年金:2037年に積立金は枯渇、40代で1000万円の払い損に
 -「定年後の5大爆弾」の正体【2】
(2013年8月22日 PRESIDENT Online)
社会保障論が専門の学習院大学・鈴木亘教授が「現実的な条件」で試算したところ、
厚生年金の積立金が33年、国民年金の積立金が37年に枯渇するという結果に(図5、6)。
それなのに厚生労働省は04年の年金改革で「100年安心プラン」をぶち上げた。
年金保険料を支払う現役世代が減少する少子高齢化を考慮しても100年間は年金制度が
維持できる根拠は「運用利回りを4.1%という高利率に設定しているからです。
それが100年近い期間、複利で回るという試算には無理がある」と鈴木教授。
確かに超低金利が続く今現在、4.1%という運用利回りは机上の空論になっている。
来年も再来年も無理だろう。対して、鈴木教授が前提とした「現実的な条件」とは、
運用利回り(名目利子率)を市場が予測している40年もの国債の利回りにあわせて
2.1%とし、賃金上昇率(名目賃金上昇率)を1.5%(日銀「展望リポート」による
潜在成長率+物価上昇率)、物価上昇率1.0%(04年改正時の想定値)、人口推計は
06年版の新人口推計を使い、物価変動に合わせて年金額を改定する「マクロ経済
スライド」を12年から48年まで適用するというものだ。
年金積立枯渇

年金は破綻するという意見もありますが、本当に破綻してしまう可能性は低いと思います。
なぜなら、年金の支給開始年齢を上げ続ければいいからです。
年金は60歳になるともらえると思っているかたが、今でもおられるようですが、
国民年金(厚生年金では基礎年金)は、既に65歳支給になっています。
そして今、厚生年金の本体(報酬比例部分)について、65歳支給に向けて、
支給開始年齢が2年で1歳ずつ上がっています(女性の場合は、5年遅れ)。
60歳までなら繰り上げて受給することが可能ですが、65歳より前に受け取ると、
受給率が一生減額されます(基礎年金の場合、60歳受給で70%になります)。
下の図(左)を見て、そうか、僕は65歳にならないと年金はもられないのか?
と思ったかたがおられるかもしれませんが、きっとそうはならないでしょう。
昭和38年生まれ以降の人にとっては、
65歳でもらえる保障はどこにもありません。

この後も、70歳まで支給開始年齢が引き上げられる可能性が高くなっていますが、
それでも、今の若い人は、70歳でもらえることさえ確定したわけではありません。
なぜ、このように厳しい状況になっているかというと、年金の積立金が減少していて、
このままでは枯渇する恐れがあるからです。
積立金がどのくらいもつかは、どのくらい税金を投入するか、子供がどのくらい生まれるか、
賃金がどのくらい上昇するかということなどが重要になります。
税金の投入については、前記事を見ていただければお分かりのとおり、増額は厳しい状況です。
出生率については2012年で1.41であり、今後、1.5を越えることは難しそうです。
賃金の上昇については、今年はよかったというかたもおられるでしょうが、長い目で見れば、
大きな上昇率は期待できません。もう日本に、高度経済成長が訪れることはないからです。
最後に問題となるのが、運用利回りです。長期的に見れば、年金の運用利回りは
長期国債の利回りと同じであると考えるべきなので、厚生労働省の「100年安心プラン」で
想定している4%はあり得ない数字です。もし、長期国債の利回りが4%になれば、
国債の金利の支払いで、国家財政のほうが破綻するでしょう。
単純に考えて、1000兆円の借金で2%の金利上昇は、年間20兆円の負担増です。
毎年、20兆円の負担が増えれば、国家予算が組めなくなってしまいます。
どうして超優秀な国の役人が、
こんな簡単な算数ができないのか?
不思議ですねえ。

年金収益率


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2014_05_03


6月電気代日銀展望、16年度物価2.1%上昇 2%目標の
道筋堅持
(4月30日 日本経済新聞web刊)
消費者物価指数(CPI)の上昇率見通しは、
15年度をプラス1.9%、14年度をプラス1.3%とし、
前回リポートの中間評価を示した1月時点から
据え置いた。経済情勢については、物価変動を
差し引いた実質の国内総生産(GDP)の
前年度比伸び率を、16年度1.3%増、15年度
1.5%増、14年度を1.1%増と見込む。13年度は
2.2%増と1月時点の2.7%から引き下げた。
日本経済は「基調的には潜在成長率を上回る
成長を続ける」と見通した。
先行きの金融政策については2%の物価安定
目標の実現を目指し「安定的に持続するため
に必要な時点まで『量的・質的金融緩和』
を継続する」とこれまでと同じ表現を繰り返した。


電気・ガス代の上昇で物価を上げることに、
どのようなメリットがあるのだろうか?


「中長期試算」から読み解く本当の財政の姿 (2月10日 日経ビジネスONLINE)
「2015年度に基礎的財政収支の赤字を半減」に黄色信号
第1は、「成長率の前提」である。中長期試算は「経済再生ケース」と「参考ケース」の2つ
を掲載している。経済再生ケースは、アベノミクスが目標とする高い成長率(2013~22年度
の実質成長率が平均で2.1%)を前提とする。一方、参考ケースは慎重な成長率(同期間の
実質成長率が平均で1.3%)を前提としている。このうち、現政権が「基本シナリオ」に位置
づけているのは、前者の「経済再生ケース」である。
この「経済再生ケース」が前提とする成長率は楽観的である。ここ10年間(2003~2012年度)
の実質GDP成長率の平均は0.8%程度。経済再生ケースの成長率はこれより1.3%ポイント
も高い。2013年度の実質GDP成長率は2.5%程度になるとの予測が多いが、
これは、2012年度に10.2兆円の経済対策(補正予算)を打ったためである。
このため、経済再生ケースの成長率に対して、非現実的との指摘が多くなされている。

財政収支

経済成長率1%でも、ハーフハーフでしょう。
どちらにしても、2020年黒字化なんて無理。


財政試算が示す50年後の日本 (4月28日 NHK NEWSweb)
試算では、まず、経済成長率は、実質で2%程度、名目で3%程度として、成長が続くこと
を前提としています。今後の人口減少で労働力人口も減って、成長力の鈍化が懸念される
なか、高めの経済成長を前提としていると言えます。
また、政府が「基礎的財政収支」を2020年度に黒字化する今の財政健全化目標を達成
することも前提となっています。この財政健全化目標、実はことし1月の経済財政諮問
会議で、内閣府がこのままでは2020年度時点での国と地方を合わせた収支が
11兆9000億円程度の赤字となって目標は達成できないという試算を示しているので、
この前提のハードルも高いのです。

債務残高

普通に考えて、採れる策といえば、
大増税?もしくは、社会保障費の大幅削減?
確実に、マイナス成長に陥るでしょう。
沈没してはいないけど、既に操舵不能か!?
ちなみに、「兆」の次の単位は、「京(けい)」だそうです。一京(計)を案じるなってか?
2014_05_01


電気・ガス、5月から大幅値上げ 09年以来の最高額に (3月29日 朝日新聞デジタル)
大手電力10社とガス4社は28日、5月の電気・ガス料金を発表した。消費増税や、
燃料価格が高くなった影響で大幅値上げとなり、全14社が今の料金算定の仕組みを始めた
2009年5月以来の最高額となる。上げ幅が最大の東京電力では「平均的な家庭」の料金が
4月より430円高い8541円となり、初めて8500円を超える。
全社そろっての値上げは4カ月連続。電力は4月に比べ322~430円、
ガスは199~279円と大幅に上がる。東京、関西、中国、沖縄の4電力が8千円台となる。
消費増税分が上乗せされるのは電力、ガスとも4月に使った分を検針して請求される5月分から。
この影響が最も大きい。液化天然ガス(LNG)の輸入価格が上がった分の値上がりもある。
電力は、再生可能エネルギーを普及させるために電気料金に上乗せされる「賦課金」が、
今の平均108円から225円に倍増する影響も加わる。

天然ガス価格

縦軸の数字をよく見てください(図をクリックすれば拡大されます)
この差は何?電気代が上がるのも当然です。ジャパンプレミアムはどこまでいくのか?
もしあなたが、熱や電気を大量に必要とする工場を経営していたら、アメリカに行きませんか?
オバマさん、助けて!!!
いや、アメリカとしてはこのまま価格差を維持しておきたいところでしょう。

行き着く先は年間20万余の孤立死 (ブック・アサヒ・コム)
これまで日本社会は、家族を標準単位として、社会福祉等の制度を整備してきた。
だが周知のように、現在「シングル(単身)」つまり配偶者のいない人が急増している。しかも、
その多くが積極的に選択した結果というよりも、望んでも結婚できない人である点が問題だ。
とりわけ男性は所得水準が家族関連行動に直結するため、低収入の場合は「結婚しにくい」「離婚
しやすい」「再婚しにくい」の三重苦となる。この傾向は、1990年代以降顕著となってきている。

「家族」難民: 生涯未婚率25%社会の衝撃「家族」難民: 生涯未婚率25%社会の衝撃
(2014/01/21)
山田昌弘

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孤独死を心配するより、
今を生き延びることを考えたほうが賢明でしょう!


2014_04_21


ガソリン価格レギュラーガソリン 増税で値上がりへ(3月27日 NHK NEWSweb)
ガソリンの価格は、消費税と地球温暖化対策税の増税によって、
来月1日からレギュラーガソリン1リットル当たりおよそ5円、
値上がりする計算となります。
石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売り
価格は今月24日時点で3週連続で値上がりしており、
全国平均で1リットル当たり159円となっています。
4月1日からは、これに消費税率の引き上げ分とガソリンなど
の化石燃料に課税する地球温暖化対策税の増税分として
1リットル当たり0.25円が上乗せされます。
ガソリンの価格は、原油価格や為替レートの動向などに
よって決まりますが、今月24日の1リットル当たり
159円で計算しますと、4月1日から4.8円の値上がりとなり、
163.8円となります。高止まりが続くガソリンの価格の値上がり
で、家計にとってはさらに負担が増えることになります。
(↑図をクリックすれば、鮮明に見えます。)

消費税値上げ後の景気動向は全く読めませんが、第3の矢である「成長戦略」はどこに
いってしまったのでしょうか?安倍さんは、「デフレが悪い」と言っていましたが、
国内産業が潤わないインフレなら、
デフレのほうがまだましです。

ガソリン代、灯油代、電気代、ガス代が上がって、国内で何かいいことがあるでしょうか?
食料品の物価が上がっているのも、輸入品の値上がりが大きな要因ですから、
物価の上昇分が、国内産業の活性化に貢献しているとは思えません。
消費者は、エネルギー、税金、社会保障費については、いやいや支出しています。
最近、高くなったなあと思うものは、強制的に支出せざるを得ないものばかりであり、
「ちょっといい服買ってみようか」という積極的消費とは全く異なります。
エネルギー価格の上昇には、まだ問題があります。
それは、家計の消費支出に占めるエネルギー費の割合は、年収の低い世帯ほど大きいことです。
年収が高い世帯では、家計の消費支出に占めるエネルギー費の割合はあまり高くないので、
ガソリン代が高くなろうと、灯油代が高くなろうと、あまり影響を受けません。
一方、生活が苦しい世帯ほど、エネルギー価格の上昇が骨身にしみることになります。
こうなれば、少しでも安いものを探して買わざるを得なくなります。
エネルギー価格の上昇には、まだまだ問題があります。
車なしで生活できないのは、田舎に住んでいる人であり、
灯油を大量に必要とするのは、寒冷地に住んでいる人です。
そして、これらの地域には、年金暮らしのお年寄りが多く、
安倍さんがいくら「賃上げ」を叫んでも、そんなことどうでもいいことです。

一般消費財を製造、販売している企業ができることは、やっぱり「価格を下げること」です。
少し安くしただけでも、消費者の反響はとても大きなものになります。
企業は、価格を下げた分、販売量を増やすことで収益を確保しようとします。
この競争に負ければ、企業は倒産や廃業に追い込まれます。
そして、競争に勝った企業も、利益が増えたわけではなく、いつ負け組の仲間入り
をするか分かったものではないので、ハッピーにはなれません。
市場は安倍さんの「成長戦略」に失望しはじめていますが、最大の問題は、
「誰が何をしても結局はダメなのではないか?」
と思えることです。
まずは、日本経済に、どの程度増税に耐えうる力があるのか、試される時が近づいています。


消費者物価指数

2014_03_28


住宅ローン返済中に他行の金利が下がったら PRESIDENT 2013年4月15日号
「消費増税」家計の緊急対策 (2月8日 PRESIDENT Online)
あまり知られていない住宅ローンの見直し方の一つに「金利交渉」がある。金利交渉とは、
現在借りている住宅ローンの金利について、銀行に金利をまけてほしいと交渉すること。
最初にこういう条件で借りると契約しているのだから、それを変えてほしいと頼むのは、
今までは禁じ手だった。しかし、ここ数年、金利交渉が成立するケースが出てきたのは、
「銀行間の競争」が激化したためである。住宅ローン市場の競争が激しくなり、新規ローンの
割引幅が大きくなってきたことで、新たなローンのほうが金利が低くなり、次々と別の銀行へ
借り換えをする顧客が増えたのだ。銀行にとって
住宅ローンを借りてくれる個人顧客は、おおむね真面目に返済してくれる優良顧客である。
よその銀行に借り換えられるよりも、金利を下げても残ってほしいと考える銀行が出て
きたということだ。銀行にとってみれば、新規ローンの獲得と同様、借り換えローンの獲得、
他行への借り換え防止は、営業上重要な事項。
そこで最近では、「内緒ですけれど、割引幅を大きくしますから、借り換えせずに当行を
引き続きご利用ください」と、銀行のほうから割引提案するケースも徐々に出てきている。

金利交渉

高い金利を払い続けるなんて、ばかばかしいわけで、誰でも金利を少しでも低くしてもらいたい
わけですが、金利が銀行の利益ですから、敵もそう簡単には「わかりました。」とは言いません。
粘り強い交渉が必要です。「借り換え」を前提にして、「ダメもと」で現在借りている銀行と
「金利交渉」をすれば、自信を持ち、落ちついて交渉できると思います。
借りているほうが低い立場に立っていると考える必要はありません。

さて、話は全く変わりますが、「今後、金利は上がるか?」と「今後も宇宙は加速膨張し続けるか?」
はどちらが解決する可能性が高いでしょうか。これは、明らかに後者です。
前者は、いつになっても分かる可能性はありません。どんなに宇宙理論に詳しい天才が、
経済のデータをもとに今後の金利を予想しても、当たったりはずれたりするでしょう。
宇宙に比べて人間活動などちっぽけなものですが、
人間活動の複雑さは宇宙より桁違いに大きい!
のです。とはいえ、今まで分からなかった宇宙の神秘を知ることができるようになってきているので、
素人でも、とてもワクワクします。最近は、ネット上に、
大学の先生が素人にも分かる?ように、情報を提供してくれることは、ありがたいことです。
特に、東京大学は情報発信に力を入れているように思います。
次の記事以降で、下の本を書かれている東京大学教授の浅井先生の資料を引用させて
いただこうかなと思っています。
やっぱ大学は、東京大学なのでしょうか?
・・・さんが博士号をとった早稲田大学ではなく。

ちょっと嫌味でした。でも、ホリエモンはもっとストレートです。
「東大以外の大学に通ってる大学生に言える一言ってありますか?」に対して、
はやくやめた方がいいね。金の無駄。
だそうです。真偽はともかく、歯切れはいい。

小保方さんショック、母校・早大の人気に影響か 悲願の医学部設立にも…


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2014_03_26


住宅、頭金ゼロにリスク 2割ためて返済に余裕(3月19日 日本経済新聞Web刊)
マイホームを購入する際、頭金をあまり用意せず、ほぼ全額を住宅ローンで賄う人が増えている。
低い金利水準、手厚い住宅ローン減税など、いま家を買いたくなる要因は多い。
自己資金に余裕がないまま多額のローンを組めば、将来、返済負担で身動きが取れなくなる
リスクがあることはよく認識しておきたい。
変動金利
出典:マネー報道 MoneyReport 2014-03-01の記事

記事3-9でも住宅ローンについて書きましたが、住宅ローンが返せなくなる人で溢れる時代が
本当にやってくるのでしょうか?今後の日本を占ってみたいと思います。
確率的にいえば、今後も、お金がだぶついて、金利の低い状態が続くと考えるのが普通でしょう。
しかし、過去を見れば、起こりそうもないことが起きることで歴史が創られていることは明白です。
自然科学でも同様です。突然変異が生物の進化を引き起こしているのです。
住宅ローンの場合、固定なら安全だという人がいますが、本当にそうでしょうか?
そのような人は、景気がよくなって、金利が上昇していくような状況を想定しているのでしょうか、
それとも、国債が信用されなくなって、金利が上昇することを想定しているのでしょうか?
わたしはどちらも起きないのではないかと思っています。
ここでは、想定外を想定してみましょう。
シェールガス革命により、アメリカはエネルギーを輸入しなくてもよい国に
なろうとしています。つまり、アメリカは世界を守る必要がなくなったのです。
アメリカは国外に何が起きても、軍事力を行使しなくなるでしょう。
大統領が軍事力を行使しようとしても、国民から大反対が起きて動けなくなります。
「国民に関係のないことに無駄な金を使うな!」ということです。
中国海軍は今年に入って、東インド洋で単独演習したことを公表しています。
中国が直接、日本を攻撃することはないでしょう。メリットがないからです。しかし・・・
ある日、突然、中国が中東と日本を結ぶ航路(船)のどこかで、海上封鎖を行うのです。
中国は軍事力で、中東の石油が日本に入らないようにするのです。
一方、中国は、アメリカのガスやオイルが日本に入ることは妨害しません。
しかし、原油の市場価格は10倍にはなっているでしょう。
1年もたたないうちに、日本は国内で備蓄した石油を使い切ってしまいます。
アメリカは困らないどころか、原油(シェールオイル)を輸出して大もうけができます。
食糧価格も急上昇し、食糧の輸出でも、大きな利益を得ることができるでしょう。
アメリカと中国の利害は一致するのです。
安倍さんは、集団的自衛権の行使ができるよう憲法解釈を見直そうとしていますが、
アメリカ軍が動かなければ、自衛隊にできることなど限られています。

原油価格が10倍になったときの日本経済を想像してみてください。
3年後、ついに動き出したアメリカ軍をみて、中国は海上封鎖を解除します。その間、
日本は、ハイパーインフレに陥ります。
物価はあっという間に上がりますが、給料はすぐには上がりません。
普通の人の給料では、食べていくことが難しくなるでしょう。
多くの国民は貯金を切り崩しながら、なんとか生きていくしかありません。
金利は急上昇します。しかし、固定金利であれば安全といえるでしょうか?
食料費だけでも、給料では足りなくなっているのです。そのとき・・・
借金をしている人の多くは破産するでしょう。

東日本大震災は、日本が地震国であることを再認識させる機会となりました。
改めて言うまでもなく、日本は資源のない国なのです。
そんな「起こりそうもないこと」、起きるはずがないと言うかもしれません。
そう、わたしが話しているのは、「起こりそうもないこと」なのです!
誰が、断言できるでしょうか?
「ブラックスワンは絶対に現れないと」


ブラックスワン
出典:ようこそ郡山市立小泉小学校へ 黒鳥がひさびさにやってきた 平成20年1月5日(土)

ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
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韓国の「88万ウォン世代」は、日本の若者の未来の姿?
週プレNEWS 9月26日(木)18時10分配信
京郷新聞の徐義東東京支局長は、グローバル化の進行が韓国社会を疲弊させていると言う。
「李明博前政権は国民所得2万ドル達成を目標に掲げたが、それを達成するために韓国が
北東アジアの経済ハブになる必要があるとして、国内の規制を緩和。その結果、
社会人も大学生も日々競争に明け暮れ、国内ではさらなる格差と貧困が広がりました。
特に韓国の若い人の痛みが激しいことを心配しています。
その代表が『88万ウォン世代』と呼ばれる、定職を持たず月に平均88万ウォン(約8万円)
で暮らす若者たちです。当然、彼らは結婚もできません。
地域で生まれ、地域の学校を出て、地域で結婚して一生を終える。
今や、そんな暮らしが韓国では難しくなっています」(中略)
グローバル化は、言い換えれば競争相手が世界中に広がること。
勝ち組は今以上に勝ち、負け組はより悲惨に……。現在の日本の“格差社会”は、
まだまだ序の口かもしれない。(9月27日 YAHOO!JAPANニュース)

わたしたち日本人はもっと韓国の実情を見ておく必要があるのかもしれません。
日本の内需は韓国より大きいので、置かれている立場が少し違うのですが、
高齢化、人口減少、経済低迷が続けば、日本も韓国経済の規模に近づいていきます。
韓国は今や、世界に通用する工業製品の大量生産国ではなく、不幸の大量生産国です。
日本にとって、韓国は見習うべき反面教師です。
「恐竜型巨大組織が衰退する前に、創造的個人が活躍できる時代を創ること」
こそが、日本の生きる道なのです。
韓国の工業には、日本のような中小企業という広い裾野がありません。
恐竜型巨大組織も数が少ないので、何かあれば、絶滅の可能性だってあります。
少し前に世界の携帯端末市場を席巻していた2大メーカー、カナダの「ブラックベリー」と
フィンランドの「ノキア」が、そろって自力での再建をあきらめる時代です。
恐竜はもっと大きな恐竜に食べられて、あっという間にいなくなります。
韓国のさらに悪いところは、みんなが同じ方向を目指す国民性です。
当然ながら、激烈な競争になり、敗者を大量生産します。
不満のはけ口は、反日ぐらいしかないでしょう。
今のような時代は、結果を先に求めないことが大切だと思います。
結果を先に求めると、いきなり競争に勝たなければならなくなりますから。
(知的な、芸術的な)楽しみを先に考える。
そのいい例が、超弦理論ではないかと思います。
結果(この場合、実験・計測結果です)を先に求めようとしてはいけません。
まずするべきは、美しさ(この場合、数学的美しさです)に魅せられて、研究をすることでしょう。
(このような試みには、絶対、批判者が現れるものです。とはいっても、既に超弦理論は主流派
でしょうから、研究は超競争状態でしょう。)
これから日本人が目指すべきは、恐竜時代における、小さくて弱いけど賢い哺乳動物の
ような存在なのではないでしょうか?
これからも、しばらくは、恐竜の時代が続くでしょうが。

大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)
(2013/08/21)
大栗 博司

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大規模オンライン講義「MOOC」は、世界中の若者に就職のチャンスをつくれるか
こんな世界を想像してほしい。アフリカの最貧国で育った若者。
近くには学校もなければ、紙の教科書などを買うお金もない。
ただ唯一あるのは、安価だがしかし高性能のスマートフォンと、高速の4Gコネクション。
その若者は、オンライン学習プラットフォームを通じて、アフリカにいながらにして
世界最高水準の教育を受けることができる。そして数多くの大学の学位を引っさげて
世界中の競争を勝ち残り、アメリカからオンラインの高給の仕事を手に入れる。
こんな世界はもうすぐそこまできているのだ。 (8月22日 WIRED.jp)

一般的に、リアルなものをはじめるには大きな初期投資が必要であるのに対し、
バーチャルものは、少ない初期投資で手軽にはじめられます。
運転資金についても同様で、バーチャルものは継続コストも低い。
つまり、バーチャルは安上がりなのです。
そして、これは価格にも反映されることになります。
ハーバード大学やスタンフォード大学だって、オンライン教室だから無料でできる
わけですし、実際の教室では何百万人もの受講者を集めることはできません。
バーチャルな世界が開かれたことによって、お金がなくても、意欲さえあれば、
個人が勉強する道は開かれているのです。

新事業をはじめる場合、初期投資にいくらかかるかはとても重要です。
個人の場合、これは儲かると思っても、投資資金を確保することは容易でありません。
リアルものをはじめるには、個人より、資金の豊富な企業のほうが断然有利です。
しかし、ネット上で何かをはじめる場合、個人でも企業と肩を並べることが可能です。
企業の場合でも、バーチャルな世界では、
企業が持っている組織力ではなく、社員個人の力に頼る部分が大きくなります。
バーチャルな世界では、リアルの世界ではみられないような劇的な変化が
瞬時にして起こる可能性があります。
会議ばかりして何を決定するにも時間のかかるような組織より、
独りでなんでも決めることのできる個人のほうが有利なこともあります。
これからは、個人の力が試される社会と言えるでしょう。
ただし、ノーマルなことをしていれば、激しい競争になります。
V2R(バーチャルでイメージを高めてリアルを売る)が基本になるわけですが、
誰かが今までにない新しい道を開いてくれるような気がしています。
そのひとつとして、V2Vがあるような気がします。(多分、明日に続く)

Personal MBA――学び続けるプロフェッショナルの必携書Personal MBA――学び続けるプロフェッショナルの必携書
(2012/08/10)
ジョシュ カウフマン、Josh Kaufman 他

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竹田城跡のイメージキャラを公募 朝来市商工会青年部
兵庫県の朝来市商工会青年部は、全国的に知られる観光名所となった国史跡・竹田城跡
(同市和田山町竹田)のイメージキャラクターの公募を始めた。最優秀賞には賞金10万円
を贈るほか、11月10日にJR竹田駅周辺で開かれる「全国お城ふぇすたin朝来」で
イラストがお披露目される。(9月7日 神戸新聞NEXT)

竹田城跡は天空の城(天空の山城)として知られているが、只今、イメキャラを募集中。
イメージを高めるには、写真(動画)、ネーミング、イメキャラは三点セットでしょうか。
後は、コラボ。「出石そば」と「城崎温泉」(冬はカニづくしです!)を並べておけば、
近畿圏の人ならちょっと行ってみようかと思うでしょう。
「冷え込んだ朝、いざ天空の城へ。昼は出石そば。夜は城崎温泉。贅沢な一日。」
ストーリー性は、なぜか人の心を打ちます。
バーチャルな世界は、リアルな世界より簡単に作成できるので、膨大に拡がっていきます。
そのなかで注目してもらわないといけないわけですから、
「これはすごい!」と思わせるような、他より相当抜きんでている何かがないといけません。
リアルに引き込むためのバーチャルを成功させようと思えば、リアルの素材がよくないと、
いくらうまくバーチャル化しても、人々に注目されるようなものにはならないでしょう。
まずは、R2V(製品の場合は、はじめからバーチャル戦略を考慮に入れた
商品開発を行うということです)、そしてV2R。
「眼下に広がる雲海。そびえ立つ天空の城。」
これを必ずリアルで見られるとは、誰も思いません。
それでも、バーチャルのよいイメージを持って、リアルを楽しむことができるのです。
これはあくまでも「R2V、そしてV2R」の一例です。
わたしは兵庫県の観光事業に携わっているわけではありませんので、念のため。
ちなみに、宣伝の意図のない宣伝はいい宣伝になります。



2013_09_19


非正規の若者6割「就活やり直したい」 収入などに不満
派遣やアルバイトなど非正規で働く若者の約6割が「学生に戻れるなら、就職活動をやり直し
たい」と考えていた。正社員と比べると能力を高める機会や給与の差があり、将来どのように
キャリアを積み上げていこうかという設計が立てづらいからだ。 (9月17日 朝日新聞デジタル)

どの企業でもいいから正社員になればいいというものではないでしょうが、どの企業でも、
非正規でずっと働き続けていれば、不利な立場におかれたままでしょう。
しかし、現状は、非正規の人が正社員になれないだけでなく、正社員で離職した人が、
正規の職を得られず、非正規労働者になっているのが現状です。
政府は、正社員を解雇しやすくすれば、企業は社員を解雇できないという大きなリスクを
負わなくてよくなるため、より多くの正社員を採用するようになると考えているようですが、
正社員を大量採用してくれるような成長産業とは、一体どのような産業なのでしょうか。
非正規をやめて正社員を採用することにメリットがなければ、企業は、コストの高い正社員
の数を無理に増やすことはありません。
正社員を解雇しやすくすれば、40歳以上の社員のリストラを進めるだけでしょう。
グローバル競争に勝つためには、コストの増加要因になる日本人の正社員はできるだけ
少なくしたいのです。
正社員を増やすためには、地道なようでも、
国内需要を創造していくより他に道はないのです。
その可能性のひとつが、R2VとV2Rであるとわたしは考えています。
Business to Business(企業間取引)を、BtoBもしくはB2Bというので、
それにならって、Real to Virtual、Virtual to Realをそれぞれ、R2VとV2Rと表記してみました。
そういう言いかたはあまり一般的ではないようですが、似た言葉に、O2Oというのがあります。
Online to Offline、つまりネット上で先に販売促進のキャンペーンなどを実施し、
店舗に顧客を誘導しようとする戦略です。
スマホの普及に伴い、最近特に、O2Oが注目を集めるようになりました。
ただ、O2Oというと単にネット上で集客するというイメージがします。
一方、V2Rは、リアルをネット上に、リアリティを失わないように再現するというイメージです。
なお、V2Rには、R2Vが必要になります。(多分、明日に続く)

ネットからリアルへ  O2O(オー・トゥー・オー)の衝撃 決済、マーケティング、消費行動……すべてが変わる!ネットからリアルへ O2O(オー・トゥー・オー)の衝撃 決済、マーケティング、消費行動……すべてが変わる!
(2013/07/11)
岩田昭男

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2013_09_18


モバイルカード決済スクエア読み取り機をローソンが販売
ローソンは6日、モバイルでのクレジットカード決済サービスとなる「スクエア(Square)」
の専用カード読み取り機「Squareリーダー」の販売を開始した。ローソンストア100を除く
全国約1万店舗で取り扱う。
同サービスは、米スクエア(Square)が5月から日本で提供を開始したが、これまで
「Squareリーダー」はスクエアのWebサイトかApple storeでしか販売していなかった。
コンビニでも取り扱うことで、スクエアの普及拡大が見込まれる。価格は980円だが、
パッケージに同梱されるボーナスカードを使って手続きすると1000円が振り込まれる特典
(ボーナス)付きのため、実質無料で入手できる。 (8月6日 ASCII.jp)

このようなサービスが拡がると、個人間での売買が活発化する可能性があります。
バーチャルな世界においても、安心で簡単な決済方法の確立が重要です。
ネット上に自分のクレジットカードの番号を入れることには不安を感じるものです。
簡単な決済方法が確立されれば、バーチャルショップで買い物をするだけでなく、
自分も何かを売ることができるようになるでしょう。
スマホとクレジットカードを使って決済をするというのはいい方法かもしれません。
バーチャルな世界を楽しむには、画面が広くて、多くのウインドウを開くことができるパソコン
のほうが適しているでしょうが、それでも、そのときスマホもあったほうがいいのです。
スマホがあると、LINEを使って友達と連絡をとりながらバーチャルな世界を探検できますし、
問い合わせの電話もできます。写真を送ることもできます。
スマホ+クレジットカード決済が普及すれば、なおさらです。

決済の話ばかりしましたが、まずは、
誰もが参加できるバーチャルな街づくり
を進めるためのプラットフォームが必要になります。
みんなが訪れたくなるような空間って、どんなイメージなのでしょうか?
リアルな街と同じで、まずはブラブラしているだけでも楽しいことが大切です。
バーチャルな世界でもスマホを片手に。
いよいよ、スマホの電池切れが心配になりそうですね。

マルチデバイス対応 cheero Power Plus 2 10400mAh (シルバー) 大容量モバイルバッテリーマルチデバイス対応 cheero Power Plus 2 10400mAh (シルバー) 大容量モバイルバッテリー

cheero mart

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2013_09_17


FXの年間取引高、2014年に4000兆円の見込み
個人投資家向けの外貨売買金融商品「FX」市場が回復傾向にある。2013年3月期の市場
規模は1兆321億円、口座数は415万口座、年間取引高は2488兆1086億円だった。
(9月3日 Business Media 誠)

外国為替取引で、実際に円とドルの通貨を交換していたら、
実需筋とリアルマネーの取引だけになるのではないでしょうか。
バーチャル取引というと、架空の取引という意味で使用されていますが、
本来、キーボードを叩くだけ(スマホなら指でタッチでしょうか)の取引というのは、
電気的な信号を送っているだけですから、完全にバーチャルな世界です。
バーチャルな世界では、個人のできることは飛躍的に高まります。
外為市場において、日本の個人投資家の動きは無視できないものになってきていて、
金融については、日本は、既にバーチャルな世界の先進国といえるでしょう。
金融はバーチャルな世界の一例に過ぎないのですが、
バーチャルな世界の危険性を説明するのには、いい例です。
わたしたちは、いくらお金が欲しいと思っても、今より10倍働くことはできません。
でも、FXなら10倍稼ぐことは可能です。実際、億単位で稼いでいる人もいます。
しかし、短期的にみればFXはゼロサムゲームですから、得した分は誰かが損しています。
100倍稼ぐことが可能だということは、100倍損をする可能性もあるいうことです。
FXを職業にできる人はそれほど多くはないでしょう。

これから生まれるであろうバーチャルな世界では、状況はもっと複雑です。
サイバー空間がネットゲームだけなら、危険性としてはネトゲ廃人だけです。
なぜ、ネトゲ廃人はそれほど問題でないかといいますと、
「お前、ちゃんと働けよ」ということになり、リアルな世界に引き戻らされるからです。
ところが、バーチャルな世界のみで生計を立てる
ことができる人が増えてくると状況は変わります。
「お前、最近、全然見かけないけど何してるんだ。」「おれ、ショップの店員になったよ。」
「店って、一体どこの。」「バーチャルショップだよ。」
こうなってくると、本当に、自分がどの世界に生きているのかがわからなくなってきます。
「あまりバーチャルな世界にのめりこまないほうがいいんじゃないか?」
「お前こそ、いつまでザイオンに居続けるつもり
 なんだ!そのうち、滅ぼされるぞ。」


マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
(2013/08/07)
キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン 他

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2013_09_16


今は明治維新並みの転換期、リアルとバーチャルの境界が溶け出す
CEDEC 2013基調講演から
2013年8月21から23日まで横浜市で開催されているゲーム開発者向け会議「CEDEC 2013」。
初日の基調講演は「クリエイターと社会のつなぎ方~アイディアをリアルに」というタイトルで、
クリエーターのエージェント業務を手がけるコルク代表取締役社長の佐渡島庸平氏と、
AR(拡張現実)の開発ユニット「AR三兄弟」の川田十夢氏が登壇した。
(8月22日 日経BPネット PCオンライン)

バーチャルというと、現実とはかけ離れた世界と思われがちです。
わたしがネット上のFX会社のサイトで、10万ドルのドル買いをしたとします。
わたしの現実に何が起きたというのでしょう。キーボードを叩いただけです。
現物のドル紙幣を手にしているわけではありませんから、すべては架空なのかもしれません。
でも、現実に、1円円安になると約10万円得をしますし、1円円高になると約10万損を
します(スワップやスプレッドについては無視しています)。
円買いドル売りはもっと意味がわかりません。持っていないドルを売るのですから。
でも、web上での操作は簡単です。「売」「買」のどちらかをクリックするだけですから。
一般的には、このような取引はバーチャルとは言いません。
なぜなら、信用できるからです。では、「信用」は、実体として何かがあるでしょうか?
信用こそが最大のバーチャルなのですから。
みんなが信じていれば、それは「リアル」と呼ばれるのです。
なぜ、物質世界が「リアル」であるといえるのでしょうか。
それは、みんながそうであると信じているからです。わたしたちの時代が、後世、
「物質がリアルであると信じられた時代」
として語られることがないと、誰が断言できるでしょうか?
後世の人は言います。「物質がバーチャルであることが
わかったのは、実はつい最近のことなのです。」

物語の世界が、物質世界より現実味のある世界だと本気で思えば、
物語の世界はフィクションではありません。
今後、サイバー空間は、もっと「バーチャル(=現実と等価の意味を持つ)」になるでしょう。
源氏物語は、当時の人にとっては、「バーチャル」な世界だったのではないでしょうか。
完全に、物質社会に慣れきったわたしたちにとっては理解しにくいことですが・・・

源氏物語 01 桐壺源氏物語 01 桐壺
(2012/09/13)
紫式部

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2013_09_15


バーチャル通貨、中国でブームが加速-米当局は調査強化
ビットコインは、さまざまな商品やサービスをオンライン上で購入する際に使うことができる。
米当局はビットコインを扱う新興産業を対象とする新たな規制が必要か判断するため調査を強化。
これがビットコインの将来に影を落としているが、中国の仮想通貨産業は拡大している。
(8月21日 ブルームバーグ)

中国ではなんでも投機対象になるようですが、そういう話はおいておきまして、
バーチャル通貨はバーチャルという言葉の意味を理解するのに、よい例です。
バーチャル通貨は、本物の通貨と交換可能である限り、実質上の通貨価値を持っています。
交換レートが変動しすぎて、通常の経済活動にはとても利用できないでしょうが。
では、本物の通貨は、バーチャルではないのでしょうか。
実は、通貨というものは、すべてバーチャルです。
ある日、突然、東京が核攻撃を受けて、日本政府が機能しなくなります。
スーパーマーケットに行くと物は売っているのですが、金(ゴールド)でしか買えなくなります。
そのとき、通貨がバーチャルであることを知ることになります。
(勿論、ゴールドもバーチャルです。物質としてはリアルでも、価値はバーチャルです。)
ではなぜ、政府の発行した通貨を、一般的には、バーチャル通貨と言わないかといいますと、
使いものにならなくなる可能性がとても低く、信頼が失われそうにないからです。
北朝鮮ウォンなら、通貨がバーチャルであることを実感できるでしょう!
つまり、バーチャルというのは、サイバー空間にだけあるものではないのです。
紙くずになる確率が全く異なるとはいえ、ドル、円も北朝鮮ウォンもバーチャルなのです。
リアルとほぼイコールであるバーチャルは、リアルとして扱われます。
いつか、それがバーチャルであることを
思い知らされるときまでは。


Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)
(2013/04/30)
藤井 太洋

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2013_09_14


組織から個人へ ~ 激減する会社数のワケ --- 山口 俊一
正社員が減って非正規社員が増えているだけでなく、「自営業主」「家族従業者」
「会社などの役員」も大幅に減っているのである。増減率にして、いずれも二桁減となっている。
「自営業主」とは会社以外の個人商店、個人事業主など。八百屋さん、酒屋さん、喫茶店、
工務店などのほか、農家、弁護士事務所なども含まれる。「家族従事者」とは、その事業主
の家族従業員。これに「会社役員」も加えて、大幅に減少しているのだ。(7月21日 アゴラ)

「田舎で喫茶店でもやって暮らせればいいよ。」といった考えを持つ人がいますが、
これは簡単なことではありません。
地方都市にスタバができれば、大行列になります。名もない喫茶店なんか行きません。
それが今の顧客(特に若い人)の感覚なのです。
大手企業が進出している分野においては、肩を並べて戦う覚悟が必要です。
ほとんどの場合、勝てません。

「これだけ非正規社員が増えているのだから、非正規社員でいいや。」と考える人がいます。
同じ仕事をしていても、30代になると年収は大違いです。
生涯賃金は、正社員と倍半分以上の差がつくでしょう。
その上、解雇されるときは、非正規社員からです。
途中で気づいても、なかなか正規社員にはなれません。
転職しようと思っても、非正規の職歴をキャリアとして認めない企業も少なくありません。
国は、正規社員と非正規社員の格差が問題だといいながら、仕事の多くを非正規公務員に
頼っているわけですから、どうにもなりません。

Winner takes all.
これが今の社会の現状なのです。

「そこそこ」でいいと思えば、社会の「ドン底」行きです。
みんなが「そこそこ」でいいと思えば、日本が「ドン底」行きです。
これからの日本に必要なのは、林真理子を批判する人ではなく、
林真理子を越える人なのです。

野心のすすめ (講談社現代新書)野心のすすめ (講談社現代新書)
(2013/04/18)
林 真理子

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2013_09_11


みんなと同じことをすることに慣れている日本人にとって、
特異性を出すのは容易なことではないでしょう。
無意識的に、みんなが従っているパターンにはまりこんでしまうものです。
何も疑いを持つことがなければ、意外に幸せに暮らせたりするものなのですが、
一度、パンドラの箱が開くと大変なことになります。
他人の人生を生きていたら、やる気がでないのは当たり前です。
他人を騙すことはできても、
自分の気持ちに嘘をつくことはできません。

同化強制力から脱するためには、重力圏外に脱出した人間に学ぶ必要がありそうです。
万国博の「太陽の塔」で有名な岡本太郎氏の著作「自分の中に毒を持て」には、
意外な発想が数多くでてきます。わたしなりに説明してみますと・・・
「自分が狭い枠にとらわれそうになったら、自分を叩き潰してやることだ。
自分がいまの自分を否定して、何か別の自分になろうとすれば大変な危険が
ともなうであろう。失敗しようが構うことはない。
いや、そのほうが面白いと考えて、危険だと思うほうに自分の運命を賭けていけばいい。
それを貫けば、きっと社会からは否定、拒絶されるだろう。
日本という国では、独創的であることは許されず、まわり中から足を引っ張られる。
枠にとじこもった自分と闘い、同時に圧倒的で巨大である社会とも闘う。
結局のところ、社会は変わらないだろう。でも、自分は生まれ変わる。
自分がこれだと思うことに、わき目もふらず突き進むだけだ。
自分自身の生きるスジはだれにも渡してはならない。
人間にとって成功とはなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分が
どれだけ挑んだか、努力したかどうかではないだろうか。
精一杯挑戦した。それで爽やかだ。」

今こそ、岡本太郎や尾崎豊のような人間を社会が求めているのかもしれません。

集まれOZAKI~OSAKA OZAKI NIGHT~ [DVD]集まれOZAKI~OSAKA OZAKI NIGHT~ [DVD]
(2013/09/11)
オムニバス、黒田俊介 他

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2013_09_10


コラム:“MBAの視座・視野・視点”
顧客はもはや、製品やサービスを提供するだけでは満足せず、
体験を通して消費に価値を感じるようになったからです。
最近の消費トレンドが、ただ単に製品やサービスを購入する“モノ消費”から、
体験を購入する“コト消費”に移ってきた事実がそのことを如実に
物語っています。
このような、消費者がモノではなく体験に価値を見出す時代、いかにして
顧客の体験価値を高めていくかは、企業にとって重要な命題となっています。
(最終更新日8月7日 総務の森 コラムの泉)

子供におもちゃを買ってやるかわりに、職業の模擬体験ができるキッザニア
(東京・甲子園)に連れていくといったことが、「モノ」から「コト」への移行
を示す典型的な例でしょうか。
でも、「体験」は遊園地に行ったり、旅行に行ったりすることだけではありません。
YouTubeで音楽を聴くことだって「体験」なのですが、「購入」してはいません。
鮫肌狂子さんのギター「BAD FEELING / BOØWY (Guitar Cover 3rd Trial )」
をうまいなぁと感心しながら聞くことも「体験」ですが、お金を払っていません。
「無料体験」という言葉があるように、「体験」=「フリー」というのは、
常識になっていますので、ユーザーに「コト消費」をしてもらうというのは
容易なことではないのです。
同じ体験ができるのならば、タダがいいに決まっています。
ユーザーにとっては、お金を払うとなれば、「モノ」が手に入れるわけはないので、
体験に満足できないとなると不満だけが残ります。
顧客によって価値観も大きく違います。「モノ」のような適正価格はありません。
一日10万円の投資セミナーを開いたとします。これは、適正なものなのでしょうか。
顧客が満足していれば、きっと適正なのでしょう。
これが10万とは安いな、と思う人だっているかもしれません。
グーグルのように、世界を相手にしたフリー戦略がとれる企業や個人は
ほとんどいないでしょうから、フリー戦略後に、特定の顧客に高い体験価値を
提供できるコンテンツがなければ意味がありません。
いいセンスもしくは特殊なスキルが必要です
顧客が高い価値を見出してくれるということは、
普通では得られない貴重な体験であると顧客が感じてくれるということですから、
とにかく、ありきたりなものではいけません。

リアルフリーのビジネス戦略リアルフリーのビジネス戦略
(2012/01/27)
高橋 仁

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2013_09_09


リアル「日本人消費者」は、15年でこんなに変わった
生活者1万人調査で見える「誰が、なぜ、何にカネを使っているか」

もちろん、この先の収入が増える見込みがあまりないからモノを買わないという
意見もあるのですが、何よりモノを買うこと、不要なモノを所有することへの
罪悪感・抵抗感が増しているんですね。  (中略)  旅行に行ったり、
人づき合いに使う方が実際の「モノ」は増えないし、自分の人間力として蓄積
されていくので、「コト消費」については罪悪感・抵抗感は抱きにくい。
(8月23日 日経ビジネスONLINE)

消費者の好みや価値観は多様化していく一方なので、
大量生産製品については、「モノが売れない」現象は止まらないでしょう。
また、大量生産製品を日本でつくる必要もどんどんなくなっていくでしょう。
宣伝すれば売れる、もっと営業を強化すれば売れるという時代は終わりました。
生産者の論理より、消費者の気持ちが大切。
個人的には、不要なモノを持たない暮らしをしたいです。
すぐに消費してなくなる品はいいのですが、自分、自分の周辺にあってなくならない邪魔な
モノを捨てたいのです。わたしの持ちたくないもの及び減らしたいもの・・・
1.借金、2.モノ、3.脂肪、4.ストレス、5.過去
モノが欲しいか、捨てたいかと聞かれたら、わたしは「捨てたい」と答えるでしょう。
そのような傾向は、日本人全般に強まっていくのではないでしょうか。

一方、「コト消費」はこれからも地道に伸びていように思います。
「モノ消費」も多様化しているといわれますが、「コト消費」はもっと多様化しています。
「コト消費」は「モノ消費」のように大量生産ができませんし、一瞬にして需要が変化します。
「コト消費」でも、ダメになるものがたくさんでてくると思います。
「モノ消費」でも、「コト消費」付き「モノ消費」として伸びる分野もあるでしょう。
ただ、日本では大衆消費社会が終わったことだけは確かです。

なぜ、日本人はモノを買わないのか?―1万人の時系列データでわかる日本の消費者なぜ、日本人はモノを買わないのか?―1万人の時系列データでわかる日本の消費者
(2013/08/23)
松下 東子、日戸 浩之 他

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2013_09_08


「ジブリをつくったころ(1985年)は、日本が浮かれ騒いでいる時代だったと思います。
経済的にもジャパン・アズ・ナンバーワン。そういうことに、僕は頭にきていました。
頭にきていないとナウシカなんかつくりません。」(9月6日 宮崎駿監督引退会見)

宮崎監督は、心そっちのけで経済を優先する社会に対する反発心を、
アニメをつくるという創造的なエネルギーに変えて、仕事をされてきたのでしょう。
しかし、今や、ジャパン・アズ・ナンバーワンなど過去の話になりました。
モノよりココロという考えかたそのものが古くなってきました。
なぜなら、日本人の、特にバブルを経験していない若い世代の、モノに対する欲求が
低下し続けているからです。
若者はお金がないからモノを買わないという側面も確かにあります。
しかし、モノを手に入れるために懸命に働こうという意欲も低下しているのです。
モノを手に入れることに魅力を感じなくなれば、必要最低限のモノしかいらなくなります。
中国や東南アジアの旺盛な消費欲とは対照的に、日本では今後もモノ離れが進むでしょう。
世界を見渡しても、モノ離れが進んでいる国というのはあまりないのではないでしょうか。
なぜ日本だけがデフレになるのか?
日本人だけがモノ離れを起こしているからです。

モノ離れの先に何があるか。これは要注目です。
だれにもわからない未知の世界です。日本は世界の最先端をいく国なのです。
ちょっと大げさですが、日本人が人類のこれからの方向性
を決めていくように思います。

モノ離れが進むからといって、すべての産業が衰退するというわけではありません。
ただこれからは、「日本人の心に響くものは何か」を見極めることが必要になるでしょう。
ジブリアニメもいいけれど、わたしにとって心に響くアニメといえば・・・
ファーストガンダムでしょうか?黒い三連星、、、渋すぎか。

機動戦士ガンダム アサルトキングダムEX02 高機動型ザク(黒い三連星仕様) 1個入 BOX (食玩・ガム)機動戦士ガンダム アサルトキングダムEX02 高機動型ザク(黒い三連星仕様) 1個入 BOX (食玩・ガム)
(2013/07/31)
バンダイ

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2013_09_07


『経営センスの論理』を書いた楠木建氏に聞く
企業経営は「スキルではどうにもならないことがある」だけに、
「センスのある、向いている人がやるのがいい」 (6月4日 東洋経済ONLINE)

キャリアアップを目指して何かを学習しようと考えたとき、まずはじめに、
英語、パソコンや何かの資格取得のための勉強を思い浮かべる人が多いようです。
本人がやりたいことをするのにケチをつけるつもりはありませんが、
英語やパソコンができて、人と差別化がはかれることはありません。
一方、キャリアアップを目指して、何かのセンスを磨こうと考える人はまれだと思います。

センスを磨くのに、ノウハウはありません。自分で開拓するしかありません。
自分で自分のすることを決めていけるかがセンスの第一歩です。
やめてもいい、とにかく何かをはじめること。
強制されるわけではありませんから、好きでないと続けられないでしょう。
人より得意な分野があればそれを突き詰めていくのがいいのでしょうが、
多くの人は、好きなことだけど、人より取り立てて優れているわけでもないでしょう。
しかし、それはそれほど気にする必要はありません。
はじめに大切なことは、それを続けることです。
「強制力のない環境での持続力」というのは、容易なことではありません。
無理だと感じたら、あきらめるのも悪いことではありません。
でも、もうちょっとだけやってみようと思うことで、新しい道が開ける可能性もあります。
「ダメもと」でしたことが一番うまくいったということもあるからです。
とりあえず、継続したとして・・・次に、自分なりの方向性を出していけるかです。
自分なりの方向性を出せなければ、だんだん楽しくなくなってくるでしょう。
自分のやっていることを、自分がワクワクする方向に
展開していけるかどうか
が、センスの第二段階です。
そして、自分なりの方向性をどういった形で、世間にアウトプットするかです。
最後に、自分のアウトプットしたものを、どのような手法で、世間の人に知らしめるかが
課題になります。天才の場合、自然と有名になります。
結論だけを言えば、世間で通用すれば、センスがあるということになります。
それが利益につながるのなら、経営センスもあることになります。


経営センスの論理 (新潮新書)経営センスの論理 (新潮新書)
(2013/04/17)
楠木 建

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2013_09_06


『ビジネスで一番、大切なこと』③激しく競うほど、互いの違いは小さくなる
ヤンミ・ムン教授の「消費者のこころを学ぶ授業」
競争が過激化すると差別化はより細分化し、結果、消費者から見てほとんど違いが見えなくなる。
  (中略)      雑魚の集団から抜け出し、消費者との純粋な絆を生み出せる傑出した企業は、
残念なほど少ない。(9月4日 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー)

競争が激化すると、企業は差別化戦略に必死になります。当然のことです。
しかし、業界内の各社が差別化を訴えれば訴えるほど、消費者から見ると、
その違いがわからなくなってきて、どれもそっくりに見えてくるようになります。
そうなると、差別化戦略は意味がありません。やはり、競争の激化はコスト競争に帰着します。
コスト競争は脱グローバル戦略を無効にします。
企業の努力が足りないのではなく、構造的に?そうなるようになっているのです。
そうなると、とんでもなく斬新なアイデアが必要になりますが、
成功する確率も、とんでもなく低くなります。「運」はてとも重要なファクターになります。
業界内の人が誰でも当たり前だと思っていることを壊すのは簡単ではありません。
昔の成功体験があり、論理的思考能力があればあるほど、成功は難しくなります。

では、若い起業家はどうでしょうか?
もちろん、期待しています。しかし、斬新なアイデアほど、失敗する確率が高くなります。
成功するまでやり続ければいいという考えかたもありますが、起業するということは稼がないと
いけないわけですから、何年も、ずっと成功するあてもなく失敗し続けられるでしょうか?
確実に消費者の心をつかめますという事業計画はないので、
投資家としても、いつまでも支援しますよというわけにはいかないでしょう。

素人の場合、趣味の範囲でできることをすればいいのです。
当然ながら、雑魚の集団から抜け出し、消費者との純粋な絆を生み出せる傑出した素人は、
残念なほど少ないでしょう。
宝くじが当たる確率を上げる方法はただ一つ。たくさん宝くじを買うことです。
素人は、起業家より圧倒的に多いのです。
必要なのは、素人が趣味をビジネスにつなげようとする意欲です。


ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業
(2010/08/27)
ヤンミ・ムン

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2013_09_05


CtoC -Amazon、楽天は「時代遅れ」になるか(7月17日 PRESIDENT Online)

「Stores.jp」や「BASE」などのCtoC(Consumer to Consumer:消費者対消費者)が話題
になっている。決済機能やオーダー受付の仕組みが利用でき、登録すれば個人でも数分
でオンラインストアが開ける。初期費用などもかからない。米国では「Shopify」という同型
サービスが急成長しており、AmazonやeBeyに次ぐ利用者数という調査もあるほどだ。

スマートな消費者でも、何らかのインセンティブ(外部からの動機付け)がなければ、
企業に有用なアイデアを提供してくれはしないでしょう。
そのために、消費者が経済活動として、直接、消費者に物や情報を提供することで
利益をあげられるような環境を整備する必要があります。
重要なことは、消費者が消費者兼クリエーターになり、単に、買って要らなくなった
物をネットオークションに出すといったことだけではなく、クリエイティブなものを
消費者自身が生み出し、それらが受け入れられるようになることです。
消費者がビジネスの力をつけるようになると、C to Cだけでなく、
C to Bも行われるようになるでしょう

企業は、商品開発の企画に、消費者からいろいろなアイデアを買って利用するようになる
かもしれません(消費者が企業にアイデアを提供したときに、どのようなやり方で報酬額を
決めるかという問題がありますが)。たった1%の消費者であっても、
その1%の消費者が本気になって価値を創造
してくれるならば、今までなかった大きな市場が生まれます。
さらに、その消費者がビジネスをはじめるだけでなく、そのビジネスのために、学習、消費
や投資などにお金を使うようになれば、雪だるま式に市場規模は大きくなるでしょう。
これは、一部、海外とのやりとりもあるでしょうが、
日本語を使うこと、海外便は国内の宅急便ほど便利でないこと、実際にお宅に訪問して
サービスをすることなどを考えれば、ほとんどが国内産業になるものと思われます。
これは、まさに、脱グローバル戦略なのです。

エフェクト 消費者がつながり、情報共有する時代に適応せよ!エフェクト 消費者がつながり、情報共有する時代に適応せよ!
(2013/05/11)
ブライアン ソリス

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2013_09_04


自公民タクシー削減案 過当競争防ぐ狙い (8月27日 テレ朝news)
2002年に新規参入や増車が原則自由化されたタクシー業界は、競争が激しい都市部で1台
あたりの売り上げが減少し、運転手の待遇悪化などが指摘されていました。

これからの時代、縮小し続けていく日本の市場に依存しているとジリ貧になることが避けられ
ないため、企業は海外に出てグローバル競争に参戦するしかないでしょう。
国内に残った場合、縮小していく業界のなかで、淘汰・再編の競争に挑むことになります。
勝ち組は一部ですし、勝ち組も価格競争による消耗戦で疲れ果てることになります。
海外企業が参入できる業界の場合、さらに戦いは厳しくなります。自社の属する業界では
利益を得られないため、他の業界に進出しようとする企業も増えるでしょう。
規制緩和や技術の進歩などにより企業が新規参入できる分野は増えるでしょうが、
タクシー業界のように、すぐに過当競争になり、結局、労働者が痛い目をみることになります。

では、グローバル化における本当の勝者は誰でしょう。巨大グローバル企業でしょうか。
確かに、グローバル企業のなかには、この10年のあいだに急成長した会社もあります。
しかし、現在勝っている企業が、これからも勝ち続ける保証はどこにもありません。
いつ、巨大グローバル企業が没落するかは誰にもわからないのです。
実は、本当の勝者は消費者なのです。
グローバル企業により提供される安価で性能の良い製品を享受できるのは世界の消費者です。
消費者は選ぶ立場、企業は選ばれる立場になりました。
グローバル化とIT化は、消費者中心主義を推し進める原動力になっています。

脱グローバル戦略でも、消費者の力が重要になります。
日本の消費者の知的レベルはとても高い。
これが日本の強みであり、これを活かせるようなシステムを構築すべきです。
消費者が、第四章に書いたような「カスタマイザー」となり、
国内の企業が画期的な製品開発を行えるよう、積極的に関与できるような仕組みが必要です。
専業主婦はじっくり商品を吟味して買うので、最も優秀な「カスタマイザー」になり得ます。
BtoC企業は消費者のアイデアを欲しがっているのですが、本当によいアイデアを持っている
消費者に出会い、意見を言ってもらうのが難しいのです。
さらに、アイデアに別のアイデアを加えていくことで、イノベーションが生まれるのです。
消費者イノベーションでは、
初音ミク的現象が原動力になるでしょう。


コ・イノベーション経営: 価値共創の未来に向けてコ・イノベーション経営: 価値共創の未来に向けて
(2013/07/19)
C・K・プラハラード、ベンカト・ラマスワミ 他

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2013_09_03


初音ミクがそこにいる! 3D公演「夏祭初音鑑」始まる

今や小中高生にも人気拡大中のバーチャルアイドル初音ミク。
8月31日がミクの「誕生日」(発売日)でもあり、夏休みはイベントが目白押しだ。
初音ミクは、主にニコニコ動画を舞台に、無名のインターネットユーザーが曲を作り、
それに別のユーザーが動画やイラストをつけることで新しい作品が次々と増えた。
その独特の創作文化は「初音ミク現象」と呼ばれる。
今回の舞台で上演される楽曲やCGも、ほとんどがネットに作品を投稿してきた無名
のユーザーたちが作り上げたものだ。 (8月23日 朝日新聞デジタル)

日本人だからそう思うのかもしれないが、日本には「かわいい」ものがいっぱいあるのに、
海外にはあまりない。世界各国には、「かわいい」にぴったりと当てはまる言葉はないため、
「KAWAII」という言葉が輸出されて、世界で使われるようになったそうですが、
世界のどこにも、日本的意味での「かわいい」という概念がなかったのでしょうか。
「かわいい」はcuteでもprettyでもないようです。
日本の「かわいい」文化が世界に広まっているというニュースを聞くことがありますが、
やはり、今でもそれはごく一部の人たちに限られるでしょう。
世界では、「かわいい」ということはどうでもいいことなのでしょう。
日本中、「かわいい」だらけにしてしまえばいいのではないかと思ったりするのですが、
みなさんはどのようにお考えになるでしょうか?
政府専用機のデザインは、キティちゃん。日本の新しいロケット「イプシロン」のデザインは
三陸鉄道の鉄道むすめ「久慈ありす」と「釜石まな」とか。
わたしがJR東海の宣伝企画なら、新幹線キャラをつくります。名前は、「富士のぞみ」。
アクエリアンエイジにでてくる結城 望のようなキャラはいかがでしょうか。
すごく安易な発想ではありますが、今でも、商品の包装に「萌えキャラ」を入れると、
売り上げが伸びるということがあるようです。

「かわいい」は人間や動物だけでなく、「かわいい」形や動き、やりかたなど、
有形、無形なものがもっとあるはずです。
わたしの「かわいい」の原点は、やっぱりキティちゃんです。
キティちゃんのすごさは、シンプルにして「かわいい」ところにあります。

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(2012/09/21)
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2013_09_02


夢のブライダル業界でも離職の現実。イメージ先行入社の落とし穴(8月31日 msn)

「宿泊業、飲食サービス業」に就職した大卒者3年目までの離職率は約48.5%。
「宿泊業、飲食サービス業」のなかで人気のあるブライダル業界。
華やかなイメージがあるので、就職希望者が多いようですが、
それだけに、就職したあとの実際の仕事とのギャップが大きいのでしょう。
出版業界、音楽業界、学習塾業界、新聞業界・・・就職するのも、その後も大変です。
グローバル企業の戦いも熾烈ですが、斜陽産業の戦いも熾烈です。
業界全体のパイが縮小していくと、上位が下位を食う淘汰が行われます。
当然ながら、激しい競争のしわ寄せは社員にいきます。
脱落する人が続出するのは、今後も避けられないでしょう。

このような現状のなか、わたしたちはどうすればいいのでしょう。
グローバル戦略から、個人ができる脱グローバル戦略を考えてみましょう。
グローバル企業で働き、アップル・ジャパンの社長にまでなった山元賢治氏によれば、
「世界を変えるチェンジメーカーになれ」とのこと。
世界のグローバル化の波を受けないための脱グローバル化戦略では、
世界を変える必要はありませんが、チェンジメーカーになる必要はあります。
世界であまりにも激しく変化している分野では、チェンジメーカーにはなれません。
世界との競争になるからです。例えば、ITは変化が早すぎて、ついていけません。
日本人から見ると、海外ではあまりにも変化していないと思えるような分野で、
チェンジメーカーを目指すのがいいのではないでしょうか。
例えば、日本では安全に対する意識が強いので、サービスでも製品でも、
社会システムでも、より安全になるように進化を続けています。
世界では社会全体が安全になる方向に進化していません。
日本人にとって、世界は危険すぎるのです。
世界には危険が多すぎて、少しくらい安全にしても意味がない?ので、
「より安全に」というのは世界ではテーマにならないのかもしれませんが、
日本ではこれからも重要なテーマであり続けるでしょう。
より清潔な、より安全・安心な、
よりきめ細かい配慮のできる社会
を構築していくために、
日本にはさらなるチェンジメーカーが必要とされているのです。

「これからの世界」で働く君たちへ「これからの世界」で働く君たちへ
(2013/04/29)
山元 賢治

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2013_09_01


恋を長続きさせるにはニッチを探せ (8月21日 webR25)

「末永く交際を続けるためには、万人にアプローチするような価値観よりも、
もっとニッチでマニアックな方向に突っ走った方がいいというのだ。」
あなたがノーマルな評価軸で他人に負けない魅力があるというのなら、
万人受けを狙えばいいでしょう。
しかし、普通の多くの人は、万人受けを狙えば、いい人で終わります。
かといって、ニッチでマニアックな方向にいくと、
全く相手にされずに終わってしまうではないか。多分、その確率大です。
失敗したら次へ。成功するまで続けるしかないということなのでしょう。

就活生でも同じです。
マニュアルどおりいけばいいのは、一定レベル以上の人です。
ニッチでマニアックな方針でいくと、即アウトになる可能性は高まります。
でも、ダメなら、早めに落としてもらったほうがいいわけです。
重要なポイントとしては、失敗しても挫けないこと、
失敗を次に活かすこと
ではないでしょうか。
リベンジ就活生なら、いよいよ、ニッチでマニアックな方針でいくしかないでしょ。
失敗を恐れているとポジティブさがなくなって、それこそ全敗してしまいます。
恋人が1人でいいのと同様、内定をもらう会社は1社でいいのです。

クリエイティブな仕事でも同じではないでしょうか。例えばライターの場合、
いい文章を書こうと思えば思うほど、そして、いい文章を書く自信のある人ほど、
万人受けする文章を書いてしまいがちになります。
優秀なのに、他人と差別化がはかれない人が多いのではないでしょうか。

「人と違うことをする」という意識はどんなことにも重要です。
ただし、それは、たとえ少数(一人)であっても、誰かを喜ばせる、
誰かの役に立つ
ということであって、
USJで迷惑行為をすれば人と違うことができた、という意味ではありません。


2013_08_31


パナソニック、個人用スマホ撤退へ 基地局事業も売却
(8月29日 日本経済新聞 電子版)

スマホと言えば、現在、一番の成長分野、まだまだ伸びる。
と、思われるかたも多いでしょう。実際、スマホ関連部品で業績を伸ばしている企業も
多くあります。しかし、スマホを売って儲かるとは限りません。
世界の激烈な競争に勝てなければ、赤字を出すだけで終わります。
実際、国内電機メーカーの多くは、いい思いをしていません。
個人でも企業でも、やらなかったほうが良かったといえることは存在します。
個人の場合、特に多いのが、「みんながやっているから」的行動です。
日本のメーカーも、同じようなことがいえます。
「なぜ、このようなうまくいきそうにもない商品の販売をはじめたのですか」
と聞くと、「他社がやっているので・・・」。今でも、このような会社は実在します。
タクシーの運転手が「株をはじめた」と言いはじめたときが、株の売り時だと
言っている人がいましたが、みんながやっていることだから
安全という発想はとても危険です。

むしろ、みんながはじめたから、もうやめようのほうが正しい判断ということもあります。
株についてもうひとつ言いますと、
「初心者だから、証券会社の担当者に勧められた株を買った」という人がいますが、
このような発想をする人は、そもそも株投資に向いた人ではないでしょう。
そのような人には、こう言いたい。
あなたが証券マンであれば、本当に有望であると判断した投資話は「大切なお客様」に
しか教えないでしょう。あなたは、自分が証券会社にとっての大切なお客様だと思いますか。
あなたの買った株が値下がりし、その株を売っても、証券会社には手数料が入ります。
安心を買って、安全を売ってはいけません。
では、どうして、他人に従って失敗をする人が後をたたないのでしょう。
ひとつは、自分で何も考えなくていいからでしょう。
そしてもうひとつは、自分の責任で何かを決める勇気がないからでしょう。
自分の「心の弱さ」に向き合えないと、人は本当の勇気を出せない生き物なのでしょうか。





2013_08_30


司法書士、30歳を過ぎても年収200万円台はザラ(日刊SPA!)

「合格して、年収500万円の会社勤めを辞めて司法書士事務所に入った30代の
男性であっても、初任給は20万円台前半だったりすることはザラなんです」
 だからといって、独立しても成功が約束されているわけではもちろんない。
それどころか、生活苦で業界から足を洗うケースも多い。ということです。

資格を取って、独立する。誰でも考えそうなことです。
同じことをする人が多いので、厳しい競争を勝ち抜いて、資格をとっても、
多くのライバルのなかでの厳しい生き残り競争が待っているというわけです。
このような苦労をするのでしたら、ドノーマルに、
地道に会社勤めをしているほうが、よっぽどいい収入を得られるでしょう。
意外性のない努力労多くして益少なしです。
(前にも言ったような気がしますが、天才を除きます。)

「凄いことがアッサリ起きる44のルール」には意外性があります。
7つのポケットを持って生きる・・・
二足のわらじというのは聞いたことがありますが、
収入源を7つにしろとは、驚きです。
稼ぐというのはどういうことなのか、考えさせられます。
ある意味「B to C」から「B to F」になった・・・
BtoCとは一般消費者相手のビジネスのことで、現在、ビジネスの中心が
BtoB(Business to Business)から、BtoC(Business to Comsumer)へ急激に
シフトしていると言われています。では、BtoFとは何のことでしょうか?
BtoF=Business to Fanで、熱烈な愛好者相手のビジネスのこと。
確かに、価格競争に巻き込まれない一番いい方法は、ファンを増やすことです。
記事4-6で、「グループ3″ クリエイティブクラス専業主婦」を定義しましたが、
これは、特定のファンを持っている専業主婦
であるといえるでしょう。
まさか、特定のファンを獲得するために、司法書士試験を受ける人はいないでしょう。






2013_08_29


本当に好きなことをしようと思うなら、今、実行可能であることを選ぶ必要があります。
「いつやるか?今でしょ!」
たいしたことではなくても、今の段階でできることを着実に行っていかないと、
いつかやろうというのは、多くの場合、いつかやろうのままで終わります。
たいしたことではなくても、、やってみると大抵はうまくいきません。
いくら事前によく考えて行動しても、いざやってみると、思ったものと全然違った
ということがよくあります。簡単なことでも、何度も失敗します。
そうなると、当初の意欲はどこへやら。
冷静になってよく考えたり、他人の意見を聞いてみたりすると、
世のなかは思った以上に厳しく、好きなことをやるだけでは、
とても世のなかを渡っていけそうにありません。
大学生の就職活動に似ているかもしれません。いくら頑張っても内定がとれない
就活生のかたのなかには、あきらめてしまう人もいるでしょう。
日々の生活というのは舗装された道を歩くようなものですが、誰にでも、
道なき道を切り開いていかなければならないときがあるようです。
何事にも踏ん張り時というものがあります。
道なき道の通り抜けかたしだいで、その後のルートは大きく変わってしまいます。
結局のところ、never give up、つまりはコツコツと自分で決めたことを続けていくしか
ないようです(疲れたときは休憩しましょう)。

このようなときにジョブズの言葉は心に響くものがあります。
Stay hungry, stay foolish.
バカであり続けないと、挫折感、屈辱感、絶望感やプレッシャーに負けてしまうのです。
藪こぎ地獄のなかでも、愚直に、自分のやるべきことをやっていくしかないのでしょう。

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
わたしたちは、今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶであろうと
信じるしかない。もう、これは理屈なしです。信じるしかないのです。

Sometimes life hits you in the head with a brick. Don't lose faith.
ガツンとやられても、またガツンとやられても、信念を失ってはいけないのです。

これこそ、メッセージノートに書いて、何度も何度も声に出して読んで、自分に言い
聞かせなければなりません。


2013_08_28


だれでも、小さな頃は、自分の好きなことを好きなだけやりたいと思っています。
しかし、そのような素朴な思いは、親や先生など、分別のある大人によって
抑圧されてしまいます。
でも、本当のところは、 親、先生、先輩、上司や世間の目のせいではありません。
多くの場合は、親に怒られたくない、友達に無視されたくないなどの理由で、
本人が自主規制した結果なのです。
「好きなことができないのなら、死んだほうがましだ」と思っている人の人生は、
分別のある生きかたをしている普通の人間とは、全く違うものになるでしょう。
分別のある行動を積み重ねると、いざ、「自分の好きなことをやれ」と言われても、
自分が本当にやりたいものが何なのか、本当にわからなくなってしまいます。

ジョブズのすごいところは、凡人の気持ちがよくわかっていることです。だから、
凡人が聞いても心打つものがあるのです。天才にもいろいろなタイプの人がいます。
いくら天才とはいえ、長嶋茂雄氏の言葉は、凡人には「?」です。
長嶋茂雄氏の職業は「長嶋茂雄」。長嶋さんは凡人には理解できない天才なのです。

さて、ジョブズの言うhungryは、自分の好きなことをやりたいと強く願っているさまのこと
でしょうから、stay hungryで、自分の好きなことをやりたいとずっと願い続けろ、
といった感じでしょうか。ジョブズの言うfoolishは、
自分の好きなことをやるために無分別でいるさまのことでしょうから、stay foolishで、
自分の好きなことをやるためにはずっと無分別でいろ、ということなのでしょう。
ジョブズは仏教とかかわりがあったということなので、「無分別」という仏教の概念を
理解していたかもしれません。
ただ、「世界で最も優秀な大学」の卒業生を前にスピーチをしているわけですから、
foolishには違う意味を持たせることもできそうです(次の記事にて)。
ではジョブズ自身は一体何をしたかったのでしょうか。ペプシコーラの事業担当社長に、
「残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、
 それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?」と言っていることからも、
世界を変えたいと思っていたことは確かでしょう。
1997年アップルの広告キャンペーン「Think different」の最後の言葉は、
「自分が世界を変えられると思うクレイジーな
奴らが、正真正銘、世界を変えるのだから」



2013_08_27


日米通算4000安打の偉業を成し遂げた後の記者会見で、イチローは、
「4000の安打を打つには、8000回以上は悔しい思いをしてきている。
 それと常に自分なりに向き合ってきた。誇れるとしたらそこではないか」
と語っています。
あのイチローでさえもこのような思いをするのですから、
凡人が何か難しい課題に挑戦すれば、はじめは、失敗連発が確実です。
新社会人のときは、簡単な作業でもよく失敗してしまいますが、あなたがルーチンワーカー
でいつづける限り、長い間、同じ作業をすればするほど、失敗することは少なくなるでしょう。
でも、あなたがクリエイターになれば、はじめは、きっと何もうまくいかないでしょう。
何をすればいいか途方にくれることも度々でしょう。
自分独自の領域を創りだしてそれを公表すれば、他人からは、確実に、バカにされたり、
批判されたりすることになります。なぜ、人は、他人の新しい試みに、必要以上に厳しい視線
を向けるのでしょう。それは、こういうことです。

子供のころや若い頃は、だれでも、自分の好きなことを好きなだけやりたいと思っています。
しかし、素朴な思いは、親や先生、上司、世間の目などによって抑圧されてしまいます。
そのときはつらい思いをしたとしても、月日がたつと、本人もそのことを忘れてしまいます。
しかし、潜在意識には、何かに挑戦したいと
いう気持ちは消えることなく残っているのです。

他人が何か新しいことに挑戦していると、自分が本当にやりたいことに挑戦していないこと
を無意識的に感じとって、自分の存在を否定されているように感じます。
それが、「あいつは許せない」といった強いネガティブな感情を引き起こすのです。
わたしは心理学を勉強したことはありませんが、これはユングの言ったシャドウと呼ばれる
ものの一種でしょうか(違っていたらごめんなさい)。

東京大学大学院教授の生田幸士氏によると、
 わたしの研究は最初から高い評価を受けたわけではありません。むしろ最初のころは学会
での評判も散々で、みんなからバカにされました。
 世間の常識に背を向け、新しいことをやろうとすると、人は決まって「あいつはバカだ」
と笑います。
 秀才な人は、与えられた課題を効率よくこなし、既存の枠組みの中で最大限の結果を残す
ことができます。しかし天才は、枠組み(ジャンル)そのものを自分の手で生み出すことが
できます。その大前提として「バカ」があることを、多くの人は知りません。
(ダイヤモンド社書籍オンラインより)
今の日本という国は、秀才を必要としていません。
「バカ」という言葉を聞くと、やはりジョブズの言葉を思い出してしまいます。
次の記事では、Stay hungry, stay foolishを考えてみます。


2013_08_26


明日から収入を得たいと思えば、アルバイト先を探すしかないでしょう。
しかし、稼ぐのは5年後からでいいと思えば、戦略を立てることも可能です。
5年後にアルバイトをはじめるために、今から勉強しようという人はいないでしょう。
5年後に何かを成し遂げるというビジョンをたてることのできる人は、
それなりの収入を得る、もしくは、社会にそれなりのインパクトを与える仕事を目指すでしょう。
そのときに最も重要なことは、自分が、「その他多数」にならないようにすることです。
当然ですが、競争相手が多いと競争が激しくなります。
つまるところ、コスト勝負になります。つまり、時給の低い仕事になるということです。
ですので、儲かる儲からないはさておき、自分の希少価値を上げる必要があります。
既存分野では、希少価値を手に入れるのは困難です(特別な才能があれば話は別です)。
他人から、へんてこりんと思われるぐらいの分野がいいのです。
でも、他人にバカにされながら努力するというのは、思ったより簡単なことではありません。
その上、組織に邪魔されたら、ほとんどの人は挫けるでしょう。

わたしが専業主婦に期待する理由は、このことにあります。
日本の多くの会社では、入社直後から強烈な同化圧力にさらされます。
規格外の人間は、「協調性がない」というレッテルを貼られます。
精神的にまいってしまい、「会社になじめない」という理由でやめていきます。
同じ会社でやってこれた人は、それなりに社風にうまく同化できた人なのです。
わかりやすく言えば、日本の会社は軍隊式なのです。
軍隊式だから、男性優位であるのは当然です。男女平等の軍隊って、きっと弱いでしょう。
軍隊式だから、長時間労働は同然です。戦争中に、時短は議論されないでしょう。
軍隊式だから、規律違反は重罪です。規律の甘い軍隊などあるはずありません。
軍隊式は、戦況がいいとき(経済成長時)には、よい結果を残せるでしょう。
日本のサラリーマンはエコノミックアニマルではなくて、エコノミックソルジャーなのです。
問題は、緊急時や戦況が悪くなったときです。
硬直化して柔軟性を失った組織は、合理的判断による自己変革ができません。
旧日本軍と東京電力、似てます。
イノベーションの伝道者と呼ばれるトム・ケリー氏は、
「クリエイティビティを求めるのであれば、今すぐに普通の行動をやめなければならない」
と言っています。
これを日本のサラリーマンに期待するのは酷というものです。

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2013_08_25


わたしの意見は、一言で言うと、専業主婦のかたに社会貢献をしてもらいたいという
ことなのですが、気の狂った左翼的フェミニストの意見とは全く違います。
専業主婦という立場を否定しているわけではありません。
専業主婦のかたのなかには、世のなかで花開く才能を持っているのに、
その才能を発揮していない人が多くいるのではないかと思うからです。
特に、美的センスを持った高学歴の女性に期待したい。
日本の経済活性化のためには、今、ビジネスをしていない人の力が重要です。
ビジネスマンは、うまくいっている人ほど、現行のやり方を変えられません。
ですから、専業主婦が新しいことを学習する場合には、
現在活躍しているビジネスマンから手法を学ぶのではいけないのです。
過去に活躍した人から学ぶのはもっといけません。
画期的なビジネスモデルを生み出してほしいのです。
現ビジネスマンが、「そんなバカな」と思うようなことがベストです。

それから、はじめからビジネスをするのもあまりお勧めできません。
ビジネスから入ると、どうしても現行パターンにはまってしまうからです。
「好きなことをする」ということが、ユーザーフレンドリーな商品開発につながります。
とはいえ、単に趣味を楽しむという姿勢だけでもいけません。
どうやったら好きなことからお金を生み出し、
持続可能な仕事にしていくことができるのか。

趣味の段階から常に考えておく必要があります。
それから、気のあった仲間とどのように協働できるかという観点も重要です。
独りでやっていく、旦那と一緒にするといった選択肢もあります。ただ、
主婦ネットワークを活かすことができれば、ビッグビジネスになる可能性も高まります。
何をするかは人によって様々ですが、基盤知識というものもあるのです。

官僚の意見を聞くよりは、経済界の意見を聞いたほうがいいことは確かですが、
産業界の人は自分の業界、自分の仕事ばかりに注目します。
でも、実際はその外側にこそ、経済成長につながる潜在需要が潜んでいるのです。
安倍さんに言いたい!専業主婦を対象としたインキュベーション制度を創設せよと。
卵を孵化させるには、ハードではなくソフトが必要です。(第四章は終わり)



※2016年4月29日追加
箱根の名物「黒たまご」が約1年ぶりに復活 (4月28日 FNNニュース)
箱根の名物「黒たまご」の復活に、喜びの声が届いている。
箱根で復活した、ご当地名物「黒たまご」。
2015年5月以来、およそ1年ぶりに販売が再開された。
卵の殻の鉄分と温泉成分の硫黄が反応して、殻が黒くなる、大涌谷名物の黒たまご。
2015年、箱根山の火山活動の影響で、製造・販売が中止となっていた。
金網の籠に入った、出来たての黒いたまご。
大涌谷への立ち入りは今も禁止されているが、火山ガスの濃度が、ほぼ平常レベルに
下がったことから、製造と販売が再開された。およそ1年ぶりに復活したご当地グルメ、
購入者は「においがいいね。この味ですね。1年ぶりの味」と話した。
大涌谷くろたまご館の梁瀬雅之営業部長は「多くのお客様に、黒たまごをお求め
いただいて、お喜びいただけるように、頑張っていきたい」と話した。



2013_08_24


サラリーマン心の病急増 景気低迷→リストラ→雇用不安 (8月22日朝日新聞デジタル)
「心の病にかかるサラリーマンが増えている。仕事のストレスが原因となる病気が大半を占める。」
とのこと。

「要る人」と「要らない人」という区分をはっきりさせる会社が増えているようです。
確かに、40歳以上の要らない人のしている仕事を若い人に任せれば、効率的になるでしょう。
自分は「要らない人」かなと内心思っている人は、それなりの心構えを持っているので、
いきなり、うつ病になることはないでしょうが、自分を優秀な人間だと思っている人は危険です。
客観的に、自分が優秀かどうかを判断する方法は簡単です。今いる会社をやめて、
再就職して今よりいい給料をとれると思うなら、自分を優秀な人間と思っても問題ないでしょう。
そのような人は、会社から、「君は要らない」と言われても、心の病にはかからないでしょう。
すぐに仕事をやめて、今よりいい給料をとれる会社に再就職すればいいわけですから。
そのような人は、会社から、「君は要らない」と言われることもないと思いますが・・・

さて、前記事の続きで・・・
専業主婦といっても、いろいろなタイプの人がいますし、置かれている状況も様々です。
当然ながら、夫の収入がいくらかは重要です。
「専業主婦になりたいです。夫の年収は1000万以上を希望。」という人がいますが、
若くして、年収1000万以上の男はなかなかいません!
まあ、年収の高い男性を選ぶ(に選ばれる?)のも、ひとつの実力?であると言えます。
あまりにも夫の収入が少ないのなら、専業主婦を続けられなくなるでしょう。
しかし、いくら夫の年収が高くても、いつまでそれが継続できるか、という問題があります。
冒頭の記事のように、夫が心から崩れるというリスクは増大しているのです。

経済的な問題だけでなく、精神的な問題もあります。
専業主婦になって、社会とのかかわりが少なくなり、物足りないと思う人もいるでしょう。
もっと豊かな生活をしたいと思う人もいるでしょうし、今のままでいいという人もいるでしょう。
夫が専業主婦を望んでいる場合もあるし、自分が望んでいる場合もあるでしょう。
働きたくても働けないので、仕方なく専業主婦のままでいる人もいるでしょう。
それ以外に、見逃せない重要な観点として、
夫婦関係がうまくいっているかということがあります。
夫の年収が高いから、夫婦円満というものでもありません。
とはいえ、夫の年収が低いと、揉め事(特に、お金の使い道)が増えるのも確かでしょう。
専業主婦は仕事の悩みがない分、夫婦関係の悩みが深刻化しやすくなるでしょう。
離婚したらどうなるかということも、頭をよぎるでしょうし。
働いていても、働いていなくても、人生、何も悩まなくてもいいということはなさそうです。
(次の記事は本論に戻ります。多分。)





2013_08_23


「出現する未来」によると、
「恐怖や不安を感じる時、人は習慣的な行動に戻るものだ。集団の行動も例外ではない。
 環境が劇的に変化するなかで、企業も政府も学校も、その他の大規模組織も、不安に
 駆り立てられて、それまでの習慣的な行動に戻ろうとする。」とのこと。
組織が大きくなればなるほど、組織全体の進行方向は変えにくくなります。組織の構成員
も、今までの習慣から抜け出せなくなり、自立した考えかたができなくなります。
日本経済に失われた活力は、現状維持や過去への回帰では取り戻すことができない
ため、荒野に飛び出す勇気がどうしても必要になります。組織に縛られない個人のほうが、
日本経済を新しく生まれ変わらせる力になり得るのです。

では、ノドマ的にフリーで働いている人はどうでしょう?会社員から見ると、フリーで
働いている人は自由でいいなと思えるものですが、そのような人たちの多くがクライアント
から依頼を受けて仕事をしているのではないでしょうか。
クライアントは、自社でやるより安いから外部に依頼するのです。
個人に仕事を依頼するのは、専門の会社に頼むより安いからかもしれません。
フリーで働くと、とにかく仕事をとってこないといけないので、
競争が激しくなると、どんどん単価が下がっていく可能性があります。
そのような状態に陥ると、言われたことをするだけで精一杯になってしまい、
クリエイティブな発想が浮かばなくなるのです。
クリエイティビティには遊び心が必要なようです。
 
一方、専業主婦の場合、無収入覚悟で、何かをはじめることができます。
趣味を趣味以上にするという発想で、楽しんでかつ儲けられないかと考えるでしょう。
クリエイティブクラスに仲間入りして、いきなり儲かる人などほとんどいないですし、
斬新なことをすればするほど、人に認められるまでに時間がかかるのが一般的です。
今月の収入が気になるノドマ的にフリーには、思い切ったことはできないでしょう。
また、消費者代表である専業主婦は、カスタマイザーとして最適です。
それ以外にも、主婦向きのクリエイティブな仕事が多くあるように思います。
今ある仕事を他人から奪うのではなく、仕事を創りだすような何かをしてほしいのです。
現実には多くの人が小遣い稼ぎ程度かもしれません。それでも、多くの専業主婦が、
需要を生み出すようなトライをすれば、大きな力になると思います。
そのためには、ある程度の学習は必要です。
専業主婦に学びの場を提供することこそ、
第三の矢になると思うのですが・・・
まずは、専業主婦が学ぶのは当たり前という慣習を創造する必要があるかもしれません。


2013_08_22


前の前の記事で、日本では就職ではなく、就社なので、
日本の大学生が勉強しないのは当然だと書きましたが、
企業は学生に何も求めていないわけではないようです。
これは技術系の話ですが、企業が新人技術者に求めるものは、

「専門分野に関連した基礎知識の確実な修得」
「知識を駆使し問題を設定し、解決していく能力」
「複雑な課題を整理する能力」「論理的にものを考える能力」
「アイデアを創造していく能力」「文章で的確に情報を伝える能力」
「社会に対する関心・リテラシー」「一般教養」 (2010年3月産業競争力懇談会より)
だそうです。
学生は、応用力や柔軟な思考力の原泉となる基礎学力や問題解決能力などを
求められているということです。逆に言えば、
企業は特定の研究能力を求めていません。
だから、企業はポスドクを採用しようとしません!

話は変わりまして(前記事からの続き)、経済活性化をもたらしてくれるような
カスタマイザーになってくれるのは誰でしょうか?
それを考えるために、日本の公的年金における被保険者の区分を見てみます。

国民年金:第1号被保険者(自営業者など)
       第3号被保険者(サラリーマンの主婦)
厚生年金・共済年金:第2号被保険者(サラリーマン)

これをもとに、18歳以上の日本人を勝手に分類してみました。
グループ0 無職、大学(院)生、専門学校生
グループ1 自営業者、第一次産業従事者
グループ2 正規雇用者  グループ2′ 非正規雇用者
グループ3 専業主婦   グループ3′ パートで働く専業主婦
                グループ3″ クリエイティブクラス専業主婦
グループ4 高齢者(65歳以上の年金生活者)
(どうでもいいことですが、「′」はプライム、「″」はダブルプライムと呼びます)

このうち、「クリエイティブクラス専業主婦」というグループは実在しません。
これは、こうなるといいなという希望的観測で書いたものです。(続く)




2013_08_21


「コトラーのイノベーション・マーケティング」には次のようなことが書かれています。
「企業の社員はイノベーションを求められると、華々しい新製品・新サービスを考案しなく
 てはならないと反射的に思い込んでしまう。これはろくな結果を生まない。緩やかで
 段階的なイノベーションもれっきとしたイノベーションであり、事業の存続を支えている
 のは、この種のイノベーションなのだ。」

スティーブ・ジョブズに学ぶべきところは多いのですが、
わたしたちはジョブズにはなれません。
わたしたちができること、それはカイゼンです。
カイゼンを製品開発に活かすしかないのです。通常、カイゼンはものづくりの現場の話です。
カイゼンは日本のお家芸ですが、製品開発のカイゼンに関しては、よい手法はありません。
顧客の望む商品が何なのか、開発担当者がよくわからなくなっているからです。
実際にその製品を購入した利用者のほうが製品をよく知っていることもあるでしょう。
もし、多くの消費者が自分の気に入った商品について改良を試みれば、
ひとつひとつの提案はつまらないものであったとしても(ちょっとしたアイデアだけでも)、
イノベーションの大きな力になると思います。
形のあるものを作製する必要がある場合、
家庭用3Dプリンターはとても役に立つでしょう。
実用的な性能など持たなくても、形づくること(プロトタイピング)には大きな意義があります。
具体的な形を示すことは、他人の創造性を大いに刺激するでしょう。
最近は、ネットワーク・モニタリングの技術が進んでいて、自社(または競合他社)の
製品やサービスに関するネット上の情報を簡単に収集することができるため、
企業は随時、ネット上での情報収集を行うようになってきています。

日本では、スティーブ・ジョブズのような天才は現れないかもしれません。
しかし、日本人の平均的な知的レベルを活かすことができれば、
一部の知識層のみが異常に頑張るアメリカより、
全員野球の日本のほうが実力は上なのです!

これは、商品開発に限りません。世のなかに存在するあらゆる分野において、
専門家に任せないで、多くの人がちょっと何かをカスタマイズすること
(単なる賛成、反対といった自分の意見を表明することとは違います)ができれば、
それらを連結・統合させて、カスタマイズをさらにカスタマイズする人が現れるようになります。
そうなりますと、様々な分野で大きな変化が起こるでしょう。


2013_08_20


昨日のニュース
大学生、留学「意向なし」4割 強い内向き志向

「外国語が苦手」が43.8%だとか。わたしと同じような人は今でも多いようです。
日本の大学生は勉強しないと言われますが、当然だと思います。
日本では就職ではなく、就社ですから。
この職業にはこの学問が必要というものはありますが、
この会社にはこの学問が必要ということはありませんから・・・
勉強よりも、趣味を磨いたほうがいいと思います。
ただし、これは誰にも負けないというものを持って欲しいものです。

さて、前記事に書いた「カスタマイザー」とは、既存の商品などに手を加えて自分の好み
のものに作り変える人、そして、その情報を提供する人ということにしておきます。
提供する情報については、はじめは、
「これはあくまでも体験談であり、商品の機能を説明しているものではありません。」
という範囲で考えてください。
ただ、カスタマイザーはそれだけにとどまりません。
商品ではなく、趣味や実用的なものそれ自体を自分なりにアレンジすることも含みます。
そして、趣味を趣味以上にできないかを考えます。
例えば、あなたの趣味が料理だとします。
料理カスタマイザーでもいいのですが、ちょっと広すぎるかもしれません。
第一章に書いた、「点と点はつながる」を思い出しましょう。
自分の好きなことで、意外性のあるものを結びつけることはできませんか?
冷凍させるのが好きならば、冷凍保存クッキングカスタマイザーというのはどうでしょう?
アウトドアが趣味ならば、アウトドア料理カスタマイザーというのもいいかもしれません。
(ちょっとありきたりな発想すぎるかもしれません。本当はもっと、
意外性があって、なるほど!というものがいいのです。)
カスタマイザーですから、これまでにある料理にちょっと工夫を加えるのです。
ということは、今現在ある情報はあらかじめゲットしておかなければなりません。
最低限の情報収集は必要です!(例えば、記事の下に示した本のようなものです)
まずは、自分の楽しみを第一として(料理なら手を抜いてかつ旨い?)、
次に、いろいろな工夫を無料で多くの人に情報提供し、賛同を得て、
その分野では知られる存在になることを目指します。



2013_08_19


新しい需要を創出するのは企業の役目だと思われています。
しかし、現在の既存企業に、それを求めるのは困難になっています。
企業は、顧客の心をつかめなくなっているのです。
政府や地方自治体が、プロジェクトやモデル事業を行っても成功しません。
政府や地方自治体は、国民を感動させることはできません。
新しい需要を創造できるのは、需要者です。
わたしが考える政府がとるべき成長戦略は、
個人に「カスタマイザー」になる権利を与えるというものです。

カスタマイズとは、販売されている商品を自分の好みに改変してしまうことです。
それを自分で使うのなら問題ないでしょうが、
カスタム品を販売する(購入した商品を改変して、再販する)
と法律違反にならないかという問題が発生します。

これくらい大丈夫かなと思っても、万が一でも、商標権侵害罪で逮捕される可能性があるの
ならばそれをやってみようとする人はほとんどいないでしょう。
改変品であるということを表示することは必要です。
製造メーカーによる改変でないことも明らかにしておく必要があるでしょう。
問題は、「需要者の、同一商標の付された商品に対する同一品質の期待に応える作用
という商標の品質保証機能が損なわれると、商標権侵害になる」ということだそうですが、
これが微妙です。
この場合、製造メーカーから損害賠償を求められるということではありません。
逮捕されるのです。たとえ無罪になったとしても、逮捕されたという事実は残ります。
「これはいい。これはダメ。」という基準を明確にしておいてほしいのです。
政府は法律のグレーゾーンを減らすべきです。
ルールは緩やかにして、適用を厳格にすべきです。
政府見解を出して、それを国民に周知、徹底させる必要があります。
個人のカスタマイズは、潜在的需要を掘り起こすことにつながります。

潜在的需要を掘り起こす仕組みを知りたいかたには、このような本があります。



2013_08_18


第三章にも書きましたが、日本人にとって、グローバル化とは、
国内で、もはや製造業が大きな利益を生み出せなくなったことを意味します。
ですから、製造業は利益を生み出すため、労働賃金の安い発展途上国に行って、
世界全体に製品を販売しようとします。もうこの流れが止まることはないでしょう。
ですから、グローバル人材となって世界で活躍しようとする人も現れるでしょう。
しかし、ほとんどの日本人は国内にとどまって生活することに変わりはありません。
大切なのは、国内でだれが、どのような価値を生み出してくれるかということです。
大量生産製品を海外へ輸出して、利益を得ることは今後、さらに難しくなるでしょう。
日本人にとって今、必要なことは、
過去の成功体験を捨てる勇気です。
そうしないと、努力したあげく、市場からの退出を迫られることになります。
芦田宏直氏の言葉を借りるならば、
努力する人間になってはいけない
戦術論をさしおいて精神性を持ち出すのは、戦前の危険な思想と同じです。
新たな技術、新たな商品、そして、新たな市場の創出しかありません。
さらにいえば、差異性の創出による収益モデルを構築しなければなりません。
このような戦略は、日本の企業が世界で生き残る道でもあります。
一方、差異性を創出する産業のなかには、世界と戦う必要がないものもあります。
人気ラーメン店にとってグローバル化とは、従業員に外国人を雇うかどうかとか、
食材を外国から輸入するかどうかといった問題であり、国外の競合相手のことを
考える必要はありません。
しかし、いくら差異性を創出できたとしても、
人気キャラクターをプリントしたTシャツはミャンマーで製造したほうがいいでしょう。
デザインに付加価値がついているのであって、製造に利益はありません。
ミャンマーでできることはミャンマー人に、
タイでできることはタイ人にまかせましょう。

日本人は、日本人による、日本人のための、日本独自の新産業を創造しましょう。
これは、世界と戦わない、脱グローバル戦略でもあるのです。
このブログはグローバル戦略について語ることを目的にしていません。
世界で戦いたい人は、『「世界で戦える」人材の条件』を読んで勉強してください。


2013_08_17


15日のニュース
残業代ゼロ実験導入 政府方針 年収800万円超想定

政府が、一定水準以上の年収がある人には週40時間が上限といった労働時間規制の適用を
除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション」の実験的な導入を、一部の企業に特例的に認める
方向で検討。年収800万円を超えるような大企業の課長級以上の社員を想定。時間外労働に
対する残業代は支払わない上、休日、深夜勤務での割増賃金もない。経済産業省は自分の
判断で働き方を柔軟に調整できるようになり、生産性向上につながるとのこと。

日本の企業では管理職には残業手当がないのが普通です。ならば、そもそも論として、
「ホワイトカラー・エグゼンプション」など必要ない、と思われたかたもおられるかもしれません。
確かに、課長や部長で残業手当をもらっているという人はあまり聞きません。
でも、労働基準法においては、「管理監督者」には残業手当を支払う必要はないが、
課長なら残業手当を支払わなくても良いというものではないとのこと。
世間一般で呼ばれる管理職と、労働基準法で言う「管理監督者」とは異なっていて、
「管理監督者」とは、経営者と一体的な立場にあって、自分自身が労働時間についての裁量権を
持っている人だとか。普通の会社では、課長は経営者と一体的な立場ではないし、
「俺も課長になったので、何時に出社してもよくなったよ」という話は聞きません。
ということは、一般的なスタイルの会社では、
課長は管理職であっても「管理監督者」ではない
ということになります。
また、「管理監督者」であっても、休日、深夜勤務での割増賃金は支払う義務があるそうです。
最近は、管理職の残業代に対する労働基準監督署の指導が厳しくなってきています。
未払い残業や過重労働などで、社員が会社を訴えると、
社員の勝ち。会社の負け。
というケースが多いようです。

このままですと、課長が残業手当をもらうのは当たり前になるかもしれません。
これはたまらん、と考えた経営者が、「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入して、
法律上の問題なく、残業手当を支払わなくて済むようにしようということなのでしょう。
それにしても、経済産業省の言っている、「自分の判断で働き方を柔軟に調整できるようになる」
というのは、あり得ないでしょう。
単に、課長がさらに忙しくなるだけでしょう。残業代なしで・・・
ご苦労様です・・・



2013_08_16


8月10日のニュース
「フラット35」融資上限の一時撤廃検討 国交省

国土交通省は住宅金融支援機構が手がける長期固定型の住宅ローン「フラット35」で、
住宅購入額の9割としている融資の上限(融資率)を2014年度から一時的に撤廃する
検討に入ったそうです。
合成の誤謬(ごびゅう)という言葉をご存知でしょうか?
多くの個人が合理的な行動をとった結果、社会全体にとって不都合な結果が生じてくること。
まさに、この言葉がぴったりの政策です。
みんなが住宅を買わなくなったら不景気になることはわかります。
しかし、自己資金なしで住宅を買おうとする人を支援しようという政策には?がつきます。
わたしたちにとって、収入を失って最も困るのは借金の返済です。
3000万のマンションを買って、3000万の借金をしました。すぐに会社が倒産。
マンションを売って借金を返済できたらいいのですが、マンションを売ると2000万。
任意売却であれ、これで1000万の借金が手元に残っているわけです。
今の社会では、個人にとっても企業にとっても借金は最大のリスクになっています。
シャープも堺工場を立ち上げなければ、経営が傾くことはなかったでしょう。
1兆円を超える有利子負債は経営の大きな重荷です。それでも、企業の場合は、
設備投資ですから、投資した金額に見合った収益を上げればいいわけです。
しかし、住宅ローンは違います!日本の住宅が値上がりすることはまずないので、
住宅は利益を生むものではありません。同額の借金で考えるならば、
住宅ローンは不動産投資より危険な借金です!
大きな借金をしてしまうと人生そのものが縛られることになります。
四苦八苦という言葉がありますが、現代の大きな苦しみというのは、
病苦、経済苦(生活苦・借金苦)、死別・離別苦、いじめ苦だと思います。
このような本が必要でないことが一番なのですが、8月の新刊を紹介しておきます。



2013_08_15


アベノミクスにより結果として何がもたらされるのでしょうか?
現役世代に最も影響があるのは、企業が従業員を解雇しやすくなることかもしれません。
求人がなくなるわけではありませんので、失業者であふれるということはないでしょう。
しかし、給料の安い仕事しかありません
アメリカでは中産階級が細り、少数の高所得層と多数の低所得層に分離しました。
日本でも中間所得層からこぼれ落ちる人が続出するでしょう。
簡単に言えば、お父さんが突然、会社を解雇されて、近くのコンビニでアルバイトをはじめる
といった感じでしょうか。会社が倒産するというパターンもあります。
そのとき、家族になにが起こるか。それは実体験したかたに聞いてみるのが一番です。
 「父さんの会社が倒産した」の書評 を読んでみてください。
一家離散となる家庭も多いです!このようなことが当たり前になってくるわけです。
選ばなければ仕事はいくらでもあります、ないのは、家族を養える正規雇用の就職先です。
一方、企業からしてみれば、ミドル層を切って、非正規の安価な労働力に置き換えていけば、
利益が増加します。売上げを伸ばさなくても、利益を増やすことが可能なわけです。
この手法より、今までより所得を大幅に増やせる経営者もいることでしょう。
しかし、このような経済格差は、別にアベノミクスだからそうなるというものではありません。
避けられないグローバル化の避けられない到達点なのです。
アベノミクスは、到達点に達するまでの速度を加速させようとしているに過ぎないのです。

もうひとつ。アベノミクスの柱、インフレターゲットについてですが、2%の物価上昇は容易では
ありません。しかし、庶民からしてみれば、確実に物価はもっと上昇するでしょう。
電気代、ガソリン、基礎的な食料品、そして消費税(まだ、安倍さんは決断していないようですが)。
介護保険などの社会保険料が上がっていくことも大きな痛手です。
これらはすべて、消費を抑制する強力なパワーとなります。
日本では急速に高齢化が進み、人口が減少していき、需要は減少していくのです。
そして、大多数の人は、自分の懐具合と相談すれば、より安いものを求めざるを得ないのです。
難しい経済理論など考える必要はありません。
需給ギャップの解消によるインフレなど考えられないのです。
企業が製品に付加価値をつけることはますます難しくなってきているのです。
そして、経営の悪化した企業は・・・リストラです。

現在の雇用制度の問題点については、以下の本を読んでみてください。




2013_08_14


問題は、3番目の成長戦略です。
成長戦略がアベノミクスの可否を決めるという意見もあるようですが、
その実体がよくわかりません。
時代に応じて、あるものは規制緩和し、あるものは規制強化するというのは当然のことで、
それ自体はやるべきでしょう。
しかし、規制緩和すると経済が活性化されるといいますが、本当にそうでしょうか?
一般的に、規制緩和された産業では激しい価格競争が起きます。
価格低下により、消費者が恩恵を受けることは確かでしょう。
でも、価格競争に勝つには容赦ないコスト削減が必要です。
バスの運転手を過労に追い込まなければ利益はでないでしょう。
可能な限り人件費を削減していった企業や、人員を大幅に削減できるシステムを構築した
ごくわずかの企業が最終的に勝利を収めるでしょう。
アベノミクスの成功には賃金の上昇が必要だと聞きますが、競争に勝つためには賃金
の抑制が必要です。最終的に、競争社会はコストの削減競争になるのですから。
勿論、日本企業が国際競争力を高めるためには、国内でも厳しい競争環境にさらされて、
コスト競争力をつけておくことが必要でしょう。
以上のことから、わたしの意見としては・・・
規制緩和を中心とした成長戦略は、企業の競争力強化とともに賃金の抑制を招くでしょう。
これは毒薬とは言えませんが、特効薬でもありません。
薬に見せかけた薬といったところではないでしょうか?
やはり、アベノミクスの成長戦略はプラセボなのです。

わたしには竹中平蔵氏の真意がよくわかりません。
竹中平蔵氏の考えるアベノミクスというのは、本当のところは、円安誘導と賃金抑制により、
従来型の外需を復活させることにあるのではないかと思ってしまいます。
竹中平蔵氏の主張を知りたいかたは、ぜひ竹中氏の書かれた本を読んでみてください。
アベノミクスは理論的に100パーセント正しいそうです!

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2013_08_13


政治家というのは、とにかく財政出動したくなるようです。誰かには必ず喜ばれます。
財政出動は必ず効きます。モルヒネのように!
ただし打ち続けないといけません。モルヒネのように!
実は、財政出動は何をしても効果的です。大切なのはお金を使うことです。
自民党の場合は、公共事業です。民主党なら、子供手当でしょうか?
日本経済の状態は一言で言うと、需要不足・供給過多なんです。
モルヒネが鎮痛目的である限り、あるところまでは、それほど大きな副作用もないでしょう。
政府がいくら財政出動しても、今の規模でしたら需給ギャップは埋まりません。
だから、それほど大きな副作用もありません。というより、いいことばかりです。
もっと政府が支出を増やせば、もっと景気がよくなります。
政府が国民や企業からお金を吸い上げるのをやめれば、もっと景気がよくなります。
具体的には、法人税の実効税率を引き下げればよいのです。これは効きます。
短期的にはいいことばかりです。では、長期的にはどうなるのでしょう?
モルヒネの量を増やしながら打ち続けていくと、最後は呼吸が止まります。
つまり、日本経済は破綻してしまうでしょう。でも、それがいつ来るのかがわかりません。
もうひとつ、モルヒネには特徴がありました。モルヒネは治療にはなりません。
政府が財政出動しても、需要を喚起することはないのです。
一番わかりやすい例が、家電エコポイントです。この制度の期間中、家電は売れました。
そして、制度が終わるとテレビは売れなくなりました。
これは、需要喚起ではなく、需要の先食いです
モルヒネには副作用はないといいましたが、それは、継続中の場合です。
打つのをやめれば、必ず副作用がでてきます。だから、やめられないのです。
「需給ギャップが改善したのち、政府が財政再建に取り組む。」
正しいです!でも、無理です!
2013_08_12


昨日のニュース
アベノミクス効果? 生活満足度71% 18年ぶり7割台 国民生活世論調査

しかし、「去年と比べて生活が向上している」と答えた人は4.9%しかいないということは、
アベノミクスの効果というよりも、アベノミクスへの期待の現われではないでしょうか?
将来が明るくなりそうだと、現在の幸福感が増すことは確かです。
みなさんご存知のとおり、アベノミクスは、大胆な金融政策、機動的な財政政策、
民間投資を喚起する成長戦略から成る3本の矢を基本方針としています。
アベノミクスを人間の体への処置と考えてみると次のようになります。
大胆な金融政策・・・・・・アドレナリン
機動的な財政政策・・・・モルヒネ
成長戦略・・・・・・・・・・・・プラセボ(偽薬)?

しばしば、金融はわたしたちの体の血液にたとえられます。
血中にアドレナリンが放出されると、心拍数、血圧、血糖値が上がります。
それにより、毛細血管の血流がよくなります。つまり、国民にお金が流れやすくなるのです。
しかし、ずっと高血圧だと動脈硬化が進み、動脈硬化があると高血圧になりやすい。
あるとき突然、動脈破裂を起こして、毛細血管への血流がストップします。
何も自覚症状がなくある日突然襲ってきて、致命的になることもあるため、
高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれています。
日銀は短期金利をコントロールすることはできますが、長期金利はコントロールできません。
国債が暴落することで、国債を大量に保有する金融機関の経営危機が起きるかもしれません。
金利が急上昇すれば、企業の倒産、個人の住宅ローン破産が急増するかもしれません。
国や自治体の財政危機が起きて、公務員に給料が支払えなくなるでしょう。
そして、警察、教育、ゴミの処理など様々な行政サービスが滞ります。

現時点ではそこまでのことは起こらないとわたしは思いますが、
お医者さんの言うように、高血圧は健康によくないのです。
早くアドレナリンを打つのをやめないといけないわけですが、これが難しい。
アドレナリンを打つのをやめれば、毛細血管の血流が悪くなります。
つまり、国民にお金が流れこまなくなり、一時的には不景気になります。
そのとき、血管を収縮させる筋力(持続的経済成長力)が日本経済にあれば、
末梢血圧をコントロールすることができて、異常な状態から脱却する(健康になる)ことができます。
やはり、経済成長なくして、アベノミクスの成功はありえないのです。
しかし、逆に言えば、経済成長してアベノミクスが大成功に終わるという可能性もあるのです。
病気の心配ばかりしているのが一番体に悪い
ということもいえるのです。
悲観的なことばかり言わず、「この残酷な世界で日本経済だけがなぜ復活できるのか」を読んで、
明るい未来を見ることも大切なことなのかもしれません!?!?(次回に続く)


2013_08_11


グローバル化が賛成、反対という問題ではなく、
すでに避けられないものであるとしたら、日本はその影響を受けてどうなっていくのでしょうか?
「英語をしゃべれないと、まともに仕事ができなくなる」
「国際化社会に対応できる知識を修得したグローバル人材になる必要がある」
多くの日本人にとってはそういう問題ではありません。
池田信夫氏の言葉を借りるならば、
 成長から停滞、そして衰退へという、どんな国もたどったサイクルの最後の局面だ。
 それに適応して生活を切り詰めれば、質素で「地球にやさしい」生活ができる。
 日本は欧州のように落ち着いた、しかし格差の固定された階級社会になるだろう。
 ほとんどの文明は、そのように成熟したのだ。明日は今日よりよくなるという希望
 を捨てる勇気をもち、足るを知れば、長期停滞も意外に住みよいかもしれない。
ということになります。
すでに昨日のニュースになっていますが、
「国の借金1000兆円突破 1人当たり792万円」
ということです。
借金が増えているだけではなく、借金増加のペースが上がっています。

これから日本の人口は減り続け、お年寄り中心の国家になります。
多くの人に投票してもらうのが政治ですから、お年寄り優遇をやめることはできません。
国の借金を減らすためには、消費税の大増税と年金の大幅削減が必要ですが、
どちらもお年寄りには超不人気政策なので、思い切って行うことはできません。
理由はそれだけではありません。日本では政府の支出が民需を支えているので、
政府が支出を減らすと経済が回らないのです
今すぐに日本がデフォルトに陥ることはないとわたしは思いますが、
デフォルトにいきつくまで、政府(地方も含む)は借金を増やし続けるでしょう。
まずわたしたちが認識しておかなければならないことは、
日本は、経済格差をますます拡大させながら、
長くて緩やかな衰退の道を歩んでいる
ということです。
では、日本が復活する道はないのでしょうか。「ある」とわたしは信じていますが、
その前に、日本人には変えなければならないことがあるように思います。

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新刊が出たそうです。わたしは読んでませんが・・・

2013_08_10


日本のサッカーが世界に通用するか?日本の野球が世界に通用するか?を考えてください。
日本国民として、野球なら、WBCで優勝してほしいと思うのは当然ですが、
日本のサッカー選手に、ワールドカップで優勝して来いというのは酷すぎるでしょう。
それと同様に、世界(特に、中国と韓国)との戦いかたも業種によって大きく異なります。
大雑把に言いますと、機械系ではまだまだ日本のものづくりは負けていません。
輸出企業の時価総額ランキングで見ますと、上から、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、キヤノン、
デンソー、ファナックとなります。キヤノンは電子機器メーカーですが、日本の得意分野である
光学部品が含まれています。このような企業には、これまで培ってきた技術を進化させ続けて、
世界中でどんどん活躍してほしいものです。

問題はそれ以外の分野です。電子部品では日本が強みを発揮しているものもありますが、
総じて、電気・電子製品ではかなり厳しい状況です。敗因はいろいろあるでしょう。
自前主義にこだわったことが敗因のひとつであることは確かでしょう。
でも、自動車産業のように、ずっと勝ち続けていることのほうが奇跡的なことであって、
電気・電子関連の企業が努力していないから負けているわけではないのです。
もっと、アップルやサムスンに学べなどと言われることもあります。
確かに、アップル、インテル、グーグル、クアルコムのような企業には学ぶ価値がありそうです。
でも、韓国企業に学ぶ価値はないと思います。
サムスンの没落とともに、韓国経済は遠くない将来、崩壊するかもしれません。
韓国企業はグローバル戦略の反面教師になるでしょう。
コモディティ化した製品を扱うメーカーは、持続的勝者にはなれません。
スポーツの世界では必ず優勝するチーム(人)が現れますが、
産業界では、勝者なき戦いがありうるのです


2013_08_09


アメリカではかなり以前からの所得の二極分化がおきていて、
「金持ち父さん」になれなければ、「貧乏父さん」になるしかなくなっています。
グローバル化の進展により、日本でも中産階級の没落が鮮明になってきました。
中産階級の代表は製造業の労働者ですが、コモディティ製品は世界のどこでも製造できる
ようになってきたので、世界規模で賃金のフラット化が進んでいます。
この影響はサービス業にも及び、ユニクロの柳井氏の言う「世界同一賃金構想」も、
そう遠くない将来、現実のものになるのかもしれません。
つまり、日本のような給与の高い国の一般労働者の賃金は、発展途上国の労働者と同程度に
なるまでじわりじわり下がり続けるのです。
また、ITの進展により、組織のフラット化も進み、中間管理職はどんどん必要とされなく
なってきています。現実に、企業は必要とされていない多くの中間管理職を抱えています。
利益の出ている企業では、そのような中間管理職も無事、定年退職を迎えることができる
かもしれません。
しかし、経営が悪化した企業では、このような中間管理職が真っ先にリストラされること
になります。多くのサラリーマンは、このダブルフラット化をよく認識して、
根本的に生きかたを考え直す必要がある
のではないでしょうか?
どこかの教授のように、すべてのことを小泉構造改革のせいにして何かいいことがあるでしょうか。
ちょっと前に政権をとっていたどこかの政党のように、アベノミクスを「分厚い中間層の復活」に
つながらないと批判しておきながら、具体策を何も示さないようではどうにもならないのです。
世界の各地でも反グローバル化の運動が起きていますが、具体的な主張がよくわかりません。
日本も世界の流れについていくしかないのです。TPPについても、良い悪いの問題ではなく、
もし世界経済がブロック化したときに日本が生き残る道を考えると、参加しておかないわけには
いかないのです。
平和というものは一国で成し遂げられるものではありません。
世界の流れに逆わないこと。日本が戦前に学んだ教訓なのではないでしょうか。
日本は独自の道を歩めばいいといった議論は、危険な香りがします。
2013_08_05


ロバート キヨサキの書いた「金持ち父さん貧乏父さん」は発売から13年たった今でも、
かなり売れているようです。この本が単なるブームでないことがわかります。
amazonのカスタマーレビューを見ると、かなり評価されているようです。
でも、これを子どもには読ませたくないという意見もかなりあると思います。
子どもに、「父さんはいつまで貧乏父さんなのか」と聞かれても困るから。
しかも、この本を読んでも、貧乏父さんが金持ち父さんになることはできないでしょう。
今の日本の社会において、貧乏父さんが金持ち父さんに
なれる可能性はとても低いのです。

投資に成功するかしないかという以前に、貧乏父さんには毎月、住宅ローンの支払いがあります。
しかも、フラット35とやらで、働いている間はローンを払い続けなければなりません。
金儲けに関する何事においても、貧乏父さんにはチャレンジができないのです。
妻子を路頭に迷わすわけにはいかない。でも、失敗する可能性のないビジネスは絶対ありません。
ビジネスでも投資でも、全く自己資金なしではじめられるものはありません。
多くの貧乏父さんは、今の仕事をやめてリスクのあることに挑戦したとき、
失敗できないという精神的プレッシャーに
潰されてしまうでしょう。
だから、
本当は違うことをしてみたいけれど、今の会社にしがみつく以外にできることがなくなります。
退職するまで、自分の時間を売る以外に収入を得る方法を見つけられないのです。
退職すると年金に頼るしかありません。そして、元気なのにすることがなくなってしまいます。
拘束時間に人から言われたことをする以外に何もやってこなかったからです。

これは今60代の人に関する話です。これからはもっと悲惨になります。わたしのような40代なら、
定年前に誰でもリストラされるようになるでしょう。
さらに、70歳近くならないと年金はもらえなくなるでしょう。
さらに、年金だけでは生活できなくなるでしょう。

これは今の40代の人に関する話。20代はもっと悲惨になるかもしれません。
わたしが就職した頃には、非正規社員として働き始めるという人はほとんどいませんでした。
これからは非正規がスタンダードになり、正規社員でも給料はすぐに天井にぶつかるでしょう。





2013_08_04


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

対馬(津島)と神津島
を結ぶライン上に、
沖ノ島があるの。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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