46年前からあった「若者の○○離れ」と、今起きている「お金の若者離れ」
今若者が“離れる”理由。
                  (5月20日 ねとらぼ ITmedia ねとらぼアンサー )
5月5日、朝日新聞に20歳の若者からの怒りの投書が掲載されました。その内容は、若者の消費意欲が薄いことを表す「若者
の○○離れ」の原因が、若者の意識の低下にあることは間違いで、いまの若者の低賃金からくる「お金の若者離れ」こそが、
真の問題である……と語ったもので、ネット上にも大きな反響が広がっています。
メディアに登場した若者の○○離れ
表は、各メディアや国の機関などで実際に使われた「若者の○○離れ」を一覧にしたもの。「新聞離れ」「結婚離れ」といった、
確かに離れている若者が多いと思わせるものに加え、「ケンカ離れ」「暴力団離れ」「覚せい剤離れ」などの、それは離れた
ほうが良いのでは……と思わせるものまで、その数は無数にあります。(中略)1977年の10月27日に、毎日新聞で「進む若者
の“本離れ”」という記事で使われています。ここまで見る限りでは、「若者の○○離れ」という言葉は、最初は「若者の活字
(本)離れ」あたりから使われ始めたと見て良さそうです。毎日新聞の記事は比較的理性的なものですが、その他2つは、
感情を直にぶつけるような強烈な筆致の記事。「若者の○○離れ」という言葉は、当時はいま以上に、“若者の意識の低さ”を
糾弾するものだったようです。
「若者のお金のなさ」を実質賃金で見ると?
先の朝日新聞の記事で叫ばれていた「若者のお金離れ」。果たして、現代の若者は以前と比べて、どれだけお金がないので
しょうか?それを確かめるため、民間給与実態統計調査結果の「1年勤続者の年齢階層別給与所得者数・給与総額・平均給与」
に出ている年収(名目賃金)から、年平均の消費者物価指数を割って、実質賃金を算出しました。初任給ではなく、民間給与
実態統計調査による年収を使ったのは、非正規社員が大幅に増えた昨今、こちらの方が実情に即していると思われるからです。
日本の年代別年収推移20-24歳は1978年ごろと比べて横ばい
まずは20-24歳から。最新2016年の年収(名目賃金)は258万4000円。
実質賃金は258万6587円です。統計でいちばん古い1978年では、年収は
170万3000円。これを実質賃金に直すと255万3223円。ほんの少しだけ
2016年の方が多いです。ただ、その前年2015年の年収は252万5000円
(実質賃金も同じ)で、1978年のものより低くなっています。これを
見ると、20~24歳での比較では、ほぼ横ばいと言っていいようです。
35-39歳で、後れを取りはじめる……
しかし、そろそろ賃金が増えてほしい35-39歳で比較すると、現代の世知
辛さが浮き彫りになります。2016年の35-39歳は名目賃金が432万8000円、
実質賃金は433万2332円とほぼ変わりません。対して1979年の35-39歳は
名目賃金こそ313万4000円ですが、実質賃金は453万5455円。2016年の
方が20万円ほど少ないのです。その前後の年も同様に、昔の実質賃金が
現在のそれをやや上回っています。いまの企業では、昇給の伸びを抑えよう
とする流れが多く出てきています。もしかしたら、いまの20-24歳が35-39
歳になるころには、年収はもっと下降線をたどっているのかも知れません。
逃げ切れる世代? 55-59歳の実質賃金は……
そして最後は55-59歳の年収を見てみましょう。2016年の名目賃金は493万
6000円。実質賃金で見ても494万0941円です。これに対して、1978年の名目
賃金は273万8000円、実質賃金は410万4948円。55-59歳では逆に2016年の
方が80万円以上も上回るという結果に。昇給を下げる動きに飲み込まれずに
定年を迎えられる、いわゆる「逃げ切れる世代」ということなのでしょうか。
東京工業大学准教授の西田亮介氏によると、「年長世代の退職金を作るために若い世代の昇給が抑えられている」と言います。
国民年金保険料は100円、大学授業料は3万6000円だった!
若者が得られるお金は昔とほぼ変わっていない一方で、若者が支払わなければいけないお金は増えています。非正規社員が増え、
払うべき人が多くなっている国民年金保険料。1978年度は2730円でしたが、2017年度は1万6490円と、約6倍にも上がってい
ます。実は1966年の12月まで、35歳未満は保険料が100円でした。当時と2017年の消費者物価指数の差を考えても3.91倍なの
で、いまの391円にしか当たらないことになります。さらには大学授業料も国立大学が1975年度の3万6000円から、現在は53万
5800円に。私立大学も同年度の18万2677円から、2014年度の水準で86万4384円にまで跳ね上がっています。これでは奨学金
の支払いなども大変です(※1)。※1:1975年当時と2017年の消費者物価指数の差は1.86倍ほど
「若者の○○離れ」という言葉は、単に若者がそれらから離れている事実のみを指す場合もあるので、一概に使用するのが悪い
ということではありません。ですがこの言葉が、消費しない若者を“皮肉って”使われる場合、「それにお金を使わないのは、
若者の意識が低いわけではなく、必然なのです」と訴えたいところです。それと同時に中高年世代の「大卒初任給が非常に安かっ
た(1970年の場合、実質賃金で12万6700円ほど)」「家族を育てる負担が大きかった」などの言い分も聞き、世代間の対話を
深めていくことが理想的と言えるのかもしれません。

あなたが感じている若者の○○離れ若者の○○離れ、2位に「新聞」1位は? 
(2月24日 ReseMom リセマム)
「若者の○○離れ」という言葉。10代から70代の男女が
選んだ「若者の○○離れ」の1位は「車離れ」であること
が、DeNAトラベルが実施した調査により明らかになった。
「若者の○○離れ」には収入の減少やインターネット・
スマートフォンの普及といった要因が関係しているようだ。
「若者の〇〇離れ」に関するアンケート調査は、オンライ
ン総合旅行サービス「DeNAトラベル」を運営するDeNA
トラベルが、10代から70代の男女を対象に実施したもの。
2018年2月8日から2月11日にかけてインターネット調査
にて実施し、1,184名の有効回答を得た。あなたが感じている「若者の〇〇離れ」を選んでください、との質問でもっとも多い回答
は「車離れ」で、3人に1人にあたる33.0%が回答した。ついで「新聞離れ」13.2%、「読書離れ」「結婚離れ」ともに7.9%、
「お酒離れ」6.6%と続いた。「車離れ」は各年代で1位となり、2位以下に大きく差をつけた。年代別にみると、20代・30代では
「テレビ離れ」や「タバコ離れ」などが上位に入り、50代・60代では「読書離れ」「お酒離れ」が上位に入るなど、趣味趣向に
関して世代間で認識に違いがあることがわかる結果となった。若者世代の10代から30代に本当はやってみたいことを聞いたところ、
1位は「旅行」15.8%という結果に。旅行は多額のお金と長期休暇が必要なためなかなか行く機会が持てないが、実際は行きたい
という欲求があるよう。ついで多かったのは「読書」13.4%。「読書離れ」が進んでいるという実感も高く、活字離れの危機感と
自由な時間を持ちたいという意識がみられた。そのほか「車」11.5%、「恋愛」9.6%、「海で遊ぶ」6.7%、「結婚」5.3%と
続いた。「若者の〇〇離れ」が進む理由については、「インターネット・スマホの発達」がもっとも多く、4人に1人(26.4%)
が支持。自宅で簡単にさまざまな情報やエンターテイメントを楽しめることが「〇〇離れ」を進めていると考えている人が多い
ようだ。ついで「収入の減少」21.8%、「時代の変化」17.3%、「多様な生き方への寛容化」9.0%などが選ばれた。
「〇〇離れ」が進む上位5項目についてそれぞれ理由を集計したところ、「車離れ」「お酒離れ」は「収入の減少」がもっとも
多く、「新聞離れ」「読書離れ」では「インターネット・スマホの発達」、「結婚離れ」は「多様な生き方の寛容化」がもっとも
多い回答となった。また、「若者の〇〇離れ」を解決するには何をすればいいか、との問いには、さまざまな意見が寄せられた
ものの、全体的に「時代の変化を受け入れ、無理に解決する必要はないのではないか」との意見が多くみられた。

現在使われる「若者の○○離れ」という言葉は若者の意識の低さを糾弾するものではなく、
若者に○○が相手にされなくなっているという意味で使われているように思います。最も
多くの人が感じている「若者の○○離れ」である車について言えば、昔は若者の憧れの的
であった車に、かつてほどの魅力がなくなったという意味で語られることが多いようです。
シルビアに、プレリュード・・・これを語ると年代がバレてしまいます。
しかし、実態は、車が欲しくても買えない、もしくは、車はコストパフォーマンスが悪い
ということではないでしょうか。車は、維持するのにお金がかかります。自賠責、任意
保険、車検、消耗品、自動車税、重量税・・・乗らなくてもです。自宅に駐車場がない
のなら、駐車場代もかかります。乗れば、ガソリン代がかかりますし、遠くに行くときは
高速道路も使うでしょう。金欠の他、「若者のクルマ離れ」の原因には、若者の意識の
変化があることも確かでしょう。昔は借金して、カッコいいスポーツカーを買う若者が
少なくなかったのですが、今、そういう若者はカッコ悪い。節約家のほうがカッコいい!
しかし、本質的には、「若者の○○離れ」は、若者が貧乏だからでしょう。実のところ、
昔の若者が裕福だったわけではありません。しかし、今のような、将来の不安がありま
せんでした。なぜなら、「給料は上がっていく」と信じられていたからです。しかし、
今は、いつになっても高収入が見込めない環境にいる労働者が急増しました。
政府は、正規雇用と非正規間の不合理な待遇差の解消を目指して、「同一労働同一賃金」
の導入を勧めようとしています。しかし、若者にとっては、これも将来不安の材料になる
でしょう。同一労働同一賃金とは、仕事内容が同等の労働者には同じ賃金を支払わなけれ
ばならないということですから、同じ仕事内容ならば、何歳でも給料は同じです(高齢に
なって、若いころと同等の仕事ができなくなれば、給料は下がります)。つまり、給料が
上がるのは、定期昇給ではなく、ベースアップ分しかないということになります。ベース
アップがなければ、65歳まで(いや、定年は70歳になっているでしょう)、ずっと給料
は同じ。それなのに、生活必需品の価格や教育費は上昇を続けていくでしょう。さらに、
税金や社会保障費も大きな負担になってきます。残念ながら、「お金の若者離れ」は、
将来、「お金の総国民離れ」になっていくのです。





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2018_05_22


社会を覆う閉塞感は、勉強しない学歴男性と退屈な教育のせい・・・高橋大樹 (5月16日 アゴラ 言論プラットフォーム)
高等教育の無償化は女性の不利な立場を固定化させないか
内閣府は社会の閉塞感を打破する手段として、人工知能(AI)やロボットや自動走行車などの活用を挙げ、その目指す社会を
Society 5.0と呼んでいます。テクノロジーはうまく活用してほしいですが、この下図ではなにか新しそうなものを並べて
ごまかされかねないというか、そもそも閉塞感の原因についてはどう考えているのだろうと疑問に感じてしまうのは、私だけ
でしょうか。また内閣府はほかにも、高等教育の無償化と女性の活躍促進を政策としてかかげています。前者は格差の固定化
Society5とはの解消をねらいとするものですが、
むしろ格差や女性のこれまでの不利
な立場を固定化させてしまわない
でしょうか。『ライフシフト』の
リンダ・グラットンは、現状では
柔軟な働き方をする女性(とくに
子どもがいる女性)にとって就く
ことのむずかしい仕事に高給の職
が限られており、社会の中で男性
より重いペナルティが課されて
いると指摘しています。もし一般に
高給の職に就くのに有利な条件が
「学歴のある男性」で、高給の職に
就いている男性たちの知識や考え方
が社会を覆う空気に影響を与えて
いるとしたら、高等教育の無償化は女性がより生きやすい社会の実現に、はたしてプラスに働くでしょうか。男性たちが柔軟
な働き方の仕事を見下したり、家事や育児や生活の知恵を過小評価する固定観念をもっているとすれば、高等教育を受けた
ところで女性の不利な立場は変わらない恐れがあります。あるいは「高等教育を受けたアルバイト」などということで、逆に
扱いにくいと判断されるかもしれません。また不自由な勤務時間に耐え続けられる「学歴をもてる男性」が仮に増えたら、
女性の立場がさらに悪くなったりしないでしょうか。
高等教育は青年期を長びかせるが、仕事につながらない
教育と仕事の関係について、「20世紀の知的巨人」「未来学者」などと呼ばれたピーター・ドラッカーは、過去と現在・
未来との間にはすでに大きな変化(=断絶)が起きてしまっていると指摘しました(『断絶の時代』)。つまり、「勉強は
成人前にしかできないもの、仕事は経験によるもの」とみなし勉強と仕事を別世界にわけた過去から、「勉強は経験を積んだ
成人後のほうができる科目が多いもの、知識は仕事や生活に応用する基盤」として学校を社会と統合させる時代への変化
(=断絶)です。こう考えると、いままでの高等教育の弊害がみえてきます。まず「青年期の長期化」という問題です。
〝一八歳ないしは二〇歳まで学校にとどめておくことは、青年期の長期化を意味する。〟
〝青年期とは、その本質からして、自らの能力と社会的に要求される行動とが食い違う時期である。〟
〝青年期とは責任をもたされることへのおそれと、権力や機会から遠ざけられていることへの不満に満ちた時期である。〟
〝前途有望な若者の多くが、大人でもなく子供でもないという青年期なる煉獄に置かれている社会〟
〝引き延ばされた青年期は、社会にとっても、本人にとっても健全な状態ではない。〟
また、「勉強と仕事は別世界」とする考えのために、いくら勉強しても仕事につながらないことも問題でしょう。
〝教育が、経済的には何の役にも立たない贅沢と見られていたことは、一般高等教育のルーツを見ればわかる。それは労働
寿命の延長に応じて延長されてきただけだった。〟
〝今日の一般教養科目にしても、教育者の怠慢によって生き残った専門教育のなれの果てにすぎない。一般高等教育の
発展は、意図したものではなく成り行きのものだった。〟
〝今日では、学校はあらゆる者にとって成長の場とされるにいたった。しかし、もしそうであるならば、文法の教育は
生産的でないことはもちろん、適切でもない。〟
この「仕事は学校を終えた後のこと、仕事は経験だけ」とする教育観に立ち続けるかぎり、仕事の経験量だけでは不利な
女性にとっても意欲ある低所得者にとっても、高等教育は状況の改善に貢献しないと思います。(中略)
社会を覆う閉塞感を打破する方法
社会の閉塞感を打破する方法については、グラットンとドラッカーという新旧の経営思想家のあいだで、ある程度の意見の
一致がみられると思います。「人生100年時代」のグラットンは、「教育→仕事→引退」という古い3ステージの生き方に
別れをつげることを提唱しています。思っていたより20年も長く働く可能性の高い時代には、手もちのスキルや人脈だけで
活力を維持しつづけるのがほぼ不可能になるからです。ドラッカーは、学校教育を短縮し、学歴(職歴)偏重をやめ、成人
のための継続教育を発展させることを提唱していました。若者にとっては「行政学ではなくアメリカ研究」のような応用
科目の方が必要で、哲学や歴史などの一般的な教養科目は経験のある成人の教育としてこそ意味があるといいます。つまり、
とるべき道は「スペシャリストからゼネラリスト」だというのです。
〝継続教育こそ、真のゼネラリストを生み出す場である。そこにおいてこそ、全体すなわち総体を見、哲学し、意味を問う
ことができる。〟
それはナシーム・ニコラス・タレブが「実生活+蔵書」「膨大な蔵書を持つ遊び人」と呼ぶような、読書からの知識も
手がかりに生活や仕事をどんどん変えていく、発展させていける人のことを指すのだと思います。
〝知識とは、その本質からして革新し、追求し、疑問を呈し、変化をもたらすものだ〟
〝われわれは、学歴はないが有能で意欲ある者が通れるだけの風穴をあけておく必要がある。〟
学校教育を短縮し、学歴・職歴偏重をやめ、家庭や仕事での経験のある成人が何度も勉強できる継続教育の環境や機会を
充実させることにより、「これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会」を目指せるんじゃないかと思います。

「東大卒」の半分が失業する時代が来る  (5月16日 ダイヤモンド・オンライン)
(前略)実社会での人材を論じるとき、「求められる人材」という言葉と、「活躍する人材」という言葉を、明確に区別して
使わなければならない。前者は、人材市場でニーズがあり、職に就ける人材という意味であり、後者は、会社や組織、職場や
仕事において、リーダーシップを発揮できる人材という意味だからである。
そして、実社会において「活躍する人材」になるためには、次の「五つの能力」が求められる。
(1)「基礎的能力」(精神的な集中力と持続力)(2)「学歴的能力」(論理思考力と知識修得力)(3)「職業的能力」
(直観判断力と知的創造力)(4)「対人的能力」(コミュニケーション力とホスピタリティ力)(5)「組織的能力」
(マネジメント力とリーダーシップ力)

しかし、「東大卒」の人材は、これらのうち、最初の二つの「基礎的能力」と「学歴的能力」については、優れていることが
保証されているが、後の三つの「職業的能力」と「対人的能力」「組織的能力」については、優れていることは、全く保証
されていない。(中略)
人間が絶対にかなわない人工知能の能力
では、人間の能力に対する「人工知能の強み」とは、いったい何か。ここでは、「四つの強み」を述べておこう。
第一が、「圧倒的な集中力と持続力」だ。これは、改めて説明する必要はないだろう。コンピュータは、どれほど膨大な情報
でも、どれほど時間がかかっても、全く疲れを知らず、処理することができる。その意味で、人工知能との比較になった瞬間
に、人間の持つ集中力や持続力という「基礎的能力」は、勝負にならない。
第二が、「超高速の論理思考力」。このことについても、すでに多くの人々が、人工知能の強さを痛感しているだろう。すで
に、1997年の時点で、チェスの世界王者カスパロフが人工知能ディープ・ブルーに敗れ、チェスよりもゲームが複雑で難しい
と言われてきた将棋や囲碁も、それから20年を経ずして、最高の頭脳を持つプロが、人工知能に敗れている。このように、
もはや、人間の「論理思考力」は、人工知能には全くかなわない段階に入っている。そして、何よりも脅威と感じるべきは、
こうしたことが、ただチェスや将棋、囲碁といった世界だけでなく、日常のビジネスの世界でも、次々と起こっていることだ。
例えば、すでに2015年の段階で、欧米の先進的な法律事務所では、人工知能が、何百枚もの契約書の膨大な条項の中から、
見直すべき箇所を見つけている。これは、従来、若手弁護士たちの仕事だったものだ。いま、書店に行けば、「ロジカル・
シンキング」の本が数多く積まれており、「論理思考力」を鍛えることがプロフェッショナルになるために重要だと考える人
が多い。たしかに、仕事をするために、基本的な「論理思考」ができることは不可欠だが、ただ「論理思考」に強いだけでは、
その人材は、いずれ、人工知能に置き換わってしまうだろう。(中略)
「知識」が価値を失う時代
そして、人工知能の強みの第三は、「膨大な記憶力と検索力」だ。もともとコンピュータは、「データベース」や「ナレッジ
ベース」という言葉があるように、膨大なデータ(情報)やナレッジ(知識)を記憶しておき、それを瞬時に取り出すと
いう点では、人間がかなわない圧倒的な能力を持っている。そして、インターネット革命の結果、「ワールドワイドウェブ」
と呼ばれるように、ウェブの世界そのものが、世界中の情報や知識を記録している「巨大なアーカイブ(保管庫)」であり、
現在の超高速の検索技術を使えば、瞬時に、世界中に存在する情報や知識から必要なものを取り出してくることができるよう
になった。では、その結果、何が起こったか。「知識」が価値を失うようになった。こう述べると、読者は驚かれるかもしれ
ないが、それが現実である。(中略)情報革命が進むことによって生まれてくる「知識社会」は、実は、「知識が重要になる
社会」ではなく、「知識が価値を失う社会」に他ならない。そのため、これからは、「専門知識を憶えている」ということが
大きな人材価値にならない時代になっていく。そして、こうした大きな流れの中で、人工知能は、さらに高度な能力を発揮
するようになる。それは、「曖昧検索」「類推検索」「関連検索」とでも呼ぶべき能力だ。我々が、明確なキーワードで検索
を指定しなくとも、我々が人工知能と交わす対話の中の曖昧な言葉から、人工知能は、我々が必要としている知識を類推し、
関連する知識を検索してくれるようになる。分かりやすく言えば、「勘の良い秘書」のような能力を発揮するようになる。
従って、これからの時代には、我々が身につけた「学歴的能力」のもう一つの柱である「知識修得力」という能力、そして、
それに基づく「専門的知識」という能力も、極めて高度なレベルで人工知能によって置き換わっていく。さて、ここまで述べ
ただけで、読者は、これまで我々が身につけてきた「基礎的能力」(集中力と持続力)、さらには、「学歴的能力」(論理
思考力と知識修得力)の大半が、人工知能に置き換わってしまうことを理解し、強い危機感を覚えるだろう。(後略)

Society5におけるサイバー空間政府の説明によると、
Society 5.0とは
サイバー空間と
現実空間を高度に
融合させたシステム
により、経済発展と
社会的課題の解決を
両立する社会のこと。
なぜ、5.0なのかと
いえば、狩猟社会
(1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、情報社会(4.0)に続く、新たな社会
を指すものだからだそうです。ビッグデータにより人工知能(AI)がどんどん賢くなり、
新しい価値が創出され、社会が便利になることは、わたしたちにとって喜ばしいこと
です。しかし、良いことばかりではありません。特に、大きな問題になるのは、教育
と国家財政です。国家財政についていうと、企業への徴税がさらに難しくなることが
予想されます。メーカーやサービス業とは異なり、IT企業の場合、どこにあるのかさえ
よく分かりません。残念ながら、サイバー空間が国内だとは言えないのです。好きな
ところで税金を払えばいい状況において、税金の高い国で納税をする企業はいません。
つまり、日本の国家財政を健全化するには、消費税を上げることくらいしかないのです。
国が国民から金を巻き上げなければならない状況において、Society 5.0により、少子
高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されるとはとても思えません。
教育についてはさらに深刻な状況にあります。今までの情報社会では、人間が情報を
解析することで新しい価値が生まれてきました。これは、工業化社会におけるモノが、
情報化社会ではサービスに置き換わったといえるでしょう。しかし、Society 5.0では、
膨大なビッグデータをAIが解析し、その結果が人間にフィードバックされることで、
新たな価値が産業や社会にもたらされることになります。「人が要らなくなる」という
ことではありませんが、「必要とされる人」は今までのような教育を受けた秀才型では
なくなります。従来どおりの「記憶力」重視の教育を続けていくのなら、教育と仕事が
さらに乖離していくでしょう。つまり、いくら勉強しても、いや勉強すればするほど、
仕事のできない人間になっていくのです。勉強においては、失敗しないほうが優秀だ
とされます。しかし、これから必要とされる仕事は、失敗しないようにしようとすれば、
何をすればよいか分からないようなものばかりです。論理的に考えて成功できるような
ものではなく、失敗を重ねていくうちに、何か?を身につけていくしかありません。
そのような能力は、勉強だけでは絶対に無理です。自分が優秀だと自負している人間は、
失敗続きで先を見通せない状況が続けば、心が折れて、何もできなくなってしまうで
しょうね。





2018_05_20


アメフト日大関学大定期戦悪質反則は監督指示
日大アメフット選手退部決意

(5月16日 日刊スポーツ)
アメリカンフットボールで対外試合出場禁止処分を
受けた日大DLの選手が、退部の意向であることが
分かった。日大関係者が15日に明らかにした。
6日の関学大戦で、パスを投げ終えて無防備なQB
に背後からタックルするなど3度のラフプレーで
退場し、関東学生連盟から処分も騒動は拡大する
一方。責任を感じて決意したという。関係者は反則
が内田正人監督の指示だったとも明かした。内田
監督は連盟へ10日付で8月末まで現場指導の自粛を
申し入れていたことも判明した。日大関係者によると、
反則を犯した選手は家庭の事情で約1週間、練習を
休んでいたという。日大は厳しい指導で知られ、
チーム内競争も激しい。この選手は騒動後に辞退
したが、6月の中国での大学世界選手権の日本代表
にも選ばれていた。実力ある選手ながらも出場機会が
減っていて「精神的に追い込まれていた」と指摘した。
内田監督は試合前に関学大QBを負傷させる趣旨の
命令を選手にしていたともいう。実際に関学大戦後には「うちは力がないから、厳しくプレッシャーをかけている。あれぐらい
やっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と、指示を思わせるような発言もしていた。その後、関東学生連盟から
暫定的処分が下り、関学大は抗議文送付を会見で明らかにし、テレビでも大きく報道され、騒動の拡大が止まらない。そんな
状況に選手はさらに追い込まれ、責任を感じて「部をやめたい」と漏らしているという。内田監督は10日に厳重注意処分を
受けると、12日の関大戦からベンチ入りは自粛すると伝えていた。さらにリーグ戦開幕前の8月末まで現場指導を自粛する
ことも申し入れていた。春のオープン戦3試合は中止を申し入れられたが、チームは通常通り練習を続けている。この日も
選手たちは世田谷区のグラウンドで練習したが、問題について問われても一様に無言を貫いた。日大広報部は「大学側として
も調査中」としてコメントを控えた。

日大は全体練習行わず 悪質反則「監督の指示か」の問いにうなずく選手も  (5月17日 産経ニュース)
アメリカンフットボールの試合で、日大の選手が関学大の選手に悪質な反則行為をした問題で17日、東京都世田谷区にある
日大アメリカンフットボール部の練習グラウンドには多くの報道陣が詰めかけた。この日、日大は全体練習を行わず、午後4時
ごろからグラウンドに集まった部員らが個別練習を行った。午後6時ごろからは約1時間の全体ミーティングを開いた。問題に
ついて話しあっていたとみられる。部員の多くは、問題について問われると「何も言えない」などと言葉少なに立ち去った。
一部の選手が「反則行為は内田監督の指示によるものか」という報道陣の問いかけに、大きくうなずく場面もあった。また、
内田監督が自らの指示を否定していることを問うと、不満そうな表情を浮かべる選手もいた。

日大フェニックスの選手が関学のクォーターバック(QB)に背後から激しくタックルし、
怪我を負わせた今回の「事件」は、スポーツ界にとどまらず、大きな社会問題になって
います。個人的には、NFLしか見ていないので、日本のアメフトをほとんど知りません。
NFLと日本のアメフトはルールが多少違うので、間違いがありましたらご容赦ください。
問題のプレーについてですが、ラフィング・ザ・パサーで反則になったのでしょうか?
それともレイトヒット、いやレイト過ぎるので、アンネセサリー・ラフネスでしょうか?
既にプレーが終わっているので、アンスポーツマンライク・コンダクトでもあるでしょう。
いずれにしても、パーソナル・ファウル(怪我を招く危険な行為)になったはずです。
パーソナル・ファウルの場合、危険度が高かったり、悪質と判断された場合は、「退場」
の処分が科されます。今回のタックルはまさに、相手に怪我をさせるためだけの行為です
から、一発退場にすべきだったでしょう。
アメフトを見ている人は知っていると思いますが、ラフィング・ザ・パサーは比較的多い
反則です。特に、ファーストダウンまでの距離が残っていて、パスがほぼ確実なサード
ダウンでは、ディフェンスラインの選手はサックを狙ってQBに突進することもあります。
もっと積極的に、ディフェンスライン以外の選手がブリッツを仕掛けることもあります。
ボールを持っているQBにタックルするのは問題ありませんが、パスを明らかに投げ終えた
QBにタックルすることは禁止されており、パスを投げ終えたQBに勢いあまってタックル
してしまうことはNFLでもよくあります。故意でなくても、ラフィング・ザ・パサーの
反則になり、15ヤードの罰退になります(反則を受けた側は、ディクラインも可能)。
パス・インコンプリートでも攻撃チームにファーストダウンをあげることになりますから、
この反則は、反則を犯した側にとって「痛い」プレーになります。それを意図的にする
ことなど、通常はあり得ないことで、選手個人の判断だとは到底、考えられません。
守備側がインターセプトやファンブル・リカバーしてターンオーバーになれば、QBへの
ブロックは許容されますが、今回の場合、タックルをする前に、パス・インコンプリート
でボールデッドになっていたことは分かっていたはずです。
結論としては、今回、問題になっているプレーは、レイトヒットの範疇を越えたもので、
反則行為というよりは犯罪行為(傷害)と呼ぶべきだと思います。そして、個人の責任
だけでなく、チームとしての責任が問われます。トップが責任をとるのは当然のこと。
トップの人間が発する言い逃れの言葉なんか聞きたくない!






2018_05_18


ガザ衝突で負傷した人を運ぶパレスチナの人々流血のガザ、怒りの抗議=パレスチナ人「永遠に戦う」
(5月15日 時事ドットコム 時事通信社)
パレスチナは14日、在イスラエル米大使館のエルサレム移転に強く反発する
「怒りの日」と定められ、全土で抗議デモが吹き荒れた。イスラエル軍は銃撃
で対抗し、自治区ガザでは50人以上が死亡。3月末から続くデモで1日の
犠牲者としては最悪の事態になった。イスラエル軍が放つ催涙ガスが容赦なく
降り注ぐ中、負傷して流血したパレスチナ人が担架に乗せられて次々と運ばれた。イスラエル側は大規模な抗議行動
が暴徒化する事態に備え警戒を強化。治安部隊をほぼ倍増させて対応した。自治政府の議長府があるヨルダン川西岸
ラマラでも14日、中心部のアラファト広場にパレスチナ人住民が集結した。抗議に参加した自治政府職員リヤド・
ムカハルさん(52)は「われわれの土地を取り戻すため、戦いは永遠に続く」と語気を強めた。女性職員のサファ・
ドウェイクさん(39)は「私も子供たちもイスラエル人と平和に共存したい。国際社会は米国とイスラエルの違法行為
を止め、パレスチナを強く支持してほしい」と世界に向かって訴えた。イスラエル軍はこれまでに戦闘機を使った空爆で、
ガザを実効支配しているイスラム原理主義組織ハマスが掘削したとされるイスラエル領内への複数の地下トンネルを破壊
した。イスラエル軍は「ハマスは武装テロリストを使ってガザの境界突破を企てている。イスラエル領内で虐殺を計画して
いるが、それは許さない」と強調。国際社会から批判を浴びているデモ隊への実弾使用もいとわない強硬姿勢を貫いている。

イランの勢力拡大_三日月地帯イラン核合意 サウジなどが離脱示唆の米支持
(5月3日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
「シーア派三日月地帯」危険視するサウジなどの思惑
イラン核合意からの離脱と、イランへの経済制裁再発動を示唆するトランプ米
政権に対し、サウジアラビアやイスラエルが歓迎の姿勢を示している。背景
には、イスラム教シーア派大国イランの影響力拡大で形成された「シーア派
三日月地帯」を危険視するサウジなどの思惑がある。 「彼は中東のヒトラーだ」。
サウジのムハンマド皇太子は4月、米誌アトランティックのインタビューで
イラン最高指導者ハメネイ師をそう呼び、「(第二次大戦前の)1920~
30年代は誰もヒトラーを危険と認識していなかった。中東で同じことが
起きてほしくない」と話した。 イスラエルのネタニヤフ首相も度々、「イランは
中東征服を目指している」と述べ、警戒を隠さない。 こうした警戒感の背景には、中東地域でのイランの勢力拡大がある。
イランの隣国イラクでは2003年にスンニ派のフセイン政権が崩壊し、06年にシーア派主導政権が誕生。以後はイラン
と密接な関係を築く。シリア内戦でも、イランはシーア派に近いアラウィ派のアサド大統領を支援。イランの精鋭軍事組織・
革命防衛隊や民兵をシリアに派遣しているとされる。 またレバノンでは、シーア派組織ヒズボラ出身者が閣僚に登用され、
地位を固める。「レバノンでは、イランの影響力が軍にまで及んでいる」と分析する専門家もおり、イランからイラク、
シリアを経てレバノンに至る地域は「シーア派の弧」「シーア派三日月地帯」などと呼ばれる。 これに対しハメネイ師は
4月30日、「イスラム教徒同士を争わせるため、米国はサウジの経験不足な指導者をけしかけてイランを挑発している」
と、32歳のムハンマド皇太子を念頭に置いた発言をして、サウジと米国を非難した。

アメリカがイスラエル米大使館をエルサレムに移転したことで、パレスチナは猛反発。
しかし、紛争が起きても、パレスチナがイスラエルに封じ込められるだけに終わる
でしょう。なぜなら、アラブ諸国は統一した動きを見せられない状況が続いている
からです。ISが君臨していたときに「打倒IS」で保たれていたシリア国内の力
関係が、IS撤退後に崩れてしまいました。イランやロシアが支えるアサド政権が
優勢になり、サウジアラビアやアメリカが支援する反体制派は劣勢に立っています。
イランの攻勢に我慢ならないサウジアラビアは、トランプ政権、イスラエルに近づき、
なりふり構わぬ外交に傾倒しています。各国が懸念を表明しているアメリカのイラン
核合意離脱についても、サウジアラビアは歓迎の意を示しています。また、サルマン
国王の後継者のムハンマド皇太子がイスラエルの存在を容認したともとれる発言を
したことで、サウジアラビアはイスラエルとつながっているのではないかとの疑念
を生んでいます。サウジアラビアがアメリカに接近する理由は他にもあります。
サウジアラビアの国益にとって最も重要なのは、原油価格を上昇させること。イラン
と対立すればするほど、原油価格を上昇させる要因になります。アメリカにとっても、
原油価格の上昇はシェールガス・オイル採掘の採算性を改善させることになります。
シェールガス・オイル採掘に関わる労働者は、トランプさんを支持するでしょう。

2016年日本の原油輸入国さて、最近のアメリカの動きは、日本にとって
やっかいな状況になっています。サウジアラビア
とイランのどちらとも友好関係にある日本と
しては、難しい外交を迫られています。また、
もし、サウジアラビアとイランの緊張がさらに
高まれば、原油価格が一段と上昇し、国民の
生活を圧迫することになります。本格的な
戦闘状態になり、アメリカ、イスラエル、
サウジアラビアが一斉にイランを攻撃すること
になれば、ホルムズ海峡が閉鎖されるかもしれません。サウジアラビアは日本の最大の
原油輸入先で、イランは第4位の輸入先です。輸入先第2位のUAE、第3位のカタール、
第5位のクウェートもホルムズ海峡経由。ホルムズ海峡の閉鎖により、日本の石油9割弱
が調達できなくなってしまうのです。日本とアメリカの国益が一致していないことは
明白なのですが、日本が何を言っても、トランプさんは耳を傾けないでしょうね。





2018_05_16


これだけ労働時間を短くしても、日本人の疲れがとれない根本的原因 (4月26日 isMedia イズメディア)
わが国は「疲労大国」といわれています。過労死という言葉を聞くことは日常茶飯事ですし、筆者も所属している文部科学省
の疲労研究班が2004年に行った調査では、日本人のなんと60%が常になんらかの疲れを感じていることがわかりました。
ほとんど全ての大人が疲れているーー21世紀の日本はそんな国になってしまったのです。にもかかわらず、疲労のメカニズム
や正しい対処法は、あまり広く理解されていないことも事実です。そこで本連載では、最新の研究成果をもとに、「疲れとは、
日本人の疲れがとれない根本的原因そもそも何なのか」と「どうすれば、疲れを少しでも
取り除くことができるか」について、解説して
いきたいと思います。
日本人は、無理をして生きている
日本人の多くが疲れを感じているのは、なぜでしょうか。決して昔に比べてひ弱になったからでもなければ、かつての日本人
に特殊な能力があったからでもありません。最大の理由は、私たちが直面している「環境の変化」なのです。現代人には
慢性的に疲れを感じている人が多いと述べましたが、疲れの「度合い」には地域差があることがわかっています。ひとこと
で言えば、田舎に比べて都会で暮らす人は、より疲れを感じているのです。それはすなわち、都会人が「生きているだけで
無理をしている」ことを意味しています。現生人類の歴史はおよそ50万年と言われますが、人間の遺伝子は、その間ほとんど
変化していません。しかし、その一方で私たちを取り巻く環境は劇的に変化しました。特に18世紀に起きた産業革命以降、
文化文明は爆発的な発展を遂げましたが、50万年という長さに比べれば、この200年あまりはほんの一瞬に過ぎません。
ほとんど誤差の範囲と言ってもいいでしょう。私たちの肉体は太古の昔から比べて進化していないのに、私たちを取り巻く
環境のほうは劇的に変化した。これが最大の問題なのです。(後略)
自然な労働時間は「1日2時間」
「ホーム」と「アウェイ」という考え方も重要です。動物で言えば巣、人間ならば自宅などの「気を抜いて、疲れを癒やすこと
ができる環境」がホーム、逆に「緊張を強いられる環境」がアウェイと定義できます。通常、野生の動物の場合は、1日24時間
のうちホームで過ごす時間が22時間程度で、アウェイに出向くのはわずか2時間程度にすぎないと言われています。サバンナで
暮らすライオンを例に取れば、獲物を追いかける時はもちろんアウェイに出かけますが、それは長くても2時間ほど。それ以外
の時間は、自分の縄張りでのんびり寝て過ごしています。ホームの空間にいる間は、身の安全を確保する必要はありませんから、
疲れません。逆に言えば、ライオンが1日2時間しか出かけないのは、それ以上頑張ると疲れで身体を壊してしまう危険がある
からなのです。犬や猫を飼っている方はお分かりかもしれませんが、他の多くの動物も同じように暮らしています。ところが
現代人の多くは、24時間のうち10時間前後、勤め先などのアウェイで過ごしています。中には、睡眠以外のほとんどすべての
時間を外で過ごす人も珍しくありません。生き物として、これはかなり不自然な状態です。(中略)
疲れを感じるメカニズム
では、そもそもなぜ、人はアウェイの環境で長時間過ごすと疲れを感じるのでしょうか。それには「自律神経」のしくみが大きく
かかわっています。私たちは激しい運動をすると心拍数が上がり、呼吸が荒く大きくなります。体温の上昇を抑えるために、
汗もかきます。こうした身体の反応を、刻々と切れ目なくコントロールしているのが自律神経です。例えば身体を動かすと、自律
神経が処理しなければならないタスクが増えます。その結果、脳細胞の内部で活性酸素が発生します。すると、脳細胞は「酸化
ストレス」とよばれる状態に陥り、本来持っている自律神経の機能が充分に発揮できなくなっていきます。これが「脳疲労」と
呼ばれる状態です。このようなメカニズムで、私たちは「疲れた…」と自覚するのです。アウェイに身を置くと、人は自然と緊張
します。緊張の度合いが高まったとき、呼吸が速くなり心拍数が増すことは感覚的に理解できると思います。つまり「アウェイで
過ごす」ということは、それだけで激しい運動をした時と同じように、自律神経が多くのタスクをこなさければならない状態に
なるということです。ここで重要なのは、疲労の度合いは「時間×負荷」という計算式によって決まるということです。労働時間
が長いということは、それだけ自律神経を長時間酷使するということですから、疲労の大きさと密接に関係していることは言う
までもありません。たとえ肉体的には大きな負荷がかからないデスクワークだとしても、むしろ肉体労働より長時間、緊張と集中
を強いられることが多いでしょう。パソコンに張り付いて長時間同じ姿勢を続けるのは、それだけで大きなストレスとなります。
このような状態でも身体のバランスを保つために、自律神経が常に心拍や呼吸を微調整し続けているのです。(後略)

休日に旅行やスポーツでリフレッシュは勘違い「休日に旅行やスポーツでリフレッシュ」はとんでもない
勘違いだった 
(5月12日 isMedia イズメディア)

「疲れ」は「老化」に変わる
疲れの感じやすさには個人差があること、自律神経の機能は加齢とともにどんどん低下してゆくことはこれまで説明しましたとおり。
しかし、日頃の運動によって筋力の低下を遅らせることができるのと同じように、自律神経の機能低下を食い止めたり、維持したり
することは、決して不可能ではありません。今回は、「疲れをためない生活をする」具体的な方法について解説しましょう。
自律神経の機能を正常に維持するために最も心がけてほしいことは、自律神経を酷使しないこと、すり減らさないことに尽きます。
とはいえ、仕事や勉強を一切やめてしまうのも、現実的とはいえません。そこで有効なのが、少しでも「疲れた」と感じたら、
すみやかに休息を取ることです。多少疲れを感じても、そのときすぐに適度な休息を取り、疲れをリセットしてやれば、疲れが
蓄積することはありません。自律神経のダメージは蓄積してゆくものですから、一つ一つの疲れを最小限に食い止めることが重要
なのです。このメカニズムは、「日焼け」を例に考えればわかりやすいかもしれません。3日間、南の島に出かけて日焼けしたと
します。一時的に肌が傷み、皮がむける人もいるかもしれませんが、1週間もすれば、ほとんどの人がもとの状態に回復します。
ところが、その南の島に生まれてからずっと住んでいる農家の人の場合、一年中毎日のように日焼けしているので、肌が回復する
暇がありません。すると肌のダメージはリセットされることなく蓄積してゆき、しわが増え、やがて実年齢より老けて見えるように
なってしまいます。同じようなことが、私たちの脳の中でも起きています。自律神経が酷使され、細胞がダメージを負っても、ある
程度は回復できますが、蓄積されたダメージによって細胞が死んでゆく状態ーーつまり「疲れ」が「老化」に転化してしまうと、
もはや回復できなくなってしまうのです。言い換えれば、「疲労を放置していると早く老ける」ということです。疲労も老化も
「酸化ストレス」が原因という点では同じメカニズムですから、疲れが長年にわたって蓄積されている人ほど、早死にのリスク
や認知症になるリスクなどが高まります。「疲労」が「老化」に変わり、取り返しがつかない状態にならないためにも、疲れを
感じたら必ず休息をとりましょう。平日は無理をして、土日に寝だめする、といった生活はご法度です。疲れをため込まない
ことが、何より重要なのです。
自覚するのは難しい
さて、「疲れたら休む」ことの重要性はおわかりいただけたでしょうが、ひとつ厄介な問題があります。疲れを自覚しにくい状況に
置かれている人や、もともと体質的に疲れを感じにくい人はどうするのか、ということです。何らかのタスクをこなした結果、
「自分はいま、疲れているな」という自覚を持つかどうかは、そのタスクに感じている意欲の大きさと逆相関しやすいことがわか
っています。仕事で結果が出なかったときや、周囲や世間が成果を認めてくれなかったときは、どっと疲れが出るのに、結果が出た
ときは全然疲れを感じない、というようなことは、きっとビジネスマンなら多くの人が経験しているはずです。また、日頃から
「仕事が生きがい」と考えている人や、仕事に対する意欲が高すぎる人の場合は、自分の疲れをきわめて自覚しづらい状況にあると
いえるでしょう。逆に言えば、「疲れているな」という自覚があるかどうかによって、自分の本当の疲れの状態を判断するのは
非常に難しいということでもあります。人が明確に意識できる疲れは全体のごく一部であり、いわば「氷山の一角」なのです。
では、「本当は、自分はどのくらい疲れているのか」をどうやって知ればいいのでしょうか。前回登場した「脈波」の計測器で
調べれば一目瞭然ですが、脈波計測器はまだそれほど普及していません。カギとなるのは、普段の生活の中で無意識に感じている
「衝動」や、思わずしてしまう「行動」です。例えば、いつもはオフィスのあるフロアまで階段を使っているのに、今日はなんと
なくエレベーターを使った。いつもは駅まで歩いているのに、なんとなくバスに乗ってしまった。帰宅して、お風呂に入るのが
なんとなく面倒くさかった。無性に甘いものが食べたくなり、お菓子を買ってしまった……。
このように、知らず知らずのうちに普段と違う行動をしているときは、「隠れ疲労」がたまってきていることを疑ってください。
楽しいはずのデートなのに、今日はちょっと行くのが面倒くさいな、と感じる時などは、かなり疲れがたまっているとみて間違い
ありません。特段疲れているという意識はなくても、なぜかいつもと違う行動をしたり、衝動が起きたりする背景には、疲れが
潜んでいる可能性が高いと言えます。このような無意識の衝動は、意識に表れてくる疲労よりも正直です。なぜなら、そもそも
衝動とは、身体が無意識に発しているシグナルが集積されたものだからです。(中略)疲労回復やリフレッシュといえば、旅行や
温泉を思い浮かべる方も多いかもしれません。たしかに、温泉にゆっくり浸かることには一定の効果があります。ただ、これも
自律神経を休める上では必ずしもいいことばかりとはいえません。特に、わざわざ遠方の温泉宿まで自動車を運転して出かける
のは、脳が休まるどころか逆に疲れるだけです。人間の脳は、外部情報の90%を視覚から入手しています。ドライブ中は周囲の
車の動きなどに絶えず注意を払わなければならず、脳に伝達される情報量が激増します。当然ながら脳に多くの負担がかかり、
疲労につながってしまうのです。(中略)旅行先で興奮してなかなか寝付けないのも、決して楽しいからではなく、「知らない場所
で寝る」ことには動物として大きなリスクが伴うからにほかなりません。そのほか、強い紫外線も自律神経には大敵となります。
極論に聞こえるかもしれませんが、究極的には「家でゴロゴロする」ことが、疲労回復にはなにより効果的というわけです。


上の引用記事に書かれているとおり、何かをしたあとで、「自分はいま、疲れているな」
とすぐに自覚することは困難です。仕事への意欲が高すぎる人の場合は、なおさらでしょう。
限度を超えなければ「疲れ」を感じることができないというのは、疲れを感じたときには、
相当疲れている状況にあるということであり、十分な休息が必要です。特に最悪なのが、
長時間労働でストレスを溜めることです。これはバブルパンチで心身を蝕みます。
疲れ切った状態で、週末、旅行に行ったりすれば、さらに疲れが増すだけでしょう。
日本では、憲法は個人の尊重を基本原理とし、人間らしい生活を保障するものであり、
政治権力がこの基本原理を逸脱することは憲法によって禁止されている・・・立憲主義
を唱える人は、憲法が政治権力の横暴を抑えることで、日本は「まっとうな」国になる
と訴えていますが、憲法はそれほど素晴らしいものなのでしょうか。例えば、政権を批判

長時間労働とストレスの関係すれば生命の危機に晒されるロシアでは、
残業しなければならなくなった場合、
代休がもらえるか金銭上の保証があって、
そのような監督は綿密に行われており、
例外はあるものの、全体として残業は
奨励されていないとか・・・
一方、日本では建前と実態が完全に乖離。
当然ながら、日本でも休暇の権利はある。
しかし、サービス残業はなくなりませんし、
休みにくい雰囲気が改善されていない職場
も多いのではないのでしょうか。休暇は
あるものの、現実には定期的な残業により自由に休暇をとることはできず、そのことが、
心臓疾患やうつ、さらには自殺を生んでいるのです。
「形式」と「実態」が乖離しやすい日本では、実態がともなわない文言にこだわっても
無意味であり、立憲主義で日本を「まっとうな」国にすることなど、できないのです。
労働時間を厳しく規制したら、休日、職場に入れなくなって、近くの喫茶店で会議・・・
といったことになりかねません。こんなことなら、堂々と休日に職場で働かせてもらった
ほうがいいですよね。「形式」が「実態」をさらに悪化させるのが日本の現実だと言えます。
野党批判に聞こえたかもしれませんが、今の「働き方改革」にも当てはまることです。





2018_05_14


無用になった銀行が消えた後に残る必要なもの (5月10日 Yahoo!ニュース)
銀行の果たしてきた社会的機能は銀行でなくとも供給できる、むしろ銀行でないほうが効率的に提供され得る、そういう可能性
が急速に現実味を帯びてきて、銀行の存在意義が揺らぐなか、改めて銀行とは何か、銀行でなくてはならない必然性はどこに
あるのかが問われなくてはなりません。問うて、その答えがみつからないなら、銀行は消滅するしかありませんが、さて、銀行
は存続し得るのか。(中略)経済の成熟化に伴って蓄積が進めば、不足している資本を補うことよりも、蓄積された資本の稼働
を効率化させることのほうが重要な課題になる、これが現在の金融行政の課題なのであって、その要諦は、金融の主体を銀行
から資本市場に移転させること、別言すれば間接金融から直接金融へ転換させることにつきます。 つまり、国民貯蓄の産業界
への還流方式は、資金不足の成長期においては、銀行の預金に吸収して信用創造機能により増幅させてから融資する形態だった
のに対して、資金が過剰気味となる成熟期においては、信用創造が不要になるため、資本市場における社債や株式の発行を投資
信託等で吸収することになるのです。 また、成熟期においては、産業界に高度に蓄積された資本の効率的稼働を促すことが必要
であり、ガバナンス改革が必須の要件になりますが、そのためにも金融は資本市場化されなければならないのです。なぜかとい
うと、銀行と企業の関係は密室のなかの私的なものですから、ガバナンス改革への圧力が機能しにくいのに対して、資本市場に
金融の舞台を移せば、ガバナンスが経営を左右する、つまり、ガバナンスの悪い会社は資金調達ができずに淘汰され、ガバナンス
のいい会社は有利な資金調達により更に成長していくことを通じて、産業界全体のガバナンスがよくなると期待されるからです。
預金の運命
こうして、少なくとも、国民貯蓄の受け皿としての預金は消滅に向かうでしょう。もちろん、預金には決済機能がありますから、
預金の貯蓄機能が消滅しても決済機能は残るという可能性はあります。しかしながら、まさに、ここが問題で、技術革新によって
決済手段としての預金に替わるものが登場してきた以上、そして、その新手法のほうが効率性の面で預金に優越する可能性が
ある以上、決済機能としての預金も消滅に向かわざるを得ないと予想されます。 ただし、極めて小さな機能に縮小されても、
預金は残ると思われます。それは、どのような決済手段が使われようとも、法定通貨がなくならない以上、通貨と決済手段と
の交換を行う必要性は残るわけで、それは預金を舞台にするほかないと想像されるからです。また、同様に、いかに貯蓄形態が
多様化しようとも、貯蓄は消費されることが前提である以上、貯蓄を取り崩す舞台が必要なわけで、それも預金になると思われ
ます。 この最後に残る預金機能は、機能としては小さくても資金循環の結節点となる極めて重要なものですし、預金滞留資金
というのは、いわば市場の流動性であって、日本国全体としてみれば必ずしも小さな金額になるとは限らないものです。また、
預金は銀行の高度に規制された自己資本によって保護されていることも重要であって、これは決済手法の制度設計の問題です
けれども、どこかで安全性の保証が必要であることを考えると、そこに銀行の重要な役割が残るのかもしれません。
資本市場の高度化
では、銀行の融資も消滅するのでしょうか。実は、融資は銀行でなくともできます。加えて、技術革新は多方面で飛躍的に進展
していて、銀行による融資の必要性を低下させているのです。 例えば、現在の技術では、個人向けのローンを銀行が提供する
必要は全くありません。いわゆるノンバンクが資本市場から資金を調達してローンを供与すればよく、その調達方法は、米国
などの例では、ローン債権の証券化によっています。また、真の顧客の利便性を考えれば、例えば、住宅ローン事業は住宅仲介
業者が行ったほうがいい面もあり、ならば住宅仲介業者が資本市場からの資金調達を行えばいいということです。 こうして、
個人向けローンに限らず、様々な資本市場の技術を使うことで、幅広い企業や個人に対して、資本市場の間接的利用が可能に
なっているのです。また、資本市場は株式の取引所に代表されるような公開資本市場だけではありません。参加者が特定されて
いるプライベートな市場も急速に拡大しています。もはや、資本市場は多くの企業や個人に開かれた利便性の高いものなのです。
もちろん、日本の資本市場機能の現状は、米国に比較したときには、著しく見劣りがするのですが、故に、そこに日本の金融の
進化の道筋と発展の大きな可能性がみえるのです。(後略)増えすぎた預金によって銀行間の貸し出し競争が激化し、金利の
値下げ圧力が強まっているのだ。メガバンクの幹部は、苦しい現状を明かす。
「情報や戦略など付加価値が提供できなければ、法人のお客様との取引は続きません。わずかな利ザヤですが、それすら
コンサルタント料の対価だと考えています」
証券会社や証券取引所を経由せずに、企業が仮想通貨で直接資金調達するICO(Initial Coin Offering)もすでに始まっている。
ブロックチェーンの力で、誰もが銀行を経由せずにインターネット上で簡単に資金の貸し借りができる時代がくる可能性すらある
のだ。フィンテックの進展で中小企業や個人向けの融資、決済業務は、これまで以上にネットやスマホ経由に切り替わり、銀行
店舗の必要性は一段と薄れていくだろう。信用力の高い大企業は、市場から株式で直接資金調達できるので、「いざという時の
ための銀行」という日本的な間接金融の慣行は、早晩、崩れ去るだろう。従来の間接金融の仕組みで利益を確保できるのは、
一部の中堅企業向けに限られるのではないか。それも高度なコンサルティング力による付加価値の提供が不可欠となろう。さらに
従来の銀行業務をそのまま代替しかねないブロックチェーンの破壊力は計り知れない。中央集権的なシステムの集積である
銀行が、分散的な仕組みであるブロックチェーンを取り込むには困難が伴うだろう。いずれにせよ、日本の銀行は、膨れ上がった
人員、資産(店舗・システム)、預金の3つの過剰という膿を出しきり、小規模でも新たな環境で稼ぐ力を鍛えなければならない。
銀行の生き残りは、そこに懸っている。3.2万人超というメガバンクの人員削減計画も、ほんの序章に過ぎないのだ。

就活生の「銀行離れ」に歯止めがかかりそうにない真の理由 (3月2日 ダイヤモンド・オンライン)
(前略)就活生にとっての銀行人気神話の前提を振り返ってみると、他業界に比べて圧倒的に高年収が保証されているという
イメージが強かった。一方で、神経を擦り減らし人間性が削られていくというマイナス面とのバランスを比べながら、それでも
エリートである銀行員に学生たちが憧れるというのが、これまでのステレオタイプな説明であった。念のために補足説明して
おくと、入行してみればわかる通り、銀行は金貸しである。特に法人顧客の場合、銀行がお金を貸してくれるかどうか次第で、
企業は天と地ほどの格差を味わう。金にまつわる仕事はきれいごとではない。銀行員の仕事は多くの恨みつらみを背負いながら
のものになる。さらに日常では、プライベートを含めて羽目を外すこともよしとされないから、ストレスは溜まり、どうやって
も神経はすり減っていく。そのデメリットがわかっていても、社会的地位が高い銀行の仕事は、過去数十年にわたって、学生
の人気業種トップだったのである。では、なぜこの1年で急激に銀行のランクが落ちたのか。わかりやすいきっかけは、昨年
メガバンク三行がそれぞれの形で表明した大規模なリストラ予告だった。それぞれターゲット時期は異なるため、規模も異なる
が、三井住友フィナンシャルグループでは2021年までに4000人分の業務量を削減。三菱UFJフィナンシャル・グループは
2024年までに9500人分の業務量を削減するという。さらにみずほフィナンシャルグループでは、2027年までの10年間に1万
9000人の従業員を削減すると発表している。(中略)銀行も広告代理店も、すでに給料の高さ、社会的ステイタスの高さと
いった神話が崩れているのだ。時代が変わり、学生の価値感が変わったから銀行の人気が下がったのではなく、銀行の給料では
もうワリに合わない時代がきたことを、学生たちは理解しているわけだ。その意味で、銀行の人気ランキング首位陥落はまだ
序章であると私は読んでいる。この先、フィンテックやロボティック・プロセス・オートメーションといった人工知能の発展に
伴い、より誰にでもわかる形で順位を下げていくだろう。


2019年卒就職人気企業ランキング銀行無用論まで飛び出す現況において、銀行員が
何をすればよいのか、皆目見当もつきませんけど、
銀行経営で何をすべきかは明確です。そうです、
リストラしかありません。しかも、大規模にして
早急にやることです。採算の合わない支店は閉鎖
していくしかないでしょう。早めの対策を打たない
銀行は、そう遠くない将来、消えてしまうことに
なりそうです。リストラを終えて、スリムになった
銀行は、新しいビジネスモデルを見つけなければ
なりません。それが見つけられないのなら、さらに
リストラを進めることになるでしょう。将来、いつ
リストラされるか分からない企業に入りたいと思う

銀行利ざや中央値推移人は多くはいませんので、就活生が銀行を敬遠する
ようになったのは当然のことなのです。
これからの銀行が真に必要としている人材は、経営
感覚が優れていて企業にアドバイスできるような人
や、金融にも詳しいITの専門家などなのですが、
銀行はそのような人たちを行員として、育てていま
せん。結局のところ銀行は利ざやで儲けるしかないのであれば、銀行の数も、銀行員の数
も明らかに過剰状態なのです。地方の銀行がどんどん消滅していくことになれば、地方の
経済はさらに冷え込むことなりそうです。




2018_05_12


中高年世代の引きこもり、初の実態調査へ 内閣府 (5月8日 朝日新聞デジタル)
職場や学校に行かず長期間自宅に閉じこもる「引きこもり」について、内閣府は中高年世代を対象とした初の実態調査を行う
ことを決めた。今年秋ごろ、40歳から60歳前後までの約5千人とその家族に、引きこもりの原因や期間などを尋ねる訪問
調査を実施する。引きこもりが長期化して本人が高年齢化するとともに、親も高齢で働けなくなって困窮する問題などが指摘
されており、若者を対象とした従来の調査では実態把握が不十分と判断した。内閣府は2010年と15年、15~39歳を
対象に引きこもりの実態調査を実施。15年調査で人数は約54万1千人(推計値)と10年の約69万6千人(同)から
減ったものの、引きこもりの期間は「7年以上」と答えた人が34・7%と、10年の16・9%から倍増していた。

中高年化する就職氷河期世代の厳しい現実 (5月7日 nippon.com ニッポンドットコム)
1990年代後半から2000年代前半の深刻な不況期に社会に出た「就職氷河期世代」が、40歳前後の“働き盛り”に差し掛かった。
この世代は、今も賃金、処遇ともに不遇なまま。このまま中高年化する前に、総合的な対策に向けた議論が早急に必要だ。
40から44歳の実質賃金の推移正社員になる機会は新卒時:日本特有の雇用システム
春、東京の地下鉄に乗っていると、季節の風物詩とでもいえるような
光景を目にする。真新しいスーツを着て、真剣にスマートフォンや
何かの資料を見つめている若者たちの姿だ。それは3月に学校を一斉に
卒業し、4月から会社で働き始めた入社一年目の若者だったりもする。
だが、もっと初々しいのは、来年の入社を目指して就職活動に懸命に
取り組んでいる現役の大学生たちである。彼らが来ているスーツを
日本では「リクルート・スーツ」という。色やデザインに目立った
自己主張はない。自分が扱いやすい人間であるのを会社に証明するか
のようである。大学生が熱心かつ従順に就職活動に取り組むのには
理由がある。卒業後の最初の就職がどうなるかによって、その後の
就職氷河期世代の就業状態人生は大きく左右されることが、よく知られているからだ。背景には、
日本特有の雇用システムがある。日本の企業は、学校卒業直後の若者
を正社員として採用し、(特に男性について)長期に渡って育て上げ
るのが一般的と考えられてきた。会社に手厚く育てられた正社員の
男性は、社内でのスキルアップに応じて収入も増える年功的な賃金
を享受することができた。ただ言い換えればそれは、新卒社員のため
に会社が用意したレールに乗れなかった人々には深刻な境遇が待って
いることを意味する。正社員になる機会が新卒時に集中するため、その
チャンスを逃せば、その後に正社員になるのは容易でなく、仕事も生活
も困難が続くことになる。この点、昨今の人手不足が続く状況で就職
活動を行っている学生は、本当にラッキーだ。就職活動に多少の緊張
こそ覚えるものの、大量の求人が出ているため、思いがけず複数の会社
年齢階層別のニートの推移から就職内定を得られたりする。夏にはリクル―トスーツをほとんどが
脱ぎ捨て、学生最後の夏休みをエンジョイすることになるだろう。
しかしほんの10数年前は、人手不足とは正反対の状況に置かれた若者
たちが大多数だった。不況で求人は限られ、どんなに就職活動をしても
一社も内定が決まらない。働くことを諦め、就職活動をやめてしまう
若者もいた。辛うじて採用が決まっても、不本意な就職先だったため、
すぐに会社を辞めてしまう若者も多かった。1990年代後半から2000年
代前半の、日本経済が失われた10年と呼ばれた深刻な不況期に学校を
卒業し、働くことに困難を極めた若者たちは「就職氷河期世代」と
呼ばれた。就職氷河期世代も、今や30代後半から40代半ばの年齢に
                   差しかかる。そして彼らは、現在もきわめて深刻な状況に置かれ続けている。(後略)

就職氷河期はバブル崩壊後の出来事ですが、1990年の株価暴落後、すぐに就職氷河期に
なったわけではありません。本格的な就職難になったのは、大手金融機関が相次いで破綻
したことで急速に景気が冷え込んだ1998年からです。2005年までは本当の氷河期でした。
ちょうど今、アラフォーの人たちです。この時期、新卒で就職できなかった人、非正規に
なった人が非常に多かった。正社員になれた人でも、自分の望んだ業界や職種に就職した
人は少なかったでしょう。就職できなかった人は、キャリアがないまま年齢を重ねていき
ます。年をとればとるほど条件は厳しくなっていき、アラフォーになった今でも、仕事に
就けていない人が大勢いるのです。一時的に非正規労働などをしていたとしても、低賃金
で長時間働らかされて、燃え尽きてしまった人も少なくないでしょう。氷河期世代には
多くの貧困層が存在し、国内消費が伸びない原因になっています。今は人手不足になって
おり、外国人労働者をもっと受け入れるべきだとか、高齢者にもっと働いてもらうべきだ
とか言いますが、アラフォー世代には、能力を発揮できていない人が多くいるはずです。
「ひきこもり」の中心世代は、20代よりもむしろアラフォー世代なのに、なぜか政府は
見て見ぬふり。「一億総活躍」を掲げるなら、政府は、この事実を深刻に受け止め、お金
をかけてでも対策を打ちだすべきです。この人たちが生活保護を必要とするようになる前
に、活躍できる場を提供してあげるべきなのです。長期職業訓練がダメだとは言いません
が、企業が訓練生を採用しなければ、この世代の人間が、さらなる仕打ちを受けること
にもなりかねません。雇用助成金では問題は解決しません。国が、本気になって、企業
の求める人材を、人手不足の職場に送り込まなければならないでしょう。
これこそが、働き方改革!
アラフォー世代にしっかり稼いでもらって、国内消費を喚起し、高齢者を支えていく方策
を早急に考えなければ、日本の社会保障はさらに厳しい状況に追い込まれるでしょう。





2018_05_10


新潟 登山の父と6歳長男遭難か 30人態勢で捜索 (5月7日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
5日下山予定
6日午後6時ごろ、新潟県阿賀野市の赤安(あかやす)山(582メートル)と扇山(524メートル)に登山に行っていた
新潟市北区早通南3の会社員、渋谷甲哉(こうや)さん(37)と、小学1年の長男空(そら)さん(6)が戻らないと家族
から県警阿賀野署に届け出があった。2人は5日に下山する予定だった。県警は2人が遭難したとみて、消防などと7日午前
5時半ごろから30人態勢で捜索を始めた。 阿賀野署によると、2人は5日午後2時ごろ山に入った。同4時ごろに渋谷さん
から「道に迷ったのでビバーク(野営)する」と渋谷さんの父親に電話があった。翌6日朝に「これから下山する」と再び
電話があったが、その後連絡が取れなくなった。携帯電話は通話ができない状態になっているという。 二つの山は家族連れ
などが多く訪れ、登山用のコースが整備されている。 一方、山梨、埼玉両県と東京都にまたがる雲取(くもとり)山
(2017メートル)でも6日早朝に登山に向かった山梨県内の70代男性2人が道に迷って遭難した。山梨県警が7日早朝
から捜索を始め、午前9時ごろ下山してきた2人を確認した。2人にけがはなく、山中で野宿して過ごしたという。

赤石岳で26歳男性遭難か…「道を間違えた」 (5月7日 読売新聞 YOMIURI ONLINE)
静岡市葵区田代の赤石岳(3120メートル)に登山していた大阪府枚方市、男性(26)と連絡が取れなくなり、静岡
県警は遭難した恐れがあるとみて、7日朝、山岳遭難救助隊を派遣した。静岡中央署の発表によると、男性は3日から
3泊4日で、赤石岳に一人で出かけており、6日夜に母(55)が110番した。6日午前7時頃、他の登山者がこの
男性らしき男性を目撃したといい、男性は「道を間違えたから予定とは違う小屋で泊まった」などと話していたという。

遭難 神室山で不明の女性、6日ぶり発見「道に迷った」 (5月6日 毎日新聞のニュース・情報サイト)
山形県警新庄署は5日、山形と秋田の県境にまたがる神室山(1365メートル)に、先月29日から登山に出掛けたまま
連絡が取れなくなっていた仙台市宮城野区田子、会社員、大泉ゆう子さん(47)を発見したと発表した。大泉さんは命に
別条はない。 同署によると、5日朝から神室山南西部を捜索していた警察官らが、標高約1000メートルの登山道近く
の岩陰にいた大泉さんを見つけ、救助した。大泉さんは下山途中「道に迷った」と話しているという。備えていた食料で
しのいでいたとみられる。大泉さんは下山予定だった先月30日に戻らず、今月1日に大泉さんの母親が宮城県警仙台東署
に届け出た。連絡を受けた新庄署などが捜索していた。

本谷ルートから見上げる御在所ロープウェイ登ってきました)御在所山・本谷ルート
厳しい岩登り
 
(4月20日 朝日新聞デジタル)
標高1212m しんどさ★★★☆(三重県菰野町)
岩登りのトレーニングとして4月上旬の日曜、前夜
の新雪が残るなか、御在所山(ございしょやま)の
一ノ谷本沢を登った。通称「本谷(ほんだに)ルート」。
日本山岳会東海支部の登山学校中級班で、指導員
2人、生徒5人の山行だった。御在所山は三重県側
からは厳しい登山道が多い。表道、中道、裏道、
一ノ谷新道、武平峠道がある。本谷ルートは一般
御在所本谷ルート図登山道ではなく、さらに難しいバリエーションルート。
「本谷を登れれば剱岳(つるぎだけ)も登れる」と
言われる上級ルートだ。そのため、昨年7月開校の
日本山岳会初の登山学校も、第1期はこのルートを
終盤で登った。月1回の山行を重ね、講座でロープ
の結び方や、体を確保する簡易ハーネスの着け方など
を学んできた。登る前からいつも以上に緊張していた。
                     (後略)


沢沿いに登る本谷ルート。印を辿って進んだつもりでしたが、案の定、道を間違えて。
急斜面を無理によじ登っているので、道を間違えたと分かっても、戻るのも危険。
沢沿いに登るルートでは、尾根にたどりつく前に最大の急斜面が待っています。
沢沿いの道でルートを間違えるのは・・・とっても危険です!
つまり、一般の登山道で道に迷っても、下山しようとして沢に降りてはいけません。








2018_05_08


なぜドイツ人は平気で長期休暇をとれるのか (5月4日 東洋経済オンライン)
長期の休暇がごく普通のドイツから見ると、ゴールデンウイークの「黄金」もそれほど輝いていないかもしれない。そんな
ドイツの休暇事情は日本の経済に力があった頃から、「働きすぎる日本人」に対して、理想のモデルとして紹介されることが
あった。だが、当時の日本では長時間労働を気にするよりも、年功序列や終身雇用といった日本型経営の優位性を評価する声
のほうが目立っていた。時代は変わって、昨今は過労死などの「ブラック」な実情が浮き彫りになり、「働き方改革」が急務
となっている。日本人がうらやむドイツの休暇事情は法律や制度など、さまざまな角度から説明されてきたが、単にシステム
が優れているという理解では十分ではないだろう。ドイツの長期休暇は多岐にわたる要素との連関のなかで成り立っている
ためだ。今回は休暇の権利が成立してきた歴史に着目しつつ、仕事と休暇を並列に考える発想がどのように出てきたかに
焦点を当てて考えてみたい。
長期休暇の法律は1963年から
今日の長期休暇を規定しているのは、1963年に施行された連邦休暇法だ。最低限24日の年休を設定することになっていて、
多くの企業は30日の有給休暇を規定している。ちなみにEU加盟国に対して達成を求める「EU指令」では4週間の年次有給
休暇が明記されている(EU労働時間指令、1993年)。一方、日本では労働基準法により継続勤務年数が6.5年以上の者に
対しては20日付与することが義務づけられている(6.5年未満は継続勤務年数により変動)。ただ、厚生労働省「平成 29 年
就労条件総合調査の概況」によると、日本の全業種での取得率平均は49.4%で、年間10日弱しか有休を取っていないこと
になる。休暇は働く側の「権利」だが、それ以上になくてはならないものだ。たとえば2006年に年金制度等の危機を受け、
「バカンスを控えて老後のために貯蓄をしてみては」という趣旨の発言をした政治家がいた。が、反発が大きかったのは
言うまでもない。さらに休暇は身近なものである。ちょっとした立ち話でも「今年はどこへ行くのか?」といったことが
話題になる。また学校は夏休み・冬休み以外に、カーニバルやイースターなどの時期に1~2週間ほど休みになるが、
このとき大人も休暇を取ることが多い。こういう時期のアポイントメントを入れるときなどは、「休暇を取っていますか? 
それとも出社していますか?」といったふうに確認することもよくある。そんな具合なのでイースターなどの時期は、
明らかに社会そのものがゆっくりした感じになる。(中略)
かつて「しがらみ」には、先輩・上司の親心や温情といった制度化できない「あたたかさ」が働くことも多かった。そのため
残業時でも小さな休息があり、意外に職場は安心感のある「共同体」だった。これが長時間労働が現在のように社会問題化
してこなかったひとつの理由ではないか。ところが経済環境の悪化により、この「あたたかさ」は機能しにくくなってきて
いる。こういう理解にたてば、今の時代こそ長期休暇が働く人の心身の健康に必要なものであるという認識が広まり、有休
取得促進の議論も進むように思う。日本では休暇を経済効果から見る向きも強いが、それだけでは不十分といえるだろう。

アドレナリンはストレスに反応して分泌される?その理由と仕組みについて徹底解説致します!
(アドレナリンとノルアドレナリン.com)
アドレナリンとは?
アドレナリンとは、前駆体であるノルアドレナリンなどが交感神経に作用し、交感神経が優位になった時に副腎髄質から分泌
されるホルモンの1つです。交感神経は興奮した時や、緊張した時に活性化しますので、アドレナリンは面接などの緊張する
場面、スポーツ試合中などの興奮する場面で分泌されるホルモンということです。また、私たちの体には「自律神経」という
ものがあり、大まかに分けると「副交感神経」と「交感神経」の2つに分けられます。今説明したように、交感神経は緊張した
場面や興奮するような場面で活性化します。逆に副交感神経は家にいる時や、マッサージを受けている時などリラックスする
ような場面で活性化します。緊張しながら、リラックスはできないのでこの2つの神経が同時に活性化することはありません。
基本的に私たちが生きている間はこの2つのどちらかの神経が優位になっている状態です。(中略)
アドレナリンの分泌は仕事で成果を出すのに効果的
売り上げや成果を求められる仕事では、仕事そのものがストレスですよね。しかし、そのストレスに負けてしまっていては成果
を出すことはできません。ストレスに打ち勝って成果を出すためにはアドレナリンの分泌が必要です。この時、「疲れたな…」
「帰りたい…」なんてネガティブな感情に引っ張られないようにしましょう。アドレナリンには不安、恐怖、イライラ、緊張など
のネガティブな感情を増幅させる作用があります。できるだけポジティブな感情を持つようにしましょう。仕事でアドレナリン
を分泌させて良い方向に持っていくためには「目標を達成するために頑張る」「自分自身のために頑張る」などのポジティブな
感情が重要です。
アドレナリンの分泌は短時間で終わる?
アドレナリンの本来の働きは「生命の危機」を回避することにあります。なので、アドレナリンの分泌はあまり長く持ちません。
長くても2時間程度だと言われています。アドレナリンには天敵から襲われて怪我をしても、逃げ切ることができるように鎮痛
作用がありますが、それも2時間程度で終わってしまいます。ラグビーや格闘技、スポーツで試合中に怪我をしてもアドレナリン
のおかげで怪我に気づかずにプレーを続行できるケースがあります。しかし、それも試合が終われば興奮が冷めてきて、
アドレナリンの分泌も終わり痛みが襲ってきます。
強いストレスに長くさらされるとアドレナリンが分泌されなくなる?
アドレナリンは無限に分泌されるものではありません。極度のストレスに長くさらされ続けるとやがてアドレナリンの原料がなく
なってしまうので分泌されなくなります。アドレナリンはストレスに対抗するのに必要不可欠な物質です。なので、アドレナリン
が分泌されなくなるとちょっとのストレスにも対抗できなくなってしまいます。その結果、無気力、無関心、うつなどの症状を
引き起こしてしまい、ストレスと闘うことができなくなります。「パニック障害」や「キレやすい」「細かなことがきになる」
などの症状が現れてしまいます。大きな天災を経験した方や、戦争経験者などは強いストレスに晒されたことでPTSD(心的
外傷後ストレス障害)やASD(急性ストレス障害)に悩む方が多いそうです。強すぎるストレスを受けるとその後にストレス
とうまく付き合っていくことが難しくなってしまうようです。

有給休暇に関する国際比較日本では今でも、根性論を主張して憚らない人が
少なくありません。また、仕事を休んではいけない
という意識も根強いものがあります。働き方改革を
政府がいくら叫んでも、長期休暇が働く人の心身の
健康に必要なものであるという認識は全く広がって
いません。特に、心配になるのが、休む必要性を
感じていない日本人が多いことです。日本人が、
他の民族に比べて、心身が強靭だとは考えにくく、
疲労困憊しているのにもかかわらず、自分自身の
健康状態を把握していない人が多いのでないかと
心配されます。人間は、アドレナリンを多く出して
いる状況では、痛みをあまり感じません。体調が
悪いなと感じても、気合いで乗り切ることができる

日本人の有休取得率jpgのは、アドレナリンが分泌されているからです。人
によっては、アドレナリンをどんどん出せるかたも
いるでしょう。しかし、そもそもアドレナリンは、
生命の危機に瀕したときに生き残る(闘争or逃走)
ために分泌されるホルモンです。極度のストレスが
長く続く状況では、絶えずアドレナリンが分泌され
ますが、いつかは枯渇してしまいます。そうなると
わたしたちはストレスに対抗することができなくなり、うつの症状が現れます。つまり、
強いストレスを受け続けていると、いつの日か、それ以降のストレスに対応できなくなる
のです。もしストレスから解放されたとしても、フラッシュバックや恐怖・無力感に悩ま
される可能性もあります。日本人は平均すれば休暇をあまりとっていないのですが、左の
図にありますように、多く取得できている人も少なくないのです。みんなが順番に休暇を
とることが当たり前の職場にしていくことが大切で、ブラックな企業を社会から駆逐して
いこうという社会全体の意識も重要です。休まないことは美徳ではありません!






2018_05_06


朝型夜型の睡眠タイプGWは寝だめ…専門家ダメ出し「負債解消、1日で無理」
(5月2日 朝日新聞デジタル)
平日は睡眠不足で、土日に寝だめ――。ため込んでしまった
「睡眠負債」を少しでも返済するため、ゴールデンウィーク
(GW)をどう過ごせばいいのか。国立精神・神経医療研究
センターで睡眠を研究する三島和夫さんに聞いた。長期休暇
では、日頃のうっぷんを晴らすように、好きなだけ長く寝る。
起床時間が遅くなるので就寝時間も遅くなり、終盤には完全
な夜型生活に――。これが、ゴールデンウィークで一番避けて
ほしいパターンです。特に注意が必要なのが、「夜型の人」
です。人には「夜型」「朝型」「中間型」の3タイプいます。
(自分がどの「型」かは、国立精神・神経医療研究センター
が医療機関などと共同で作った「睡眠医療プラットフォーム」
のサイトhttp://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php別ウインドウで開きますで簡易診断ができます)
日本では、「早寝早起きは本人の努力次第」という「神話」が根強いですが、全人口の2割程度とされる「夜型」傾向
が強い人の多くは、体質的に早起きが苦手。普段は努力して早起きして学校や仕事に行っていても、長期休暇に入る
と一気に夜型生活に逆戻りしがちです。体質的に「夜型の人」がいったん夜型生活になってしまうと、早寝早起きに
戻すのは大変です。このため、長期休暇中も睡眠のスタイルは大幅に変えないことが大切です。就寝時間は普段と
同じに、寝不足ならいつもより2時間程度遅めに目覚ましをかける程度で。二度寝はしないこと。午前中の太陽光は
体内時計を早める効果が高いため、できれば昼前に30分程度は外出することをお勧めします。自宅にいる場合も窓辺
に座ってみたり、カーテンを開けたりしましょう。日中に眠かったら、夜の就寝時間に影響がでないように1時間程度
の昼寝をしてみてください。「睡眠負債」を一日で完済するのは無理です。ほどほどの寝坊を続けて何日間かかけて、
解消することが大切です。根本的な解決には、仕事や学校がある普段の日の睡眠改善が欠かせません。ただ寝不足が
慢性化すると、本人では自覚ができないことがあります。どこかの部屋に入って臭いを感じても、しばらくすると
わからなくなりますね。同じように寝不足状態に体が慣れてしまい、日中の眠気も感じなくなってしまうのです。
寝不足の自覚を持たないまま、病気のリスクを日々上げている人が多いのが日本の現状です。

自分でできる睡眠チェック週末の二度寝でチェック
ひょっとして「睡眠負債」?

昼寝での解消は無理/30分早め就寝を
(3月31日 NIKKEIプラス1
NIKKEISTYLE - 日本経済新聞)
通勤電車で居眠りする、最近ケアレス
ミスが増えた――そんな兆しがあれば
「睡眠負債」を抱えている可能性が
ある。わずかな寝不足でも、習慣化
すると病気を招くおそれも。対策には
夜の睡眠の確保が欠かせない。強い
眠気や疲労感などを自覚しない程度
の睡眠不足が、毎日少しずつ体に
蓄積して心身に負担をかけることを、
専門家は睡眠負債と表現している。
5年、10年と長期にわたってその状態
が続けば、糖尿病や高血圧、うつ病
などのリスクが高まるという。国立
精神・神経医療研究センター精神
保健研究所(東京都小平市)の三島
和夫部長の研究グループは、睡眠
不足を自覚していない成人男性を
対象とした睡眠実験を2016年に実施。
それによると、被験者の習慣的睡眠時間は平均7時間22分だった。一方で空調や照明などが整った睡眠実験室を使い、
各被験者が本来必要とする睡眠時間を割り出したところ、平均8時間25分となった。その差は約1時間。三島部長は「
毎日続く軽度の眠気に対して、人は鈍感になりがち。睡眠時間が不足していても、自覚のない人が多いと分かってきた」
と危惧する。睡眠負債の有無を知るために三島部長が勧めるのは、週末を使った自己チェックだ。部屋に遮光カーテン
を引き、アラーム類はオフ。家族には声をかけないように頼んでおく。朝はいつもの時間に目覚めることが多いが、
そのまま二度寝してみよう。「普段より3時間以上長く眠ったなら、睡眠負債があると考えた方がいい」(三島部長)
平日の寝不足を、休日に“寝だめ”して補おうとする人も多い。実際には、週末に長い時間眠ると、体内時計が狂って
「社会的時差ボケ」をもたらし、心身の負担になる。睡眠負債の解消には、夜の睡眠時間を少しでも長くすることが
必要だ。生活リズムを大きく変えずにできる取り組みとして、三島部長が勧めるのは、1日30分ずつ就寝時間を早め
ること。「お金とは異なり、睡眠負債は一括返済ができない」と企業に特化した睡眠改善プログラムを提供している
ニューロスペース(東京・千代田)の小林孝徳社長は話す。“負債”は毎日コツコツと返そう。早めに眠るのが難しい
場合は、睡眠の質を高めるよう心がける。就寝前の1時間はクールダウンを意識し「スマホやパソコンなどの強い光
を見るのは避けて」と小林社長。就寝30分前に入浴すると体が温まり、体温が下がる過程で眠りにつきやすくなる。
「ストレスを強く感じる場合は、眠る時に首筋やお尻の仙骨周辺を温めるとリラックスしやすい」(小林社長)
睡眠負債があると、日中に眠気を感じやすくなる。ところが昼寝で睡眠負債そのものを解消するのは難しいという。
「睡眠負債がもたらす病気のリスクを下げる効果を、昼寝には期待できない」と三島部長。あくまでも昼間の眠気
解消を目的として、職場の机の上などで15分程度の短めの仮眠を取るようにしよう。軽い眠気や疲労感は、慣れて
しまうと自分では気付きにくくなる。新社会人はこれから、新たな生活リズムを作り始める。「一度作り上げた生活
習慣は変えにくい。最初に健康的な睡眠習慣を身につけて」と三島部長は助言する。三島部長のグループの実験では、
本来必要とされる時間の睡眠をとると、糖尿病の指標や血圧、細胞代謝、ストレスの度合いなどの検査データが
改善することも分かった。体調や仕事のパフォーマンスに不安がよぎったら要注意。わずかな寝不足だと侮らずに、
自分に必要な睡眠時間を知って、睡眠負債を作らない、ため込まない生活を目指そう。

人間だけでなく、すべての哺乳類にとって睡眠は必要です。人間にとっても、他の
哺乳類にとっても、眠っているときは無防備で危険な状態ですから、眠らないよう
進化すればいいように思いますが、そうなっていないのは睡眠が必要だからという
ことでしょう。それほど重要な睡眠なのに、なぜ睡眠が必要なのかは、分かってい
ませんし、何時間寝なくてはいけないということも断言できません。実際のところ、
睡眠については今だに謎が多いのです。睡眠の専門家は、週末に長い時間眠ると、
体内時計が狂って「時差ボケ」になると言いますが、皆がそうとは限りません。
睡眠負債を抱えやすい人間にとっては、眠たくなって、眠れる状況にあるのなら、
できるだけ寝たほうがいいと思います。眠くなったときに眠れる・・・幸せです。
「眠くなったときに眠る」という習慣を持っていないと、いざ眠りたいと思っても、
肝心なときに眠れなくなってしまう可能性があります。様々な要因が不眠症の原因
にはあるのでしょうが、そのひとつに「睡眠についての考えかた」というのもある
ように思います。眠くなったときに、「今、眠ってはいけない」という気持ちが
強すぎると、それが心の習慣になって、夜になっても眠気がやってきません。
「眠気」は、自分の生活上、都合の良いときにやってくるとは限らないのです。
とはいえ、いつも寝てばかりでもダメです。眠ってばかりでは、眠りを楽しむこと
はできません。楽しい睡眠には、適度な疲れが必要なのです。「寝だめ」という
のは不可能で、できるのは睡眠負債を返済することだけ・・・
眠ることを楽しみに一日を過ごしている人間にとっては、毎日の仕事は、眠るため
に、疲れをほどよく溜めているようなもの。同じことをしても、疲れかたは人それ
ぞれ。何をしても疲れを溜めてしまうタイプの人もいます。そのような人にとって、
「土日に昼寝をするな」は非現実的でしょう。






2018_05_04


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書籍の紹介

龍女「みなみ」からあなたへの
不思議なメッセージ集
新感覚のファンタジー!!

書籍表紙

不思議の国の「みなみ」
 宇宙へつながる秘密基地

「みなみ」 今月のメッセージ

あなたがたの言う
昨日とは、単なる
脳の記憶上のものよ。

プロフィール

舞尾 空

Author:舞尾 空
・性別:男
・年齢:47歳
・職業:サラリーマン
・血液型:O型

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