案する
altitude:高度、astronaut:宇宙飛行士、or:「すなわち」という意味もある
最近はbecauseの用法として、「because+名詞」や「because+形容詞」という表現もある
not only~but also~~:~だけでなく~~も、laced:満ちている、sulfuric acid:硫酸




2015_12_15


金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入結果について (12月9日 JAXA 宇宙航空研究開発機構)
あかつきの形状国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、
金星探査機「あかつき」を金星周回軌道に投入する
ことに成功しましたので、お知らせします。
姿勢制御用エンジン噴射後の探査機軌道の計測と
計算の結果、「あかつき」は、金星周回周期約13日
14時間、金星に最も近いところ(近金点)では高度
約400km、金星から最も遠いところ(遠金点)では
高度約44万kmの楕円軌道を、金星の自転と同じ
方向に周回していることがわかりました。
現在、探査機の状態は正常です。
今後は搭載している科学観測機器である2μmカメラ
(IR2)、雷・大気光カメラ(LAC)、超高安定発振器(USO)の立上げ及び機能確認を行います。
既に機能確認済みの3つの観測機器(1μmカメラ(IR1)、中間赤外カメラ(LIR)、紫外イメージャ
(UVI))と合わせて約3か月間の初期観測を行うとともに、軌道制御運用を行って徐々に金星を
9日間程度で周回する楕円軌道へと移行する予定です。その後、平成28(2016)年4月ごろから
定常観測に移行する予定です。
あかつき金星画像

今回は科学から離れて、占星術とタロットをとりあげます。タロットカード
の大アルカナは22枚ありますが、一般的には、0番が「愚者」、1番が
「魔術師」です。今回紹介するのは、2番の「女教皇」と3番の「女帝」。
占星術とのつながりでいうと、「女教皇」は月、「女帝」は金星と関係が
あるとされます。「女教皇」と「女帝」は、姉妹のような関係なのですが、
月と金星も意外に共通点が多いのです。

※良い子の皆さんは、先生に、「月と金星は姉妹のような関係だ」とは言わないでください。
「それは間違いです。姉妹のような関係なのは地球と金星でしょう」と言われるに違いありません。
月は一番近い星で、金星は2番目に近い星(一番近い惑星)です。
地球には磁場がありますが、月と金星には磁場がほとんどありません。
また、地球には自分のまわりを回る星(月)がありますが、
月と金星には、自分のまわりを回る星はありません。
さらには、地球から見れば、月も金星も満ち欠けをしますし、
理由は異なりますが明確な大きさの変化がみられます。
日本では「月には兎がいる」と言われますが、これには重要な物理現象が
隠されています。つまり、地球から見える月面はいつも同じだということです。
金星の場合は月とは異なり、地球から見て自転はしています。下の図は、
公転に関して、地球と金星の関係を示したものです。金星の自転周期は、
太陽に対して116.7506日です(とても自転速度が遅い。しかも逆回り)。
地球と金星の会合周期は583.92日(ウィキペディアより)で、
583.92÷116.7506=5.00143の関係にあります。つまり、
A地点で太陽、金星、地球が直線関係にあったとき、金星の太陽側にあった
面は、583.92日後、太陽に対して5回転して、D地点にて同じ面を太陽に
向けています。つまり、地球にとっても、金星の同じ面(反対面)が見えている
ということになります(実際、金星は新月のような状態なので見えない)。
ということで、金星が地球に最も接近したとき、金星は常に同じ面を地球に
向けているということです。これは、月が地球に同じ面を向けているのと
似たようなことが起きていると考えることもできます。(続く)

金星と地球の関係が描く5芒星 (プロジェクト・メタトロン > 水星と金星・・・未知なる内惑星)
地球と金星の関係さて金星と地球との関係においてまず最初に注目したいのは、
地球の公転周期365(365.2422)日と金星の会合周期584
(583.9319)日との比が、ちょうど5:8であるということだ。
これはどういうことかと言うと、金星が太陽を13回公転する間に、
地球は太陽を8回公転し、その間に金星と地球は5回会合するという
ことである。別の言い方をすれば、地球の8年間に金星は13回公転し、
5回会合するということだ。しかもこの8年間2922日の間、この会合
ポイントを地球の公転軌道上にプロットしていくと、左の図のように
太陽を中心とした5茫星・ペンタグラムが立ち上がってくるのである。
太陽系の真上、すなわち太陽の極北方向の延長線上から金星と地球の公転軌道を眺めている概念図が左の図である。
Aの位置で最初に外側の地球と内側の金星が会合した後、地球は365日かけてA→B→C→D→E→Aと巡って
最初の位置に戻り、さらに584日目までには→B→C→Dと動いている。この間に金星は225日でA→B→C
→D→E→Aと巡り、584日の間にはさらに→B→C→D→E→A→B→C→Dと動く。そしてこのDの位置に
おいて584日目に、再び地球と金星が会合するのである。同様に584日毎にその会合ポイントはBの位置、
Eの位置、Cの位置と移動して会合し、(584×5=2920日=)8年後に最初のAの位置に戻って会合する。
そこでこの会合ポイントを順番につなげてみると、図のように5茫星・ペンタグラムが描かれるのである。
5茫星はその辺及びその互いが分けている線分相互の間に網の目のように黄金比の関係が存在する、
いわば黄金比のかたまりだ。金星がこのように5茫星・ペンタグラムの軌跡を描くということからも、
黄金比φの星であると表現することができるだろう。



2015_12_13


冥王星の高画質画像が初公開 - 探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影 (12月6日 マイナビニュース)
冥王星スプートニク平原
米航空宇宙局(NASA)は12月5日(現地時間)、冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の高解像度
画像を初めて公開した。ニュー・ホライズンズは今年7月14日に冥王星のそばを通過(フライバイ)して観測を実施。
現在も飛行を続けながら、観測データを送り続けている。地球と冥王星とは約48億kmも離れているため、通信速度
やデータ量の問題から、これまでは探査機の中で圧縮された低解像度の画像が優先して送られてきていたが、
今回ついに、高画質の画像が地球に届き始め、公開される運びとなった。公開された写真は、暫定的に
「スプートニク平原」と名付けられている地域から、その海岸線を経て、氷原に至る一帯を撮影したもので、
多種多様なクレーターや山地、氷河などがくっきりと写っている。この画像に写っている幅は約80kmで、1ピクセル
あたり77から85mほどの解像度で撮影されており、これはニュー・ホライズンズで撮影できる最高の解像度だという。
ニュー・ホライズンズ計画の主任研究員を務めるアラン・スターンさんは「これら新しい画像はとても高い解像度を
もち、冥王星の地質学にとってすばらしい洞察を与えてくれます。息を呑まずにはいられません」とコメントしている。
「金星や火星を最初に観測した探査機からはこれほど高い画質の画像は得られず、その後何十年も待たなくては
なりませんでした。ですが、私たちはニュー・ホライズンズが冥王星を接近観測してから、わずか5カ月でこの画像
を手に入れることができました。これらの画像を使ってわかる科学的成果は計り知れないものになるでしょう」
(アラン・スターンさん)。NASAによると、今後数日のうちに、同じ解像度で撮影されたほかの地域の画像も送られて
くるという。人類は当面、冥王星に探査機を送る計画がないことから、これらの画像は今後何十年にもわたって
見続けるものになる。
ニュー・ホライズンズは今も正常、次の目的地へ向けた準備も
ニュー・ホライズンズは人類初の冥王星探査を目指して、2006年1月19日に打ち上げられた。そして9年にわたって
宇宙を航行し、2015年7月14日冥王星に最接近。その前後で冥王星を観測し、数多くのデータを取得した。
これまでの分析で、冥王星にはクレーターが予想より少なかったことや、地下が活動している可能性があること、
1時間あたり500トンもの大気(窒素イオン)が宇宙空間に流出していることなどがわかっている。(後略)

冥王星に信じがたい5つの新事実発覚 (11月16日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
冥王星日没氷の火山
冥王星の南極付近にある2つのくぼみは氷の火山のカルデラかもしれ
ない。2つのくぼみは、それぞれライト山とピカール山という巨大な山
の上にある。どちらの山も、高さは数kmで、裾野の直径は100km
以上ある。これはハワイの楯状火山に似た形と大きさだが、冥王星の
火山から噴出するのは灼熱の溶岩ではなく氷のようだ。おそらく、
氷の下の海から上がってくる、窒素、一酸化炭素、あるいは水の氷が
混ざった、どろどろしたものだろう。NASAのエイムズ研究センター
のジェフ・ムーア氏は、学会発表の際に、現時点ではこれらが本当に火山であると結論づけることはできないが、
「その可能性は非常に高い」と語った。もしそうなら、これらは太陽系外縁部で初めて発見された火山になる。
研究チームは、さらなるデータによりこの発見を裏づけることを計画しているが、一部のメンバーはすでに強い確信を
持っている。同じくエイムズ研究センターのオリバー・ホワイト氏は、「頂上に穴がある大きな山を見たら、
ふつう考えられることはただ1つです」と言う。「私には火山にしか見えません」
氷に浮かぶ山
冥王星の山々は、地球のような山より海に浮かぶ氷山に似ているようだ。ムーア氏によると、冥王星の山々の正体は水が
凍った氷の塊で、おそらく窒素が凍った氷の「海」に浮いているという。一部の領域では、こうした山はロッキー山脈ほど
の大きさになっているが、窒素や一酸化炭素の氷の海に比べて密度が低いため、海面から顔を出して浮かんでいられる。
ムーア氏は発表で、「冥王星で最も大きい山々でさえ海に浮かんでいるのかもしれません」と述べた。
スプートニク平原と呼ばれる氷原の西の端近くでは、巨大なシート状の水の氷がひび割れて配置が変わり、ムーア氏
いわく「無秩序な領域」ができている。形成されてから日が浅いなめらかな平原の近くに、幅40km、高さ5kmもある
角ばったブロックが乱雑に連なり、無秩序に広がる山々を作っているのだ。新たな分析によると、スプートニク平原は
形成されてから1000万年しか経っていないらしい。スターン氏は、「昨日生まれたばかりと言ってもよいくらいです」と
言う。「小さな天体が、形成から数十億年後になっても大きなスケールで活動していることが分かったのは大発見です」
巨大な裂け目、内部の海
冥王星の表面には、スプートニク平原のように、信じられないほどなめらかな領域があるが、他の場所は、穴だらけ
だったり蛇革のようなうろこ状になっていたりする。スプートニク平原の西には、バージル・フォッサ(Virgill Fossa)
などの巨大な裂け目がいくつもある。こうしたひび割れは、冥王星が膨らんで外殻が破裂したような見た目で、実際、
そのようなことが起きた可能性がある。米ワシントン大学セントルイス校のビル・マッキノン氏は、「外殻の下で
ゆっくり冷えて凍ってゆく海が膨張したのかもしれません」と言う。科学者たちが推測しているように冥王星の外殻
の下に液体の海が隠れているなら、この海がゆっくり凍って膨張すれば、外殻が破裂したような巨大な裂け目が
できる可能性がある。
少なくて冷たい大気
ニューホライズンズによるフライバイの前まで、科学者たちは、冥王星には窒素を主成分とする大気が大量にあり、
その量は冥王星の体積の7~8倍もあるかもしれないと予想していた。しかし、その大気はどんどん失われている
とも考えられていて、冥王星が誕生してからの46億年間に表面から厚さ1km分の氷が昇華して失われたと推測
する科学者もいた。ニューホライズンズの科学者たちは、こうした予想はほぼ完全に間違っていたと言う。
冥王星の大気は予想ほど多くなかったし、大気が失われるペースも予想ほど速くなかった。米サウスウェスト研究
所のレスリー・ヤング氏は、「今回明らかになったペースなら、これまでに失われた氷は15cmほどでしょう」と言う。
冥王星の窒素の大半は、冥王星の近くにとどまっている。奇妙な観測結果だが、これは、冥王星の大気中の高い
ところにシアン化水素があることにより説明できるかもしれない。そんなに大量のシアン化水素が見つかるとは
誰も予想していなかったが、シアン化水素が大気の温度を大幅に下げて、冥王星のまわりにとどめるのに
役立っている可能性がある。(後略)

冥王星の気温は約-230℃とのことですが、楕円軌道を描いて太陽をまわって
いるのですから、太陽との距離により温度はかなり変化するでしょう。
窒素は、融点-210℃、沸点-196℃(1気圧)、
メタンは、融点-182℃、沸点-162 ℃(1気圧)ですから、
冥王星の地表では、窒素やメタンなどの複雑な相変化があるのかもしれません。
YouTubeの動画(下の写真)にあるように、地球上でも、窒素の相変化は、
かなりダイナミックです。冥王星の地表で起こっていることは、科学的にあり得ない
出来事ではないのでしょうが、生命がいなくてもこれだけ活動的で多様な地表を持つ
ことは驚異的なことです。あたかも、物質が意識を持っているかのようです。
意識といっても、人間が個人個人として持っているような意識ではなく、
集団的な意識、人間でいえば無意識のようなものでしょう。
科学的に起きうることだとしても、冥王星の地表の様子を正確にシミュレーション
したり、予測したりすることは不可能だと思われます。
また、「わたしたちの意識とは何か」ということにも考えが及びます。わたしたちの
意識が世界をつくり、意識が変われば解釈は変わってしまうのでないでしょうか?
意識がなければ、わたしたちの認識しているような世界は存在していないでしょう。
細胞も生きているわけですから、細胞が意識を持つならば、わたしたちの認識する
世界とは全く異なる世界に生きているのではないでしょうか?
そして、わたしたちも、何かの集合体の一部なのかもしれません。
偉大な分子生物学者には、「わけの分からないことを言うな」と言われそうですが、
バラバラしたものが分かったからといって、全体の本質は掴めないでしょう。


固体液体窒素








YouTube:液体窒素に固体窒素を入れると...Solid Nitrogen into Liquid Nitrogen
https://www.youtube.com/watch?v=6_4jr1hs8n0




2015_12_09


宇宙の謎解明なるか? 「重力波」検出目指す観測施設「かぐら」が岐阜に完成 アインシュタインが存在予言
(11月6日 産経ニュース)
宇宙から届く謎の「重力波」の検出を目指す東京大宇宙線研究所の観測施設「KAGRA」(かぐら)が岐阜県
飛騨市神岡町の地下に完成し6日、報道陣に公開された。重力波は非常に重い天体が激しく動いたとき、
重力の影響で空間にゆがみが生じ、それが波のように遠くまで伝わっていく現象。
アインシュタインが相対性理論に基づき約100年前に存在を予言したが、直接観測した例はない。
かぐらは長さ3キロのトンネルをL字形につなげた構造で、中心部からレーザーを2方向に同時に発射。
重力波が届くとトンネル内の空間がゆがんで伸縮し、レーザーが鏡で反射して戻ってくるまでの時間にわずかな
差が生じるのを検出する。振動が少ない地下200メートルに建設した。総工費は155億円。
重力波観測施設かぐら今年度中に試験観測を開始。
追加工事を経て平成29年度に本格観測に
入れば、1年以内に重力波を捉えられる
という。世界初の観測に成功すれば、
ノーベル物理学賞の受賞が決まった梶田隆章氏
が素粒子ニュートリノの質量を発見したスーパー
カミオカンデに続き、神岡の施設群で3つ目の
ノーベル賞が確実とされる。
ただ欧米も類似の施設で観測を目指しており、
競争は激しい。同研究所の三代木伸二准教授は
「人類初の観測をぜひ実現したい」と意気込む。
重力波の観測は光やX線などでは捉えられ
なかった天文現象や、宇宙誕生時の謎の解明
に役立つ。かぐらを統括する同研究所長の
梶田氏は「神岡の地から新たな研究分野が
生まれるような成果が出てほしい」と期待を
込める。

なんでこのような形をした観測施設で、重力波が検出できるかといえば、
重力波が以下のようなものだと想定されているからです。

重力波とは
「重力波検出実験の最近の進展」 http://rironkon.jp/sympo06/proceedings/s.kawamura.pdf

そういえば、昨年、重力波が検出されたというニュースがありましたが・・・
ノーベル賞級「重力波の痕跡」発表は誤り (1月31日 日本経済新聞電子版)
138億年前に宇宙が誕生した直後の「重力波」の痕跡をとらえたとした米研究チームの昨年3月の発表は誤り
だったと、欧州宇宙機関(ESA)などの国際研究チームが30日発表した。
発表後にデータの解釈に疑問が示され、専門家らが検証していた。重力波は、物理学者アインシュタインが
存在を予言。宇宙が急激に膨張したとする「インフレーション理論」を裏付けるとして観測計画が進み、
確認されればノーベル賞級ともいわれるが、今回はお預けになった形だ。
米チームは、南極にあるBICEP2望遠鏡がとらえた「宇宙背景放射」と呼ばれる電波を分析、特徴的な
パターンを発見し、これが宇宙急膨張の際の重力波によって生じた名残だと昨年3月に発表した。
だがこのパターンが銀河のちりの影響である可能性が浮上。BICEP2のデータに加え、ESAのプランク宇宙
望遠鏡が観測したより広範囲のデータを、米チームを含む国際チームが精密に分析し、ちりの影響に間違い
ないとの結論が出た。ただ重力波やインフレーション理論そのものが否定されたわけではない。
国際チームの研究者は「重力波の探索は今後も続く」としている。
インフレーション理論は1980年代初めに、佐藤勝彦自然科学研究機構長らが提唱した。

では、重力波がどのようなときに生まれるかといえば、質量四重極モーメント
が変動したときだそうだ。これは、電気の場合とは全く異なっている!
正負のある電気と負のない質量を、無理やり比較するとすればだが・・・

電気双極子と四重極子
「宇宙おける電磁波の放射」 http://www.astro.sci.yamaguchi-u.ac.jp/~kenta/radioastro/radioastro-1.pdf

電磁波の場合、電気双極子モーメントの変化が重要で、
四重極モーメントの影響は無視できる。どんどん話がそれていきますが、
上の図の説明で、二酸化炭素の場合、双極子モーメントが変動しないのは、
回転や対称伸縮振動のときで、逆対称伸縮振動では双極子モーメントが
変化しますので、二酸化炭素は電磁波(赤外線)を吸収します。
これが、二酸化炭素が温室効果ガスである理由だとされています。


二酸化炭素の赤外吸収分子の振動と赤外光の吸収 (日本分光 「FTIRの基礎」)
分子を構成する原子間では、結合部分が伸縮します。
伸縮振動のエネルギーは赤外光のエネルギー付近
にあり、赤外光を吸収して振動します。ただし、赤外光
を吸収できる振動には「双極子モーメントの変化を
伴うもの」という制限があります。2つの振動が互いに
打ち消しあうものは、赤外吸収をしないということです。
直線状分子のCO2の場合、対称伸縮振動は双極子
モーメントが変化しないため赤外光を吸収しませんが、
逆対称伸縮振動は双極子モーメントが変化する為、
赤外光を吸収します。
また、直線分子の中でも2原子分子のO2やN2の場合は、逆対称伸縮振動ができず、赤外光を吸収しません。
CO2が温室効果ガスとして働くのは、CO2が赤外光を吸収する振動を持ち、大気が暖められるためです。



2015_11_07


高エネルギー宇宙線観測で、暗黒物質(ダークマター)の正体に迫る (10月26日 NEWSALT ニューソルト
高エネルギー宇宙線観測
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と早稲田大学は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」モジュールの
船外実験プラットフォームに「高エネルギー電子、ガンマ線観測装置(CALET)」を設置し、宇宙を飛び交う
高エネルギーの宇宙線(電子やガンマ線、陽子・原子核成分)のエネルギー量とその種類や飛来方向の
高精度測定を、世界に先駆けて開始したと22日に発表した。
CALETを用いた観測で、
(1)高エネルギー宇宙線の起源と加速のしくみ
(2)宇宙線が銀河内を伝わるしくみ
(3)暗黒物質(ダークマター)の正体
などの「宇宙の謎」の解明を目指す。
CALETは、今年8月に「こうのとり」5号機で種子島宇宙センターから「きぼう」に運び込まれた。
その後、観測機器の初期検証作業を終え、現在は検出データの較正・検証作業を進めている。こ
の初期検証段階で、すでにテラ電子ボルト(TeV:1兆電子ボルト)領域の電子候補が観測されている。
CALETのデータの較正・検証作業後、定常観測に移行し、2~5年にわたる観測で高エネルギー宇宙現象の解明を目指す。

高エネルギー宇宙線は、空気にぶつかると二次粒子を発生させて高エネルギーでは
なくなってしまうが、大気圏外なら直接測定することができる。
しかし、高エネルギー宇宙線を測定することで、
ダークマターの正体が本当に分かるのだろうか?見つければ大発見になる。


銀河団衝突でも、ダークマター同士はすり抜ける (3月30日 アストロアーツAstroArts)
銀河団同士の衝突現場
今回の研究対象となった銀河団同士の衝突現場。ぶつかって動きを妨げあう高温ガス(ピンク)とダークマター(青)
が分離しているようすから、ダークマターはあまり衝突の影響を受けていないことがわかった。
(提供:NASA, ESA, STScI, and CXC)

スイス・ローザンヌ連邦工科大学のDavid Harveyさんらは、ハッブル宇宙望遠鏡とX線天文衛星「チャンドラ」の観測
をもとに、銀河団同士の衝突現場72箇所における銀河、高温の銀河間ガス、ダークマター(正体不明の重力源)
の分布を調べた。その結果、ダークマターは銀河と離れずに分布していることがわかった。
これまでの研究で、銀河団同士が衝突するとガスはぶつかって動きを妨げあう一方で、銀河そのものはあまり影響
を受けずにそのまま進むことがわかっている。今回の結果から判断すると、銀河同様にダークマター同士もあまり
ぶつからないということになる。
ダークマター同士の相互作用が弱いという研究結果は「弾丸銀河団」の観測からも得られていたが、多数の銀河の
観測から同じ結果が得られたことでその確実性が増した。
さらに今回の測定結果は、ダークマター同士の相互作用が従来考えられていたよりももっと弱いということを示唆
している。さまざまな説があるダークマターの正体をつきとめる、有力な手がかりとして期待される。

銀河には星がたくさんあるといっても、密度としては非常に希薄なものなので、
銀河が衝突しても、星が衝突することはほとんどない。
宇宙に、暗くて質量の大きな物体が数多くある可能性も否定することはできない。
そもそも、なぜダークマターの存在が予想されているのだろうか?


ダークマターの存在理由
「ダークマター(暗黒物質)の正体は何か?」より
http://www.resceu.s.u-tokyo.ac.jp/symposium/daigaku&kagaku/MINOWA.pdf

ダークマターが存在するということ自体はほぼ間違いないでしょう。
でも、未知の素粒子が本当に存在するのだろうか?
未知の素粒子は、実は多くの種類が存在する可能性だってある。
既知の素粒子で構成される、未知の安定な複合粒子があるのかも。
近いうちに、ノーベル賞がすぐにもらえるような大発見の可能性もあるが、
分かりそうでいつまでも経っても分からない可能性もある。


ダークマターの「雲」にずれ、実在の証拠か
ダークな存在を抜け出す日は近い? (4月20日 ナショナルジオグラフィック日本版サイト)
四つの銀河とダークマター
NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、融合する4つの銀河の画像。そのうちの1つの銀河を取り巻く
ダークマターの「ハロー(かたまり)」の分布が銀河とずれているように見え、ダークマター粒子が実在する証拠
である可能性が出てきた。(PHOTOGRAPH BY ESO)

天文学者は80年近く前から、宇宙を満たす謎めいたダークマターの正体を明らかにしようと努力してきた。
彼らがダークマターの概念を思いついたのは、銀河の運動を観測すると、宇宙の質量が目に見える星や
銀河の質量だけでは説明できないほど大きいように見えるからだ。彼らはこの物質を、ビッグバンの際に
大量に生成した、重力には関わるもののどうやっても目に見えない素粒子だろうと推測した。
天文学者はこうした素粒子を直接観察できていないため、ダークマターは基本的にまだ理論上の存在である。
今回、ハッブル宇宙望遠鏡と超大型望遠鏡VLT(チリ)を使って行われた新たな観測により、ダークマターの正体
について決定的な手がかりが得られた可能性がある。『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』誌
に掲載された論文によると、エイベル3827という地球から約14億光年の彼方にある銀河団のダークマター粒子は、
重力以外の力を感知しているという。
この観測で実際に検出されたのはダークマターの異常な分布だ。通常、ダークマターは銀河を取り巻く巨大な
「ハロー(かたまり)」を形成している。私たちの銀河系でも例外ではない。銀河系は猛スピードで回転しているので、
ダークマターの大きな重力でつなぎ止められていなければバラバラに飛び散ってしまうはずだ。けれども、エイベル
3827銀河団にある1つの銀河は、ダークマターハローの中心と銀河自体の中心が約5000光年もずれていた。
宇宙では5000光年などたいした距離ではないが、一部の理論家が主張するようにダークマター粒子が重力にしか
反応しないのなら、この距離はゼロでなければならない。
理論家の中には、ダークマターは重力以外の力も感知するはずだと予想する者もいる。20年ほど前から、ダークマターは
「WIMP(weakly interacting massive particles:(相互作用が〈電磁相互作用と比べると〉弱くて重い粒子)」
であると考えれば、その性質をうまく説明できるという説が有力になってきている。
WIMPは、重力だけでなく、原子核のβ崩壊などを引き起こす、いわゆる「弱い力」も感知するとされている。
今回の発見は、ダークマターがWIMPからできていることを示す最初の経験的な証拠となるかもしれない。
研究チームを率いたダラム大学(英国)計算宇宙論研究所のリチャード・マッシー氏は、検出されたダークマターの
雲のずれをうまく説明するには、この雲がエイベル3827の中心にあるもうひとつのダークマターの雲の中を
通り抜けているところだと考えればよい。なんらかの力が働いて2つの雲の間に摩擦が生じ、一方のダークマターの
動きが遅れたために銀河の中心からずれたとマッシー氏らは主張するものの、その力の正体については不明だという。
この力はダークマターを直接見えるようにするものではないが、謎に包まれたダークマターに光を投げかける。



2015_11_03


なぜ空は青いのか?無垢な子供から聞かれそうな素朴な疑問と答え方 (2014年3月29日 nanapi ナナピ
「お空なんで青いの?」「海はなんでしょっぱいの?」などなど、子どもからの疑問って、身近なものなのに意外と
答えるのが難しいものが多いですよね?しかし、子どもを育てるパパ・ママなら、そこはキッチリ教えてあげたいところ。
今回は、子どもから聞かれそうな身近な疑問とその答えをまとめてみました。
Q1.「お空はどうして青いの?」(詳細は省略)大気が青色だけを空一面に散乱させるから、青く見える。
Q2.「どうして虹ができるの?」(詳細は省略)水滴の中を通ることで、光は7色にわかれ、虹になって現れる。
Q3.「海のお水はなんでしょっぱいの?」(詳細は省略)海の水がしょっぱいのは、塩が溶けているから。
Q4.「お星さまはなんで光ってるの?」(詳細は省略)恒星は核融合反応を起こすことで、光を放っている。
おわりに 意外と知らなかったことが多かったのではないでしょうか? もし、お子さんが聞いてきたら、
しっかり答えてあげましょうね。答えにくい疑問にはユーモアも大切です。

星空
Q1~3までは良しとしても、Q4は意味が分からないと思いますが・・・
大人向けに説明するとしてもかなり難しいと思います。
核融合とはなんぞやら?軽い核種が融合してより重い核種になる反応。
いやいや、なんでそれが光るの?エネルギーが放出されるから。
いやいや、なんでエネルギーが放出されるの?質量が減少するから。
いやいや、なんで質量が減少するの。原子核全体が安定になるから。
ではなんで、ウランは核分裂してエネルギーを放出するの?
説明できる理論は存在しますが、理論は正しいとは限らないことを
把握しておく必要があります。理論は常に暫定的なものであり、
さらに良い理論に取って代わられることを前提としているのですから。
疑問は疑問は呼び、宇宙の果てまで続きます・・・そこで同じくnanapiから。


地球の“住所”は宇宙何丁目?地球は広い宇宙空間のどこに属しているのか (3月23日 nanapi ナナピ
(前略)✓地球は、太陽から3番目の位置にいる星(太陽系第3惑星)です。
天の川銀河
太陽系の属する銀河は、「天の川銀河(銀河系)」と呼ばれる直径約8~10万光年の棒渦巻銀河です。棒渦巻
銀河とは、普通の渦巻銀河と違って、渦の中心であるバルジを貫くような棒状構造を持っていることが特徴です。
恒星の数は約2,000~4,000億個、全質量は太陽の1兆2600億倍という途方もない数値になり、銀河系を直径
130kmに縮めた場合、太陽系はなんと約2mmほどの大きさになってしまいます。ちなみに、地球からはこの
天の川銀河内で輝く恒星しか見ることができません。太陽系は、天の川銀河の渦の中の少し外側の方にある
「オリオン腕」と呼ばれる場所の内側に属しています。中心からの距離は約2万8,000光年ほど離れているので、
天の川銀河の中の「ベッドタウン」的な場所に地球はいるのかもしれませんね。
地球は天の川銀河の中のオリオン腕の内側にある太陽系の第3惑星です。
太陽の位置

おとめ座超銀河団
(中略)
地球は、おとめ座超銀河団の中の局部銀河群の中の天の川銀河の中のオリオン腕の内側にある
太陽系の第3惑星です。

超銀河団を超えた先には何が広がっているのか?
今まで、宇宙の中にはまんべんなく銀河が散らばっていると考えられていましたが、観測してみるとそうでは
ありませんでした。実は、それぞれの超銀河団は、「銀河フィラメント」と呼ばれる平面上の壁のような位置関係で
分布していて、それぞれの銀河フィラメントの間には何も無い空間(超空洞=ボイド)が1億光年も広がっている
ことが分かったのです。つまり、何も無い球状の超空洞を、平面上に伸びて分布している超銀河団が薄い壁の
ように包んでいる形をしていたのです。その様子は、石鹸を泡立てた時にできる幾重にも折り重なった泡の構造
に似ていたため、「宇宙の泡構造(宇宙の大規模構造)」と呼ばれます。
おわりに
つまり、泡状に広がった宇宙のどこかから地球人へ手紙を書きたい時は、
おとめ座超銀河団局部銀河群天の川銀河オリオン腕太陽系第3惑星 地球 と宛名を書けばいいのですね。

 人間が観測できるところまでで宇宙は終わる。
 そんな「都合のいい」ことがあると思います?
 宇宙が人間中心でないことは、地球が宇宙の
 中心でないことからも明らかです。
 当然ながら、そう考える人もいるわけで、
 様々な(真偽不明の)理論が存在します。
 あなたなら、見えない宇宙をどのように想像しますか?
 
 



2015_10_30


約1000万光年スケールで均一な元素組成:X線天文衛星「すざく」の観測で明らかに (10月21日 JAXA 宇宙科学研究所)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のAurora Simionescu(オーロラ・シミオネスク)研究員の研究チームは、
X線天文衛星「すざく」によるおとめ座銀河団の広域観測から、銀河団の内側から外縁部にわたって元素組成が一定であり、
すざく測定結果それは太陽系周辺の組成とほぼ同じであることを明らかにしました。
(中略) 研究チームは「すざく」によって取得したデータを解析し、
鉄だけでなく、マグネシウム、ケイ素、硫黄の元素量をおとめ座
銀河団の外縁まで測定することに成功しました。
「今回わかった鉄とケイ素、硫黄の元素組成比は、太陽や私たちの
銀河系にあるほとんどの星の組成比とほぼ同じで、この傾向は
おとめ座銀河団全体に当てはまることがわかりました」と、研究チーム
の一員であるノーバート・ウィーナ博士(スタンフォード大学)は
語ります。ペルセウス座銀河団でもおとめ座銀河団でも鉄の元素量
は銀河団の内側から外側まで、ほぼ一定でした。さらに本研究から、
おとめ座銀河団では、マグネシウムやケイ素、硫黄も銀河団の外側
までほぼ同じであることが明らかになりました。このことから、
銀河団内では元素がよく混ざっていて一様になっていることが
わかります。つまり、太陽半径(約70万km)程度の小さなスケール
から銀河団サイズ(数百万光年以上)の大きなスケールまで、
ほぼ同じ元素組成だと言えます。宇宙には元素組成が異なる領域
もあるでしょうが、現在の宇宙のほとんどは太陽系周辺と似たような
元素組成を持っていることになります。
「『すざく』によって宇宙を見る新しい窓が開きました。
その新しい窓を通してみると、宇宙の元素組成は、どのスケールでも、どの場所を見てもほぼ同じということです。」
共著者であるスティーブン・アレン教授(スタンフォード大学)は説明します。「すばらしくシンプルな結果です。
それに、宇宙がどのようにして現在の姿になったのかを理解する手がかりを与えてくれる結果と言えます。」

英国ワイト島の夜空大きなニュースにはなっていないような
気もしますが、かなりサプライズな内容
です。なぜなら、宇宙の生命の可能性を
高めることになるからです。地球の核は
主に鉄とニッケルでできていると考え
られています。宇宙のどこにでも鉄や
ケイ素が存在するということは、
地球と似たタイプの惑星は宇宙のどこに
でも存在するということになるのでは
ないでしょうか?
さらに最近、星間空間に多くの種類の有機物が発見されていますので、生命が誕生できる
条件の星は、宇宙のなかに数多く存在すると考えるほうが普通でしょう。というより、
宇宙のなかで地球にしか生物が誕生しない特殊な条件が太陽系にあるのでしょうか?
恒星に近すぎる惑星はあまりに高温で水も生物も存在できず、遠すぎる惑星は氷の星に
なってしまいますが、その間のハビタブルゾーンでは、水と生命体が存在する可能性が
あります。しかし、ハビタブルゾーンの距離は恒星の大きさと明るさによって惑星系ごと
に異なります。銀河系全域に対してこの計算を行うとすれば、数十億もの恒星が
ハビタブルゾーンに惑星を持っていると考えられているのです。
冥王星を探査したニューホライズンズは他のカイパーベルト天体へ向かっているよう
ですが、1977年に打ち上げられたボイジャー1号 は既に太陽圏外に出たようです。


惑星探査機ボイジャー1号、ついに太陽圏外に (2013年9月13日 宇宙(そら)へのポータルサイト
アメリカ航空宇宙局(NASA)は9月12日、惑星探査機「ボイジャー1号」が太陽圏(ヘリオスフィア)をついに脱出し、
星間空間を飛行していると正式に発表した。人工の物体が星間空間に出たのは初めて。「ボイジャー1号」は1977年9月5日に
ボイジャー1号打ち上げられ、木星、土星などを探査した後、
2004年12月に末端衝撃波面を通過し、2010年頃
から太陽風の速度がゼロとなるヘリオポーズに
達していたが、太陽風速度は常に変動するため、
NASAの研究者らはデータを取得し続けていた。
「ボイジャー1号」は現在太陽から約190億km
離れた所を秒速約17kmの速度で飛行している。
NASAの研究者らによると、「ボイジャー1号」
から届いたデータから逆算すると、「ボイジャー1
号」は2012年8月頃に最初に星間空間入ったという。
太陽系と太陽圏についての解説は以下の通り。
(1)太陽系とヘリオスフィア(太陽圏)
 太陽系には、範囲を最遠の惑星とする「太陽系」と、太陽風が届く範囲(100AU以上)とする「ヘリオスフィア
(太陽圏)」の2つの考え方がある。太陽風とは太陽コロナから放出されるプラズマのことで、非常に早い速度を持ち、
オーロラ、人工衛星の故障の原因やソーラーセイルの原動力でもある。太陽は絶え間なくこの太陽風を放出している。
(2)末端衝撃波面(Termination shock)
太陽系は銀河の中心に回っているため、太陽は四角八方へ太陽風を放出している一方、太陽系の外からは
星間ガスが絶え間なく太陽系の中に注ぎ込まれている。非常に高速な太陽風がこの星間ガスと出会い、
減速する境目が存在し、その場所が末端衝撃波面(Termination shock)である。
地球上で例えるなら、末端衝撃波面は川と海の境目(汽水域と呼ばれる)に似ているかもしれない。川の淡水が海に
流れ込み、塩辛い海水が逆に川に流れ込み、その境目が太陽風と星間ガスが交じり合う末端衝撃波面と似ている。
(3)ヘリオシース(Heliosheath)
末端衝撃波面を超えると、太陽風は急激に減速する。ここから太陽風が消えるまでの領域をヘリオシース
(Heliosheath)と呼び、減速した太陽風と星間物質や星間ガスなどが交じり合うと考えられている。
(4)ヘリオポーズ((Heliopause)
太陽から放出された太陽風が星間ガスと衝突して、完全に星間ガスが溶け込んでいる境はヘリオポーズと
呼ばれている。ここが太陽圏の終端であり、太陽からここまでの領域の全体が太陽圏、つまりヘリオスフェア
(Heliosphere)である。
(5)バウショック(Bow Shock)
太陽圏は銀河の中を公転しているため、ヘリオポーズの外側には、星間ガスが衝突してできた衝撃波面が
存在すると考えられている。これはバウショック(Bow Shock)と呼ばれている。

太陽圏と星間空間
2014 September 29  Pluto, the Kuiper Belt, and the Oort Cloud in Perspective Explanation:
The layout of the Solar System, including Pluto, the Kuiper Belt, and the Oort Cloud, on a logarithmic scale.
mage credit: R. Mewaldt and P. Liewer, JPL.



2015_10_26


オリオン座流星群を観察 (2012年10月22日 小岩井農場 > まきばの散歩道)
10/21は、オリオン座流星群の極大が予想される日です。
ウェザーニュースさんが恒例のまきばの天文館でのオリオン座流星群ライブ中継を行いました。
当館では一般観察会はありませんでしたが、あまりの好天に、私たちも夜空を見上げ流星を探しました。
オリオン座流星群

毎年10月21日は、オリオン座流星群が最も活発になる日です。
ただし、年によって月の満ち欠けが変わるので、観察されやすさは
異なります。今年は半月なので、0時頃には月は沈みます。
オリオン座はとても目立つ星座なので、夜空を見ればすぐに位置が分かります。
ではなぜ、星占いにでてこないんだと思われるかもしれませんが、
星占いに登場する12星座は黄道(太陽の通り道)上にあり、
オリオン座は黄道上にはないからです。


Pluto’s Puzzling Patterns and Pits (10月17日 NASA)
冥王星表面の模様
It seems that the more we see of Pluto, the more fascinating it gets. With its prominent heart-shaped feature,
icy mountains, and “snakeskin” terrain, Pluto has already surprised New Horizons scientists with the variety
and complexity of its surface features.
Now this latest image, from the heart of Pluto’s heart feature, show the plains’ enigmatic cellular pattern
(at left) as well as unusual clusters of small pits and troughs (from lower left to upper right).
Scientists believe that this area, informally known as Sputnik Planum, is composed of volatile ices such as
solid nitrogen. They theorize that the pits and troughs – typically hundreds of meters across and tens
of meters deep – are possibly formed by sublimation or evaporation of these ices. However, the reasons
for the striking shapes and alignments of these features are a mystery. Adding to the intrigue is that even
at this resolution, no impact craters are seen, testifying to the extreme geologic youth of Sputnik Planum.
“Pluto is weird, in a good way,” said Hal Weaver, New Horizons project scientist with Johns Hopkins
Applied Physics Laboratory in Laurel, Maryland. “The pits, and the way they’re aligned, provide clues
about the ice flow and the exchange of volatiles between the surface and atmosphere,
and the science team is working hard to understand what physical processes are at play here.”

発展途上国の人だと、この記事の内容を知りたければ英文を読むしか
ありませんが、日本なら大丈夫。訳してくれる人がいるのです。サイトの
名前も「NASA冥王星最新情報を日本語に翻訳」。ありがたいことです。


2015.10.17:冥王星地表の奇妙な模様と穴
冥王星は調べれば調べるほど魅力的な天体です。ハートマークの形、氷の山、「蛇の皮」の地形、など、
冥王星はその特徴的な地表の多様性と複雑さで科学者たちを驚かせています。
この冥王星の最新画像によると、ハートマークの中心部から、平原(左側)の謎の模様と、異様な小さな穴
と窪地の集合が見えます。
非公式にはスプートニク平原という名のこのエリアでは、科学者たちは固体窒素などの揮発性の氷で
構成されていると信じています。彼らの理論では、数百メートル、深さ数十メートル にわたる小さな穴と窪地は、
氷の昇華または蒸発によって生成されたことになります。ただし、これらの不可思議な形状と並んでいるのは
どうしてなのか謎です。興味をさらにそそるのは、この解像度では、スプートニク平原ではクレーターの跡が
無く、地質学的にかなり若いと思えることです。
「冥王星は奇妙である、良い意味で」と、メリーランド州ローレルにあるジョンズホプキンス大学応用物理研究所
のニュー・ホライズンズプロジェクトの科学者であるハル・ウィーバーは言います。「この穴と並び方は、
氷の流動と、地表から上空の大気との間で揮発する現象の手がかりを与えてくれます。化学チームは、
ここで起きている物理的なプロセスを理解しようと必死に働いています。」

何はともあれ、なんて神秘的な風景なのでしょう!言葉では表現できない何かが
あります。何かが。キタキツネでもいるのではないかと思ってしまいます。
こうなると、冥王星以外のカイパーベルトの星の様子も気になります。
そのなかでもオルクス。オルクスは冥王星とそっくりの軌道を持っています。
冥王星の公転周期が247.74 年に対し、オルクスの公転周期は245.18 年 。
オルクスが発見されてから、まだ10年余りしか経っていません。
オルクスはそれほど注目されている星ではありませんが、
海王星-冥王星-オルクスの関係性の意味は、占星術としても気になるところです。

冥王星とオルクスの軌道
The Lunar Planner > The Astronomy & Astrology of theThe Dwarf Planets




2015_10_22


冥王星に氷の“岩盤” NASAが論文 (10月16日 日本経済新聞電子版)
冥王星の地表の下には、水が凍ってできた氷の“岩盤”がある可能性が高いと、米航空宇宙局(NASA)が
16日付の米科学誌サイエンスに発表した。表面付近の大気圧は10万分の1気圧(地球は1気圧)程度だとした。
NASAの無人探査機ニューホライズンズが7月に冥王星への最接近を果たし、観測データの受信が始まっている。
データの一部を初めて科学論文としてまとめた。
NASAによると、冥王星の表面は凍った窒素や一酸化炭素、メタンなどで覆われてさまざまな地形をなしている。
中には周囲から2~3キロもそびえ立つ険しい山々も見つかった。しかし凍った窒素などではこのような構造は
支えきれず、崩壊してしまうと考えられる。構造を下支えするには広範囲に、硬く凍った水の氷の層が必要だと
推測している。NASAは「凍った窒素や一酸化炭素などはごく表面にくっついているだけだろう」としている。
大気の分析では、最も高いところで上空1670キロまで大気層があることが判明。
表面近くではアセチレンやエチレンなどの炭化水素も含まれることが分かった。
表面の分析から、過去数十億年にわたり地質学的な活動が続いているとみられるとも指摘。
その力の源は、今回のデータでは明らかにならなかった。

冥王星の表面は非常に若々しいので、今でも、地殻変動が継続されているの
ではないでしょうか?単なる氷の塊では、大規模な変動が起こるようには
思えません。何が冥王星の地殻を動かしているのでしょうか?
日本は地球のなかでも特に地殻変動の激しい地域で、日本に住んでいる以上、
このことの影響(つまり、地震・津波・噴火)から逃れることはできません。
しかし、地殻変動は惑星では当たり前のこと、ではありません。
金星には多少の地殻変動があるのかもしれませんが、火星や水星には地殻
変動がありません。木星・土星・天王星・海王星には地殻がありません。
冥王星って、すごくないですか!準惑星の分際で!
そして、冥王星の衛星であるカロンも、活発に活動していることが分かります。


NASA: 冥王星の衛星「カロン」の高解像度映像を公開・地球のグランドキャニオンよりも巨大な渓谷も存在
                                     (10月2日 BusinessNewsline
高解像度カロン NASAは2日、New Horizons探査衛星によって撮影された冥王星の衛星
「カロン(Charon)」の高解像度映像を初公開した。今回、公開されたカロン
の高解像度映像は、New Horizonsが7月14日に最接近した際に撮影し、
9月21日に地球まで送信されてきたデータを色調を強調(enhanced color)
して再構成したものとなる。
これまでの考えでは、カロンは地球の月と同じように一面がクレーターに
覆われた静的な地形の展開と考えられていたが、今回、New Horizonsによって
撮影された映像により、カロンの地表上には、アメリカにあるグランド
キャニオンよりも巨大な渓谷が存在していることが判るなど、過去においては
ダイナミックな地質活動が行われていたことを示すものとなった。
こうした地形が太陽系の惑星の衛星に存在することは非常に稀であり、カロンは冥王星の衛星ではなく、実際には冥王星
とカロンは2の天体が対になっている2重準惑星という非常に特異な天体であるという仮説を裏付けるものともなった。

地球の衛星である月の表面には、遠い過去の活動の跡しかありません。
冷えて固まってしまった月から考えると、冥王星とカロンは、何も変化のない
世界だと想像するのが普通だと思いますが、全くの予想外でした。
占星術では、太陽と月、そして地球以外の惑星の位置が重要です。
それ以外では、太陽と月の軌道の交点であるドラゴンヘッドとドラゴンテイル。
この他、火星と木星の間にある小惑星帯で最も大きな星であるセレス(ケレス)
や、2番目の質量を持つベスタなども占いに用いられることもあります。


セレスとベスタ
(縮尺比は同じではない)

セレスの「謎の発光点」も気になるところではありますが、
カイパーベルトにある星のほうが、わたしたちに影響を持つ星である気がします。
そのなかで最も重要な星は、勿論、冥王星です。
その次は、オルクス(Orcus)かもしれません・・・
(続く)

カイパーベルト準惑星




2015_10_20


「テクノロジーは貧富の差を拡大させる」スティーブン・ホーキングが警告
確かに、産業革命の時代から繰り返されてきた論争ですが。
(10月15日 ギズモード・ジャパン
スティーブン・ホーキングが、RedditでAMA(Ask Me Anything)というコーナーに参加しました。
ユーザーが次々と質問をするなか、好きな映画について答えたり、「この宇宙で最も大きな謎は女性
です。でも、そうあり続けてほしいと思います」とお茶目なコメントをしたりしました。
ホーキングは、人工知能やロボット技術を、人類にとって危険なものだと前から指摘していました。
彼は、今回の質問のなかでも「現在の急速なテクノロジーの進歩は、貧富の差を拡大させるでしょう。
経済的な理由などで、それに乗り遅れた多くの人が、悲惨な生活を余儀なくされるに違いありません」
と警告しています。当然といえば当然ですが、ハイテク業界からは早速反論がきています。
ネットスケープの創業者で起業家として活躍するマーク・アンドリーセンは、「技術が人の雇用を奪うと
いう主張は昔からあったし、それを主張するのは知的な人間ではなかった。誰か彼に経済学の教科書
を買ってあげたらいいんじゃないか?」とツイッターでコメントしています。
アンドリーセンの反論は一理あるかもしれません。ですが、結局のところ、将来的にブルーカラー労働者
が安く買い叩かれる可能性はあるかもしれません。企業がテクノロジーを導入する費用と人件費を
てんびんにかけた場合、それが単純作業であるほど安いほうを選ぶだろうからです。
2人の主張の違いは立場の違いからくるものかもしれませんが、テクノロジーと経済や雇用に関わる
論争は今後も続いていくかもしれません。

科学には新しい産業を生み出し雇用を増やすという側面と、コストを削減
できる新技術により雇用を奪うという側面を持っています。
どちらかと言えば、近年進んだIT化は技能者から仕事を奪うという側面
のほうが強かったように思われます。しかし、良し悪しなどお構いなく、
これからもIT化はどんどん進んでいくでしょう。
特に、「中抜き」がさらに進むでしょう。中抜きとは、企業が消費者に
直販を行い、卸売りや代理店、小売業などの流通業者が要らなくことです。
多くの産業において、中規模の業者は存在価値がなくなってきています。
小回りが求められる分野以外は、超大手企業に席巻される可能性大です。
これは利益の集中を招き、経済格差を縮小させる方向には進まないでしょう。

上に示した記事のもとになっている記事は以下のものです。

ホーキング博士jpg Stephen Hawking: Technology is
 making inequality worse

(10月12日 CNNマネー)
 Stephen Hawking, left, says technology has
 been contributing to growing inequality.
 Silicon Valley entrepreneur
 Marc Andreessen, right, fired back.

Stephen Hawking warns that great technological advances can leave most people
"miserably poor."The well-known British physicist and author said technology is
partly to blame for the rise in income inequality.

The well-known British physicist and author said technology is partly to blame for the rise
in income inequality. "Everyone can enjoy a life of luxurious leisure if the machine-produced
wealth is shared, or most people can end up miserably poor if the machine owners successfully
lobby against wealth redistribution," he said in a Reddit AMA (ask me anything) post last week.
"So far, the trend seems to be toward the second option, with technology driving
ever-increasing inequality," Hawking said.
It all comes down to how the gains are distributed between the rich and the poor.
The tech community has already fired back. Marc Andreessen, the outspoken entrepreneur
and de facto Silicon Valley spokesman, tweeted that Hawking was trotting out old rhetoric.
"Shorter Stephen Hawking: 'For hundreds of years, people who claimed that machines
reduce jobs have looked silly. But I'll be different!'" wrote Andreessen.
He even suggested someone should buy Hawking an Economics 101 textbook. It's a hot debate
among economists and in Silicon Valley where the rising wealth of young tech workers
stands out starkly against the mostly minority low income communities in San Francisco.

Hawking is right on this one, not Andreessen
Hawking wins this round, according to most experts.
There's little doubt that technology has driven economic growth in the U.S. and elsewhere
in the world. It's why so many countries are trying to replicate Silicon Valley on their own turf.
But while the pie is growing, not everyone is getting more of it. "My reading of the data is
that technology is the main driver of the recent increases in inequality. It's the biggest factor,
" Erik Brynjolfsson, a professor at MIT's Sloan School of Management, told "Technology Review."

Technology killed many blue collar jobs
The key problem: Technology has replaced many blue collar jobs that paid well. Those workers
have had to switch into retail and home healthcare jobs, where the pay is typically lower.
So Andreessen is right that people still have jobs. But the question is, at what pay?
The median income in the U.S. today is about the same as it was in 1995 when the tech boom
really took off. Wages just aren't growing for the bulk of Americans.
But those at the top are seeing large gains -- both from pay and from their investments doing well.
There is increasing competition for engineers and other highly skilled workers. That explains why
the pay gap between those with college degrees and those without has widened since the 1970s.
Workers with at least a bachelor's degree now earn about $1 million more over their lifetimes
than Americans who only have a high school diploma.

日本語であらすじを読んでおくと、英文を読むのが楽になります。
ニュース記事の場合、独特の表現のしかたがあります。日本語の場合でも、
「ブログ炎上」や「パソコンがウイルス感染」といった言いかたがあります。
今でも、高齢者のかたのなかには、コンピューターでいうウイルスも、
わたしたちが罹るウイルスも同じものだと思っておられかたもいるでしょう。
上記の記事のなかでは、以下のような派生的表現があります。
fire back 撃ち返す→反論する
trot out (馬を)自慢げに歩かせて見せる→(すでによく知っていることなどを)持ち出す
rhetoric 雄弁→(実際には誠実さも意味もない)華麗な文体、美辞麗句
101 アメリカで入門レベルのクラスつけられるコース番号→ある事柄についての基本的な内容
turf 芝生→区域
「科学と格差」の問題では多くの人から支持されたホーキング博士では
ありますが、以下の問題ではどうでしょうかねぇ・・・


「エイリアン上陸…人類を大虐殺に」 ホーキング博士の警告に科学者騒然! (10月15日 産経ニュース)
(前略)「最近、銀河系で(エイリアンを含む)地球外生命体を探す非常に意欲的な取り組みを始めましたが、
数年前には、地球外生命体がわれわれ人類を絶滅させる可能性があるため、関わりを持たない方がよい、
とおっしゃいました。この考えに変わりはありませんか」
これに対して博士は「エイリアンが地球に来た場合、コロンブスの米大陸上陸時のように、先住民族のことを
よく知らないために起きた結果(大虐殺)になる」と述べ、エイリアンが人類を滅ぼす可能性を強く示唆した。
エイリアンが地球など別の惑星に侵攻する理由として、博士は「高度な文明を持つエイリアンは、自分たちが
征服して植民地にする惑星を探すため、(宇宙を徘徊する)遊牧民のようになるからだ」と指摘する。

宇宙戦争



2015_10_18


冥王星にも青い空
米航空宇宙局(NASA)の学者達が得たデータによれば、冥王星の上空には、地球と同じように、
青い空が広がっている。NASAのサイトが伝えた。
(10月9日 Sputnikスプートニク 日本
今年7月、冥王星に最接近した無人探査機「ニューホライズン」から送られてきたデータによれば、
冥王星の大気には、青い「靄(もや)」がある可能性がある。専門家は、冥王星の表面が青い「靄」で
覆われているように見える画像について、大気中に、有機体の微粒子が存在しており、それ自体は
灰色あるいは赤色だが、それに太陽光が反射し青色を散乱させているのではないかと、推測している。
無人探査機は又、冥王星の表面に、氷で覆われた部分を発見した。送られてきた画像では、
その部分は赤く見える。現時点では、冥王星で凍った水が、なぜ赤いのかについての情報はない。
無人探査機「ニューホライズン」が撮影した高品質のカラー写真は、大きな話題となっている。

冥王星の赤と青 <出典> NASA

カラーホロスコープ科学者に聞けば、青色は波長が約470nmの光で、
赤色は約680nmだと教えてくれるでしょう。
しかし、色は単にそれだけだとは思えません。
光の三原色は青・赤・緑です。
緑の代表は、葉っぱ。落葉樹の葉っぱは秋
になると黄色になり、やがて赤色になって
いきます。一方、青といえば海を思い浮かべる
人が多いでしょう。水は少量ですと無色透明
ですが、多量の水である海は青色にみえます。
緑→赤は生命の流れであり、透明→青は生命を取り囲む環境のように思えます。
赤は生命の究極の色であり、青はわたしたちをとり囲む環境の究極の色です。
赤と青は対照的な色なのです。人間の色がどちらかといえば、もちろん赤です。
それは、血の色に現れています。では青色は関係ないのでしょうか?
そんなことはありません。青は瞳に現れています(白人に限られてはいない)。
根源をたどればわたしたちは海から生まれてきたのです。しかし、赤色は明らか
に「自分」ですが、青色は「自分」であることに気づきにくい色なのです。
赤い冥王星が、太陽を背にした一瞬だけ青く輝くように・・・(つづく)


いろのはなし L*a*b*表色系日本色研)  XYZ表色系に基礎をおく表色系で、CIE(国際照明
色空間委員会)が1976年に推奨した、知覚的にほぼ均等な歩度
をもつ色空間(均等色空間)の一つで、色差(色と色との
差)を表すのに最も多く用いられている表色系です。
(L*a*b*はエルスター・エースター・ビースターと読みます。)
L*値は明るさを表し、0から100 までで数値が大きい程
明るくなります。色みはa*b*で表し、a*b*ともに0の場合には
無彩色となります。a*がプラスの方向になるほど赤みが強くなり、
マイナスの方向になるほど緑みが強くなり、またb*がプラスの
方向になるほど黄みが強くなり、マイナスの方向になるほど
青みが強くなります。ちなみに、色の違いを表すために使われる、
ΔE*(デルタ・イー・スター)の値はこの色空間の中での2つの色
の間の直線距離がどのくらい離れているかを計算して求めています。



2015_10_12


ノーベル物理学賞に梶田隆章氏ら2人 ニュートリノ研究 (10月6日 朝日新聞デジタル)
スウェーデン王立科学アカデミーは6日、今年のノーベル物理学賞を、東京大宇宙線研究所長の梶田隆章教授(56)
ら2氏に贈ると発表した。梶田さんは岐阜県にある装置「スーパーカミオカンデ」で素粒子ニュートリノを観測、
「ニュートリノ振動」という現象を初めてとらえ、重さ(質量)がないとされていたニュートリノに重さがあることを
証明した。宇宙の成り立ちや物質の起源を解明するのに大きな影響を与えた。
梶田隆章氏が寄稿「宇宙に物質存在の謎、迫れる可能性」 (10月6日 朝日新聞デジタル)
ニュートリノの観測私たちが見つけた「ニュートリノ振動」とは
どんな現象なのか。ニュートリノはこれ以上
小さくすることのできない素粒子の一つです。
かつては重さ(質量)がないとされてきました。
もし、これを読んでいるあなたが小学生なら、
こう覚えて下さい。ニュートリノは三つの型が
あり、飛んでいるうちに型が変わります。
このことを「ニュートリノ振動」といいます。
この変身がニュートリノに重さがある証拠に
なるのです。
科学に詳しい人は、アインシュタインの特殊
相対性理論を思い浮かべてみて下さい。
この理論では、物が速く動くようになると、
外から見ると、その物の時計はゆっくりと
進みます。最も速い光の速さになると、
時計は進まなくなります。
物の状態が変わって変身するということは、
その分だけ時間が経過していることになり
ます。
つまり、ニュートリノが別の型に変わるということはニュートリノの時計が進んでいるのです。
時計が進んでいるなら、ニュートリノは光速じゃない。光速で飛んでいない物には質量があるのです。

スーパーカミオカンデつまり、光子は光速で飛んでいるので、
質量がないということです。ただし、
E=mc2より、光はエネルギーもないという
ことにはならず、光は波でもありますので、
E(光子1個)=プランク定数×光の振動数
ということで、光はエネルギーを持ちます。
内側が光を完全に反射する鏡でできた
箱のなかに光を閉じ込めると、
箱の質量は(E/c2)だけ増えます。
光は光速で飛んでいるので質量がない。
でも光を閉じ込めた箱の質量は増える。
質量って、そもそも何なんだ。厳密には、
質量保存の法則なんてありません。
うーん、質量というのは、潜在化したり顕在化したりするものなのだろうか?
このこととヒッグス粒子による抵抗って関係している??わたしに分かるのは、
日本にとって、韓国はヒッグス粒子のようなものだということぐらいです。


ノーベル賞でもため息の連続…「日本人は何人受賞したのか?」 (10月6日 産経ニュース)
北里大特別栄誉教授の大村智氏が5日、ノーベル医学・生理学賞を受賞することが決まった。毎年この時期になると、
韓国ではノーベル賞受賞への期待が高まり、発表後は失望の「ため息」が付きものとなっている。
韓国人でノーベル賞を受賞したのは、平和賞の金大中(キム・デジュン)元大統領ただ一人。いつもの“対日比較”で、
知人の韓国人記者などから「日本はこれまで何人受賞したのか」と聞かれることがよくある。「分からないねえ。
去年も何人かもらったみたいだし。結構いるよ」。別に嫌みでもない。正直に答えると、相手はたいてい無言になる。
2002年に田中耕一さんが化学賞を受けた際、筆者はソウルに駐在していた。島津製作所の一社員の受賞に
韓国社会が衝撃を受けていたのを覚えている。「サラリーマンにノーベル賞を取らせる日本企業とは」などと、
当時、韓国メディアはしきりに日本を激賞していた。
韓国では、「どうすれば日本のように受賞者を続々と出すことができるのか」という論議が必ず展開される。
「賞とは狙って取るものなのか」。“韓国式ノーベル賞観”に違和感を覚えつつ、「本人の努力の結果でしょう。
第一、彼らはノーベル賞を狙って研究していたとは思えない」と答えるようにしている。

ついでに・・・
見送りの韓国に焦り 「戦略的判断の誤り」と批判噴出 (10月5日 産経ニュース)
韓国は1990年代後半から積極的な自由貿易協定(FTA)締結を進め、環太平洋連携協定(TPP)への参加
は「実益がない」として見送ってきた。
しかし、TPP大筋合意で貿易ライバル国の日本を含む巨大経済圏誕生が間近となり、焦りを募らせる。
不参加は「戦略的な判断の誤りというしかない」(東亜日報)との批判も噴き出した。
韓国は米国や欧州連合(EU)を含む11のFTAを発効させ、中国を含む4カ国との交渉を締結。合計すれば
国内総生産(GDP)ベースで世界の7割の国や地域が「韓国輸出の優先市場」になっていると豪語してきた。
それが、TPP参加国への輸出で劣勢に立たされる状況に追い込まれ、政府には早期参加を求める圧力が高まって
いる。だが今後、参加しても、先行国が「韓国の無賃乗車を許すはずがない」(毎日経済新聞)との憂慮もある。



2015_10_08


NASAの「重大発表」は火星に液体の水の存在を示す発見。現在も地下水流の高い可能性
                                (9月29日 Engadget 日本版)
火星に水1(写真はNASA)

NASAが予告していた「火星に関する重大発表」は、火星に現在も液体の水が存在することを強く示す根拠の
発見でした。今回の発見についての論文は、Nature Geoscience に掲載された
" Spectral evidence for hydrated salts in recurring slope lineae on Mars " (Lujendra Ojha他)。
概要をものすごく乱暴にまとめると、
1. 探査機 Mars Reconnaissance Orbiter が撮影した写真から、特定のクレーターの斜面に、火星が暖かい
季節に現れ、寒い冬には消える暗い「線」が見つかった。(これが " recurring slope lineae " 、R.S.L、
「繰り返し現れる斜面の線」)
2. 数年分の観測でも地形そのものは変わらず、地表を水が流れているわけではないらしい。滲みでた水で
コンクリートが黒く見えるように、地下に流れる水が地表の色を変えているのでは?との仮説。
3. 実証するため、Mars Reconnaissance Orbiter に載せたスペクトロメーターを使い、さまざまな手法を
考案し組み合わせて、「線」を部分を分析。
4. 結果、過塩素酸マグネシウムなど、塩水の存在を強く示唆する物質があることが判明。
といった内容です。火星の気温は赤道近くの夏の昼間で最高摂氏20度程度と低く、中緯度では平均して
昼間でも最大摂氏0度〜夜にはマイナス50℃程度ですが、塩分を多く含む水は凝固点が下がるため、
地下に濃い塩水が流れている可能性が示唆されています。
従来の観測では、火星にはかつて川が流れ大きな湖や海もあったと考えられており、また氷の存在も
判明していましたが、現在も液体の水があるかどうかは分かっていませんでした。
今回の発表も「液体の水を発見した」と断定はしていませんが、数億年前でもなく数百万年前でもなく、
いま現在も火星に液体で水が存在することを支持する強力な根拠である、と著者らは主張しています。
火星に水2 これまでNASAが定期的に予告してきた「重大発表」
 は、フタを開ければ専門的すぎて一般には重大さが
 伝わらなかったり、専門家でも重大かどうか意見が
 分かれるような微妙な内容がたびたびありました。
 しかし今回は分かりやすく、インパクトのある発見です。
 水の存在からは生命の発見も期待しますが、今回の
 論文の著者らの仮説が正しい場合、地下を流れる水は
 氷点下でも液相を保つ濃い塩水であると考えられるため、
 微生物の生存は難しいだろうとの予想もあります
  (たとえばリンク先 NY Times に答えた NASAの宇宙
 生物学者 Christopher P. McKay 氏など)。(後略)
 (写真はNASA)

火星の水の塩濃度が高いからといって、微生物がいないとは限りません。
なぜなら、昔は火星には海があったのでしょうから、塩濃度はそれほど
高くはなかったと思われます。海が小さくなるにつれて徐々に塩濃度が
高くなったのであれば、微生物がそれに適応していける可能性があります。
では、エネルギー源は何か?
記事47-3では、アンモニアの酸化をとりあげましたが、現在の火星には
酸素はほとんどないようですので、いるとすれば嫌気性生物でしょう。
例えば、水素をエネルギー源にする生物です。


火星で棲息できる地球上生物、メタン菌 (5月22日 アストロアーツ)
米研究チームの実験により、地球上でもっとも単純な最古の生物であるメタン菌が、火星上で棲息できる
可能性が示唆された。メタン菌は水素をエネルギー源に、二酸化炭素を炭素源にして代謝を行いメタン
(天然ガス)を生成する微生物だ。メタン菌は嫌気性のため酸素を必要とせず、さらに有機的な栄養素も
不要で、光合成も行わない。こうした特徴から、火星に生物がいるとすればその理想的な候補とされている。
米・アーカンソー大学Rebecca Mickolさんは、2種類のメタン菌を火星の環境と同じ条件にさらすという実験
を行った。その結果、メタノサーモバクター・ウォルフェイイおよびメタノバクテリウム・フォルミシカムと
呼ばれる両種が凍結・融解サイクル実験で生き残った。
「火星の温度は、摂氏マイナス90度からプラス27度と幅広く変化します。もしも現在、火星に何らかの生物が
存在していれば、少なくともこの温度の範囲内で生きられなくてはなりません。長期的な凍結・融解サイクル
にさらされても、これら2種類のメタン菌が生き残ったという結果は、メタン菌が火星の地表下の土壌でも
生息できる可能性を示唆しています」(Mickolさん)共同研究者のTimothy Kralさんは1990年代からメタン菌
を研究し、火星上で細菌が生きられるかどうかを調べてきた。そして、2004年に火星の大気中にメタンが発見
され、その供給源が何であるかが大きな疑問としてあげられるようになった。「火星にメタンが発見されたとき、
わたしたちは、本当に興奮しました。人々がメタンの供給源は何かと疑問を持つようになったからです。
その可能性の1つが、メタン菌かもしれないのです」(Kralさん)
その後2013年には、探査車「キュリオシティ」の調査で検出可能な量のメタンは存在しないという結果が出た。
だが、火星の環境で生きられるメタン菌の存在が判明したことで、今後の研究の方向性に何らかの示唆を
もたらす可能性がある。

メタンで生きる生物 メタンは、水中の生物によって、
 炭酸塩になっているかもしれません。
 そのときの酸素は、硫酸塩を硫化水素
 に還元することによって得られます。
 廃棄した石膏ボードから硫化水素が
 発生するのは、還元菌のせいです。
 火星でかつて海底だったところに、
 炭酸カルシウムとか炭酸マグネシウム
 が存在すると面白いのですが・・・

<出典>新世紀を拓く深海科学リーダーシッププログラム
化学合成生物の生態の解明に関する研究「海底に湧くメタンで生きる生物たち」

 なんの根拠もなしに、火星に生物がいるかごとく話を
 進めましたが、現在はいないとしても、過去に火星に
 生物が存在した可能性はかなりあるように思われます。
 とすれば、地球の生物が地球で生まれたというのも
 怪しくなってきます。
 地球の生物が地球で生まれたという証拠があるわけ
 でもないでしょう?





2015_09_30


【緊急速報】2日連続で特別なお月様! 本日9月27日は最も美しい月「中秋の名月」
28日には月が一番大きく見える「スーパームーン」なのだ!!
(9月27日 ロケットニュース24)
突然だが皆さん! 本日2015年9月27日は何の日かご存知だろうか?
そう、一年で最も美しい月が見られると言われる「中秋の名月」。いわゆる “お月見の日” だ。
さらに……さらに!! 翌日の28日は、2015年で月が一番大きく見える日「スーパームーン」の日。
2日連続でちょっと特別な月を楽しむことができるのだ!
・2015年の中秋は「大きな名月」
中秋の名月と言えば、キラキラ光るまんまるお月様。だが、『国立天文台』によると、旧暦の8月15日にあたる
中秋の名月は満月になるとは限らないそうだ。2015年も満月というわけではない。満月の1日前である。
なんだ、満月じゃないのか……。いや、待ってくれ! ガッカリするのは早い。なぜなら、今年の中秋の名月は
満月じゃなくたってちょっと特別だからだ。近年のなかでとても「大きな名月」が見られるのである!!
・大きな名月の理由
月は地球の周りを回っているが、ご存知の通りその軌道は楕円である。つまり、月と地球の距離は一定では
ないということだ。月が地球から近い距離にあるときは大きく、遠い距離だと小さく見える。2015年9月27日の
お月様は地球から近い距離だ。だから、今年は「大きな中秋の名月」が見えるというわけだ。さ・ら・に!
・9月28日はスーパームーンだ!
満月になる9月28日は、月が地球に最も近づく「スーパームーン」の日! 言っておくが、「中秋の名月」と
「スーパームーン」がこんなに近い日付になるのは、毎年あることではないぞ。次回のスーパームーンは
2016年11月14日、その次は2018年1月2日とお月見とは季節がズレてしまう。今年は、滅多にないミラクル
なタイミングなのだ!1日目は大きな名月、2日目にスーパームーン……これは2日連続で月を見るしかない!
なお、9月27日の東京の月の出は16時58分、28日は17時40分だ。2日連続でキレイで大きなお月様を堪能
しようぜ!!
スーパームーン

実際に満月を見てみると、大きいということより、明るいことに驚きます。
月の周辺の雲がよく見えますし、薄い雲がかかっても月の姿がよく見えます。
月が大きく見える理由は明確。月が地球に近いからです。
地球から月までの距離が、最大のときより12%程度近くなっています。
今回は、9月28日午前10時46分に月が地球に最も近づきます。
そして、その約1時間後の午前11時51分に満月になります。
しかしそのとき、日本では真昼ですから、月は見えません。つまり、
完璧な満月のとき、日本は太陽のほうを向いているのです。また今回、
ドラゴンヘッドが太陽の近くにありますので、日本とは反対側の地域の
どこかで、月食になるものと思われます(日本では見られない)。
今回のスーパームーン同時月食は、牡羊座で起こります。過去の記事
(15-2・15-7)でも紹介しましたが、「スピリチュアル占星術」
では、生まれる直前の日食と月食に着目しています。
スーパームーンにおいては、これから生まれてくる子供にとってだけでなく、
現在生きているわたしたちにも影響を与えるものなのかもしれません。
自立を促す牡羊座に、他人の影響を受けやすい月があるのですから、
わたしたちが学ぶことになる課題には、困難な内容が予想されます。
「環境が激変するなかにあっても自分を失わず、いかなる変化への対応
も可能な知力と精神力を持った自己を確立せよ」ということでしょうか?
これから、さらに生きにくい時代にならないことを祈るのみです。


スーパームーン時のホロスコープ




2015_09_28


STAP細胞:133回の再現実験ですべて作れず (9月24日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
STAP細胞論文の研究不正問題で、米ハーバード大のグループなどが計133回の再現実験ですべてSTAP細胞
を作れなかったとの報告を、24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
理化学研究所も「STAP細胞はES細胞(胚性幹細胞)由来だった」との試料解析結果を報告した。
同誌に掲載されたSTAP論文は昨年7月に撤回されており、撤回済みの論文に関する報告を載せるのは異例という。
ネイチャーは論説欄で「論文撤回時の説明はSTAP現象が本物である可能性を残していたが、2本の報告は現象が
本当ではないことを立証した」とコメントした。ハーバード大のジョージ・デイリー教授らの報告によると、
再現実験は米国、中国、イスラエルの計7グループが実施。STAP細胞の作製方法は、論文に掲載された以外にも
共著者で同大のチャールズ・バカンティ教授らが発表していたが、どの方法でも成功しなかったという。
理研の報告は松崎文雄チームリーダーらがまとめ、既に昨年12月に理研調査委員会が公表した最終報告にも
反映されている。松崎チームリーダーは「国際的にも影響が大きかったので、試料の解析結果を科学的論文と
して報告する必要があると判断した」と説明した。

STAP細胞再現不能

政府が想定したバイオ産業の市場規模は「2010年において25兆円程度」。
現実は3兆円程度でしょうか。パチンコ業界は市場規模が縮小していますが、
それでも18兆円はあります。バイオに期待したくなる気持ちは理解できますが、
短期的成果を求める状況にはないと思います。
期待ばかりが先行して、思った成果がでないものばかりです。最近の例ですと・・・


アンジェスMG、赤字拡大 (8月19日 日本経済新聞web刊)
【赤字拡大】重症虚血肢やアトピー性皮膚炎の新薬候補が臨床試験の最終段階に入る。外注費など研究開発に
伴うコストが膨らむ。発売済みのムコ多糖症治療薬「ナグラザイム」の販売、研究開発で提携する企業からの
一時金収入では吸収できない。最終赤字額は前期の倍以上に拡大。追加の資金調達が課題。

とにかくバイオは金がかかる。理論的な体系がないので、ひたすら人海戦術。
多くがサイコロを振るような勝負になっている。「実験したら、こうなった!」
大学では、数多くの哀れなポスドクがひたすら実験に明け暮れます。
長時間、頑張っているのですが、全く数学ができなかったりします。
専門を生かす就職先はほとんどありません。理由は明白。
はじめに言いましたように、バイオは産業としてまだ育っていないからです。
「科学とは何か」を知らないまま成果を追い求めた結果、小保方さんは・・・
ではないかと想像するのですが、本当のところは知りません。
記事23-6で、「努力が実を結び、学問で大成功を収めるタイプです!」
と小保方さんのことを書きましたが、訂正させていただきます。
理由は誕生日を間違えていたからです。本当は9月25日ということらしい。
3ヶ月も違えば、ホロスコープは全く異なったものになります。
占星術は非科学であるとはいえ、数字がいい加減ならば、結果を間違えます。

9月24日、54歳で亡くなった女優の川島なお美さんの死因は(肝内)胆管がん。
胆管がんの予後は不良(上部の胆管にできるほど、不良度が増す)。
やはり、生命科学への期待は、膨らむばかりですが・・・


手術が非常に難しい胆管がん がんサポート >各種がん>胆道ガン 2009年10月)
胆管は、上から肝門部胆管、上部胆管、中部胆管、下部胆管と呼ばれています。肝門部胆管は肝臓にがんが
広がりやすいため、一部の肝臓も一緒に切除する必要があります。下部胆管がんの場合は膵臓に近いので、
わずかでも膵臓にがんが入ると膵臓がんぐらい治療成績が悪くなります。中部胆管がんは、以前は胆管だけ
切除すればすむと思われていたのですが、リンパ節などから再発しやすく、がんの広がりに応じて膵臓や
肝臓も切除するほうがいいことがわかっています。
「手術が非常に大変なので、病院によって手術の方法や考え方が違うのも、胆管がんの特徴なのです」

胆道ガン予後



2015_09_26


冥王星鮮明画像2

「この写真は、宇宙から撮った真冬の北極点付近の様子です。」
と言われると、「それがどうかした?」という反応が返ってきそうですが、
この星は地球ではなく、冥王星です!


逆光でとらえた冥王星に見られる窒素の循環 (9月18日 アストロアーツ AstroArts)
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近から15分後に撮影された高解像度の画像が公開された。
冥王星のすぐそばにいると錯覚しそうなほどの迫力で、凍った山々や窒素の氷河、低く幾重にもたなびく
「もや」などが見えている。地球の水循環に似た現象が冥王星でも起こっていることがわかる、研究者も
驚きの画像だ。7月14日に冥王星に最接近した探査機「ニューホライズンズ」は膨大な撮影データを少し
ずつ地球に送信中で、今回公開された画像は9月13日に地球に届いたデータから作成されたものだ。
冥王星の明暗境界付近に広がる様々な地形が圧倒的な迫力で写しだされており、地表付近から
100km以上の上空まで10層以上にも分かれている層状の「もや」もはっきりと見える。
冥王星鮮明画像1
ニューホライズンズの最接近から15分後に約1万8000kmの距離から撮影された冥王星。
右側がスプートニク平原でその西(左)側に3500m級の山々(ノルゲイ山地)が見える(共に名称は非公式)。
(提供:NASA/JHUAPL/SwRI、一番上の画像も同じ)

「息を飲むほど視覚的にすばらしいだけでなく、冥王星上でも地球のように日々天気が変化していることが
うかがえる画像です」(ローウェル天文台 Will Grundyさん)。巨大なスプートニク氷原の東側にある明るい
領域は、窒素の氷で覆われていると考えられている。スプートニク氷原の表面から氷が蒸発し、それが東側
に蓄積したようだ。別の画像からは氷に覆われた領域から氷原に向かって氷河が流れ込んでいることも
明らかになっており、その流れ方はグリーンランドや南極大陸の氷冠の縁に見られるものに似ているという。
地球では海水が蒸発して雪となって降り、さらにそれが氷河の流れとなって海へ戻るという水の循環があるが、
冥王星では窒素が循環しているとみられる。「循環という点において冥王星が地球のようであることは驚きで
あり、誰も予想だにしていなかったことです」(サウスウェスト研究所 Alan Sternさん)。

これだけ美しいと、単なる科学的好奇心を超えるものを感じる人が多い
のではないでしょうか?明らかに、冥王星は活動しています!
哲学的な思いを持つ人がいても、不思議ではありません。


冥王星を見ているとき、わたしたちが本当に目にしているもの (9月21日 WIRED.jp)
わたしたちは本当に「冥王星を見ている」のだろうか。
ニュー・ホライズンズのミッションがデタラメだと言いたいのではない。
あの小さなロボットは、19年以上をかけて太陽系をわたり、確かに冥王星を一瞥した。
わたしが言いたいのはこういうことだ。わたしたちと冥王星を隔てているのは、広大な宇宙空間だけではない。
ニューホライズンズにはLORRIとRalphというふたつのセンサーが装備されており、このセンサーは実際に
冥王星を“見ている”。一方、わたしたちが見ているのは写真だ。こういうとき、わたしたちは哲学的に、
「いま目にしているものは、果たして自分たちが付しているのと同じ意味をもつものなのか」ということを
疑ってかからなければならない。(中略)
実際は何を見ているかは、本当に問題だろうか?
科学者たちは何十年もデータと画像を詳しく研究してきた。彼らはあることが「なぜなのか?」を追求する
知的好奇心につき動かされている。わたしたちはといえば、「どのように?」という驚きに動かされている。
人類はいつも驚きをもって空を見上げてきた。そしてこれらの画像はわたしたちの主要な本能を満足させ、
広く行きわたる発見の感情を染みわたらせてくれる。「(天体の写真)を見る人々の99パーセントはそれが
何なのかまったくわかりませんが、それは問題ではありません。なぜならそれらはとても美しくて、人々は
とにかくそれを素敵だと感じるんです」と、アーティストであり、カール・セーガンとコラボしてゴールデン
レコードをデザインしたジョン・ロンバーグは言う。
いまゴールデンレコードはヴォイジャー1に乗せられて星の間を回っている。
「それはわたしたちの内面の何かに触れるようです。スピリチュアルという言葉が近いかもしれません。
ほとんどの人にとって宇宙を見つめる体験とは、技術的で無味乾燥で科学的なことではありません」
驚きは冥王星を超え、わたしたちが実際にそこに到達した事実に至る。わたしたちがつくりあげて放り投げた
ものが太陽系をわたる旅をして写真を送り返してきたのだ。初めて宇宙へ行った男、ユーリイ・ガガーリン
以来54年間、わたしたちは太陽系を探索してきた。素晴らしいことだ。祝うべきことである。

近い将来、人類が冥王星に降り立つことはないでしょうが、
無人探査機を送りこむことは不可能ではないでしょう?
ものすごい減速が必要になりますが・・・
情報を送り続けているニューホライズンズは、一瞬で冥王星を通過。
現在は、次の小天体を目指してわたしたちから遠ざかっています。


今後のニューホライズンズ
NASA/JHUAPL/SwRI/Alex Parker


2015_09_24


ペルセウス座流星群 2015年国立天文台 ペルセウス座流星群解説ページ)
ペルセウス座流星群について
ペルセウス座流星群は毎年8月12日、13日頃を中心に活動する流星群です。
ペルセウス座流星群は、とても観察しやすい流星群です。 毎年、ほぼ確実に、たくさんの流星が出現する
ことがその理由のひとつです。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と共に「三大流星群」
と呼ばれています。活動が極大の頃に夜空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで40個以上の流星を
見ることができます。 また、流星群の活動期間が多くの方の夏休みやお盆休みに重なっているため、
夜更かしをしやすかったり、星のよく見える場所に行きやすかったりすることも理由に挙げられます。
さらに、「しぶんぎ座流星群」と「ふたご座流星群」の活動は冬の寒い時期に当たりますが、ペルセウス座
流星群の活動は夏の盛りに当たりますので、観察時の寒さについてあまり心配する必要がありません。
今年のペルセウス座流星群
今年(2015年)のペルセウス座流星群はよい条件で観察ができます。 8月14日が新月のため、月明かりの
影響がない暗い空で観察ができ、暗い流星まで見ることができるからです。
今年のペルセウス座流星群の活動の極大(注)は、日本時間の8月13日15時30分頃と予想されています。
残念ながら極大は日本の昼間にあたるため、このときに流星を観察することはできません。しかし、その
前後にあたる、12日の夜半から13日未明にかけてと13日の夜半から14日未明にかけては、夜空の十分に
暗い場所で観察すると、最も多いときで1時間あたり30個以上の流星を見ることができるかもしれません。
注:流星群自体の活動が最も活発になること、またはその時期を言います。

ペルセウス座流星群2

ペルセウス座流星群1

彗星着陸時、有機物検出=欧州の探査機フィラエ (7月31日 時事ドットコム
欧州宇宙機関(ESA)の探査機フィラエが昨年11月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)に着陸
した際、さまざまな有機化合物を検出したと、ドイツのマックスプランク研究所などの欧米研究チームが31日付
の米科学誌サイエンスに発表した。この中には過去の彗星探査で未検出のアセトンやアセトアミドなど4種類の
有機化合物も含まれていた。生物を構成するたんぱく質の部品であるアミノ酸は確認できなかったが、生命の
起源を探る研究に役立つと期待される。フィラエは親機ロゼッタから分離されて彗星に着陸した際、地面に固定
する装置が作動しなかったため、大小のバウンドを経て約2時間後に約1キロ離れた所に落ち着いた。着陸の
衝撃で地面の粒子が舞い上がり、フィラエに搭載された分析装置内に自然に入ったため、よく分析できた。

 流星群は地球が彗星の通り道を通過するときの現象です。
 そこには彗星が残したチリがたくさんあり、地球が通り抜ける
 とき、チリが地球の大気に突入し、発光します。
 ペルセウス座流星群の母天体は、スイフト・タットル彗星です。
 太陽の回りを約130年の周期で公転しています。2126年8月5日に、
 地球と月の間の距離の59.7倍の距離まで地球に接近します。
 彗星は単なる氷の塊ではありません。彗星には様々な有機物が
 存在していることが分かってきたのです。つまり、宇宙には
様々な有機物が存在しており、それらが地上に降りそそいだのかもしれません。
しかし、大気圏突入時に、熱で、すべてが分解されてしまわないのでしょうか?


リソパンスペルミア説:生命が宇宙の彼方からやってきたという新たなる証拠が発見される(ロシア研究)
(7月18日 カラパイア
リソパンスペルミア説とは言い得て妙である。これは地球の生命の起源に関する最も興味深い説の1つだ。
パンスペルミア説(地球の生命の起源は他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したという説)に
『リソ(岩塊)』がついたものなのだが、生命の起源である微生物の芽胞が付着した岩塊そのものに重点
を置き、それらが衝突などの現象によって隕石となり宇宙に放たれ地上へやってきたという仮説である。
まるでSFのような話だが、その信憑性が高まるほどに、事実は小説より奇なりといった趣を持ち始めている。
ロシアの最新研究でこの説を裏付ける証拠が発見されたのだ。
リソパンスペルミア説の登場は古代ギリシアまで遡ることができるが、それが広く受け入れられ始めたのは、
1900年代初頭にスウェーデンの物理学者スヴァンテ・アレニウスが理論を提唱してからだ。
『広大な宇宙に漂う隕石には、過酷な環境に耐えることができる種や芽胞が付着している。そうした隕石の中
には惑星の重力に引かれて落下するものがある。もし地上の環境が適切であれば、種は発芽し、繁殖し、
やがて進化の道筋を辿ることになる。』
にわかには信じがたい理論であり、証拠にも乏しかったことから、1世紀もの間、単なる推測にすぎないと
見られていた。しかし、21世紀にもなる頃には、いつくかの証拠が集まり始める。
まず、芽胞は宇宙線から守られている限り、宇宙でも生存できることが判明した。隕石の中で実験した結果、
他の惑星で活動できるレベルまで増殖した。その後も、生存可能だと思われる微生物の数は増え続け、
アレニウスの理論は部分的にあり得ることが分かった。
もちろん、宇宙空間での生存可能性が、すぐさま生命の起源が宇宙からの微生物にあると保証するわけ
ではない。地球に突入するタイミング次第では、今日のように生命にとって優しい環境ではないこともある。
気温、大気の構成、栄養の供給などが生命にとっては極端にすぎるかもしれない。しかし、地上に生息
する一部の種は、過酷な環境でも生存することができる。それに相応しく好極限性細菌と名付けられた種
は、先史時代の環境でも繁殖することができるのだ。
だが、宇宙と地上での生存能力があっても、ファンタジーと現実との間にはまだ隙間がある。微生物は大気
圏突入のストレスに耐えることができなければならない。その摩擦熱は最も頑強な生物でさえ殺してしまう
可能性があるのだ。だが、生物がこれに耐えれるという証拠は、よく言っても乏しいといったところだろう。
2010年の研究では、藻類を宇宙から大気圏突入させたが、生き残ったものはなかった。
2014年には、DNAが生き残ることが判明したが、ここから生命自体を期待することはできない。

リソパンスペルミア説1

リソパンスペルミア説を裏付ける新たなる発見
しかし、2015年7月に、同理論はロシアの科学チームから強力な後押しを得ることができた。彼らは、隕石に
守られた微生物が突入プロセスを生き残り、成長を開始できることを発見した。この結果は、実際に地球の
生命の起源である種を突き止めるための研究を加速させるかもしれない。
同チームが実験したのは、サーモアネロバクター・シデロフィラス(Thermoanaerobacter siderophilus)
という耐熱性極限環境微生物だ。これは1999年に、ロシアのカリムスキー火山の付近の火道で発見された。
この微生物は高温に耐えることができるのみならず、鉄があっても成長でき、高ストレス環境でも芽胞を形成する。
実験には打って付けである。これを培養した後、乾燥させ、人工隕石の中に埋め込んだ。実験の隕石は
直径7cmほどで、隕石に見立てるには理想的な玄武岩で作られたものだ。微生物を仕込んだ隕石は、人工衛星
フォトンM4の外装に取り付けられ、軌道まで打ち上げられた。45日後、フォトンは地球へ突入し、その途中で
980度以上にもなる超ストレス条件に隕石を曝した。この過酷な試練が終わると、パラシュートによってフォトンは
無事帰還した。研究室では、微生物が媒体に入れられ、成長のサインがないかどうか観察された。
汚染がないことを確実にするために、厳密な無菌管理が行われた。その結果、外部からの汚染は確認されず、
生命の芽生えが実験標本からのものであると確認された。5日もかかったが、きちんと成長したのだ。
生存したのは24標本中4つのみであったが、それらは何事もなかったかのように成長した。この微生物が原初の
生命に似ていないという疑問は残されるが、リソパンスペルミア説には現実性があることを証明している。
これは微生物の生存が記録された初めての実験であり、まだまだ始まりにすぎない。
今後は、サーモアネロバクター・シデロフィラスを陽性対照として、他の細菌でも実験が試されるだろう。
これによって、より科学的に妥当な実験が行えるようになったのと同時に、数多くの種を使った実験への扉が
開かれたことになる。その歩みはゆっくりとしたものかもしれないが、リソパンスペルミア説の真実へ向けた
道のりは今や明確だ。そして、いつの日か、宇宙に青く輝く惑星の生命の起源が明らかになるかもしれない。

リソパンスペルミア説2

有機物どころか宇宙に存在している微生物が地球に到達したとは驚きの発想です。
原始地球の大気には酸素はほとんどなかったので、燃焼する(酸素と反応する)
ことはなかったでしょう。確かに、一部の細菌が、芽胞という、高温にも、X線に
も、化学物質にも耐える極めて頑強な形態を持っていることは不思議なことです。
もし、宇宙空間に微生物が存在していて、それが地球上の生物の起源であるなら、
宇宙人もわたしたち人間と同じDNAを持っているということになるでしょうか?



2015_08_13


めまいがするほど美しい夜空の写真たち17選 (7月14日 WIRED.jp
英国の国立海洋博物館が、毎年開催している天文写真コンテストの受賞候補作品を公開した。
地上から見た美しい夜空の風景を中心に紹介。
美しい月

多くの場合、月のある風景は心を落ち着かせてくれるものですが、
地球からは見ることができない月の裏側の様子は、かなりショッキングです。
月に、わたしたちから見えない面があることは、占星術においても重要です。
「月で分かる自分(=夜の自分)」に2つの側面があることを暗示しています。
ひとつは自分の知っている自分で、もうひとつは自分が知らない自分です。
そして、自分が知らない自分には、自分が知りたくない自分も含まれます。

月の裏側はこうなってた!NASAの観測衛星が月の裏側の撮影に成功 (8月6日 カラパイア
月は自転と公転が地球と同期しているため、月の裏の大部分は、地球からまったく見ることができない。
見えないからこそ様々な妄想が良いおかずとなったわけだが、最近の技術の発達により月の裏側の全貌が
明らかになりつつある。そんな中、米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は、地球から約160万キロ
離れた位置にある宇宙気象観測衛星「DSCOVR」が撮影した、太陽の光に照らされながら地球を回っている
月の裏側の画像をアニメーション化した動画を公開した。(動画は省略)
もっと詳細に月の裏側が知りたいという人は、月探査機「かぐや」の観測結果をもとに、日本の国土地理院
が作ったインタラクティブサイト「月の赤色立体地図」を見るといいだろう。3D処理された月の画像の上を
マウスドラッグすると丸い月がくるっと回ってすべての地形をチェックすることができる。
チェックできるんだが・・・あらかじめ言っておくが、ブツブツが苦手なトライポフォビアのお友達の場合には
ちょっと注意が必要かもしれない。

月の表側と裏側

月の誕生はさらに衝撃的です。現在の月の様子からは想像できません。
わたしたちは自分の誕生の瞬間を知ることができません。
誕生という体験は、わたしたちの想像を絶するものなのかもしれません。
誕生前のすべての記憶を吹き飛ばしてしまうほどの体験が・・・

月の形成

満月は本当の月の姿ではありません。なぜなら・・・
満月は太陽(物質の象徴)の光を反射しているに過ぎないからです。
本当の月の姿は新月です。わたしたちはそれを見ることができません。
新月の全貌を見ることができるのは、日食のときだけです。




2015_08_11


ホーキング博士、地球外の知的生命体探査 史上最大の計画を発表 (7月21日 AFPBB News)
【7月21日 AFP】英理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士は20日、地球外の知的生命体
を探査する史上最大規模の計画を発表した。1億ドル(約124億円)、10年を費やして宇宙を調査していくという。
「ブレークスルー・リッスン(Breakthrough Listen)」と名付けられたこの計画に出資している、ロシアの起業家
ユーリー・ミリネル(Yuri Milner)氏はこの計画について、地球外文明の存在を示す信号を探していくこれまでで
最も徹底した科学的研究になるとしている。
ホーキング博士はロンドン(London)の王立協会(Royal Society)で行われたこの計画の発表会で、
「無限の宇宙には、他の生命体が存在しているはずだ」「宇宙のどこかでは恐らく、知的生命体が私たちを見
ているかもしれない。いずれにしても、これ以上大きな問いはない。答えを見つけ出し、地球外生命体を
探すべき時が来た」「宇宙にはわれわれしかいないのかどうかを確かめることは重要だ」と語った。この計画では、
世界最大規模の望遠鏡を使用し、宇宙のこれまで以上に深い場所で電波やレーザー信号を探していくという。
元物理学者のミリネル氏によると、「『ブレークスルー・リッスン』は宇宙の知的生命体探査を完全に新しいレベル
に引き上げるものになる」としている。
新たな計画では、地球に最も近い100万の星、天の川銀河(Milky Way)の中心部、さらには最も近い100の星雲
を監視し、これまでの探査では収集に1年かかった量以上のデータを1日で集めていく。(c)AFP/Robin MILLARD

分子雲W3

地球そっくり「いとこ」惑星発見 生命存在の可能性も (7月24日 朝日新聞デジタル)
米航空宇宙局(NASA)は23日、地球から1400光年離れたはくちょう座の方向に、太陽(恒星)までの
距離や大きさが地球と似た「いとこ」のような惑星を見つけた、と発表した。表面に岩で覆われた大地や
大量の液体の水がある可能性が高く、生命の存在に適した環境が広がっているとみられる。この惑星は、
NASAのケプラー宇宙望遠鏡で見つかった恒星「ケプラー452」の周りを回る「ケプラー452b」。
直径は地球の約1・6倍で、重さや成分などは不明だが、大きさから岩石と液体の水が存在する可能性が
高いという。恒星は、直径が太陽より1割ほど大きく、表面温度はほぼ同じ。約46億年前に誕生した太陽より、
さらに15億年ほど古い。探査チームの科学者は「(惑星が)地球より長い間、生命が存在できる条件にあった」
として、生命誕生に必要な物質や環境などがそろっているとの見方を示した。ケプラー宇宙望遠鏡などで
発見された太陽系外惑星は1879個(23日現在)、惑星候補は4千個以上ある。NASAは今回、
新たに500個以上の候補を追加。そのうち、生命が存在できる可能性がある天体は計12個あったという。
(想像図はNASA提供)
地球のいとこ惑星

100万歳の若い星に複雑な有機物を検出 【2015年4月10日 ヨーロッパ南天天文台】 アストロアーツ
原始惑星系円盤とアセトニトリル分子 455光年彼方の恒星「WMC 480」に複雑な有機
 分子が見つかった。おうし座分子雲の中にある
 WMC 480は生まれて100万年ほどのとても若い
 星で、自身の材料となった塵やガスがうずまく
 円盤(原始惑星系円盤)を周囲にまとっている。
 Karin Öbergさん(米・ハーバード・スミソニアン
 天体物理学センター)らがアルマ望遠鏡で電波
 観測したところ、恒星からおよそ45億~150億km
 離れた円盤外縁に、地球の海の水に匹敵する量
 のアセトニトリル(CH3CN)が検出された。
 アセトニトリルなどシアン化物に含まれる炭素‐
 窒素結合(強く結びついた炭素と窒素)は、生命
 の材料であるアミノ酸の重要なパーツでもある。
 原始惑星系円盤でこうした複雑な有機分子が
 見つかるのは初めてのことで、豊富な水と
 有機分子がそろう太陽系は珍しい存在ではない
 という新たな証拠になる。また今回見つかった量
 の多さから、円盤の中で有機分子がとても速い
 ペースで作り出されていることがうかがえる。

これだけ様々な発見が次々にあると、本当に地球外生命体の発見される日が
来るのではないかと思ってしまいます。
特に、最後のニュースにあるアセトニトリルは衝撃的です。
記事41-5にも少し書きましたが、宇宙では、青酸ガス、水素、二酸化炭素
(いずれも無機物)から、
HCN+2H2+CO2→CH2NH+H2+CO2→CH3NH2+CO2→NH2CH2COOH
という反応が起きて、グリシン(最も簡単なアミノ酸)が出来ている
のではないかと考えられていますが、アセトニトリルが存在するとなると、
CH3CN+2H2+CO2→CH3CHNH+H2+CO2→C2H5NH2+CO2→NH2CHCH3COOH
となって、アラニン(アミノ酸)も出来てしまいます。こうなると、
タンパク質を構成するアミノ酸が、すべて宇宙に存在している可能性も高い
ような気がしてきます。アラニンは、ほとんどのタンパク質にみられます。



2015_07_28


天の川銀河の精密測量が明かすダークマターの存在量 (2012年10月2日 国立天文台
国立天文台の本間希樹(ほんま まれき)准教授を中心とする研究チームは、国立天文台のVERAなどを
用いて進めてきた精密測量の結果を元に、天の川銀河の基本尺度を正確に決定することに成功しました。
その結果、太陽から天の川銀河の中心までは26100光年、太陽系の場所での銀河回転の速度は
秒速240キロメートルであることがわかりました。
今回得られた天の川銀河の回転速度はこれまで用いられてきた値(秒速220キロメートル)より大きくなり、
これを用いて太陽系よりも内側の天の川銀河の質量を求めると、従来に比べて約20%増えることになります。
これは、この領域にあるダークマターの量がこれまで推定されていたよりも多くなることを意味しています。

太陽系の位置

黄道は太陽の通り道ですが、天の川も似たような位置を通っています。
夏、天の川は太陽と反対の位置にありますので、夜によく見えます。
つまり、太陽からすれば、夏、地球は銀河系の中心側にいます。
勿論、南半球にいる人にすれば、冬ということですが。


天の川の位置
写真を楽しむブログ[撮影アイテム 写真ブログ]
「[2015年7月版]夕方に天の川は見えるのだろうか?7月の天の川を撮りに行こう!」

現在、天の川を挟むような形で、冥王星と土星があります。
冥王星は射手座にいます。あれー、ホロスコープでは山羊座にあるけど・・・
そうです!ホロスコープはだいたい星座ひとつ分、
現在の星座の位置からは、ずれています。
ところで、夏、黄道はどのあたりにあるのでしょうか?


季節と黄道の位置

夜、昼間に太陽が通っている位置に黄道があるのではありません。
上の図を見ればお分かりのように、
夏の真夜中には、黄道はかなり低い位置にあります。
では、明け方や夕方はどうなっているかって?
それは下の図のような感じです。
ただし、夜空に黄色の線は描かれていません!


夏の黄道
国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki > 季節


2015_07_24


地球温暖化は都市伝説だったのか・・・地球はもうすぐ寒冷化する? (7月19日 FUTURUS フトゥールス)
地球温暖化は、以前から一部の科学者や有識者たちの間では疑問視されていた。そういう人たちの意見に、
筆者は強く興味を持ってきた。しかし、少なくとも日本では、地球温暖化(特に二酸化炭素による温暖化)に
意義を唱えることは、かなり勇気が要ることだったのではないだろうか。
科学者でもない一般の人々から白眼視されるからだ。それには、地球温暖化ビジネスによる利権を持つ者
たちが、我々一般人を洗脳したからだという説まである(参考書は後述したい)。ところが思わぬ所から
温暖化に異議が出るどころか、小氷河期の到来の主張がなされたのだ。温暖化論がもしも陰謀であれば、
慌てる者たちが居るはずだ。先週にイギリスのウェールズで開催された国立天文学会議で、科学者たちから
「小氷河期」が来るという予測が発表されたのだ。
それも遠い未来のことでは無く、今後15年位内のことを予測している。
問題は、太陽の活動状況だ
ノーサンブリア大学のValentina Zharkova教授を始めとする英国の研究チームが警告しているのは、
2030年ころから過去370年間にも経験したことが無いほどの寒冷化が訪れるということだ。
根拠は太陽の活動周期だという。数学モデルに依れば、17世紀にも起きた、マウンダー極小期と
小氷河期が再来するというのだ。小氷期は14世紀ころから19世紀半ばころまで続いた寒冷期を示し、
この期間がマウンダー極小期と呼ばれる太陽黒点が極端に減少した1645年から1715年に重なっている
ことに注目した。このマウンダー極小期は、太陽内部の対流により起きる現象だと考えられており、
最近の研究では太陽内部の異なる層を伝わる二つの波の同期がずれると、地球の気温を低下させる
のだという。それらの波が同期していれば、黒点が多く太陽活動は活発なのだ。
そして研究者等の予測に依れば、2つの波が相殺する傾向が次第に強まり、2030年から2040年にかけて
完全にずれてしまい、太陽活動が60%低下してしまうのだという。そして、過去370年間に亘って
人類が経験していなかったような寒い期間が訪れることになる、と彼らは主張する。
どのくらい寒いのか。英国での発表での喩えなので実感が湧かないが、テムズ川が凍結し、
その上で露店が営まれ、皆がアイススケートできるという。(妙に楽しそうな喩えだが)
実際、1683年から1684年にかけてはテムズ川が凍ったが、この期間、英国だけでなく、フランスや
ベルギーやオランダの漁業は大打撃を受けたらしい。
しかし今度の寒さはそれより酷く、前回は1645年から1715年が似た状況だったという。
そして研究者らは、これまでのデータから、この予想は97%で当たると自信を持っている。
もし当たれば、温暖化よりも悲惨な未来が待っていることになる。

地球寒冷化

 一般的な見方としてはこれからも地球は温暖化する
 ということですが、寒冷化の可能性も否定できません。
 しかし、地球が寒冷化する可能性は低いと思います。
 なぜなら、太陽活動が低下しても、それだけでは、
 地球が寒冷化しないと思われるからです。太陽活動が
 低下すると太陽風が持つ磁気の力が弱まり、地球に宇宙線
 が入りやすくなるのでしょう。宇宙線とは、宇宙を起源
 とするエネルギーの高い放射線のことで、多くは陽子です。
宇宙線により、雲ができて日光が地表に届きにくくなるのかもしれません。
太陽の研究者はそういう結論になるのでしょうが、
宇宙線にも強弱があるはずです。つまり、太陽活動が弱まっていても、
宇宙線も弱いのなら、地球は寒冷化しないのではないでしょうか?
銀河系のどこかから異常に多くの宇宙線が飛んできているということ
がなければ、太陽活動が弱まって、宇宙線の流入が多少増加しても、
温暖効果ガスの影響のほうが上回るものと思われます。
地球では太陽の影響が大きすぎて、正味の宇宙線の測定は容易でない
でしょうから、太陽の影響の小さい冥王星に観測所をつくりましょう!?


太陽活動と宇宙線
名古屋大学太陽地球環境研究所太陽圏環境部門
太陽風研究室(太陽圏プラズマ物理学、SW)のホームページへようこそ!

研究内容「太陽活動が地球に与える影響」

宇宙線陽子が超新星残骸で作られる証拠 (2013年2月19日 アストロアーツ)
宇宙から地球にやってくる宇宙線(高エネルギーの粒子)の大部分は、天の川銀河内の超新星の爆発に
由来するのではないかと考えられてきたが、これまで観測的な裏付けはなかった。宇宙線の1%にあたる
電子成分の源が超新星残骸ということは最近の観測で突き止められているが、大部分である陽子成分
(陽子と原子核)については、超新星残骸で生成されているという決定的な証拠は得られていなかった。
証拠を得るために必要なのが、ガンマ線観測だ。高エネルギーの陽子や原子核が周囲のガスと衝突
すると「中性パイ中間子」が生成され、それがすぐに崩壊すると特有のエネルギー(波長)を持つ
ガンマ線を放つ。もし超新星残骸からこの特徴的な放射が観測されれば、それは宇宙線の陽子成分
が超新星残骸で生成することの決定的な証拠となる。京都大学の田中孝明助教をはじめとする研究
チームは、ガンマ線宇宙望遠鏡「フェルミ」による2つの超新星残骸の4年にわたる観測データを解析した。
すると、中性パイ中間子の崩壊による放射と結論づけられる特徴が両方のガンマ線スペクトルから
見つかった。発見から百余年にして、宇宙線陽子の起源がようやく特定されたことになる。(JAXA)

超新星残骸



2015_07_22


金星表面
NASA:NSSDCA Photo Gallery「VenusComputer generated surface view of Maat Mons.」

なぜ金星の表面は、このように高温なのでしょう。
理由は、二酸化炭素による温室効果です。
現在の金星の入射エネルギーからすれば、表面温度は−50℃になるはずですが、
二酸化炭素を主成分とする分厚い大気の猛烈な温室効果によって、
金星の表面温度はおよそ460℃になっています。
ということは、初期の地球にも、大量に二酸化炭素があったのでしょう。
それはどうなったのか?地中にメタンとして溜まっているのかもしれません。
それは生物によるものですが、メタンは生物がつくりだした以上に存在する
可能性もあります。そうでなければ、なぜ火星のメタン濃度は上昇するのか?
(火星にかつていた生物がつくり出したメタンでなければ)


火星でメタンが高頻度で急増、発生源は不明 NASA (2014年12月17日 国際ニュース:AFPBB News)
地球上では生物が主な発生源となっている気体のメタンが、火星上で急増する現象が時折観測されているとの研究
論文が、16日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。このメタンの発生源はまだ特定できていないという。
2012年に火星に着陸して以来、探査を続けている米航空宇宙局(NASA)の無人探査車
「キュリオシティー(Curiosity)」によって得られたこの最新の情報は、米サンフランシスコ(San Francisco)で
開かれた米国地球物理学連合(American Geophysical Union)総会でも発表された。
NASAのキュリオシティー計画に参加する科学者チームは、キュリオシティーで収集した20か月分のデータを詳しく
調べた結果、火星上のメタンの量が予想よりはるかに少ないことを発見した。NASAは、隕石(いんせき)によって
運ばれた有機物や塵(ちり)の分解過程などでメタンが生成されることを想定し、その量を予測したが、実際に
検出された量はその半分ほどだった。
だが、キュリオシティーの着陸地点のゲール・クレーター(Gale Crater)におけるメタンの背景濃度は
「場合によっては60火星日(火星の自転周期に基づく火星での1日、1火星日は24時間39分)ほどの間に、
約10倍に急上昇した。メタンの滞留時間は約300年とされているので、これは驚くべきことだ」と論文は述べている。
「ゲール・クレーター付近では時折、メタンの生成または放出が起きていること、そしてこのメタンは、これらの
放出や生成などの現象が終わるとすぐに消散することを、これらの結果は示唆している」と論文は説明している。
メタンの急増をめぐっては、その発生源について疑問が生じる──火星には微生物が存在しているのか?
キュリオシティー計画に参加する米カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のジョン・
グロッチンガー(John Grotzinger)氏は、火星での生命体の確認は大発見となるだろうが、確認されたメタンの
急増が火星での生命体およびその痕跡の発見を意味するとは限らないとし、さらなる調査が必要と述べた。
火星上に現在、生命が存在するかどうかを調べるための装置は、キュリオシティーには搭載されていない。
だが炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄などの生命の形成に欠かせない要素とされる化学元素を探すことで、
火星でかつて生命が発生したかどうかを明らかにすることが同ミッションの目的となっている。

メタンの大気濃度は二酸化炭素の0.5%未満で、大気寿命は約12年ですが、
二酸化炭素の25倍の温室効果を持つだけに、大量に大気に放出されれば、
地球環境に大きな影響があるかもしれません。と言いますのも・・・


シベリアに謎のクレーター出現 メタン放出を恐れる学者 (7月19日 朝日新聞デジタル)
それはまるで、地球の表面にぱっくりと開いた口のように見えた。先住民族ネネツ人の言葉で「世界の果て」を
意味するロシア・西シベリアのヤマル地方。8日、高度100メートルを飛ぶヘリコプターから見下ろすと、
地平線まで広がるツンドラの平原に、月面のクレーターのような巨大な穴が現れた。
ロシアメディア以外では最初の現地取材だ。輸送用ヘリの操縦士が2014年6月、初めて見つけた。
最寄りの拠点となる街から約400キロ離れ、トナカイ遊牧民がわずかに行き交う北極圏にある。
地元政府の緊急要請でロシアの科学者が調査を始めた。穴は直径約37メートル、深さ約75メートルあった。
その後、同様の穴の報告が相次ぎ、4個が確かめられている。では、穴はどのようにして生まれたのか。隕石
(いんせき)の衝突、不発弾の爆発、宇宙人の襲来――。出来た瞬間を見た者はおらず、さまざまな臆測がされた。
真冬には気温が零下40度まで下がる厳寒の地。地中には永久凍土が数百メートルの厚さで広がっている。
メタンが多く含まれ、近くには世界有数の天然ガス田もある。研究者の間では「永久凍土が溶け、メタンガスの
圧力が地中で高まって爆発した」との説が有力だ。
ロシア科学アカデミー石油ガス調査研究所のワシリー・ボゴヤブレンスキー教授は「ここのところの異常に高い
気温の影響を受けた可能性がある」と話す。将来地球温暖化が進み、凍土全体から、温室効果の高いメタンの
大量放出が始まれば、さらに温暖化を加速させかねない。

シベリアのクレーター

大気中にメタンを放出する自然の最大の供給源は、湿地だと言われています。
湿地では微生物によるメタンの分解も起きているのですが、
それを上回る連鎖的なメタンの発生が起きる可能性もないとは言えません。
地球の風景が、金星のようになるというわけではありませんが・・・


湿地
BEST WALLPAPER : Paisagem bonita lagoa grama água do lago e nuvens/ 2012.9.24



2015_07_20


冥王星:米探査機が到達…48億キロ、9年半かけ (7月14日 毎日新聞のニュース・情報サイト) 

冥王星3 米航空宇宙局(NASA)は14日、無人探査機「ニュー
 ホライズンズ」が打ち上げから9年半の旅を経て、日本
 時間の同日午後8時49分ごろ、冥王星上空に到達した
 と発表した。探査機が冥王星へ接近するのは史上初。
 接近観測にも挑み、冥王星を通過後はさらに遠くにある
 太陽系の小天体観測へ向かう。
 探査機は現在、地球から約48億キロ離れており、探査
 機の現状を確認する通信には片道約4時間半かかるが、
 探査機は秒速約14キロのスピードで冥王星から約1万
 3000キロに近づいたとみられる。NASAのアラン・
 スターン主任研究員は「私たちは太陽系(の主な天体)
冥王星1 の初探査を達成した。米国が偉業を成し遂げたことを
 誇りに思う」と喜びを語った。
 探査機は、2006年1月に打ち上げられた。冥王星
 上空から地表や大気の組成などを観測する計画で、
 最接近時の観測が成功したかどうかや詳しいデータは、
 15日に公表される見通し。観測データ全てが地球に
 届くまで16カ月かかるという。
 探査機が撮影した画像などから、冥王星のクレーター
 と見られる地形や表面の模様が確認された。NASAは
 14日、冥王星から76万6000キロの場所から13日に
 撮影したハート形の明るい模様が確認できる画像を公開。
 同じ模様は7日も撮影されたが、輪郭や地形がくっきり
 してきた。国立天文台の渡部潤一副台長は
冥王星2 「惑星は小さな天体が合体してできたと考えられており、
 惑星を鶏に例えるならば、小惑星が卵で、冥王星などの
 準惑星はヒヨコ。鶏と卵は調べられてきたが、ヒヨコ
 段階は分かっていなかった。冥王星を調べれば惑星
 の成長途中を知ることができる。我々の予想が
 つかない結果が出てくるのではないか」と話す。
(図・写真はすべてNASA)
1930年、冥王星を発見したのはアメリカの天文学者クライド・トンボー。
今回の冥王星探査はアメリカの実力を世界に示すものともいえますが、
人類の探査船がカイパーベルト天体に到達したことは、
アメリカ一国中心の時代とは異なる、次の新しい時代の幕開けを
意味するものになるかもしれません。カイパーベルトには
3万5000個以上の天体が存在していると言われています。
冥王星の特徴のひとつが冥王星にとって大きすぎる衛星(カロン)の存在。
NASAは、冥王星の直径を2370km、衛星カロンの直径を1208kmと発表。
二重惑星ともいえる冥王星とカロンですが、瓜二つの星ではありません
(今や、冥王星は惑星ではないので、二重準惑星?)。
詳細なデータは今後、時間をかけてニューホライズンズから地球に
送られてくるとのことですが、ひょっとしたら、カロンが生物のいるかも
しれない星の仲間入りを果たすかもしれません。


NASA: 冥王星の衛星表面に見られるクラックの存在は地底湖の存在を示唆している
(2014年6月13日 Science Newsline > Space & Planetary)
冥王星の衛星「カロン」の表面にクラックが生じている場合には、カロンの内部は熱を持っており、液体の水に
よる地底湖を有している可能性があることがあることがNASAが助成した新しい研究成果から判明した。冥王星は
太陽からもっとも離れた位置にある太陽系の惑星であり、冥王星は地球と太陽の距離の29倍の軌道を回っている。
その表面温度は華氏マイナス280度(摂氏マイナス229度)にも及んでおり、液体状の水が存在するには寒すぎる
環境となる。冥王星の惑星もまた、同じような温度環境を持っていることが判っている。
冥王星の惑星は地球からの観測には適さない程、小さすぎる存在となるが、NASAのNew Horizons 観測衛星は
2015年7月にこれまでに得られたものとしてはもっとも詳細な冥王星とカロンの最初の観測映像を送り返してくる
予定となっている。「我々のモデルはカロンの表面のパターンから、その表面の氷の厚さや内部の構造を、また
衛星がどのようにして誕生したのかを予測することができる」とNASA's Goddard Space Flight CenterのAlyssa
Rhodenは述べる。「New Horizonsから得られたカロンの実際の観測結果とモデルによる予想結果を比較する
ことにより、カロンはその高い軌道離心率(eccentricity)によってその表面にはかつて海洋があったかを知ること
ができるだろう」と述べている。そして、彼のグループはこのモデルを使ったカロンの解析結果を学術専門誌
「Icarus」を通じて発表した。惑星の衛星に海洋がある例としては、これまでのところ、巨大なガス惑星の衛星と
なる、木星のエウロパと土星のエンケラドスの2つで確認されている。

生物がいるかもしれない星「生物がいる可能性が高い
 太陽系内の星」トップ5


 太陽系内で、地球外生命体が
 存在するとしたらどの星だろう。
 可能性が高いと見られている
 1つの惑星と4つの衛星を紹介。
(2009年1月20日 WIRED.jp









2015_07_16


火星に生命存在の痕跡?窒素化合物を発見
火星探査車「キュリオシティ」の調査結果
(4月7日 東洋経済ONLINE)

火星探査

生身の人間こそ行っていないものの、火星上では人間が送り込んだ探査車が日常的にさまざまな調査を
遂行している。ただ動きまわって映像を撮るだけではない。物質の分析すら、その場でやってしまうのだ。
そんな火星探査車『キュリオシティ』があらたな調査結果を報告してきた。NASAのウェブサイトによれば、
窒素化合物『硝酸塩(N03)』を発見したというのだ。これはなにを意味するのか。
地球上には、大気中の窒素ガスを窒素固定させることができる微生物がいて、生物の新陳代謝に必要な
役割を担ってくれている。一方で、落雷のような自然現象によっても、少量の窒素固定は起こる。
今回火星上で見つかった硝酸塩(N03)というのは、まさにその窒素固定によってできる物質で、
さまざまなほかの原子や分子を結合する性質を持っている。
この硝酸塩が生物の活動によって作られたものであるという証拠はない。現在の火星は、われわれが
知っているような生物の存在に適した環境ではない。NASAの研究チームは、大昔の火星において、
隕石の落下や落雷などの生物によらない現象によってできた硝酸塩だと考えている。
かつて生物が存在しやすい環境だった火星
しかし、干上がった川底のような地形や、水が液体として存在していたことを示す鉱物の発見など、
大昔の火星は現在よりも生物が存在しやすい環境だったことがわかってきている。さらにキュリオシティは、
火星の『ゲール・クレーター(キュリオシティが活動している場所)』において、数十億年前に
液体の水や有機物など、生物に必要なほかの要素が存在したことも発見している。
「生物によく使われる形態で窒素が発見されたということは、大昔の『ゲール・クレーター』は生物が
存在しやすい環境だったという説をより補強してくれるものです」とNASAゴダード宇宙飛行センターの
研究者Jennifer Stern氏はいう。
かつての火星に生命が存在したのかどうかはもちろん興味をひく話題だ。一方、生命誕生のプロセスは
地球上においてもまだ解明されていない。火星上で生命の痕跡が見つかれば、地球においても、
どのようにして生命が誕生したのかを推測する大きな手がかりになる。
われわれはいずれ火星を通して生命誕生の仕組みを知ることになるのかもしれない。

窒素循環
1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム - > ワラワランド > バクテリアの役割

 地球だってよく分かっていないのですが、火星の誕生直後の
 様子を考えてみました。火星が誕生した46億年前頃の原始
 大気はヘリウムと水素からなり、高温高圧だった。しかし、
 これらの軽い成分は、原始太陽の強力な太陽風によって
 ほとんどが吹き飛ばされてしまった。
 地表の温度が低下したことで地殻ができ、多くの火山が大噴火。
 二酸化炭素とアンモニアが大量に放出された。アンモニアは
 分解され、より安定な二酸化炭素が大気の大半を占めた。
高濃度の二酸化炭素の温室効果により、火星は現在より温暖であった。
また、彗星からもたらされた水により、地表には海ができていった。
火山から放出されたアンモニアの一部は海に溶解した。
地球上の植物の多くは硝酸イオンを栄養にしていますが、アンモニアは
利用できません(植物にとってむしろ毒、イネは例外)。
土壌微生物の硝化菌によって、アンモニアは硝酸に変化します。そして、
やっと植物は窒素を吸収できるようになるのです。火星にある硝酸(塩)が、
生物によるものである証拠はないようですが・・・


火星人 かつて、火星の地表に液体の水があったの
 なら、植物がいたのかもしれません。
 植物の光合成には二酸化炭素が必要ですが、
 火星の大気のほとんどは二酸化炭素とは
 いうもののとても希薄です。
 しかし、現在の地球と火星の二酸化炭素の
 分圧を計算すると・・・
(分圧:混合気体の成分気体が
  単独で全体積を占めると仮定したときの圧力)
 現在の地球 101300Pa×0.04/100=40.52Pa
 現在の火星 750Pa×95.32/100=714.9Pa
 現在の火星の大気でも、植物にとっては十分な
二酸化炭素の量といえるでしょう。逆に言えば、地球上の植物ってすごいんです。
前にも書いたように、火星には生物がいる(いた)かもしれないとはいえ、
このような火星人がいたと想像するのは・・・



2015_06_22


スタンフォード・デザイン・ガイド デザイン思考 5つのステップ一般社団法人デザイン思考研究所
Step1:共感
共感段階において 共感段階は人間中心を原則としたデザイン思考の過程において、
核となる重要な段階です。共感とは、デザイン課題の文脈において人々を理解する作業を意味します。
人々がどのように・なぜ行動するか、身体的・感情的なニーズは何か、世界をどのように考えているか、
彼らにとって有意義なものとは何か…共感は人々を理解するための努力と言えます。
なぜ共感が重要なのか デザイン思考家として、解決しようとする問題が自分だけの問題であることは
めったにありません。それらはあくまで特定の人々が抱える問題です。彼らのためにデザインするには、
彼らが誰であり、彼らにとって重要なものは何かを理解しなければなりません。
人々の言動や周囲の環境に対する反応を観察することで、彼らが考え感じていることの手がかりを得られます。
また、彼らのニーズを学ぶ助けになったり、目に見えない彼らの経験が持つ意味を捉えたりすることもできます。
革新的な解決策は、人間の行動に潜む最良のインサイト(本人も気付いていない驚くべき本音や、
外からは分からない潜在的な心の動き)から生まれます。
しかし、インサイト発見のために学ぶことは想像よりも難しくなっています。なぜでしょうか?
それは、多くの情報を認識する前に私たちの意識が自動的にフィルターをかけてしまうからです。我々は
「新鮮なまなざし」で物事を見ることを学ぶ必要があり、共感段階はそのような新鮮な目を与えてくれるのです。
人々と直接関わることで、時に本人も気付いていない彼らの考え方や価値観に関する膨大な量の情報が
明らかになります。あなたとユーザーの深い関わりは、予期せぬインサイトの発見によってお互いを驚かせます。
人々の行動が伝える物語と彼らがしていると言ったことは(実際はしていなくても)、世界の在り方について
彼らが深く信じていることを示す強力な指標になります。
人々の信条や価値観をしっかり理解した上で初めて良いデザインができるのです。

デザイン思考5ステップ

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
(2014/05/10)
ティム・ブラウン、Tim Brown 他

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わたしたちは自分が自由意志に基づいて行動していると思っていますが、本当にそうでしょうか?
人間が何かによって動かされているとするならば、わたしたちを動かす原動力は何でしょうか?
その力の根源には、「共感」と「反感」があります。
この力は個人として持っているのですが、集団的な力として働きやすく、
国や組織としての「共感」と「反感」は、非常に大きなパワーを持ちます。
わたしたち日本人にとって、イスラム国信奉者の気持ちは「共感」できないものであるため、
彼らが何を言っても、その主張を理解することはできません。
しかし、多くの人が戦闘員として自発的に参加しているのですから、イスラム国の理想に「共感」する
人が多くいるということです。このような戦闘員は、比較的知的レベルが高いとされています。
「共感」と「反感」は知的能力を越えているのです。
というより、「共感」と「反感」をもとに、わたしたちは何かを理解したり、行動したりしているのです。
現在の日本では、多くの人が平和主義者に「共感」し、軍国主義者に「反感」を持っています。
しかし、このような「共感」と「反感」は固定的なものではありません。
極陽は陰に転じ、極陰は陽に転じるのです。
日本の平和主義は戦争の反省と悲惨な結果によるもので、反転する可能性はいつでもあるのです。
例えば、某国が日本の島に突然攻めてきて、住民も含めて多くの日本人が殺されたとしたら、
そのとき日本国民はどのように感じるでしょうか?
積極的平和主義者に対する「反感」は、あっという間に某国民に対する「反感」に変わるでしょう。
(これはたとえ話です。だから安倍さんの政策が正しいと言っているわけではありません。)

ビジネスや社会問題の解決においても、「共感」は重要なキーワードになっています。
上に示したデザイン思考が「共感」からはじまっているのも、「共感」(この場合は、消費者や利用者
に対するもの)なしでは、ユーザーが潜在的に何を求めているかを理解することができない
という考えかたから出発しているからでしょう。
そして、この「共感」の内容は言葉ですべてを表すことができるものではありませんので、
誰かの話を聞くだけでは不十分であり、自分自身の実体験が重要になるわけです。
このような「共感」を味わっていない商品開発者がいたとすれば、売れない商品を企画してしまう
可能性が高くなるでしょう。しかし、これは、商品企画のときだけに必要な能力ではありません。

例えば、就職です。
就職しようとしている会社の企業風土に自分が「共感」できるかどうかをよくよく把握しておかないと、
就職してもすぐに退職ということになりかねません!
例えば、結婚です。
相手の価値観や行動のすべてには「共感」できないまでも、「反感」が自分の心に湧きあがらないこと
を確認しておかないと、結婚してもすぐに離婚ということになりかねません!

ここまでずっと人間の話をしてきましたが、「共感」は動物にもあります。
というより、動物は無意識から湧きあがる「共感」と「反感」を原動力にして動いているのです。


共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること
(2010/04/22)
フランス・ドゥ・ヴァール

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2015_04_11


<下の図(左上・右上)掲載のニュース>
やはりあったか!土星の衛星「エンケラドス」に液体の海の存在が明らかに(国際研究)
(2014年4月7日 カラパイア
かねてから土星の衛星、エンケラドスは、液体の水や有機炭素、窒素など生命を形成するのに
必要とされる元素などが発見されており、地球外生命体が生息している可能性を帯びた惑星
として注目されていたが、NASAの探査機カッシーニが2010年から2012年に行った重力測定の
分析により、エンケラドスを覆う厚い氷の下に、大きな液体の海が存在することが確認されたそうだ。
これは、米コーネル大学やイタリアのサピエンツァ大学の研究者が今月3日に明らかにしたもので、
米科学誌サイエンスに発表された。
エンケラドスに液体の水があることは以前から観測されており、今回の研究によりこの説が裏付け
られた形となる。研究チームは生命体が存在しうる可能性が増してきたとしてワクワクしているそうだ。
エンケラドスは直径500キロほどの小さな衛星である。エンケラドスの北極は厚さ約50キロの氷が岩盤を
覆っている。一方、南極の氷は厚さ30~40キロほどで、その下に深さ8~16キロほどの海があるとみられる。
海はレンズ形をしていて南極点の部分が最も深く、離れるほど浅くなっていると思われる。
南極は北極に比べてクレーターも少なく、新たな表面が形成されたことがうかがえるという。
海の下にはケイ酸塩の岩盤があると考えられ、この岩盤の中を通る水は、生命が必要とする
リンや硫黄、カリウム、ナトリウムなどの成分を含んでいる可能性がある。
エンケラドスの海が岩盤の上にあることや、重力データなどから判断すると、この海底の地盤は、
地球の海底の地盤と非常によく似ているに違いないと研究チームは推測する。
カッシーニの2005年の観測では、南極にある裂け目から塩分を豊富に含んだ蒸気を吹き出す現象
が見つかっていた。この近くでは有機分子も検出された。

<下の写真(左下)掲載のニュース>
木星衛星に地下の海=深さ100キロ、地球より豊富な水-NASA (3月13日 時事ドットコム)
【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は12日、木星の衛星ガニメデの地下に海が存在することを
示すこれまでで最も確かな証拠が見つかったと発表した。
地球と同じ塩水の海で、地球上の水量より多いとみられる。水の発見は生命を探す上で鍵となる。
太陽系最大の衛星であるガニメデに海があるという証拠はハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で得られた。
海は地下150キロにあり、深さは地球の海の10倍にもなる100キロに達するとみられる。
ドイツのケルン大学などの研究チームはハッブルを使ってガニメデのオーロラを観測した。
木星の磁場が変化するとガニメデのオーロラに「揺れ」が生じる。磁場に影響を与える塩水の海があれば、
この揺れの度合いが小さくなるため、観測で確かめたという。

<下の図(右下)関連のニュース>
かつて火星には広大な海があった (3月6日 アストロアーツ AstroArts)
現在の火星の水を分析したところ、かつて火星には地表の2割を覆うほどの広大な海があったことがわかった。
これまでの推測より長い期間にわたって大量に水が存在したことが示されている。【ケック天文台】
原始の火星は水が豊富に存在し、生命に適した環境だったと考えられているが、水が実際にどれだけ
あったのか、いつどのようにして地表から消えたのかなどは、よくわかっていない。
NASAのGeronimo Villanuevaさんらは、米・ハワイのケック望遠鏡などで火星の大気に含まれる重水
(重水素で構成される水)の割合を調べ、火星の地表から失われた水の量を探った。
重水素に比べて軽い普通の水素は宇宙空間に逃げやすいので、普通の水に対する重水の割合が
多いほど、大量の水が失われた、つまり大量の水が存在したということになる。
観測の結果、特に極域付近の水は重水の割合がひじょうに高く、現存するのはもとあった水の量の
たった13%であることがわかった。その量と現在の地形から推測すると、43億年前の火星には、
北半球の広大な平地を中心に地表の2割ほどを覆う、最大で1.6kmの深さの海があったようだ。
これほど多くの水が存在したとなると、水が豊富な期間はこれまで考えられていたよりも長く続いた
ことになる。生命を育むのにはじゅうぶんな時間だ。
今回の研究では火星の複数箇所における水分布の季節変化も追っており、地下に消えた水の行方
を探るのにも役立てられるかもしれない。
※図は、芸術家による、過去の火星表面の想像図(ウィキペディア『火星の生命』)

火星に生命体が存在していた可能性は高まった
とはいうものの、これは、火星人がいた
ということを意味するものではありません。
とはいえ、宇宙人って聞くとワクワクしますよね。
そうでもない宇宙人もおりますが・・・


宇宙と生命3



星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)
(2014/12/12)
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内容紹介
【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後
五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。
やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。
ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。


宇宙人
俺の都市伝説 『宇宙人の都市伝説①!』



2015_03_14


地球サイズの惑星公転、観測史上最古の恒星発見 国際チーム (1月28日 時事ドットコム)
【マイアミAFP=時事】地球サイズの惑星5個が公転している、観測史上最古の恒星を発見したとの
研究論文が、27日の天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。
この結果は、惑星が宇宙の歴史を通して形成されてきたことを示唆しているという。
(写真はケプラー宇宙望遠鏡のイメージ図)
国際天文学者チームが発表した論文によると、この恒星系は、天の川銀河(銀河系)が誕生して
間もない頃に形成されたとみられ、その年齢は112億年と考えられるという。
この恒星は、2009年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡を用いて
発見されたことにちなんで「ケプラー444」と命名された。
ケプラー444を公転している5個の惑星は、地球よりやや小型で、水星から金星ほどの大きさだという。
これらの惑星は、太陽に似た主星を10日未満の周期で公転しており、公転半径は太陽と地球の距離の
10分の1より小さい。このため、これらの惑星は高温すぎて生命の存在には適さない。
だが、天文学者らを驚かせたのは、恒星の年齢そのものだ。
地球から117光年の距離にあるケプラー444は、約45億年前に形成された太陽系より約2・5倍古い。
遠くにある惑星の年齢は「星震学」と呼ばれる天文学の手法を用いて測定できる。
星震学では、恒星内部に閉じ込められた音波によって発生する主星の振動を観測する。
内部の音波は、主星の光度に弱い脈動を発生させる。この脈動を分析することで、星の直径、質量、
年齢などが算出できる。論文の共同執筆者の一人、米アイオワ州立大学のスティーブ・カワラー教授
(物理学・天文学)によると、ケプラー444は非常に明るい星で、双眼鏡で簡単に見ることができるという。
論文の主執筆者、英バーミンガム大学のティアゴ・カンパンテ氏は「地球サイズの惑星が、
宇宙138億年の歴史の大半を通して形成されてきたことが、今回の研究で分かった」と話す。
 「これは、銀河系内に古代生命が存在した可能性の余地を与えるかもしれない結果だ」(カンパンテ氏)
【翻訳編集AFPBBNews】

ケプラー宇宙望遠鏡


宇宙の一番星を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか宇宙の一番星を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか
(2011/11/30)
谷口 義明

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ケプラー444は112億年前にできたということなので、現在138億歳の宇宙がまだ若かりし26億歳
のときに誕生したということになります。この星には5つの惑星があるということですが、この惑星は
小さくてかつ恒星のすぐそばを回っているということですから、水素やヘリウムでできているとは考え
にくく、少なくとも炭素、おそらくは地球と同じようにケイ素などの酸化物でできているのでしょう。
惑星も恒星が誕生したときにできたとするならば、そのケイ素はどこからきたのでしょう。
小さな星では、水素が核融合してヘリウムができて終了です。太陽よりやや大きな星の場合、
水素を使い果たして星が死に近づくと、ヘリウムが核融合して中心核に炭素と酸素ができるものの、
それらはそのまま白色矮星になります。さらに大きな星では中心核にケイ素が生成されます。
さらに大きな星では中心核に鉄ができて超新星爆発が起こります。
よく言われているのが、この爆発によるチリで次の星ができるというものです。
太陽のように比較的新しい恒星の場合はそうなのかもしれませんが、ケプラー444のように
古い星の場合、周囲で起こった過去の恒星のチリではなく、宇宙の再電離を起こした超巨星が
宇宙全体にばらまいたチリで構成されているのではないでしょうか?

宇宙が1億歳の頃には星ができていたのではないかと考えられていますが、その頃の宇宙は
今の宇宙とは全く違う状態であったのかもしれません。
なぜなら、1億歳の頃の宇宙空間にあった水素は、原子(分子?)状態だったからです。
宇宙が10億歳の頃、それまで非電離状態であった水素は、何か(おそらく光)によって電離され、
宇宙がはじまった頃と同じように、再び陽子と電子になってしまいました。
現在、宇宙から地球に降りそそぐものは、水素原子や水素分子ではなく、陽子です。
宇宙の温度は下がり続けているのですから、電離状態から非電離状態になるほうが自然であり、
それが再び電離状態になるにはかなりの高エネルギー線が宇宙を満たしたということになります。
それを生み出したのは星だと思われますが、現在あるような星ですと、宇宙全体の水素を電離
するようなエネルギーを放出するとは考えにくいでしょう。そこで、想像力を働かせてみますと・・・

非電離状態の宇宙にあった星というのは、わたしたちが現在見ているような銀河のなかに無数の星が
あるような状態ではなく、どんどん成長して大きくなり続ける星だったのではないでしょうか?
成長が止まらず、いつまでも大きくなり続ける星です。
燃料(水素)が周囲から集まり続けている間は、星は成長を続けます。しかし、いつか周囲から燃料を
集めきれなくなると中心核でヘリウムが融合しはじめ、炭素や酸素ができ、さらにケイ素ができ、
さらには鉄ができて、それでも止まらず、もっと大きな原子もつくられたのではないでしょうか?
鉄より大きな原子ができると温度が急降下して、現在の星では考えられないほどの大爆発を起こして、
高エネルギー線を宇宙全体に放射します。そのエネルギー線は宇宙全体を覆うほどのものです。
そのエネルギーで水素は再び電離してしまったのです。宇宙が高密度であれば、陽子と電子は
再び衝突して、水素原子に戻ることになったでしょうが、当時は既に、希薄になっていたのです。
それらのチリは宇宙全体にばらまかれました。
そのように考えると、地球にウランがあるのも納得できるような気がします。
宇宙がとても穏やかであったなら、ウランのような重い原子はできなかったのではないでしょうか?
人類が取り扱うのが困難なくらい、ウラン235にはエネルギーがつまっているのですから。
ウラン235の半減期は約7臆年ですから、126(7×18)億年前にウラン235ができたとするならば、
ウラン235の量は今より約26万倍存在していたということになります(かなりの量です)。
再電離後にできたウランもあるのかもしれませんが・・・

しかし、これがフィクションではなく本当のことであるとすると・・・宇宙には・・・
とんでもなく大きなブラックホールがあるはずです!
そのブラックホールは、今ある最も大きな星によってできるであろうブラックホールと比較しても、
桁外れに大きく、質量も大きなものでなければなりません。もうひとつ言うと、
「再電離以降に、ヘリウムより大きな元素を含まない星はない」ことも必要条件になりそうです。


宇宙の再電離
すばる望遠鏡 > 観測成果 > 2012年 > 最遠方銀河で見る夜明け前の宇宙の姿



2015_01_29


地球温暖化は止まったのか (1月16日 日経ビジネスONLINE)
東京大学大気海洋研究所・渡部雅浩准教授にハイエイタス現象を聞く
一昨年ぐらいから話題になっているのですが、温室効果ガスの濃度は上がり続けているのに、
気温上昇率は21世紀に入ってから10年当たり0.03℃とほぼ横ばいの状態になっています。
ハイエイタス(地球全体の気温上昇の停滞状態)と呼ばれている現象です。
下のグラフのように、気候モデルによるシミュレーションでは1960年から2030年まで一貫して気温は
上昇すると予測しています。しかし、2000年ごろまでは実際に観測される気温の長期変化をよく再現
していましたが、最近10年ほどは温暖化傾向を過大に再現してしまっています。
それ以前の10年間に比べて88%も誤差が大きくなっているのです。
ハイエイタスの原因には、「太陽活動が不活発な周期に当たっている」「成層圏で水蒸気が減っている」
など諸説あります。しかし、いずれも現象のすべてを説明できるものではなく、主因とは考えられません。
地球全体のエネルギー収支のデータを見ると、正味では入ってくるエネルギーの方が多く、2000年以降
も地球が温められています。したがって、外因と内因に分ければ、内因に変化があると考えられます。
そこで私たちが注目したのは、海の深層部分の熱吸収が活発になっているのではないか、ということです。
(中略)深層が温まるという現象は、10~20年周期で起こる太平洋の海面水温の自然変動
(PDO:太平洋十年規模変動)と連動しています。言い換えれば、熱帯地域の水温が低く、
日本などの中緯度地域が高くなっている時期にハイエイタスが起こっています。
このことから、少なくとも部分的には自然変動であると推定できます。
私たちは10年先の近未来の気候予測がどれだけできるのかを研究しています。通常、気候モデルは
直近の観測値を与えず、19世紀から現在まで連続して計算を行うのですが、今回はハイエイタスを
反映させるために最近の海洋の観測値をあらかじめモデルに与えておいて計算してみました。
その結果、あっという間に気温は元の上昇トレンドに戻ってしまいました。ハイエイタスが終わり、
海が熱を吸収しなくなって、再び気温上昇が始まったと読み取れます。ただ、世界で10以上のグループ
が近未来予測をしていますが、いずれも元の上昇トレンドに戻るものの、その時期はばらばらです。
ハイエイタスが終わる時期がいつかまでは予測できないのが現状です。

全球地表温度

ネットで検索すると、地球温暖化はウソなのではないかとする意見が多く登場しますが、本当のところ
どうなのでしょうか。「人為的な二酸化炭素の排出により地球は温暖化していて、それが地球環境に甚大な
影響を及ぼす」という主張が絶対正しいとは言えない以上、反対意見にはつねに耳を傾ける必要があります。
まず、「地球は温暖化しているか」ということですが、ここ100年間くらいで見れば地球が温暖化している
ことは確かです。しかし、これは地球の温度サイクルの範囲内だとする意見もないわけではありません。
また、太陽活動に関係したものだという意見もあります。ただ、今のところ決定的な説明はありません。
また、ここ100年間くらい、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇していることも間違いありません。
では、地球が温暖化すると、わたしたちはどのような不利益を受けるのでしょうか?IPCCによる評価結果
などを参考にすると、気候変動により、地域によっては全く雨が降らなくなったり水害が多発したりする
ことが指摘されています。また海面上昇によって、水没する地域がでる可能性もあるとされています。
しかし、これらはあくまでも予測ですので、本当のところは起きてみないと分かりません。
「可能性があるというだけで対策に莫大な費用を投じる必要はない」という意見もあれば、
「起こってからでは遅い。今すぐ抜本的な対策を」という意見もあって、人によって意見はバラバラです。
ここでは、基礎講座?としまして、二酸化炭素について考えてみたいと思います。
100年くらい前に300ppmだった二酸化炭素の濃度は400ppmを越えようとしています。
ppmは「百万分の一」ということですから、400ppm=0.04%です。大気(乾燥空気)の組成は
窒素78%、酸素21%で、残りのほとんどはアルゴンです。このわずかな二酸化炭素がそれほど
大きな影響を及ぼすのかと疑問に思う一方、このわずかな二酸化炭素で植物が光合成を行っている
ことを考えると、二酸化炭素は希薄でも非常に重要であるようにも思えます。
さて、濃度を%もしくはppmで表記しましたが、この単位はちょっと不明確です。0.04%(400ppm)
では、空気1kgのなかに二酸化炭素が0.4gあるともいえるし、空気1Lのなかに二酸化炭素が0.4ml
あるともいえそうです。しかし実際は、ガスの場合、%は体積%のことです。そういう規則があるのか
どうかは知りませんが、実際そうなっています。一方、水に溶解している物質の含有率、例えば水道水中
の総トリハロメタンの濃度を0.1ppmと表記をする場合がありますが、この場合は、水1Lに0.1mg
のトリハロメタンがあるという意味で使っていることが多く、正確には0.1mg/Lということです。
このようにppmは誤解されやすい単位なので、できるだけ使わないほうがいいのです。
しかし、ガスの場合は、(体積)ppmが最適です(理由は後述)。
※L(リットル)は本来lなのですが、1とlは似すぎているため、lではなくLと表記しています。
ここで問題です。二酸化炭素400ppm(体積比であることを示すためにppmvと表記することもあります)
は、何g/mなのでしょうか?
ここで必要になるのが、PV=nRT(R=0.082 L  atm/K /mol)です。
1Lの空気中には0.4mlの二酸化炭素がありますので、V=4✕10-4(L)です。Pを1気圧とし、
0℃つまりはT=273.15(K)のとき、n=1.786✕10-5(mol)です。二酸化炭素の
分子量は44ですから、モル数✕分子量で質量(g)になります。1mは1000Lなのでこの質量を
1000倍すると0.786g/mとなります。ちなみに10℃のときは0.758g/mとなります。
20℃なら0.732g/mです。つまり温度によって変化するので、温度を併記しておく必要があるのです。
一方、ppmの場合、温度が上がって体積が増えても基準となる空気の体積も同じ割合で増加しますから、
温度の影響はありません。という理由で、ガス濃度はppmで表記するほうが便利なのです。

話をもとに戻しまして上の引用文の話を考えますと、ここ10年間、二酸化炭素の濃度は上昇し続けて
いるのに地球全体の温度は上昇していないことから、二酸化炭素濃度の上昇は想定されていたほどには
気温の上昇に寄与しないのかもしれません。地球温暖化対策には莫大なコストがかかることから、
自然科学的な見地からだけではなく、今の時点では保険としてここまではしておこうといった判断を
随時行っていく必要があります。「正しく怖がる」ためには、変化への対応力が必要なのです。
かつてダイオキシンは猛毒だと言われていましたが、これまでダイオキシンでの大きな被害は
報告されていません。ダイオキシンでガンになったという話も聞きません。
つまり、ダイオキシンが毒かといえば、確かに有毒ではありますが、
ダイオキシンの毒は想定ほどではなかったのです。
地球温暖化に関していえば、このまま二酸化炭素を排出し続けても危機的な状況が起きない可能性がある
一方、危機的な状況になって二酸化炭素排出量の大幅削減が避けられない事態になるかもしれません。
現状から考えると、地球温暖化の原因が人為的な二酸化炭素の排出であることは間違いないものの、
二酸化炭素は想定したほど地球温暖化に寄与しない
可能性もあると思います。


CO2濃度気象庁

地球温暖化はどれくらい「怖い」か? ~温暖化リスクの全体像を探る地球温暖化はどれくらい「怖い」か? ~温暖化リスクの全体像を探る
(2012/04/20)
江守 正多、気候シナリオ「実感」プロジェクト影響未来像班 他

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2015_01_23


重力 “重力”.ウィキペディア日本語版. 2014-10-22. (参照 2014-11-19).
(概説などは省略)
歴史  重力や重さに関する議論というのは、古代ギリシャのしかも初期の段階から
行われていた形跡があるという。影響力の大きかったのはアリストテレスである。
彼は『自然学』を著し、物の運動等についても体系的に論じた。
彼の宇宙観では、天界と地上はまったく別世界であり、天体はエーテルでできていて、
地上の物体は四大元素でできていると見なした。そして《重さ》と《軽さ》というのは、
地上界にある物体に特有の一対の内在的な性質だと見なした。
古代ギリシャでは、コスモス(世界、宇宙)の中心に地球があると考えられていたので、
アリストテレスもそう考えていた(地球中心説)。アリストテレスにとって、物の落下するということは
コスモスの中心へ接近することであり、上昇するということはコスモスの中心から離れてゆくこと
を意味した。《火元素》を含むものが《軽さ》を内在しており、地中から離れ天へと向かいたがり、
石などには《土元素》が含まれており、《土元素》はコスモスの中心に帰りたがる性質を持っているのだ、
とした。その《土元素》をより多く含んでいるものが、より大きな《重さ》を内在している、とした。
またその速さについては、《土元素》を多く含むものが速く落ちる、とした。
ヨーロッパ中世の人々は、以下のように考えていた。
地リスや鳥などの生き物がそれぞれ巣穴や巣という本来の位置を持っていて一時的に理由が
あってそこを離れることがあっても結局本来の位置に帰るように、物も、それぞれの性質に応じて
本来の位置を持っている。たとえば小石はその本来の位置を地に持っている。
焔はその本来の位置を天上に持っている。
例えば、小石を空中に投げれば、小石は本来の位置から離されることになり、小石は一旦は抵抗を
示しながら上に上がるが、結局はできるだけ速やかに、その本来の位置である地に戻ってこようとする。
(太陽中心説というのは一応アリスタルコスも唱えていたとされるが)16世紀にヨーロッパで
コペルニクス(1473 - 1543)によって太陽中心説が唱えられると、(それがすぐに受け入れられたわけ
ではないが)もしこれを受け入れた場合、アリストテレス的な《重さ》《軽さ》の概念は根底から
考え直さざるを得ない、ということになった。
コペルニクスは、重力というのは、各天体の部分部分が球形になりたがり一体化しようとする
自然的な欲求だ、とした。一方《軽さ》というのは、重さの少ない物体が持つ“偶有的性質”だとされた。

中世宇宙観
ペトルス・アピアヌス(Petrus Apianus)の
Cosmographia (アントワープ、 1539年刊)
に描かれた中世のコスモス像。
アリストテレスの宇宙観の延長上にある。










MKS単位系の後継として国際的に決められている単位系はSI単位と呼ばれていて、
基本単位として、時間、長さ、質量、電流、熱力学温度、物質量、光度の7つが定められています。
それ以外の単位は基本単位を組み合わせることで定義することが可能です。
基本単位のうち、日常的に用いられるものとして、時間、長さ、質量、電流、温度があります。
時間は秒(s)、長さはメートル(m)、質量はキログラム(kg)、電流はアンペア(A)、
温度はケルビン(K)を用います。日常生活でケルビンは聞いたことがないと思いますが、
ケルビンで示された温度から273.15を引けば、℃で示される温度になります。
ちなみに、絶対零度は0K(-273.15℃)です。絶対零度が0℃ですと、
何が絶対なのか意味不明になります。
さて、さらに基本的なお話ですが、質量と重さは違います。
ただ、日常生活では違いを意識することはないと思いますが・・・重量という言葉もありますが、
これは曖昧な表現です。重力は物体が引き合う力であり、重さは物体にかかる重力の大きさを
意味しており、重さの単位は、力の単位であるニュートン(N)で示されます。1kgの物体の重さは、
9.8Nです。Nは基本単位ではなく、1kgの質量を持つ物体に1m/sの加速度を生じさせる力
であると定義することができますので、Nはkg、m、sを用いれば表記できるということです。
質量と重さの違いを理解するためによく言われるのが、「月の引力は弱いので、月に行くと重さが
地球上の6分の1なる」という説明です。質量は物体固有の値ですが、重さはどこの星にいるかによって
変わります。万有引力は距離の2乗に反比例しますので、高度が上がれば重力は小さくなりますが、
地上でも、場所によって重力に違いがあります(遠心力の影響があります)。

重力は何なのでしょうか?古代の重さに関する考えには、勿論、誤りもあるのですが、
単にバカにすればいいというものでもありません。物体の本来の位置を地球の中心とすれば、
地球上にあるものは本来の位置に戻ろうとしているのであり、重力を本来の位置に戻ろうとする力
であると考えることも可能です。本来の位置に戻りたくてしかたない物体は「重たい」ということです。
この考えの素晴らしいところは、「好きだと近づきたくなり、嫌いだと逃げたくなる」などで説明される
ような斥力を排除しているところです。しかし、陰陽的な見方をすれば、
重力には陰はあるけど陽はないといっているようなものであり、
重力に引力はあるけど斥力はないという背景には、何かが隠されているはずです。
このようなことも含めて、現在でも重力の本質は解明できていないのです。
ですから、重力の本質に関して言えば、理解のレベルは今も昔も同じようなものです。

では、質量とは何なのでしょうか?まず、質量は物体の動きにくさ(あるいは止まりにくさ)を表す
値です。光は、初期速度が光速であり、いつになっても光速のまま進むので、質量は0です
(つまり止まりやすさがない)。この機構について説明するために導入されたのがヒッグス粒子です。
質量を持った物体は、ヒッグス粒子によってもたらされたヒッグス場により抵抗を受けて速度を
落とすことになります。一方、質量は、重力を生み出します。こちらについては、ヒッグス粒子は
関係ありません。質量により重力が生み出される機構は重力子という素粒子の交換によるもの
であると考えられていますが、重力子はいまだ発見されていません。
質量には、物体の動きにくさと重力を生み出すという、全く異なる2つの側面があるのです。
実はもうひとつあります。アインシュタインの言った、E=mcです。
質量はエネルギーなのです。
2H+O→2HOという化学反応では、水ができるとき熱が出ます。
つまり、水素分子2個と酸素分子の質量の和より、水分子2個の質量は小さいのです!
ごくわずかなので、通常は同じとみなせばいいのですが、ごくわずかでも
水の質量のほうが小さい分だけ(体積変化の影響を無視)、熱が生まれているのです。

ヒッグス粒子については、実験により質量が約126GeVであるとされています。
eVは、自由空間内で電子一つが1Vの電圧で加速されるときのエネルギーですが、
粒子はエネルギーに比例した質量を持っているということになるので、粒子の質量の単位
として用いることが可能です。Gはギガと読み、✕10を意味します。
陽子の質量は約1GeVですから、ヒッグス粒子はとても質量の大きな粒子なのです。

さらに、質量の大きな粒子がトップクォークです。
トップクォークの質量は約170GeVと言われていますから、なんと
トップクォークは陽子約170個分の質量を持っているのです。
こんなの素粒子であるはずがない!と思いませんか?
原子番号79番の「金」は、陽子が79個、中性子は通常118個あります。
陽子と中性子は似たような質量(電子は無視できる)ですから、トップクォークは金原子並です。
これでも、大きさがなく点であるというのでしょうか?
ちょっと基本理論を考え直したほうがいいのではないでしょうか?

『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』
それは、わたしたちがこの宇宙に存在するためには、わたしたちの宇宙は今のような宇宙
でなければならないからだ。物理を専門とする人がこのような主張をするのですから、
アリストテレスの時代に考えられていた、宇宙の中心に地球があるという考えかたも、
頭ごなしに否定するものでもないのではないでしょうか?


大きな質量の素粒子図:物質を作る粒子(レプトン:e、νe、μ、
νμ、τ、ντ、クォーク:u、d、c、s、t、b)、
力を媒介する粒子(Wボゾン、Zボゾン)、最近
発見されたヒッグス粒子の質量の大きさを高さで
表すグラフ。 トップクォーク(tで表示)は、他の
クォーク・レプトンに比べ極端に重く、Wボゾン、
Zボゾン、ヒッグス粒子と同じくらいの質量。

<出典>素粒子宇宙起源研究機構 トップクォークの質量、ヒッグス粒子の質量(2014年3月)

宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論 (講談社現代新書)宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論 (講談社現代新書)
(2013/07/18)
青木 薫

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2014_11_20


ミランダ (衛星)
“ミランダ (衛星)”. ウィキペディア日本語版. 2014-01-08. (参照 2014-05-11).
ミランダ(Uranus V Miranda)は、天王星の第5衛星。天王星の5大衛星(ミランダ、アリエル、
ウンブリエル、チタニア、オベロン)のうち、最も内側を回る最小の衛星である。
ミランダという名前は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「テンペスト」に登場する
プロスペローの娘にちなんで付けられた。ミランダは表面がほとんど氷に覆われている。
ミランダの内部はメチル基を含む有機化合物や珪酸塩岩によって構成されており、密度は低い。
ミランダの表面には、深さ20km以上に及ぶ巨大な渓谷が縦横無尽に走っており、
つぎはぎのように見える地域では過去に破壊的な地殻変動があったことを示している
(過去に何度もバラバラになって、再び寄せ集まったとされる)。
このような地殻変動の原因は、天王星の潮汐力による作用が大きいと考えられているが、
巨大な質量を持つ天体の接近によって破壊された痕跡も見つかっている。

天王星衛星
天王星磁軸


天王星の回転軸、磁軸はどうしてこれほど傾いてしまったのでしょうか?
また、天王星の衛星であるミランダは、なぜ、痛々しい姿になってしまったのでしょうか?
何か突発的なことが起きたのです。

天文学の進歩した現代では、彗星の軌道はほぼ確定されています(記事24-6 Fig.1)。
氷と塵からなる天体である彗星は、長い楕円軌道で冥王星の外側(エッジワース・カイパーベルト
記事24-6 Fig.2)から太陽に接近します。
しかし、それが分らなかった時代、彗星は恐るべき星であったと思われます。
占星術において、星座や惑星の動きについては知られていたものの、彗星だけは、ある時、
突然出現して、全く理解できない奇妙な動きを見せ、やがて消えてしまうのです。
彗星が、占星術において恐るべき凶星と考えられたのは当然のことといえるでしょう。
彗星のなかには、地球に大接近し、満月ほどの明るさを放ったものもあったと記されています。
当時の人々の恐怖はどれほど大きなものだったでしょうか?
昔の人が、彗星は、様々な災難の予兆であると考えたのは、驚くことではありません。
占い師にとって、こうした彗星の観察と、それが何を意味するのかを研究するのは、重要な
仕事の一つであったのです。現在では、彗星をホロスコープに入れて考えることも可能であり、
2061年にならないと地球に来ないそうですが、ハレー彗星をホロスコープに導入する人もいます。
今では、多くの星占い師が彗星のことなど無視しているのかもしれませんが、
本物の占い師?は彗星の動きに常に着目していることでしょう。
現在、彗星がどのような存在であると考えられているのか知りませんが、
既存の秩序の破壊者でもあり、大きな社会変革の前兆とみることもできるでしょう。
社会変革には良いものもありますが、痛みをともなわないことは稀であり、
彗星は、既存の秩序に固執している人にとって、大きな脅威になるかもしれません。

しかし、彗星にはもうひとつのタイプがあることが分かっています。それが、オールトの雲
(記事24-6 Fig.2)から来ると考えられているものです。オールトの雲はまだ存在が観測によって
確認されたわけではありませんが、太陽系を球状に取り巻いているものと考えられています。
エッジワース・カイパーベルトからやってくる彗星が、ほぼ黄道上を進んでくるのに対し、
オールトの雲から来る彗星は、どの方向からやってくるのか分かりません。
また、周期が200年以上、もしくは一回しかやって来ないので予測ができません。今まで2000個
以上の長周期彗星が発見されていますが、これは発見された彗星の80%以上になります。
短周期彗星は発見前を含めれば何十回、何百回となく回帰しているため、揮発成分はほとんど
失われてしまい、大彗星は少ないのですが、長周期彗星にはその可能性があります。実際は
小さなものばかりで、わたしたちが見る流れ星は、ほとんどが長周期または非周期彗星なのです。
しかし、わたしたちに甚大な影響を及ぼす彗星がやってくるとすれば、このような彗星でしょう。
わたしたちに重大な影響が及ぶ確率は非常に低いものの、無視できるものは数知れず
発生している事象の予想について、科学はその「無力さ」を露呈することになります。
最も分かりやすい例は、東日本大震災です。
小さな無数の地震のなかに、ものすごく低い確率で発生する巨大地震は、
科学(少なくとも現代の科学)では捉えることができません。
事象の発生回数については予測できますが、1試行における重大事象の発生確率を
求めることが困難なのです。そして、その重大事象が
わたしたちの未来を決定的に変えてしまいます。

重大事象確率

2014_05_13


彗星の軌道
惑星の公転軌道は、黄道面と呼ばれる平面にほぼ沿っており、円に近い楕円を描きます。
それとは対照的に、彗星の公転軌道は細長い楕円のものが多く、放物線や双曲線軌道を
描くものもあります。放物線や双曲線の軌道の彗星は、太陽に近づくのは一度きりで
二度と戻ってこない(回帰しない)彗星です。
楕円軌道をもつ彗星のうち、公転周期が200年以内のものは「短周期彗星」、
それよりも長いものは「長周期彗星」と、便宜的に呼ばれます。短周期彗星の大部分は、
ほぼ惑星と同じ黄道面に沿って、惑星と同じ向きに公転しています。
しかし、長周期彗星の軌道は黄道面とは無関係で、公転の向きも規則性がありません。

彗星はどこからやってくるのか
このように惑星とは異なる公転軌道をもつ彗星は、どこからやってくるのでしょうか。
彗星の供給源としては、「オールトの雲」、「エッジワース・カイパーベルト」 の
2つが考えられています。太陽系創成期には、
原始太陽系円盤に存在していた微惑星が合体して惑星が作られたと考えられています。
また、太陽から遠い場所にあった氷と塵は、混在して氷微惑星となりました。
この氷微惑星のうち、大きく成長した惑星によって太陽系の外側へと散らされたものが
オールトの雲に、海王星より外側の領域で惑星の成長途中で取り残されたものが
エッジワース・カイパーベルトになったと考えられています。
オールトの雲は、太陽系の外側・太陽から数万天文単位付近をぐるりと大きく球殻状に
取り囲む氷微惑星の集まりで、長周期彗星はここからやってくると考えられています。
エッジワース・カイパーベルトは、氷微惑星が海王星軌道の外側にほぼ黄道面に沿った
軌道で分布している場所で、短周期彗星はここからやってくると考えられています。
いずれも、それぞれの場所にある氷微惑星が何らかの原因(惑星の引力)で軌道を
変え太陽系の内側へ向かう軌道に変化し、やがて太陽に近づいて「コマ」や「尾」を
持つ彗星へと姿を変えるのです。
このように太陽から遠く離れた冷たい場所をふるさととする彗星は、太陽系が生まれた
頃の惑星形成時の情報をそのまま閉じ込めて、太陽に向かって進んでくるのです。
                                 (自然科学研究機構 国立天文台)









前記事において、彗星により「古代占星術のルーラー」が決められたというお話をしましたが、
「月」はなぜ蟹座にあるのだろうという疑問を持たれることと思います。
これは、「月」の特性というより、蟹座の特性にあります。
今日は、「彗星とはどのような天体か」と説明に必要な図(Fig.1~4)を
引用するところまでで、蟹座の特性については、明日お伝えすることします。


2014_05_10


重力は異次元から作用する弱い力(2010年11月1日 おもいっきり宇宙)
米タイム誌が2007年に選んだ「世界で最も影響力のある100人」の一人が、
アメリカの理論物理学者、リサ・ランドール博士(写真)である。
現在、ハーバード大学、プリンストン大学、マサチューセッツ工科大学の各大学の教授であり、
終身在職権まで獲得している。女性では極めて異例であり、学会における信用度は相当なものだ。
量子力学の世界では、素粒子が、突然、姿を消したり、現れたりする現象が知られている。
実に奇妙な現象であり、長い間、研究者の頭を悩ませてきた。彼女は、それを理論的にも
証明したとして、一躍名をはせた。ランドール教授が有名となったもう一つの理由は、
彼女が、一般的にもわかりやすい説明を得意としている、ということもある。
異次元というキーワードは決して目新しいわけではないが、現実には見えないわけで、
あったとしても、それは微細な空間であると考えられていた。しかし、彼女の理論はもっと大胆で、
異次元空間は無限の広がりを持ち、我々の宇宙と同じ巨大なものである、とした。
つまり、我々の存在する宇宙空間が、異次元の宇宙と隣接しており、消滅したり、
現れたりする素粒子は、別の宇宙空間から行き来しているとすることで説明できると言う。

リサランドール

今、日本で一番有名な女性研究者といえば、小保方晴子さんでしょうが、
世界には、第一人者といえるような有名な女性研究者も存在します。
その一人が、アメリカの理論物理学者、リサ・ランドール博士です。
こちらは本物の科学者です。いや、別に、小保方さんが偽物というわけではないのですが・・・

ランドール博士は、無限の広がりを持つ異次元空間を提唱していますが、
感覚的には理解しにくいものがあります。わたしたちに理解しやすいのは、
下の図のように、第5次元が輪になっているものではないでしょうか?
もし、第5次元が輪であるならば、1~4次元も輪であると考えるべきでしょう。
ただし、1~4次元の輪は巨大です。
(ランドール博士に言わせれば、第5次元も巨大ということになるのでしょう)
ある平面を宇宙に設定し、その平面上のある地点から、平面に対して鉛直方向に進めば、
もとの地点にいつかは戻れるということではないでしょうか?
いや、3次元の輪はもっと複雑なものと考えるべきなのかもしれません。
しかし、時間の場合は、独立した1次元と考えることができるのではないでしょうか。
そう考えると、記事21-6で示した「時間のメビウスの輪」
も単なるフィクションとは言えなくなります。
過去を遡れば、未来から現れるのです。
ただし、メビウスの輪の場合、1周しただけでは輪の裏側にいってしまうので、
もう1周する必要があります。2周しないと元の位置に戻ることはできません。
輪の裏側とは何でしょうか?しかも、上下も逆転しています。
これは理解が困難ですが、素粒子の性質にも似たものがあります。
下の図が説明されている「ヒッグス粒子の発見」のなかには、次のようなことも書かれています。
素粒子のスピン ボーズ粒子 360度でもとの状態に戻る
 フェルミ粒子 360度回しても符号が逆:720度回してはじめてもとの状態に戻る
 ⇒フェルミ粒子から見ると720度対称のような世界


フェルミ粒子というと何か特殊な粒子のように聞こえますが、クォークも電子もフェルミ粒子です。
陽子や中性子もフェルミ粒子ですから、物質はフェルミ粒子で構成されているのです。
(このたび発見されたヒッグス粒子はボーズ粒子です)
このフェルミ粒子は、わたしたちの感覚とは異なり、720度対称のような世界、つまり、
メビウスの輪の世界に存在しているのです。
ああ・・・メビウスの輪から抜け出せなくて♪♪♪

やっぱ、小保方ユニットリーダーの話のほうが面白いかなぁ。
ちなみに、この記事が真実でなくても記者会見は開きませんので、ご了承ください。


異次元の輪

宇宙の扉をノックする宇宙の扉をノックする
(2013/11/26)
リサ・ランドール

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2014_04_09


原始重力波:宇宙誕生時の痕跡観測 米チーム 毎日新聞 2014年03月18日 10時58分
宇宙が誕生直後に急激に膨張したとする「インフレーション理論」を裏付ける直接証拠を
初めて発見したと、米ハーバード大などのチームが17日、発表した。
急な膨張で発生した「原始重力波」の痕跡を検出した。同理論は、1980年代に佐藤勝彦・
自然科学研究機構長や米国のアラン・グース博士らがそれぞれ独自に提唱した。
宇宙創成期の謎を解明する重要な手がかりで、ノーベル賞級の成果として注目される。
インフレーション現在、広く受け入れられている理論では、宇宙は約138
億年前に誕生。その直後に急激に膨張し、火の玉のように
なって大爆発(ビッグバン)を起こしたとされる。その後の
約38万年間は、電子などに邪魔されて光が進むことは
できず、宇宙誕生直後の様子を知ることが極めて困難だった。
チームは、大気が安定している南極に電波望遠鏡を設置。
ビッグバンの名残で宇宙誕生直後から存在するマイクロ波
「宇宙背景放射」を精密に観測した。その結果、マイクロ波
の振動方向の分布が特定のパターンを描いており、原始重力
波による影響と予測されていたパターンに一致したという。

まずは、結果が誤りでないことを願いたいと思います・・・
これは、インフレーション理論の正しさを裏付けるものといえるでしょう。
ビッグバンについては、さらに確信が持てるものになったともいえるでしょう。
インフレーション理論が正しいとなると、誰だって、その前を考えたくなるというものです。
インフレーションを起こした宇宙は非常に高いエネルギーを持った古い真空の宇宙である
ということですが、それはどのようなものなのでしょうか?
その高エネルギーの古い真空の宇宙は何からできたのでしょうか?
もっと高エネルギーなものから生まれたのでしょうか?
輪のようになっていないと、いつまでもその先を考える必要が生まれます。
前記事でエントロピーを考えたので、エントロピーが時間軸上で循環する方法を考えてみました。
結論からいうと、下の図のように、「メビウスの輪」のようになっていればいいのです。
とにもかくにも、エントロピー曲線は、「メビウスの輪」上でつながっています。
図では、○のつながりが奥で切れているように見えますが、輪を裏側から見れば、確かに
つながっています(実際に、帯になった紙に書いて試せば、よくわかります)。
現在のわたしたちは、図のように観察していることになりますが、
この先、わたしたちには、どのように観察されることになるのでしょうか?
現時点から見れば、エントロピーはこのまま増大して、宇宙は終わりを迎えるということです。
現在のわたしたちの立ち位置からすれば、宇宙は一旦「終わり」、そして、再び「はじまる」
ということになるのですが、「メビウスの輪」は切れているわけではないのです。
要は、どこから見るかの問題です。
「メビウスの輪」の長さは不明ですが、宇宙の終わりは意外に近いのかもしれません。
何度も言っているように、現在のわたしたちの位置から見れば・・・です。

神様はすべての側面から同時に見ていて、わたしたちは一方向からしか見ることができないと
したらどうでしょう。しかも、時間についても、わたしたちは逆回りで見ることができません。
図の「宇宙」を「人生」に置き換えてみましょう。
もし、わたしたちが「輪廻転生」しているとしても、
「死んで生まれる」ことには、わたしたちに理解しがたい不思議なつながりがあるでしょう。

「ホレイショー、天と地の間にはお前の哲学では思いも寄らない出来事がまだまだあるぞ。」
(ハムレットより)を文字って、
人間よ、天と地の間にはお前の科学では
思いも寄らない出来事がまだまだあるぞ。
なんてね。


メビウスの輪

2014_03_19


エントロピーは時間の矢の問題を解決しない ~宇宙を織りなすもの(上) ブライアン・グリーン~
基礎となる物理法則は時間反転対称性をもつため、私たちが「過去」と呼ぶものと
「未来」と呼ぶものとを、区別することさえできないのである。(中略)
物理法則には時間の向きを示すものはなく、物理法則は時間の向きを区別しない。(中略)
物理系のエントロピーは、私たちが「未来」と呼ぶものに向かって増大する確率が
圧倒的に高いだけでなく、「過去」と呼ぶものに向かって増大する確率も、
それと同じく圧倒的に高いのである。この様子を図6-2に示した。

エントロピー

エントロピーとエンタルピーを同時に学ぶと、どちらがどちらだったか分からなくなるものですが、
Sと表記され、乱雑さの度合いを示すほうがエントロピーです。
エントロピーは、熱力学的にみると、dU = TdS -PdV が一番分かりやすい表現のような気が
しますが(これでもとても難しい)、本質を完璧に理解するのは簡単ではなさそうです。
理屈はさておき、エネルギーが熱に変わるほど大きくなり、温度が均一になるほど大きくなり、
偏在した物質が拡散するほど大きくなる指標と理解しておけばいいように思います。
コップの水をこぼすと、元の状態には戻せなくなります。そうならないことは絶対にないし、
当たり前のことなのですが、「そんなの当然だろ」と言わないのが科学です。
「なぜエントロピーは増大するのか?」「さあね。」
ということなのですが、逆のことが起きないことは間違いありません(未来永劫とまではいえない)。
この法則(経験則)を熱力学第二法則といいますが、これは未来に向かっている法則といえます。
この法則と時間反転対称性を組み合わせると、上の右の図のような「とんでもない」ことになります。
これは、今、コップに入っている水が、5分前には、床にこぼれていたということをいっています。
これはあり得ません。過去のエントロピーは現在より低いはずです。
そうすると、その過去よりさらに過去のエントロピーは、さらに低くなければいけません。
となると、宇宙のはじまりは、とてもエントロピーの低い状態でなければなりません。
重力の影響力が非常に大きい空間では、均一にガスが広がっている状態がエントロピーの低い
状態であり、わたしたちの経験とは逆になってしまいますが、とにかく、エントロピーが低い
のですから、確率的にありそうもない状態から宇宙がはじまったということになります。
起こりそうなことが起きるためには、とんでもなく
起こりそうもない初期状態を想定しなければ
ならない
というのも、ちょっと不思議な感じがします。
とんでもなく起こりそうにない状態を説明するには、さらにとんでもなく起こりそうにない状態
が必要になるので、究極理論には、「とんでもない偶然」か「見えざる意思」を導入することに
なるのでしょうか?「ゆらぎ」にも限界があるように思います。

陰陽論は、碁盤に黒石と白石を半分ずつに分けた状態(確率的には起こりそうもない状態)で、
宇宙がはじまったといっているようなものです。
陰陽論も、初期状態から遠ざかるにつれて、エントロピーは増大していきます。
ビッグバンと陰陽論は、共通点を持っています。

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(2009/02/23)
ブライアン・グリーン

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2014_03_16


神の数式 第1回 この世は何からできているのか~天才たちの100年の苦闘~
第1回は、「なぜモノに重さ」があるのかという、素朴とも言える問いに挑んできた天才たちの物語。
(NHK ONLINE 初回放送9月21日)

どうでもいいことかもしれませんが、質量は、モノの加速されにくさを表す量で単位はkgです。
一方、重さは、モノにかかる重力の大きさで単位はN(ニュートン)です。
物理の授業ではダメですが、日常では、重さ=質量で問題ないでしょう。
むかしむかし、宇宙がはじまったとき、すべての粒子は光の粒のように光速で動いていました。
ところが、宇宙がある温度以下に冷えると、すべてが海に満たされるような感じで、宇宙が
ヒッグス場に満たされるようになりました。粒子のなかには、ヒッグス場という海のなかで、
抵抗を受けて遅くなるものがありました。この遅くなったものが、質量です。
ヒッグス粒子が見つかるということは、ヒッグス場が存在することの証明になります。
ちなみに、わたしたちが普通に考える物体では、ヒッグス場があることによって加えられる質量は
質量全体の数パーセントくらいでしかありません。後は・・・(専門書を読んでください)

宇宙の真実はどうして、こうもわたしたちの実感とかけ離れているのでしょうか?
研究が進めば進むほど、宇宙の真実は、わたしたちの感じる物理から遠くなっていく感じです。
ここまでくると、宇宙の真実は、もっと人間から遠いのではないかと疑ってしまいます。
ビッグバンによりひろがり続けている空間を宇宙と定義した場合、
他にも、同様の宇宙があってもおかしくありません。しかも、無数個。
宇宙集合体の総和では、物質と反物質は同じ数だけ存在しているのかもしれませんよ。

質量をわたしたちが実感できるのは、重力があるからです。
しかし、この重力が解明できません。
わたしたちには、時間と空間がまずあって、そのなかにモノが存在しているように感じられますが、
物理的リアルとしては、「はじめに時空ありき」ではないのかもしれません。
人間の感覚とは関係なく宇宙の真実は存在し、
宇宙の真実とは関係なく、人間の感じる現実
というものが存在するのです。

「それでも地球は回っている」・・・真実として正しい
「それでも太陽は回っている」・・・現実として正しい

重力とは何か?―宇宙を支配する不思議な力 (ニュートンムック Newton別冊)重力とは何か?―宇宙を支配する不思議な力 (ニュートンムック Newton別冊)
(2013/02/27)
前田恵一

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2013_09_22


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

神津島の天上山は、
神が集う島のなかでも、
特に神の集まるところ。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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