八卦1八卦  “八卦”. ウィキペディア日本語版. 2014-05-31. (参照 2014-11-09).
八卦(はっけ、はっか)は、古代中国から伝わる易における8つの基本図像。
すなわち、<左の図>の八つ。
卦は爻と呼ばれる記号を3つ組み合わた三爻によりできたものである。
爻には─陽(剛)と--陰(柔)の2種類があり、組み合わせにより八卦ができる。
なお八爻の順位は下から上で、下爻・中爻・上爻の順である。
また八卦を2つずつ組み合わせることにより六十四卦が作られる。
卦象
八卦は伏羲が天地自然に象って作ったという伝説があり、
卦の形はさまざまな事物事象を表しているとされる。
下表のように方位などに当てて運勢や方位の吉凶を占うことが多い。(表は省略)
次序
なお朱子学系統の易学における八卦の順序には「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」
と「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」の2通りがある。
          前者を「伏羲八卦次序」、後者を「文王八卦次序」という。
伏羲八卦次序は繋辞上伝にある「太極-両儀-四象-八卦」の宇宙の万物生成過程に基づいており、
陰陽未分の太極から陰陽両儀が生まれ、陰と陽それぞれから新しい陰陽が生じることによって
四象となり、四象それぞれからまた新しい陰陽が生じることによって八卦となることを、
八卦2
の順で表している。下記の図はその様子を描いたものであり、陽爻は白で、陰爻は黒で表されている。
八卦3

一方、文王八卦次序は上記のような説卦伝で説かれた卦の象徴の意味にもとづいており、
八卦4(←)父母が陰陽二気を交合して
(←)長男長女・
(←)中男中女・
(←)少男少女を生むという順を表す。
ここで子は下爻が長子、中爻が次子、上爻が末子を表し、陽爻が男、陰爻が女を象徴している。

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(2010/04/17)
盧恆立(レイモンド・ロー)

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これまで陰陽論として、四分割したもの(四象)、それを発展させて五分割としたもの(五行)にて、
宇宙の成り立ちを説明してきましたが、中国で伝わる陰陽論は、
「太極(1)→両儀(2)→四象(4)→八卦(8)」で宇宙の万物生成過程を説明しています。つまり、
宇宙の生成には四分割ではなく八分割が必要である
としているのです。復習をしますと、ダウンクォークや電子については四象で説明することができます。
これまで書いてきましたように、ダウンクォークは「火地風水」、電子は「地風水」です(記事34-1)。
光は、粒子としての「火水」と、波動としての「地木」の2つが組み合わさっています(記事33-4)。
アップクォークは四象だけでは説明ができず、五行が必要になります。
そうしなければ、現実の電荷である+2/3eが説明できません。
五行である「金」と「土」を導入することにより、アップクォークは「火金木水」で表現されます。
記事34-3には、反電子ニュートリノを示しているので、その対称物が電子ニュートリノであり、
「金木水」となります。これで素粒子が終わりならいいのですが、
「まだまだ素粒子はあるぞ。他はどうなるのか?」ということになります。

ここで、これまでの陰陽五行論による説明と素粒子の質量の関係を考えてみます。
光子には質量がないので、空間の抵抗は「火水」には及ばないことになります。
ヒッグス粒子に満たされた空間においても「火水」の大きさならスルーなのです。それに、
小さな破片である「金」がくっついた電子ニュートリノの質量は0ではないが非常に小さい
(電子の100万分の1以下)と考えられているので、どうも「金」がくっついているくらいでは、
ほとんど抵抗を受けないようです。しかし、「金」ではなく、大きな破片である「地」がくっついている、
つまり大きな破片が3つ(電子)になると、測定できるほどの質量を持ちます。
アップクォークはさらに小さな破片である「金」がくっいているので、質量が電子の約6倍あります。
一方、ダウンクォークは大きな破片である「火」がくっついているので、質量が電子の約12倍あります。
ここまでは、一応、大きさと質量の関係は現実と一致しています。問題はここからです。
Wボソンの質量は電子の約16万倍です。これは、記事34-3で説明しました「陰陽五行のWボソン」
の大きさくらいでは到底、実際のWボソンの質量は説明できそうもないのです。
これは、全く別の機構が働いていると考えざるを得ません。
そこで登場するのが、「八卦」です。「四象」はさらに陰陽に分割されて、「八卦」になるのです。
この陰陽分割は、宇宙の生成においては「内と外」の分割であると考えられます。
「内側の四象」と「外側の四象」に分割されることで、
素粒子は立体構造を持つのです。
これが「上下」ではないこともポイントです。「上下」ならば反転させることができるため、
宇宙空間においてどちらが上でどちらが下であるかを断言することはできません。
しかし、「内外」は明確に区別することが可能です。また、この「内外」の構造は、「四象」で示される
平面構造より、飛躍的に大きな体積を占めることが予想されます。「Wボソン」、そして「Zボソン」に
ついても、「内外」の構造を持つ「八卦」により説明が可能なのではないかと思います。
予想される構造を下の図に示しています(WボソンとZボソン)。WボソンとZボソンのどちらも、
内側に「地風水」、つまり電子(Wボソンでは陽電子)があると考えていますが、その逆もあり得ます。
「四象」で示されるクォークが合板(四枚張り合わせ)のような存在であるのに対し、「八卦」で示される
ウィークボソンは合板でつくった家具のようなものであるとすれば、専有面積が全く異なります。
クォークが板なら、ウィークボソンは箱です。
この専有面積が宇宙空間を進むうえでの抵抗になり、大きな質量を与えていると考えられるのです。

記事34-3の図のような書き方をすると、平面体であるダウンクォークからいきなり立体構造を持った
ボソンが出現するような印象を与えてしまいますが、この反応では中性子が陽子になっているのです。
つまり、ハドロンも何らかの立体構造を持つ(クォークを平面体と見なしている)と考えられます。
「四象→八卦」を立体構造の付与と考えれば、過去の中国において書かれた陰陽論が示している
「太極→両儀→四象→八卦」は宇宙万物の生成プロセスを的確に説明しているように思われます。
これはあくまでも予想です。間違っていたらごめんさない。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ということで・・・


八卦とボソン


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2014_11_10


「神は生物を進化するよう造った」 現ローマ法王も肯定(10月30日 朝日新聞デジタル)
宇宙が誕生したビッグバンも進化論も、神の教えと矛盾しない――。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は28日、天地創造に関する科学の理論を肯定した。
世界の高名な科学者が集うバチカン科学アカデミーでの会合で語った。
法王は「世界の始まりは混乱の産物ではない。創造主の手がビッグバンを必要とした」
「神は、自然の法則に従って進化するよう生物を造られた」などと述べた。
旧約聖書は、神が6日間で天地を創造したと記す。地動説を唱えたガリレオへの17世紀の
異端裁判などで非科学的と思われがちなバチカンだが、1950年から進化論を認めてきた。
ただ保守派の前法王ベネディクト16世は「神の創造を信仰で理解することと科学による証明は
対立しない」と述べる一方で、「進化論はすべての問いに答えてはいない」と発言した。
生命の誕生や進化に何らかの「知的計画」が働いたと主張し、米国で支持を集めるキリスト教右派
への追い風と受け止められていた。(ローマ=石田博士)

宇宙は神が造ったのか?――聖書の「科学」を調べたジャーナリストの記録 (Big Box, Little Box)宇宙は神が造ったのか?――聖書の「科学」を調べたジャーナリストの記録 (Big Box, Little Box)
(2009/11/25)
リー・ストロベル

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記事32-6、32-7でも、キリスト教と陰陽論の関係について書きましたが、
陰陽論が科学とどのくらい一致するかだけでなく、宗教とどのくらい一致しているかも気になるところです。
キリスト教の信者には、進化論を認めないという人もいるようですが、
進化論が宗教とそれほど対立しているようには思えません。
進化論で、「生物が進化して人間ができた」といっているのは、あくまでも物質的な面に限られます。
人間は物質のみで構成されるという科学的証拠はどこにもありません。
証明できていない以上、「生物が進化して人間ができた」という意味は、
「人間の肉体は生物の進化によりできた」
ということを主張しているに過ぎません。物質以外のことについて、進化論は何も言っていません。
ですから、「そうそう、人間の肉体はそうだけど、それ以外は神が創造された」と主張すればいいのです
(究極的には、物質も神の創造物のひとつであると考えるべきなのですが)。
物質が意識をつくったのか、意識が物質をつくったのか、どちらが正しいといえるでしょうか?
現代を規定する最も大きな信仰は、「物質が万物を創った」という考えかたです。
1000年後の教科書には、20世紀は「物質万能主義の時代」と記述されることでしょう。
「生物のなかで人間だけが特別だという考えかたは間違っている」と主張する科学者がいますが、
「科学で捉えられる人間が人間のすべてである」という考えかたのほうが間違っているように思います。
特に、科学で捉えられないものとして、「生命」と「意識」があります。
生命科学で捉えているものは、「生命」とつながっているときの「物質」の解明でしかありません。
科学では「生命」そのものを理解することはできません。

さて、前記事で、陰陽五行的には、人間は「物質」「生命」「意識」「人間としての実体」で
つくられていると書きましたが、この4つが一体となっていることが重要なのです。
4つが一体となったときに現れるものが人間という存在であり、分離分析してはいけません。
科学には、すぐに還元主義に陥るという悪いくせがあるのです。
つまり、複雑な事象でも、それを構成する要素に分解して、それらの一部の要素だけでも理解できれば、
元の複雑な事象全体の本質を理解できるはずだとする考えかたです。
それが全く通用しないのが、人間なのです。
ただ、物質については分離独立させて解析することができますので、物質は人間が理解できる境域
であり、それ以外は人間が理解できない領域(つまりは、神の領域)だといえるでしょう。
神の領域は、区別することはできますが分離することはできません。つまり、
「生命+意識+人間としての実体」=三位一体です。
父なる神=「生命」、御子キリスト=「人間としての実体」、聖霊=「意識」なのでしょうか?
このように考えると、人間は物質化した神であるとする考えかたも可能です。

さて、人間は「物質」「生命」「意識」「人間としての実体」で構成されるとしてきましたが、
これは目が覚めているときです。眠っているときの状態は違う形をしています。
睡眠時、わたしたちは、「物質+生命」と「意識+人間としての実体」の2つに分離しています。
そのとき、意識が潜在意識になっているため、睡眠時には無意識の状態になります。
断片的なものの一部が顕在意識のほうに入ることがありますが、これは「夢」と呼ばれます。
「物質」と「生命」がつながっていれば、目が覚めると必ず元の状態に戻ります。
一方、「物質」だけが離脱してしまえば、わたしたちは死んでしまいます。
その後、残った「生命+意識+人間としての実体」も、分解していきます。
「生命」が離脱してしまえば、もう二度と元に戻ることはできなくなります。
ところが、「生命+意識+人間としての実体」に留まった状態で、再び「物質」を
引き寄せることができれば、生き返ることが可能です(通常は起きません)。
これを「復活」といいます。

これは奇跡的なことであり、通常、わたしたちは「物質」を失うことで死に、
その後「生命」を失い、最後に「意識」を失い、「人間としての実体」だけになります。
その後、どうなるのでしょうか?いつの日か「物質」「生命」「意識」とつながり、
再び地球上に誕生するのでしょうか???


陰陽五行と死後の世界

2014_11_06


第一部 感覚の世界から霊の世界へ(第二講)  生成と消滅の感情 
~内面への旅 シュタイナーコレクション2 ルドルフ・シュタイナー著 高橋 巖訳~
(前略)生命の芽生えと死の腐敗とは、私たちのエーテル体が現実世界と結びつくとき、
互いに作用し合います。このことは、厳しい試練を意味します。なぜなら、どんな事物も、一方では
生成と萌芽の感情を持つように、そして他方では死滅の感情を持つように、と促しているのですから。
感覚世界の背後に見えるすべては、この二つの相反する根本衝動を示しているのです。
オカルティズムは、その二つを、「生成の世界」と「消滅の世界」と呼びます。
そして、その背後に「叡智の働き」があるのです(図2)。
意志の働きの背後には、叡智の働きがあるのです。「叡智の働き」と申し上げたのは、単純な理由
からです。人間が概念で捉える叡智は、通常、働く叡智ではなく、考えられた叡智です。人が意志
の働きの背後に見る叡智は、事物と結びついており、事物の世界で働いており、支配しています。
叡智が現実から離れますと、死が訪れます。叡智が流れ込むと、生成が始まります。
今、私たちの見る感覚世界を世界A、叡智の働く世界を世界Bと呼びます(図2)と、
私たちのエーテル体成分は、現象界の背後に存在するこの世界Bから取り出されました。
外に働く叡智の力は、私たち自身のエーテル体の中にも働いているのです。

生成と消滅の世界








<出典>
内面への旅 シュタイナーコレクション2
p.51

内面への旅 (シュタイナーコレクション)内面への旅 (シュタイナーコレクション)
(2003/08)
ルドルフ シュタイナー

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これまで陰陽五行論に関する宇宙の成り立ちの話を多くしてきましたが、物理学はわたしの仕事
には関係ありませんし、物理学といえば、大学のときに教養で、シュレディンガーの波動方程式
が理解できず、丸暗記して試験を受けて「可」をもらったという記憶ぐらいしかありません。
それ以来、物理学に興味はありませんでしたが、その間、素粒子物理学には大きな進展がありました。
ということで、最新の物理学を理解しているわけではないのですが、陰陽五行論を説明しようと思うと、
宇宙の成り立ちを説明するのが最も簡単なのです。そもそも陰陽五行論のもとになっている陰陽論は、
宇宙の成り立ちを説明するために考案されたものです。
現在最も普及している陰陽五行論は東洋医学に関するものですが、医学的なことは誤解されて
読者に迷惑をかけることもあるので、なかなか説明しにくいのです。
ひとつだけ言っておきますと、陰陽五行論では、わたしたちの命の中心である心臓は
「火」に属しており、体内の化学工場と言われる腎臓は「水」に属しています。
一方、宇宙の成り立ちなら、推論を言っても、他人の実生活に迷惑をかけることはありません。
ビッグバンがあろうと、宇宙が加速膨張していようと、人生に何の影響もありませんから・・・

さて、陰陽五行を精神世界に適用するとどうなるでしょうか。
物質世界に関することは客観的に判断できるので、間違っていたら誤りを正すことができます。
しかし、精神世界には物質という歯止めがないので、間違った方向にいってしまった人間を
正すことはできません。間違った方向に進んだ人間はエゴがエゴをさらに増殖させる状態に陥り、
自分のエゴを自分でコントロールできない状態に陥ります。
薬物中毒に似ていますが、薬物中毒の場合、強制的に中毒者を薬物から引き離すことが可能です。
しかし、精神世界にはまったエゴ中毒者をエゴイズムから離脱させる簡単な方法はありません。
そういった意味で、精神世界の探求は危険極まりないと言えます。
ですので、精神世界の探求は、安易に他人に勧めることはできないし、慎重であるべきなのですが、
最も安全な道は、「生成」と「消滅」の世界を知ることです。
言うまでもないことですが、「生成」と「消滅」は「陽」と「陰」に対応しています。

精神世界に入る=感覚世界を越えるということです。
シュタイナーは精神世界の大家であり多くの著作を残しています。日本語に訳された著作物も多い
のですが、シュタイナーの著作には上の引用にもある「エーテル体」という言葉が頻繁に登場します。
エーテルといっても、化学で言われるエーテル(ジエチルエーテル)とは全く関係ありません。
普通では分からない専門用語が、シュタイナーを理解しにくいものにしています。
「エーテル体」は人間の肉体が発育し、生命を維持していくのを可能にしているエッセンスです。
ですので、「生命体」と呼ばれることもあります。しかし、「エーテル体」は物質でも精神でもないので、
それ自体が何かということをこれ以上説明することは困難です。
わたしたちに理解できるのは、生命そのものではなく、物質と生命が結びついている状態です。
「物質」の象徴が「鉱物」であるとすれば、「生命+物質」の象徴が「植物」です。
わたしたちが理解できる「生命」は、物質と結びついた生命だけであり、
感覚世界では「生命とは何か」を知ることはできません。
素粒子物理学をいくら極めても、生命の本質に到達することはないのです!
陰陽五行的に考えると、「物質」は「水」に該当し、「生命」は「火」に該当します。
過去の記事で説明していますように、陰陽五行的宇宙では、「火」と「水」の組み合わせは「光」を
意味します。植物が「光」を必要とすることは、偶然の一致ではありません。また、東洋医学から
見ると、臓器のなかで最も「生命」的なのは心臓であり、最も「物質」的なのは腎臓です。
物質的な観点からみても、心臓が動いていることは生きていることの証ですが、
精神世界から見ても、心臓は「生命」を最も適切に表現している存在なのです。

「物質」+「生命」、それに「意識(感情、衝動、意志など精神活動に関するもの)」が結びついたもの
の象徴は「動物」です。そして、それに「人間を人間たらしめているもの」を加えた存在が「人間」です。
「人間を人間たらしめているもの」をシュタイナーは「自我」と呼んでいますが、自我とは何かを理解
することは容易でないので、「自我」では、人によってイメージがバラバラになってしまうと思います。
これについては、またいつか説明することにします。

元来、日本人は生成と消滅の感情を強く持っています。
「桜」と「朝日」は生成の感情の源であり、「紅葉」と「夕日」は消滅の感情の源です。
「和の心」は単なる美徳ではなく、「感覚世界を越えた何か」なのです。



陰陽五行的人間の実体

2014_11_04


国立大学から文系学部が消える!安倍首相と文科省の文化破壊的“大学改革”
(10月1日 LITERA/リテラ)
大学進学率が50%を超え、真理の探究にとりくむ象牙の塔という大学のイメージはすでに過去のものと
なった。今や大学は、そのあたりの民間企業も真っ青な、徹底した経済の論理による支配が強まっている。
しかし、まさかここまで、と関係者を震撼させたのが、最近、文部科学省が国立大学に示した方針だ。
この問題を伝えた数少ない報道である『東京新聞』9月2日付朝刊の「国立大から文系消える?
文科省が改革案を通達」と題された記事ではこう紹介されている。(中略)文科省の露骨な指示によって、
すでに国立大学での教員養成系、文系の廃止は着実にすすめられているのだ。福井県でも、県下で
たった2つしかない人文社会科学系のひとつである福井大学地域科学課程の廃止が決定し地元に波紋を
広げていると福井新聞が8月6日に伝えているところからも、事態が相当進展していることは間違いない。
「国立大学」は2004年に設置形態が変更され、国立大学法人という独立行政法人となった。
文科省のHPなどには、大学の自主性を高め柔軟な教育研究をすすめるためと謳われているが、
国からの運営費に頼らざるを得ない財政構造になっていることから、
結局、国すなわち時の政府の方針に逆らうことができないのが実際だ。
こうした、大学に市場原理が導入されカネをうまない学問を切り捨てていく流れが、
いっそう加速しているのには、もちろんあの男の登場が背景にある。
あの男、安倍首相は5月6日のOECD閣僚理事会基調演説でこう語っている。
「だからこそ、私は、教育改革を進めています。学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、
もっと実践的な、職業教育を行う。そうした新たな枠組みを、高等教育に取り込みたいと考えています。」
安倍にとって「学術研究を深める」ことなどまったく無意味で、社会のニーズにあった職業に就けるための教育
こそが必要だと考えられている。ほとんど大学教育そのもの否定である。大学の専門学校化といってもいい。
象徴的にいえば、文学部の存在意義など見い出しようのない教育観、学問観である。

憲法の「空語」を充たすために憲法の「空語」を充たすために
(2014/08/09)
内田 樹

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安倍さんの方針の多くは市場原理に基づいているので、大学も例外ではないということでしょう。
知識全般にいえることですが、いや知識に限らないことかもしれませんが、
今すぐに役立つことは、すぐに役に立たなくなるものです。
「市場は常に間違っている」というジョージ・ソロスの言葉があるくらいですから、
市場原理が万能であるという発想で政策を行うと、人間軽視になることは間違いありません。
市場はあるとき突然に潮目が変わって、今まで起きたこととちょうど逆のことが起きたりするものですが、
市場原理に合わせて教育や人材育成をすると、社会の動向に振り回され過ぎて知識の蓄積ができなくなり、
何でもマニュアルやノウハウに頼るような薄っぺらい人材ばかりを輩出してしまうのではないでしょうか?
法学部のように実学を扱っている学部では、希望者が減れば縮小していくしかないでしょうが、
文学部の場合、市場原理に合わせること自体がそもそも無理です。
哲学などその最たるもので、「お金を儲けるための哲学」って、哲学ではないでしょう。
しかし、大学が今までどおりでよいとも思えません。例えば、経営学の場合、経営者が意思決定において
経営学を用いたという話をあまり聞きません。「意味のある知識とは何か」をよく考えていただかないと、
それこそ無意味です。文系はだめだけど、理系は問題ないということでもありません。
現在、多くの企業ではITエンジニアを求めていますが、募集しても人材が集まりません。
このような状況はさらに強まっていますが、現在の大学はこれに十分にこたえているとはいえません。
一方、オーバードクターが大勢いる学科も存在して、工学部内の学科を常に見直していく必要があります。

当然ながら、安倍さんのこのようなやり方に反対する人も多くいます。
ところが、安倍さんより、安倍さんの批判をしている人の言動のほうが心配になってくることがあります。
安倍さんの批判をしている人の多くが、批判するだけで建設的なこと言ってくれないのです。
批判だけでしたらわたしでもできます!
「日本には経済成長は必要ない」といった極論を言われると、アベノミクスのほうがましに思えてきます。
アベノミクスの問題点は「目先のお金に目が眩んで、将来の持続的な利益を失うことになるのではないか」
ということであり、お金のことは考えなくてよいということではありません。「陰」と「陽」にはバランスが
必要なのですが、市場原理主義という「陰」に対抗する「陽」となるべき核がありません。
「市場原理主義はダメだ。みんなが平等に収入を得ることができる社会をつくります」と言われると、
「何をしても給料が同じということでしたら、仕事は適当にしておきます」ということになります。

陰陽の対立は万物の原理です。
陰と陽は隣合うことを好み、逆に、陰と陰、陽と陽は隣合うことを避けようとします。
正または負の点電荷があるとき、その周辺には、光子のもとになる「火水」がつくられます
(陰陽五行的光子については、記事33-4をご覧ください)。
正と負の点電荷が両方あるとすると、下の図のように「火水」が配置されます。
正と負の点電荷の中間点では必ず陰と陽が隣合うことになりますが、隣合った陰と陽は重なり合って
消滅しようとします。実際に隣合った陰と陽が重なり合うと、2つの「火水」が1つになります。
「火水」が消滅すると「火水」全体の再配置が起こって、再び、陰と陽は隣合うことになります。
このような状態では、常に陰陽を消滅させようとする力=「引力」が働きます。
正同士または陰同士の点電荷があるとき、点電荷の中間点では必ず陽同士または陰同士が隣合う
ことになりますが、隣合った陽同士または陰同士の間隙に、新たな陰陽が生成しようとします。
実際に点電荷の中間点に陰陽が生まれると、瞬時に一対(二つ)の「火水」が生成します。
「火水」が生成すると「火水」全体の再配置が起こって、再び中間点の間隙に陰陽が生まれようとします。
このような状態では、常に陰陽を生成させようとする力=「斥力」が働きます。

このように考えると、「市場は常に間違っている」というソロスの言葉には、「奥深さ」を感じます。
「間違っている」市場には「間違いを正そうとする力」が働きます。
しかし、間違いを正そうとしても、間違いが完全に正されるわけではなく、間違いを正そうとする
ことで、市場はさらなる大きな間違いをしてしまうこともあり、市場には常に間違いが残ります。
ゆえに、市場には、常に間違いを正そうとする力が働きます。
市場に変動がある限り、常に間違いを正そうとする力=市場の活力が常に生まれているのです。


陰陽五行的引力と斥力

2014_11_02


素粒子の標準理論奈良女子大学 素粒子論研究室 > 研究室紹介 > 用語解説)
(前略)基本的な相互作用には、さらに“弱い力”があります。これは、たとえば中性子のβ崩壊(右図参照
:この引用では下図)を引き起こすものです。β崩壊では、電子と、質量をほとんど持たない中性の粒子、
電子ニュートリノが放出されます(放射線の1種であるベータ線はベータ崩壊で放出される電子のことです。)。
電子やニュートリノは強い力は感じずに弱い力にのみ反応する素粒子で、これらをレプトンと呼んでいます。
また、ベータ崩壊で中性子の中のダウンクォークはアップクォークに変わります。
このように、素粒子の世界では、粒子(と反粒子)の種類が相互作用と共に変化する現象が起こります。
電磁波は量子論の世界では光子という粒子として振舞い、電磁気力は光子のやり取りによって表されます。
弱い力も同様にウィークボゾンと呼ばれる光子の仲間をやり取りすることによって生じます。
ところがこのウィークボゾンは、なんと陽子の100倍近い質量を持っていて、そのために弱い力は
その名の通り非常に弱いものになっています。このように全く異なって見える電磁気力と弱い力ですが、
電弱統一理論(ワインバーグ・サラム理論)によって、実は本来同一の力が分化したものであると
考えられることが分かりました。
電弱統一理論と強い力を記述する量子色力学を合わせた理論はCERNで行われたLEP実験などで
驚くほど良く成り立っていることが検証され、標準理論と呼ばれています。

ベータ崩壊

経済学と人間の心経済学と人間の心
(2003/05)
宇沢 弘文

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これまでの日本の経済学者は、左翼的なイデオロギーに固執して、社会的、歴史的な思想・論理体系
が現実と大きく乖離して、国民生活に貢献しているとは言い難い状況でした。
一方、新自由主義的な経済学者は、市場万能主義を推し進め、経済のグローバル化とIT化の進展
とともに、経済格差の拡大は誰にも止められないものになりました。
9月18日に亡くなった経済学者の宇沢弘文氏は、日本を代表する経済学者のひとりだっただけ
でなく、実践を伴った学問を追求し続けたかたでした。
経済学が、人を幸福にする方向に向かっていると思う人はそれほど多くはないでしょう。
人間のために経済制度が存在していることを忘れ、非人間的な経済論理が力を持ち、
一部の人を除けば、一生抜け出せない経済的泥沼に押し込められているように感じられます。
人の気持ちを思いやる経済学では良い論文を書くことができないことはよく分かりますが、
論証することばかりに執着していると、血の通わない学問になってしまいます。

経済学の話と素粒子物理学は全く関係がないように思われるかもしれませんが、
現在の素粒子の研究は、あまりにもわたしたちの日常生活からかけ離れているのではないでしょうか?
真実を追求することは大切なことなのですが、素晴らしい頭脳の持ち主なら、
社会に貢献するということも考えてほしいものです。異分野についても精通していることで、
自分の専門分野と意外なつながりを持ち、大きな成果をあげるということもあるのではないでしょうか?
今後、高エネルギー物理の実験装置には多額の予算が必要になるでしょうから、
専門家だから専門的なことだけすればよいというもの
でもありません。一生懸命働いてもたいして稼げないうえに、なけなしの収入の一部を税金として
払っている(払わされている)一般国民への貢献も合わせて考えるべきでしょう。

昔は、原子が最小の粒子であると言われていました。
しかし、それまで物質の最小単位と思われていた原子に内部構造があることが発見され、
原子は、正の電荷を持つ原子核と負の電荷を持つ電子から成っていることが判明しました。
これで解決したのかと思われましたが、異なる原子の原子核から取り出される正電荷粒子が
同じものであることが明らかになり、これを「陽子」と名付けました。
また、アルファ線を原子核にぶつけた場合、電荷を持たず、陽子とほぼ同じ質量をもつ、
透過力の強い粒子が飛びだしていることを発見し、この粒子を「中性子」と名付けました。
これにより、原子核は少なくとも、陽子・中性子から出来ていることが分かったのです。
その時点では、陽子・中性子は最小の単位であると思われました。
しかし、さらにその後、理論的に提唱されたクォークモデルが実験的に証明されたことにより、
陽子・中性子がクォークで構成されていることが明らかになりました。
現在、クォークや電子は、内部構造を持たないとされており、最小の単位と考えられています。
しかし、高エネルギー物理学が発展するにつれ、クォーク・電子・ニュートリノ以外にも
素粒子と思われる粒子が次々と発見されました。一体、いくつの素粒子があるのでしょうか?
現在、標準模型には17種類の素粒子が必要であると考えられていますが、
その17の素粒子の関係が複雑すぎます。
これは、原子の種類が多くなり過ぎたことで、これが最小の単位であるという考えが
間違っているのはないかと疑われたときの状況に似ているように思います。
「素粒子は内部構造がなく、空間的な大きさを持たない」というのは本当なのでしょうか?

そのなかでも、ウィークボゾソンは特に疑われている素粒子でしょう。
陽子の100倍近い質量を持っている「点」とは、いったいどのようなものなのでしょう?
前記事の続きをお話しますと・・・
ダウンクォークとアップクォークの内部構造が決定されるとするならば、
その他の素粒子は、現実の反応に合うように内部構造を考えなけばなりません。
ベータ崩壊と呼ばれる現象を陰陽五行的に捉えると、下の図のような感じでしょうか?


陰陽五行的ベータ崩壊


2014_10_31


想像で絵を描く能力、人だけ 京大、チンパンジーと比較 (10月28日 朝日新聞デジタル)
想像で絵を描く能力がチンパンジーにないことを京都大などのグループが確かめた。人の子どもは
「のっぺらぼう」の顔が描かれた紙に目や口を描き加えることができたが、チンパンジーはできなかった。
グループの松沢哲郎・京大教授は「人だけが今ここにないもの思い描ける能力を示した重要な発見だ」
と話す。米科学誌チャイルド・ディベロップメント電子版に28日発表する。
チンパンジーは人と最もよく似た動物。絵に描かれたものが何であるか認識できる能力があり、
絵筆を与えるとお絵かきをする。ただ、具体的な物の形は描かず、想像力がないのか、
筆をうまく動かせないだけなのか、よくわかっていなかった。研究には4歳以下の子ども32人と
チンパンジー6頭が参加。チンパンジーののっぺらぼうの顔や片目がない顔の絵を渡し、
どんな絵を描くか調べた。2歳過ぎの人の子どもでは、描かれていない顔の部分を補う行為が
よくみられたが、チンパンジーでは一切なかった。

マインドマップ
マインドマップを使おう > マインドマップって何?

ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになるふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる
(2012/08/30)
矢嶋美由希

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人間は、コンピュータのように大量のデータを正確に記憶することはできませんが、
コンピュータにはできない人間ならでは特徴があります。
それは、連想するということです。
人間は一度も目にしたことがなくても、連想により、存在しないものを想像することができます。
この能力をチンパンジーが持っていないということならば、連想力や想像力は人間にのみ与えられた
特権なのでしょうか?そのとき、気になるのが、その連想のもとになる「根源的イメージ像」を
わたしたちが先天的に持っているのか、後天的に習得したのかということです。
ユングの主張する集合的無意識という観点によれば、その根源にあるのは、個人の経験を越えた
先天的な構造領域にある神話や宗教的イメージということになるのでしょうか?
どの宗教を信仰するかは子供の頃の環境に大きく左右されるでしょうが、
「信仰を持つ心」が後天的に習得されたものだとはいえないように思えます。
日本人は「信仰心」より「論理性」を上位に置く傾向にありますが、それもひとつの見方に過ぎません。
イスラム国の戦闘員のニュースを聞くと、イスラム教徒が命を粗末しているかのように感じますが、
イスラム教徒は神から与えられた命を自ら断つこと(自殺)を絶対にしません。
イスラム教徒からみれば、日本人こそ、命を粗末にする民族だと思うのではないでしょうか?
わたしたちが正しいと信じるものを曲げる必要はないのですが、なにが正しくて間違っているかに
絶対的尺度はなく、「白」「黒」をつけることはできないのです。

さて、想像力と連想力でもって?、前記事の続きの話をしますと、
ビッグバン後、「陽」の一部が宇宙から脱落することにより、宇宙全体がやや「陰」に偏ります。
しかし、ある程度時間がたち(わたしたちの時間の尺度からすれば一瞬の出来事なのですが)、
わたしたちのいる宇宙が、宇宙の中心から遠ざかると、だんだんと「陰点」
(記事33-9を参照してください)の影響を受けなくなり、周辺環境の影響を受けるようになります。
「陰」にも「陽」にも偏っていない周辺環境は、わたしたちのいる宇宙を中性化しようとします。
つまり、「陽」が消滅する段階が終わると、その後は、「陰」と「陽」のバランスがとれるまで、
「陰」が消滅し続けます。そのときに起こる主要な反応を下の図に示します。ビッグバン直後に、
「陽」の破片である「火」が系外に出ていくのは、「火」が「陰点」に強く引きつけられた結果ですが、
「陰」の破片が系外にでていくときには、系外に強い「陽点」があってそこに引きつけられるわけでは
ないので、やや大きな破片である「水」は系外に出ることができません。
どうも、系外に出るには、小さいものほど小さい力で済むようです。となると、ビッグバン直後には、
「火」より小さな破片である「金」が系外に大量流出したのではないかと思われるかもしれませんが、
「金」と「土」は、「火」と「水」と比べて、「火地風水」や「火地木水」から脱離する速度が遅いため、
ビッグバン直後の短い時間では、「火」の流出が優勢になり、「金」はあまり流出しません。
一方、ビッグバンから一定の時間が経過して、「陰」の流出期になると、
やや大きな破片である「水」の流出はあまり起こらず、「土」が主として流出します。
「土」の流出速度はゆっくりとしたものですが、他の競争反応がないため、長時間持続します。
何か根拠があってそのように考えられる、と言っているのではありません。そうでないと、
ダウンクォークとアップクォークの説明がつかない
のです。そもそも、なぜ、電子の電荷が-eであるのに対して、ダウンクォークが-(1/3)eで、
アップクォークが+(2/3)eという電荷を持っているのでしょうか。
専門家になぜそうなのかと聞けば、アップクォーク2個とダウンクォーク1個から成る陽子が
+eで、アップクォーク1個とダウンクォーク2個から成る中性子の電荷が0なので、
計算すればすぐに分かるでしょ、と答えてくれるかもしれませんが、そういうことではなく、
なぜ、ダウンクォークとアップクォークの電荷は対称でないのでしょうか?
陽子と中性子は、クォークより後にできたものなのですよ!
まさか、将来、原子をつくるときに困らないように、神様がダウンクォークとアップクォークの
電荷を決めたわけじゃあるまいし。

陰陽論の、「陰はより強い陰になろうとし、陽はより強い陽になろうとする」という原則に基づいて、
「火地木水」(+2)から、「土」が脱落して「火金木水」(+4)が生成されます。
この反応は平衡反応ですが、「土」が徐々に失われていくので、反応は右方向に進みます。
ここで、「地」と「金」「土」の関係は、「地」=「金」(陽)+「土」(陰)です。
この段階において、陰陽五行論の「五行」の部分がとても重要になるのです。
「五行」的発想がなければ、つまり四元素の発想だけでは、「火金木水」(-4)が生まれることを
説明できません。なぜ、「火金木水」にこだわるかといえば、物理的にいうと、
「火金木水」=「アップクォーク」だからです。


イデア的アップクォーク



2014_10_29


ビックバン直後の宇宙の姿、クォーク・グルーオンプラズマ (QGP)LHC-ALICE 実験 > 研究内容)
ビックバン宇宙論によると、現在の我々の宇宙の年齢は 137 億年と言われています。
それではビックバン直後の宇宙はどんな姿だったのでしょうか?
図1は、宇宙開闢である ビックバンから、現在の我々の宇宙までの歴史を示したものです。
ビックバンをの時刻を t = 0.0 秒とし、基準とします。現在の宇宙論では、t = 10^-37 秒に宇宙の
インフレーション 急激膨張が生じ、その後、素粒子であるクォーク対やグルーオン、光子、電子などの
レプトンが生成されたと考えられています。t=10^-6 - 10^-5 秒 (数μ秒から数10μ秒; 1μ秒は10^-6 秒)
では、これらの素粒子はばらばら、つまりクォークとグルーオンがプラズマ状態であったと考えられています。
この状態のことをクォーク・グルーオンプラズマ (Quark Gluon Plasma, QGP) と呼びます。その後、
宇宙膨張とともに宇宙の温度は冷え、t= 3分になると、クォークやグルーオンから、 陽子や中性子、ヘリウム
(He) やリチウム (Li) などと軽い元素の原子核が生成されたと 考えられています(ビックバン元素合成)。
t = 30 万年になると、今度は陽子や軽い原子核が 電子をまとう様になり、中性原子になります。
この時点で、これまで電子との散乱よって遮られていた 光子(光)が透過するようになります。これが今、
我々が 4K の宇宙背景放射として見ているビックバン から30万年後の宇宙の名残に他なりません。
この時点のことを「宇宙の晴れ上がり」と言います。
その後、t = 10-100 億年で原子銀河の形成や、超新星爆発による重元素の合成 (r プロセス) などが進み、
現在の宇宙、つまりt =137億年の宇宙に至っています。

宇宙の歴史

クォーク・グルーオン・プラズマの物理 ―実験室で再現する宇宙の始まり― (基本法則から読み解く物理学最前線 3)クォーク・グルーオン・プラズマの物理 ―実験室で再現する宇宙の始まり― (基本法則から読み解く物理学最前線 3)
(2014/04/09)
秋葉 康之

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陽子と中性子が3つのクォークから構成されることは今や常識となっています
(わたしは学校でクォークという言葉を見たり聞いたりした記憶はありません)が、単独では
取り出すことができないのですから、「本当に存在しているのか」と思われるかたもいるはずです。
グルーオンはクォークを結びつけている素粒子ですが、グルーオンも単独で取り出すことはできません。
クォークとグルーオンがどんな状態でも一定の空間内に存在して分離できないのなら、
クォークとグルーオンは一体のものであると考えることも可能でしょう。しかし、
ビッグバン直後の高温状態においては、クォークとグルーオンはばらばらに存在していたのです。
この状態は、原子核と電子が分離した状態を示す通常のプラズマと状況が類似しているので、
クォーク・グルーオンプラズマと言われます(つまり、一般的なプラズマ状態とは意味が異なる)。
現在、クォーク・グルーオンプラズマは実験的に再現できるようになっており、
ALICEにおいて、クォーク・グルーオンプラズマの研究がさらに進められるものと思われます。
わたしたちの身の回りでは、クォークとグルーオンが分離する環境は存在しないものの、
クォークとグルーオンという素粒子が存在していることは今や疑いようもありません。
しかし、どんなに素晴らしい装置で実験を行っても、ビッグバン直後における
素粒子の反応のすべてを知ることはできません。


(ここから先は、物理学ではなく、陰陽五行的イデア論です)
クォーク・グルーオンプラズマの研究では、宇宙に反物質が存在しない原因は解明できないでしょう。
なぜならば、わたしたちの宇宙が既に宇宙の中心から遠く離れているので、下の図に示したように、
五行の破片である「火」がわたしたちの宇宙の外に出る(つまりは消滅する)ことはないからです。
陰陽論では、陰と陽は同じように生成しますから、「火地風水」と「火地木水」は同じ数だけ生成します。
太極図に示されるように、陰と陽は徐々に盛んになっていき、やがて陰は陽を飲み込もうとし、
陽は陰を飲み込もうとする性質を持っており、
生成した「火地風水」(-2)と「火地木水」(+2)はさらに強い陰、陽になろうとします。
つまり、「火地風水」(-2)の一定割合は「火」(+4)を切り離して「地風水」(-6)になり、
「火地木水」(+2)の一定割合は「水」(-4)を切り離して「火地木」(+6)になります。
しかし、逆反応も起こって平衡状態になるため、「地風水」と「火地木」は一定量以上、増えません。
この段階までは、物質と反物質の量に違いはありません。
しかし、ここから陰と陽に違いがでます。
「火地風水」の場合、「火」(+4)は小さくて強い陽であるため、一部が宇宙の中心(陰極)に
引きつけられて系外に出てしまう、つまりわたしたちから見れば消滅してしまいます。
(宇宙の中心にある「陰点」については、前記事を参照してください)
すると、図(上側の反応)の右へ進む反応が優勢になり、
「地風水」(-6)が多く生成されます。
「火地木水」の場合、「水」(-4)は陰なので、宇宙の中心(陰極)に引きつけられて系外に
出てしまうことがない一方、「火地木水」(+2)と「火地木」(+6)は宇宙の外に出てしまいます。
しかし、それらは「火」のように小さくないので、「火」より消滅する量は少なくなります。
この結果、陰である「地風水」は、陽である「火地木」より数が多くなります。この差は僅かなもの
ですが、「地風水」と「火地木」が次々と衝突して消滅していくと、「地風水」が残ります。
物理的には、「地風水」は「電子」、「火地木」は「陽電子」と呼ばれます。かくして・・・
わたしたちは「陽電子」ではなく、「電子」に囲まれているのです。
これは電子の説明だけです。陽子を説明するにはアップクォークを登場させる必要があります。

このクォーク・グルーオンプラズマは、わたしたちが知っているプラズマのような状態ではなく、
完全流体とよばれる粘性ゼロの液体に近い性質を持つことが分かっています。
銀河の散らばる宇宙を形成するには、ほんのちょっとの密度の揺らぎが必要だと思われます。
銀河を創る絶妙な揺らぎはどうして生まれたのでしょうか?
記事20-4にある図のように、きっと、誰かが、
いい案配になるように乳海をかきまぜたのです???


電子と陽電子の関係





2014_10_27


ワープする宇宙 【後日談】  (邯鄲の夢 > エッセイ > 情報技術 > 宇宙・ひも理論)
この「ワープする宇宙」の話は、あちこちで波紋をよんでおり、ニュートンの2007年12月号や08年
1月号でも取り上げられている。その1月号にはリサ・ランドール教授へのインタビューまで載っているが、
聞き手の能力のなさの問題か、はっきり言ってあまり出来の良いものではない。しかし、その中でも、この
「ワープする宇宙」の内容を補足するような記述があるので、それらをメモがわりに、ここに残しておきたい。
アルバート・アインシュタインは、空間である3次元に時間を加えた4次元時空を考えて重力を説明した。
これに対して、ドイツの数理物理学者テオドール・カルツァは、1919年、アインシュタインに手紙を書き、
1次元を加えて5次元時空とすることを提案した。というのは、このようにすれば、重力に加えて電磁力
をも説明できると思ったからである。アインシュタインはその考えはすばらしいと思ったものの、目に見えない
次元なので、困惑したという。次いで1926年になって、スウェーデンの数理物理学者オスカー・クラインは、
第5の次元は存在し、それは3次元空間のミクロの各点に小さく丸め込まれていると述べた。
この二人の5次元時空の考え方は、1980年代に世に出た超ヒモ理論に取り入れられ、
最近では少なくとも6次元が丸め込まれていなければならないとしている(カラビーヤウ多様体)。
超ひも理論では、すべての素粒子は、振動する小さなひもで、電磁力、強い力及び弱い力は、
我々の4次元時空の上にその両端を付けてすべるように動く。
したがって、我々の身の回りの物質及び三つの力は、4次元時空から飛び出すことはない。
しかし、重力は輪ゴムのように両端を閉じているので、4次元時空には縛られずに、
他の余剰次元に飛び出して行ってしまい、それだからこそ、重力は他の三つの力に比べて
極端に小さいというのである(階層性)。
その一方、超ひも理論とは異なる立場で第5の次元があると主張するのがリサ・ランドール教授であり、
1999年に発表された。それによると、第5の次元は小さく丸め込まれているのではなく、
我々の住んでいる4次元時空を一枚の膜(ブレーン)とし、第5の次元はその外に広がり、
その向こうには我々の4次元時空とは別の4次元時空があるという。それはパラレル・ワールドである。

ワープする宇宙 5次元時空の謎を解くワープする宇宙 5次元時空の謎を解く
(2013/10/25)
リサ・ランドール

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もし余剰次元があるとすれば、それはどのようになっているのか、興味のあるところです。
余剰次元は非常に小さな領域に丸めこまれているのか?
それとも、4次元の宇宙が高次元の時空に埋め込まれた膜のようになっているのか?
実は、どちらも正しい!のかもしれません。
膜のなから膜の外の世界を見るのか、膜が浮かぶ空間から膜を見るのか、視点による違いです。
高次元空間から見れば、わたしたちの宇宙は膜のように見えるのではないでしょうか。
一方、膜の内側から見れば、余剰次元は開いていないのです。
膜という表現をすると、膜の外に簡単に出ることができそうな感じがしてしまいますが、
非常に特殊な条件がないと、膜の外には出られないはずです。
そうでなければ、物質が異次元に出て行ったり、異次元から物質が入ってきたりする
現象が確認されるように思いますが、今のところ、そのような話は聞きません。
もし、そのようなものが確認されるときが来たとしても、人間がすり抜けて高次元の世界に
入り、そこでわたしたちは、未確認の新しい生命体と出会い・・・といったことではなく、
「重力は漏れ出ていた」という事実により、異次元が確認されることになるのでしょう。
逆に、高次元の空間から見れば、わたしたちがいる膜は薄すぎて入ることができません。
空間を移動しているもの(が何なのか知りませんが)は、膜を通過してしまいます。

さて、このような余剰次元を想定するならば、陰陽論で考える宇宙は下の図のようになります
(膜は表現しにくいので、格子状の球体にしています。記事20-4にも同じ図を示しています)。
わたしたちが存在している宇宙は球の表面にあり、風船のように膨張しています。
宇宙の中心には「陰点」があり、宇宙ができた当初に漏れ出した「陽」が集まっています。
そう、宇宙ができた当初には、一部が漏れ出したのです(というストーリーにしなければ、
陰陽の対称性がなくなるという事態に関する説明ができなくなってしまいます)。
しかし、ごくごく一部です。初期の四次元宇宙は、周辺の空間に冷やされるよりも早く、
自らが膨張することで冷えていったのです。当初、宇宙は断熱膨張したのです。
その後、一時的に膨張速度は低下していきます。

ところで、宇宙の中心はどこにあるのでしょうか?
実は、宇宙のどこを探しても、宇宙の中心は存在しません。下の図を見れば明らかです。
陰陽論の宇宙生成では、宇宙の中心に「陽中の陰」があると考えられますが、わたしたちには、
宇宙の中心にある「陰点」は確認できません。
球の表面である膜のどこを探しても、宇宙の中心は見つからないのです。
これは、人間が地上を移動して、地球の中心を探すのと同じことです。
地面を掘り続ける方法を手に入れない限り、地球の中心に到達することはできません。
ただ、地球の場合は、地表を一周して元の位置に帰ってくることができますが、
宇宙の場合は大きすぎて周回することができません。でも、原理的には地球の表面と同じです。

膜の内側にいると、余剰次元はとても小さな空間に閉じ込められているので、
膜の外側の環境とは遮断されているように思われますが、真空だけはどんどん流入してきます。
真空は何もないので移動できるのです(ちょっと矛盾した言いかたですが)。
この真空は、エネルギーが全くない真の真空ではなく、一定のエネルギーを持っています。
E=mc2ですから、質量があるともいえます。
何もないのに質量があるのはおかしいということでしたら、
陰陽が生まれるポテンシャルがあるといえばいいでしょうか?
真空だけは膜外からどんどん流入してきますが、真空なので確認できません。
どこからともなく真空が出現することにより、宇宙は膨張していきます。
そして、真空のエネルギーが0でないため、エネルギーの総量はどんどん増加します。
膜の表面積が増えれば増えるほど、真空の流入量はさらに増加するので、
宇宙は加速膨張することになるのです。



陰陽的異次元宇宙


2014_10_25


M理論の窓 (人間原理・ガイア塾 > groupC 物理 > M理論の窓)
プロローグ                
最近、超弦理論(超ひも理論)を越えるM理論が登場し、物理学の世界はちょっとした興奮状態にある
といわれます。さて、このM理論とは一体何なのでしょうか。
私も門外漢ですので、まずこのあたりから探っていきたいと思います。
この宇宙(物理空間)では、4つの基本的な力が観測されています。つまり、重力、電磁気力、弱い核力、
強い核力の4つです。そして、これらを統一する理論として、これまでは超弦理論が最有力と考えられて
いました。ところがこの超弦理論をも包含するM理論が登場したということのようです。M理論の“M”とは
...Magic (魔法) のM、Mystery (神秘) のM、Membrane (膜) のMのどれで
あってもよいといいます。膜とは、1次元の線分を直角方向に引っ張っていくと、2次元の面、つまり膜
になるということです。この2次元の膜をさらに直角方向に引っ張っていくと、3次元の立体となります。
ちなみに、粒子である点を時空間内に置くと、時間軸に沿った“世界線”が描かれます。では、
弦理論の弦ではどうなるでしょうか。これは、つまり線分を時間軸に沿って引き伸ばすことになり、
“世界面”を描くようになります。さてつぎに、M理論の膜ではどうなるでしょうか。
これは面である膜を時間軸に沿って移動するわけですから、“世界体積”ということになります。
つまり、膜は、トコロテンのような立体となるということです。
<10次元から11次元へ>  (参考文献の見出しを、そのまま借用します)
(このあたりは、論文の非常に重要な部分なので、しばらく抜粋していきます...) 
1995年の南カリフォルニア大学での画期的な講演で、ウィッテンはT-双対性とS-双対性、
弦-弦双対性に関する仕事のすべてを「11次元のM理論」の傘の下に統一的に描いて見せた。
それに続く何ヶ月かの間、M理論が何であれ、それが膜を含む理論であることを確認する論文が
何百通もインターネット上に現れた。
左右の非対称性をもち、11次元からの導出は不可能と思われてきたE8×E8の弦でさえ、
M理論にその起源を持つことが明らかにされた。ウィッテンはプリンストン大学のホジャバとともに、
M理論の余分な次元がどのようにつぶれて線分になるかを示した。
彼らの描像では、線分の端にそれぞれ2つの10次元の宇宙があり、それらは11次元時空で
つながっている。粒子と弦は両端にある平行な宇宙にのみ存在し、それらは重力を通してのみ、
互いに力を伝え合える。

パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へパラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ
(2006/01)
ミチオ カク

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記事9-9に書きましたが、高エネルギー加速器研究機構の発表によると、超弦理論に基づき、
宇宙誕生の様子をスーパーコンピュータによってシミュレーションしたところ、
「宇宙の始まりに向かって過去に遡ると、確かに空間は9次元的に広がっているが、ある時点を境にして、
3次元方向だけが急速に大きくなることが示され、この結果により、超弦理論の予測する9次元空間から、
実際に我々の住む3次元空間が出現することが、世界で初めて解明された」とのことです。
しかし、今のところ、余剰次元の存在が現実のものとして確認されたわけではありません。
なぜ、余剰次元が注目されるようになったかといえば、超弦理論における
理論の数学的整合性を保つためには余剰次元が必須であるからです。
現在の超弦理論には5つのバージョンがあって、この5つの理論すべてにおいて、10次元時空が
必要です(「と言われています」を書くと、同じ言葉の繰り返しになるので省略しています)。

超弦理論を裏づける証拠は何もないのですから、批判的な意見があるのも当然です。
しかし、素粒子は大きさを持たない「点」だというのも納得できる話ではなく、
物質が点からできているというのも、ヒモからできているというのも、どちらも?であるように思います。
超弦理論を否定的するかたには、自然界の4つの力、つまり、強い力、弱い力、電磁気力、重力のうち、
重力を含めた統一的理論となり得る新しい枠組みを示していただきたいところです。
超弦理論がなくても4つの力の統一理論が構築できるかもしれないとなれば、状況は変化するでしょう。
とはいっても、余剰次元は単なる空想ではないかという意見ももっともです。
わたしたちは、3次元を超える空間を頭のなかでイメージすることだけでも容易ではありません。
イメージの膨らむ方向に考えればそれが正しいというつもりはありませんが、現状では、検証不能な
状態で仮説を進めていく以外に方法はなく、その仮説を進めていくうち「これはおかしいぞ」という事態が
発生しなければ、検証可能な事象にいきつくまで推論を進めていくしかありません。
イメージで捉えるという方向性で進むなら、はじめに紹介した「9次元方向に広がっていた宇宙が、
ある時点を境にして3次元方向だけ急速に大きくなる」ことより、わたしたちの空間を膜のような
ものだと思って、その膜が空間に浮かんでいる姿のほうが
イメージしやすいものになります。次の余剰次元は、その膜が浮かんでいる空間を
さらにひとつの膜だとみなして、その膜が浮かんでいる空間が・・・と考えればよいでしょうか?

さて、4つの力の統一する理論を目指している超弦理論が5つありますというのもおかしな話です。
そこで、この5つの理論を統一する必要があり、それを可能にしたのがM理論です。
M理論ではさらにもう一次元が必要となり、計11次元になります。
追加した1次元が2つの10次元宇宙を支えている
のだとすれば、これは陰陽論にとって好都合です。

これをもとにすると、太極図から宇宙のかたちをイメージすることができます。
棒(ひも?)の両端には、「陰の端」と「陽の端」があります。最後に追加した次元が見えない状況では、
これらは独立した「陰の点」、「陽の点」と認識されます。「陰の点」の周囲には「陽の宇宙」が、
「陽の点」の周囲には「陰の宇宙」が生まれます。どちらに住んでいると仮定してもいいのですが、
これから先の説明がしやすいように、わたしたちが「陽の宇宙」に住んでいるとするならば、
「陽の宇宙」は物質世界であり、「陰の宇宙」は反物質世界ということになります。
「陽の宇宙」と「陰の宇宙」はパラレルワールドであるという見方も可能なのですが、
「もうひとつの宇宙に、もう一人に自分がいて、その自分は・・・」といったロマンのある話ではなく、
単に、もうひとつの並行宇宙は+と-が入れ替わった世界というだけです。

わたしたちの宇宙は膨張し続けていますが、太極図で示される2つの宇宙は大きくなってはいません。
なぜなら、10次元には時間軸も含まれていますから、時間軸上の、ある一断面に現れる
わたしたちの宇宙の大きさが変化していることになるだけだからです。さらにいえば、
時間軸上に過去と未来の区別はありません。


太極図の宇宙


2014_10_23


バリオン数生成の条件Welcome to Koichi’s Page > オンライン公開講座 >「宇宙の物質の起源」)
粒子と反粒子の数が釣り合っている状態からどうやってバリオン数が生じたのでしょう?
素粒子を記述する理論が次の3つの条件を満たしていなければバリオン数を作ることは出来ません。
1.バリオン数が変化する過程を含む
2.粒子と反粒子を入れ替えることについて対称ではない
3.平衡状態からのずれ (中略)
光子の衝突
初期宇宙で頻繁に起こっているクォークと反クォークの対消滅、対生成の反応ではクォークが
バリオン数+1/3、反クォークが-1/3を持っていてペアではバリオン数は0です。
光子はバリオン数0ですから、この反応の前後でバリオン数は変化していません。
もしこのようにバリオン数を変えない反応(相互作用)しか無ければ、バリオン数が0から
スタートして0でない宇宙を作ることは出来ません。したがってバリオン数生成を説明できるには、
素粒子の基本理論はバリオン数を変える相互作用を含んでいなければなりません。
第3章で素粒子の世界はゲージ場の量子論で記述されていると述べました。
そしてこの理論では粒子に対して必ず反粒子を含んでいます。
もしその理論が粒子と反粒子の入れ替えについて対称的ならば、粒子で起こるある反応に
ついて、そっくりそのまま反粒子に入れ替えた反応も同じ確率で起こることを意味しています。
例えば、上記の中性子の崩壊に対して、反中性子が反陽子と陽電子とニュートリノに
壊れる反応が同じ確率で起こることになります。(図は省略)
また、対消滅過程では、クォーク・反クォークペアで粒子反粒子の入れ替えをしても元に戻り、
光子の反粒子は自分自身なので、対消滅(対生成も)過程は粒子反粒子を入れ替えても
自分自身に戻ってしまいます。1.の条件を満たしていても、2.の条件が満たされていなければ
バリオン数を作ることは出来ません。(中略)
1.と2.の条件が満たされていても、高温で温度が一定の一様な状態(平衡状態)が実現されていた
とすると、バリオン数を作ることは出来ません。(中略)
このように3つの条件を同時に満たしていなければバリオン数生成は出来ません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------

上の引用文で、バリオン数とは「(クォーク数-反クォーク数)/3」のことです。
バリオン数生成の問題は、南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏によって解かれたわけではありません。
前記事で陰陽五行的「電子」と「陽電子」を示しましたが、2つの「光子」の衝突で「電子」と「陽電子」
ができたとするならば、「電子」と「陽電子」が同時に同数できたと考えられます。
対称性が保たれているならば、「電子」と「陽電子」は同じ数だけ存在しているはずです。
しかし、現実には陽電子はほとんど存在しません。電荷が反対であることを除いて、電子と陽電子が
同じ特性を備えているといっても、電子と陽電子が衝突すればどちらも消滅してしまうのですから、
圧倒的に数が少ない陽電子が存在し続けることはできません。
ところで、陰陽五行的「電子」のもとになっている「火地風水」は、
「電子」の1/3の「-」を持ち、3つの「色」を持っています。
これは陰陽五行的「ダウンクォーク」であると考えられます。
原子は原子核と電子でできており、原子核は陽子と中性子でできています(水素原子は陽子のみ)。
そして、陽子はアップクォーク2個とダウンクォーク1個、中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個
で構成されていますので、ダウンクォークは物質にとって非常に重要な素粒子であるといえるでしょう。
この「ダウンクォーク」は、2つの「光子」が衝突して「火地木水」とともにできたと考えられます。
「火地木水」は、物理的には反粒子といえるので、陰陽五行的「反ダウンクォーク」ということになります。
陰陽論においても、「ダウンクォーク」と
「反ダウンクォーク」は同時に同数、生成されます。

崩壊のしかたも同じはずですので、現在でも同じ数だけあるはずです。
陰陽論は基本的に陰と陽を同等に扱うので、陰陽対称性は破れないはずなのです。
これはあくまでもイデア論ですので、理想系と現実系が完全に一致しているというつもりはないのですが、
それにしても、現実のダウンクォークと反ダウンクォークの数には大きな差があります
(反ダウンクォークはほとんど存在しない)。
しかし、陰陽論の本質からして、現実がどうであれ陰陽対称性は必ず保たれているはずです。
あり得るとすれば、わたしたちの宇宙とは全く逆の宇宙があるということです。
そうすれば、陰陽のバランスは保たれます。実際にそのような世界が見つかっているわけではない
ので、はやり陰陽論のなかから法則を見つけてこなければなりません。
そのもとになるのが、太極図(下の図にある右の円)です。これを作成した作者が分かっていない
ので、その意図は不明なままですが、この太極図をもとに説明をしてみましょう。
わたしたちの宇宙は太極図の「陽」であり、
反物質で構成されている宇宙が「陰」なのです。

「陽」の宇宙の中心には「陽中の陰」があり、「-」の点になっています。
宇宙がはじまって広がりはじめたとき、宇宙の中心に「-」があるために、生成した「ダウンクォーク」
と「反ダウンクォーク」は異なった動きかたをします。
「+」である「反ダウンクォーク」は「-」である宇宙の中心にひきつけられて中心方向へ移動します
(「陰」の宇宙では同時に真逆のことが起こっている)。
移動するといっても、ごくわずかな違いであり、宇宙の周辺では少しだけ「ダウンクォーク」が
多い状態になります。時がたつにつれて、「反ダウンクォーク」は「ダウンクォーク」と
衝突して消え去り、残ったのが現在の「ダウンクォーク」なのです。

当然ながら、この話には様々な疑問点が浮かびあがります。
「電子」はどうなのか?
陽子と中性子を構成するもうひとつのクォークである「アップクォーク」はどうなのか?
「アップクォーク」は「+」なので、矛盾しているのではないか?
「陰」の宇宙はどこにあるのか?
最後の疑問については分かりません。わたしたちには分からないどこかにあるのでしょう。
まずお答えしないといけないのが、宇宙の中心付近には
「反ダウンクォーク」が多いのか?
です。
当然、そういうことになりますが、わたしたちがそれを見つけることはできません。
なぜなら・・・(続く)


陰陽論と反転物の対称性



2014_10_21


これがクォークの理論だ:量子色力学 Quantum Chromodynamics
計算基礎科学連携拠点 > 計算科学の推進 > 広報 > 量子色力学カードゲーム)
量子色力学(りょうしいろりきがく)は、原子核の中ではたらく「強い相互作用」を説明する理論です。
原子核を構成する陽子や中性子といった「バリオン」は、3つのクォークからできています。クォークは、
「色荷(しきか)」と呼ばれる性質を持っています。似た用語として「電荷(でんか)」があります。
「+」と「-」があり、2つ合わせると「0」になります。「色荷」は3つ合わせると「0」になる性質である
ため、光の三原色からヒントを得て「赤」「緑」「青」としました。3つ合わせると「白(0)」になるからです。
色荷を使うと、もう一つ都合の良いことがあります。原子核を構成するもう一つの粒子「メソン(中間子)」
を「補色」によって表現できるのです。メソンは、クォークとその反粒子「反クォーク」1つずつからできる
粒子です。反クォークの色荷を「シアン」「マゼンタ」「イエロー」とします。
すると、補色の関係にある「赤」と「シアン」を合わせることで「白(0)」になるのです。
このほか、色荷を持つ粒子に「グルーオン」があります。ハドロンの内部で強い相互作用を伝える粒子です。
「バリオン」「メソン」「グルーオン」いずれも、現実に観測されているのは「白」だけです。
そのためクォークの色がついたまま、単独で取り出すことはできないと考えられています。
なお、素粒子でも、電子やニュートリノなどの「レプトン」や、光子は色荷を持っていません。

地のシスとトランス

ナノより小さい世界に色はありませんから、クォークに色がついているわけではありません。
しかし、素粒子が持つ3つのタイプを色で表現したのはとてもよいメタファーであるようです。
わたしたちにとって「色事」は、多くの場合正解がなく、人生を大いに悩ますことなのに
その魅力から逃れることができない難問ですが、物理学にとっても「色事」は難問のようです。
逆に言えば、素粒子の「色事」が難しいからこそ、「色事」の解明は物理学者の腕の見せどころであり、
世のなかの「色事」が難しいからこそ、「色事」に関する占いは占星術師の腕の見せどころなのです。
五行陰陽論においても「色事」は難しい問題なので(「色事」は男女関係、つまりは「陰陽」の
中心的課題なのですが・・・)、前記事の続きの前に、色のないお話をしておきます。

さらにその前に、「地」の陰陽の配置について、表記のしかたを修正します。前記事で、
「地」は、周辺から中心を見たとき、「右が陰、左が陽」のタイプと、「右が陽、左が陰」のタイプに
分けられるとしましたが、これですと、「火地風水」を裏返したとき(反対側から見たとき)、左右の陰陽が
逆転しまうため、「地」が別タイプに変化したかのようなイメージを持たれてしまうという問題があります。
そこで、有機化学に出てくる「シス・トランス異性体」と似たような方式で命名することにしました。
まず、「火地風水」を「地」側から眺めます。そして、「地」以外の部分(「火風水」)について、
右サイドと左サイドに分割します。「火地水」を2分割した場合、両サイドには陰陽の偏りができます。
右サイドと左サイドを比較して、少しでも「陽」が多いほうを「陽」、反対側を「陰」とします。
例えば上の図にある左上の「火地風水」を参考にすると、右サイドが「陽」、左サイドが「陰」である一方、
「地」は右サイドが「陰」、左サイドが「陽」になっています。つまり、「地」側から「火地風水」を見て、
「火風水」と「地」自身の陰陽サイドは、「反対」の関係になっています。この場合、
「シス・トランス異性体」ではトランス体と呼ばれますので、この場合の「地」を「trans-地」とします。
「地」の陰陽の配置が逆の場合(上の図にある右上)、「地」は「cis-地」となります。
「cis-地」と「trans-地」は別モノとするべきか?
「シス・トランス」の位置変換がどのくらい容易に行われるのかについては、今後考えることにします。
一方で、「光」のような、波の性質を持ち光速で移動する粒子を除いて、
「木」と「風」の変換は起きないとします。
なぜなら、この変換が波動としてではなく、一回きり行われるとなると、何もないところから
陰のみが生まれたり陽のみが生まれたりすることになり、陰陽の原則に反します。

さて話を少し変えまして、ここで陰陽五行的「電子」について考えたいと思います。
記事33-4では陰陽五行論の「光」について書きましたが、光以外で、
「色」がない最も重要な粒子は「電子」です。結論から言いますと、下の図で示しているように、
「火地風水」から「火」が脱離した「地風水」が電子であると
考えられます。これはあくまでも、イデアの世界での話です。イデアは観念的理想形です。
記事33-3では「火地風水」がバラバラになったものを示しましたが、「火地風水」は完全に分解する
だけではなく、部分的に分解することも可能なようです。「火」が分離することで特性は大きく変わります。
「風」は陰陽バランスが-2(小さな正方形を1とする)なので、「火地風水」も同じく-2です。
「地風水」は、「火地風水」から「火」(+4)が脱離したものですから、-2-4で「-6」です。
すべての陰陽を反転させたものがあるかということですが、これは存在します。「地風水」の陰陽反転物は
「火地木」となり、陰陽バランスは「+6」です。これは陰陽五行的「陽電子」です。
これは、「火地木水」から「水」が脱離したものと考えることができます。
「地風水」(「火地木」も同じ)がどのような形を持っているかということですが、これはよく分かりません。
「地風水」は、つながりを失っていないものの、「火地風水」より自由に動けるので、様々な形をとるのでは
ないでしょうか?ただ、下の図の中上の図形のような、「火」が抜け落ちたままの形ではないでしょう。
下の図のうす黄緑色枠に、ありそうで見やすい形の「地風水」を書いてみました。
これには、「火地風水」と同様に、「地」にシスとトランスがあり、区別することが可能です。
さらに、「火地風水」と同様に、図形の「回転」が可能です。右回りと左回りは区別できます。
しかし、「火地風水」にはある「あれ」が「地風水」にはありません。
「地風水」では、「地」「風」「水」がとることのできる位置関係は1つしかない一方、
「火地風水」には、「水」の向かいが「火」か、「地」か、「風」かという3つの位置関係があります。
つまり、「地風水」である電子には「色」がないのです。
となると、「火地風水」は電子の1/3の「-」を持ち、電子にはない「色」を持つ。これって・・・


イデア的電子

2014_10_19


《四区分 四大元素による分類》  ~ホロスコープ占星術 ルル・ラブア~
「火の宮」のグループ 牡羊座・獅子座・射手座がこのグループに属します。
火は精神を表し、神聖なものの象徴です。宗教的・哲学的であり、創造者であると同時に破壊者としての
意味を持っています。このグループに多くの惑星を持つ人は、荒々しく活気に富み、情熱的な性格です。
人生に対して旺盛な欲望と向上心を持ち、理想に向かって激しく自分を燃焼させていきます。
欠点は、熱狂的になりやすいことと、思慮分別を欠きがちなことです。
「地の宮」のグループ 牡牛座・乙女座・山羊座がこのグループに属します。
地は物質を表し、固定した大地を象徴しています。このグループに多くの惑星を持つ人は、
実利的な性質と実際的な能力の持ち主です。用心深く堅実で、休みなく努力を重ねて確かな収穫を
手に入れます。欠点は、視野が狭いことと、抽象的な事柄を理解しにくいことです。
「風の宮」のグループ 双子座・天秤座・水瓶座がこのグループに属します。
風は知識を表し、人間の思想や知性を象徴しています。このグループに多くの惑星を持つ人は、
穏健・理性的な性格で、知的研究心に富んでいます。自由軽快で物事に対しては淡泊であり、話し好き
で議論が巧みです。欠点は、理屈をもてあそぶ傾向があることと、深い情緒に欠けていることです。
「水の宮」のグループ 蟹座・蠍座・魚座がこのグループに属します。
水は感情を表し、霊感を象徴しています。このグループに多くの惑星を持つ人は、感覚的・直感的な
火風水地と占星術性格です。情緒豊かで感受性に富み、
心理的表現力があります。
秘密好きで、自分の本心や正体
を隠したがります。欠点は、意志が
弱いことと、感情の嵐に翻弄されて
自分を見失いやすいことです。





ケプラーがヴァレンシュタイン
のために作成したホロスコープ
の上に、「火地風水」を加筆
(ウィキペディア 「西洋占星術」)


占星術は、火・地・風・水という四大元素で12星座を4タイプに分類しています。
各タイプはそれぞれに特徴を持ち、星座の特性を決定する大きな要因になっています。
このうち、東→南→西→北にそれぞれ、牡羊座、山羊座、天秤座、蟹座を配置すると、
そこに当てはめられている四大元素は、それぞれ、火→地→風→水となります。
一方、五行では、東→南→西→北に、木(四大元素では風に相当)→火→金(四大元素
では地に相当)→水が当てはめられていますので、占星術と五行では一致していません。
占星術と五行において、どうして火・地・風・水の配置が異なるかを考える以前の問題として、
配置が異なること自体に重要な意味が含まれています。
それは、「火地風水」は順序が変えられるということです。
そこで下の図にて、「火地風水」の順序を考えてみました。「光」では、「(±)木」と「地」は
陰陽が高速変換していると考えましたが、「火地風水」では、陰陽が固定されます。
「(±)木」が「木」(陽が多い状態)か「風」(陰が多い状態)のどちらかに固定されてしまい、
「地」も陰陽が変わることなく固定されているのが、「火地風水」もしくは「火地木水」タイプです。
「火地風水」の図形では「水」を「下」に置くことにします。「火地風水」は右回りか左回りに回転
しているので、「水」の位置がどこであっても、回転させて「下」の位置に置くことができます。
また、「右」と「左」に置いたものは、裏返すことで左右を入れ替えることができます。すなわち、
「火地風水」において、「火」「地」「風」「水」の配置を自由に入れ替えることができるとき、
「下」の位置に「水」を置くとして、「上」の位置に「火」「地」「風」のどれかを1つを置き、
残りの2つを「右」もしくは「左」に置けば、「火」「地」「風」「水」の配置は決定されます。
つまり、「火地風水」がとり得るパターンは、
「上」に「火」「地」「風」を置く3パターンです。
この3つのパターンは、回転しても、裏返しても別のパターンにすることはできません。
占星術の場合、「上」の位置に「地」を置き、「左」に「火」がくるパターン、つまり、
「水→火→地→風(右回り)」となるパターンになっていることが分かります。

(前記事で示しました)「光」と比較して物理に近い意味を考えてみると、
陰陽反転物が「光」にはありませんが、
「火地風水」にはあります。

「光」にある「(±)木」と「地(素早い陰陽の変動)」は陰陽を反転させても同じ物であり、
「火」「水」だけが反対になります。ということで、
「火」「水」だけを逆にしたものを上下に裏返せば元の図形と同じになってしまいます。
一方、「火地風水」は、「風」が「木」になる(陰が多い状態から、陽が多い状態)に変わるので、
元とは違う図形になるのです(「風」と「木」の定義は記事33-2に記載)。

では、「火地風水」の陰陽反転物は「火地木水」と考えればよいのでしょうか?
そのように考えることもできますが、別の考えかたも可能です。
これまでの「地」は、周辺から中心を見たとき、右が陰、左が陽としてきましたが、
これには逆の「地」があって、これを「(反)地」とすることにします(右が陽、左が陰)。
「火地風水」の「火対水」タイプにおいて、陰陽反転物は「火・(正)地・木・水」の「火対水」
タイプですが、正規の「火地木水」の「火対水」タイプは、「火・(反)地・木・水」の「火対水」
タイプと考えることができます。
「風対水」タイプ、「地対水」タイプについては、少し様子が異なります。(次の記事にて)

火地風水3パターン


2014_10_17


意味がさっぱりわからない、昔の人が考えたトンデモ宇宙まとめ (2012年5月17日 NAVERまとめ)
昔は他の星が地球の周りを周っている天動説が信じられていましたが、更に歴史をさかのぼると
オリジナリティ溢れる楽しい宇宙や地球がたくさんあります。そんなおもしろい宇宙観を集めてみました。

なぜか4つに区切る
本当になぜかわからないので、誰か知ってたら教えてほしいです。
マヤ文明
世界の真ん中にピラミッドがあり、その周りの大地は4つの色に区切られていて、2つ首のドラゴンたちが
天空を支えていると考えられていました。
ネイティブアメリカンのナバホ族
世界の真ん中には彼らの住居であるホーガンがあり、初めのホーガンは彼らの祖先がこの地に
訪れた時、中空の葦(?)から作られたといいます。また、世界は4つの色に分かれていて、
各地に聖なる山や聖人がいると考えられていました。
インカ帝国
王様は太陽の息子で、ペルーのサン寺院が宇宙の中心だと考えられていました。
世界はサン寺院から伸びる赤いラインによって4つに区切られており、天の川が地下から
運んできた泥によって動物たちが作られたんだそうです。
古代チベット
世界の中心にインド神話に登場するメル山がそびえ(山っぽくないですが)、その周囲は山と海によって
4つに分かれていると考えられていました。世界の中よりも周りの装飾の方が凝ってますね。

古代の宇宙観
<出典>上の図  Cosmology:Ancient American Cosmology
    下の図  Chinese Culture:Cosmological Mandala with Mount Meru

古代人がなぜ宇宙を4つに区切ったか?
それは宇宙が4つに区切られているからです。
古代人は現在人の知らないことに気づいていたのです。4つに区切られているもので宇宙は創られました。
これまで、陰陽五行論として5つ(火・水・木・金・土)に区切ったものを示してきましたが、
これは現在の状態に近いものであり、宇宙のはじめの状態は少し異なっています。
宇宙のはじめには、「金」と「土」の陰陽は素早く変換しているために区別ができません。
この状態を「地」と呼ぶことにしましょう(これで少し、占星術に近づいてきました)。
つまり、「地」=「金」+「土」です。
イメージ的には、地面には土があり、金属は重たいので下(地球のコア)に沈んでいるのです。
この状態においては、五行ではなく、「火」「水」「木」「地」の4つに区分されます。
「木」と「地」は、周期的な変動を繰り返しています。
しかし、「木」と「地」は同じ周期を持ちますが、同じ状態ではありません。
「木」の変動では「+」「-」が高速で変換しており、全体としても「+」「-」が変動してしています。
一方、「地」では陰と陽の位置は入れ替わっていますが、全体としては「0」のままです
(「木」と「金および土」の違いについては記事32-5をご覧ください)。
そして、下の図で見ると、「木」は横に変動しており、「地」は縦に変動しています。
縦横は見る方向によって変わりますが、どの方向から見ても、「木」と「地」の変動は直交しています。
この「火」「水」「木」「地」をイデア的には
「光」と言います
(わたしが勝手に名づけたに過ぎないのですが・・・)。
宇宙のはじまりにおいては、世界はこのイデア的「光」で包まれていました。
このイデア的「光」をわたしたちはどのように感じるのでしょうか?
「木」は電場、「地」は磁場です。電場と磁場が直交している、つまり、電磁波です。
五行思想では「火」は南で「水」は北ですが、「地」で起こる火-水方向の陰陽の入れ替わりが
磁場であり、S極とN極の変換で示されるのです。
この「火」「水」「木」「地」が電磁波を意味するということは、速度は光速ということです。
「木」と「地」の陰陽が変換する速度(一定時間当たりに繰り返される回数)が、周波数です。
光速を周波数で割ったものが波長ですが、この波長により電磁波の特性は大きく異なります。
波長が400~800nmあたりの電磁波が可視光で、いわゆる「光」です。
しかし、これですと、光は波動であり、「木」と「地」だけで構成されているように思えます。
これは短期的に「陰」「陽」がどのように変動しているかに着目しているからであり、
平均的に「陰」「陽」の様子を観察すると光は粒のように感じられます。これが、いわゆる「光子」です。
ただし、右回りか左回りに高速回転していますので、分極(「陰」と「陽」に偏りがある)してはいません。
つまり、「木+地」は波で、「火+水」は粒なのですが、
なぜか、わたしたちには、波と粒の様子を同時には観測できないのです。

記事32-6の創世記で示したように、はじめに神は「光」を創ったのです。
この「光」は、陰陽五行論的には、太極が「火」「水」「木」「地」に分割した状態です。
これは宇宙のはじまりの様子を示しているので、「太陽」や「月」より前に出てくるのです。


陰陽論の光

2014_10_15


イリヤ・プリゴジンの「散逸構造理論」 (まず、世界観を変えよ 田坂広志)
(前略)この自己組織化のプロセスを深く解明し、ブリュッセル学派を率いて「複雑系」の研究
のフロンティアを開拓したのが、他ならぬイリヤ・プリゴジンである。
そして、彼がノーベル賞を受賞した「散逸構造理論」は、この自己組織化のプロセスが成立する
ための基本条件を明らかにした、極めて価値のある理論である。
「自己組織化」の三つの条件
彼は、この理論の中で、自然現象において自己組織化が生じる条件として、
次の三つの条件を挙げている。 (1) 外部との開放性。
               (2) 非平衡な状態。
               (3) ポジティブ・フィードバックの存在。
少し専門的な用語で説明することを許していただこう。第一の「外部との開放性」とは、
そのシステムの内部と外部の間でエネルギーと物質の出入りがあるという意味であり、
そのため、そのシステム内で生成したエントロピーを外部に放出できるという意味である。
第二の「非平衡な状態」とは、熱力学的な平衡状態から遠く隔たっているという意味であり、
そのため、プロセスが強い「非線形系」を示すという意味である。
第三の「ポジティブ・フィードバックの存在」とは、ある化学反応が生じると、
それがますます加速される「自己触媒」のプロセスが存在するという意味である。(後略)
「コヒーレンス」というプロセス
このように、「ポジティブ・フィードバック」は、広く自然現象、生命現象、社会現象において
自己組織化が生じるための重要な条件であるが、この条件に関連して、プリゴジンは、
「コヒーレンス」(coherence)という言葉を用い、次のように語っている。
平衡状態において、分子は隣の分子だけを見ているが、非平衡状態においては、
分子は系全体の分子を見ている。そして、非平衡状態において、これらの分子が
“コヒーレンス”を起こしたとき、自己組織化が生じる。

現代熱力学―熱機関から散逸構造へ現代熱力学―熱機関から散逸構造へ
(2001/06)
イリヤ プリゴジン、ディリプ コンデプディ 他

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まず、世界観を変えよ――複雑系のマネジメントまず、世界観を変えよ――複雑系のマネジメント
(2010/01/29)
田坂 広志

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宇宙は非平衡状態であり、一方向にしか進んでいません。平衡状態になるのを待つことは
できません。宇宙が平衡に達したということは、宇宙が死んだということです。
しかし、わたしたちが学ぶ理論には、非平衡状態では使えないものが多くあります。
熱力学を少しでも勉強されたかたならお分かりだと思いますが、熱力学にでてくる多くの
理論は平衡状態を扱っていて、実験するときには外部から独立した(とみなせる)系を
準備する必要があります。やかんに水を入れてガスで沸かしているとき
(もしくは、沸かしたお湯を冷ましているとき)、温度が上昇(もしくは、下降)している状態で
何が起こっているのかを熱力学的に記述することはとても難しいのです。
宇宙全体を古典的な熱力学で説明するには、宇宙が平衡になるまで待たなければなりません。
エントロピーが増大している系はすべて、非平衡状態なのです。わたしたちはエントロピー
が増大している環境で生きているのに、非平衡状態を解明することはこれまでの科学では
無視されてきたのです。非平衡状態の科学は最先端であり、まだまだ未解明なことも多いのです。
ようやく科学的に、エントロピーの増大過程において秩序立ったプロセスが起きることを
説明することができるようになってきたということです(日常生活では当たり前なのですが)。

さて、前記事の続きで、陰陽五行が宇宙を創った「イデア」を考えたいと思います。
陰陽五行で宇宙を説明するのに、どうしても必要になるのが「五行の分解」です。
五行陰陽論では、何もないところから陰陽が生じると主張しているわけですから、
それは今でも起きているはずです。「神様が時のはじめに、一回だけ陰陽を生じさせた
ことで宇宙がはじまった」と主張してはいないのですから、
今でもこれからも、陰陽は次々と生じるのです。

その様子を下の図に示してみました。宇宙の初期に何が起こったのかはここでは無視して、
今の宇宙では真空から物質は生まれません(粒子反粒子対の生成消滅については考慮しない)。
初期宇宙以外では、五行はすぐに分解します。
初期宇宙ではそれ以降と何が異なっているのか分かりませんが、非常に短期間で、
何もないところ(太極)から五行が消滅することなく次々と生まれていったのです。
初期宇宙以外では、生成した陰陽に関するものは分解してしまうのですが、
5片に分解するので「五行」なのです。
4片に分解するのなら「陰陽四象論」になっていたでしょうし、
8片に分解するのなら「陰陽八卦論」になっていたでしょう
(今ここでお話しているのは、「陰陽五行というイデア」に関するお話です)。
陰陽によって五行が生成し、すぐに分解して、「五行の破片」が生まれ続けるのでしたら、
「五行の分解物」であるこの5種類の破片はどんどん増えていきそうですが、
生成だけではなく消滅の過程もあります。「五行の分解物」は生まれ、そして消えていきます。
「+」と「-」は出会うと消滅します。
「火」と「水」は衝突して消滅します。「金」と「土」も同様で、衝突して消滅します。
「木」は別の「木」と衝突して消滅します。消滅後には何も残りません。ただ、「無」になります。

だからどうしたと言われるかもしれませんが、このことから説明できることが面白いのです。
この「五行の破片」は他片と出会わなければ消滅しないので、一定濃度で空間中に残留
することになりますが、「五行の破片」を観測することはできません。
「五行の破片」が一定濃度(ある程度、変動しているかもしれませんが)で存在している
ということは、宇宙空間が拡がれば拡がるほど「五行の破片」は増えていくということです。
一定濃度で存在するものは、「エントロピー増大の法則」により拡散します。
つまり、宇宙空間は膨張するのです。さらに「五行の破片」の分布には何からの秩序が
存在していて(例えば、「水」は集まっていて「火」は拡散しているのならば)、
宇宙空間には「五行の破片」により何らかの反発力が生じているのかもしれません。

空間が拡がれば密度が下がるのは当然です。ところが・・・
宇宙の膨張により「五行の破片」の濃度は下がるはずですが、濃度の低下により
消滅速度も落ちることになるため、再び元の濃度に戻ってしまうのです。ですから、
いつになっても宇宙空間は膨張するのです。
「五行の破片」の存在密度はとても希薄なのでしょうが、宇宙空間は膨大なので、
全体のエネルギー量は無視できないほど大きなものになります。
しかも、宇宙が大きくなればなるほど、「五行の破片」のエネルギー量は増大します。
エントロピーが増大し続け、宇宙が平衡状態ではない系であることから、
様々なドラマが生まれるのです。

五行の破片


2014_10_13


イデア論  “イデア論”. ウィキペディア日本語版. 2013-12-30. (参照 2014-10-10).
イデア論は、プラトンが説いたイデアに関する学説のこと。本当に実在するのはイデアであって、
我々が肉体的に感覚している対象や世界というのはあくまでイデアの《似像》にすぎない、とする。
中期の哲学は、パイドン《想起》(アナムネーシス)という考え方の導入によって始まる。
これは、学習というのは実は《想起》である、という説明である。
つまり我々のプシュケー(魂)というのは不滅であって輪廻転生を繰り返しており、
もともとは霊界にいてそこでイデアを見ていたのであって、こちらの世界へと来る時にそれを
忘れてしまったが、こちらの世界で肉体を使い不完全な像を見ることにより
イデアを思い出しているのだ、それが学習ということだ、という考え方である。
そしてプラトンはphilosophy(愛知)というのは、まさに《死の練習》なのであって、
真の愛知者というのは、できるかぎり自分のプシュケーをその身体から分離解放し、
プシュケーが純粋にそれ自体においてあるように努める者だ、とする。
そして愛知者のプシュケーが知る対象として提示されるのが《イデア》である。
プシュケーの徳に関して、《美そのもの》(美のイデア)《正そのもの》(正のイデア)
《善そのもの》(=善のイデア)などが提示されることで、愛知の道の全体像が提示される。
(《善そのもの》は、「知と真実の原因」とされ、太陽にも喩えられている)。

プラトンの哲学 (岩波新書)プラトンの哲学 (岩波新書)
(1998/01/20)
藤沢 令夫

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イデアという実体をもった存在があり、それを原形として宇宙ができているのでしょうか?
本当のところ、誰にも分かりません。もし、五行陰陽論が宇宙の成り立ちを表わしているもの
であるならば、イデアのようなものでしょう。しかし、観念からどのように宇宙ができたのかを
説明しなければ、単なる言葉遊びであるように思われてもしかたないでしょう。
陰陽五行と物理的な宇宙はどのようにつながっているのでしょうか?

記事32-5の後半部分の続きとして書きますと、五行には、「火」→「土」→「金」→「水」→
「木」→「火」→・・・という循環があるのですが、このなかで陰陽が確定しているのは、「火」が
陽であり、「水」が陰であるということだけです。ここで、陰と陽は交互にくると仮定してみます。
そうすると、「火」(陽)→「土」(陰)→「金」(陽)→「水」(陰)→「木」(0)→「火」(陽)
→・・・となります。「土」と「金」の陰陽は逆転させることも可能ですが、
陰と陽は交互にくるとするならば、「土」が陰、「金」が陽に固定されます。
また、「木」は陰陽のない状態、つまり「0」とみなす必要がでてきます。
陰陽論に奇数の五行が組み合わさっている。
ここが不思議なところで、「木」は単なる「0」ではなく、陰の状態と陽の状態があって、
陰陽が変換し続けている状態であると考えることができます。
名前をつけないと説明が難しいので、陰陽が混在したもとの「木」を「(±)木」
陰の状態を「風」、陽の状態を「木」と呼ぶことにします。
陰陽はバランスがとれているとはいえ、宇宙には+や-の存在があるのですから
(たとえば電子)、「(±)木」は「風」と「木」として存在することもあるということになります。
陰陽論の基本的事項として、陰は陽になり、陽は陰になるという原則(陰陽転化)が
ありますので、陰陽が早く変換していて区別ができない状態、つまりは「(±)木」の状態と、
陰陽が遅く変換していて別々のものに見える状態、つまりは「風」と「木」として分離した状態で、
(すべての)陰と陽を(同時に)反転させて別の状態が生まれるか、考えてみます。

「土」が陰、「金」が陽に固定した場合のみを考えるとして、五行が「火」「土(陰)」「金(陽)」
「水」「(±)木」のとき、すべての陰陽を反転させてみます(下の図の左)。
一見すると違う図形になっているように見えますが、半回転させて裏返してみると
元の図形と同じになっています。つまり、五行が「火」「土(陰)」「金(陽)」「水」「(±)木」
のときは、陰陽を反転させても別の図形はできません。つまり、
陰陽が反転しても、元と区別できません。
では、五行が「火」「土(陰)」「金(陽)」「水」「風」のときはどうでしょうか?
「(±)木」のときと同様に、すべての陰陽を反転させてみます(下の図の右)。
すると、今後は「(±)木」の場合とは異なり、元の図形とは別のものになっています。
しかし、半回転させて裏返してみると、「風」を「木」に変えた図形と同じになっているのです。
つまり、五行が「火」「土(陰)」「金(陽)」「水」「木」のときと同じです。これで分かるのは、
「火」「土(陰)」「金(陽)」「水」「風」と「火」「土(陰)」「金(陽)」「水」「木」では、
陰陽の符号を逆転させることと陰陽を反転させる
ことは同じ意味である
ということです。

この考えでは、「裏返せる」という前提に立っています。
「裏」「表」が混在していれば、「表が裏に」「裏が表に」なっても見た目にはわかりません。
しかし、「表」または「裏」しか存在しないとなれば、ちょっと話が変わってきます。
五行論では、「火」→「土」→「金」→「水」→「木」という方向に動いていて、
通常の五行の図(これを「表」とする)では、右回りの回転をしているということになります。
「裏」「表」が混在していると、右回りも左回りもあることになりますが、
「裏」しかなければ、左回りしかありません。
この場合、陰陽が反転すると右回りができて、陰陽反転が区別できることになります。
ただし、「裏返す」という意味には、見る側が反対側に回るということもあります。
見る側のほうが早く動いていれば、すべてが逆回りに見えます。
少なくとも、五行の形を持ったものなら、そうなります。

だからどうしたと言われると返答に困るのですが・・・


五行の陰陽変換と反転


2014_10_11


ホロスコープにみる原因と結果の法則 ドラゴンヘッドとテイル
(2013年5月14日 リブラの図書館(スピリチュアルな本と星のお話)
月の軌道と太陽の軌道の交点をドラゴンと呼び、月の公転が地球の北半球方向を横切る交点を
ドラゴンヘッド(ノースノード)、南半球方向を横切る交点をドラゴンテイル(サウスノード)といいます。
計算で算出されるポイントなのでそこにそう呼ばれる星があるわけではないのですが、ホロスコープを
ソウルパーパース・リーディング(魂の目的視点のリーディング)で眺めるとき、とても重要なポイントに
なります。ドラゴンの頭としっぽのイメージどおり、ヘッドとテイルは180度の位置関係にあります。
ヘッドとテイルはいつも真反対の星座にあるのです。
ドラゴンヘッド(ノースノード)は今生の魂の目的を、
ドラゴンテイル(サウスノード)は過去生由来の魂の課題を、表わすものとして読んでいます。
過去生でできなかったことや、やり残したこと(原因)を今生の人生に選択する(結果)とき、
どうも魂は真逆の人生を設定するようです。そうでないと慣れた方に傾き(過去生のことは
忘れているので)、同じことの繰り返しになってしまうからのようです。

皆既月食
欠けていく月 時事通信 10月8日(水)20時41分配信 ~Yahoo!ニュース~

記事22-7の上の図にありますように、太陽と月の通り道は2か所でしか交わっていません。
月が上昇する(北を上にしている)点がドラゴンヘッド、下降する点がドラゴンテイルです。
本記事の下の図では、ドラゴンヘッドをノード(真)と表記しています。
太陽と月がオポジション(真反対)の位置にあるとき満月になりますが、完全なオポジションで、
ドラゴンヘッドかドラゴンテイルがすぐそばにあれば月食になります。
ドラゴンテイルはホロスコープ上に表記されていないことが多いのですが、
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルはオポジションの関係にあります。
つまり、月食のとき、太陽がドラゴンヘッドのそばにあれば月のそばにドラゴンテイルがあり、
太陽がドラゴンテイルのそばにあれば月のそばにドラゴンヘッドがあります。

占星術においてこのドラゴンヘッド、ドラゴンテイルはどのような意味があるのでしょう?
きっと占いに詳しい人でも、その解釈に悩むのではないでしょうか?
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルの意味が理解できなくなったのは、
現在の占いが個人的なものを占うことに特化しているからかもしれません。
本来の占星術は、当たりはずれを占うものではなく、
「自分」と「世界」を知る手段である
と考えたほうがいいと思います。
特に、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは、その糸口となる「何か」なのでしょう。
惑星や星座と違ってドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは物体ではありません。
わたしたちがドラゴンヘッド、ドラゴンテイルを意識できるのは月食と日食のときだけです。
月食のとき、月を隠すのは地球です。今でこそ人類は宇宙から地球を見ることができますが、
昔の人が地球の全体に近い姿を見ることができたのは、月食のときだけだったでしょう
(それを理解していたかどうかは知りませんが)。
現代人は昔の人が見えなかった地球を見ることができようになったので、月食など意味がないと考えて
はいけません。月食は、わたしたちの知らないわたしたちの全体像を示すメタファー(隠喩)なのです。
わたしたちの全体像を一般的には魂といいます。
さらに、月食という少ないチャンスにしか地球そのものが姿を現さないということは、
わたしたちが魂を知ることは容易でないことを意味しています。

科学の発展により、物事を細分化して調べる方法、すなわち分析的手法は飛躍的に発達しました。
しかし、わたしたちが科学や情報に依存するようになり、物事をトータルで捉える感性を鈍らせて
しまっているために「気づけなくなっているもの」があると考えるべきなのです。
「気づかないもの」があることに気づくことはできない。
とはいっても、気づいているものに対処していかなければ、日々の生活はおくれません。
毎日の暮らしのなかでは、今日するべきことをするだけで精一杯だとは思いますが、
月食のときくらい、「自分が気づいていないもの」のことに思いを巡らせてもいいのかもしれません。
今回の月食では、月と天王星がコンジャンクションしています。
天王星は科学的な発見や発明に関係していると言われます。偉大な発見では、必ずといっていいほど、
「偶然のなにかがあって・・・」という話が登場してきますが、論理的に説明できないことを
何でも偶然のせいにしてしまうのではなく、固定観念を打破する発想の背後にある「気づかない力」を
感じとろうとしてみると、新しい境地が開けるかもしれません。

月食時のホロスコープ



2014_10_09


土星(サトゥルヌス) ~内なる惑星 トマス・ムーア~
サトゥルヌスは彼自身のやり方で、字義主義的な世界、平凡な人生の体験から、
永遠の領域、魂の本当の故郷、もっと率直に言えば、もっとも純粋な心理的次元が知覚され
尊重されるような意識の状態へと私たちを連れ出す。(中略)
メランコリー、鬱、深刻さの感情に見いだせる価値は、それらの感情が促す「人生からの引きこもり」
によって直接生じる。これはフィチーノが『惑星論』で土星的なスピリットを引き出す状態の例として
提示した体験のリストを見れば明白である。彼は書いている。
「私たちが土星の支配下にあるのは、暇、孤独、病気のとき、あるいは神学、難解な哲学、迷信、
魔法を通して、または悲嘆を通してである」。これらはすべて日常生活からの引きこもりを含んでいる。
それは物理的には暇や孤独であり、身体的には病気であり、あるいは私たちが日常や普通から
かけ離れていると考える物事に関する研究を通しての引きこもりである。土星は日常的な生活の
ためのエネルギーや意欲を弱め、非日常的な、魂のもっとも深い部分に目を向けさせるのだ。
意味の感覚や活力を供給する日常生活の力が弱まると、悲しみの感情や引きこもりたい気持ちが
意識に侵入してくる。これは惑星の周回に目を向けさせる魂の自然な動きである。(中略)
土星は単純に避けたほうがよいだけの迷惑な惑星ではない。忍耐と辛抱があれば、彼の暗い、
陰鬱な、両面感情的な気分の中に、現在の浅薄さを乗り越える道を見いだすことができるだろう。
(この本の主な目的は、15世紀の哲学者フィチーノの思想を紹介することにある。
なお、記事19-8で本の紹介をしている)

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
(2013/05/14)
スーザン・ケイン

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サトゥルヌスはローマ神話に登場する農耕神ですが、土星の守護神とされています。
また、錬金術のシンボル的解釈ではサトゥルヌスは鉛に相当し、土星の「重さ」を象徴しています。
土星は心を重くさせ、体を重く感じさせます。
土星の力は、日常生活を妨害する力ばかりで、良いことがないよう思えるでしょう。
虚無感や絶え間ない眠気といった精神的なものだけでなく、体がだるい、頭が痛い、胃腸の調子が
悪いといった身体の変調も引き起こします。土星の力は、環境にも及びます。本人の意思とは
無関係に、やる気を失わせるような環境や何をやってもうまくいかない状況を引き寄せてしまいます。
土星の引力に引きつけられている人間にとって、これらは逃れることができるものではありませんし、
何かをすれば解決策が見つかるというものでもありません。
経営者やビジネスマンとしてバリバリ活躍しているような人は土星とは関わりのない人間であり、
土星系人間にとっては、同じ土を踏んでいても別世界に住んでいる生き物と思ったほうがいいのです。
「行動第一」「為せば成る」「最後は気合だ」といった
発想を持った人の言葉にのせられないようにしなければなりません。
ただ、土星とは全く関わりのなかった人でも、事業の失敗や左遷などよる挫折といった外部環境により、
もしくは、うつ病や慢性疲労のような心の内側からや、大きな病気など身体的側面から土星の力が
一気に侵入し、あっという間に人生を変える強大な力を発揮します。
「自分にはできないこと」を知っておくこともとても重要なことで、土星系の人間は
「一時的な昂揚感で積極的な行動をしない」ように
注意しなければなりません。そうしないと、後になって自分の行動に困らされることになります。
また、「自分だけの趣味・楽しみ」を持ち、常に心の逃げ道を用意しておくことも大切です。
性格という点から見れば、内向的な性格ということになるでしょう。内向的な性格の人にも
様々なタイプがありますが、土星系内向的な人の特徴はメランコリーです。
一言でいうと一日のうちの多くの時間で、気分がのらないのです。
どうやったらやる気がでるか?これが大きな問題です。
意欲的になることが全くなければ、精神科のお医者さんに診てもらう必要がありますが、
そうではなく、意欲的になることもあるのですが一時的なのです。
自分のこころのなかに、そして世界に、「自分のやる気を起こす何か」があるはずだと考え、
一生懸命探すのですが見つからないのです。しかし、安易な回答はありません。
やる気のでないことは最低限ですますことを信条とし、どこまでもどこまでもやる気が起きることを
探し続けることが大切です。この探求心こそが土星の恩恵であり、これを捨ててはいけません。

自分なんてダメな人間だと思う必要などないのです。土星の影響を受けている人といない人には
下の図のような関係があって、土星の強い影響を受けた人は、自分はこれだというものを見つける
ことが容易ではなく、多くの場合は平均的なパフォーマンスを出すことができないものですが、
これだというものを見つけたときには爆発的な能力を発揮するのです。
ただし、下の図における「土星的」というのは、メランコリー的だというだけではなく、
内向的、内罰的、非社交的という意味も含まれています。
そのような人は大きな潜在的エネルギーを持っていて、日常生活ではそのエネルギーが
うまく発散されないために苦しむことになるのですが、ひとたびエネルギーのよい流れを持つと、
大きな社会的インパクトを生み出すことができるようになるのです。

土星の力
(軸以外の部分は記事31-6の左図を借用)
2014_10_07


【独女通信】独女世代に試練!?サターンリターンって何?
(2007年3月25日 ライブドアニュース 独女通信)
転職、独立、結婚、出産……20代も後半に差し掛かってくると、実際に実現させるかさせないかは
ともかくとして、こんな言葉が頭をチラついてくるもの。世の中の厳しさと向き合うことになるこれら
の経験は、西洋占星術において人生の一大転機を示す「サターンリターン」と呼ばれる現象に
大いに関わりのあるものだという。そもそもサターンリターンとは何なのか。
昨年の冬に『運命が変わる土星占い』を上梓(じょうし)した、まついなつきさんにお話を伺った。
(中略)「サターンリターンはつらい思いをすることも多いですが、運気が下がる恐ろしい時期では
ありません。むしろ積極的に、これまで自分が感じていた限界の殻を破り、窮屈な人生にサヨナラ
するチャンスなのです。ですから、転職をしたり、結婚、出産、新しい恋愛、自立して新しく商売を
始める人もいます。当然、自分が若い頃には避けて通ろうと思っていた壁を乗り越えるという行為
がセットでついてくる変革期なので、幸運にコトが運ぶという期待はできません。
何かを成しとげようと思ったら、それ相当の泥を自分でかぶって始末していくのだという、
今までは見ないで済んでいたものに直面する出来事もあるでしょう。」
ではその時期はどうすればよいのだろうか。「大事なのはこの時期に起こったことを人の
せいにしないことです。土星は決断と責任を自分で受け入れることによって枠組みをきちんとさせ、
ルールを敷いて、安定性を高める天体でもあります。今までは周囲の小言や指導を受け入れる
代わりに決断と責任を放棄することが許されてきたということを自覚しましょう」

運命が変わる土星占い(サターンリターン)運命が変わる土星占い(サターンリターン)
(2006/12)
まつい なつき

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前記事にて、トランジット法で占いをするときは、バースチャート(出生図)と
トランジットチャート(現在の星の運行図)を比較すると説明しましたが、
パーソナルセンシティブポイント(出生図における敏感点)を今、通過する天体が
センシティブポイントに設定した星自身である場合、バースチャートは必要ありません。
センシティブポイントがバースチャート上のどの位置にあろうと、対象の惑星が太陽を1周する
時間が分かれば、その星がいつ元の位置に戻ってくるかはすぐに分かります。
サターンリターンとは、センシティブポイント(土星)を実際の土星がトラジットすることです
から、誰にとってもサターンリターンは、土星の恒星周期(下の図参照)とほぼ同じ年です。
つまり、30歳前に迎える人生の転機なのです。
実は、どの星にも同様のリターンがあります。
注意しなくてはならないのは、このリターンは会合周期ではなく恒星周期と一致していることです。
恒星周期は恒星を基準として天体が母天体を1周する時間で、惑星の真の公転周期です。
一方、会合周期は、地球から見てその惑星が太陽とコンジャンクションする周期です。
土星以外の星のリターンはあまり話題になりませんが、今後は、天王星のリターン、つまり、
ウラヌスリターンも注目されるようになるかもしれません。
きっとこのリターンは、「このリターンの歳以上は生きろ」という目標になるでしょう。
昔の平均寿命から考えれば、中世以前の世界では実現困難な目標であったといえるのですが、
天王星が発見された年代以降、重要な意味を持つようになったということなのでしょう。
ちなみに、ウラヌスハーフリターン(自分の天王星が現在の天王星とオポジション)は42歳です。
これは、男性にとって厄災が多く降りかかる年齢であるといえるでしょう。一方・・・

サターンリターンは女性にとって重要な意味を持つ
のかもしれません。なぜなら、この年齢では、女性のほうが人生の選択に関する悩みが多い
からです。まず基本的なこととして、男性には出産という経験がありません。
日本では、女性が第1子を出産した平均年齢が2012年は30.3歳になり、サターンリターン
越えをしていますが、結婚、出産、そしてその後仕事をどうするかなど、悩みが多い年齢なのです。
男性の場合、結婚して仕事を離れるという選択肢がそもそもありませんが、女性の場合、
経済的余裕があるなら、つまりは夫の収入が高いのなら専業主婦になるという選択もあるでしょう。
女性の場合、配偶者の収入は高いほうがいいに決まっていますが、
男性の場合、配偶者の収入が高ければいいというものでもありません。
芸能人同士の夫婦にはよくあることですが、夫のほうが低収入の場合、肩身が狭くなります。
多くの場合、離婚することになるのですが・・・

上原多香子とTENNさんが結婚したのは、上原さんが29歳のとき。
上原多香子のバースチャートは、惑星(太陽と月を含む)のないエリアが半分あって、
その空白エリアのなかにドラゴンヘッドがあるという、まさに「成功する」タイプの型です。
記事22-4に示しました、「里田まい」と「宇多田ヒカル」と同じ型ですし(上原多香子と宇多田
ヒカルの生年月日は5日しか違わないのですが)、その次の記事の「明石家さんま」も同じ型です。
TENNさんのバースチャートも似ている型をしているのですが、惑星のないエリアが半分あって、
その空白エリアのなかに(ドラゴンヘッドではなく)月があります。
この型の場合、何かを乗り越える必要があり、その先には明るい未来があるのですが・・・
そして、TENNさんのセンシティブポイント(天王星)を実際の土星がトラジットしたまさに
そのときに、自らこの世を去る決断をすることになってしまったのです。

さて、多くの人にとっては2回目のサターンリターンがあります(59歳になる頃)。
男性にとっては、1回目より2回目のサターンリターンのほうが重要なのかもしれません。
なぜなら、60歳以降の生きかたに苦労する男性はとても多いからです。
3回目のサターンリターンに到達できた人にとっては、もう試練は残っていないかもしれません。
この年まで生きることができれば長寿を祝うべきでしょう。何せ、その年は、米寿(88歳)ですから。

公転周期

出典:ウィキペディア 『公転周期』

月の恒星周期は、地球を1周する時間で、
約27.3日。会合周期は約29.5日。
衛星の場合、会合周期は通常、
太陽との会合の周期を意味する。
すなわち、惑星上の観測者から見て
その衛星が朔望の1周期を完了し、
太陽と同じ離角の位置に再び戻る
までの時間を指す。





2014_10_05


占星学用語の解説 岡本翔子編  ~占星学 リズ・グリーン~
トランジット
天文学上、トランジットというのは天体が子午線上を通過することをいうが、占星学では
出生図の敏感点(センシティヴ・ポイント)を惑星が実際に通過するこという。プログレッション
と違う点は、その時の実際の惑星位置からその時に起こる出来事を判断する点である。
出生図の敏感点というのは、惑星の位置だけでなくアセンダントやMC、ドラゴンヘッドなども
含まれる。原則としてこれらの敏感点に惑星のトランジットがコンジャンクションになったとき
最も強力な効果を持つので、コンジャンクションのみをトランジットとして限定する
アストロロジャーもいる。一般にはオポジション、スクエア、トラインなどもトランジットして扱う。
惑星のトランジット
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、各惑星のトランジットで、
特に、火星以下の惑星がより大きな効果を持つ。 (本の紹介は記事16-5に記載)

月の替わり
My Modern Met > What if Other Planets Replaced Earth's Moon?
左上 Moon(normal)、上段左二番目から Mercury, Venus, Mars instead of the Moon
下段左から Jupiter, Saturn, Uranus, Neptune instead of the Moon

トランジット法で占いをするときは、バースチャート(出生図)とトランジットチャート
(現在の星の運行図)を比較することになりますが、どこに注目するかによって様々な
占い方があるようです。まずはじめに考えることは、パーソナルセンシティブポイント
(出生図における敏感点)を何に設定するかです。
ここでは、月に焦点を当ててみましょう。
月はわたしたちにとって最も近い天体であり、重力など物理的にも影響を受けています。
このため、生まれたときの月の位置は誰にとっても重要なパーソナルセンシティブポイント
であると考えられます。月は動きが早いため、生年月日だけでは正確な位置を決めることが
できず、生まれた時刻も分かっていなければなりません。
月は2時間で1度程度移動していきますから、同じ生年月日の人でも出生時間により
パーソナルセンシティブポイントの位置が変化するのです。パーソナルセンシティブポイント(月)
をトランジットチャート上の惑星が通過するときに、月の特性面から見た惑星の性質が現れます。
月は、心理的側面、特に感情的なものに強い影響を及ぼします。
さて、このパーソナルセンシティブポイントをすべての惑星が通過していくわけですが、
そのなかでも特に重大な影響を及ぼす惑星は土星です。
このポイントを土星が通過するとき、「人生の試練」が用意されていることがあります。
「人生の」と言いましたが、パーソナルセンシティブポイントが固定されているのに対し、土星は
約29.5年で一周する回転運動をしていますから、パーソナルセンシティブポイント(月)を
土星が通過するのは、およそ30年に一度の出来事です。通常の人生で2、3回しか起きないのです。
逆に、パーソナルセンシティブポイント(土星)を月が通過するのは、約1ヶ月に1度の出来事
ですから、心の周期みたいなものでしょう。これは、土星の特性面から見た月の性質を意味しています。
月のちょっとしたネガティブな面が現れるといった感じで、それほど大げさなものではありません。

ここで占星術の話を終わりまして、前記事に書きました創世記における陰陽分割の様子を、
図(下の図)にて具体的に示してみました。
創世記における天地創造は、いつのどこの様子を示しているのかと思われるかもしれませんが、
それについてはあまり考えず、万物創生の概念を説明していると見なしたほうがいいと思います。
地球上での出来事と考えるならば、太陽が一番先にでてくるべきでしょう(実際は4日目)。

『何もない』ところから『光』と『暗黒』が生まれ、陰陽に分割されました。
光というと、物理的には電磁波ですし(光子でもある)、日常的には太陽や電球などの光ですが、
ここでいう『光』は、「高いエネルギーを持ったもの」くらいに考えればよいと思います。
一方、暗闇は、「低いエネルギーを持ったもの」であり、『光』より物質に近いものです。
『水』は物質の象徴であり、そのなかで冷えた部分は下へ、熱をもった部分は上に移動します。
上下に分かれることで空間が生まれ、その空間(天)には『光』が入りこみます。
これで、『光(陽)』、『雨(陰)』、『天(やや陽)』、『元の海(やや陰)』という四象が
完成します。通常の陰陽論では四象(太陽・太陰・少陽・少陰)にこれ以上の説明はありません。
しかし実は、陰と陽の組合せが「少陽」と「少陰」では
異なっているのです。
(内容は記事32-5のとおり)
そのことが創世記にも表現されていて、『天(少陽に当たる)』→『太陽(陽)+月(陰)』
『元の海(少陰に当たる)』→『地(陽)+海(陰)』がそれに該当します。
最終図は地球の様子に近いものになっていますが、陰陽論は地球の成りたちを示したものではなく、
地球の様子が、陰陽論の万物創生を模して
創られているのです。


陰陽論と天地創造gif


2014_10_03


座相(アスペクト)の定義 ~ホロスコープ占星術 ルル・ラブア~
2個の惑星が相互に形成する角距離を、座相「アスペクト」と言います。(中略)
他の惑星との間に座相を作る惑星は、それ自体に固有の性質を持つほかに、相手の惑星の
性質が加わることによって新たな性質と意味を生じます。惑星は座相を持つことによって初めて
その特徴を引き出され、個人のホロスコープにはっきりした運命的効果を現します。
座相(アスペクト)の種類
 コンジャンクション(0度):2個の惑星が黄道上で近接してほぼ同じ度にある場合を言います。
2個の惑星の性質が混同することなく互いの持つ性質を強調し合います。
 オポジション(180度):2個の惑星が黄道上でほぼ正反対の位置にある場合を言います。
激しい緊張と切迫状態を作り出します。
スクエア (90度):2個の惑星が黄道上で約90度離れた位置にある場合を言います。
克服しなければならない障害と困難があることを意味し、努力の必要を示します。

月と土星 0度:非感激的な冷淡さ。注意深い性質。
陰気で臆病な性質ですが、任務に忠実で秩序を大切にする人となります。楽しみの少ない人生。
金銭獲得についての苦心。男女とも、結婚生活に何らかの苦労がつきまといがちです。
月と土星 180度、90度:劣等感に悩みやすい。冷淡で憂鬱な人柄。取り越し苦労。自信欠如の
ために好機を失います。寂しい人生。悪友が原因の困難。男性は妻運に恵まれない傾向があります。

土星食


青空の下、土星食 国内7年ぶり観測、
次は10年後
(9月28日 朝日新聞デジタル)
土星が月に隠される「土星食」が28日、
沖縄県の一部を除く全国で観測された。


前回の「土星食」は2007年6月19日にありましたが、その約1ヶ月後の7月16日に新潟県
中越沖地震がありました。今回の御岳の噴火がマグマ噴火に発展しないことを祈るばかりです。

月は「自分の心に秘めた感情」を意味しており、他人から見えないものを象徴しているのに対し、
土星は自分では分からない(見たくない)が、他人には見えてしまうものを象徴的に示しています。
誰にとっても、自分の欠点を客観的に理解するのが難しいのに対し、知り合いの人が持っている
欠点ははっきりと見えるものです。そういった意味で月と土星は対照をなしており、
オポジションやスクエアでは、お互いの悪い面を引き出しあう関係になります。
「土星食」は、完璧なコンジャンクションであり、月と土星それぞれの本質が存分に表現される
ことになります。一般的にコンジャンクションは、吉座相とも凶座相とも言えないのですが、
月と土星の場合は凶座相になります。ただし、他の人が味わうことのない大きな困難を
乗り越えたときには、誰も知らない大きな収穫を得ることができるということにもなります。

さて、前記事でお話した陰陽論に関して、陰陽論と創世記の比較を行ってみたいと思います。
創世記は旧約聖書の冒頭に書かれているものですが、どんなに敬虔なユダヤ教や
キリスト教の信者でも、創世記の部分をそのまま信じるのは難しいのではないでしょうか。
なぜなら、どのように解釈しても、物理的に間違っているように思われるからです。
しかし、陰陽論と比較してみると、かなりの一致点を見出すことができます。
1日目、神は何もない世界を光と暗黒に分けたとありますから、陰陽論でいえば、
光=陽、暗黒=陰となります。(ここまでは簡単です)
2日目、水のなかに大空を造るという意味は、陰のなかに陽が生まれることを意味します。
陰の間に陽が生まれたことで陰は上下に分かれ、陰の上部=雨、陰の下部=海になります。
また、陰の間から生まれた陽=天となります。
3日目には、海(陰の下部)のなかに陸になる部分が現れます。つまり、ここでまた、
陰陽の分離が起きて、海(陰)と地(陽)となるのです。
4日目に、天は太陽(陽)と月(陰)に分離し、その光が地上に届きます。
さて、ここまでの陰陽をまとめますと、
光=陽、地=陽、太陽=陽で、雨=陰、海=陰、月=陰となります。
また、元の海(下の水)は地(陽)+海(陰)ですが、合わせたものは「陰」です。
さらに、天は太陽(陽)+月(陰)ですが、合わせたものは「陽」です。
これをまとめますと、『何もない』→『元の光(陽)』+『暗黒(陰)』
→『光(陽)』+『雨(陰)』+『天(陽)』+『元の海(陰)』
→『光(陽)』+『雨(陰)』+『太陽(陽)+月(陰)』+
『地(陽)+海(陰)』
となります。
創世記においては、4日目で陰陽論の「四象」は完成しているように思われます。

アダムの創造
天地創造 株式会社ビボネット > 趣味の歴史 > アダムの創造(ミケランジェロ) 
旧約聖書の創世記によると、神は次のように天地を創造した。
第1日 はじめに神は天と地を創造した
地は形がない何もない真っ暗な世界だった。神が「光あれ」と言うと光ができた。
神は光と暗黒とを分け、光を昼、暗黒を夜と呼んだ。
第2日 神は大空を創った
水の間に大空を造り、上の水(雨)と下の水(海)とに分けた。大空を天と呼んだ。
第3日 海と大地を創り、大地に草と樹を芽生えさせた
「地の水は1つに集まり、乾いたところが現われよ」と言った。乾いた所を"地"、
水の所を"海"と呼んだ。「地は草と樹を芽生えさせよ」と言うと、草と樹が芽生えた。
第4日 太陽と月と星を創った
神は太陽と月と星を創り、太陽に昼を、月に夜を司らせた。そしてそれらを天に配置し
地上に光が届くようにした。
第5日 動物と鳥を創った
神はそれらを祝福して言った。「産めよ、増えよ、水や地に満ちよ」
第6日 地の獣、家畜、土に這う全てのものを創った
神は自分を象って男と女を創造した。神は人を祝福して言った。
「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせ、全ての生き物を支配せよ」
第7日 こうして天地万物は完成した
神は仕事を離れ安息した。神は第7の日を祝福し、聖別した。


2014_10_01


成功のヒントが見つかる土星占い! あなたに与えられた試練とは? 
土星の役割とは (2013年6月2日 ハピズム)
占星術において土星は人生を成功へと導いてくれる「マスター(師)」として位置づけられています。
試練を与えることで相手を成長させる、スターウォーズにおけるヨーダのような存在と考えると
わかりやすいでしょう。土星の試練を上手に受け止めることができれば、あなたはフォース(力)
を手に入れ、人生の成功者になることができますが、かわしたり避けたりするとダークサイドに
落ちることになるのです。つまり、自分の土星星座から乗り越えるべき試練を知ることは、
幸せに生きるための近道でもあるということなのです。

土星が牡羊座……あなたの「積極性」に試練を与える
土星が牡牛座……あなたの「金銭面」に試練を与える
土星が双子座……あなたの「コミュニケーション能力」に試練を与える
土星が蟹座……あなたの「共感力」に試練を与える
土星が獅子座……あなたの「個性」に試練を与える
土星が乙女座……あなたの「正義感」に試練を与える
土星が天秤座……あなたの「対人関係」に試練を与える
土星が蠍座……あなたの「性的な事柄」に試練を与える
土星が射手座……あなたの「理想」に試練を与える
土星が山羊座……あなたの「義務意識」に試練を与える
土星が水瓶座……あなたの「反抗心」に試練を与える
土星が魚座……あなたの「精神性」に試練を与える

土星: 第六惑星写真集土星: 第六惑星写真集
(2014/09/15)
岡本典明

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バースチャートにおいて土星がどの星座にあるかを調べれば、土星星座を確かめることが
できますが、自分の土星星座についてそれほど意識する必要はないと思います。それよりも、
自分の心のどのような側面に「試練」があるのかを、自分で考えたほうがよいでしょう。
土星は自分の弱点を突いてきますので、自分の欠点を客観的に見ながら過去を振り返って
みれば、自分にとって、土星の試練がどのようなものであるかが見えてくるでしょう。
ただし、土星的自己分析は、楽しくないと思います。
受け止めたくないと思うようなことこそが、土星的試練になるのですから。
必ず心の痛みを伴います。心の痛みを伴わないのでしたら、何から逃げているはずです。

さて、少し話が変わりまして、「陰陽論と占星術を結びつける」ことを検討してみることにします。
ほとんどのネタは、ちょっと調べれば、誰かが自分の言いたいことを代弁してくれています。
完全なオリジナリティーは必要なく、誰かの主張に自分の意見に付け加えばいいのです。
しかし、「陰陽論と占星術の融合」は、誰かが主張していることでもないので、
参考にできる内容が見当たらず、自分で考えなければなりません。これは土星的試練でしょうか?
記事として書こうと思っても、全くアイデアが浮かばないことも多く、
「陰陽論」は本当に宇宙の成り立ちを示しているのか、疑ってしまうこともしばしばです。

まず原点に戻って考えると、記事9-2に書いていますように、陰陽を円ではなく
正方形で表すことで天地万物の生成を示そうとしたのです。その次の記事(9-3)では、
世界が12に分割される根拠を、1→2→4→6→12という発想で検討したのですが、
どうもこれでは次の展開がうまくいきません。
物事が正しい、間違っている以前の問題として、次々と話を先へ展開していけるかどうかは
とても重要なことです。多分、STAP細胞は、このまま終わるでしょう。
なぜなら、虚偽だからです。虚偽でストーリーを作り続けるには、かなりの能力が必要です。
もう一度、陰陽論のスタートを考え直しみると、4×4のメッシュを切った正方形で
はじめたほうがいいという結論になりました。
可能な限りシンプルにしたほうがよいということです。
これで、陰陽(両儀)から二分割して、四象をつくりだします。
一般的には、四象の4つの側面は「太陰」「太陽」「少陰」「少陽」と言われますが、
「少陰」と「少陽」の一方を縦に陰陽分割し、他方を横に陰陽分割することで、「少陰」と「少陽」は
別の状態を示すことになります(分割はメッシュまたはその対角線でしか行えないことを前提とする)。
位置を定めておかないと分かりにくいので、「太陰」は必ず図の下に置くことにする(さらにここでは
「太陽」を上に置く)と、「少陰」と「少陽」は、「陰陽縦切り」と「陰陽横切り」という
二つの状態になります(どちらが「縦切り」で、どちらが「横切り」であるのかはここでは考えない)。
「陰陽横切り」では、下が陰である状態と、下が陽である状態の2つがとりえます。
そこで、これらをそれぞれ、「下陰」「下陽」と呼ぶことします。
「横切り」の場合、「下陰」であれ「下陽」であれ、どちらも陰陽のバランスは崩れません。
ところが、「陰陽縦切り」の場合、左右のどちらに陰、陽を置くかで陰と陽の量が変化します。
最小の正方形を1単位としますと、一方が「2+」、他方が「2-」になります。
つまり、「縦切り」では、陰陽のバランスが崩れるのです。
「2-」になったものを「多陰」、「2+」になったものを「多陽」と呼ぶことにします。
しかし、元は陰と陽のバランスは「0」ですから、トータルで考えれば「0」であるはずです。
ですから、世界全体で見れば「多陰」と「多陽」のバランスはとれており、
この2つを分離して考えず、混在した状態を「木」と呼ぶことにします
(分離して考える場合は、一方が「木」、他方が「風」となる)。
一方、「下陰」「下陽」はどちらかに偏っていてもいいので、この2つを「土」、「金」とします
(今のところ、「下陰」と「下陽」のどちらが「土」で、どちらが「金」かは考えない)。
そして、「太陰」を「水」、「太陽」を「火」と考えれば「五行」の完成です。一般的に五行では、
「相生」という関係があって、例えば、「木生火」は木が燃えて火を生むという意味です。
「木」→「火」→「土」→「金」→「水」→「木」→・・・という循環があります。
つまり、状態は固定されているのではなく、常に変化しているわけです。
下の図で、それを示しています。これを右回りと呼ぶか、左回りと呼ぶかは、
どちらの面から見るかによって変わります(下の図では、一般的な五行図を表にしています)。
どちらを右回り、左回りと呼ぶにしても、2つの回転があることは確かです。


陰陽論と四象五行


2014_09_29


アフォーダンス理論とは (2012年2月 10+1 web site > 第7回:アフォーダンス理論の
応用可能性) ギブソンが提唱するアフォーダンス理論のユニークな点は、
「環境」自体に動物の行為をうながすさまざまな「情報」が存在するという図式にある。
動物はその「情報」をもとに行動し、環境に内在する「情報」もまた動物の行動により変化する。
ギブソンは、そのような環境と動物の相互作用をアフォーダンスと呼んだ。
いまわれわれの目の前に、腰の高さあたりに固い水平面があるとすればそれは「座る」ことが
できる物体に見え、またはそれが柔らかな肌理に覆われているとすれば「横たわる」ことが
できる物体に見える。このような関係性は、プロダクトデザインに広く応用されている。
生態学的視覚論において「環境」とは、複数の「面(サーフェス)」の集合としてとらえられる。
面(サーフェス)で構成された「環境」は、太陽や照明の光、または事物に反射した光によって
包まれており、ギブソンはそれを「包囲光」と呼んだ。包囲光は場所や時間によってあらゆる
配列(パターン)を持ち、動物はその配列の一つひとつを刺激として受信している。
ギブソンによると、動物がある特定の「面(サーフェス)」を知覚するとき、動物はあらゆる包囲光
の配列のなかからある「面を特定する構造化された刺激の不変項」を抽出しているという。
言い換えると、その「面」にはそれに固有の包囲光=不変項が存在するということだ。
つまり情報である。動物の知覚とは、環境に満たされたあらゆる包囲光のなかから特定の
「不変項=情報」を抽出する行為のことである。ギブソンが「構造化」という言葉で表現したように、
これは構造主義的なアプローチに通じる。ギブソンの理論のひとつの結論は、誰もが共有可能な
知覚情報が、環境のなかに潜在的に組み込まれているということである。

アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))
(1994/05/23)
佐々木 正人

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アフォーダンスの世界
<絵の出典>壁紙宇宙館ブログ館 > ★土星海洋衛星における海水浴★

あらかじめ定められた運命があるのか?
これはとても難しい問題です。これまで、いろいろな人がいろいろなことを言ってきましたし、
これからも様々な主張がでてくると思います。しかし、意見はあくまでも意見です。
結論を言ってしまいますと、「わからない」のです。もし、
科学がこの問題にはっきりした答えを出すことができるのならば、哲学や占星術は必要なくなるでしょう。
星占いは運命決定論といったイメージがありますが、決してそうではありません。
占星術を説明するのに都合のよい概念と思われるのが、ギブソンが提唱したアフォーダンス理論です。
ギブソンは、環境自体に動物の行為を誘発する様々な「情報」が存在していて、動物はその「情報」を
もとに行動し、環境に内在する「情報」もまた動物の行動により変化する、と主張しました。
占星術で、「定められた運命」といえる部分は、内在された情報を持つ環境のことであり、
人がどのような環境にさらされるのかは、誕生時に定められている部分があります。
上の引用文のように、アフォーダンスという言葉は、デザインの領域において使われることが
多いので、環境のなかでも特に視覚的なものにフォーカスすることが主流なのですが、
環境に内在する「情報」には、視覚情報以外にも様々なものが含まれています。
アフォーダンス理論のポイントは、環境に内在する「情報」をわたしたちは変えることができる
ということなのですが、情報と情報が内在している環境の特性によって、状況の「変えにくさ」は
全く異なります。努力することなく状況を変化させたり、その環境から容易に逃れることができるもの
もあれば、その環境と向き合わないことが、ほぼ不可能といえるものもあります。そのなかで、
人生の試練となる環境設定を行うのが、「土星」です。
では、具体的に、わたしたちを苦しめる環境設定とはどのようなものでしょうか?
ここでは対人関係に絞ってみましょう。対人関係が大きな試練となることは誰にでも容易に想像が
つくからです。「土星」が設定している舞台は、容易に逃れられないように準備されているのです。
最も分かりやすい例は両親との人間関係です。
例えば、親から虐待を受けるというのは、土星的試練の典型的事例なのです。
対人関係に最も影響を与える星は「月」であり、記事15-9「月星座の特徴」が参考になります。
土星は、どの月星座に関しても試練を用意しています(これは土星のひとつの側面に過ぎません)。

もうひとつ、占星術とアフォーダンス理論の関係で重要なことがあります。
情報を内在した環境は、わたしたちがある行動をとりたくなるように促しているだけで、
環境が行動を決定しているわけではありません。
土星の場合、環境が誘導している行為について、その行為自体が不快なものか、
その行為をする(しない)ことによって起きる出来事が不快なものであることが多いのです。
十分な忍耐力を持って事に臨めば、土星の試練を克服することは可能です。
ただし多くの場合、解決策が将来にわたって全く見通せない状態であり、
短期間で問題を解決することができません。やはり、これは試練なのです。

牡羊座:自分の意思を冷静に相手に伝えることが、困難である対人関係
牡牛座:自尊心を傷つけられても寛容であることが、困難である対人関係
双子座:日常のコミュニケーションを大切にすることが、困難である対人関係
蟹 座:家族な大切な人への気遣いを忘れてしまいそうな対人関係。
獅子座:創造力を活かして人づきあいを円滑にすることが、困難である対人関係。
乙女座:無責任な行動で人間関係を壊してしまいそうな対人関係。
天秤座:互いに助けあうことでパートナーと健全な関係を保つことが、困難である対人関係。
蠍 座:他人と深くかかわりあうことで新境地を開くことが、困難である対人関係。
射手座:他人と理想を共有しお互いを高めあうことが、困難である対人関係。
山羊座:社会に奉仕することで安らぎを得ることが、困難である対人関係。
水瓶座:高い理想を持つ集団に貢献することで自分を高めることが、困難である対人関係。
魚 座:集団的無意識と交流することで魂の自由を得ることが、困難である対人関係。

他人から見れば重大なことに思えないようなことでも、当事者の悩みは深刻なことが
多いのです。環境だけでなく、気質にも運命論的なものがあることに配慮する必要があります。
ざっくり言えば、占星術は、「自分のせいにしなくていいよ」と言っているのです。
土星の試練は「対人関係」だけでもなく、「月」との関係がすべてでもありません。
「月」との関係も「月星座」だけではなく、「土星」と「月」の別の問題もあります・・・

解縛: しんどい親から自由になる解縛: しんどい親から自由になる
(2014/02/18)
小島 慶子

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2014_09_27


美女と野獣 ~占星学 リズ・グリーン~
誕生ホロスコープの土星の位置は、人がその中でなぜか発育を妨げられ、あるいは発達を
止められてきた生き方、彼が無力、神経過敏あるいはぎこちなく感じるだろう部分、そしてその反動
として、過剰に強くあろうとしたり、かたくなな顔を見せようとする面のすべてを示している。
チャート上のどの点も、一義的に理解され得ることはないし、土星もその例外ではない。
しかし、我々はまたパーソナリティの無意志の面は、我々に属するけれども我々が表現できない、
あるいはあえて表現しないそれらの性質によって、構築されていることを覚えておかなければならない。
したがって、土星のある位置から、シャドウがそれ自身を表現する領域を、推測するのがもっとも手近
だろう。それはある人がおそらくは他人に対してもっとも防御的かつ批判的になるところ、また
その人自身の劣等性の無意識の態度ゆえにもっとも環境の敵意と対立を引き付けやすいところである。
                             (本の紹介は、記事16-5に記載)
シャドウ:個人において生きてこなかったもうひとつの側面であり、意識にとって許容できない心の暗い側面。

タイタンの湖




NASA Confirms Liquid Lake On Saturn Moon
This artist concept shows a mirror-smooth lake
on the surface of the smoggy moon Titan.
Image credit: NASA/JPL/Space Science Institute

他人のことを言う資格は全くないのですが、仕事であれ、勉強であれ、
モチベーションが上がらないで困っている人は多くいると思います。
その理由といえば、ばかなことを言う上司やつまらない授業をする先生の言動です。
その他にも様々な理由があると思いますが、「やる気をなくす」という決断を自分が下した
とは思わないでしょう。でも、本当は、自分で決定しているのです。とは言ってみたものの、
わたし自身には、やはり、他人のせいであるように感じられることが多いのですが・・・
自分の心の問題なのに、他人に責任があるように
感じさせる力、それが土星パワーです。

特に、他人に比べて弱い部分で、そのように感じることが多いのです。
わたしたちは、無意識的に、自分の欠点を自分から隠すのです。
他人に対して怒りを感じるとき、多くの場合、自分の心の傷が隠されています。
他人に対して嫉妬を感じるとき、心の貪欲さが隠されています。
他人に対して優越感や劣等感を持つこと自体、心の未熟さの表れです。
他人に悪い感情を抱いて得することがあるでしょうか?何もありません。
体内に毒をつくりだして、自分の体調を悪くしてしまい、事態はさらに悪化します。
自分以外の誰かや世のなかの環境のせいで、自分はこんなに不遇なんだ。
現実に周囲の人がもう少し良い人だったらなあと思う気持ちもよく分かります。
しかし、他人を批判して、自分に都合のよい方向に他人の気持ちを変えることはほぼ不可能です。
事態がもっと悪化することのほうが多いでしょう。自分が変わることが大切です。
自分の心に起きることは、すべて「自分に原因がある」と考える(自己否定をするという意味ではなく、
責任を持つという意味)ことができれば、土星の重力から逃れたといってもいいでしょう。
ただ、「自分に原因ある」と考える必要があるのは、自分の心に起きることに限定されます。
他人も同様に、他人の心に起きることはその人自身の問題ですから、責任を感じる必要はありません。
さらに、土星は単に、そのような心理的作用をしているだけではありません。
土星はわたしたちを試す場を創るのです。
土星の設定した試練を乗り越えたとき、全く新しい世界を知ることになるのでしょう。
とは言え、人間、なかなか成長できるものではありません。
わたしの提案としては、他人に憎しみを持ったときは、
他人ではなく、その環境を設定した土星を恨みましょう。
「土星め、また試練を与えやがって」といった感じで。
他人に罵声を浴びせたくなったら、土星に文句を言ってやりましょう。
本当の土星を探すのは大変なので、頭のなかに土星を思い浮かべればいいのです。
わたしたちが頭のなかで思い浮かべやすいように、土星には輪があるのです?????

土星の克服には、アドラーの言葉が良いようです。
・人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ
・苦しみから抜け出す方法はたった1つ。他の人を喜ばせることだ。
 「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい。


アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
(2014/02/28)
小倉 広

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2014_09_25


外惑星たち ~占星学 リズ・グリーン~
土星は境界の偉大なる支配者、幻想を司る者であり、ルシファーの役を演じながら、
我々の経験する個人的世界は現実の限界であり、それを突き抜けていくことは良くても愚かしく、
悪くすると気狂い沙汰だと我々に囁く。しばしば我々はその囁きを信じ、
自分たちが、”客観的現実”ものと同一視して、それが全く主観的で、
単に生について自分勝手な解釈を作り上げているということがわからないでいるのだ。
そして、ゲーテが指摘したことだが、隠れた神の片腕であるルシファーのように、
土星は我々がますますその解釈を同一視するようにしむける。
そして、結局、完全に自分自身を孤立させてしまうため、地獄、まさに生命の最も深い流れから
引き離された地獄に落ちることになるのだ。 (本の紹介は、記事16-5に記載)

ルシファー:堕天使の長であるサタンの別名

カッシーニからの土星
Astronomy Picture of the Day Saturn from Above
Image Credit & License: NASA/JPL/SSI; Composition: Gordan Ugarkovic

占星術において、それぞれの惑星が何を意味するのかを決定する最も重要な要因は
太陽系における位置関係です。
その位置関係によって、惑星は3つに分類することができます。3つのうちの中心にある
太陽、月、水星、金星、火星は、わたしたちの日常生活に関係する力を示しています。
太陽がなければ生きていけないことは疑いの余地がありませんが、占星術的にも、
太陽がなければ、わたしたちは日々の生活をおくることができません。
占星術において太陽と月は対照的な存在ですが、実際の太陽系で見れば、
月は地球の衛星に過ぎませんので、太陽系における存在意義は大きくありません。
これは、月が、個人的で他人には見えにくいものを表していることを意味します。
そのなかで最も大きなものが、感情です。誰かが、心が張り裂けそうなくらい悲しみに
打ちひしがれているとしても、その人の感情を他人は直接、体験として知ることはできません。
また、日常生活において、体調のいい日があればそうでない日もあるし、同じことがあっても、
感情的になることもあれば、ならないこともあります。
このような短期間での肉体的、心理的起伏は、月の満ち欠けのようです。
水星と金星は、地球からみればいつも太陽の近くにありますし、実際の太陽系においても、
太陽の近くに存在しています。このことから、占星術において、この2つの惑星は、
太陽エネルギーを太陽とは別の形で伝える存在であるといえるのです。
火星は、人類が現在行けそうな唯一の(本来の意味での)惑星であり、最も日常的存在です。
その人にとって最も日常であること、つまり、学校、仕事、家庭などにおける出来事と
深く結びついているのが火星です。火星は、継続的で、現実的な側面を多く持っています。
火星より遠くにある2つの星、木星と土星は、日常から遠く離れた存在です。
しかし、この2つの星の大きさが示すように、人に与える影響力はとても大きなものがあります。
簡単に言ってしまうと、木星は、わたしたちをよい形で非日常性に引き込む力であり、
土星はその正反対です。このため、西洋占星術では、土星は凶星とされてきたのです。
わたしたちを日常生活から引き離す強い力とは一体、どのようなものでしょう。例えば・・・
戦争、災害、事故、貧困、病気、怪我、失業、離婚
など、他にもいろいろあります。これをいいことだと思う人はいないでしょう。
これらに本人の行いが全く影響していないとは言いませんが、多くのケースにおいて、
天から降ってくるような災難に感じられます。ざっくり言ってしまうなら、
土星は運の悪い出来事に関与しているのです。
ですから、占星術において土星の位置はとても重要になるのです。
しかも、土星は動きが遅い!月の一時的感情とは異なり、長期間にわたって続きます。
土星が関係することは、永遠に抜け出せないように思える、まさに「人生の試練」なのです。
そして、内面的にはさらに深い意味をもっています・・・


惑星の概略

<絵の出典> 天球図でさぐる地球と天体の動き > 太陽系図鑑

2014_09_23


学習障害や発達障害など通級児童は10年で約2倍 (2012年6月4日 オピニオン Viewpoint)
言語障害や難聴など障害がある子供が通常の学級に在籍し指導を受ける児童生徒の数が
急増している。文部科学省の調査によると、2011年度は小中合わせて約6万5千人。
10年間で約2倍以上に激増した。2006年度から通級の弾力化が図られ、自閉症や学習障害(LD)、
注意欠陥多動性障害(ADHD)も通級の対象になったためだ。学習障害や発達障害の原因は
医学的には明らかになっていない。LDやADHDでは、他人の感情が読み取れない、場面に応じた
適切な行動がとれないなど、他者とのコミュニケーションがうまくできずトラブルを起こしやすい。
知的発達に遅れはないため、大人になってから社会生活がうまく送れず、発達障害に気づく場合もある。
日本学生支援機構の調査によると、発達障害の学生は年々増加し、
2011年に発達障害という診断を受けた大学生は1179人。診断書はないが発達障害と推察されて
教育的配慮が行われている学生を含めると3000人。大学生1000人に1人の割合だ。
アスペルガー(高機能自閉症)やADHDには高い能力を有する者も少なくない。
今後、社会の正しい理解が深まり、学生や大人の発達障害にも教育支援が広がることを期待したい。

障害児童数

宇宙物理学など最先端分野の自然科学は、最高の学問であるといえますが、
因果関係についてみてみると、とてもシンプルな仕組みでできています。
学問の重要な仕事のひとつに、因果関係の解明があります。多くの自然科学では、陰と陽、
つまりは、原因と結果が対の関係になっていて、この現象の原因はこれだと説明することが可能です。
勿論、原因が複数あるものもありますが、社会で起こっている現象のような複雑さはありません。
ただ、結果が原因にフィードバックされるものは、解明が難しくなります。
地球温暖化の原因が二酸化炭素を中心とする温室効果ガスなのか、海水中の二酸化炭素が大気に
放出されたことにより地球が温暖化したのか(水温が上昇すると、気体は水への溶解度が減少する)、
どちらの可能性もあるので、様々な可能性を調査してみる必要があります。
一般的には、人為的な理由による温室効果ガスの増加により、地球の温暖化が進んでいると
考えられていますが、他の要因について無視してよいというものではありません。
これから地球は寒冷化に向かうと主張する科学者もかなりいて、真実は確定的ではありません。
現時点の科学的見解では、地球温暖化の対策をとらざるをえない状況にあるといえますが、
さらなる科学的な調査により、真実はより明らかになるはずです。

しかし、人間のことになると、因果関係が複雑になります。
引用文に示したように、近年、学習障害や発達障害の生徒が増加し続けています。
これを見れば、学校の先生の負担が大きくなっていることは、容易に想像がつきます。
ではなぜ、このように、学習障害や発達障害の生徒が増加することになったのでしょうか?
幼いお子様をお持ちのかたは実感されていると思いますが、
学習障害や発達障害とみなされる範囲が拡大したからということではありません。
現時点では、諸説があるものの、全く分かっていません。
なぜなら、学習障害や発達障害の原因が医学的に解明できていないからです。
原因というものは、とても複雑な場合があります。
感染症の場合、「主因」は病原菌ですが、生活習慣病の場合、「主因」は生活習慣なのです。
生活習慣というのは、その他もろもろといっているようなもので、とても曖昧です。
「誘因」というのは、外部的心理要因です。幼少期の家族との関係などが考えられます。
「動因」というのは、内部的心理要因です。ここでは、後天的で無意識的なものを考えてください。
「素因」というのは、個人がもともと持っていたもので、ここでは先天的なものとみなすことができます。
一般的には、「先天的なもの=遺伝的なもの」を思われがちですが、そればかりではありません。
そうでなければ、一卵性双生児は同じ個性を持っていることになります。
しかし、実際には、先天的ではあるものの、遺伝的ではないものもあるのです。
「そんなの偶然だ」と言いたくなるところに、
占星術的な要因が入り込んでいるのです!

下の図では、占星術は「背景的素因」に位置づけることができます。
物事には科学では捉え切れない因果関係が残るものなのです。ただ、逆に言えば、
ほとんどの原因は、「星」以外にあります。

ところで、「双子の場合、バースチャートも同じだから、占星術では説明できないのでは?」
数分くらいは出生時間が違うでしょうが、確かに、バースチャートでは無理です (;`・_・´)ン-…
そもそも、占星術では、同じバースチャートを持った人が同じ運命をたどるとか、
同じ個性を持っているといっているわけではありません。

さて、元の問題に戻りまして、学習障害や発達障害の生徒が増加した主因はどこにあるのでしょうか?

原因と結果

2014_07_21


「荘子(内編)」を読んで (生方史郎の「古典派からのメッセージ」)
荘子―名を周という。荘周の思想は老子と一緒にされて老荘と呼ばれる。しかし僕が抱いていた
隠遁者の術としての無為自然などという気軽なイメージは彼の思想には当てはまらない。
或いは清らかな芸術的境地だろうという推測もはずれた。荘周の思想は完全な個人主義である。
これは西洋的な個人主義ではなく、大いなる悟達をめざす、極めて精神性の高いものである。
僕は一体こんなことを考えた人間がいたのかと彼の思想に驚嘆し、引きつけられた。
彼は世俗的価値観を全く否定する。そして、数千里の翼を持ち数万里の彼方を飛翔する鵬の如く、
何ものにもとらわれぬ無何有の郷に精神を解き放つ。
あらゆる権力、道徳、名誉に全く動じないその不屈さはどうだ。 (中略)
人間の悩みと憂いは、価値的偏見に始まる。富と貧、大と小、美と醜。人間はこうした
相対の意識におびえすぎている。しかしそれは人間が築き上げた認識の慣習であって、本来は
そのものがあるだけである。そのものの世界―自然の境地に悠々と生きることが彼の超越である。
今まで時に流され、人に流されてきた僕は、この時初めて「自分独自の生」を考えた。荘周は、
僕が今までいかに世間の目に動かされてきたか、自分だけの精神を持っていなかったかを教えてくれた。
「物に乗じて心を遊ばしむ」と言い切る彼の悟達には程遠く、何も持たない自分を、僕はひしひしと感じた。
僕がそれまでうすらぼんやりと考えていた「生」とは自己に忠実に生きることであった。
が、今、僕はそれがむなしい言葉だけのものであることを知った。
広々としてすべてを包み込むような精神、生とはそんなものでなければならない。
僕はそのためにまず、人との比較による我、人の目に映る我を捨て去ろう。そんなことを考えた。

荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1)
(1971/10)
荘子

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老子について触れたついでというわけではありませんが、
荘子の思想について考えてみました(といっても、途中から話が脱線していますが)。
荘子の主張するとおり、人の悩みと憂いは、価値的偏見にあるといえるでしょう。
しかし、わたしたちは、自分の価値観を意識的に変えようと思っても、
長年しみついている観念は容易に替えられるものではありません。
特に、価値観というものは、単なる思想ではなく感情を伴うものなので、ウソがつけません。
例えば、「おれは権力なんか興味ない」と自分に言い聞かせても、
自分より年下の上司に叱責されて、気分を害しない人はそれほど多くはないでしょう。
感情はごまかせないのです(他人に対して隠すことは可能です)。
一方、友達にこっちのほうがいいよと言われると、これまでの価値観を一瞬にして撤回して、
友達が言ったもののほうがいいように思えてくることもあります。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
その理由として、観念や思想には「階層」のようなものがあることが挙げられます。
「階層」の低い観念は容易に変更することができる(無意識的にも変化する)のに対して、
「階層」の高い観念はあまり変わることがありません。変化への耐性を持っているのです。
最上階の観念は認識することさえできないために、何を変更すればよいのかさえ分かりません。

「観念の階層」の様子は、がん幹細胞のイメージとして捉えることができます。
最近、がんには幹細胞があるという仮説が立てられていて、このがん幹細胞は抗がん剤に
対して耐性を持っており、残ったがん幹細胞をもとに、がんの再発が起きるというものです。では、
がん幹細胞を死滅させれば、がんはなくなるでしょうか?
そううまくはいかない可能性もあります。なぜなら、がん幹細胞がなくなると、
幹細胞でないがん細胞が初期化して(というより、幹細胞という概念が間違っているのかもしれません)、
がん幹細胞が再びできてしまうことになります。これですと、がん幹細胞をたたくことは無意味です。

思想も同じで、潜在意識に幹観念?を中心とした思想ネットワークのようなものがあり、
思想や観念が、お互いを補完し強め合うような関係になっていて、
わたしたちの意識的努力でそれを変更することは容易ではないのです。
幹観念に気づくことができなければ、なお一層、自分の心構えを変えることはできません。
しかもこの思想ネットワークは、社会全体で共有されていることが多いのです。
心底思っていることを言うと他人に全否定される、ということが続けば、
自然に他人と似たような考えになってしまうものです。特に、現在(の日本社会)では、
同調圧力が、気づくもの、気づかないものを含めて、様々な形で社会に張り巡らされています。
社会通念的観念のなかには、有益でないものもたくさんありますが、なかなか正されません。
「子供を育てるのは、親の責任」という観念は、当然だと思われるかもしれませんが、
「子供を育てるのは、社会の責任」という観念が浸透した世界ならば、
子どもの貧困率が過去最悪の16.3%
(7月15日 厚生労働省「国民基礎調査」)になったりすることはないわけです。
根本の思想が間違っていれば、
いくら思考を重ねても間違った結論しかでてきません。

だから、論理的思考が大切なのだという主張をする人がいますが、それは間違いです。
なぜなら、「論理的に正しい=真実」というのも一つの思想に過ぎないからです。

ガン幹細胞

子ども貧困率
出典:厚生労働省「国民基礎調査」

2014_07_17


相反する反対同士のものの発生について (OSHO TAO 永遠の大河 1)
天下の人が皆、美を美と知ったとき そこから醜さが起こる
天下の人が皆、善を善と知ったとき そこから悪が起こる
つまるところ 有と無は互いに補い合って成長し 難と易は互いに補い合って完成し
長と短は互いに補い合ってコントラストをかもし 音程と声とは互いに補い合ってハーモニーをつくり
前と後は互いに補い合って結びつく              (ここまでは、老子「道徳経」の訳)
(中略)
はじめに これらの経文がどのようにして書かれることになったのか
その物語を話してきかせよう それが理解に役立つからだ
90年間、老子は生きた
実際、彼は生きる以外の何もしはしなかった
(中略)
愛に満ちた人になろうとしてごらん
あなたは、憎しみや怒りや 嫉妬や所有欲に出くわすことだろう
ビューティフルでいようとしてごらん
あなたは、なおさら自分がどんなに醜いかを自覚するに違いない
二律背反を落としなさい 精神分裂的な態度を落としなさい
シンプルでいるがいい そして、もしシンプルだったら
あなたは自分が誰だか知りやしない きれいだか、きたないか―

TAO 永遠の大河 1: OSHO老子を語るTAO 永遠の大河 1: OSHO老子を語る
(2014/02/24)
OSHO

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TAO 永遠の大河2TAO 永遠の大河2
(2014/04/17)
OSHO

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TAO 永遠の大河3: OSHO老子を語るTAO 永遠の大河3: OSHO老子を語る
(2014/06/12)
OSHO

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この理屈でいきますと、幸福を求めようとすればするほど、
不幸をますます引き寄せてしまうということなります。
少し違った観点から見ると、陰陽は「事実の裏返し」と考えることも可能であり、
「幸福を乞い求める=今の自分は幸福でない」となります。
例えば、「幸せにならせてください」と神社でお願いすることは、
実は、「今の自分は幸福ではありません」
神前で宣言していることになるという、とんでもないことになってしまうのです。
確かに、一般的に言って、健康な人が健康を強く意識することはありませんから、
幸福を意識しすぎることは、現在の自分の不幸感が増し、
他人の幸福が輝いてみえることにつながると思います。
では、逆に、不幸を求めれば幸せになれるかというと、そうではないでしょう。
なぜかというと、人間の本性として、不幸を求めるということはあり得ないので、
「不幸になりたい」という表面的な意識や行動は、「幸せになりたい」という潜在意識の表れで
あるといえるからです。老子的に言うなら、「ないものねだりをするな」ということになります。
では、わたしたちは何も求めてはいけないのか、というとそうでもなく、
「これからもずっと幸せでいられますように」というお願いは、「今の自分は幸福ではありません」と
意味合いを含んでいないので、不幸の宣言にはなりません。
また、他人を含むお願いも効果的です。なぜなら、「自分はもっと幸せになりたい」とは言えますが、
「わたしたちはもっと幸せになりたい」とはあまり言いません。
「わたしたち全員が幸せになれますように」というお願いは、不幸の宣言にはなりません。
自分のことだけを考えないというのは結構、重要なことなのです。

それにしても、90年間、生きる以外に何もせずに、
生を楽しめる人間って、凄すぎです!


老子
出典:数の王国の観光案内


2014_07_15


太極図説 “太極図説”. ウィキペディア日本語版. 2013-11-02. (参照 2014-07-12).
太極図説(たいきょくずせつ 太極圖說)は、中国・北宋の周敦頤(1017年(天禧元年) - 1073年(熙寧6年))
が撰述した書物、1巻。太極図と呼ばれる陰陽を表す図を儒教の解釈によって説いたもの。字数にして
僅かに250字程の文ではあるが、図に従って、宇宙の起源生成に始まり、人間の地位や道徳の根本を
論説しており、それまでの儒教には見られなかった新しい宇宙観を提示した点で画期的であった。(中略)
日本語訳
無極にして太極(混沌たる根元)。太極が動いて陽(分化発動する働き)を生ず。動が極まって静なり。
静にして陰(統一含蓄する働き)を生ず。静が極まってまた動。
一動一静、互いに其の根と為って、分かれて陰、分かれて陽、両儀立つ。
陽が変じて陰が合して、水火木金土を生ず。
五気(水火木金土)が順に動いて四時(四季)が行われる。
これを五行と言うけれども、要するに一陰陽である。陰陽は一太極であり、太極はもと無極である。
五行が生まれるというけれど、各々其の性質は常に必ず一になる。これが無極というものの本質(真)。
二気(陰陽)五行(水火木金土)の精(エネルギー)が微妙に配合して形を作る(凝)。
乾道、男を成し、坤道、女を成し、この二気が交わり感じて万物化成していく。
その万物は生々して変化窮まり無し。ただ、あらゆる生物が色々変化してきたが、
人間というものだけが其の中の一番秀れたものを得て、非常に霊妙である。
其の秀麗な形を生んで形の中に神(精神の深奥)が知を発する。五性(水火木金土)が感動して
(感に動いて)、ここに善悪というものが分かれ、あらゆる人間活動(万事)が出てくる。

五行概念図
出典:http://kyuuseikigaku.blogspot.jp/2013/06/blog-post_8119.html

「陰陽」は何事には対照的な2つの側面があることを示しており、これが「両儀」という状態です。
「両儀」から「四象」が生まれるというのは、「1→2→4」として理解できますが、
「両儀」の陽が変じて陰が合して、「水火木金土」が生まれるというのは、
「2が5になる」ということですから、これはなかなか理解しにくいことです。
「太極図説」では、「これを五行と言うけれども、要するに一陰陽である。」とさらに念をおしている
にもかかわらず、どうやって「陰陽」から「五行」が生まれたのかについての説明がありません。
そこで本研究では・・・というほどのものでもありませんが、
「陰陽」が「四象」になる様子については、記事9-2の図で示していますので、
これをもとにして、「五行」生成の様子を推論してみましょう。

正方形で表す「四象」には、4つの側面がある一方、状態は6つあります。
記事20-2には、ピラミッドにそれが示されていることを書きました。
「五行」のうち、「水」が「陰」、「火」は「陽」を示していると考えられるので、残りは「木・金・土」です。
また、「五行」は宇宙生成の原理を意味しており、宇宙の成り立ちを物理的に考えてみると、
宇宙は「火の玉」からはじまり、熱的に均一な状態になるまで続く世界とみなすことが可能です。
そう考えれば、「火」が熱いもの、「水」は冷たいものの象徴で、
あとの3つの「木・金・土」は、「火」を冷ます媒体と考えることができます。
一般的にいわれている熱の伝わりかたは、「熱伝導・対流・輻射」とされています。
このうち「輻射」は、電磁波により真空内でも伝わりますから、媒体が不要です。
対流は「物質の移動により熱の移動がおきる」もので、熱伝導は「物体のなかを熱が流れる」ものです。
五行の場合、「木」は「水」が移動することにより熱の移動が起こることで、
「金・土」は金属・土壌を媒体として熱が伝わることで、「火」の熱が冷めることを示しているのです!
「木」は、水(液体)を根から吸収して葉から水蒸気を出すことで、周囲の熱を奪います(気化熱)。
さらに、「風」が起きて、水蒸気は上昇気流にのって上空の冷たい空気とかき混ぜられます(対流)。
ただ、五行では「木」と「風」は一体のものとして扱われて、「木」になっています。
「金」は、金属を意味しています。金属は、他の物質と比べて、熱を伝えやすい性質を持っています。
金属を代表とする物質をとおして、高温側から低温側に熱が伝わります。
「土」は、物質が持つ熱容量の大きさを示しています。
物質は熱を蓄えることで、熱いものから熱を奪う(冷たいものに熱を与える)ことができます。
「土」は大地であり、海を除けば、わたしたちの周辺で最も大きな質量を持っており、熱を
蓄える性質を持った存在とみなすことができるので、蓄熱という機構の象徴といえるでしょう。

以上、「風」は「木」と一体のものとして分離させず、「金」と「土」は別のものとすることで、
「水火木金土」で示される「五行」なりました。
ただ、世界を「4」とみなすか、「5」とみなすか、それとも「6」とみなすかは、時と場合によります。
「東西南北」、「春夏秋冬」は、どう考えても、「4」が適切でしょう。
伝統的な中国の医学においては、人間の内臓は、「五臓六腑」で示されます。


五行陰陽論

2014_07_13


宇宙と物質の起源 残された問題 宇宙の年齢 (Welcome to Koichi's Page)
最新の観測データは、現在のエネルギー密度が次の表のようになっていることを示しています。
物質27%  放射0%  真空73%
現在では、放射のエネルギーは物質の1万分の1程度ですから、この表では0となっています。
真空エネルギーの割合がこのように大きいのはちょっと驚きです。時間をさかのぼると物質や
放射のエネルギー密度の方が急速に増加するので、これまでにお話ししたビッグバン理論、
特に放射優勢の時代に起こったことの内容は変わらないのですが、
宇宙の年齢や宇宙の将来についての予想を大きく変更しました。物質のエネルギー密度が
100%の場合と、真空エネルギーが73%ある場合にスケールの時間依存性を計算し、
現在の時刻でグラフの傾き(ハッブル定数)が一致するように重ねると下のグラフのようになります。
真空エネルギーが多いほど、曲線の初期の立ち上がりが緩くなるので、宇宙の年齢は長くなります。
臨界密度のほとんどが物質密度であると考えられていたときは、宇宙の年齢は90から100億歳と
思われていたのですが、最新の観測データに基づくと、宇宙の年齢は約137億歳になります。
このように、宇宙の年齢に関してはかなりよく分かってきました。

真空エネルギー

わたしたちは、一回限りの人生を生きているのでしょうか?
それとも、何度も生まれ変わっており、今の人生はその1回に過ぎないのでしょうか?
本当のところ、分かりません。
しかし、科学的に考える人ならば、輪廻転生があると思っている人は少ないでしょう。
科学では、存在を確認できないものでも存在することにしよう、とはなりません。
そうしないと、幽霊でも、悪魔でも、確認できないものを仮定しなくてはいけなくなります。
しかし、「存在が確認できないものは、無いとみなす」
というのも一つの手法にすぎません。陰陽の観点でみるならば、万物が昼と夜のように永遠に
繰り返すものと考えるべきでしょう。人生だって、生と死が無限に繰り返されていると
みなすことから思考を開始して、何か問題があるでしょうか?
少なくとも、陰陽論において、人生は1回しかないという結論にはなりません。宇宙だって同じです。
「存在が確認できないものは、今ある現象が
無限に繰り返されているとみなす」
という発想で考えるならば、
これまで、宇宙は何度も、出来ては消滅するを繰り返してきたといえます。
そのように考えるならば、宇宙の外は何もない無の世界とは言えません。
宇宙の外は、今までの宇宙の残留物が多く散乱している場であるとしても問題はないでしょう。
エネルギーはあるのに物質はない世界が宇宙の外に広がっているとすると、
わたしたちが宇宙とする範囲(物質が存在している範囲)が拡がるにつれて、
宇宙のエネルギーが増えていっても、おかしくはありません。
ただし、このエネルギーがどのようなものなのかは、分かりません。
下の図では、陰陽のチェック模様で宇宙とマトリクス(過去の宇宙の残留物)を表現して
みましたが、この陰と陽が何を意味しているのは分かりません。
陰陽論的発想は科学的なお話ではありませんが、宇宙の多くを占めるエネルギーの実体が
未知であるということなので、このような物語があっても、夢があっていいのではないでしょうか?
物語ついでにいうならば、このエネルギーは、超微視的な空間的歪が持つエネルギーという
ことにしておきましょう。

陰陽論的宇宙

2014_07_11


「5月の最高気温」観測 初の猛暑日も (5月31日 NHK NEWSweb)
全国的に厳しい暑さとなり、大分県日田市で、ことし初めて35度以上の猛暑日となったほか、
各地で5月としては最も高い気温を観測しました。
1日も厳しい暑さが続く見込みで、熱中症に十分な注意が必要です。
気象庁によりますと、31日は広く高気圧に覆われて各地で強い日ざしが照りつけ、
午前中から気温がぐんぐん上がりました。
日中の最高気温は、▽大分県日田市で35度6分と、全国でことし初めての猛暑日となったほか、
▽群馬県館林市で34度7分となるなど、全国124か所の観測点で5月としては統計を取り始めて
から最も高い気温を観測しました。また、
▽京都市で33度6分、▽名古屋市で33度3分、▽東京の都心で31度6分、▽仙台市で30度7分
など、全国の気温の観測点の3分の1余りに当たる315か所で30度以上の真夏日となりました。
31日は、九州から北海道南部にかけての広い範囲で黄砂が観測され、ところによって一時、
視界が悪くなりました。1日もこの時期としては厳しい暑さが続き、西日本と東日本では日ざし
が強く、風も弱いため、光化学スモッグが発生しやすくなる見込みです。
日中の最高気温は、▽京都市や名古屋市で34度、▽東京の都心で32度、▽福岡市で31度、
▽仙台市で30度などと予想され、内陸では猛暑日になるおそれがあります。
気象庁は、屋外で活動する際はこまめに水分や休憩を取り、屋内では適切に冷房を使って
熱中症に十分注意するよう呼びかけています。

二酸化炭素濃度 過去80万年で例のない水準 (5月28日 NHK NEWSweb)
WMO=世界気象機関は地球温暖化の原因となる二酸化炭素の濃度について、先月、北半球の
すべての観測点で400ppmを超えたと公表しました。過去80万年で例のない水準で、
日本の気象庁は「温暖化が進むと集中豪雨や熱波など極端な気象現象が増えると言われている
が、それ以上に何が起きるか分からず対策を急ぐ必要がある」と指摘しています。

気象庁二酸化炭素

この暑さのなか、昨日(5月31日)の「えりも岬」の午前10時の気温は6.5度。
地球温暖化と言えばよいのか、人為的気候変動と言えばよいのか知りませんが、
30年前と比べて、夏が長くて、かつ暑くなっていることは、実感できます。
その理由が温室効果ガスであると考えられていて、そのなかでも最も地球温暖化に
影響があるとされているのが二酸化炭素です。地球温暖化の主原因が二酸化炭素で
あるという主張に対する懐疑論もあるのですが、地球温暖化は温室効果ガスの増加と
人間活動の拡大によるものであるとして懐疑論は概ね否定され反論されています。
地球温暖化に関する報告はたくさんありますので、ここでわざわざお伝えすることでもありません
が、昔、こども電話相談室で、このような質問を聞きました。
「二酸化炭素の濃度が上がっているそうですが、息ができなくなって死ぬことはありませんか?」
確かに、「二酸化炭素濃度の急激な上昇」という話を聞くと、そのような疑問がでてきても
不思議ではありませんが、答えは、勿論、Noです。
二酸化炭素濃度の単位はppmです。1万ppm=1%ですから、400ppm=0.04%です。
ちなみに、ガス濃度は、対象ガスの体積を全体の体積で割ったものです
(理系の人でも知らない人がかなりいます!)。通常、%と言えば、質量/質量です。
「人の体における水分の割合は何%ですか?」といえば、体内の水の重さ(本当は、質量)を
体重で割って答えを求めます。成人の場合、約60%が水です。
これの意味は、体重が60kgの人なら、体内に水は36kgあるということです。
ガス濃度の場合は、質量/質量ではありません。質量%では、温度によって変化してしまいます。

下の図(右)には現在の大気成分を示しました。二酸化炭素の割合がとても低いことが分かります。
この図には、水蒸気がはいっていません。水蒸気は場所や時間によって大きく変動します。
水蒸気の割合は最大で4%程度で、全球地表平均では0.4%程度です。
それに比べて、二酸化炭素はたったの0.04%です!
植物はこの少ない二酸化炭素を吸収して糖を合成しています。今程度の二酸化炭素濃度でしたら、
多くの植物では、二酸化炭素の濃度が高いほど、成長速度が上がります。
つまり、多くの植物にとっては、現在の二酸化炭素濃度は低すぎるといえるでしょう。
確かに、過去80万年で見ると、二酸化炭素濃度はかつてないほど高くなっていますが、
地球史でみると、二酸化炭素濃度は過去に例を見ない低いレベルにあるのです。
原初の地球の大気には、酸素はありませんでした。バクテリアによって酸素が大量に生産され
はじめ、酸化させるものがなくなってしまいますと、大気の酸素濃度が上がりはじめました。
当時の生物にとって、酸素は猛毒であり、
当時いた多くの生物が絶滅してしまったでしょう。


大気成分

ここからは科学というより、アートです(はじめに断っておきますが、図の酸素はプラズマでは
ありません。火をプラズマ状態の一種とみなすことができるという意味です)。
酸素原子がどのような化合物になっているかを、五行で表してみました。
はじめ、水と二酸化炭素という化合物になっていた酸素(原子)は、植物の光合成により、
酸素(分子)となり、金属は酸化されて金属酸化物になりました。
「土」については、ケイ酸などの酸化物を意味すると考えることもできますが、
「土」は、「残り物で最後にできた形態」と考えて、オゾンとしました。
空気中の酸素濃度が高くなったことで、成層圏のオゾン層が誕生したのです
(正確に言えば、酸素ができれば、はじめから一部はオゾンになっていたのでしょうが)。
このオゾン層により、地上に到達する紫外線が減少し、
陸上(土の上)に生物が生存できるようになったのです。
さらに、火、木、水、金はそれぞれ、プラズマ、気体、液体、固体を意味していると
考えることが可能です。では、土は?
季節において、土は土用(=季節と季節の変わり目)を意味するので、土は、
物質の相において、超臨界流体や液晶といった中間的な状態を意味しているのでしょう。

五行酸化物

2014_06_01


世界最大の恐竜か アルゼンチンで化石発見 (5月18日 MSN産経ニュース)
南米アルゼンチン南部パタゴニア地方で、約1億年前の恐竜の化石が見つかった。地元博物館
などは17日までに、大腿骨などの大きさから、世界最大の恐竜だったとみられると発表した。
全長は約40メートルで、体重は約77トンと推定される。英BBC放送(電子版)が伝えた。
この恐竜は、白亜紀に生息していた首と尾が長い草食のティタノサウルスの仲間で、
まだ命名されていない。歩行時の高さは約20メートルで7階建てのビルに相当する。
化石は、アルゼンチン南部ラフレチャの砂漠で地元農民が見つけ、古生物学者らが調査していた。
大腿骨の長さだけで、人間の身長をはるかに上回るという。同時期に生息し、これまで史上最大級
とみられていたアルゼンティノサウルスの推定体重約70トンを上回る。(共同)

恐竜大腿骨

今、地球の支配者である「ヒト」は、約400万年前に地上に現れたのですが、恐竜は2億年に近く
地球に君臨していました。そう考えると、恐竜の時代は非常に長く続いていたことになります。
その恐竜は、今から6550万年前、突然、地球上から姿を消しました。
恐竜絶滅の原因が確定しているわけではなく諸説あるのですが、エサとなる植物の変化、
ウイルスや病原菌による大量死、天敵が現れたなどの原因が単独で起きたとは考えにくく、
地球上に何らかの大きな異変があったとするのが妥当だと思われます。

ここでは、記事20-9などで示してきた陰陽五行説で考えてみましょう。
五行とは、水、火、木、金、土のことですが、
「太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じ、
次いで陽の中で特に熱い部分が南へ移動して火行を生じ、さらに残った陽気は
東に移動し風となって散って木行を生じ、残った陰気が西に移動して金行を生じた。
そして四方の各行から余った気が中央に集まって土行が生じた。」ということですから、
これに合わせて、地球の大変動を考えると、
太陽活動の低下にともない、雲ができて地球は冷えてきた。
あるとき、大量の水蒸気が冷気に触れて液体の水となり、
地上に大洪水を引き起こした(水行)。
地中深く入りこんだ水は、マグマの活動を活発にし、
火山の大噴火を引き起こした。地上はマグマで覆われ、
空にはさらに雲ができて、太陽光は遮られた(火行)。
ところが、あるとき、太陽は突然目覚め、超巨大フレアが発生。
数日後には、地上は磁気嵐に襲われ、生物に有害である
高エネルギー線が地上に降り注いだ(木行)。
太陽の異変により軌道を変えた小惑星が地上に落下。
鉄やニッケルでできている頑丈な小惑星は、地面との衝突時、
衝撃波で多くのものを吹き飛ばした。巻きあげられた粉塵が
空を覆い、地球の気温は急激に低下した(金行)
小惑星衝突の影響で、大陸や海を構成するプレートには、
大きな歪が生じた。これにより、大地震が頻発し、
急激な地殻変動が相次いで発生した(土行)。
さらに、大地震は大津波を起こし、多くのものを飲み込んだ
(水行へ戻る)。


これほど次々と地球に災難が押し寄せてきたということはないでしょう。
現在の学説によると、小惑星が落ちてきて、地球が寒冷化したという説が最も有力視されて
いるようですが、大噴火により地球が寒冷化したという可能性も十分あるように思います。
実は、恐竜の遺伝子は哺乳類などの生物に比べてX線にとても弱く(そのような科学的事実は
確認されていません)、太陽からの有害な宇宙線により、恐竜だけが特に大きな被害を受けた。
といったことも考えられないわけではありません。
急激な地殻変動は一瞬にして起こる出来事ではありませんが、植生の変化や地面が凸凹で
歩けなくなったことで、恐竜を徐々に追い詰めていった可能もあります。
ここで示したことは、人類にも起きないという保証はありません。
ただ、核兵器による人類滅亡のほうが、
はるかに確率が高いと思われますが・・・


恐竜 (講談社の動く図鑑MOVE)恐竜 (講談社の動く図鑑MOVE)
(2011/07/15)
小林 快次、 他

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恐竜 (講談社の動く図鑑MOVE)の1ページ

恐竜図鑑



2014_05_30


太陽の異変 宇宙線が揺るがす気候変動 (BSフジ BSデジタル ガリレオX)
今、太陽に異変が起きている。2007年以降、黒点が出現しない時期が長く続き、現在もその数が
低い水準のまま回復していないのだ。歴史をひも解くと、太陽から黒点が消えた時代に、
地球が寒冷化したことがわかっている。さらに、極地の氷床から過去の地球環境を調べることで、
太陽活動が気温だけでなく気候変動にも影響を与えている可能性が見えてきた。
太陽活動は地球にどのような影響を与えるのか?謎に満ちた宇宙と地球気候の関係に迫る。
太陽から黒点が消えた!
2007年から2年間にわたり、太陽表面上から姿を消した黒点。この異変に対して、
太陽がこれまでにない異常な状態に入ったのではないかと研究者は警戒を強めている。
17世紀から18世紀にかけて太陽から黒点が消えた時代に、地球が寒冷化していたことがわかって
いるからだ。「マウンダー極小期」と呼ばれるこの時期、日本では大規模な飢饉が起きていた。
地球の寒冷化と宇宙線
なぜ太陽表面から黒点が無くなると地球が寒冷化するのか? 地球は太陽から届く光によって
暖められているが、黒点の数が変化しても日射量は変化しないことがわかっている。
そこで注目されるのが宇宙から地球へ降り注ぐ宇宙線の存在だ。実は宇宙線は黒点を発生
させる太陽活動と密接な関係をもっている。宇宙線と寒冷化はどのように関わっているのか?
マウンダー極小期直前に酷似する現在
近い将来、地球は寒冷化へ向かうのか? 最新の研究から寒冷化する直前の太陽と現在の
太陽にある共通点が浮かび上がってきた。樹齢千年を超える屋久杉の年輪からマウンダー
極小期直前の太陽活動を調べた研究から、現在の太陽活動の周期的な変化がマウンダー極小期
の直前によく似ているという事実が明らかになってきたのだ。太陽で一体何が起こっているのか?
気温だけではない太陽の影響
太陽が地球に与える影響が、単なる気温変化だけではないこともわかりつつある。極地で掘り出
された氷床の分析から、地球に降り注ぐ宇宙線が世界中の雨の降りかたを変えてしまうという
驚くべき可能性が見えてきたのだ。地球の気候を宇宙との関係からとらえる新しい研究は
気候学の常識を覆すのか?

太陽活動復元

地球は寒冷化に向かうのか、それとも、温室効果ガスの影響でこのまま温暖化が進むのか?
現時点では何も分かっていません。ちなみに、誕生から現在に至る46億年の間に、
地球は少なくとも2度の全球凍結を経験したと考えられています。
その理由は何でしょうか?太陽の活動が原因であるという明確な証拠はないようですが、
やはり太陽活動の低下(少なくとも異常)を疑うべきではないでしょうか?
太陽活動の低下は日射量低下ではないのです。
太陽の活動が低下すると太陽の磁場により形成される地球の磁場シールド効果が弱まり、
宇宙線がより多く大気中に到達し、その宇宙線が雲をつくって太陽光を遮るのです。
太陽の黒点の増減は11年周期といわれていますが、上の図に示されていますように、
中世には、太陽は9年周期で活動していたのです。これは太陽活動が当時、非常に活発化
していたことを意味していて、中世温暖期と時期が重なっています。
古代人が、太陽活動についてどのくらい理解していたか分かりませんが、
雨の日が多く、気温が上がらないために穀物ができない状態は、太陽の活動が低下している
ことによってもたらされると認識していた可能性はあると思います。
人が原始的な生活をしているときには、地球が寒冷化しても、それなりに生きていけたかも
しれませんが、文明が発達して、多くの人間がまとまって生活していれば、
穀物が全く出来ない状態が長く続くことは、大勢の人の死とともに文明の崩壊を意味します。
ですから、古代人が太陽活動の低下を「世の末」と考えてもおかしくありません。
穀物が全く出来ない=世の末=太陽が滅びる
と理解すれば、アステカの創世神話も少しは現実味を帯びてきます。
いくらなんでも、本当に太陽がなくなってしまうとなると、説明に困ります。

穀物が全く出来ない状況には、真逆の天候状況も考えられます。それは、
雲ができない状態です。日照りが続いて雨が全く降らなければ、植物は枯れてしまいます。
これには、太陽フレアが関係している可能性があるでしょう。
太陽フレアに伴って発生するコロナは強い磁場を引き起こします。それが一時的なバリアとなり、
宇宙線を遮断する現象が発生し、地球に到達する宇宙線量を減少させるといわれています。
宇宙線が少なくなれば、雲ができなくなり、高温少雨になるでしょう。
これも、太陽活動低下の場合と同じように、文明の崩壊を招きます。
アステカ創世神話において、2つ目の太陽が滅んだ原因の説明:
「風で太陽が破壊され、人類は猿に変えられてしまった」は、大規模な太陽フレアの発生が相次ぎ、
干ばつで文明が崩壊し、生き残った人は再び猿のような生活に戻ったと考えることができるのです。
もっと面白くするならば・・・、こうなります。

現在より高度に発達した第二期古代文明は、
社会の根幹を電子制御に頼っていた。
しかし、ある日突然、太陽に超巨大フレアが発生した。
太陽からの電磁波により文明は崩壊し、多くの人間は死んだ。
生き残った僅かな者は、猿のような非文明的生活に戻った。



太陽アステカ
太陽フレア <出典>神魔精妖名辞典:アステカ付表











大規模な太陽フレア


2014_05_28


地球の海の起源は彗星? (2011年10月6日 ナショナルジオグラフィック ニュース)
地球上の水と化学的に近い水が彗星上に存在することが、初めて確認された。
古代の地球の海の形成に、大量の水を伴って衝突した彗星が寄与したという説を裏づける発見だ。
惑星の形成モデルからすると、原初の地球は熱すぎて、表面に液体の水を保持することは
できなかったと考えられる。このことが、地球の海の起源に謎を投げかけている。そこで、地表の
水は、地球が冷えた後に衝突した彗星に由来するのではないかという説が生まれた。 (中略)
◆カイパーベルト彗星で地球に近い水
今回発表された研究では、ハルトフ氏の調査チームは欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル宇宙
望遠鏡を使い、ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)のD/H比を調査した。その結果は、
ハートレー第2彗星の水が地球の水に非常に近いことを示していた。 ハートレー第2彗星は
いわゆる木星族の彗星だ。彗星の軌道が木星の軌道近くまで達するため、このように呼ばれる。
重要なのは、コンピューター・シミュレーションから、ハートレー第2彗星の起源がカイパーベルト
にあると推定されていることだ。カイパーベルトというのは海王星軌道の外側の領域で、彗星など、
太陽系の形成で残った冷たい小天体が集まっている。 ここから、地球の海の形成に寄与した
彗星の大半は、カイパーベルトに起源を持つものだったと考えることもできる。
これに対して、地球とは異なるD/H比を示した水を持つ彗星は、オールトの雲に起源を持つものだ
と考えられている。オールトの雲は、カイパーベルトのさらに外側にあると想定されている領域で、
ここには彗星の元となる天体が億の単位で存在するとされる。

窒素固定の起源は35億年前の深海か (5月18日 ナショナルジオグラフィック ニュース)
初期生命の進化に新しい手がかりが見つかった。生命を支えるには、窒素を取り込んで
利用できることが欠かせない。その窒素固定ができる超好熱性のメタン生成古細菌(メタン菌)が
35億年前の深海熱水環境にいた可能性が高いことを、海洋研究開発機構の西澤学研究員と
東京農工大、東京工業大学の研究グループが明らかにした。
地球初期の深海熱水環境で誕生した化学合成生態系がその後の多様な生命進化の起源になった
とする説を支持する発見として注目される。

アイソン彗星

記事20-9にも示しましたが、五行説と陰陽説が統合されて陰陽五行説が成立した段階で、
五行が混沌から太極を経て生み出されたという考え方が成立して、五行の生成とその順序が
確立しました。2から5が生まれるという普通なら考えそうもない奇抜な理論です。そのはじめは、
「太極が陰陽に分離し、陰の中で特に冷たい部分が北に移動して水行を生じる」というものです。
陰陽論はそもそも「宇宙のはじまり」に関したものですが、
陰陽五行説は、地球ができて、その後、地球上で起きた出来事に関係しています。
また、旧約聖書『創世記』では、天地の創造が次のように描かれています。
神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。
神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。
第一の日である。神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。
神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。

陰陽五行説でも、旧約聖書でも、陰陽(光と闇)ができた後、水について書かれています。
科学的には、地球の水はどこからきたのでしょうか?
原初の地球は熱すぎて、水だけでなく、揮発性物質は宇宙に揮散してしまったのでしょう。
現在、地表や海、大気を構成している元素のなかには、原初にあり今も残っているもの、
地球が冷えた後に地中から揮発したものもあるでしょうが、
多くは(少なくとも一部分は)、カイパーベルト彗星由来なのではないでしょうか。
まだ確定的ではないものの、カイパーベルト(記事24-6ではエッジワース・カイパーベルト
と書かれている)に起源を持つ彗星の水が地球にもたらされて、今のような海になったと
考えられています(彗星由来の水が、海水全体の何パーセントなのかは不明)。

そして、彗星から水がもたらされたということは、彗星に含まれるその他の成分も、
地球にやってきたということになります。彗星には、シアン化水素 ( HCN ) 、
アンモニア ( NH3 ) 、メタン ( CH4 ) 、アセチレン ( C2H2 )、エタン ( C2H6 ) 、
メタノール ( CH3OH ) 、ホルムアルデヒド ( HCHO )だけでなく、さらに鎖の長い炭化水素や
アミノ酸などのより複雑な分子が含まれている可能性もあるのです。ハレー彗星には
水以外の成分が20%あるといわれていますが、彗星は何度も太陽の近くを通過しているのです。
つまり、原初彗星には、水より揮発しやすい成分が今の彗星より多く含まれていたはずです。
上に示した彗星に含まれる水以外の成分は、すべて水より沸点の低い物質です。
カイパーベルト彗星に含まれる元素が、生物、
そしてわたしたちの体を構成しているのです。

冥王星は惑星から降格されられてしまいましたが、カイパーベルト天体を代表する星である
ことは間違いありません。わたしたちにとって、惑星は、単に空を回る天体ではありません。
わたしたちと彗星、そして他の惑星は物質的にもつながっているのです。

乗鞍高原の滝 ※自分で撮影


2014_05_25


巨大地震:太陽の黒点が少ない時期ほど頻度高く (阿修羅掲示板)
(情報元 2011年9月26日 毎日新聞)
太陽の黒点数が少ない時期ほど巨大地震の発生頻度が高いことが、湯元清文・
九州大宙空環境研究センター長(宇宙地球電磁気学)のチームの分析で分かった。
東日本大震災も黒点数が少ない時期に起きた。太陽の活動が地球内部に影響を
及ぼす可能性を示す成果として注目される。
11月3日から神戸市で開かれる地球電磁気・地球惑星圏学会で発表する。
太陽の黒点数は約11年周期で増減を繰り返し、地球大気の状態を変化させている。
チームは地球内部にも何か影響を与えていると考え、1963~2000年の太陽の黒点数と、
同時期に発生したマグニチュード(M)4以上の計32万7625回の地震との関係を調べた。
その結果、M4.0~4.9の地震の65%が、太陽黒点数が最小期(約2年間)の時期に
起きていた。M5.0~5.9、M6.0~6.9、M7.0~7.9でもほぼ同じ割合だったが、
M8.0~9.9では、28回発生した地震の79%が最小期に集中していた。
また、黒点数が少ない時期には、太陽から吹き出す電気を帯びた粒子の流れ「太陽風」が
強まる現象が毎月平均3~4回あるが、その現象時に、M6以上の地震の70%が発生していた。
太陽風が吹き荒れると、地上の送電線に巨大な電流が誘導され、大規模停電を起こすことが
知られている。湯元センター長は「太陽と地震の活動をつなげる要素は不明だが、
地震の謎を解明する手がかりにしたい」と話す。【田中泰義】

相模トラフ地震

アステック・カレンダーに刻まれた地球の各時代 (ノーシス 人類の歴史と未来) 
地球が通ってきた五つの時代(記事25-2の続き)
そしてその外側には一周グルリと20の四角が囲んでありますけれども、
これはアステカのカレンダーの一月(ひとつき)の20日をそれぞれ表す絵文字です。
そのすぐ外側がアステカの一世紀を表す52年を表しています。そして彼らの神
ケツァルコアトルの変身である金星、宵の明星、明けの明星のサイクルが表されています。
そして一番外側には中央の上から二匹の蛇(シウコアトル)が周りを囲んで、
一番下で顔を合わせています。このようなサークルに分けてみると、
このアステック・カレンダーは9つの主なサークルから成り立っています。
このカレンダーの計算は、この9つのサークルを回転させて太陽神トナティウの
舌が指し示すところから日付や出来事を割り出す方法で行われます。現在、
メキシコはもとより、多くの外国人スペシャリストたちがカレンダーや古代文明の文献、
天文学的データ等と比較研究をしており、そこから得られる情報が過去の出来事や
現代に起こっている数々の出来事と驚くほど一致していることから、
未来の予言とも関連付けられて最近特に注目されてきています。
アステック・カレンダーによれば、「この第五の時代は火山の大爆発と食糧危機と
大地震によって終わるであろう」といいます。そしてカレンダーからはじき出されたその
日付は2011年12月24日(2012年12月22日または23日という説もあります)。
果たしてこの予言は現実のものとなるのでしょうか。
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時代が終わるとは、ひとつの文明が終わるという意味で、人類が滅亡するわけではありません。
一度、完全に滅亡してしまった人類が、再び地上に現れることなど考えられせん。
宇宙船で人類は地球にやってきたなどといわれると、全く信用できない話になってしまいます。
また、2011年、人類の存続に重大な影響を及ぼす何かが起こったということもありませんでした。
カレンダーの最後の日が来れば、次は新しいカレンダーになるだけのことです。
なぜ、カレンダーが終わると、人類が滅びるのでしょうか?
そのような言い方をすると、信者獲得が目的のいかがわしい宗教のように感じられます。
科学的でないからといって、教祖の私利私欲に利用してよいというものではありません。
科学的でないものこそ十分な議論が必要です。
ただ、日本にとっては、2011年は大きな自然災害に見舞われる年になりました。
それが地震であったということで、大地震には文明を葬り去る力があることを認識させられました。
東京という都市が、磐石なプレートの上にないことは間違いありません。
大阪も全く安心できません。比較的活動性の高い上町断層の上に街があるのですから。

アステカの神話で最も注目すべきことは、太陽の世界が創世され、滅んだとしていることです。
なぜ、古代人は、太陽に執心し、太陽を神として信仰したのでしょう。
わたしたち現在人が理解していない(忘れてしまった?)何かがあるように思います。
日本でも、なぜ太陽神である天照大御神が、最も重要な神になっているのでしょうか?
神は次々と現れますから、天照大御神も、そのなかの一神に過ぎないともいえるのです。
そもそも、日本という名前は、どこから来たのでしょう。
意外に、日本の歴史を探ることが、古代人の心理をつかむ最良の方法かもしれません。
そして、その心理のなかには、単なる思いこみではないものもあるのではないでしょうか?
古代人が何もかも知っていたとは思えないのですが、
心理は真理につながっているのです。

太陽の活動と地震には何らかの関係がありそうですが、
太陽風が地球内部に影響を及ぼすことは考えにくいように思います。
太陽が地球に与える影響については、まだ、わたしたちが理解していないことがありそうです。
とにかく、日本は地震の活動期に入ったと考えたほうがいいでしょう。
当たらない予想をするよりも、大地震がいつ来てもいいように、
備えを万全にするほうが賢明なようです。


大木聖子


2014_05_23


呪術師・卑弥呼伝説「日食」の深い関係 (Magical power 不思議なチカラ)
日食の予測が必要な理由は政策絡みだった
日食の日を予測する大切さ、というのは現代人にはなかなかピンと来ないかもしれません。
日食は現代人にはしごく安全かつナチュラルに受け入れられている観測対象ですから、
珍奇さから大フィーバーとことはあっても、なかなか恐怖の対象とはいいにくいものです。
ところが、天文学が今程には発達していなかった古代、暦伝来の300年程前の倭の女王
卑弥呼の頃、この女王の死因は、一説に日食の日に霊力を失ったと見なされ、
反逆されたからだとも言われています。
これは、天文学者の斎藤国治氏、他多数の人々の支持をえているという説です。
いわば太陽神に仕え、人々に日照による稲作収穫を約束する巫女としての能力に
不信感を抱かれたが故に、『年老いたために殺す』と長期政権に幕を閉じさせられた
ということだそうです。

日食写真

第四の太陽時代には、月と太陽は、どちらも蟹座に位置していたと考えられます。
他の太陽時代には、月と太陽は別の星座にありましたから、残りの10星座に、
水星、金星、火星、木星、土星をそれぞれ2回登場させればいいのですが、
月と太陽を同じ星座に入れてしまいますと、支配星のない星座がひとつ現れます。
月と太陽を蟹座(第4ハウス)に配置して、他の星座に左右対称に惑星を入れていくと、
第10ハウスが空白となります。
さて、ここに何を入れるかということなのですが、現在用いられているホロスコープに
登場するものを入れるとなると、天王星、海王星、冥王星が思い浮かびます。
しかし、これらの星が第四の太陽時代にだけ現れるのも、ちょっと変な気がします。
次に、ホロスコープによく登場するのは、ドラゴンヘッドです。
月と太陽が重なったときにだけ現れるものは、これでしょう!(下の図のとおり)
ドラゴンヘッドの反対側にはドラゴンテイルがありますが、そこに月と太陽もある。
月と太陽の軌道が交わっていて、そこに月と太陽があるのですから、このホロスコープは、
日食を意味していることになります。
第四の太陽時代は大洪水で滅んだとされていますので、もし、わたしたちに
旧太陽時代の最後の悪夢がインプットされていたとすれば、ホロスコープが示す日食と
人類が滅んだ大洪水が重なりあって記憶されていても、不思議ではありません。
これが集合的無意識の奥底にあり、アフリカの原住民のほうが集合的無意識に
アクセスしやすく、現代人はほとんど感じることができないものと考えれば、
古代の風習を残している民族ほど、日食を恐れるのも理解できます。
日本でも、古代には日食は恐るべき存在であったと思われます。
記事15-2には、日食についての記載があります。そのなかに、
「日食のとき、星座によって、わたしたちの過去が示されるのです」という記述がありますが、
この過去には、旧太陽時代のものが含まれているのです。

なぜマチュピチュはあのような高い場所につくられたのかの答えは意外と簡単です。
インカの遺跡の多くには、月と太陽の神殿が対で祭られていることからも予想がつきますが、
日食の後、大洪水が来ると思ったのです。
ですから、あのような高い場所に、都市を建設したのです。
しかし、実際、日食の後に大洪水がくることなどありません。古代インカ人の心のなかに、
第四の太陽時代の最後に起きた出来事(大洪水)が蘇ったのです。

このように考えれば、日食はそれほど恐れる必要があるものでもないことが分かります。
しかし、現在人の脳にも、集合的無意識として、人類を滅ぼした大洪水と日食が
重なりあって記憶されているのではないでしょうか?
そのような感覚が退化してしまったために、今は誰も思い出せなくなっているのですが・・・
わたしたちの記憶というものは、とても奥深いもののようです。


太陽の時代第四

2014_05_21


アステック・カレンダーに刻まれた地球の各時代 (ノーシス 人類の歴史と未来) 
地球が通ってきた五つの時代 
アステック・カレンダーの中央に舌を出している顔があります。
これが太陽神トナティウで第五の太陽を表します。そしてこの上と下にそれぞれ四つの四角が
周りを囲んでいますけれども、この四つの太陽と中央の太陽、この五つの太陽、これが地球が
通ってきた五つの時代にあたります。  右上の四角、これが第一の時代、アステカ文明では
第一の太陽と呼びますけれども、ジャガーの絵文字で表され、土を象徴しています。
アステカ神話によれば、この時代の人類はジャガーに食べられてしまったといいます。
左上の四角、これが第二の時代、アステカ文明では第二の太陽と呼びますけれども、
これは風(空気)を表しています。この時代の人類は暴風によって痛めつけられました。
神々は人類が吹き飛ばされないようにと猿に変えてしまったといいます。
太陽の時代左下の四角、これが第三の時代、第三
の太陽で火を表しています。この時代
は火の雨によって滅亡しました。
神々は人類を救うために
鳥に変えたと伝えられています。
 右下の四角、これが第四の時代、
第四の太陽で水を表しています。
この時代は大雨による大洪水に
よって滅びました。神々は人類を
魚に変えたと伝えられています。
そして中央に見られるのが第五の太陽、
太陽神トナティウで表されており、
これが現在の人類の住んでいる
                                  地球の第五の時代です。

記事24-9の物語には、「春分の日、太陽が真西に沈むとき、
天頂には蟹座があり、そこに上弦の月が輝いている。」とありますが、
春分の日の夕方、太陽と地球はどのような関係にあるのでしょうか?
記事24-6のFig.3(a)(b)にありますように、春分の日に太陽が沈むとき、
わたしたちの上空には、夏至の太陽が通る軌道が現れています。
つまり、同図(d)にありますように、春分の日の夕方の黄道は、
非常に高い位置にあります。逆に、同図(c)のように、明け方に黄道が低くなります。
ちなみに、秋分の日は逆の関係になり、黄道の位置が高いのは明け方です。
同記事Fig.4には、2月15日の午後8時頃の夜空を示しています。
1ヶ月の経過は2時間遡ることを意味します(黄道の位置は変化する)ので、
春分の日(3月21日頃)、太陽が沈む頃(だいたい午後6時)には、
ほぼFig.4に示した夜空になっています。このとき、南中しようとしている星座は双子座です。
しかし、これは現在の状態です。初期状態(春分の日に太陽が牡羊座にある)では、
星座はだいたい1つずつ西にずれていますので、南中するのは蟹座になります。
このとき、月が蟹座にあるかどうかは、太陽と月の位置関係しだいですが、
ホロスコープのできたとき、(物語の上では、)月が蟹座にあったのです。
日本では、太陽、月は、天頂(観測者の真上)に達することが一度もありませんが、
北緯23度26分を走る北回帰線上では、1年に1度、夏至に太陽は天頂に達します。
もし、春分の日の太陽が沈むとき、月が南中すれば、天頂近くにあることになります。
マヤのチチェンイツァ遺跡は、北緯20度40分にあります。
ということは、春分の日の太陽が沈むとき、月が南中すれば、天頂よりも少しだけ
北に位置することになります。数字に正確なマヤ文明にしては、いい加減だと
思われるかもしれませんが、そうだとは言えません。
記事22-7にありますように、太陽の軌道(黄道)と月の軌道(白道)は
最大5度傾いています。つまり、ドラゴンヘッドの位置が適当ならば(どこにあれば
いいのか、わたしには計算できませんが)、月は正確に天頂に位置するはずです。
天頂にある月は、天の意志が
地球に降りてくることを意味します。


となると、重大な疑問が生じます。
月が蟹座にあったので、蟹座の支配星が月だというならば、当然ながら、
牡羊座の支配星は太陽でしょう!
そうなのです。元のホロスコープでは、太陽は牡羊座にあったのです。
下の図の左のように、太陽は牡羊座にあったほうが、ホロスコープは合理的になります。
なぜなら、実際の星の配列と同じように、金星と火星の間に月がくるからです。
太陽が中央で、両隣りに水星があり、真向かいに土星があります。
ではなぜ、現在のホロスコープでは、獅子座に太陽があるのでしょうか?
それは、現在が第五の太陽と呼ばれる時代であり、
牡羊座を1とすれば5に当たる星座が獅子座だからです。つまり、
現在のホロスコープは、過去、人類が4つの文明
を体験してきたことを暗示しているのです。

最後に、問題です。第四の太陽時代には、月と太陽は、どちらも蟹座に位置して
いた考えられます。他の星座には惑星をどのように配置すればよいでしょうか?


太陽の時代ホロスコープ

2014_05_19


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

不思議の国では、
時間は動かないんです。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:46歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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