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インサイド財務省【人材編】志ある若者、来たれ (8月16日 YOMIURI ONLINE 読売新聞)
学生に人気が高い5大省庁人材編(3)採用合戦、中堅職員の腕次第
組織の将来を左右する採用を誰に任せるか。財務省は、人事を担う大臣官房秘書課の
「調整室長(企画官)―課長補佐」の裁量に委ねてきた。仕事の魅力を説き、優秀な
人材を確保する。採用戦線の先頭に立つ40歳前後の中堅職員にとって腕の見せ所だ。
 「一緒にやらないか」
2007年入省組は、採用パンフレットに載ったタイトルに心をつかまれた。執筆者
は、秘書課企画官だった神田真人主計局次長(1987年入省)。国際金融の専門書
を著すなど、理論派として知られる。
 「財務省の使命は減じたか」「私の経験からは逆だ」
神田は、志望者の質問に答える形で文章を進め、「君と議論できる日を待っている」
と締めくくった。今も07年組は職場を超え、神田と議論する機会が多い。彼らは
省内で「神田チルドレン」と呼ばれる。年ごとに個性も表れる。82年入省組は、当時の渡辺美智雄蔵相の指示で「異色の人材」
に重きが置かれた。自民党の片山さつき参院議員らが活躍した。不祥事で辞任した佐川宣寿(のぶひさ)・前国税庁長官、福田
淳一・前財務次官も同じ期だ。採用を仕切った秘書課企画官は、過剰接待などで後に辞職した中島義雄・元主計局次長(66年)
だった。官僚は深夜勤務が日常だ。それでも、給与水準は大手企業に比べると高いとはいえない。就職状況を調査する民間機関に
よれば、「キャリア官僚1年生は、毎月100時間残業して年収が600万円弱。それでようやく東大生の人気が高まっている
外資系コンサルティング会社に追いつく」。条件は不利でも、これぞと見込む人材を獲得する。現実は、若者たちの「志」に
頼むところが大きい。成績上位者の配属先は文書課や秘書課とされてきた。秘書課以外の現場の中堅職員も重要な役割を担う 
「原課面接」。志望者が採用担当者ではない職員を訪れる1対1の面談だ。場所は面接官となる職員の机の横。日常の職場で
自由なやり取りが続く。「長ければ1時間ほど話す。志望の本気度は取り繕ってもわかる」。面接官だった職員の弁だ。公務員
試験をパスした学生にとっては、どの省庁が自分に適しているかを見極める場となる。「採る方、採られる方が互いを選ぶ。
採用したい人材には、優先して面白い人間を原課面接の面接官にあてがう」(秘書課経験者)。面接官は、他省庁との人材獲得
合戦に勝ち抜く先兵でもある。特に、経済産業省とは熾烈(しれつ)な人材の奪い合いを演じてきた。最近では「外務省や総務省、
金融庁などを希望する優秀な人材が多い。幅広い省庁間での獲得合戦になっている」(経産省幹部)。その見方は、財務省側も
変わらない。年功序列が今も続く霞が関。財務省の場合、入省から何年たっても採用担当者との縁は切れない。節目の同期会や
結婚式に採用担当を招くのは慣例だ。そうしたつながりは「一枚岩の組織」として結実してきた。
それは良き伝統か。旧弊か。評価を下すのは、来春から仲間に加わる人たちを含めた若い世代だ。(後略)

首相を取り巻く官邸官僚「官邸官僚」が出した紙に驚く各省 首相も了承なのか… 
(8月5日 朝日新聞デジタル)
自民党総裁選2018 安倍政権と官僚(1)
自民党総裁選では、「安倍政権と官僚」が問われる。政と官の
いまをみる。安倍内閣が24日に承認した省庁人事で、内閣府
政策統括官の新原(にいはら)浩朗(ひろあき)が経済産業省
の経済産業政策局長に就いた。近い将来の事務次官候補が座る
枢要ポストだ。1984年に入省した新原にとっては古巣への
凱旋(がいせん)となった。首相の安倍晋三、その政務秘書官
で先輩の今井尚哉(経産省、82年入省)が手腕を高く評価。
働き方改革や幼児教育の無償化など、政権の目玉政策を進めて
きた。政権5年半で大きく様変わりした霞が関で力を持つ
「官邸官僚」の象徴的な一人だ。3カ月前。消費税を来年10月に10%に引き上げる際の対策を検討する省庁横断の特命チームが
内閣府で初会合を開いた。顔合わせのつもりで集まった関係省庁の局長らは、配られた1枚の紙を見てのけぞった。「検討事項(案)」
として、増税に伴う駆け込み需要や反動による消費の落ち込みについての対応策が13項目にわたって列挙。増税後の値引きセール
推奨、自動車減税、合理的な購買行動の推奨――。それぞれに担当省庁の割り振りまで記してあった。まとめたのは新原だ。
消費増税は幅広い業種や消費者に影響するため、関係する省庁は多いが、新原がまとめた紙は担当する財務省や経済産業省の知見を
集約したものではない。対応策は「再調整」という扱いにはなったが、特命チーム関係者の間では、安倍と新原の間で「もう話が
ついているのでは」との臆測が広がった。安倍が政権に復帰して以降目立つのは、新原のように安倍に近い官僚らが主導して政策の
方向性を決めていくスタイルだ。首相秘書官の今井や佐伯(さいき)耕三(経産省、98年入省)、内閣情報官の北村滋(警察庁、
80年入庁)、官僚OBの首相補佐官である長谷川栄一(経産省、76年入省)、和泉洋人(旧建設省、76年入省)はこの5年半、
変わらず安倍の周辺にいる。安倍と以心伝心の「官邸官僚」たちの指示は、省庁幹部から「首相の威光」と受け止められる。
それは「最強官庁」と呼ばれた財務省も例外ではない。(中略)首相官邸の意向を反映させるため、各省庁の幹部約600人の人事
は、14年に発足した内閣人事局が判断する。正副官房長官ら主要幹部の7割の賛同を得られなければ各省の人事案を受け入れない
という「7割ルール」で運用されている。今夏の人事で退任が決まった金融庁長官の森信親(80年入省)は、官房長官の菅義偉
の信任が厚く、3年の長期にわたり務めた。一方、前任の細溝清史(78年入省)は1年で交代した。農業改革が持論の菅の協力
依頼を断ったためだ。人事権を握った官邸に、各省庁は従うしかなく、「官邸官僚」を除く官僚は萎縮と忖度を余儀なくされる。
横行する「官邸人事」は、政権と沖縄県の対立が続く米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の辺野古への移設をめぐっても行われた。
16年1月、国交省がこんな人事を発令した。「防衛省審議官 下司弘之▽同沖縄防衛局次長 遠藤仁彦」。両氏を含む港湾局
出身の技官6人を防衛省に異動させる人事。「官邸官僚」の一人で、菅の側近とされる国交省OBの首相補佐官、和泉洋人が中心
になって練られた。当時は県の抵抗で移設先の埋め立て工事が滞っていた。防衛省関係者は「官邸からいつまでやっているんだと
怒られた。そこで、和泉さんらが埋め立てのプロを国交省から呼び寄せた」と解説する。これ以降、県は工事の手順などをめぐり、
数十回の行政指導をしたが、国側は工事を加速。国交省幹部は「専門家だけに、県や住民との協議はなるべく少なく、法律すれ
すれの行動を取れる」と話す。今夏の国交省人事では、防衛省に部下を送り込んだ港湾局長の菊地身智雄(85年入省)が技術
系最高ポストの技監に昇格。旧運輸省出身者の技監就任は初めてだ。後任の港湾局長には埋め立てを指揮した下司(同)が就く。
「論功行賞」とささやかれた。国交省幹部はいう。「以前は省内の力学にそった人事ができたが、安倍政権で完全に変わった。
官邸の意を受けた政策を成し遂げた人こそが評価される」(後略)

人気が落ちているとはいえ、一般の企業と比較すれば、今でも財務省には優秀な人材が
集まっているといえるでしょう。しかし、その「優秀さ」とは一体何なのでしょう。
「優秀」というのは「勉強ができる」という意味なのでしょうね。つまり、試験の成績が
いいということなのでしょうが、試験には必ず問題が書かれていますよねえ・・・
当たり前だと思われるかもしれませんが、今、財務省が直面している問題って何なので
しょう。問題の立てかたを間違えると、どんなに優秀な人でも答えを間違えてしまいます。
優秀な人ばかりが集まっている組織って・・・あまり優秀な組織のようには思えません。
特に今の日本は、どこに進んでいけばよいのかが全く分かりません。優秀な人材の宝庫
である財務省を批判する意図は特にないのですが、とにかく、財務省のプランには夢も
希望も感じられません。最近は、財務省よりも優秀な人材が集まっているとも言われる
経産省はどうかと言うと、夢は感じられるものの、プランが実現不可能、つまり夢はいつ
になっても夢なのです。ただ、状況は経産省のほうがマシです。なぜなら、経産省の場合、
「いかに夢を現実のものにするか」なので、考えようもありそうなものです。
一方で財務省の「志」って一体何なのでしょう。きっと、国家の財政危機を招かないよう
にすること、つまり「財政の健全化こそが財務省の任務だ」と考えているのでしょう。
しかし、国民からカネを巻き上げれば巻き上げるほど、国民は貧乏になるだけです。
国民から税金を搾りとることと政治家をうまく操縦することだけを目指しているようでは、
国民は財務省よりも安倍政権に任せておいたほうがいいと思うでしょう。
財務省にとって「財政危機は絶対に避けなければならない」ものなのでしょうが、ここは
思い切って、財政危機になったときのことを考えてみたらどうでしょう。財政危機のとき
に、最低限必要なものとは何なのか。財政危機になっても、日本がなくなるわけではあり
ません。逆に、財政危機後、日本が大復活することだってあり得るわけです。
優秀な人は、自分が理解できない状況を本能的に避けようとします。しかし、今の日本
は、問題の正解を正しく求めるような態度では何も解決しません。信頼を失っている今
こそ、財務省を大改革するチャンスなのかもしれません。できれば、官邸に指図される
のではなく、組織内で改革を進めてもらいたいですね。






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2018_08_18


【自民党総裁選】 「えこひいきない政府に」 石破茂氏、対立軸強調 (8月12日 産経ニュース)
自民党総裁選に立候補表明した石破茂元幹事長自民党総裁選に立候補表明した石破茂元幹事長は12日のTBS番組で、安倍晋三首相
の森友、加計学園問題を巡る対応を念頭に「正直、公正」な自らの政治姿勢を対立軸と
する考えを強調した。「政府が国民に信用されなければ何も始まらない。(今の政府は)
えこひいきがないだろうか、ということだ」と述べた。憲法9条改正を巡り、戦力
不保持を定めた2項を維持したまま自衛隊を明記する案を首相が提起したことに関し
「(2012年の)自民党案と全く違う考えを突然言う。一体何なんだ。丁寧さが
なければいけない」と批判した。首相が総裁選での地方票獲得を意識し、地方議員
との面会を重ねていることには「日ごろからやってもらいたかった」と皮肉った。
自民党総裁選について語る前原氏と橋下氏
前原氏、自民党総裁選について「石破さんが何をしたいかがまだわからない」 (8月14日 BLOGOS AbemaTIMES)
9日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に出演した前原誠司・衆議院議員が、自民党総裁選に言及した。石破氏とは互い
に鉄道ファンとしての親交があり、安倍総理とも1年生議員時代は「議員会館の部屋が隣だったので、コーヒーがなくなったら
借りに行ったり、トイレで"きょう飲みに行きますか?"っていう話になって、飲みに行ったり」という関係だったという前原氏。
来る自民党総裁選について視聴者から質問が出ると、「安倍政権は5年間もやっているので、良いことはいい、悪いことは悪い
と批判できなきゃ野党議員としてダメ。だから安倍さんに対する否定は明確に、論理的にできます。もちろん安倍さんだって
デフレ脱却、経済成長と、日本を良くしようと思ってやってきた。だけど結果としてアベノミクスはうまくいっていないし、
むしろ格差が広がって国民が疲弊している。逆に、石破さんが何をしたいかがまだわからない。何を対立軸にしようとしている
のかが見えない」と指摘。橋下氏は「僕としては地方分権、公務員改革、教育にお金を入れる、若い人たちの可処分所得を、
など、いろいろな思いはあるけれども、あえて変える必要はないと思っている。一人の政治家や一つの政党がちょっと政策を
実行したからといって、世の中そんなに大きく変わるとは思わない。成功していることも悪いことも、全て安倍さんのせいと
いうことでもない。現状を見たときに、この流れをリセットしたいかどうかということだと思う。そう考えると、問題点は
いっぱいあるけれど、リセットするところまではいかない」と指摘した。すると前原氏は「それは違う」と即座に反論。
「日本の問題点は人口減少。その原因は現場が疲弊して、結婚したくてもできないひとが多いから。直近で平均所得が一番
高かったのは1997年で、"失われた20年"で一世帯あたり120万円くらい下がっている。今、年収300万円以下の世帯が三分
の一、400万円以下は47%にもなる。独身男性で見ると400万円以下が76%くらい、200万以下も38%いる。これでは結婚
したくてもできない。税金を少し高くして、無駄を削って、ちゃんと疲弊している人たちの底上げを今すぐやらなければ
持たない人がいっぱい出てくる。だからリセットしなくてもいいということはない」。
橋下氏が「これをやれば所得が上がって生活が安定する、という"魔法の杖"はない。ありとあらゆることミックスして初めて
花開くんだから。傷んでいるところはしっかり手当をしなければならないけれど、失業率が下がって賃金が上昇している今、
安倍政権を後押しする、というのが、一国民としての僕の感覚です」と話すと、前原氏は「それは世界全体の景気が良いから、
ということもあるし、成長率も世界に比べればまだまだ低い。綺麗事を言うつもりはないが、国民全体を底上げするにも、
我々野党が正さなくて誰が正すんだ、政権交代をするしかない」と力説。これには橋下氏も「違法や不正はないことに
なっているけれども、国会では森友・加計問題で財務省があれだけ嘘を言い続けた。検察は立件できなかったけれど、
文書が改ざんされたことは間違いない。やっぱり野党が強くならないと、与党がシャキッとしない」と話していた。

「えこひいき」はないほうがいいですよ。しかし、「えこひいきなしで皆が沈没」では
困ります。地方票をとりたい石破さんが、「えこひいき」を対立軸にあげるしかない
ほど、地方活性化策は万策尽きたのです。最近は、地方の衰退と人口減少を結びつけて
考える人が多いのですが、人口減少は結果に過ぎません。人口が減少しているから魅力
がなくなったのではなく、地方に魅力がないから人が去っていくのです。その証拠に、
地方の衰退は日本全体の人口減少より早く進行していました。簡単に言うと、地方では、
何を生業にすればいいのかが分からなくなっているのです。林業が衰退し、農業が衰退
し、頼みの綱だった製造業が衰退していきました。その結果、日本の雇用は製造業から
サービス業に移行しました。 都会よりも人件費が安いという理由で地方に進出していた
企業は、生産拠点を今は海外に移しています。国際化した供給網のなかで果たす日本の
役割は、本社機能、営業、提携、 金融などで、サービス部門が利益の源泉になりました。
このような機能は知的資源が集積する首都圏に集中し、地方の労働需要は以前よりも
縮小しました。 一方、地方独自の産業は、圧倒的な低生産性にあえいでいます。 とどの
つまりは安月給。このため若者は質の高い雇用を求めて、地方から大都市圏に移動する
ことになるのです。その結果、高齢化率は右肩上がり。地方に残った若者は、利益を
生みだす産業ではなく、税金から給料が支払われる仕事を目指します。
現状においても グローバル競争はさらに激しくなっていますから、国の豊かさを維持
するためには、さらなるイノベーションが必要であり 、企業と企業、人と人がつながる
ことによる新しい知を創造しなければなりません。したがって、東京の役割はますます
増大しており、今や、東京を地方の片田舎と比較すべきではなく、香港やシンガポール
など、有能な人材をひきつける国際都市と東京を比較すべきなのです。この競争に東京
が負ければ、日本は凍傷になった登山家のようになってしまいます。人間の体は生きる
ため、手や足の先に血を流さなくすることで体温を維持します。日本を人間の体として
みれば、東京の国際的地位が落ちれば落ちるほど、東京一極集中が必要になるのです。
地方では教育にもっと力を入れたほうがいいでしょう。有能な人材を東京に送るために。





2018_08_16


サマータイム導入のメリットとデメリット今度は本気?サマータイム導入 五輪まで2年しかないが
(8月9日 朝日新聞デジタル)
2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として、標準時を1~2時間
早める「サマータイム」(夏時間)の導入を政府が検討することになった。
しかし、国民生活や経済への影響が大きく、これまでも浮かんでは消えている。
大会組織委員会会長の森喜朗元首相や遠藤利明会長代行が7日午前、首相官邸
を訪れ、サマータイム導入を求めた。安倍晋三首相は「内閣としても考えます
が、ぜひ(自民)党の方で先行して、まずは議論をしてみてください」と応じ
た。自民党五輪実施本部長も務める遠藤氏は記者団に「お盆前に具体的な動きを
スタートさせる。自民党が主導的に行い、各党の理解を得る形を作っていきたい」
と述べ、党が主導して検討する考えを示した。五輪に先行する形で来年から導入
できるよう、臨時国会への関連法案提出をめざすという。(後略)

(社説)サマータイム あまりに乱暴な提案だ (8月12日 朝日新聞デジタル)
五輪を掲げれば、無理な話も通ると思っているのだろうか。東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会が、標準時を
早めるサマータイムを導入するよう、政府に求めた。安倍首相は「内閣としても考える」としつつ、自民党に検討を指示した。
組織委は、低炭素社会づくりに向けた五輪のレガシー(遺産)にするという。聞こえはいいが、手段が目的に合うのか、コスト
や副作用はどれほどなのか、筋道だった説明はない。東京五輪での暑さ対策が狙いなら、競技の時間を変えればいい話だ。
あまりにずさんな提案に、驚くしかない。現代社会では、情報通信機器は重要なインフラだ。システムの根幹にかかわる「時刻」
をいじれば、どれほどの改修が必要になるのか。五輪までの2年間で万全にできるのか。費用はいくらで誰が負担するのか。
サマータイムの是非は、これまでも度々議論されてきた。だが様々な問題点が指摘され、導入に至っていない。組織委は秋の
臨時国会で議論して欲しいようだが、一足飛びに進めようとする姿勢は受け入れられない。サマータイムは、緯度が高い国で
夏の日照を有効活用するための仕組みだ。だが近年、冬時間と夏時間の切り替え時に、従来の想定以上に睡眠と健康に影響を
及ぼしているとの研究結果が出ている。日本睡眠学会も、いまでも短い日本人の睡眠時間をさらに削り、健康障害を広げかね
ないと警告している。「低炭素社会づくり」にはどの程度結びつくのか。欧州連合はサマータイムのあり方について域内で意見
を募っているが、その際、省エネ効果については「わずかで、地理的位置にもよる」と指摘している。日本で約10年前に導入
が検討された時は、家庭用の照明需要などが減るとの試算もあった。だが、炭素排出量全体と比べれば効果はかなり小さかった。
他の不利益を上回る利点があるのか、社会や技術の変化も踏まえて、改めて見極めるべきだ。東京五輪に関しては、すでに
費用が当初の想定を上回り、祝日の移動も決定された。組織委は、ボランティアの確保や交通混雑の抑制なども課題にあげて
いる。大会を混乱なく運営するための工夫は必要だろう。しかし、号令一下で人々を動かそうとするかのような発想は、あって
はならない。「錦の御旗」を振り回して日常生活への影響を当然視する姿勢に陥れば、「レガシー」にも傷がつく。

日の出日の入り時刻とサマータイムサマータイムとは、主に3月~
10月、時計の針を1時間進めて、
太陽の出ている時間帯を有効に
利用することを目的にした制度
で、欧米を中心に導入されてい
ます。しかし、太陽が出ている
時間帯を長くすることによる
効果は、屋外での活動に限られ
ます。ハイキングやナイター
施設のないテニスコートや野球
場で運動するのには良い制度
ですが、はっきり言えばサマータイムの効果はその程度です。真夏の夕方にウォーキングを
する人にとってはむしろ逆効果です。暗くなって気温が下がらないと、ウォーキングなんて
できません。今年のような猛暑が続くのなら、7月、8月は、真逆のサマータイムをして、
日が早く暮れてもらったほうが人の動きは活発になるように思います。当然ながら、現在、
サマータイム制度を実施している地域でも事情は似通っており、その是非が議論中です。
省エネについては地理的な要因や天候にも左右されますが、効果はほとんどありません。
日本の場合はむしろ逆効果になるでしょう。なぜなら、太陽が出ている時間に帰宅すれば、
今まで以上に家庭でのクーラーによる電力消費量が増えるからです。猛暑においては、電力
需給がひっ迫するようになるかもしれません。これを理由に「原発は必要だ」などと電力
業界が言い出すのではないかと勘ぐってしまうほどです。 交通事故の増減に関しては一概
には言えませんが、サマータイムが終わった途端に、暗い時間に帰宅しなければならなく
なる人もいるでしょう。サマータイム終了直後には、帰宅時間の交通渋滞が激しくなること
が予想され、それに伴う交通事故も心配です。今回、サマータイム導入に関する議論の発端
となったのは、オリンピックの暑さ対策を話合う場だったとのことですが、オリンピックに
ついては単に競技時間をずらせばいいだけ。そもそも国民を一律に動かそうとする考えその
ものが時代遅れですし、動機が単なる政治パフォーマンスにしか見えません。下衆の極み。
究極の暑さ対策は昼間の最も暑いときには活動しないことしかないわけですが、来年以降も
今年のような猛暑が繰り返されることになれば、抜本的対策が必要になるかもしれません。
そのときには、看護師の準夜勤務に似た時間帯に働くのが理想的です(全員が準夜勤務を
するわけではない)。そのさい、日を追うごとに後ろ倒しになるようなシフトの組み方の
ほうがいいと言われています。いずれにしても、サマータイムは真逆の方向です。






2018_08_14


日本の教育の大転換期 小学校で英語とプログラミングが必修に (8月9日 NEWSポストセブン)
文部科学省は、2020年に小学校の学習指導要領を改訂する。中でも注目は、「英語」の正式教科化と、「プログラミング教育」
の必修化だ。すでに英語は「外国語活動」として、5・6年生の授業に導入されているが、2020年からは週2回程度「英語の授業」
が行われ、成績もつくという。 『栄光ゼミナール』講師の有馬剛介さんは、2020年に『大学入試センター試験』が廃止される
影響も大きいと話す。 「新しい『大学入学共通テスト』は、マークシート方式に加え、記述式が加わる予定です。昔は、暗記
中心の〝詰め込み型〟の勉強法が主流でしたが、今の子供たちに求められているのは、思考力、判断力、表現力。正しい解答
だけではなく、多面的に物事を考え、なぜその答えにたどり着いたかを表現する力が必要となります。今はまさに、日本の教育
の大転換期であり、小学校の授業や学習内容も変わってきています」
2000年代初中盤の「ゆとり教育」の影響もあり、2004・2007年に発表された国際学力調査では、日本の子供の学力は世界と
比べて低下したが、近年は回復傾向にある。基礎的な知識や技能を身につけ、思考力、判断力、表現力を育み、学ぶ意欲を養う、
「詰め込み」でも「ゆとり」でもない教育を国は目指している。

長文が読めないのは大体コイツのせい?英語文法の曲者「分詞構文」を分かりやすく解説
                           (2017年4月17日 ミシシッピ留学生のぼやき。feat.USM)
分詞構文の用法イメージところでなんですが、
みなさん、英語の長文読解は好きですか??
筆者は、大っ嫌いです。なんでって、英語
読解の文章ってとにかく長いんですよね。
ましてや大学の教科書や論文になると一文章
で半ページとかが頻発。だから、自分がどこ
まで読んだのか見失ってしまう事が多発し
ます。そんな英語の長文なんですが、
「文章が長くなる」ために文法として採用
しているいくつかの共通ルールが存在します。
(中略)そんな「英文長くし隊」の中でも
そのために丸々一記事必要な圧倒的存在感
を放つラスボスが。ズバリ、分詞構文です。
第二言語としての英語学習において特に鬼門
となるこの文法。これまで3年以上、米国
大学生として様々な英文を読んできましたが、長文になるのは大体コイツのせいです。例えば、こんな文章。
"Running out the currently determined tentative budget due to something emergency at this point, we would need
to look for another specific plan again to significantly assure that the department will be able to smoothly complete
the process in rest of the construction project until next month, making the business regarding our strategy much
profitable and concise than before we expect as most of employees are most likely recognizing as one of the crucial
issue for us."(※へ)

現在進行形の2つの使い方現在進行形の2つの意味と使い方
(正しい英語勉強法でスイスイ英会話上達! - スイスイ英会話)
■一般的な現在進行形の使い方
現在進行形とは、今現在に進行中のことを表します。別の言い方をすると、
している最中のことを表します。さらに、いつまでかは分からないけれど、
しばらく続けることを匂わせています。
●現在進行形の作り方
主語 + be動詞 + 動詞のing形
例文を見ればわかりやすい
I'm studing. 勉強してます。(勉強中)            I'm working. 仕事してます。(仕事中)
I'm having lunch. 昼食をとっています。(昼食中)      He's reading a book. 彼は本を読んでいる。(彼は読書中)
She's playing tennis. 彼女はテニスをしている。(彼女はテニスをしている最中)
■現在進行形で未来を表すもう一つの使い方
現在進行形の文章であっても、未来のことを表す場合があります。 例文を見れば解りやすい
I'm coming tomorrow. 明日来ます。            I'm leaving soon. もうすぐ出ます。(すぐ出発します)
I'm going there tomorrow. 明日そこに行きます。       I'm seeing him next week. 来週彼に会います。
他にも未来を表す表現としてwillやbe going toなどがありますが、どのように違うのでしょう。
現在進行形で未来のこと表すのは、可能性がかなり高い予定
別の言い方をすると、まず間違いなく行う予定
もう少し別の言い方をすると、よほどの事が無い限り変えない予定
be going to や willの2つの未来形と比べて、こちらのほうが実現可能性の高い未来を表します。
未来形の表現の違いについて詳しくは「未来形will, going toと現在進行形の違いと使い方」をご覧ください。
■日本人がよく間違える説明
現在進行形で未来を表すのは「近い未来の予定」の場合だと説明している人もいますが、それは間違いです。 近い未来は
可能性が高いことが多いだけです。近い未来だからといっていつも現在進行形を使うわけではありません。willとbe going to
の違いも理解して使い分けられるようになりましょう。
■一瞬で使い分ける方法
このように、現在進行形には2つの意味・使い方があることがわかりましたか。ネイティブはこの2つ目の「未来を表す現在
進行形」をとてもよく使います。是非使ってみてください。会話で使うなら、3つの未来の表現から適切なものを一瞬で選択し、
一瞬で文章を作成しなければなりません。日本人が一番苦手としていることです。(後略)

※(ほとんどの社員がわが社の重要課題の一つとして認識しているようだが、もし現在仮に決められている予算が何か緊急
事態につき底を尽きるようなら、その部が工事計画の残りのプロセスを来月までに円滑に終えられるように、我々はもう一つ
の具体的なプランを今一度探す必要がある――そうする事で我々の戦略は以前より遥かに利益的かつ簡潔になるだろう。)
(上の文章は筆者が適当に考えました) (後略)


「詰め込み」でも「ゆとり」でもない新しい教育を目指す文科省。
正解がある問題に、迅速、的確に答える能力だけでは不十分なのはそのとおりですが、
「正解のない問題に対してどのように取り組めばよいか?」は、かなりの難問です。
正解のない問題に対して、自分なりの答えを出す習慣を持つように生徒を導ける先生
がどの程度いるのでしょうか?だって、正解を出す能力に長けた人が先生になっている
のですからねぇ。英語については、読むことだけでなく、聞くことも重視するように
なっていますが、今後は書く、話すことも学習させて、英語によるコミュニケーション
能力を育成しようとしています。しかし、日本語でのディベートやプレゼン能力を
身につけていない生徒に、英語で何をさせようというのでしょう。日本語で、自分の
意見を理論立てて、分かりやすく説明するだけでも簡単ではありません。ましてや、
自分の意見を相手に納得してもらい、さらには相手に何かをしてもらうよう説得する
となると至難の技です。英語によるコミュニケーション能力をいくら身につけたって、
その中身が「poor」では、どうにもなりません。「英語で書く」ことについても重視
していくそうですが、日本人にとって不得意なのが分詞構文(ちょっと強引な展開)。
意味としては、理由、時、条件、譲歩、付帯状況なのですが、日本語に訳さないと意味
を理解できない人間としては、分詞構文は難敵です。多分、ネイティブは曖昧なままで、
読み進められるのでしょう。曖昧な日本語でも日本人が文意をつかめるように・・・
分詞構文で最も多いのが「~ing」。「~ing」は進行形や動名詞、形容詞的な用法に
も使われますが、副詞的に使われる分詞構文が一番、分かりにくい。分詞構文を含む
文章は長文になるから、厄介なのです。上記の文を一回読んで、意味が分かります?
文末かと思ったら、実は文中に挿入されていることもしばしば。本当に嫌になります。
でもネイティブは、これは進行形、これは分詞構文などさえ考えてはいないでしょう。
この「~ing」のイメージが日本人には湧かないのです。中学校では「現在進行して
いること」と習いましたが、それですと、「I'm coming tomorrow.」はとっても変。
この「~ing」感覚が理解困難。この感覚が分詞構文にもあって、分詞構文内の内容が、
主節と同時並行的な感じでもなかったりするので困るのです。一番極端なのが「条件」
で、起きてはいないんです分詞構文内の内容が。少なくとも「~ing」には、「ながら」
感に「そして」感や「だから」感が共存しているようです。





2018_08_12


1分間の短い英語で「自分の趣味」を伝えよう (8月2日 Diamond Online ダイヤモンド・オンライン)
「自分の趣味」を短くコンパクトに伝えよう
今日は「私の趣味」を音読しましょう。前回は「自己紹介」でした。(前回記事:英語で「自己紹介」しよう! 時間を区切って、短く
音読!)では今から、「知り合ったばかりの人に、趣味を伝える自分」になりきる準備を整えてください。さっそく音読してみましょう。
One of my main hobbies / is cooking.
(主な趣味の1つは料理です)
When I was an elementary school student, /washing rice / and peeling root vegetables / were my work.
(小学生だったとき、米とぎと根菜の皮むきは私の仕事でした)
Boys that age / usually don’t like it, / but I enjoyed supporting my mother’s cooking, / and I have enjoyed cooking / since then.
(その年齢の男の子は、通常そのたぐいの作業は好きではありませんが、私は母の料理の手伝いを楽しんでいたのです) 
My special dish is "goya-champuru" / which is a traditional dish / in Okinawa.
私の得意料理は、沖縄の伝統料理である「ゴーヤチャンプル」です。
Summer is the best season for goya / ̶ which is called bitter melon in English ̶ so my season is coming just around the corner.
(夏はゴーヤの旬の季節です-英語ではビター・メロンと呼ばれます-だから、私の季節がすぐそこまで来ています)
If you have time, / I would like you to try my "goyachampuru."
(もし時間があれば、あなたに私の「ゴーヤチャンプル」を食べてみて欲しいです)
後半の「which ...」のように、補足情報がどこなのかを意識することで、メイン情報と補足的なサブ情報のメリハリがつけられたのでは
ないでしょうか。メリハリをつけることで、大切な情報もしっかり伝わります。繰り返し音読してみましょう。(中略)
私は「Listening なんだから毎日聞けばいいでしょ?」と軽く考え、毎日30分、英語を聞き続けるトレーニングを始めました。1ヵ月後、
ほとんど何も聞き取れません。3ヵ月後、やはり何も聞き取れません。そしてついに運命の半年後! やっぱりほとんど聞き取れません
でした。さすがにそうなると、自分の学習法が間違っていることに気づきます。多くの本を読みあさり、次の結論にたどりつきました。
 ● 知らない音は聞き取れない
 ● 発音できない音は聞き取れない
 私たちの脳には、「知らない音を聞いたとき、知っている音に無意識のうちに置き換えてしまう」性質があるそう
 です。多くの日本人は、「カタカナ」の読み方を手がかりに単語を覚えるため、英語の「正しい音」を聞いても、
 無意識のうちに「カタカナ」に置き換えてしまいます。このため、「知っている単語であっても聞き取れない」と
 いう現象が起きるのです。衝撃でした。英語を聞き取るには、「正しい音」をインプットする必要があったのです。
 そのため私は、「正しい音を聞く→とにかくマネて発音する」ことで、音のインプットに努めました。すると、
 半年聞き続けてもわからなかった英語が、ひと月もたたず聞き取れるようになったのです。さらに、「発音や
 アクセントを覚えられる」「英語を口にするのが楽しくなる」「英文法が自然にインプットされる」「英文が速く
 読めるようになる」「単語力も気づけばアップする」という音読効果により、苦手だった英語が得意科目に!
 今では予備校の英語講師として、何万人という生徒に指導できる立場にまでなったのです。断言します。
今の英語力は関係ありません。年齢も関係ありません。本書をきっかけに、第一歩を踏み出してください。1分間の音読習慣を継続し、
自分では思いも寄らなかった英語力を手にしていただければ、著者としてこれ以上の幸せはありません。私の人生がそうであるように、
あなたの人生も音読から変わることを祈って。

【大学受験英語】長文読解の5つのコツとおすすめ参考書・問題集 (2016年12月27日 Studyplus スタディプラス)
間違った英語長文勉強法
長文の勉強にはたくさん時間をかけているつもりなのに、なかなか読めるようにならないあなた、ここで一回勉強法を見直してみま
しょう。まずは多くの人がやりがちな、しかし読解力の向上に結びつきにくい、そんな間違った勉強法を紹介します。
間違った英語長文勉強法:英単語をたくさん覚える
まずは「単語をたくさん覚えれば長文を読めるようになる!」そう思っているあなた。そうとは限らないのです。もちろんある程度
の語彙力は必要ですが、それ以上になってくるとキリがありません。ある程度を超えたら、そこから必要となってくるのは「単語
推測力」です。MARCH以上の大学入試ですと、難易度が高い単語の意味を問う問題がちらほらと出てきます。その時出題者は、
あなたがその単語の意味を知っていると思って出題しているわけではありません。出題者はあなたが前後の文脈から英単語の意味を
読み取る「単語推測力」を持っているかを試しているのです。そんな「単語推測力」の身につけ方は後ほど紹介します。だいだい
MARCHレベルだったら単語帳は一冊を完璧にするだけで十分です。つまり!私が言いたいのは単語量ではなく、単語推測力が大事
ということです。単語の量はある程度で見切りをつけてしまいましょう。
間違った英語長文勉強法:長文を読みまくる
次に紹介するNGな勉強法は「長文は量をこなせば読めるようなる」と思ってちゃんと復習せずに、次の長文に進んでしまうこと
です。英語の長文で重要なのは量ではなく質です。一つの長文をじっくり丁寧に読んでいきましょう。また分からない英単語を
最初から辞書で調べながら読んでも読解力は身につきません。最初はわからない単語を予想しながら解いていくことがポイント
なのです。そしてこれがさっきお話しした「単語推測力」につながるのです。もちろん復習の時は積極的に辞書を使いましょう。
長文の勉強において復習は一番重要です。最初に問題を解く時は辞書を使わずに単語を予測しながら解いて、復習の時は辞書を
 使って丁寧に読み直しましょう。
 英語長文読解の5つのポイント
 長文の読み方がよく分からず、なんとなく読んでしまっていませんか?私もそんな受験生の一人でしたが、
 今から紹介する「5つのポイント」をおさえながら長文を読むようにしたら、どんどん読めるようになりました。
 そのポイントは世間一般的に知られて いるものから、私のオリジナルもあります。参考にしてみてくださいね。
 英語長文読解のポイント①先に問題を読もう (中略)
 英語長文読解のポイント②イメージしながら読もう (中略)
 英語長文読解のポイント③単語推測力をつけよう (中略)
 英語長文読解のポイント④重要そうな文にはチェック
 問題に先に目を通した上で、本文を読み進める時、重要そうな文にはチェックをつけましょう。もし確実に
 問題の答えになりそうな文があったら、もう解答してしまっても良いです。 重要そうな文を見分ける方法として
ディスコースマーカーがあります。例えば文と文のつながりを示す言葉で「for example」「moreover」「however」などがあります。
その「ディスコースマーカー」の中でも一番意識してほしいのは「逆接のディスコースマーカー」です。例えば「but」や「however」
などが代表例ですね。これらの後には筆者の主張が続くことが多いのでしっかりと印をつけましょう。 このように印を付けることで、
後でわからなくなってしまった時や見直しの時に、その印が付いた文を中心に読んでいけば内容をすぐ理解することができるのです。
 英語長文読解のポイント⑤何よりも復習が最重要
 最後に復習をしっかりしましょう。復習は長文勉強において一番大事と言っても過言ではありません。復習を
 疎かにしていては、いつまでたっても読解力はつかないし、逆に復習を制する者は長文を制します!先程から
 「長文を読む時は辞書を使わないで!」と何回も言ってきたと思いますが、ここでようやく辞書の出番です。
 ここでは思う存分辞書を使っていきましょう。まずは問題の答え合わせをした後すぐに、辞書を使って、解答の
 和訳を見ずに自力で和訳していきましょう。そしてそれが自分が最初に読み進めていったイメージと同じなのか
 を確認していきましょう。もし知らない単語があったら、辞書で調べて自分のノートなり、単語帳なりにメモ
 しておきましょう。この時に他の意味にも目を通してイメージとともに覚えることを忘れずに。次に、和訳を
 しながら先程答え合わせした問題を見ていきます。間違えた問題はなぜ間違えてしまったのか、正解した問題
 も根拠を持って正解できたのかを確認しましょう。そしてここまできてやっと解答の和訳を見ていきます。
 ここで自分の和訳との違いを探してみましょう。特に和訳問題などは、自分の和訳と何が違うのかを意識し、
次の問題では解答の和訳方法を真似できるようにしましょう。そして最後に一番重要なことをしてほしいのです。それは音読です。
音読をやっていないあなた、それは本当にもったいない勉強です。音読をすることで、発音やアクセント、リスニング問題の対策に
なります。そしてそれだけでなく、最後に音読することでもう一度本文の内容を頭で確認することができます。音読なので一文一文
じっくり和訳する暇はありません。ここで使って欲しいのが先程紹介した、イメージなのです。音読で読み上げた英文を日本語を
経由せずに直接頭でイメージする、これができるようになれば本当に長文を読むのが早くなります。音読はその練習の絶好の機会
なのです。ここで付属のCDがあれば最高です。このように復習は最初の読解以上に丁寧にやってほしいのです。時間の目安としては
読解にかかった時間と同じくらい〜二倍の時間をかけましょう。私はこのようにじっくり丁寧に復習していたら、毎回二倍ほどの時間
はかかっていました。そして時間をかけなかった時より、断然読解力が上がり、速読もできるようになったのです。一日何個もの長文
をぱっぱと読んでいくのではなく、一つでもいいのでその長文を完璧にすることを心がけましょう。(後略)

英語嫌いの人は、英語を日本語で考えるしかありません。そのなかで特に理解が困難なものの
ひとつが、(日本人からみれば)副詞句によって動詞の意味が変わることです。それなのに、
動詞が副詞句の前にあるのです!動詞と副詞句の距離が離れると、意味不明度は倍増します。
例えば、「take」をアルクの「英辞郎 on the WEB」で検索しますと、自動詞には5個(take
に自動詞があったのか!)、他動詞には18個の意味があります。名詞のこともあるのです。
これを丸暗記することはできませんので、副詞句とのつながりで理解するしかありません。
「英辞郎 on the WEB」で検索してみれば分かりますが、動詞と副詞句の組み合わせは膨大で、
覚えることはほぼ不可能。ですから、音読して馴れておくことが大切なのです。
「Don't take his words at face value.」ならだいたいの意味は分かると思いますが、これを
「Don't take his words / at face value.」という感じで音読したほうがいいでしょう。
なぜなら、長文になると、動詞と副詞句の組み合わせに気づくのが難しくなるからです。
「Don't take what you hear at face value.」となれば、少し難しくなりますが、
「Don't take what you hear / at face value.」とすれば意味が分かります。さらに、
「I want you to take everything I'm about to say at face value.」となると???ですが、
「I want you to take everything I'm about to say / at face value.」ならなんとか意味
が分かりそうな感じです。とにかく、「say」と「at」をつなげて訳してしまえばアウト。
「Don't take at face value the information that you are provided with.」には倒置があり、
「Don't take at face value / the information that you are provided with.」という
区切りをつけないと、意味不明になってしまいます。とにかく、馴れていくしかない。
She's learned to take the complicated process / in her stride.
Dean offered to take his brother-in-law / on board.
副詞句自体が難しいものは、短文でも理解困難ですね。何度も読んでみてください。
You don't have to take it personally.
I'm pretty sure they're not going to take you to the cleaners.
頭が痛くなりそうですけど、音読と同時に意味を理解しなければなりません。





2018_08_10


大塚家具創業者の大塚勝久氏大塚家具身売り交渉は無念 父「あの時、電話くれれば」 (8月4日 朝日新聞デジタル)
業績不振が続き、身売り交渉を進めていることが明らかになった大塚家具の創業者、大塚
勝久氏(75)が4日、朝日新聞のインタビューに応じた。長女の大塚久美子社長(50)
と繰り広げた委任状争奪戦に敗れ、大塚家具を離れて3年。手塩にかけて育てた会社が
身売りを検討していることに、「本当に残念。社員や取引先に申し訳ない」と無念の思い
をにじませた。(後略)

大塚家具 黒字予想から一転、通期業績を下方修正し3期連続の赤字へ
(8月7日 TSR 東京商工リサーチ)
貸会議室運営の(株)ティーケーピー(TSR企業コード:296456853、新宿区、以下TKP)
など他社からの資本増強か、業務提携か経営再建を模索している(株)大塚家具(TSR企業
コード:291542085、江東区、大塚久美子社長)が8月7日、2018年12月期(通期)の業績
予想を下方修正した。修正前の2018年12月期の業績予想は、売上高456億6300万円、営業利益2億円、経常利益1億5000万円、
当期純利益13億9000万円だった。8月7日午後7時40分に公表した「業績予想の修正」で、2018年12月期の業績予想を売上高
376億3400万円(前回予想から増減率▲17.6%)、営業利益▲51億円、経常利益▲52億円、当期利益▲34億2600万円に、
それぞれ下方修正した。3期連続の赤字見通しだ。同時に年間配当の予想も従来の1株10円から未定に修正した。東京商工
リサーチが8月6日、大塚家具に民事再生など法的整理も検討をしているか問いかけると、「資本増強や業務提携について
多面的に検討している」との回答にとどめた。(後略)

業績低迷が続く大塚家具久美子氏、「父とは違う」固執の末に…大塚家具身売りへ
(8月4日 朝日新聞デジタル)
大塚家具が身売りの検討を始めた背景には、業績の急速な悪化がある。創業者の
大塚勝久氏に代わって長女の大塚久美子社長が実権を掌握したが、「久美子流」
の経営改革は成果が出ず、赤字続きで資金繰りも悪化。スポンサーの力を借りて
再建を目指す方向へとかじを切った。2015年の株主総会で勝久氏と激しい
委任状争奪戦を繰り広げた久美子社長。彼女が真っ先に取り組んだのは、父の
経営路線の否定だった。「委任状争奪戦のときもそうでしたが、とにかく
『父とは違う』の一点に固執してきた」。元幹部はそう振り返る。(後略)

「価格破壊者」だった大塚家具がニトリに敗れた理由
(4月23日 ITmedia ビジネスオンライン)
家具チェーンで勝ち負けに明確な差がついた大塚家具とニトリ。ニトリを運営
するニトリホールディングスは2018年度2月期決算で、31期連続増収増益を
達成した。一方、大塚家具は17年12月期単独決算で最終損益が72億円の赤字
だった。大塚家具は店員が丁寧な接客で高級家具を販売するというイメージが
強いが、創業時は家具業界の価格破壊者だった。その姿はかつてのニトリと
重なるが、いったいどこで大きな差がついてしまったのだろうか。
安売りからスタートした大塚家具
大塚家具の創業者である大塚勝久氏(現・匠大塚代表取締役会長)は1969年に家具やインテリアを販売する「大塚家具
センター」を設立した。大塚家具のWebサイトには「創業当時から、問屋などの中間業者を介さずに、直接取引できる工場
を開拓。大規模な倉庫を持って大量に仕入れをすることで、『最も競争力のある価格』での販売を実現しました」とある。
楽天証券経済研究所長の窪田真之氏は創業当初の大塚家具のビジネスモデルをこう説明する。
「当時、家具は『原則国内産』『手作り』で高価格だった。卸しを通じて仕入れた家具店やデパートで買うのが普通の時代
に、大塚家具は価格破壊を起こした。郊外の大型店舗に、メーカーから直接買い付けた家具を並べて安売りする戦略で成長
したが、顧客を奪われた家具流通業界からは、怨嗟の声が上がった」
大塚家具は順調に成長を続け、80年に株式を公開した。92年から会員制度を導入して、ショールームで丁寧に接客する
スタイルを定着させた。90年代後半から高級家具も数多く取り扱うようになり、「大塚家具=高級家具が中心」という
イメージが広まった。このビジネスモデルには合理性があった。国土交通省の調査によると、91年の新設住宅着工戸数は
約140万戸、96年には約160万戸まで増加した。家具のまとめ買い需要とともに大塚家具は成長した。(中略)
中間マーケットは存在するか?
これまで大塚家具が取り込んでいた顧客が低価格帯に流れ始め、業績は徐々に悪化していった。高級化路線を選んだ
間違いについて窪田氏が解説する。「もともとマスマーケットではない高級家具市場を上場企業が手掛けることが間違い
のもとだった。大塚家具は仕入れの方法や店舗設計が高級向けになっている。大塚久美子社長は高級でなく、安売りでも
ない中間マーケットを狙う方針を出してるが、そもそもマーケットボリュームがとても小さい」
従来の路線を継続するかを巡り、大塚久美子社長は創業者である大塚勝久氏と対立。見事勝利し、15年から新体制をスタート
させた。「高級」というイメージの象徴だった会員制を廃止し、顧客層の拡大を狙っているが再建の道のりは険しいだろう。
ビジネスモデルが利益率の差を生む
ビジネスモデルが時代に合わなくなってきたことに加え、利益が出にくい事業構造であることも影響している。それは、
大塚家具がニトリと比べてナショナルブランドを扱う比率が高いことに起因している。まず、一般論として、小売店は
ナショナルブランドの商品を、卸業者を通して仕入れる。ナショナルブランドの商品はどこでも買えるので、価格競争に
陥りやすい。全体として、利益率がどうしても低くなる。一方、現在小売業で成功しているのは「製造小売業」と呼ばれる
業態だ。自ら企画した商品(プライベートブランド)を自社工場で生産し、卸を通さずに自社店舗で販売する。自社工場
を持たなくても、提携先の工場の品質や生産計画に深く関与し、ほとんどを自社で買い取るスタイルもある。自社で在庫
を抱えるリスクはあるが、ナショナルブランドを扱うより利益率は高くなる。ニトリやユニクロを運営するファースト
リティリングを筆頭に、小売業で成長しているのはこの形態をとっている。自社開発したオリジナル商品なので差別化
が容易になるメリットもある。大手スーパーやコンビニチェーンでもプライベートブランドを積極的に開発しているのは、
利益率を向上させるためだ。ニトリは商品の約90%がプライベートブランドだ。一方の大塚家具は「オリジナル商品
(プライベートブランド)の売り上げは、17年度における売上高の約6割を占める」(広報担当者)という。
経常利益率に注目すべき理由
大塚家具は中間工場を通さない直接取引や、計画発注による大量取引で製造原価の低減などに努めている。前述した
ように、プライベートブランドの開発も積極的に進めている。だが、ニトリとの力量の違いは数字に如実に表れている。
小売業は基本的にモノを仕入れて販売する業態だ。仕入れ値と売価の差額が利益になる。利益率は最も重要な指標となる。
企業の利益には本業のもうけを示す営業利益、営業利益に本業以外の活動で得られる損益を加えた経常利益、経常利益から
税金などを差し引いたあとに残る純利益がある。窪田氏は「小売業の強さを比較するときには売上高経常利益率に注目
すべきだ」と指摘する。ニトリホールディングスの18年2月期における連結ベースの売上高経常利益率は16.6%と高水準
を維持している。一方、大塚家具の17年12月期における非連結ベースの経常利益は約51億円の赤字なので、売上高経常
利益率はマイナス12.5%となる。両社の差は歴然だ。かつて同じ「安売り」からスタートしたニトリと大塚家具。両社の
明暗を分けたのは、時代にあったビジネスモデルを迅速に構築する力量の差にあったと言えそうだ。

これを読めば必ず成功する・・・このような宣伝文句はよくありますけど、本当に
それを読んで成功した人などいるのでしょうか。成功には、様々な要因が絡んでおり、
何かをすれば必ず成功するなどということは考えられません。成功をマネることが
できるのなら、成功者で溢れているはずです。でも、世のなかはそうなってはいない!
成功には運の要素か才能の要素が必ず含まれており、どちらもマネができません。
成功には再現性が全くない・・・というより、再現できないから成功なんです。再現性
のない成功からは全く学べないどころか、弊害にもなりえます。成功者自身が、自分の
過去の成功と同様のことをして大失敗したというのも、よくある話。一方で、他人の
失敗から学ぶことは可能です。なぜなら、失敗には繰り返される共通点があるからです。
特に学べるのが、負けパターンの研究。負けパターンにハマると、実力のあった企業
でも奈落の底に落ちてしまいます。小売の場合、どこにでも売っている商品をわざわざ
高く買う人はいませんから、そのような商品なら、価格で勝負しなければなりません。
カリモクのような家具メーカーなら話は別でしょう。高くてもよい商品を売り続けると
いう戦略も可能です。小売がプライベートブランド戦略をとる場合、そのプライベート
ブランドは、ナショナルブランドより低価格なのか、それとも高級高価格なのか?
高級プライベートブランドでは、顧客が減っていくばかり。そこで・・・
とはいえ、特定の顧客に高級な家具を売っていたのですから、低価格なプライベート
ブランドを出してしまうと、カニバリゼーション(共喰い)を起こしてしまいます。
ブランド価値をなくして、かつ、新規顧客は見いだせず・・・
大塚家具は既に、将棋でいうところの「自玉が詰んでいる」状態に陥っています。
変化する顧客のニーズにマッチしない強引な価格戦略は、必ず失敗します。
では、どうすればよかったのか・・・それは分かりません。「成功に王道なし」ですね。





2018_08_08


文科省汚職を巡る構図文科省汚職、癒着どこまで スポ庁にも飛び火 (8月1日 日経電子版)
文部科学省幹部が相次いで逮捕された2つの汚職事件では元コンサル会社役員、
谷口浩司容疑者(47)と同省幹部との交遊が次々と明らかになっている。事務
次官を含む複数の幹部が接待を受けたことが判明。同容疑者側が外局や所管団体
の事業でも便宜を受けようと画策していた疑いが浮上した。東京地検特捜部の
捜査は同省前局長、佐野太被告(59)が東京医科大に便宜を図る見返りに、
息子を不正合格させたとされる汚職事件で始まった。東京医大と佐野被告を
つなぐ役割を果たしたのが谷口容疑者だった。特捜部は捜査の過程で、谷口
容疑者が同省前国際統括官、川端和明容疑者(57)に対し高額の飲食接待を
繰り返していたことを把握。新たな贈収賄事件として2人を摘発した。川端
容疑者は15~17年、出向先の宇宙航空研究開発機構(JAXA)で理事を務め、
JAXAからの講師派遣や通信衛星を使った防災事業で谷口容疑者側に便宜
を図った疑いが持たれている。
谷口容疑者と文科省をめぐる疑惑は2つの汚職にとどまらない。
関係者によると、川端容疑者は谷口容疑者にスポーツ庁の幹部(当時)を紹介。
谷口容疑者が理事を務めていたスポーツ系団体は2017年度、同庁のスポーツ
コンプライアンス関連の調査事業を約390万円で受注し、一部業務はJAXA
関連会社に再委託されていた。谷口容疑者はコンサル会社役員として官公庁や
大学などに営業。野党参院議員の「政策顧問」の名刺を持ち歩き、野党議員の選挙活動を支援するなど政界にも人脈を広げた。
文科省を蝕(むしば)んだ接待攻勢。関係者の一人は「その過程で文科省幹部と知り合い、飲食接待を繰り返すようになった」
と指摘する。谷口容疑者は佐野被告や川端容疑者とは数年来、家族ぐるみで付き合い、戸谷一夫・文科事務次官も飲食接待
を受けていた。川端容疑者が紹介したスポーツ庁元幹部も谷口容疑者と会食していたとされる。多くの文科省幹部と親密な
関係を築いた谷口容疑者。幹部らとの会食にはコンサル会社の別の元役員が同席することもあった。費用の一部は親族が
役員を務めていた都内の設備工事会社が負担していたという。谷口容疑者は近年、スポーツ事業や教育事業にも活動を広げ、
17年には英語教育団体の役員に就任するなど、文科省の所管分野に積極的に進出していたとされる。特捜部は接待攻勢の
背景には谷口容疑者がこうした事業を有利に展開する目的があったとみて、全容解明を進める。(後略)

社説 文科省汚職の拡大 根深い大学との癒着構造 (7月29日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
文部科学省の局長級幹部がまたも東京地検特捜部に汚職で逮捕された。異例の事態となっている。 収賄容疑で逮捕された
のは、同省前国際統括官だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)に理事で出向していた2015年から17年にかけて、
贈賄容疑で再逮捕された医療コンサルティング会社の元役員から、銀座の高級クラブなどで140万円相当の接待を受けた
という。 東京医科大の100周年記念事業の講演に、JAXA所属で医師の宇宙飛行士を派遣するなど便宜を図った見返り
とされる。 まるで人材派遣業のように宇宙飛行士を大学に派遣し、接待を受けていたとは悪質だ。事実であれば、公務員と
しての規範意識を著しく欠いた行為だ。 同省では私立大支援事業を巡り、東京医大に便宜を図った見返りに息子を「裏口
入学」させたとして、前科学技術・学術政策局長が受託収賄罪で起訴されたばかりだ。 しかも、元役員にこの前局長を紹介
したのが、今回逮捕された前国際統括官とみられている。 官僚と民間業者を仲介する「ブローカー」のような存在には、
公務員であれば警戒するのが当然だ。局長級の幹部が自ら親しく付き合うばかりか、同僚に平気で紹介するような体質が
あったのではないか。 一連の汚職は、文科省と利害関係にある大学が舞台になっているのが特徴だ。同省は、私立大など
に私学助成金を、国立大には運営費交付金を出すなど、補助金配分を含めた大学行政の大きな権限がある。 文科省は
「専門家の審査で公平に配分している」というが、相次ぐ汚職の判明で信頼性は揺らいでいる。 権限を持つ文科省と、それ
におもねる大学との癒着やゆがんだ関係が事件の背景にあるのではないか。昨年発覚した大学などへの違法な「天下り」
問題も、根は同じだろう。 林芳正文科相は、職員の服務規律や公募型補助金事業の選定について内部調査することを表明
した。中堅職員らの有志は、事務次官に組織改革を求める異例の申し入れをした。 捜査当局の全容解明とともに、文科省
自身が汚職を生んだ背景や大学との関係を含めて、厳しく検証することが欠かせない。

佐野太被告が逮捕された7月4日時点では、野党もマスコミもこの問題を追及していく
姿勢が感じられました。立憲民主党などの野党は5日、文科省からヒアリングを行い、
私立大学支援事業について、「お手盛りやお友達の利権が入り込む余地がある事業で
はないか」などと選定過程などを追及していますし、マスコミもこれを比較的大きく
報じています。ただ、6日に西日本豪雨があったので、その後、災害関連がニュース
のメインになり、文科省汚職事件のニュースは減りました。しかし、現在まで文科省
汚職関連の新しい事実が次々と報道されているのに、マスコミがこの問題で政府を
追及する姿勢は感じられません。「モリカケ」問題とは大違いなのです。野党も閉会
中審査を求めているものの、「モリカケ」のような勢いがありません。これは、一部
のマスコミや野党が、天下り斡旋調整役だった前川氏に忖度しているのかなと思って
いました。でも、実態はそうではなく、文科省汚職事件の黒幕が、野党議員だったの
ではないかという疑惑が持ちあがっているからのようです。現段階では何が真実なの
かは分かりませんので、名前のあがった議員の責任を問うことはできません。しかし、
野党はこれまで「疑惑を持たれた方が説明責任を果たせ」と繰り返し言っています。
つまり、野党は、疑いの眼差しが向けられた議員に対して、無実が明白になるまで
追及し続けなければなりません。これこそが「まっとうな政治」というものでしょう。
それとも、サヨクのお家芸「身内に甘い」もしくは「ダブルスタンダード」ですか?

財務省文書書き換え疑惑に関する野党合同集会まっとうな野党なら、文科省の組織
ぐるみでの違法行為について、今後
厳しく糾弾すべきでしょう。文科省は
人事局を中心にして、OBとの綿密な
連携のもと、違法な再就職の斡旋を
繰り返していたのに、文科省当局は
「斡旋の事実はない」などと虚偽の
説明を繰り返していたのです。その先頭に立っていたのは当時の事務次官・前川喜平。
今回の事件についてはこれから真相が明らかになっていくでしょうが、単なる個人の
犯罪ではないのです。行政権の行使において、官僚個人の恣意的な独断が入りこめる
組織体質なのです・・・文科省は。このような組織は解体させるしかありません。
厚労省を厚生省と労働省に分割するのと同時に、文科省を解体・再編すべきです。
「こども」のことはすべて厚生省にお任せしましょう。
そうすれば、こども園など不必要で、すべての幼稚園を保育園に統合できます!





2018_08_06


日本人が英語を使うときに頭が悪くなる「外国語副作用」を立証する
思考力がほんとうに低下した (8月1日 isMedia イズメディア)
わたしたち日本人は、英語を使っているときには、頭が悪くなる。これは「外国語副作用」のなせるわざである。「外国語副作用」
というのは、こういう現象だった ―― 「母語にくらべると、外国語はあまり自由に使いこなせないという場合、その外国語を
使っている最中には、一時的に思考力が低下した状態になる」(詳しくは、前回の「英語を使うとき、あなたは頭が悪くなる〜
『外国語副作用』という難題」を参照)。たいがいの日本人は、母語である日本語にくらべれば、外国語である英語はうまく使い
こなせない。そのため、英語を使っている最中には、一時的に思考力が低下した状態になる。つまり、「頭が悪くなる」のである。
前回は、なぜ「頭が悪くなる」のか、その理由を説明した。今回は、じっさいに「頭が悪くなる」のかどうか、確かめてみること
にしよう。その前に、まず、前回の説明の要点を思い出しておこう。頭のなかで思考、言語処理といった情報処理をするためには、
「注意資源」が必要になる。その注意資源は無尽蔵ではなく、量に限りがある。使い慣れた日本語なら、聞きとったり、話したり
するのに、注意資源はあまり使わずにすむ。しかし、使い慣れない英語の場合は、英語そのものに注意を集中しなければならず、
そちらに大量の注意資源をとられてしまう。そうすると、並行していろいろなことを考えようとしても、思考には充分な注意資源
をふり向けることができない。その結果、思考がうまくできなくなる。つまり、「頭が悪くなる」のである。(中略)
思考課題の例_計算じっさいの実験
思考課題が計算の場合は、図2のように、2桁の数がずらっと並んでいる。
「始め!」という声が聞こえたところで、隣りあった2つの数を足すという
計算を始める。「やめ!」という声が聞こえるまで続ける。実験の被験者は、
この計算をできるだけ沢山、もちろん、できるだけ間違えないようにやら
なければならない。この計算をやりながら、被験者は質問に答える。その
質問は、だれでも答を知っているような常識問題である。たとえば、
「ライオンは水の中に住んでいる動物ですか?」というような質問が聞こえてくる。被験者は、それに「はい」とか「いいえ」
とか答える。この質問は、10秒に1つというようなペースで聞こえてくる。これが言語課題である。この2つの課題のどちらにも、
被験者は、全力で取り組まなければならない。じっさいの実験では、被験者は、表1にあげた3つの条件を体験した。
「外国語条件」では、言語課題の質問が外国語で読み上げられた。「母語条件」では、母語で読み上げられた。もうひとつの
「統制条件」では、言語課題はなくて、思考課題だけをやった。質問は聞こえてこないので、被験者は計算に集中することが
できた。この統制条件での思考課題の成績が、いわば「ベースライン」になる。思考課題(たとえば、計算)だけをやったとき
の成績に比べて、同時に言語課題をやったときには、思考課題の成績がどれぐらい低下するかを調べるのである。そして、その
思考課題の結果_日本語と英語話者の場合言語課題が母語のときと外国語のときを比較する。
実験の結果は?
さて、その思考課題の成績である。思考課題が上のような計算問題で、
言語課題が質問に答えるという問題だったとき、アメリカに留学していた
日本人を対象とした実験の結果(24人の平均値)は、図3のようになった
(Takano & Noda, 1993)。このグラフの縦軸は、思考課題の成績
(正しくできた計算の数)の低下率を表している。つまり、思考課題だけ
をおこなった統制条件の成績をベースラインにしたとき、言語課題が
重なることによって、成績が何パーセント低下したのかを表している。
言語課題が母語だったときには、この低下率は20パーセント弱だった。
使い慣れた母語も、結構、思考を邪魔したのである。しかし、予想どおり、邪魔の程度は外国語のときのほうが大きかった。
言語課題が外国語だったときには、低下率は30パーセント強になったのである。この10パーセント強の差(図3では、赤い
矢印の長さ)が外国語副作用の大きさを表していることになる。
英語のネイティヴ・スピーカーの場合は?
このデータを初めて報告したのは、アメリカのエモリー大学でおこなった講演でのことだった。が、アメリカ人の研究者たちは、
「日本人の思考力が低下する」という話には、さして興味が湧かない様子だった。
「アメリカ人が日本語を使うときにも、思考力の低下は起こるのか?」という点に質問が集中した。植民地時代から引きずって
きている人種観に立てば、こんな議論もできるかもしれない ―― 「アメリカ人は日本人より頭がいい。ということは、すなわち、
情報処理に使える資源の量が多いということだ。そうすると、外国語を使っているときにも、思考のための資源は充分に残って
いて、思考力の低下は起こらないのではないか?」
そう誰かが表立って主張したわけではないが、こういう可能性も、頭から否定することはできない。そこで、日本に留学してきて
いた英語のネイティヴ・スピーカーに被験者をつとめてもらって、同じ実験をやってみた。こんどは、英語が母語、日本語が
外国語ということになる。実験結果(16人の平均値)は、図4のようになった。日本人の場合とまったく同じパターンである。
外国語副作用はじっさいに起こる
外国語副作用は、理論的に「起こり得る」だけではなくて、じっさいに「起こる」ことがわかった。慣れない外国語を使っている
最中は、思考力がほんとうに低下するのである。いまの実験では、思考力の低下は、日本人の場合は10パーセント強、英語の
ネイティヴ・スピーカーの場合は18パーセント弱だった。しかし、外国語副作用の大きさは、常にこの程度、というわけでは
ない。この実験の場合、言語課題では、10秒ごとに1つの質問が聞こえてきた。1つの質問が終わるまでの時間は、長くても
2秒か3秒である。それに答えれば、つぎの質問が聞こえてくるまでは、「言語の情報処理」に邪魔されずに、思考(計算)だけ
に集中することができた。じっさいに会話や議論をしているときには、相手の言葉がこんなふうに切れ切れに聞こえてくること
はない。話はつづく。つまり、思考は「言語の情報処理」に邪魔されつづけるわけなので、思考力の低下は、ずっと大きくなる
だろう。一方、いまの実験では、計算は、休みなく続けなければならなかったが、ふだんの会話では、あまりいろいろなことを
考えずにすむこともある。そういう場合には、思考力の低下は、あまり目立たないかもしれない。だが、丁々発止の議論をして
いるようなときには、必死に頭を絞らなければならない。こういうとき、思考は大量の資源を必要とする。そうなると、思考力の
低下は、かなり大きくなるにちがいない。外国語副作用の強さは、こうしたさまざまな要因に影響されて、大きく変化するものだ、
と考えたほうがいい。いまの実験では、思考課題は単純な足し算だったが、別の課題(知能テストの図形問題、知能テストで言葉
を使う問題、三段論法の妥当性を判断する問題など)を使った場合にも、外国語副作用が起こることは確認されている。
「最適な条件が整わないと観察されない」という現象もあるが、外国語副作用は、そういう現象ではない。たいがいの場面で
起こる「頑健な現象」なのである。(後略)

「話すこと」を重視しすぎた英語教育の末路
「読み・書き」の重要性を見直すべきだ (6月26日 東洋経済オンライン)
この30年間、中学校や高校での英語教育は、「会話力」を身に付けることに重きが置かれてきました。コミュニケーションを
重視し、「『読む、書く』よりも、『聞く、話す』だ」と、口頭でのやり取りを中心した授業が行われ、文法指導や訳読はあた
かも時代遅れかのように考える風潮がありました。文部科学省まで「英語の授業は英語で」と言い出し、現場の先生たちを困惑
させました。しかし、残念ながら英会話中心の指導で、生徒の英語力が上がったわけではありません。文科省は英語の達成目標
を中3は「英検3級以上」、高3は「英検準2級以上」と設定し、2017年度まで50%の達成を目標としていました。ところが、
結果は、中3が40.7%、高3は39.3%と目標未達に。それどころか、大学では、英語を読んだり、書いたりすることのできない
学生が増えており、授業をやり直しているところもあるようです。(中略)
英語漬けにすると思考が育たない
今、英語教育をうたった幼児教育をよく見かけます。英語保育園、英語のベビーシッター、英語のプリスクール、英語学童
保育といった宣伝や看板も珍しくありません。どれくらい英語漬けになるのかは定かではありませんし、家庭でも英語環境
にいる場合(親が英語を話すなど)は別ですが、本来、保護者や先生、仲間と一緒に生活したり遊んだりしながら母語を確立
する時期に、英語漬けになって母語が十分に定着しないと、思考する力が育ちません。英語が話せる「早道」だと思って
通わせた英語保育によって、日本語が定着しないで思考ができず、さらには心も落ち着かない。学校に通い始めても日本語
の語彙が足らず、理解できないので学力がつかず、かえって英語の習得が遅れる、といった現象が起きることになりかねま
せん。文科省は、近頃の小学校では、子どもたちが教科書を理解できないと指摘しています。文章で表された内容を理解して、
自分の考えにしていくことができないというのです。これには小学校入学前の子どもの言語活動に課題があります。就学前
の語彙の量と質の違いは、学力の差に大きく影響することになり、母語が理解できないと教科書を理解できない、先生の
言うことが理解できないといった状況を生むことになります。入学前の言語活動が十分でない理由には、家庭での会話が
少なかったり、絵本の読み聞かせなどが少なかったりといったことが挙げられています。ですから、日本のように、生活圏
に日本語が満ちているような環境においては、幼いときに日本語を豊かに身につけることはとても重要です。そのためには、
周囲の大人や兄弟の言葉を真似ることから始まり、伝達手段として習得し、思考の手段として言葉を育んでいくといった
母語獲得の自然なプロセスが不可欠です。そうして母語を身に付けることで思考ができ、英語などの外国語に出会った際
にも、母語と英語を相対化して身に付けることができるのです。さらに、英語を身に付けるには英語の文法を学ぶことは
避けられません。過去30年間ないがしろにされてきた「読み・書き・文法」を学ぶことはとても重要なのです。もちろん、
どう学ぶかといった方法は検討する必要がありますが、文法を知らずに外国語を話せるようにはなりません。
会話の授業ではよく、“How are you?” “I’m fine. Thank you, and you?”などといったお決まりのフレーズを使って
練習をします。しかし、実世界ではここから会話が進み、その会話を続けるには、文法を知る必要があるのです。(中略)
これまでの多くの日本人は母語習得や言語活動などについて、それほど意識的に考えてはこなかったでしょう。それは、
日常生活の中で自然に身に付いてきたからです。しかし、現在の日本の子どもの状況を見ていると、意識して日本語を育む
ことは必要だと感じます。そして、豊かに母語を育むことが、将来的に英語を身に付け、使うことを可能にするのです。

英語ができて、海外で働く人をグローバル人材と呼ぶのなら、多くのフィリピン人は、
グローバル人材だということになります。少しばかり英語を勉強しても、英語だけなら
所詮ネイティブにはかないません。グローバル人材の意味がよく分かりません。
フィリピンでは英語教育に力を入れているそうです。高校や大学では、英語だけで授業
が進められます。ということは、英語ができない子どもは、英語だけでなく他の教科の
勉強もできなくなってしまいます。つまり、英語は、落ちこぼれを大量生産するのには
役立っているのです。フィリピンはアジアの最貧国ではないとはいえ、国民が少数の
富裕層と大多数の貧困層に分断されており、働き手が多いのに、国内には良質な仕事が
ありません。個人レベルでみれば、英語を身につけることで就職できる可能性が広がる
のでしょうが、英語ができる国民を増やしても、国が裕福になることはありません。
なぜなら、フィリピンでは、英語ができるがゆえに有能な人材は海外に流出してしまう
からです。英語の弊害はそれだけではありません。フィリピン人は、日本人より国語の
勉強ができておらず、数学や理科が苦手だと言われています。フィリピンの場合、教育
制度が日本ほど整っていないのでしょうが、それだけでなく、英語の習得に費やす時間
が長すぎるのではないでしょうか。外国語の勉強よりも、母国語で「読み・書き」する
ことが大切。勿論、そのうえで英語ができればさらによいでしょう。でも、国内では、
英語ができなくて困ることなどほとんどありません。それが、他のアジア諸国とは違う、
日本という国のいいところです。しかも、AIの発達によって、機械翻訳の技術は急速に
進化しています。一部の人は、コンピュータは言葉の意味を完全には理解することが
できないと主張します。このような人は、なぜか、機械翻訳に完璧な質を求めます。
でもそんなの必要ありません。断片的な単語から、何となく何を言っているかが分かる
程度で十分なのです。本当に知りたかったら、英文を読み返せばいいのですから・・・
ということは、ゆっくり読めば分かるくらいには、英語を勉強しておいたほうがいい?
まあ、いずれにせよ、日本人には、現状程度の英語学習で十分です。





2018_08_04


子どもに教えたい、お金に困らない大人になる方法 (7月30日 lifehacker.jp ライフハッカー日本版)
(前略)〝大人が言う「お金に困った」というのは、働いてもらったお金だけでは払えなくなってしまうこと。つまり、お金が
足りなくなることです。私たちが生活するには、いろいろなお金が必要です。家賃や電気代、食べ物、ジュース、すべてお金を
支払って、買ったり、借りたり、使ったりしています。これらを毎月のお給料や収入の中から支払って、お金が余れば「黒字」と
言って貯金をすることができます。また、足りなくなると「赤字」と言って、必要なものが買えなくなることになります。お金に
困った状態の赤字が長く続くと、やがて「借金」という、お金を借りることをしなくてはいけなくなります。これは、借りたお金
よりも多く返さなくてはいけない仕組みで、借り続けると、どんどんお金に困ってしまうようになります。〟
お金の話では、子どもにとって難しい言葉が出てきますが、日常生活の買い物などを例にしてわかりやすく伝えてみましょう。
お金に困らない大人になる方法お金は、どのように使えばいいのか?
次は、お金の使い方についてのお話です。お金に困らないようにするためには、どうすれば
いいのか? 子どもがすぐに取りかかれる、おこづかいの話を例にして伝えてみましょう。
〝「お金はどのように使うと困らないようになるのか?」。働いてもらったお金よりも、少なく
使うことであることは、わかりますよね。でも、それが少し難しいのです。お金に困らない
ように使うには、何にいくらのお金を使ったのかをノートなどに書いておくことが大切です。
お母さんが表に数字を書いていることがありますよね。それを家計簿と言います。どういう
ものかわからなかったら、おこづかいからお金を使うたびに、ノートに書いてみましょう。
書くのは、日にち、買ったもの、支払ったお金の3つだけでOKです。書き続けて、あとで
見てみると、「食べ物が多いなぁ」「マンガばかり買っている」など、自分のお金の使い方が
わかってきます。そうしたら、そのなかで気になる使いすぎの部分をどうにか減らせば、
おこづかいが余って、貯金ができるようになります。〟
お金の使い方を確認することは、大人だけでなく子どもにとっても大切なこと。入ってくる
お金よりも使うお金が少なくなるように、使い方の工夫することを身につけておくことは、
お金に困らない大人になる第一歩だからです。
お金は貯めなくてはいけないの?
お年玉やおこづかいを親が貯金していることが多いと思いますが、お金を貯める目的について、
子どもがどこまで理解しているでしょうか。そこで、お金に困らないようにするためにも、
お金を貯めておくことの大切さを伝えましょう。
〝「どうしてお金を貯めておくの?」
お金は、入ってくるお金より使うお金が少なければ余るので、貯めることができます。
お金を貯めると、何ができるでしょうか? いつものおこづかいでは買えないものが買える
ようになります。それが一番の良いことです。たとえば、毎月のおこづかいだけでは、ゲーム
のソフトを買うのは難しいかもしれません。でも、毎月のおこづかいを300円ずつ残して貯め
れば、10カ月後には3000円のゲームが買えるようになります。お金を貯める目的は、そういうことです。大人になってからも
続けると、家が買えたり、車が買えたり。好きな洋服だって買えるようになります。もし、入ってくるお金が少なくても、貯金
があれば、食事ができたり、欲しいものを買ったりできます。だから、お金を貯めるのは大切なことなのです。〟(後略)

収入が減る一方で家賃は上がる──日本が過去20年で失った生活のゆとり (7月18日 ニューズウィーク日本版)
<生活費のうち家賃が占める割合は、93~13年の20年間で大きく上昇し全国平均で2割近くにまで達している>
若年世帯の家賃年収比生活の基盤である住居は、持ち家と借家(賃貸)に分かれる。2013年の統計によると持ち家
は3217万世帯、借家は1852万世帯となっている(『住宅・土地統計調査』)。比率にすると
「3:2」で持ち家世帯の方が多い。しかし若年層では借家が多く、世帯主が20代の世帯の9割、
30代の世帯の6割が借家に住んでいる。持ち家は住宅ローン、借家は家賃という固定費用が
発生する。生活のゆとりの度合いは収入と支出のバランスで決まるが、後者の代表格は住居費
だ。食費や遊興費のように節約はできず、毎月定額を払わないとならない。住居費が収入に
占める割合は、生活のゆとりの度合いを測る指標になる。上記の資料から、借家世帯の月平均
家賃と平均年収がわかる。2013年のデータだと前者が5.4万円(I)、後者が358.3万円(II)
だ。家賃の年額が年収に占める割合は、(I×12カ月)/II=18.1%となる。20年前の1993年
の12.9%と比べて大きく上昇している。収入が減る一方で(414.6→358.3万円)、家賃は
上がっているためだ(4.5→5.4万円)。(中略)2013年の若年の借家世帯(世帯主が25歳
未満)でみると、月平均家賃が4.6万円、平均年収が157.2万円なので、家賃年額が年収に占める
割合は34.8%になる。地域別に見るともっと凄まじい値が出てくる。<表1>は、47都道府県
を高い順に並べたランキングだ。最高の京都府では、若年の借家世帯の「家賃/年収」比が
50%を超えている。収入の半分以上を家賃で持っていかれることになる。その次が東京都の
45.0%で、北陸の2県も4割を超える。京都府や東京都は単身の学生が多いためだろうが、勤め人であれば家賃を払うために
働いているようなものだ。住居費がここまで生活に重くのしかかると、実家を出て世帯を構えることは難しく、親元にパラサイト
せざるを得ない。若者の自立を促し、未婚化・少子化に歯止めをかけるためにも、「住」への公的支援が必要だろう。

「収入-支出=貯蓄」。しかし、これでは貯金できないということで「収入-貯蓄=支出」
といった式で示されることもあります。しかし、お金を貯めるのは大切だと分かっていても、
貯金ゼロの人も多いことでしょう。その理由のひとつが、支出のなかの固定費が大きくて
削減できないことです。もしも、無理に貯金すれば、「収入-固定費-貯蓄=変動費」と
なってしまい、自由に使えるお金がなくなってしまいます。これでは、日々の生活が楽しく
ありません。固定費のうち、最大のものは住宅ローンもしくは家賃です。一般的に家賃は
「月収の3分の1以内」が目安とされますが、それでは済まない人が続出しており、家賃が
「月収の2分の1」になれば、自由に使えるお金がなくなるのは当然のことです。家賃や
住宅ローンを払うために仕事をしているようでは、何のために稼いでいるのか分からなく
なってしまいます。生活の余裕さを決定づける要因は、給料の金額だけではないのです。
固定費の多い少ないも重要な要因。日本では、安月給のサラリーマンでも家を建てよう
としますが、ヨーロッパでは、新築の家を買うという発想はあまりないようです。外国
人からみれば、投資目的で、日本人が新築を建てたがるのかと思うかもしれませんが、
現実はその真逆です。日本では住宅価格の下落率が大きく、買った段階ですでに1割は
下がっています。築20年もすれば、住宅価格はほぼゼロでしょう。そしてたいていの人が、
そのような資産価値のない住宅に対して長期のローンを組みます。ローンが返せなくなり、
ローンを完済する前に自宅を売ると借金だけが残るという、悲しいことになるのです。
年をとれば自動的に給料が上がっていく時代ならば、徐々に固定費の負担も減っていきます
が、今はそのような時代ではありません。多くの人にとっては、固定費を払うだけの人生
になってしまいます。いや、今後、固定費の負担に耐えられなくなる人が続出するでしょう。
ではどうすればいいのかと思われるかもしれませんが、最もよいのは、実家や親族の家
などに住み続けることです。固定費にお金をかけなければ、貯金も容易になるでしょう。
ものすごく高い給料をもらえる人は別にして、多くの人にとっては、固定費を上げずに
生計を営む方法を考えたうえで、仕事や生活スタイルを選んだほうがいいのかもしれません。





2018_08_02


相模原障害者施設殺傷事件を起こした植松聖被告相模原の障害者施設殺傷 公判開始決まらず、精神鑑定近く終了か
(7月27日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
殺傷事件の発生から26日で2年になったが、入所者19人に対する殺人
などの罪で起訴された植松聖(さとし)被告(28)の公判の開始時期は
決まっていない。横浜地裁(青沼潔裁判長)は今年3月、弁護側の請求に
よる精神鑑定を始め、被告の事件当時の精神状態や責任能力を調べている。
検察側の起訴前の鑑定では、自分を特別な存在と思い込む「自己愛性など
の複合的なパーソナリティー障害」と診断され、検察側は完全責任能力が
あるとして殺人などの罪で起訴した。公判では刑事責任能力の有無や程度
が争点になるとみられる。 弁護側の請求による精神鑑定は今夏にも終了
する見込みで、公判前整理手続きを経て、早ければ今年度中にも公判が
始まる可能性がある。

相模原の障害者施設殺傷  事件2年 226人献花、犠牲者悼む 
/神奈川 (7月27日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
殺傷事件から2年。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」には、
犠牲者19人を悼む人々が集まった。殺人などの罪で起訴された植松聖
(さとし)被告(28)の差別的な言動に怒りを感じる人、事件の風化
に危機感を覚える人。それぞれが問題意識を抱きながら、19人に花を手向けた。 「今でもうそみたいと思う」。
ほとんどの犠牲者と顔見知りだったという元職員の60代女性は、献花台の前で思い出を語った。「あの人は無口だっ
た」。「よく散歩に出掛けたな」。女性は「今も、皆さんがその辺りにいるような気がする」と言う。 献花台には、
職員や利用者が折り紙で折った千羽鶴やユリが供えられ、犠牲者が好きだったバナナや団子などを模したステンドグラス
が飾られていた。県によると、昨年よりも多い226人が献花に訪れたという。 園を運営する「かながわ共同会」の
草光純二理事長は「なぜ守れなかったのか、大変申し訳ないという思いで手を合わせた」という。園の再建にも言及し
「大変な惨状があった場所として忘れ去りたい一方、半世紀以上にわたって利用者や地元の人たちと営んできた歴史が
ある」と語った。植松被告は「障害者は不幸をつくる」などと主張を続ける。娘が障害を抱えるソーシャルワーカーの
平岡祐二さん(58)は「彼の考えに同調するような社会は怖い」と語った。園の近くに住む太田紀子さん(75)は、
植松被告が園の職員だった過去に触れ「悔しい。地元と園はよい関係だったのに」と声を震わせた。 黒岩祐治知事は
午前9時過ぎに献花。「ここに来ると胸が締め付けられる。19人の犠牲者について植松被告は『心を失った人間』と
話しているというが、そんなでたらめは許せない。園舎の除却工事が始まっているが、事件の風化が恐ろしい」と話した。
地域住民らによる「共に生きる社会を考える会」のメンバーも献花台を訪れた。同会は関係者らに犠牲者の記憶を聞き
取ってきた。太田顕共同代表は、ある犠牲者の思い出に触れ、「あなたが小学生の頃に担当されていた特別支援学級
の先生が会いに来ましたね」と語りかけた。横浜市神奈川区のかながわ県民センターでも26日午後、入所者の家族や
支援者の有志でつくる「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」が追悼の集いを開いた。約100人が訪れ、犠牲者
19人の性別と年齢がそれぞれ書かれた額に花を手向けた。同会の杉浦幹さんは「ここに名前がない理由を私たちは
考えていかなくてはいけない」と話した。

【社説】相模原事件2年 優生思想にどう向き合う (7月27日 Tokushima Shimbun 徳島新聞)
神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員を含む26人が負傷した事件
から2年がたった。この間、社会は事件としっかり向き合っただろうか。犠牲者数が戦後最悪と言われる殺人事件である。
現場となった施設は、建て替えに向けた解体工事が今年5月に始まった。だが、事件の全容を解明するための公判は、
まだ始まっていない。殺人や殺人未遂など六つの罪で起訴されている元施設職員の植松聖被告(28)に対し、2度目の
精神鑑定が行われているためである。8月に終了し、初公判は来年になる見通しだ。「障害者なんて要らない」。
事件当時に被告が見せた身勝手で差別的な言動は、社会や当事者に衝撃を与えた。最近、拘置先で複数回接見した共同通信
などの記者には「私が殺したのは人ではない」と、事件を正当化する主張を繰り返している。一貫して、事件を起こしたこと
を反省するそぶりはない。再発防止を図るためにも、被告の動機がどう形成されたのかを追究する必要がある。公判では責任
能力の有無が大きな争点になりそうだが、曖昧な部分を残さず、真相に迫ってもらいたい。被害者家族は今も深い悲しみの淵
にいる。事件後、被害者家族の多くは差別や偏見を恐れ、氏名公表を拒み、口を閉ざした。被告の言動に賛同する声や障害者
の生を否定する言葉は、相変わらずインターネットを中心に散見される。被害者家族を苦しめ続ける一因であり、憂慮すべき
状況だ。障害者に限らず、社会的弱者を攻撃するような風潮が広がっていないか。自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌「新潮
45」への寄稿で、子どもをつくらない性的少数者(LGBT)カップルを「生産性がない」と突き上げ、批判を浴びた。
事件の被害者家族を苦しめる言葉と通底する部分があるのでは、と危惧する。旧優生保護法の下で障害者に強制不妊手術が
繰り返された問題にも、つながる話だ。同法は知的障害や精神疾患を理由に、本人の同意がなくても不妊手術を認めた。
強制不妊のような過去の過ちを繰り返してはならない。心ない差別や偏見を解消しようという活動が、各地で相次いでいる。
障害者を支援する団体などが呼び掛け、共生社会の在り方を考えている。有意義な取り組みと言え、もっと広がってほしい。
                                                     (後略)

植松被告は19人もの尊い命を奪ったのですから、死刑しかないでしょうし、冤罪の恐れ
もないので執行も早いでしょう。しかし、植松被告の場合、身勝手極まりない犯行だ
ということだけでは説明できない面があり、そのことが様々な議論を呼んでいます。

日中韓の大学生_生命の選別に関する意識調査第二次大戦前のドイツはひどい貧困に苦し
んでおり貧富の差がユダヤ人を抹消する
ことにつながったと思いますが、心ある
人間も殺す優生思想と私の主張はまるで
違います。赤ん坊も老人も含め全ての
日本人に一人800万円の借金があります。
戦争で人間が殺し合う前に、まず第一に
心失者を抹殺するべきです・・・
施設の介護職員として働いていた植松被告
がなぜ、このような優生思想に染まって
しまったのでしょう。優生思想とは、優秀
な能力を有する者の遺伝子を保護し、逆に
能力が劣っている者の遺伝子を排除して、
優秀な遺伝子及び人類を後世に遺そうと
いう思想です。この思想は優生学の成果に
立脚しており、人種差別や障害者差別を
理論的に正当化するときに使われてきた
という過去があるのです。現在、ニュースでたびたび報道される旧優生保護法も同様
の思想に基づいています。優生思想は人権侵害にあたるという認識が世界的に広がって
いるとはいうものの、優生思想が人々の心から消え去ったわけではないのです。特に、
日本の周辺諸国の人々が、日本人と同じ意識を持っているわけではありません。
科学者はこのように弁解します・・・一部の優生学者は人間の「優秀さ」を促進する
ために、人間の「優秀さ」を人為的に選択すべきだと主張してきましたが、自然界では
唯一の「優秀さ」というものは存在しない!生物には多種多様な遺伝子のタイプが共存
し、自然は遺伝的多様性をなくすことを望んではいない!つまり、優生思想が「自然の
法則」に反することを明確に示そうとしているのです。「突然変異では、生物の生存に
とって少し不利な変異こそが重要」とか、「働かないアリの存在が社会の存続にとって
不可欠だ」などと主張して、優生思想の欠点を探しています。しかし、これはある面、
危険なことです。なぜなら、例えば、劣等遺伝子の迅速な除去が種の存続に有利である
ことが科学的に証明されたら、どうするのでしょうか。科学というものが善でも悪でも
なく、単なる道具に過ぎないことを周知しておかないと、科学の進歩が原因になって
大虐殺が起きないとも限りません。科学が人類に幸福をもたらすのか、不幸をもたらす
のかは、科学を使う人間次第なのです。悪用できない科学はないともいえるのです。





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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

意識は光子より
ずっと精微なものの動きだから、
もっと微視的世界の法則が
当てはまるのよ。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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